JP2003276660A - クローラ式走行装置 - Google Patents

クローラ式走行装置

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JP2003276660A JP2002087365A JP2002087365A JP2003276660A JP 2003276660 A JP2003276660 A JP 2003276660A JP 2002087365 A JP2002087365 A JP 2002087365A JP 2002087365 A JP2002087365 A JP 2002087365A JP 2003276660 A JP2003276660 A JP 2003276660A
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Satoru Fukui
哲 福井
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 前後のアイドラ間の上方にスプロケットを配
置し、このスプロケットを回転駆動することにより、ス
プロケット及びアイドラに巻き掛けられたクローラベル
トを周方向に循環回走させるようにしたクローラ式走行
装置において、スプロケットに対するクローラベルトの
接触角度を大きくして、噛み合い歯数を増やし、高速化
に対応したクローラ式走行装置を提供する。 【解決手段】 スプロケット12に動力を伝達する車軸
25の軸心Yよりも上方側にスプロケット12の回転軸
心Xが位置するように、該スプロケット12を配置す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スプロケットを回
転駆動することによりクローラベルトを周方向に循環回
走するようにしたクローラ式走行装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、4輪駆動トラクタの後輪
の替わりにクローラユニット(セミクローラ)を、左右
独立して取り付けた半履帯トラクタが、特開平11−3
21729号公報に記載されている。前記クローラユニ
ットは、上部のスプロケットと、このスプロケットの下
方に配置されたトラックフレームと、このトラックフレ
ームの前後に設けられたアイドラと、トラックフレーム
の、前後アイドラ間に設けられた複数の転輪と、これら
スプロケット,アイドラ,転輪に亘って巻き掛けられた
無端帯状のクローラベルトとを備えて構成されている。
【0003】クローラベルトは本体部分をゴムによって
無端帯状に形成したゴムクローラが採用され、前記スプ
ロケットは、後車軸の外端部のフランジ部に固定されて
いて、スプロケットの回転軸心と後車軸の軸心とは一致
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来例としてあげ
たトラクタのクローラユニットは、クローラベルトに駆
動用の孔を周方向に間隔をおいて形成し、この駆動用孔
に、歯車型のスプロケットの歯を挿入させることによ
り、スプロケットからクローラベルトに動力伝達するよ
うに構成しており、この駆動形式のクローラユニットで
は、走行速度が速くなると、振動,騒音,走行抵抗とい
った点で実用上の問題が生じる。そこで、高速化に対応
させるには、クローラベルトの内周側に、ゴム製の駆動
突部を周方向に間隔をおいて設けたクローラベルトを採
用すると共に、スプロケットの外周側に前記駆動突部に
噛合(接当)するピンを周方向に間隔をおいて設けたス
プロケットを採用し、このスプロケットを回転駆動させ
ることにより、ピンが駆動突部を押圧して駆動力を伝達
する形式のクローラユニットを採用するのがよい。
【0005】しかしながら、走行速度を速くすると、ス
プロケットのピンからクローラベルトの駆動突部に作用
する荷重負担が大きく、早期破損の原因となる。本発明
は、前記問題点に鑑みて、スプロケットに対するクロー
ラベルトの接触角度を大きくすることにより、高速化に
対応したクローラ式走行装置を提供することを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明が技術的課題を解
決するために講じた技術的手段は、前後のアイドラ間の
上方にスプロケットを配置し、このスプロケットを回転
駆動することにより、スプロケット及びアイドラに巻き
掛けられたクローラベルトを周方向に循環回走させるよ
うにしたクローラ式走行装置において、スプロケットに
動力を伝達する車軸の軸心よりも上方側にスプロケット
の回転軸心が位置するように、該スプロケットを配置し
たことを特徴とする。
【0007】また、車軸の鉛直方向上方側に、該車軸か
ら動力伝達され且つスプロケットを回転駆動する駆動軸
を配置し、車軸の鉛直方向下方側に、アイドラ及び転輪
を支持するトラックフレームを揺動自在に支持する揺動
軸を配置するのがよい。また、車軸の上方に、スプロケ
ットを回転駆動する駆動軸を平行に配置し、車軸に設け
たギヤと、駆動軸に設けたギヤとの間に、アイドラギヤ
を設けることにより、車軸から駆動軸に動力伝達するよ
うにするのがよい。また、スプロケットの下方に、アイ
ドラ及び転輪を支持するトラックフレームを配置し、こ
のトラックフレームを車体側に左右方向の軸心廻りに揺
動自在に支持する揺動軸の左右方向外端側を、スプロケ
ットの下方で且つトラックフレームの上方に配置するの
がよい。
【0008】また、車軸からスプロケットに動力伝達す
る動力伝動機構を収納する伝動ケースに、スプロケット
を支持すると共に、アイドラ及び転輪が取り付けられた
トラックフレームを揺動自在に支持する揺動軸を支持す
る支持部を設け、且つ伝動ケースを、車体から左右方向
外方に突出する車軸ケースに取付固定するのがよい。ま
た、クローラベルトの内周側には、動力伝達用の駆動突
部がクローラ周方向に間隔をおいて形成され、スプロケ
ットの外周側には、噛合部材がスプロケット周方向に間
隔をおいて設けられ、噛合部材を駆動突部に噛み合わせ
ることによりスプロケットからクローラベルトに動力伝
達するように構成し、そのスプロケットの駆動突部に対
する噛み合いが全体の1/3であるのがよい。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図3において、1は、4輪駆動ト
ラクタの後輪の替わりにクローラユニット2(セミクロ
ーラ)を左右独立して設けた半履帯トラクタ(車輌)で
あり、前輪7は操向輪とされている。このトラクタ1
は、車体3の後部にキャビン4が搭載されたキャビン付
きトラクタが例示されており、キャビン4内の後部に
は、運転席5が設けられ、運転席5の前方には、操縦ハ
ンドル6が設けられている。
【0010】車体3は、エンジン8の後部にフライホイ
ールハウジングを介して動力伝達ケース9を取り付けて
構成され、動力伝達ケース9は、クラッチハウジング及
びミッションケース等から構成されている。前輪7は、
前車軸フレーム10に支持された前車軸ケースの左右両
側に設けられ、前車軸ケースは、エンジン8から前方に
突出するように、該エンジン8に取付固定された前車軸
フレーム10に、前後軸回りに揺動自在に支持されてい
る。クローラユニット2は、図2に示すように、動力伝
達ケース9(ミッションケース)の後端側に、左右方向
突出状に設けられた後車軸ケース19(車軸ケース)の
左右方向外端側に取り付けられている。
【0011】なお、図2において、左右一方のクローラ
ユニット2は、図示を省略している。クローラユニット
2は、図1及び図2に示すように、1つのスプロケット
12と、前後一対のアイドラ13と、複数(本実施の形
態では4つ)の転輪14と、これらスプロケット12,
アイドラ13,転輪14に亘って巻き掛けられたクロー
ラベルト15と、トラックフレーム16と、伝動ケース
17(ギヤケース)とを備えており、スプロケット12
を左右方向の軸心廻りに回転駆動することにより、クロ
ーラベルト15が周方向に循環回走され、これにより走
行するように構成されている。
【0012】先ず、このクローラユニット2の構成をお
おまかに説明すると、トラックフレーム16は四角筒状
の筒体によって構成され、前後方向に沿って配置されて
おり、このトラックフレーム16にアイドラ13と転輪
14とが支持されている。アイドラ13は、トラックフ
レーム16の前及び後に配置され、転輪14はトラック
フレーム16の下方に前後方向に配置されている。スプ
ロケット12は、トラックフレーム16の上方で、且つ
前後アイドラ13間の中途部上方に配置されていて、伝
動ケース17に支持されている。
【0013】この伝動ケース17は、車体3後部の後車
軸ケース19の左右方向外端側に取付固定されている。
また、伝動ケース17の下部には、支持部21が設けら
れ、この支持部21には、揺動軸22が左右方向の軸心
廻りに回動自在に支持されており、この揺動軸22にト
ラックフレーム16が取り付けられていて、該トラック
フレーム16が、アイドラ13及び転輪14とともに、
揺動軸22の軸心回りに揺動自在に支持されている。
【0014】また、クローラユニット2は、後車軸ケー
ス19に、ユニットとして一体的に着脱自在に取り付け
られている。クローラベルト15は、本体部分がゴムに
よって無端帯状に形成され、内周側には、ゴム製の駆動
突部23が周方向に適宜間隔をおいて、且つ周方向に亘
って設けられている。駆動突部23は、スプロケット1
2に周方向で係合してスプロケット12から駆動力を受
け取る機能と、転輪14,スプロケット12及びアイド
ラ13に左右方向で係合して脱輪を防止する(クローラ
ベルト15の外れを防止する)機能とを有する。
【0015】なお、後車軸ケース19には、キャビン4
の後部を支持する支持台24が取り付けられるようにな
っている。次に、クローラユニット2の構成を詳述す
る。図4に示すように、前記伝動ケース17内の下部に
は、左右方向の後車軸25(車軸)が設けられ、伝動ケ
ース17内の上部には、後車軸25と平行に駆動軸26
が設けられ、後車軸25と駆動軸26との間には、これ
らと平行に中間軸27が設けられている。
【0016】後車軸25及び中間軸27は、伝動ケース
17の左右方向外側壁と、後車軸ケース19の左右方向
外端側の壁部との間で、ベアリングを介して左右方向の
軸心廻りに回動自在に支持されている。駆動軸26は、
伝動ケース17の左右方向外側壁と内側壁との間で、ベ
アリングを介して左右方向の軸心廻りに回動自在に支持
されていると共に、伝動ケース17から左右方向外方に
突出しており、この突出端部にフランジ部28が設けら
れ、このフランジ部28にスプロケット12が取付固定
されている。
【0017】また、後車軸25には、第1ギヤ29が設
けられ、駆動軸26には、第2ギヤ30が設けられ、中
間軸27には、これら第1,第2ギヤ29,30に噛み
合うアイドラギヤ31が設けられており、これら第1ギ
ヤ29、第2ギヤ30、アイドラギヤ31からなるギヤ
伝動機構(動力伝動機構)によって、後車軸25から駆
動軸26に動力伝達が行われて、スプロケット12が駆
動軸26の軸心回りに回転駆動される。前記構成のもの
にあっては、スプロケット12に動力を伝達する後車軸
25の軸心Yよりも上方側にスプロケット12の回転軸
心Xが位置するように、該スプロケット12が配置され
ており、これによって、スプロケット12に対するクロ
ーラベルト15の接触角度(接触範囲)を大きくするこ
とができ、これにより、スプロケット12とクローラベ
ルト15の駆動突部23との噛み合い率が高くなり、噛
み合い歯数(クローラベルト15のスプロケット12に
対する巻掛け部分における、スプロケット12の駆動突
部23に係合する噛合部材40(噛合部)の数をいう)
を増やすことができ、これによって、スプロケットの噛
合部材40から駆動突部23へ作用する荷重負担が軽減
され、クローラベルト15の寿命を伸ばすと共に、高速
化に対応したクローラユニット2を提供できるのであ
る。
【0018】なお、本実施の形態では、噛合部材40
は、12個設けられていて、そのうち4個が駆動突部2
3に噛み合うようになっている。後車軸25は、伝動ケ
ース17から左右方向内方に突出状とされ、後車軸ケー
ス19内の伝動軸32とカップリング33を介して連動
連結されている。一方、エンジン8からの動力はクラッ
チを介して動力伝達ケース9内の変速機構を経た後、後
輪デフ装置34に伝達され、ここから左右の後車軸ケー
ス19内の伝動軸32に動力が分岐され、左右の各伝動
軸32から後車軸25に動力が伝達されるようになって
いる。
【0019】なお、後車軸ケース19内の左右方向内端
側には、伝動軸32(スプロケット12)を制動するブ
レーキ装置35が設けられている。前記駆動軸26は、
後車軸25の鉛直方向上方側に位置し、後車軸25の鉛
直方向下方側に、前記揺動軸22が位置する。スプロケ
ット12は、図5及び図6に示すように、駆動軸26の
フランジ部28に取付固定されるリング状の取付ホイー
ル38と、この取付ホイール38の左右両側に位置する
リング状の側部ホイール39と、クローラベルト15の
駆動突部23に噛み合う噛合部材40とを備えて構成さ
れ、周方向2分割されている(したがって、取付ホイー
ル38及び左右の側部ホイール39が周方向2分割され
ている)。
【0020】なお、スプロケット12は、周方向3分割
又は4分割等されていてもよいし、また、分割されてい
なくてもよい。また、クローラベルト15の交換時に
は、スプロケット12を一方のスプロケット構成体12
Aが上部に位置し、他方のスプロケット構成体12Bが
下部に位置した状態で、下部側のスプロケット構成体1
2Bを取り外すと共に、上部側に位置していたスプロケ
ット構成体12Aを回転させて下部側に位置させること
により、クローラベルト15の緊張が緩んで、該クロー
ラベルト15の交換が可能となる。
【0021】取付ホイール38は、スプロケット12の
回転軸心Xと同心状の円筒部41と、この円筒部41の
内周面から径方向内方に突出する取付フランジ42とを
有する。一方、駆動軸26のフランジ部28の左右方向
外面の外周側には、取付座43が形成され、この取付座
43に取付ホイール38の取付フランジ42を重合し、
取付フランジ42を貫通し、フランジ部28に形成され
たネジ孔に螺合されるスタッドボルト44及び該スタッ
ドボルト44に螺合されるナット45によって、取付ホ
イール38が駆動軸26に着脱自在に取付固定されてい
る。
【0022】側部ホイール39は内周部46が、取付ホ
イール38の円筒部41の側面に接当し、内周部46を
貫通して円筒部41に螺合される取付ボルト47によっ
て、左右の側部ホイール39が取付ホイール38に着脱
自在に取付固定されている。左右の側部ホイール39の
外周部48は取付ホイール38よりも径方向外方に突出
状とされ、左右の側部ホイール39の外周部48の対向
面には、有底円柱状の軸支孔49が周方向に間隔をおい
て形成されている。また、左右の側部ホイール39の外
周部48には、左右方向外方(反対向側)に張り出し
て、クローラベルト15の内周面に接当するフランジ部
50が形成されている。
【0023】噛合部材40はピンによって構成され、軸
方向中央部の円柱状の径大の係合部51と、この係合部
51の左右両側から左右方向外方に突出する小径の軸部
52とから構成され、左右の軸部52が側部ホイール3
9の軸支孔49に挿脱自在に挿入されていて、噛合部材
40が、左右の側部ホイール39間に挟み込まれて取り
付けられて、保持されている。したがって、外側の側部
ホイール39を取付ホイール38から取り外すことによ
り、噛合部材40が側部ホイール39間から取り外すこ
とができ、噛合部材40の交換が可能とされている。
【0024】また、スプロケット12が周方向に分割状
であるので、噛合部材40の交換を行う際において、ク
ローラベルト15が巻き掛けられていない側(下部側)
の側部ホイール39の構成体を外すことにより、側部ホ
イール39の取り外しが容易に行えるという効果を奏す
る(したがって、クローラベルト15が巻き掛けられて
いる側の側部ホイール39の構成体を取り外す場合は、
スプロケット12を回転させて、クローラベルト15が
巻き掛けられていない側に位置させる)。また、噛合部
材40は、側部ホイール39を取り外すことにより、複
数の噛合部材の交換が可能であるので、噛合部材を1つ
ずつ取り付けるものに比して交換が容易に行える。
【0025】また、軸部52には、ブッシュが外嵌さ
れ、軸支孔49の奥部にはシムが介在されていて、噛合
部材40が左右方向の軸心回りに回転自在に支持されて
おり、これにより、駆動突部23に接触することによる
摩耗を少なくすると共に偏摩耗が防止されるようになっ
ている。すなわち、スプロケット12を回転駆動する
と、クローラベルト15の駆動突部23がスプロケット
12外周部の噛合部材40間に相対的に挿入し、噛合部
材40が駆動突部23に接当して、噛み合い、スプロケ
ット12から駆動突部23にトルクが伝達されるが、こ
のとき噛合部材40が回転自在とされているので、駆動
突部23と接当することによる摩耗が少ないと共に偏摩
耗が防止されるのである。
【0026】なお、内側の側部ホイール39は、取付ホ
イール38に一体形成されていてもよいが、内外の側部
ホイール39を共通な形状とすることにより、安価に製
造できる。また、噛合部材40は、左右の側部ホイール
39の外周部48間に設けられる軸と、この軸に軸心回
りに回転自在に外嵌されたカラーとから構成してもよ
い。この場合、カラーが駆動突部23に接当する係合部
とされる。また、側部ホイール39の外周側に左右方向
外方に張り出すフランジ部50が設けられているスプロ
ケット12であっても、噛合部材40を、左右の側部ホ
イール39で挟み込んで取付固定することにより、噛合
部材40を極力スプロケット12の外周寄りに設けるこ
とができ、これによって、噛合部材12を駆動突部23
の基部側に係合させることができる。
【0027】図4、図7及び図8に示すように、揺動軸
22を支持する支持部21は、左右方向の軸心を有する
筒部54と、この筒部54を伝動ケース17に一体的に
連結する連結リブ55とを有する。前記筒部54に揺動
軸22が左右方向外方側から挿通されて左右方向の軸心
回りに回動自在に支持されている。なお、揺動軸22と
筒部54内面との間には、グリスが注入される。筒部5
4の左右方向内方側の端面側には、カラー56を介して
カバー板57が接当され、このカバー板57を貫通して
揺動軸22に形成したネジ孔にボルト58が螺合される
ことにより、揺動軸22にカバー板57が固定され、こ
れにより、揺動軸22が抜け止めされている。
【0028】揺動軸22は筒部54の左右方向外端側か
ら左右方向外方に突出しており、この揺動軸2の左右方
向外端側は、トラックフレーム16の上方側で且つスプ
ロケット12の下方側に位置している。この揺動軸22
の左右方向外端側は、左右方向内外一対のフランジ5
9,60を挿通しており、内側のフランジ59は、カラ
ー65を介して支持部21の筒部54の左右方向外端面
に接当していると共に、トラックフレーム16の上面に
溶接等によって固定された固定プレート61に溶接等に
よって固定され、外側のフランジ60は、該外側のフラ
ンジ60及び揺動軸22に溶接等によって固定された連
結部材62によって揺動軸22に固定されている。
【0029】また、内外フランジ59,60は、外側の
フランジ60を貫通して内側のフランジ59に形成され
たネジ孔に螺合されたボルト63によって相互に接合さ
れており、これによって、トラックフレーム16が揺動
軸22を介して支持部21に左右方向の軸心廻りに揺動
自在に支持されている。また、前記固定プレート61
は、トラックフレーム16から左右方向内方側に突出さ
れ、この突出部分とトラックフレーム16の左右方向内
側の壁部とに亘って補強部材64が設けられている。
【0030】また、筒部の54の前後には、径方向外方
に突出する接当部36が設けられ、この接当部36が、
内側のフランジ59に設けられた前後一対のストッパ3
7のいずれかに接当することにより、トラックフレーム
16等の揺動軸22軸心回りの揺動規制がなされるよう
に構成されている。トラックフレーム16の下面側に
は、転輪14を取り付ける取付プレート66が溶接等に
よって固定され、取付プレート66には、下方側からネ
ジ孔67が形成されている。
【0031】一方、転輪14は、左右方向の軸心を有す
る筒部70と、この筒部70に挿通されて軸受を介して
左右方向の軸心回りに回転自在に支持された支軸71
と、筒部70の左右両側に配置されると共に支軸71に
外嵌されて抜け止めされた輪体72とから構成されてい
る。筒部70は、駆動突部23の上方に位置しており、
左右の輪体72は駆動突部23の左右両側に位置してい
て、クローラベルト15の内周面を転動する。また、筒
部70には、前記取付プレート66の下面に接当する取
付ブラケット73が一体的に延出されて設けられ、取付
ブラケット73の取付プレート66に対する接当部分を
貫通して、取付プレート66のネジ孔67に螺合される
ボルト74によって、転輪14がトラックフレーム16
に着脱自在に取り付けられている。
【0032】また、前記スプロケット12は、その回転
軸心Xが後車軸25の軸心Yよりも上方側に位置するよ
うに配置されているので、スプロケット12の下方側の
空間が大きく採れ、これにより、前記転輪14及び取付
ブラケット73とからなる転輪ユニットが、トラックフ
レーム16の下面側に下方側から取り付き得るように、
該トラックフレーム16の下方側空間を十分に大きく採
れ(トラックフレーム16の高さを十分に採れ)、トラ
ックフレーム16の下面に転輪ユニットを着脱自在に取
付固定することで、転輪14の取付強度の確保が図られ
ている。
【0033】前側のアイドラ13は、クローラベルト1
5の張りを調整する張力調整装置75に設けられたブラ
ケット76に左右方向の軸心廻りに回転自在に支持さ
れ、張力調整装置75はトラックフレーム16の前部に
固定されている。また、後側のアイドラ13は、トラッ
クフレーム16の後端側に固定されたブラケット77に
左右方向の軸心廻りに回転自在に支持されている。ま
た、前後のアイドラ13は、図9に示すように、左右方
向の軸心を有する筒部79と、この筒部79に挿通され
て軸受を介して左右方向の軸心回りに回転自在に支持さ
れた支軸80と、筒部79の左右両側に配置されると共
に支軸80に外嵌されて抜け止めされた輪体81とから
構成されており、左右の輪体81は駆動突部23の左右
両側に位置していて、クローラベルト15の内周面を転
動する。
【0034】また、図8に示すように、前端側の転輪1
4を取り付ける取付プレート66は、他の転輪14を取
り付ける取付プレート66よりも上下方向の肉厚が薄く
形成されていて、前端側の転輪14下端の接地面からの
高さが、他の転輪14下端よりもLだけ高くなるよう
に、前端側の転輪14がトラックフレーム16に取り付
けられている。前後のアイドラ13下端の接地面からの
高さも、前端側の転輪14以外の転輪14下端よりも、
それぞれM1,M2だけ高くなるように取り付けられて
いる。
【0035】このクローラユニット2にあっては、圃場
等の柔軟地(軟弱地)を走行する場合には、クローラベ
ルト15は、例えば、前側のアイドラ13の支軸80の
略直下(直下近傍)から後側のアイドラ13の支軸80
の略直下(直下近傍)まで接地するが、舗装路面では、
クローラベルト15は、前から2番目の転輪14の支軸
71の略直下から後端側の転輪14の支軸71略直下の
範囲Eで接地することとなる。すなわち、クローラベル
ト15の接地長(接地面積、又は、車体3からの荷重が
作用する範囲)は、柔軟地と舗装路面とでは、舗装路面
の方がクローラベルト15の接地長が短くなり、これに
よって、舗装路面走行時において旋回が容易に行えるよ
うに構成されている。
【0036】なお、本発明を採用する車輌としては、前
輪の替わりにクローラユニットを取り付けたもの、前後
4輪の車輪の替わりに、4つのクローラユニットをそれ
ぞれ独立に取り付けたもの等であってもよい。
【0037】
【発明の効果】本発明によれば、前後のアイドラ間の上
方にスプロケットを配置し、このスプロケットを回転駆
動することにより、スプロケット及びアイドラに巻き掛
けられたクローラベルトを周方向に循環回走させるよう
にしたクローラ式走行装置において、スプロケットに動
力を伝達する車軸の軸心よりも上方側にスプロケットの
回転軸心が位置するように、該スプロケットを配置した
ことにより、スプロケットに対するクローラベルトの接
触角度を大きくすることができ、これにより、スプロケ
ットとクローラベルトとの噛み合い歯数を増やすことが
でき、高速化に対応したクローラ式走行装置を提供でき
る。
【0038】また、従来のクローラユニットにあって
は、トラックフレームは、後車軸ケースに取付固定され
た装着フレームに、揺動軸を介して左右方向の軸心廻り
に揺動自在に支持されており、また、トラックフレーム
はスプロケットの真下位置に配置されていると共に、揺
動軸はスプロケットの左右方向内方側に配置されていて
装着フレームに軸心回りに回動自在に支持されており、
且つ揺動軸の左右方向外端部とトラックフレームとが連
結されている。ところで、駆動突部を介して動力伝達さ
れるクローラベルトを採用したクローラ式走行装置にあ
っては、スプロケットの左右方向の幅も大であり、ま
た、スプロケットの回転軸心と車軸の軸心とが一致して
いると、スプロケットとトラックフレームとの間の隙間
もあまり大きく採れないことから、揺動軸とトラックフ
レームとを連結する連結部材は、トラックフレームの左
右方向内面側に取付固定される。
【0039】揺動軸とトラックフレームとを連結する連
結部材が、トラックフレームの左右方向内面側に取付固
定されると、連結部材とトラックフレームとの連結部分
に、トラクタの車体側からの荷重によって、剪断力が作
用し、連結部材とトラックフレームとの連結部分の強度
確保が困難であるという問題がある。そこで、本発明に
あっては、スプロケットに動力を伝達する車軸の軸心よ
りも上方側にスプロケットの回転軸心が位置するよう
に、該スプロケットを配置することにより、スプロケッ
トとトラックフレームとの間隔を広く採ることができ、
これにより、揺動軸の左右方向外端側を、スプロケット
の下方で且つトラックフレームの上方に配置でき、揺動
軸の左右方向外端側を、スプロケットの下方で且つトラ
ックフレームの上方に配置することにより、揺動軸とト
ラックフレームとを連結する連結部材を、トラクタの車
体側からの荷重がトラックフレームの上面側に作用する
ようにトラックフレームに固定でき、揺動軸とトラック
フレームとを連結する連結部材と、トラックフレームと
の連結部分の強度確保が図れる。
【0040】また、車軸の上方に、スプロケットを回転
駆動する駆動軸を平行に配置し、車軸に設けたギヤと、
駆動軸に設けたギヤとの間に、アイドラギヤを設けるこ
とにより、車軸から駆動軸に動力伝達するように構成す
ることにより、コンパクト化が図れる。また、車軸から
スプロケットに動力伝達する動力伝動機構を収納する伝
動ケースに、スプロケットを支持すると共に、アイドラ
及び転輪を取り付けたトラックフレームを揺動自在に支
持する揺動軸を支持する支持部を設け、伝動ケースを、
車体から左右方向外方に突出する車軸ケースに取付固定
することにより、従来のように揺動軸を支持する支持部
を車軸ケースの左右方向中途部に取り付ける場合に比べ
て、車軸ケースからの荷重の作用点が左右方向に関して
トラックフレームに近づくこととなり、これによって強
度確保が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】クローラユニットの側面図である。
【図2】トラクタ後部の背面断面図である。
【図3】トラクタの側面図である。
【図4】クローラユニット上部の背面断面図である。
【図5】スプロケットの側面図である。
【図6】スプロケットの正面断面図である。
【図7】クローラユニット下部の背面断面図である。
【図8】クローラユニット下部の側面図である。
【図9】アイドラの断面図である。
【符号の説明】
3 車体 12 スプロケット 13 アイドラ 14 転輪 15 クローラベルト 16 トラックフレーム 17 伝動ケース 19 後車軸ケース(車軸ケース) 21 支持部 22 揺動軸 23 駆動突部 25 後車軸(車軸) 26 駆動軸 29 第1ギヤ 30 第2ギヤ 31 アイドラギヤ 40 噛合部材 X スプロケットの回転軸心 Y 後車軸の軸心

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後のアイドラ間の上方にスプロケット
    を配置し、このスプロケットを回転駆動することによ
    り、スプロケット及びアイドラに巻き掛けられたクロー
    ラベルトを周方向に循環回走させるようにしたクローラ
    式走行装置において、 スプロケットに動力を伝達する車軸の軸心よりも上方側
    にスプロケットの回転軸心が位置するように、該スプロ
    ケットを配置したことを特徴とするクローラ式走行装
    置。
  2. 【請求項2】 車軸の鉛直方向上方側に、該車軸から動
    力伝達され且つスプロケットを回転駆動する駆動軸を配
    置し、車軸の鉛直方向下方側に、アイドラ及び転輪を支
    持するトラックフレームを揺動自在に支持する揺動軸を
    配置したことを特徴とする請求項1に記載のクローラ式
    走行装置。
  3. 【請求項3】 車軸の上方に、スプロケットを回転駆動
    する駆動軸を平行に配置し、車軸に設けたギヤと、駆動
    軸に設けたギヤとの間に、アイドラギヤを設けることに
    より、車軸から駆動軸に動力伝達するようにしたことを
    特徴とする請求項1又は2に記載のクローラ式走行装
    置。
  4. 【請求項4】 スプロケットの下方に、アイドラ及び転
    輪を支持するトラックフレームを配置し、このトラック
    フレームを車体側に左右方向の軸心廻りに揺動自在に支
    持する揺動軸の左右方向外端側を、スプロケットの下方
    で且つトラックフレームの上方に配置したことを特徴と
    する請求項1〜3のいずれかに記載のクローラ式走行装
    置。
  5. 【請求項5】 車軸からスプロケットに動力伝達する動
    力伝動機構を収納する伝動ケースに、スプロケットを支
    持すると共に、アイドラ及び転輪が取り付けられたトラ
    ックフレームを揺動自在に支持する揺動軸を支持する支
    持部を設け、且つ伝動ケースを、車体から左右方向外方
    に突出する車軸ケースに取付固定したことを特徴とする
    請求項1〜4のいずれかに記載のクローラ式走行装置。
  6. 【請求項6】 クローラベルトの内周側には、動力伝達
    用の駆動突部がクローラ周方向に間隔をおいて形成さ
    れ、スプロケットの外周側には、噛合部材がスプロケッ
    ト周方向に間隔をおいて設けられ、噛合部材を駆動突部
    に噛み合わせることによりスプロケットからクローラベ
    ルトに動力伝達するように構成し、そのスプロケットの
    駆動突部に対する噛み合いが全体の1/3であることを
    特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のクローラ式
    走行装置。
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