JP2005103996A - 成形同時加飾成形品の製造方法およびそれに用いる転写シート - Google Patents

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Abstract

【課題】射出成形品を形成すると同時に射出成形品の表面に加飾層を一体化接着させる。
【解決手段】加飾シート3をエジェクタピン4が付設されている射出成形金型のA金型5に配置し、基体シート上に転写層20が設けられた転写シート2を射出成形金型のB金型6に配置した後、A金型とB金型との型閉めにより成形用空間部12を形成し、該成形用空間部に成形樹脂7を注入して射出成形品を形成すると同時に射出成形品表面に加飾シートおよび転写層を形成させる成形同時加飾成形品の製造方法であって、型開きにより転写シートの基体シートと成形同時加飾成形品とが離れ、成形同時加飾成形品が射出成形金型のA金型に保持されるようにしたことを特徴とする成形同時加飾成形品の製造方法である。
【選択図】図1

Description

成形同時加飾法は、射出成形金型のA金型とB金型との間に基体シート上に加飾層を備えた加飾シートを配置し、A金型とB金型との型閉めにより形成した成形用空間内に成形樹脂を注入して射出成形品を形成すると同時に射出成形品の表面に加飾層を一体化接着させる方法である。
そして、最近では、意匠性の向上や成形樹脂表面の物性向上のニーズから、特許文献1のような成形樹脂層の片面のみならず、両面に加飾層を設ける成形同時加飾法が脚光を浴びている。このような成形同時加飾法の場合には、加飾シートをA金型およびB金型の両方の射出成形金型に配置し、成形樹脂を注入するのが一般的である。
特開平6−99457号
しかし、成形樹脂層の両面に加飾層を形成する場合、型開きに際し、得られる成形同時加飾成形品が、A金型の側に保持されたり、B金型の側に保持されたり、あるいはどちらにも保持されずに型開きと同時に射出成形金型から脱落してしまうことがあり、大量生産時おいて連続的かつ安定的に成形同時加飾成形品を回収することが困難になる問題が生じていた。
そこで、本発明者は、前記課題を解決するために次のような発明をした。すなわち、本発明の第一態様は、加飾シートをエジェクタピンが付設されている射出成形金型のA金型に配置し、転写層が設けられた転写シートを射出成形金型のB金型に配置した後、A金型とB金型との型閉めにより成形用空間部を形成し、該成形用空間部に成形樹脂を注入して射出成形品を形成すると同時に射出成形品表面に加飾シートおよび転写層を形成させる成形同時加飾成形品の製造方法であって、型開きにより転写シートの基体シートと成形同時加飾成形品とが離れ、成形同時加飾成形品が射出成形金型のA金型に保持されるようにしたことを特徴とする成形同時加飾成形品の製造方法である。
また、本発明の第二態様は、前記成形同時加飾成形品の製造方法に用いる転写シートであって、転写層の離型重さが10〜100g重/cmである転写シートである。
したがって、本発明の成形同時加飾成形品の製造方法によれば、型開きにより転写シートの基体シートと成形同時加飾成形品とが離れ、成形同時加飾成形品が絶えずA金型の側に保持され、A金型の側に付設されているエジェクタピンによって、成形同時加飾成形品を突き出した状態にすることができるため、回収装置が常に同じ方向で作動することができるので、大量生産時において連続的かつ安定的に成形同時加飾成形品を回収することができる効果がある。
また、本発明の転写シートによれば、加飾シートの形態に関わらず成形同時加飾成形品をA金型の側に保持させることができるため、A金型から射出成形品を突き出して取り出す工程が取り扱いやすくなる効果がある。
以下、図面を参照しながら本発明の成形同時加飾成形品10の製造方法を説明する。まず、対向配置した一対の射出成形金型において、A金型5の側に加飾シート3をセットし、B金型6の側に転写シート2をセットした後、A金型5とB金型6型とを型締めする(図1参照)。
A金型5は、従来と同様に方形状等に形成されるもので、その周端部にはB金型6と直接接触する基準面13を備える。この基準面13により囲まれた内側部分には、成形品の外形に適合した形状の凹部14が形成されている(図7参照)。一方、B金型6は、A金型5に対応した幅及び高さの方形状等に形成されるもので、A金型5と直接接触する平面たる基準面13を備える。この基準面13により囲まれた内側部分には、成形品の外形に適合した形状の凹部14が形成されている(図8参照)。
そして、加飾シート3および転写シート2を挟んで、A金型5の基準面13とB金型6の基準面13とが相互に接するように重ね合わせた状態(図1参照)において、A金型5の凹部14(図7参照)にはB金型6の凹部14(図8参照)が配置される。
そして、加飾シート3と転写シート2との間に成形空間部12が形成され、B金型6の凹部14の一部はゲート8となり、成形樹脂7がこのゲート8を介して成形空間部12に注入される(図1参照)。この成形空間部12の高さ、幅及び厚みは、成形品の所定の高さ、幅及び厚みに相当する。
そして、成形空間部12内に成形樹脂7が注入され固化されれば、B金型6の側に固定されている転写シート2の転写層20と成形樹脂層1とが接着し一体化する。その後、A金型5とB金型6とを開けば、転写層20と接している成形樹脂層1および基体シート30の界面うち、接着力の弱い基体シート30の側の界面から転写層20が離れて、成形樹脂層1の表面に転写層20が形成された成形同時加飾成形品10がA金型5に保持される(図2参照)。
また、射出成形金型のA金型5には、A金型5から成形同時加飾成形品10を脱離させるためのエジェクタピン4が付設されている。エジェクタピン4は、油圧などの圧力によって駆動する。
そして、エジェクタピン4によって射出成形金型のA金型5から脱離した成形同時加飾成形品10は、回収装置15によって金型から取り出される(図3参照)。回収方法としては、吸引による吸い付きの方法のほか、挟んで捕まえる方法などがある。
つぎに、本発明に使用する加飾シート3および本発明に係る転写シート2を説明する。
加飾シート3は、基体シート30上に剥離しない加飾層3が形成されるシートである。加飾層3の一例としては図柄層33、接着層34が順次積層されたものがある(図5参照)。そして、成形樹脂層1と加飾シート3とが接着一体化することにより、成形同時加飾成形品10を形成する(図4参照)。
なお、加飾シート3の基体シート30には図柄層33、接着層34との密着を良くするためのアンカー層35を形成しておいてもよい。また、図柄層40と接着層34との間にも、密着を良くするためのアンカー層35を形成しておいてもよい。また、図柄層40が接着性を有する場合は接着層34を省略してもよい。
一方、転写シート2は、基体シート21上に成形後剥離可能な転写層20が形成されるシートである。転写層20の一例としては剥離層22、図柄層23、接着層24が順次積層されたものがある(図6参照)。そして、成形樹脂層1と転写シート2とが接着した後に基体シート21が剥離除去され、転写層20が成形樹脂層1上に形成される(図4参照)。
なお、転写シート2の基体シート21上には、剥離層22との離型を調整するための離型層25を形成しておいてもよい。また、転写シート2の図柄層23が剥離性を有する場合は剥離層22を、図柄層23が接着性を有する場合は接着層24を、それぞれ省略してもよい。また、剥離層22と図柄層23または 図柄層23と接着層24との間に密着を良くするためのアンカー層26を形成しておいてもよい。
基体シート21,30の材質は、ポリエステル系樹脂、塩化ビニル系樹脂、アクリル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、アセテート系樹脂、ポリアミド系樹脂などが好ましい。
基体シート21,30の膜厚は5μm〜5mmが好ましい。膜厚が5μmより薄いと、シートに剛性がなく皺が入りやすいという問題があり、5mmより厚いと、剛性がありすぎて取り扱いにくいという問題があるためである。
基体シート21,30の形成方法は、押出成形、カレンダー成形、キャストなどの汎用の製膜方法で構わない。なお、基体シート1は、必要に応じて印刷層を形成する側の表面に予めコロナ放電処理、プラズマ処理、易接着プライマーコート処理等の易接着処理を施しておいてもよい。
離型層25の材質は、メラミン系樹脂、シリコン系樹脂、フッ素系樹脂、アルキッド系樹脂、フェノール系樹脂を挙げることができ、剥離層からの離型性に応じて、適宜、好ましい材料を選択する。
離型層25の膜厚は0.5μm〜50μmが好ましい。膜厚が0.5μmより薄いと、十分な離型性が得られないという問題があり、50μmより厚いと、印刷後に乾燥し難いという問題があるためである。
離型層25の形成方法は、グラビア印刷、オフセット印刷、スクリーン印刷などの方法でも、塗装、ディッピング、リバースコーターなどの方法でもよい。
剥離層22の材質としては、アクリル系樹脂、ビニル系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ビニロン系樹脂、アセテート系樹脂、ポリアミド系樹脂を挙げることができ、離型層からの剥離性に応じて、適宜、好ましい材料を選択する。
剥離層22の膜厚は0.5μm〜50μmが好ましい。膜厚が0.5μmより薄いと、十分な剥離性が得られないという問題があり、50μmより厚いと、印刷後に乾燥し難いという問題があるためである。
剥離層22の形成方法は、グラビア印刷、オフセット印刷、スクリーン印刷などの方法でも、塗装、ディッピング、リバースコーターなどの方法でもよい。
図柄層23、33は木目柄、石目柄、布目柄、文字、幾何学模様、ベタパターン等の加飾したい絵柄を形成した層である。なお、図柄層23、33は並列して複数形成してもよい。また、図柄層23、33には、必要に応じて金属膜層を設けてもよい。この場合、金属膜層は全面でもパターン状でもよい。
図柄層23、33の材質は、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂、ビニル系樹脂、硝化綿系樹脂、ウレタン系樹脂、塩化ゴム系樹脂などを挙げることができるが、特に限定されない。また、金属膜層の場合には、アルミニウム、クロム、銅、ニッケル、インジウム、錫、酸化珪素などを挙げることができるが、特に限定されない。。
図柄層23、33の膜厚は0.5μm〜50μmが好ましい。膜厚が0.5μmより薄いと、十分な意匠性が得られないという問題があり、50μmより厚いと、印刷後に乾燥し難いという問題があるためである。ただし、金属膜層の場合は150Å〜1200Åが好ましい。膜厚が150Åより薄いと、十分な意匠性が得られないという問題があり、1200Åより厚いと、クラックが生じやすいという問題があるためである。
図柄層23、33の形成方法は、グラビア印刷、オフセット印刷、スクリーン印刷などの方法でも、塗装、ディッピング、リバースコーターなどの方法でもよい。金属膜層の場合には、真空蒸着やメッキ等の方法がある。
接着層24、34の材質としては、アクリル系樹脂、ビニル系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ビニロン系樹脂、アセテート系樹脂、ポリアミド系樹脂を挙げることができ、成形樹脂との接着性に応じて、適宜、好ましい材料を選択する。
接着層24、34の膜厚は0.5μm〜10μmが好ましい。膜厚が0.5μmより薄いと、十分な密着が得られないという問題があり、10μmより厚いと、印刷後に乾燥し難いという問題があるためである。
接着層24、34の形成方法は、グラビア印刷、オフセット印刷、スクリーン印刷などの方法でも、塗装、ディッピング、リバースコーターなどの方法でもよい。
アンカー層26、35の材質としては、アクリル系樹脂、ビニル系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、ポリプロピレン系樹脂、ポリエチレン系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、ビニロン系樹脂、アセテート系樹脂、ポリアミド系樹脂を挙げることができ、成形樹脂との接着性に応じて、適宜、好ましい材料を選択する。
アンカー層26、35の膜厚は0.5μm〜10μmが好ましい。膜厚が0.5μmより薄いと、十分な密着が得られないという問題があり、10μmより厚いと、印刷後に乾燥し難いという問題があるためである。
アンカー層26、35の形成方法は、グラビア印刷、オフセット印刷、スクリーン印刷などの方法でも、塗装、ディッピング、リバースコーターなどの方法でもよい。
なお、加飾シート3の形態は、所定の寸法にカットされた枚葉状のものが好ましい。A金型から射出成形品を突き出して取り出すときに、加飾シート3の縁がない方が取り扱いやすいためである(図4参照)。
一方、転写シート2の形態は、巻きロールなどの長尺状のものが好ましい。転写シート2をB金型6側のシート送り装置に固定し一定の張力に保持した方が、型開きにより転写シート2の基体シート21と成形同時加飾成形品10とが離れやすくなるためである。
また、転写シート2の転写層の離型重さは、10〜100g重/cmが好ましい。10g重/cm未満であると成形樹脂の流動する圧力で転写層が動いて所望の位置に形成することができなくなり、100g重/cmを超えると、加飾シート3の形態が所定の寸法にカットされた枚葉状のものである場合に、成形同時加飾成形品がA金型に保持されなくなるためである(表1、表2参照)。
転写シート2の転写層の離型重さを測定する方法は、幅1cmの転写シート2を被転写板17に貼り付けた後、被転写板17の端部を片方のチャック16で固定し、その後に転写シート2の基体シート21を2cm剥がし、180°に折り曲げて基体シート21を他方のチャック16で固定して、環境温度25℃下で引張って剥離強度を測定する方法である(図9参照)。
厚み38μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(易接着処理)からなる基体シート上に様々な比率のメラミン樹脂とシリコン樹脂からなる離型層を形成し、次いでウレタン樹脂系の二液硬化型インキを用いて剥離層をグラビア印刷法により形成した。これを120℃で5分間熱処理後、真空蒸着法にて厚み600±50Åのアルミニウム金属膜からなる図柄層をパターン形成し、次いで塩化ビニル酢酸ビニル共重合体樹脂からなる接着層をグラビア印刷法により形成し、様々な離型重さの転写シートを得た。
一方、厚み70μmのポリカーボネートフィルムからなる基体シート上に、ウレタン樹脂系の二液硬化型インキを用いて剥離層をグラビア印刷法により形成した。これを120℃で5分間熱処理後、真空蒸着法にて厚み600±50Åのアルミニウム金属膜からなる図柄層をパターン形成し、次いで塩化ビニル酢酸ビニル共重合体樹脂からなる接着層をグラビア印刷法により形成した後、トムソン打抜き装置によって所望の寸法にカットされた加飾シートを得た。
得られた加飾シートをエジェクタピンが付設された射出成形金型のA金型に配置し、様々な離型重さの転写シートをB金型に配置した後、アクリロニトリルブタジエンスチレン共重合体樹脂からなる成形樹脂を注入し、冷却固化させて加飾シートおよび転写シートと成形樹脂とを一体化させた後、射出成形金型を開いたところ表2の結果が得られた。
Figure 2005103996
※転写層の形成位置の可否は、転写層がほぼ所望の位置に形成されている場合には○、成形樹脂の流動する圧力で転写層が動いて所望の位置に形成することができない場合に×とする。
そして、成形同時加飾成形品がA金型側に保持された場合には、吸引装置の付いた回収装置によって連続的かつ安定的に成形同時加飾成形品を回収することが可能であった。
厚み38μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(易接着処理)からなる基体シート上にメラミン樹脂からなる離型層を形成し、次いで様々な比率のアクリル樹脂と塩化ビニル酢酸ビニル共重合体樹脂からなる剥離層をグラビア印刷法により形成した。次いで、塩化ビニル酢酸ビニル共重合体樹脂からなる図柄層をグラビア印刷法により形成し、様々な離型重さの転写シートを得た。
一方、厚み70μmのポリカーボネートフィルムからなる基体シート上に、ウレタン樹脂系の二液硬化型インキを用いて剥離層をグラビア印刷法により形成した。これを120℃で5分間熱処理後、真空蒸着法にて厚み600±50Åのアルミニウム金属膜からなる図柄層をパターン形成し、次いで塩化ビニル酢酸ビニル共重合体樹脂からなる接着層をグラビア印刷法により形成した後、トムソン打抜き装置によって所望の寸法にカットされた加飾シートを得た。
得られた加飾シートをエジェクタピンが付設された射出成形金型のA金型に配置し、様々な離型重さの転写シートをB金型に配置した後、アクリロニトリルスチレン共重合体樹脂からなる成形樹脂を注入し、冷却固化させて加飾シートおよび転写シートと成形樹脂とを一体化させた後、射出成形金型を開いたところ表2の結果が得られた。
Figure 2005103996
そして、成形同時加飾成形品がA金型側に保持された場合には、吸引装置の付いた回収装置によって連続的かつ安定的に成形同時加飾成形品を回収することが可能であった。
この発明の成形同時加飾成形品は、携帯通話機器の上蓋や下蓋、電子応用玩具の表面部品や外装部品、炊飯器入力部パネルや自動車内外装パネル、パチンコ台の外枠などに利用できる。
図面は、何れも、本発明に係る成形同時加飾成形品の製造方法並びにこれに用いる射出成形金型、加飾シート、転写シート、離型重さ測定装置およびこれらを用いて得られた成形同時加飾成形品の一実施例を示す。
A金型とB金型との間に加飾シートおよび転写シートを挿入し、型締め後、成形樹脂を射出し、成形樹脂が成形空間部に充填される途中の状態を示す射出成形用金型の断面図である。 型開き後、成形同時加飾成形品を突き出した状態を示す射出成形同時加飾用金型の断面図である。 回収装置が成形同時加飾成形品を回収する状態を示す射出成形同時加飾用金型の断面図である。 回収された成形同時加飾成形品の断面図である。 加飾シートの断面図である。 転写シートの断面図である。 射出成形金型のA金型の断面図である。 射出成形金型のB金型の断面図である。 剥離重さ測定装置の概略断面図である。
符号の説明
1 成形樹脂層
2 転写シート
3 加飾シート
4 エジェクタピン
5 A金型
6 B金型
7 成形樹脂
8 ゲート
10 成形同時加飾成形品
12 成形空間部
13 基準面
14 凹部
15 回収装置
16 チャック
17 被転写板
20 転写層
21、30 基体シート
22 剥離層
23、33 図柄層
24、34 接着層
25 離型層
26,35 アンカー層

Claims (2)

  1. 加飾シートをエジェクタピンが付設されている射出成形金型のA金型に配置し、基体シート上に転写層が設けられた転写シートを射出成形金型のB金型に配置した後、A金型とB金型との型閉めにより成形用空間部を形成し、該成形用空間部に成形樹脂を注入して射出成形品を形成すると同時に射出成形品表面に加飾シートおよび転写層を形成させる成形同時加飾成形品の製造方法であって、型開きにより転写シートの基体シートと成形同時加飾成形品とが離れ、成形同時加飾成形品が射出成形金型のA金型に保持されるようにしたことを特徴とする成形同時加飾成形品の製造方法。
  2. 前記請求項1に記載の成形同時加飾成形品の製造方法に用いる転写シートであって、転写層の離型重さが10〜100g重/cmである転写シート。
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