JP2002316675A - 作業車両 - Google Patents

作業車両

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JP2002316675A
JP2002316675A JP2001123376A JP2001123376A JP2002316675A JP 2002316675 A JP2002316675 A JP 2002316675A JP 2001123376 A JP2001123376 A JP 2001123376A JP 2001123376 A JP2001123376 A JP 2001123376A JP 2002316675 A JP2002316675 A JP 2002316675A
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JP
Japan
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wheel
semi
crawler
type
rear axle
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JP2001123376A
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English (en)
Inventor
Atsushi Tokuzumi
敦 徳住
Hideaki Saeki
英明 佐伯
Kiyobumi Sakurahara
清文 桜原
Yasushi Goto
廉史 後藤
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Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
Original Assignee
Iseki and Co Ltd
Iseki Agricultural Machinery Mfg Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 後車軸にホイール型後輪またはセミクローラ
型走行装置を選択的に装着可能な作業車両に於いて、ホ
イール型後輪またはセミクローラ型走行装置の着脱作業
の労苦を軽減して、ホイール型とセミクローラ型との組
み換え作業を容易にする。 【解決手段】 リヤアクスルハウジング44内に減速機
構部46を設けて、出力回転数を異にする第1の後車軸
と第2の後車軸15bとを装着可能にし、これら後車軸
の上方に位置するリヤフェンダ後半部26bを着脱自在
に構成する。ホイール型とセミクローラ型とを組み換え
る際には、このリヤフェンダ後半部26bを一時取り外
して、クレーンやホイスト等でセミクローラ型走行装置
20を持ち上げることにより、交換作業が容易となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は作業車両に関するも
のであり、特に、後車軸にホイール型後輪またはセミク
ローラ型走行装置を選択的に装着可能な作業車両に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
前車軸にホイール型前輪を装着し、後車軸にはホイール
型後輪または駆動スプロケットと従動スプロケット間に
クローラを卷装したセミクローラ型走行装置を選択的に
装着可能にした作業車両が知られている。ホイール型に
設定した作業車両をセミクローラ型に変更する場合は、
ホイールと駆動スプロケットの直径が異なることから、
後車軸部分の減速機構を変更して後車軸の回転を変更す
る必要がある。
【0003】従来、後車軸に対してホイール型後輪また
はセミクローラ型走行装置を着脱する際は、ホイール型
後輪またはセミクローラ型走行装置を人力によって持ち
上げていた。しかし、重量が大であるため、着脱作業が
極めて大変であった。特に、セミクローラ型走行装置の
重量は嵩むため、駆動スプロケットや従動スプロケッ
ト、クローラ等を分解して着脱することが多く。分解組
み立ての工数が多くなっている。
【0004】そこで、後車軸にホイール型後輪またはセ
ミクローラ型走行装置を選択的に装着可能な作業車両に
於いて、ホイール型後輪またはセミクローラ型走行装置
の着脱作業の労苦を軽減して、ホイール型とセミクロー
ラ型との組み換え作業を容易にするために解決すべき技
術的課題が生じてくるのであり、本発明はこの課題を解
決することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために提案されたものであり、前車軸12にホイー
ル型前輪13を装着し、後車軸15に、ホイール型後輪
16、若しくは、駆動スプロケット21と従動スプロケ
ット23間にクローラ24を卷装したセミクローラ型走
行装置20を選択的に装着可能な作業車両に於いて、ミ
ッションケース14の左右両側に設けたリヤアクスルハ
ウジング44内に夫々減速機構部46を配置するととも
に、該減速機構部46には出力回転数を異にする第1の
後車軸15aまたは第2の後車軸15bを装着可能に
し、第1または第2の何れか一方の後車軸15aに前記
ホイール型後輪16を装着したときはホイール型作業車
両10aを構成し、他方の後車軸15bにセミクローラ
型走行装置20を装着したときはセミクローラ型作業車
両10bを構成した作業車両、及び、前車軸12にホイ
ール型前輪13を装着し、後車軸15に、ホイール型後
輪16、若しくは、駆動スプロケット21と従動スプロ
ケット23間にクローラ24を卷装したセミクローラ型
走行装置20を選択的に装着可能な作業車両に於いて、
前記ホイール型後輪16若しくはセミクローラ型走行装
置20を駆動する後車軸15上方のフェンダ26を着脱
自在に形成した作業車両を提供するものである。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
面に従って詳述する。図1は作業車両の一例としてホイ
ール型トラクタ10aを示し、車体の前部にエンジン1
1を搭載し、その下方部に設けた前車軸12にホイール
型前輪13,13を装着している。一方、ミッションケ
ース14の後部に設けた第1の後車軸15aにホイール
型後輪16,16を装着している。
【0007】前記ミッションケース14の上方部に運転
席17を設置し、該運転席17の前方部に操向操作部で
あるステアリングハンドル18を設けてある。また、ス
テアリングハンドル18の近傍には、表示部であるモニ
タパネル19が取り付けられている。前記エンジン11
の回転動力は、ミッションケース14内の変速装置によ
り変速された後に、リヤアクスルハウジング44内の減
速機構部46にて更に減速され、第1の後車軸15aに
伝達されてホイール型後輪16が回転駆動される。
【0008】図2に示すように、前記減速機構部46
は、出力軸47の回転を大小2つの減速ギヤ48a,4
8bに伝達し、大径の減速ギヤ48aに取り付けられる
第1の後車軸15aの出力回転数と、小径の減速ギヤ4
8bに取り付けられる第2の後車軸15bの出力回転数
を異にするように構成されている。第1の後車軸15a
と第2の後車軸15bは、リヤアクスルハウジング44
の外側から夫々選択的に大径の減速ギヤ48aまたは小
径の減速ギヤ48bに嵌入して取り付けられる。本実施
の形態では、前述したホイール型後輪16の外径と、後
述する駆動スプロケット21及びクローラ24の周長と
の比率から、第1の後車軸15aにホイール型後輪16
を装着し、第2の後車軸15bにセミクローラ型走行装
置20の駆動スプロケット21を装着するが、これは特
に限定されるべきものではなく、第1の後車軸15aに
駆動スプロケット21を装着するようにしてもよい。ま
た、減速ギヤの前後位置を入れ換えて、大径の減速ギヤ
48aを小径の減速ギヤ48bよりも前に配置すること
もできる。
【0009】図3は作業車両の他の一例としてセミクロ
ーラ型トラクタ10bを示し、前述したホイール型トラ
クタ10aと同一構成部分には同一符号を付してその説
明を省略する。このセミクローラ型トラクタ10bは、
ホイール型後輪に代えて、第2の後車軸15bにセミク
ローラ型走行装置20を装着する。このセミクローラ型
走行装置20は、第2の後車軸15bに取り付けた駆動
スプロケット21と、第2の後車軸15bを中心に前後
に揺動するクローラフレーム22と、クローラフレーム
22に枢着した従動スプロケット23と、これらを取り
巻くように巻装されたクローラ24とから構成されてい
る。前記エンジン11の回転動力は、ミッションケース
14内の変速装置により変速された後に、前記減速機構
部46の小径の減速ギヤ48bを経て第2の後車軸15
bに伝達され、駆動スプロケット21が回転してクロー
ラ24が駆動される。
【0010】同図に示すように、ボンネット25とリヤ
フェンダ26との間に設けられている乗降部27には、
ナイロン等の透明な可撓性シート28を装着してある。
該可撓性シート28は、ボンネット25側に固設したフ
レーム29にその一端部を蝶着し、その他端部にフック
30を取り付けてリヤフェンダ26に係止する。セミク
ローラ型トラクタ10bは、一般的に湿田等の泥濘地で
の作業が多いため、クローラ24の表面に設けられてい
るラグが土泥を跳ね上げて、オペレータが土泥で汚損さ
れることがある。
【0011】そこで、乗降部27に前記可撓性シート2
8を装着することにより、クローラ24が跳ね上げる土
泥を遮断することができる。該可撓性シート28は透明
であるので、オペレータの視認性を妨げることはない。
また、フック30の係止を外すことにより、該可撓性シ
ート28はフレーム26の蝶着部を中心に外側へ開放す
ることができ、オペレータの乗降に支障を与えることも
ない。
【0012】ここで、前記リヤフェンダ26は、第1の
後車軸15aを装着する部位から第2の後車軸15bを
装着する部位にかけての上方部分を着脱自在に形成して
ある。例えば、図1に示したホイール型トラクタ10a
に於いて、リヤフェンダ後半部26aを着脱自在にして
おき、ホイール型後輪16を取り外してセミクローラ型
走行装置20を装着する場合は、リヤフェンダ後半部2
6aを一時取り外してリヤアクスルハウジング44の上
方部を開放することにより、前記ホイール型後輪16や
セミクローラ型走行装置20をクレーンやホイスト等で
吊り上げる際に、フックのワイヤやチェーン等が干渉す
ることがなくなって、交換作業が容易となる。
【0013】また、図3に示したセミクローラ型トラク
タ10bに於いても同様に、リヤフェンダ後半部26b
を着脱自在にしておき、セミクローラ型走行装置20を
取り外してホイール型後輪16を装着する場合は、リヤ
フェンダ後半部26bを一時取り外してリヤアクスルハ
ウジング44の上方部を開放することにより、フックの
ワイヤやチェーン等が干渉しないようにしてある。
【0014】ここで、図4乃至及び図6に示すように、
ホイール型後輪16を装着したときのリヤフェンダ後半
部26aの幅をW1とし、セミクローラ型走行装置20
を装着したときのリヤフェンダ後半部26bの幅をW2
とすれば、ホイール型よりもセミクローラ型のリヤフェ
ンダを幅広(W2>W1)に形成しておくことにより、セ
ミクローラ型トラクタ10bに於いてクローラ24が跳
ね上げる土泥の飛散を抑えることができる。
【0015】また、図7に示すように、ミッションケー
ス14の後部に接続する左右のロワリンク51の取り付
け位置も、ホイール型とセミクローラ型とで変更する。
これは、ホイール型後輪16に比べてクローラ24の後
端部分がより後方へ突出しているため、ロワリンク51
を後方へずらして接続することにより、リフトロッド5
2の干渉を防止することができる。また、このときロワ
リンク51を車体の左右内側へオフセットして取り付け
ることにより、ホイール型後輪16よりも幅広なクロー
ラ24が、ロワリンク51またはリフトロッド52に干
渉しなくなる。
【0016】一方、図3に示したように、セミクローラ
型トラクタ10bの乗降部27の下部にはブラケット5
3を固設してあり、該ブラケット53にて支持杆54の
前端部を支持している。この支持杆54は後方に延設さ
れており、支持杆54の後端部がクローラフレーム22
の内側部分に嵌挿して、セミクローラ型走行装置20の
揺動を規制している。セミクローラ型トラクタ10bは
ホイール型トラクタ10aよりも燃費が悪いため、この
ブラケット53周囲の空いたスペースにサブタンク55
を配置することにより、燃料の搭載量を増加することが
できる。
【0017】尚、前記支持杆54は車体の左右に設けて
あるので、一方のブラケット53周囲に燃料のサブタン
ク55を配置するとともに、他方のブラケット53周囲
にウォッシャ液のタンクを配置してもよい。また、セミ
クローラ型走行装置20とリヤフェンダの後半部26b
との間のスペースに燃料タンクを配置することもでき
る。斯くして、ホイール型からセミクローラ型に組み換
えたときに、空いたスペースの有効利用を図ることがで
きる。
【0018】尚、本発明は、本発明の精神を逸脱しない
限り種々の改変を為すことができ、そして、本発明が該
改変されたものに及ぶことは当然である。
【0019】
【発明の効果】本発明は上記一実施の形態に詳述したよ
うに、リヤアクスルハウジングには出力回転数の異なる
第1の後車軸と第2の後車軸の何れかを装着可能にし、
第1または第2の後車軸の何れか一方にホイール型後輪
またはセミクローラ型走行装置を選択して装着可能に構
成したことにより、ホイール型とセミクローラ型とで後
車軸の回転数を変更でき、組み換え作業を容易且つ確実
に行うことができる。
【0020】請求項2記載の発明は、後車軸上方のフェ
ンダを着脱自在にしたので、ホイール型とセミクローラ
型とを組み換える際にリヤアクスルハウジングの上方部
分を開放できる。従って、組み換え時にクレーンやホイ
スト等を使用してホイール型後輪やセミクローラ型走行
装置等を持ち上げることができ、着脱作業が極めて容易
となる。
【図面の簡単な説明】
図は本発明の一実施の形態を示すものである。
【図1】ホイール型トラクタの側面図。
【図2】リヤアクスルハウジング内の減速機構部の構成
を示す解説図。
【図3】セミクローラ型トラクタの側面図。
【図4】後車軸にホイール型後輪を装着したときの背面
図。
【図5】後車軸にセミクローラ型走行装置を装着したと
きの背面図。
【図6】(a)ホイール型トラクタに装着されるリヤフ
ェンダの斜視図。 (b)セミクローラ型トラクタに装着されるリヤフェン
ダの斜視図。
【図7】(a)ロワリンクの取り付け位置の変更状態を
示す側面図。 (b)ロワリンクの取り付け位置の変更状態を示す背面
図。
【符号の説明】
10a ホイール型トラクタ 10b セミクローラ型トラクタ 12 前車軸 13 前輪 14 ミッションケース 15a 第1の後車軸 15b 第2の後車軸 16 ホイール型後輪 20 セミクローラ型走行装置 21 駆動スプロケット 23 従動スプロケット 24 クローラ 26 リヤフェンダ 26a リヤフェンダの後半部 26b リヤフェンダの後半部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 桜原 清文 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内 (72)発明者 後藤 廉史 愛媛県伊予郡砥部町八倉1番地 井関農機 株式会社技術部内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前車軸12にホイール型前輪13を装着
    し、後車軸15に、ホイール型後輪16、若しくは、駆
    動スプロケット21と従動スプロケット23間にクロー
    ラ24を卷装したセミクローラ型走行装置20を選択的
    に装着可能な作業車両に於いて、ミッションケース14
    の左右両側に設けたリヤアクスルハウジング44内に夫
    々減速機構部46を配置するとともに、該減速機構部4
    6には出力回転数を異にする第1の後車軸15aまたは
    第2の後車軸15bを装着可能にし、第1または第2の
    何れか一方の後車軸15aに前記ホイール型後輪16を
    装着したときはホイール型作業車両10aを構成し、他
    方の後車軸15bにセミクローラ型走行装置20を装着
    したときはセミクローラ型作業車両10bを構成したこ
    とを特徴とする作業車両。
  2. 【請求項2】 前車軸12にホイール型前輪13を装着
    し、後車軸15に、ホイール型後輪16、若しくは、駆
    動スプロケット21と従動スプロケット23間にクロー
    ラ24を卷装したセミクローラ型走行装置20を選択的
    に装着可能な作業車両に於いて、前記ホイール型後輪1
    6若しくはセミクローラ型走行装置20を駆動する後車
    軸15上方のフェンダ26を着脱自在に形成したことを
    特徴とする作業車両。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005104231A (ja) * 2003-09-29 2005-04-21 Kubota Corp 走行車両
ITVR20120124A1 (it) * 2012-06-21 2013-12-22 Tidue S R L Dispositivo atto a mantenere la trazione su entrambi gli assi anteriore e posteriore di un trattore nella doppia configurazione assunta rispettivamente con ruote ovvero cingoli sull'asse posteriore.

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JP2005104231A (ja) * 2003-09-29 2005-04-21 Kubota Corp 走行車両
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