JP2005104231A - 走行車両 - Google Patents

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Abstract

【課題】後車軸ケースに設けられた伝動ケースと運転席保護装置の取付部を左右方向でオーバラップさせることで、左右クローラ走行装置間の距離を短くできるようにする。
【解決手段】走行車体3の後部に左右後車軸ケース19を突設し、この左右後車軸ケース19上に取付部36を設けて運転席保護装置4の支柱を支持し、前記左右各後車軸ケース19の端部に後車軸25から駆動軸26に動力を伝達する伝動手段32を有する伝動ケース17を設けるとともにクローラ走行装置2のトラックフレーム16を揺動軸22を介して支持し、前記伝動ケース17の端部の駆動軸26にクローラ走行装置2の駆動輪11を設けており、前記伝動ケース17を後車軸ケース19の端部から前後方向に延設し、かつ前記取付部36と左右方向でオーバラップさせている。
【選択図】図1

Description

本発明は、駆動輪を回転駆動することによりクローラベルトを周方向に循環回走するようにしたクローラ走行装置を有する走行車両に関するものである。
従来、この種の走行車両には、走行車体の後部に突設された左右後車軸ケース上にキャビン等の運転席保護装置の取付部を設けて、この運転席保護装置の支柱を支持し、クローラ走行装置のトラックフレームを後車軸ケースに揺動軸を介して前後揺動自在に支持し、後車軸に設けた駆動輪を回転駆動することによりクローラベルトを周方向に循環回走させるものがある(例えば特許文献1参照)。
特開平11−245859号公報
この種のクローラ走行装置を有す走行車両では、後車軸と駆動輪(スプロケット)の駆動軸とを別々に構成して両軸をギア伝動手段を介して動力を伝達可能にしたものがある。本件出願人は、この技術について既に特許出願を行っている(例えば、特願2002−087365号参照)。
すなわち、この技術は、前記ギア伝動手段を収納する伝動ケースを後車軸ケースの左右方向端部に設け、駆動輪の駆動軸を後車軸よりも上方に配置している。
この場合、前記伝動ケースと運転席保護装置の取付部とが後車軸ケース上に左右並設されることになる。
上記のような走行車両では、例えば、果樹園等において狭所走行用のものとしたい場合に、この走行車両の高さ(地上高)を低くしたり、走行車両の左右のクローラ走行装置間の距離を短くしたりする必要がある。
この場合、上述した技術では、駆動輪の駆動軸が後車軸よりも上方に配置されているので、クローラ走行装置を走行車体に対してより上方に配置することができ、これによって走行車両の高さ(地上高)を低くすることができるものの、左右クローラ走行装置間の距離を短くしようとすると、後車軸ケース上に設けられた運転席保護装置の取付部が伝動ケースの配置に対する障害となってしまい、左右クローラ走行装置間の距離を短くすることが困難になるという不具合があった。
そこで、本発明は、後車軸ケースに設けられた伝動ケースと運転席保護装置の取付部を左右方向でオーバラップさせることで、左右クローラ走行装置間の距離を短くできるようにした走行車両を提供することを目的とする。
本発明における課題解決のための具体的手段を次に説明する。
第1に、走行装置は、走行車体3の後部に左右後車軸ケース19を突設し、この左右後車軸ケース19上に取付部36を設けて運転席保護装置4の支柱を支持し、前記左右各後車軸ケース19の端部に後車軸25から駆動軸26に動力を伝達する伝動手段32を有する伝動ケース17を設けるとともに、クローラ走行装置2のトラックフレーム16を揺動軸22を介して支持し、前記伝動ケース17の端部の駆動軸26にクローラ走行装置2の駆動輪11を設けており、前記伝動ケース17を後車軸ケース19の端部から前後方向に延設し、かつ前記取付部36と左右方向でオーバラップさせていることである。
これによれば、伝動ケース17と運転席保護装置4の取付部36とを、左右方向でオーバラップさせた分だけ、両者が後車軸ケース19上に左右並設された場合よりもクローラ走行装置間の距離を短くすることができる。
第2に、前記取付部36を後車軸ケース19の上面に形成し、伝動ケース17を後車軸ケース19の端部から後上方に傾斜して延設し、取付部36の後下部を切り欠いて、その切欠部41aに伝動ケース17の前上部を入り込ませていることである。
これによれば、伝動ケース17を運転席保護装置4の取付部36の後下部に入り込ませた分、左右クローラ走行装置2間の距離を短くすることができ、しかも駆動軸26を後車軸25よりも後上方に配置することができ、この分だけクローラ走行装置2を走行車体3に対して上方に配置して走行車体3の高さを低くすることができ、かつ前輪との間の軸距をを長くすることが可能になる。
第3に、前記トラックフレーム16の揺動軸22を、後車軸25及び駆動軸26の下方でかつそれらの前後方向中間位置に配置していることである。
これによれば、クローラ走行装置2をより後方に配置できるようになり、走行車体3を安定させることができる。
第4に、前記伝動ケース17を左右2つ割に形成し、走行車体3側の分割伝動ケース17aを後車軸ケース19と一体成形していることである。
これによれば、走行車体3側の分割伝動ケース17aを後車軸ケース19に取り付ける必要がなく、走行車体3と反対側の分割伝動ケース17bを着脱するだけで、伝動ケース17のメンテナンスが楽にできる。
第5に、前記揺動軸22を支持する支持具24の取付部21を、走行車体3と反対側の分割伝動ケース17bと後車軸ケース19とに形成していることである。
これによれば、走行車体3と反対側の分割伝動ケース17bと後車軸ケース19側の分割伝動ケース17aとを揺動軸22の支持具24で連結することができ、これによって分割伝動ケース17a、17b同士の結合状態を強くすることができる。
本発明によれば、後車軸ケースに設けられた伝動ケースと運転席保護装置の取付部との左右方向のオーバラップ配置により、運転席保護装置の取付部があっても左右クローラ走行装置間の距離を短くすることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
図5において、1は4輪駆動トラクタの後輪の替わりにクローラ式走行装置2(セミクローラ)を左右独立して設けた半履帯トラクタ(車両)であり、前輪7は操向輪とされている。
このトラクタ1は、走行車体3の後部に、運転席5を保護する運転席保護装置4としてキャビンが搭載されたものを例示している。なお、この運転席保護装置4には、キャビンに限らず、キャノピやロプス装置等、運転席5を保護する種々の器具、装置を搭載するものも含まれる。
運転席保護装置4は、運転室を構成する上部構造体4aと、この上部構造体4aを支持する支柱4bを有する。上部構造体4aの左右下部にはフェンダ20が設けられ、前記運転室の後部には、運転席5が設けられ、運転席5の前方には操縦ハンドル6が配置されている。
前記支柱4bは、上部構造体4aの前下部の左右方向2箇所と、後下部の左右方向2箇所に設けられている。この支柱4bの下部には、板状の支持座4cが設けられている。
走行車体3は、前後の車軸間にエンジン8を搭載していてこのエンジン8の後部にフライホイールハウジングを介してミッションケース9を取り付け、エンジン8から前方に前車軸フレーム10を突出し、ミッションケース9の左右側部の後部に後車軸ケース19(車軸ケース)を左右外方向突出状に設けて構成されている。前記後車軸ケース19の左右方向内端(基部)には、後車軸25を制動するブレーキ装置を収容するためのブレーキハウジング部19aが形成されている。後車軸ケース19は、前記ブレーキハウジング部19aが前記ミッションケース9の側面に固定されることで、ミッションケース9と一体とされている。
左右一対のクローラ式走行装置2は左右対称構造であり、左右それぞれをユニットとして組み立ててから、図2に示すように、後車軸ケース19の左右方向外端側に着脱自在に取り付けられている。
図1〜4において、左右各クローラ式走行装置2は1つの駆動輪11と、前後一対の従動輪12、13と、複数(実施の形態では2つ)の転輪14と、これら駆動輪11、従動輪12、13、転輪14に亘って巻き掛けられたクローラベルト15と、トラックフレーム16と、伝動ケース17(ギヤケース)とを備えており、駆動輪11を左右方向の軸心廻りに回転駆動することにより、クローラベルト15が周方向に循環回走され、これにより走行するように構成されている。
前記トラックフレーム16は、四角筒形状の筒体によって主構成され、前後方向に沿って配置されており、このトラックフレーム16の前後端部に前後従動輪12、13が配置され、中途部に前後に間隔を置いて2つの転輪14が下方から着脱自在に装着されている。
図1、図2において、駆動輪11は、トラックフレーム16の上方でかつ前後従動輪12、13間の中途部上方に配置されていて、この駆動輪11を装着した駆動軸26は伝動ケース17に支持されている。駆動輪11は、その外周に、クローラベルト15に係合して循環回走させるための噛合部材40を複数有している。
図1において、噛合部材40はピンによって構成され、軸方向中央部の円柱状の径大の係合部51と、この係合部51の左右両側から左右方向外方に突出する小径の軸部52とから構成され、左右の軸部52が側部ホイール39の軸支孔に挿脱自在に挿入されている。
クローラベルト15は、ゴム等の弾性材料によって本体部分が無端帯状に形成され、内部に周方向抗張体が埋設され、また幅方向抗張体(芯金等)が埋設されることもあり、内周側には駆動突部23が周方向に等間隔をおいて本体部分と一体成形されている。
クローラベルト15の駆動突部23は、駆動輪11に周方向で係合して駆動輪11から駆動力を受け取る機能と、転輪14、駆動輪11及び従動輪12、13に左右方向で係合して脱輪を防止する(クローラベルト15の外れを防止する)機能とを有する。
前記従動輪12は、クローラベルト15の張りを調整する張力調整装置18に設けられたブラケットに左右方向の軸心廻りに回転自在に支持され、張力調整装置18はトラックフレーム16の前部に固定されている。
駆動輪11の軸心は、後車軸25の軸心よりも上方側に位置しており、後車軸25に設けている場合よりも、駆動輪11に対するクローラベルト15の接触角度(接触範囲)を大きくすることを可能にしており、駆動輪11とクローラベルト15の駆動突部23との噛み合い率を高くし噛合歯数を増やしている。即ち、クローラベルト15の駆動輪11に対する巻掛け部分における、駆動輪11の駆動突部23に係合する噛合部材40(噛合部)の数を増やしている。そして、駆動輪11の軸心が後車軸25の軸心よりも上方に配置することで、クローラ走行装置2ユニットを走行車体3に対して相対的に上方に配置することが可能となり、これによって走行車両の高さ(地上高)を低く設定できるようになる。
伝動ケース17は、前記後車軸ケース19の左右外端に設けられており、後車軸ケース19に対して前後方向に延設された形状となっている。この伝動ケース17は、その後部が後車軸ケース19の端部から後上方に傾斜して延設されている。この伝動ケース17の下部に後車軸25の外端が挿入され、伝動ケース17の後上部には、後車軸25から後上方に離間されて駆動輪11の駆動軸26が回転自在に支持されている。
前記駆動軸26の端部は、伝動ケース17の後上部に配置され、外側方へ突出され、その突出端部に設けたフランジ部28に駆動輪11が着脱自在に固定されている。
図2〜図4に示すように、伝動ケース17内では、後車軸25の端部に第1ギヤ29、駆動軸26の端部に第2ギヤ30、中間軸を介してアイドラギヤ31を設け、これらによって後車軸25から駆動軸26に動力を伝達するギヤ伝動手段(動力伝動機構)32を構成している。
この伝動ケース17は、左右2つ割に分割して形成されている。以下、分割された分割伝動ケース17のうち、走行車体3側のものを第1分割伝動ケース17aといい、この第1分割伝動ケース17aと対向していて走行車体3と反対側のものを第2分割伝動ケース17bという。
各分割伝動ケース17a、17bは、互いに対向させて接合した状態で、ギヤ伝動手段32を収納するスペースを形成できるように、対向方向外方に凹んだ形状とされている。
各分割伝動ケース17a、17bは、互いに接合する接合部周縁にフランジ部33を有しており、このフランジ部33にボルト挿通孔を形成し、ボルト締結手段等の固定手段を介して連結されている。
第1分割伝動ケース17aは、後車軸ケース19の左右方向外端部に鋳造によって一体成形されている。このように、走行車体3側の第1分割伝動ケース17aを後車軸ケース19と一体に成形することで、ギヤ伝動手段32を組み付ける際に第1伝動ケース17が邪魔にならず、楽に組み立てができ、また、メンテナンス性の良いものとなっている。
なお、この後車軸ケース19側に設けた分割伝動ケース17を後車軸ケース19と別体に構成して後車軸ケース19に取り付けて一体としてもよい。
図1、図2において、後車軸25、駆動軸26の下方にはトラックフレーム16を揺動自在に支持する揺動軸22が設けられている。この揺動軸22は、後車軸25と駆動軸26の前後方向中間位置に配置されている。したがって、揺動軸22と駆動軸26はともに後車軸25よりも後方に配置されることなり、これによって、走行装置を走行車体3に対して可及的に後方配置されている。したがって、前輪と走行装置との間隔を大きくして、これによって走行車体3をより安定して支持することができる。この揺動軸22は、前後従動輪12、13及び転輪14を備えたトラックフレーム16をその軸心回りに揺動自在に支持している。
前記揺動軸22は、伝動ケース17の下部に設けられた支持具24によって支持されている。この支持具24は、第2分割伝動ケース17bと後車軸ケース19に形成された取付部21を介して走行車体3に対して固定されている。この取付部21は、伝動ケース17の下部から下方に突設された円柱状の突起部からなり、この突起部は、後車軸ケース19の下面と第2分割伝動ケース17bの下面に複数形成されている。この突起部の先端面(下面)にはネジ孔が形成されており、ボルト等の固定手段を介して前記支持具24を固定できるようになっている。
前記揺動軸22の支持具24は、揺動軸22を保持する保持部材34と、この保持部材34を支持する支持枠体35を有している。前記保持部材34は筒状に構成されており、前記支持枠体35は、この保持部材34を左右方向(車軸方向)に沿って支持している。
また、前記支持枠体35は、その上壁部がボルトを介して前記第2分割伝動ケース17bと後車軸ケース19に連結固定されている。
前記取付部21は、第2分割伝動ケース17bと後車軸ケース19の両方に設けられているため、これらに前記支持枠35を取り付けると、支持枠体35は、後車軸ケース19の第1分割伝動ケース17aと第2分割伝動ケース17bとが結合された状態で両者を保持することになる。したがって、支持枠体35(支持具24)によって第1分割伝動ケース17aと第2分割伝動ケース17bを保持することによって、両者の結合状態をより強め、これによって各部材の組み付け強度を高めることが可能になる。
また、揺動軸22は、この保持部材34に収納されるとともに、その左右方向外端が外側方に突出されている。揺動軸22は、その外端に、トラックフレーム16の上面に設けられた板状の取付部16aを固定することで、トラックフレーム16を支持している。
左右の後車軸ケース19上には、運転席保護装置4の取付部36が設けられており、この取付部36に運転席保護装置4の支柱4bの支持座4cを取り付けることで、運転席保護装置4は、走行車体3に対して固定されている。前記取付部36は、後車軸ケース19の上面および伝動ケース17の上面に設けられている。
前記取付部36は、運転席保護装置4の支持台37と、該支持台37を支持する支持部38を有する。
図4において、支持台37は、底板41とこの底板41に立設された支持壁42を有する。前記支持壁42は、L字状に形成された板材の一端を底板41の上面の前部に立設することで形成される。支持壁42には、底板41の上方に水平状の上壁部43とこの上壁部43の前部で底板41に対して鉛直方向に沿った前壁部44が形成される。この支持壁42の左右方向内側の側部には、側壁45が立設されている。この側壁45は、支持壁42と一体とされていてこの支持壁42を補強している。
前記支持壁42の上壁部43には、走行車体3の振動を吸収する振動吸収部材46が設けられている。振動吸収部材46は、前記支持壁42の上壁部43に支持されている。また、この振動吸収部材46は、前記上壁部43を上下に挟み込むように設けられており、この上壁部43の上面から上方に突設された取付ボルト46aが運転席保護装置4の支柱4bの支持座4cを支持している。
一方、前記支持座4cには上下貫通状の孔が形成されており、支持座4cは、この孔に取付ボルト46aを挿通してこの取付ボルト46aにナットを螺合させて締結することで取付部36に対して連結されている。
この振動吸収部材46は、4角形板状の固定板状部47を介して支持壁42の上面にボルトを介して固定されている。
前記取付部36の後下部は、伝動ケース17の前上部が入り込むように切り欠かれている。そして、伝動ケース17と取付部36とが左右方向でオーバラップさせた配置としている。
すなわち、前記底板41は、その後部が切り欠かれて切欠部41aが形成されており、平面視でL字状の板形状となっている。そして、この切欠部41aに、伝動ケース17の前上部が入り込ませることで、伝動ケース17と取付部36とをオーバラップさせているのである。
前記支持部38は、第2分割伝動ケース17bの上面の前部と、前後方向中途部の2箇所に設けられた2つの突起部48と、後車軸ケース19の上面に突出された2箇所の突起部50からなる。
したがって、支持台37は、第2分割伝動ケース17bに設けられた支持部38の2つの突起部48と、後車軸ケース19側に設けられた2つの支持部38(突起部50)に載置されて、4箇所でボルト止め等の固定手段によって連結固定されている。なお、支持台37を支持する支持部38は、第1分割伝動ケース17aと後車軸ケース19とに設けておいてもよい。
上述のように、取付部36の後下部を切り欠いてこの切欠部41aに伝動ケース17の前上部を入り込ませ、取付部36と伝動ケース17とを左右方向でオーバラップさせることによって、取付部36と伝動ケース17とが後車軸ケース19上で互いに干渉することなくクローラ走行装置2間の距離(轍間距離)を小さくすることができ、この走行車両は、果樹園等において狭所を走行できるものとして有用なものである。
また、上述のように、伝動ケース17を後上方に延設していることから、この伝動ケース17の上端を運転席保護装置4から可及的に遠ざけて配置することができるので、伝動ケース17と運転席保護装置4との間の空間を広く確保することができ、したがって、運転席保護装置4の上部構造体4a内の運転室の足元空間を広くすることも可能である。
なお、本発明は上記した実施の形態に限らず、以下のように種々の変更が可能である。
本発明を採用する車両としては、例えば、前輪の替わりにクローラユニットを取り付けたもの、前後4輪の車輪の替わりに、4つのクローラユニットをそれぞれ独立に取り付けたもの等であってもよい。
伝動ケース17は、後上方に延設されているが、後方、前方、又は前上方等に延設して駆動軸26を後車軸25の後方、前方、又は前上方等に配置するようにしてもよい。
揺動軸22は、後車軸25と駆動軸26との中間位置の下方に配置されているが、後車軸25の下方又は前下方、駆動軸26の下方または後下方に配置するようにしてもよい。
運転席保護装置4の取付部36を第1分割伝動ケース17a及び後車軸ケース19と一体形成したり、支持具24の取付部19を第1分割伝動ケース17a及び後車軸ケース19側にのみ形成してもよい。
本発明の要部を示す背面図である。 同側面図である。 伝動ケースと取付部を示す平面図である。 同側面図である。 走行車両の全体を示す側面図である。
符号の説明
1 走行車両
2 クローラ走行装置
3 走行車体
4 運転席保護装置
11 駆動輪
16 トラックフレーム
17 伝動ケース
19 後車軸ケース
21 取付部
22 揺動軸
24 支持具
25 後車軸
26 駆動軸
36 取付部

Claims (5)

  1. 走行車体(3)の後部に左右後車軸ケース(19)を突設し、この左右後車軸ケース(19)上に取付部(36)を設けて運転席保護装置(4)の支柱を支持し、前記左右各後車軸ケース(19)の端部に後車軸(25)から駆動軸(26)に動力を伝達する伝動手段(32)を有する伝動ケース(17)を設けるとともに、クローラ走行装置(2)のトラックフレーム(16)を揺動軸(22)を介して支持し、前記伝動ケース(17)の端部の駆動軸(26)にクローラ走行装置(2)の駆動輪(11)を設けており、
    前記伝動ケース(17)を後車軸ケース(19)の端部から前後方向に延設し、かつ前記取付部(36)と左右方向でオーバラップさせていることを特徴とする走行車両。
  2. 前記取付部(36)を後車軸ケース(19)の上面に形成し、伝動ケース(17)を後車軸ケース(19)の端部から後上方に傾斜して延設し、取付部(36)の後下部を切り欠いて、その切欠部(41a)に伝動ケース前上部を入り込ませていることを特徴とする請求項1に記載の走行車両。
  3. 前記トラックフレーム(16)の揺動軸(22)を、後車軸(25)及び駆動軸(26)の下方でかつそれらの前後方向中間位置に配置していることを特徴とする請求項1又は2に記載の走行車両。
  4. 前記伝動ケース(17)を左右2つ割に形成し、走行車体(3)側の分割伝動ケース(17a)を後車軸ケース(19)と一体成形していることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の走行車両。
  5. 前記揺動軸(22)を支持する支持具(24)の取付部(21)を、走行車体(3)と反対側の分割伝動ケース(17b)と後車軸ケース(19)とに形成していることを特徴とする請求項4に記載の走行車両。
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