JP4302581B2 - 光学ヘッド - Google Patents

光学ヘッド Download PDF

Info

Publication number
JP4302581B2
JP4302581B2 JP2004198177A JP2004198177A JP4302581B2 JP 4302581 B2 JP4302581 B2 JP 4302581B2 JP 2004198177 A JP2004198177 A JP 2004198177A JP 2004198177 A JP2004198177 A JP 2004198177A JP 4302581 B2 JP4302581 B2 JP 4302581B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
objective lens
photodetector
recording medium
lens
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2004198177A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006018970A (ja
Inventor
国雄 山宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Olympus Corp filed Critical Olympus Corp
Priority to JP2004198177A priority Critical patent/JP4302581B2/ja
Publication of JP2006018970A publication Critical patent/JP2006018970A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4302581B2 publication Critical patent/JP4302581B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Optical Recording Or Reproduction (AREA)
  • Optical Head (AREA)

Description

本発明は、光学的に情報の記録/再生を行う光ディスクドライブ装置に設けられる光学ヘッドに関するものである。
光学式記録再生装置は、波長780nmのレーザを使用したCDから波長660nmのレーザを使用したDVD、さらに波長405nmのレーザを使用したディスクの採用と、波長を短くすることによる高密度化が進められている。NAについても、CDの0.45からDVDの0.6、さらに大きくすることによる高密度化が進められている。
このように、波長を短く、NAを大きくしていくと、各種光学特性に対する許容量が減少し、記録媒体にレーザ光を集光する対物レンズへの要求も厳しいものとなる。例えば、レーザとしては、半導体レーザが用いられるが、その波長変動による色収差の発生が許容できなくなり、色収差を打ち消すために、対物レンズを1枚構成でなく、正負複数枚で構成する必要が生じる。
ところが、対物レンズを複数枚で構成すると、それらの光軸合わせが必要になるなど、組立性が悪化する。また、部品点数が増えるため、コスト的にも不利となりやすい。
このような不具合を解消するものとして、対物レンズとして光軸に関して回転対称な通常のレンズを用いるのでなく、回転非対称な曲面を持ついわゆる自由曲面レンズを用いることで、短波長、高NAであっても、枚数を減らすことができるようにした対物レンズを用いた光学ヘッドが知られている(例えば、特許文献1参照)。
図11は、特許文献1に開示された光学ヘッドの対物レンズの構成を示すもので、特許文献1の図1をわかりやすくするために、180度回転し、座標を再定義して示したものである。この対物レンズ101は、図示しない光学ブロックからのレーザ光を入射して記録媒体102に射出し、スポットを形成するもので、入射光の光軸103は記録媒体102の垂直方向106に対して角度104を持っており、射出する光の光軸105は記録媒体102に垂直となっている。
対物レンズ101は、記録媒体102に正しく焦点を合わすために、フォーカス方向(Z方向)に移動可能となっている。また、記録媒体102からの反射光を検出するため、図示しない光学ブロック内には、フォトディテクタが設けられている。
特開2002−214531号公報
特許文献1に開示の光学ヘッドにおいては、対物レンズ101がZ方向に移動しても、対物レンズ101の射出光の光軸105は記録媒体102に垂直で、Z方向の移動方向と一致しているので、記録媒体102上のスポットは動かない。
しかしながら、対物レンズ101に入射する光、すなわち、記録媒体102での反射光が光学ブロックへ戻る光の光軸103は、Z方向の移動方向に対して角度104を持っている。このため、図12に示すように、対物レンズ101がZ方向にΔz移動すると、光学ブロックへ戻る光の光軸103は記録媒体102への射出光の光軸105に対して垂直方向に△y移動し、それに伴って光学ブロックのフォトディテクタ上に形成される記録媒体からの反射光のスポットも△yだけ移動することになる。その結果、光学ブロックでは、実際には記録媒体上のスポットがY方向に移動していないにも拘わらず、△y移動したと検出することとなって、記録媒体上のスポットの動きを正しくつかめなくなり、対物レンズを移動する制御を正しく行えなくなったり、再生信号の品質が劣化したりして、性能が低下することが懸念される。
したがって、上記の事情に鑑みてなされた本発明の目的は、記録媒体上のスポットの動きを正確に検出することができ、再生信号の品質劣化を防止できる高性能な光学ヘッドを提供することにある。
上記目的を達成する請求項1に係る光学ヘッドの発明は、記録媒体に集光するための1個の対物レンズと、前記対物レンズを保持するレンズホルダと、前記レンズホルダを記録媒体面に対してほぼ直線状に移動可能に支持すると共に、その直線移動方向とほぼ平行な軸線を中心に回動可能に支持する支持手段と、前記レンズホルダを直線駆動および回動駆動する駆動手段と、前記対物レンズに入射させる光を出射する光源と、前記記録媒体で反射される戻り光を受光する光検出器とを有し、
前記光源から前記対物レンズに入射させる光の光軸を記録媒体面に垂直でない第1の方向とし、前記レンズホルダの前記直線移動方向を記録媒体面に垂直でない第2の方向として、これら第1の方向と第2の方向とをほぼ平行にしたことを特徴とするものである。
請求項2に係る発明は、請求項1に記載の光学ヘッドにおいて、前記支持手段は、前記第2の方向に延在する支持軸を有し、該支持軸に前記レンズホルダを回動可能でかつ軸方向に摺動可能に支持し、
前記駆動手段は、前記レンズホルダに設けた直線駆動用の第1コイルおよび回動駆動用の第2コイルと、固定部に設けた磁石と、前記磁石からの磁束が前記第1コイルおよび前記第2のコイルに鎖交するように前記第2コイル内に延在して前記固定部に取り付けたヨークとを有し、
前記支持軸を前記ヨークに取り付けて、該ヨークを介して前記支持軸を前記固定部に保持したことを特徴とするものである。
請求項3に係る発明は、請求項1または2に記載の光学ヘッドにおいて、前記光源から青色光を出射させ、前記対物レンズの入射面には、前記青色光に対する反射防止膜を設けたことを特徴とするものである。
請求項4に係る発明は、請求項1または2に記載の光学ヘッドにおいて、前記光源は、第1の光を選択的に出射する第1の半導体レーザと、前記第1の光よりも波長の長い第2の光を選択的に出射する第2の半導体レーザとを有し、
前記光検出器は、前記記録媒体で反射される前記第1の光の戻り光を受光する第1の光検出器と、前記記録媒体で反射される前記第2の光の戻り光を受光する第2の光検出器とを有し、
前記第1の半導体レーザおよび前記第1の光検出器は第1のパッケージに収容し、
前記第2の半導体レーザおよび前記第2の光検出器は第2のパッケージに収容し、
前記第1のパッケージおよび前記第2のパッケージと前記対物レンズとの間に、前記第1の光は透過または反射させ、前記第2の光は反射または透過させる波長選択素子を配置したことを特徴とするものである。
請求項5に係る発明は、請求項4に記載の光学ヘッドにおいて、前記第1のパッケージと前記波長選択素子との間に第1のコリメータレンズを配置し、
前記第2のパッケージと前記波長選択素子との間に第2のコリメータレンズを配置し、
前記第1のコリメータレンズと前記波長選択素子との間に前記第1の光による前記対物レンズの球面収差を補正する球面収差補正手段を配置したことを特徴とするものである。
請求項6に係る発明は、請求項1または2に記載の光学ヘッドにおいて、前記光源は、第1の光を選択的に出射する第1の半導体レーザと、前記第1の光よりも波長の長い第2の光を選択的に出射する第2の半導体レーザとを有し、
前記光検出器は、前記記録媒体で反射される前記第1の光の戻り光を受光する第1の光検出器と、前記記録媒体で反射される前記第2の光の戻り光を受光する第2の光検出器とを有し、
前記第1の半導体レーザおよび前記第2の半導体レーザは同一のパッケージに収容し、
前記パッケージと前記対物レンズとの間には、前記対物レンズに入射する往路の光路と前記戻り光の復路の光路とを分離する往復光路分離素子を配置し、
前記往復光路分離素子と前記第1の光検出器および前記第2の光検出器との間には、前記第1の光の戻り光は透過または反射させて前記第1の光検出器に導き、前記第2の光の戻り光は反射または透過させて前記第2の光検出器に導く波長選択素子を配置したことを特徴とするものである。
請求項7に係る発明は、請求項6に記載の光学ヘッドにおいて、前記往復光路分離素子と前記対物レンズとの間にコリメータレンズを配置し、
前記コリメータレンズと前記対物レンズとの間に前記第1の光による前記対物レンズの球面収差を補正する球面収差補正手段を配置したことを特徴とするものである。
請求項8に係る発明は、請求項4〜7のいずれか一項に記載の光学ヘッドにおいて、前記第1の光は青色光とし、前記対物レンズの入射面には、前記青色光に対する反射防止膜を設けたことを特徴とするものである。
本発明によれば、記録媒体に集光する対物レンズを記録媒体面にほぼ垂直に動かすことによる光検出器上での光ビームの位置ずれを防止あるいは抑制できるので、記録媒体上のスポットの動きを正確に検出することができ、再生信号の品質劣化を防止できる高性能な光学ヘッドを実現することができる。
以下、本発明による光学ヘッドの実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1実施の形態)
図1〜図5は本発明の第1実施の形態を示すもので、図1はレンズアクチュエータの要部断面図、図2は図1の部分断面平面図、図3は図1のトラッキングコイル、磁性材、外ヨークおよび磁石の位置関係を示す図、図4は図1の外ヨークおよび磁石を示す斜視図、図5は図1のフォーカスコイルを示す斜視図、図6は光学系の構成を示す図である。
本実施の形態は、基板厚の異なるディスク状の記録媒体、例えば基板厚が1.2mm、0.6mmあるいは0.1mmの記録媒体に対して記録あるいは再生を行うもので、記録あるいは再生用の光を集光するための対物レンズ1は、液晶ポリマーなどの合成樹脂で作られたホルダ2のY(−)端部に紫外線硬化型接着剤により接着されている。レンズホルダ(以下、ホルダと略称する)2には、対物レンズ1が取り付けられる部分まで貫通する穴2aが形成されており、この穴2aから紫外線を照射して紫外線硬化型接着剤を硬化させることにより、対物レンズ1をホルダ2に接着するようになっている。また、ホルダ2のY(+)端部には、フォーカスコイル3、およびトラッキングコイル4a、4bが接着されている。
対物レンズ1は、いわゆる自由曲面レンズからなり、対物レンズ1に入射する光の光路11は、対物レンズ1の入射面である第1面12で屈折して光路13を進み、次に、反射面である第2面14で反射して光路16を進み、さらに、反射面である第3面17で反射して光路18を進み、最後に、射出面である第4面19から光路10を進んで、ディスク状の記録媒体20にスポットを形成する。
ここで、対物レンズ1の入射面12、反射面14、17、射出面19は回転対称でない自由曲面となっている。また、光路11は、記録媒体20に垂直なZ方向に平行ではなく、Z方向に平行な線21に対して角度22を持っており、光路18と光路10とは、Z方向に平行な同一直線上にあり、光路18からの光は、射出面19に垂直に入射して屈折することなく透過して、記録媒体20に垂直な光路10を進むようになっている。
なお、本実施の形態では、後述するように、記録媒体20の種類に応じて波長405nmの青色光(第1の光)あるいは波長650nmの赤色光(第2の光)を用いるため、対物レンズ1の入射面12に、第1の光の反射を防止する、例えばSiO−ZrO−SiOの3層薄膜からなる反射防止膜23が設けられている。
フォーカスコイル3は、ボビンに巻かれたコイルではなく、図5に示すように、断面四角形状の空芯コイルで、ホルダ2のY(+)端部に、ほぼZ方向に貫通して形成された取り付け穴部に、外周面の全面または一部が接着剤で固定されている。このフォーカスコイル3は、その巻き線の軸が記録媒体20にほぼ垂直で、光路10または光路11とほぼ平行になっており、後述する磁石25および内ヨーク26の立ち上がり部26aと対向する面3aも、記録媒体20にほぼ垂直で、光路10または光路11とほぼ平行となっている。
トラッキングコイル4a、4bは、図3に示すように、それぞれロの字形状の空芯コイルで、図1および図2に示すように、ホルダ2のY(+)端面にX方向に離間して接着固定されており、各巻き線の軸は記録媒体20にほぼ平行で、光路10または光路11にほぼ垂直となっている。
また、ホルダ2のY(+)端面の中央部には、図1〜図3に示すように、十字状または矩形状の磁性材27が埋設されている。
図1に示すように、ホルダ2は、対物レンズ1の保持部と、フォーカスコイル3およびトラッキングコイル4a、4bの保持部との間で、支持軸30に回動可能でかつ軸方向に摺動可能に支持されている。
支持軸30は、ホルダ2の重心位置Gを通って、光路11と平行にホルダ2を貫通して延在しており、その両端部は、ベリリウム銅や合成樹脂等の非磁性体からなる支え部材31a,31bの一端部に固定されている。支え部材31a,31bは、記録媒体20とほぼ平行となるように、下側の支え部材31aの他端部が、非磁性体からなるベース33のY(+)側端部の立ち上げ部33aと、この立ち上げ部33aに位置決め固定される非磁性体からなる受け部34とに挟持されて接着固定されており、上側の支え部材31bの他端部は、受け部34の上端面に接着固定されている。
これにより、支持軸30は、支え部材31a,31bを介して固定部であるベース33および受け部34に保持されて、ホルダ2を回動可能でかつ軸方向に摺動可能に支持しており、このホルダ2の支持状態において、支持軸30の下端がベース33に圧接している。なお、図1では、構成を明瞭とするために、支持軸30の上端面および上側の支え部材31bを、対物レンズ1よりも記録媒体20側に突出して示しているが、実際には、対物レンズ1の射出面19が記録媒体1側に突出している。
ベース33には、ホルダ2のフォーカスコイル3内に進入して内ヨーク26が固定されている。内ヨーク26は、フォーカスコイル3内に進入する立ち上がり部26aとベース33への固定部33bとを有するL字状に形成され、固定部33bの底部に形成された凸部26cを、ベース33に形成された凹部33bに嵌合することにより、ベース33に位置決め固定されるようになっている。
また、受け部34には、図4に示すような外ヨーク36が埋設され、その外ヨーク36の中央部に磁石25が取り付けられている。磁石25は、Y方向に着磁されており、そのX方向の幅は、図2および図3に示すように、ホルダ2に装着されたトラッキングコイル4a,4bの隣接する2つのコイル辺を覆う寸法となっている。また、外ヨーク36のX方向両端部には、トラッキングコイル4a,4bの外側のコイル辺と対向するように、図2〜図4に示すように凸部36a,36bが形成されて、各トラッキングコイル4a,4bのX方向に対向するコイル辺に反対方向の磁界が作用し、これによりトラッキングの駆動感度向上が図られている。このようにすると、内ヨーク26を省くこともできる。また、トラッキング駆動時における暴走時に、ホルダ2のトラッキングコイル4a,4bを装着した端面の突起部2cが磁石25の側面に当たり、回動を規制することができる。
さらに、ベース33の底部には、ベース33を記録媒体20の径方向に移動可能なキャリッジ(図示せず)に取り付ける際に、対物レンズ1の出射光軸(光路10の光軸)の傾きを調整するためのテーパ面33cが形成されている。
以上、ベース33上に組み立てられた対物レンズ1を動かすための機構をレンズアクチュエータと呼ぶ。
上記のレンズアクチュエータは、ベース33のテーパ面33cを、図示されていないキャリッジに形成された開口部あるいは凹状のテーパ面に摺動させることにより、対物レンズ1の出射光軸が記録媒体20に正しく垂直になるように傾き調整されて、キャリッジに固定される。
キャリッジは、記録媒体20の最内周(コントロールトラックが形成されている領域よりもさらに内周側でガイドトラックが形成されていない領域)に移動したときに、記録媒体20を回転させるスピンドルモータ(図示せず)に干渉しないように、内周側端部が円弧状に形成されている。
このキャリッジには、上記のレンズアクチュエータに搭載された対物レンズ1の他に、反射ミラー38および図6に示すような光学部品が搭載されて光学ヘッドが構成される。
以下、図6を参照して、本実施の形態の光学ヘッドにおける光学系の構成について説明する。
本実施の形態の光学ヘッドは、波長405nmの第1の光を選択的に出射する第1の半導体レーザ41、第1の光検出器42、第1の偏光ホログラム43、第1のコリメータレンズ44、球面収差補正手段45、波長選択素子であるダイクロイックプリズム46、1/4波長板47、反射ミラー38、対物レンズ1、波長650nmの第2の光を選択的に出射する第2の半導体レーザ51、第2の光検出器52、第2の偏光ホログラム53、第2のコリメータレンズ54を有している。
第1の半導体レーザ41および第1の光検出器42は、第1の偏光ホログラム43とともに第1のパッケージである第1のホログラムユニット40に収容されており、第2の半導体レーザ51および第2の光検出器52は、第2の偏光ホログラム53とともに第2のパッケージである第2のホログラムユニット50に収容されている。また、ダイクロイックプリズム46は、波長405nmの第1の光は、P偏光およびS偏光を100%透過し、波長650nmの第2の光は、P偏光およびS偏光を100%反射するように構成されており、1/4波長板47はダイクロイックプリズム46に接合されている。
球面収差補正手段45は、凸のレンズ45aおよび凹のレンズ45bからなるリレーレンズ系を有し、レンズ45a,45bのいずれか一方または双方を光軸方向に移動して、例えば基板厚0.1mmの記録媒体20のカバー層に厚み誤差がある場合に発生する球面収差を補正するもので、本実施の形態では、第1のホログラムユニット40側のレンズ45bを固定し、対物レンズ1側のレンズ45aを、レンズ駆動ユニット45cにより光軸方向に駆動して球面収差を補正するようになっている。なお、球面収差補正手段45は、第2の半導体レーザ51が駆動されているときは、レンズ45aが中立(ニュートラル)位置に位置するように、レンズ駆動ユニット45cによりフィードフォワード制御したり、あるいはレンズ駆動ユニット45cへの電源をオフとすることで、板ばね等によりレンズ45aを中立(ニュートラル)位置に機械的に支持したりするようになっている。
図6において、第1の半導体レーザ41から出射された直線偏光の第1の光は、第1の偏光ホログラム43を経て第1のコリメータレンズ44により平行光とされた後、球面収差補正手段45を経てダイクロイックプリズム46に、例えばP偏光で入射して、該ダイクロイックプリズム46を透過し、さらに1/4波長板47を透過して円偏光に変換されて、光路48から反射ミラー38に入射する。反射ミラー38に入射した第1の光は、その表面38aで反射されて光路11から反射防止膜23を経て対物レンズ1に入射し、第1の光に対応する基板厚の記録媒体20に集光されて、情報の記録または再生が行われる。
また、記録媒体20で反射される第1の光の戻り光は、逆の経路を辿って第1の偏光ホログラム43に入射する。この第1の偏光ホログラム43に入射する第1の光の戻り光は、往路と復路とで1/4波長板47を2回透過することから、往路とは偏光方向が直交するので、第1の偏光ホログラム43で回折されて第1の光検出器42で受光され、その出力に基づいて公知の方法、例えばダブルナイフエッジ法や非点収差法によるフォーカスエラー、デファレンシャルプッシュプル法や位相差法によるトラッキングエラー、および記録信号が検出されると共に、球面収差が検出される。
一方、第2の半導体レーザ51から出射された直線偏光の第2の光は、第2の偏光ホログラム53を経て第2のコリメータレンズ54により平行光とされた後、ダイクロイックプリズム46に、例えばP偏光で入射して、該ダイクロイックプリズム46で反射され、さらに1/4波長板47を透過して円偏光に変換されて光路55から反射ミラー38に入射する。反射ミラー38に入射した第2の光は、その表面38aを屈折透過した後、裏面38bで反射され、さらに表面38aを屈折透過して、光路11から反射防止膜23を経て対物レンズ1に入射し、第2の光に対応する基板厚の記録媒体20に集光されて、情報の記録または再生が行われる。
また、記録媒体20で反射される第2の光の戻り光は、逆の経路を辿って第2の偏光ホログラム53に入射する。この第2の偏光ホログラム53に入射する第2の光の戻り光は、第1の光の戻り光と同様に、往路とは偏光方向が直交するので、第2の偏光ホログラム53で回折されて第2の光検出器52で受光され、その出力に基づいて同様に公知の方法によりフォーカスエラー、トラッキングエラーおよび記録信号が検出される。
ここで、反射ミラー38に入射する第1の光の光路48および第2の光の光路55は、記録媒体20と平行となっている。また、対物レンズ1への入射光路11は、図1に示したように記録媒体20に垂直な線21に対して角度22を持っている。したがって、図1に示すように、反射ミラー38は、その表面38aと、記録媒体20に平行な仮想直線とのなす角49が、45度よりも小さくなっている。なお、この反射ミラー38は、対物レンズ1のほぼ下方のキャリッジ上に配置するため、反射ミラー38を配置する近傍のレンズアクチュエータのベース33は、開口させてある。
次に、上記構成からなる本実施の形態の動作について説明する。
フォーカスコイル3およびトラッキングコイル4a,4bに電流を供給しない無給電状態では、ホルダ2は、Y(+)端部に埋設された磁性材27が磁石25に吸引されて、支持軸30に沿ってZ(+)方向に浮上し、磁性材27が磁石25と対向する中立(ニュートラル)位置にある。
この状態において、第1の光検出器42あるいは第2の光検出器52の出力に基づいてフォーカスエラーが検出され、そのフォーカスエラーに応じた電流がフォーカスコイル3に供給されると、その供給電流に応じて、ホルダ2はフォーカスコイル3と磁石25との電磁作用により支持軸30に沿って移動する。また、第1の光検出器42あるいは第2の光検出器52の出力に基づいてトラッキングエラーが検出され、そのトラッキングエラーに応じた電流がトラッキングコイル4a,4b供給されると、その供給電流に応じて、ホルダ2はトラッキングコイル4a,4bと磁石25との電磁作用により支持軸30を中心回動する。さらに、異なるトラックにアクセスする場合は、図示していない送りねじおよび直流モータまたはパルスモータを有する駆動手段によってキャリッジとともにホルダ2が記録媒体20の半径方向に駆動される。このようにして、ホルダ2およびそれに固定された対物レンズ1はフォーカス制御、トラッキング制御、アクセス制御される。
なお、第1の光による記録または再生において、第1の光検出器42の出力に基づいて球面収差が検出された場合は、その検出された球面収差に応じてレンズ駆動ユニット45cによりレンズ45aが光軸方向に駆動されて球面収差が補正される。
本実施の形態によれば、フォーカス制御によりホルダ2は支持軸30に沿って光路11と平行に動くので、この移動によって第1の光検出器42あるいは第2の光検出器52に戻るスポットの位置が動くことがない。したがって、記録媒体20上のスポットの動きを正確に検出することができ、再生信号の品質劣化を防止できる高性能な光学ヘッドを実現することができる。
また、レンズアクチュエータは、ホルダ2に、対物レンズ1、フォーカスコイル3、トラッキングコイル4a,4b、磁性材27を搭載すると共に、支持軸30を貫通させてその両端部に支え部材31a,31bの一端部を固定した状態で、支え部材31a,31bの他端部を、外ヨーク36および磁石25を設けた受け部34を介して、内ヨーク26を搭載したベース33に固定することにより組み付けることができるので、簡単に組み立てることができる。
なお、本実施の形態では、支持軸30を支え部材31a,31bおよび受け部34を介してベース33に保持するようにしたが、この支持軸30は、図1に2点鎖線で示すようにベース33に圧入して接着固定することもできる。このようにすれば、支え部材31a,31bを省略できるので、構造をより簡略化でき、組み立てもより容易にできる。
また、支え部材31a,31bを板ばねで構成すると共に、支え部材31a,31bとホルダ2との間の支持軸30にスペーサを介在させて、ホルダ2と支持軸30とを支え部材31a,31bを介してフォーカス方向に一体に移動させるようにすることもできる。この場合、ホルダ2のフォーカス方向の下限位置は、支持軸30の下端面がベース33に当接する位置となる。
さらに、本実施の形態では、反射ミラー38に入射する第1の光の光路48および第2の光の光路55を記録媒体20と平行として、反射ミラー38の表面38aと、記録媒体20に平行な仮想直線とのなす角49を45度よりも小さくしたが、この角49は、光学部品の配置によっては45度あるいは45度以上として、光路48,55を記録媒体20と非平行としてもよい。
(第2実施の形態)
図7は本発明の第2の実施の形態に係る光学ヘッドにおけるレンズアクチュエータの要部断面図である。なお、第1実施の形態と同様の素子には同一参照符号を付してある。
本実施の形態において、対物レンズ1を保持したホルダ2は、反射ミラー38や他の光学部品が搭載されるキャリッジ61に、フォーカス方向およびトラッキング方向に変位可能に直接搭載されている。すなわち、ホルダ2をフォーカス方向およびトラッキング方向に変位可能に支持する支持軸30は、その下端部が内ヨーク26の固定部26bに嵌合固定されており、内ヨーク26は固定部26bの底部に形成された凸部26cが、磁性体からなるキャリッジ61に形成された凹部61aに嵌合されて、キャリッジ61に位置決め固定されている。なお、支持軸30には、その下端部にホルダ2の落下防止用のスペーサ30aが装着されており、上端部にはホルダ2の抜け防止用の例えばEリング止めからなるストッパ62が装着されている。
また、外ヨーク36は、磁石25を装着する立ち上がり部36cと、キャリッジ61への固定部36dとを有するL字状に形成されており、その固定部36dの底部に形成された凸部36eをキャリッジ61に形成された凹部61bに嵌合することにより、キャリッジ61に位置決め固定されている。
ここで、支持軸30、内ヨーク26の立ち上がり部26a、外ヨーク36の立ち上がり部36cは、光路11とほぼ平行となっている。
また、本実施の形態において、ホルダ2を磁石25と協働して支持軸30に沿って磁気的に浮上させるための磁性材27は、ホルダ2のY(+)端部の外側端面ではなく、フォーカスコイル3を装着した内側端面に埋設してある。
さらに、ホルダ2の対物レンズ1を保持する部分の上部には、光路10が通過するようにカバー63が設けられている。このカバー63は、対物レンズ1の反射面14と対向する内面が、ランダムな凹凸形状の粗め地となっており、この粗め地により反射面14を不所望に屈折透過した光を散乱させるようになっている。
また、ホルダ2の対物レンズ1を接着固定する部分のX方向両側面には、対物レンズ1が一部露出するように窓部2bが形成されており、この窓部2bから紫外線を照射して対物レンズ1を紫外線硬化型接着剤によりホルダ2に接着固定するようになっている。
その他の構成および動作は、第1実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
本実施の形態によれば、第1実施の形態と同様に、フォーカス制御によりホルダ2は支持軸30に沿って光路11と平行に動くので、記録媒体20上のスポットの動きを正確に検出することができ、再生信号の品質劣化を防止できる高性能な光学ヘッドを実現することができる。
また、対物レンズ1を保持したホルダ2を、レンズアクチュエータ用のベース部材を用いることなく、反射ミラー38や他の光学部品が搭載されるキャリッジ61に直接搭載するので、部品点数を削減でき、コストダウンが図れると共に、組み立ても容易にできる。
さらに、対物レンズ1の反射面14を不所望に屈折透過した光は、カバー63の内面で散乱されるので、情報の記録/再生や、フォーカスエラー、トラッキングエラーの検出に何ら悪影響を及ぼすこともない。
また、ホルダ2の対物レンズ1を接着固定する部分のX方向両側面に窓部2bを形成して、この窓部2bから紫外線を照射して対物レンズ1を紫外線硬化型接着剤によりホルダ2に接着固定するようにしたので、対物レンズ1を容易に、しかも迅速かつ確実にホルダ2に接着固定することができ、組立性を向上することができる。なお、ホルダ2の重心位置Gに対してZ方向に一対のフォーカスコイル3とトラッキングコイル4a,4bとを配置し、キャリッジ61上で対向する位置に図4に示した磁石25、外ヨーク36を配置することもできる。この場合、内ヨーク26を省くこともでき、レンズアクチュエータのY方向の小型化が実現できる。
(第3実施の形態)
図8および図9は本発明の第3実施の形態を示すもので、図8はレンズアクチュエータの要部断面図、図9は図8の部分斜視図である。なお、第1実施の形態および第2実施の形態と同様の素子には同一参照符号を付してある。
本実施の形態では、支え部材31a,31bを板ばねとして、それらの一端部を、ホルダ2を上下から挟み込むように支持軸30の両端部に固定し、他端部を外ヨーク36に接着固定して、フォーカス制御においては、ホルダ2と支持軸30とを支え部材31a,31bを介して光路11と平行な方向に一体に移動させるようにし、トラッキング制御においては、ホルダ2を支持軸30の回りに回動させるようにしている。
下側の支え部材31aには、図9に示すように、フォーカスコイル3内に進入する内ヨーク26の立ち上がり部26aが通る開口が形成されている。上側の支え部材31bも、好ましくは下側の支え部材31aと同様な形状とし、それらの板厚はばね定数がほぼ等しくなるように適宜設定する。なお、支持軸30は、光路11とほぼ平行となっており、内ヨーク26の立ち上がり部26aおよび外ヨーク36は記録媒体20にほぼ垂直となっている。
また、トラッキングコイル4a,4b(4aは図示せず)は、フォーカスコイル3の内側に接着してある。
さらに、外ヨーク36は、その下端部が下側の支え部材31aの他端部を介して内ヨーク26の固定部26に接着固定され、上端部には上側の支え部材31bの他端部が接着固定されている。内ヨーク26は、その固定部26bの底部に形成された2つの凸部26cが、ベース33に形成された2つの凹部33bにそれぞれ嵌合されて、ベース33に位置決め固定されている。
その他の構成および動作は、第1実施の形態および第2実施の形態と同様であるので、説明を省略する。
本実施の形態によれば、フォーカス制御によりホルダ2は支え部材31a,31bを介して光路11と平行に動くので、第1実施の形態および第2実施の形態と同様に、記録媒体20上のスポットの動きを正確に検出することができ、再生信号の品質劣化を防止できる高性能な光学ヘッドを実現することができる。
また、本実施の形態においては、ホルダ2に、対物レンズ1、フォーカスコイル3、トラッキングコイル4a,4b、磁性材27を搭載すると共に、支持軸30を貫通させてその両端部に支え部材31a,31bの一端部を固定し、これら支え部材31a,31bの他端部を、内ヨーク26および磁石25を装着した外ヨーク36に固定した状態で、内ヨーク26をベース33に位置決め固定すればよいので、組立性を向上することができる。
(第4実施の形態)
図10は、本発明の第4実施の形態に係る光学ヘッドの光学系の構成を示す図である。
本実施の形態の光学ヘッドは、波長405nmの第1の光を選択的に出射する第1の半導体レーザ71、波長650nmの第2の光を選択的に出射する第2の半導体レーザ72、偏光ビームスプリッタ73、コリメータレンズ74、球面収差補正手段75、1/4波長板76、反射ミラー38、対物レンズ1、波長選択素子であるダイクロイックプリズム77、第1の光検出器78、第2の光検出器79を有している。
第1の半導体レーザ71および第2の半導体レーザ72は、同一のパッケージ70に収容されており、偏光ビームスプリッタ73はP偏光を100%透過し、S偏光を100%反射するように構成されており、ダイクロイックプリズム77は、第1の光は反射し、第2の光は透過するように構成されている。
また、球面収差補正手段75は、図6に示した球面収差補正手段45と同様に、凸のレンズ75aおよび凹のレンズ75bからなるリレーレンズ系を有し、レンズ75a,75bのいずれか一方または双方を光軸方向に移動して、例えば基板厚0.1mmの記録媒体20のカバー層に厚み誤差がある場合に発生する球面収差を補正するもので、本実施の形態においては、コリメータレンズ74側のレンズ75bを固定し、対物レンズ1側のレンズ75aを、レンズ駆動ユニット75cにより光軸方向に駆動して球面収差を補正するようになっている。なお、球面収差補正手段75は、第1実施の形態と同様に、第2の半導体レーザ72が駆動されているときは、レンズ75aがニュートラル位置に位置するように、レンズ駆動ユニット75cによりフィードフォワード制御したり、あるいはレンズ駆動ユニット75cへの電源をオフとすることで、板ばね等によりレンズ75aをニュートラル位置に機械的に支持したりするようになっている。
図10において、第1の半導体レーザ71から出射された直線偏光の第1の光は、偏光ビームスプリッタ73をP偏光で透過してコリメータレンズ74により平行光とされた後、球面収差補正手段75および1/4波長板76を透過して円偏光に変換されて、記録媒体20とほぼ平行な光路80から反射ミラー38に入射する。反射ミラー38に入射した第1の光は、その表面38aで反射されて光路11から反射防止膜23を経て対物レンズ1に入射し、第1の光に対応する基板厚の記録媒体20に集光されて、情報の記録または再生が行われる。
また、記録媒体20で反射される第1の光の戻り光は、逆の経路を辿って偏光ビームスプリッタ73に入射する。この偏光ビームスプリッタ73に入射する第1の光の戻り光は、往路と復路とで1/4波長板76を2回透過することから、往路とは偏光方向が直交するS偏光となっているので、偏光ビームスプリッタ73で反射され、さらにダイクロイックプリズム77で反射されて第1の光検出器78で受光され、その出力に基づいて第1実施の形態と同様に、公知の方法によりフォーカスエラー、トラッキングエラー、および記録信号が検出されると共に、球面収差が検出される。
一方、第2の半導体レーザ72から出射された直線偏光の第2の光は、第1の光と同様に、偏光ビームスプリッタ73をP偏光で透過してコリメータレンズ74により平行光とされた後、球面収差補正手段75および1/4波長板76を経て、第1の光とほぼ同じ光路80から反射ミラー38に入射し、その表面38aで反射されてほぼ同じ光路11から反射防止膜23を経て対物レンズ1に入射して、第2の光に対応する基板厚の記録媒体20に集光されて情報の記録または再生が行われる。
また、記録媒体20で反射される第2の光の戻り光は、逆の経路を辿って偏光ビームスプリッタ73に入射し、ここで反射された後、ダイクロイックプリズム77を透過して第2の光検出器79で受光され、その出力に基づいて第1実施の形態と同様に、公知の方法によりフォーカスエラー、トラッキングエラー、および記録信号が検出される。
なお、フォーカスエラー、トラッキングエラーおよび球面収差が検出された場合の動作は、第1実施の形態と同様である。
本実施の形態によれば、光源として第1の半導体レーザ71および第2の半導体レーザ72が収容されたパッケージ70を用いるので、光学系の構成が簡単になると共に、光軸調整等の光学系の調整も簡単にできる利点がある。
なお、本発明は、上記実施の形態にのみ限定されるものではなく、幾多の変形または変更が可能である。例えば、本発明は、波長の異なる第1の光および第2の光を選択的に使用する光学ヘッドに限らず、波長の異なる3つ以上の光を選択的に使用する光学ヘッドや、1つの波長の光のみを使用する光学ヘッドにも有効に適用することができる。
本発明の第1実施の形態に係る光学ヘッドにおけるレンズアクチュエータの要部断面図である。 図1の部分断面平面図である。 図1のトラッキングコイル、磁性材、外ヨークおよび磁石の位置関係を示す図である。 図1の外ヨークおよび磁石を示す斜視図である。 図1のフォーカスコイルを示す斜視図である。 第1実施の形態に係る光学ヘッドの光学系の構成を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る光学ヘッドにおけるレンズアクチュエータの要部断面図である。 本発明の第3実施の形態に係る光学ヘッドにおけるレンズアクチュエータの要部断面図である。 図8の部分斜視図である。 本発明の第4実施の形態に係る光学ヘッドの光学系の構成を示す図である。 従来の光学ヘッドにおける対物レンズの構成を示す図である。 図11の動作を説明するための図である。
符号の説明
1 対物レンズ
2 ホルダ
2a 穴
2b 窓部
3 フォーカスコイル
4a,4b トラッキングコイル
10,11,13,16,18 光路
12 入射面
14,17 反射面
19 射出面
20 記録媒体
23 反射防止膜
25 磁石
26 内ヨーク
27 磁性材
30 支持軸
31a,31b 支え部材
33 ベース
34 受け部
36 外ヨーク
38 反射ミラー
40 第1のホログラムユニット
41 第1の半導体レーザ
42 第1の光検出器
43 第1の偏光ホログラム
44 第1のコリメータレンズ
45 球面収差補正手段
46 ダイクロイックプリズム
47 1/4波長板
48,55 光路
50 第2のホログラムユニット
51 第2の半導体レーザ
52 第2の光検出器
53 第2の偏光ホログラム
54 第2のコリメータレンズ
61 キャリッジ
62 ストッパ
63 カバー
71 第1の半導体レーザ
72 第2の半導体レーザ
73 偏光ビームスプリッタ
74 コリメータレンズ
75 球面収差補正手段
76 1/4波長板
77 ダイクロイックプリズム
78 第1の光検出器
79 第2の光検出器
80 光路

Claims (8)

  1. 記録媒体に集光するための1個の対物レンズと、前記対物レンズを保持するレンズホルダと、前記レンズホルダを記録媒体面に対してほぼ直線状に移動可能に支持すると共に、その直線移動方向とほぼ平行な軸線を中心に回動可能に支持する支持手段と、前記レンズホルダを直線駆動および回動駆動する駆動手段と、前記対物レンズに入射させる光を出射する光源と、前記記録媒体で反射される戻り光を受光する光検出器とを有し、
    前記光源から前記対物レンズに入射させる光の光軸を記録媒体面に垂直でない第1の方向とし、前記レンズホルダの前記直線移動方向を記録媒体面に垂直でない第2の方向として、これら第1の方向と第2の方向とをほぼ平行にしたことを特徴とする光学ヘッド。
  2. 前記支持手段は、前記第2の方向に延在する支持軸を有し、該支持軸に前記レンズホルダを回動可能でかつ軸方向に摺動可能に支持し、
    前記駆動手段は、前記レンズホルダに設けた直線駆動用の第1コイルおよび回動駆動用の第2コイルと、固定部に設けた磁石と、前記磁石からの磁束が前記第1コイルおよび前記第2のコイルに鎖交するように前記第2コイル内に延在して前記固定部に取り付けたヨークとを有し、
    前記支持軸を前記ヨークに取り付けて、該ヨークを介して前記支持軸を前記固定部に保持したことを特徴とする請求項1に記載の光学ヘッド。
  3. 前記光源から青色光を出射させ、前記対物レンズの入射面には、前記青色光に対する反射防止膜を設けたことを特徴とする請求項1または2に記載の光学ヘッド。
  4. 前記光源は、第1の光を選択的に出射する第1の半導体レーザと、前記第1の光よりも波長の長い第2の光を選択的に出射する第2の半導体レーザとを有し、
    前記光検出器は、前記記録媒体で反射される前記第1の光の戻り光を受光する第1の光検出器と、前記記録媒体で反射される前記第2の光の戻り光を受光する第2の光検出器とを有し、
    前記第1の半導体レーザおよび前記第1の光検出器は第1のパッケージに収容し、
    前記第2の半導体レーザおよび前記第2の光検出器は第2のパッケージに収容し、
    前記第1のパッケージおよび前記第2のパッケージと前記対物レンズとの間に、前記第1の光は透過または反射させ、前記第2の光は反射または透過させる波長選択素子を配置したことを特徴とする請求項1または2に記載の光学ヘッド。
  5. 前記第1のパッケージと前記波長選択素子との間に第1のコリメータレンズを配置し、
    前記第2のパッケージと前記波長選択素子との間に第2のコリメータレンズを配置し、
    前記第1のコリメータレンズと前記波長選択素子との間に前記第1の光による前記対物レンズの球面収差を補正する球面収差補正手段を配置したことを特徴とする請求項4に記載の光学ヘッド。
  6. 前記光源は、第1の光を選択的に出射する第1の半導体レーザと、前記第1の光よりも波長の長い第2の光を選択的に出射する第2の半導体レーザとを有し、
    前記光検出器は、前記記録媒体で反射される前記第1の光の戻り光を受光する第1の光検出器と、前記記録媒体で反射される前記第2の光の戻り光を受光する第2の光検出器とを有し、
    前記第1の半導体レーザおよび前記第2の半導体レーザは同一のパッケージに収容し、
    前記パッケージと前記対物レンズとの間には、前記対物レンズに入射する往路の光路と前記戻り光の復路の光路とを分離する往復光路分離素子を配置し、
    前記往復光路分離素子と前記第1の光検出器および前記第2の光検出器との間には、前記第1の光の戻り光は透過または反射させて前記第1の光検出器に導き、前記第2の光の戻り光は反射または透過させて前記第2の光検出器に導く波長選択素子を配置したことを特徴とする請求項1または2に記載の光学ヘッド。
  7. 前記往復光路分離素子と前記対物レンズとの間にコリメータレンズを配置し、
    前記コリメータレンズと前記対物レンズとの間に前記第1の光による前記対物レンズの球面収差を補正する球面収差補正手段を配置したことを特徴とする請求項6に記載の光学ヘッド。
  8. 前記第1の光は青色光とし、前記対物レンズの入射面には、前記青色光に対する反射防止膜を設けたことを特徴とする請求項4〜7のいずれか一項に記載の光学ヘッド。
JP2004198177A 2004-07-05 2004-07-05 光学ヘッド Expired - Fee Related JP4302581B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004198177A JP4302581B2 (ja) 2004-07-05 2004-07-05 光学ヘッド

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004198177A JP4302581B2 (ja) 2004-07-05 2004-07-05 光学ヘッド

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2006018970A JP2006018970A (ja) 2006-01-19
JP4302581B2 true JP4302581B2 (ja) 2009-07-29

Family

ID=35793088

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004198177A Expired - Fee Related JP4302581B2 (ja) 2004-07-05 2004-07-05 光学ヘッド

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4302581B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5291314B2 (ja) * 2007-09-21 2013-09-18 パナソニック株式会社 面発光型照明装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2006018970A (ja) 2006-01-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0670857B2 (ja) 光学式情報記録再生装置
JP2008084368A (ja) 対物レンズアクチュエータ及びそれを備えた光ピックアップ装置
KR20060051246A (ko) 광픽업 및 디스크 드라이브 장치
JPWO2006106725A1 (ja) 光ピックアップおよび光ディスク装置
JP3726979B2 (ja) 光ピックアップ
JP4302581B2 (ja) 光学ヘッド
US5825561A (en) Focusing lens system for an optical head assembly
JP4785767B2 (ja) 光ピックアップ装置
JP2001319358A (ja) 光ピックアップ
US8254219B2 (en) Objective lens actuator and optical pickup device having the same
JP3819987B2 (ja) 集積型光学ユニット
JP3776560B2 (ja) 光学系駆動装置
JP2008103037A (ja) 光ピックアップ装置及びそれを備える光ディスク装置
KR100669984B1 (ko) 광픽업장치
JP3511786B2 (ja) 光学ヘッド
US7697398B2 (en) Optical pickup device having an electromechanical conversion element for recording and/ or reproducing information
JP2006331475A (ja) 光ピックアップ装置およびそれを用いた光学的情報再生装置ならびに光学的情報記録再生装置
JP2006107615A (ja) 光学ヘッド
JPS6120659Y2 (ja)
JPH09231603A (ja) 光学ピックアップ
JP4193868B2 (ja) 光学ピックアップ及びディスクプレーヤ
JP5954060B2 (ja) 光ピックアップ
JP2013143159A (ja) 光学部材の取付構造、及び、光ピックアップ
JPH103690A (ja) 光学ピックアップ
JP2009110586A (ja) 光ピックアップ装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060601

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070319

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090323

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20090331

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20090422

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120501

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120501

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130501

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140501

Year of fee payment: 5

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees