JP2005103683A - ワイヤソー - Google Patents

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Abstract

【課題】被加工物の反りを安定して小さくすることができ、かつ後工程の研磨において平坦度の向上が図れるワイヤソーを提供する。
【解決手段】本ワイヤソーは、ローラ機構部と、ワーク保持機構部を具備するワイヤソーにおいて、ローラ機構部とワーク保持機構部の相対位置を測定する位置検知手段と、位置検知手段からの位置情報に基づき、相対位置の変化に応じて被加工物を面内で移動させる相対位置制御手段を有し、ワイヤに対する被加工物の長軸方向の相対位置を制御しながら被加工物を切断する。
【選択図】 図1

Description

本発明はワイヤソーに係わり、特に、ワイヤに対する被加工物の長軸方向の相対位置を制御しながら被加工物を切断することを特徴とするワイヤソーに関する。
近年、ウェーハの大口径化および高平坦化に伴い、単結晶インゴットの切断にはワイヤソーが一般的に使用されている。このワイヤソーは所定ピッチのワイヤ列に単結晶インゴットを押付け、砥粒を含むスラリを注ぎながら、ワイヤと単結晶インゴットを相対運動させ、研削作用によって多数のウェーハを同時に切断する装置である。
ワイヤソーの利点は、インゴットから一度に多数のウェーハを同時に切断することができるため生産性が高く、また同時切断により切断後のウェーハをほぼ同一形状に製造できるところにある。これに対して、ワイヤソーを用いる問題点としては、切断後のウェーハの反りが大きいことである。ワイヤソーでは、ワイヤを巻き掛ける溝付ローラのベアリング部において発生する摩擦熱や、インゴットをワイヤに押し付けた際に発生する摩擦熱が、装置主要部、インゴット自身および加工室内の温度を上昇させる。
この切断加工中の温度上昇により、インゴット及び装置各部は熱膨張し、インゴットとワイヤには相対的な位置ずれが生じ、これが切断されるウェーハが反りに影響を及ぼす原因となっている。
その対策として、従来はワイヤを巻き掛ける溝付ローラのベアリング部やハウジング部などに媒体を用いて温度上昇の影響を抑制しており、反りはある程度改善されていた。また、インゴットに温度制御されたスラリまたは空気を供給して、インゴットの温度を制御しながら切断を行なうことにより、さらに反りを改善することが行なわれていた。
しかしながら、切断後のウェーハに生じる反り形状には、インゴットの熱膨張や溝付ローラの膨張により生じるインゴットの長軸方向で大きさが変化する反り形状成分と、インゴットとワイヤとの相対位置が平行移動することにより生じるインゴットの短軸方向で同一となる反り形状成分が混在している。
上記のような反り対策は、インゴットの寸法、切断速度、砥粒及びスラリなどの加工条件によっては、加工中の発熱量に差が生じるため、反り形状にバラツキを生じる。また、インゴット及びローラベアリング部の温度上昇を適切に抑制できた場合、主に前者の反り成分を抑制する効果があるものの、後者に対する反り成分を抑制する効果は小さく、インゴットをワイヤに押し付けて切断を行なう際、インゴットの送りテーブルは機械精度及び熱変形によって、インゴットはワイヤに対して相対的に平行移動してしまうことが明らかとなっている。
切断加工後のウェーハの反りは、その後のラッピング及びエッチングなどの加工工程を経ても、修正することができずに、研磨工程における平坦度に影響を与える。研磨後のウェーハ平坦度は益々要求が厳しくなっており、従来に比べより平坦であることが望まれている。
そこで、被加工物の反りを安定して小さくすることができ、かつ後工程の研磨において平坦度の向上が図れるワイヤソーが要望されていた。
なお、特許文献1には、ワイヤーリール、ワイヤー案内装置、複数のガイドローラ、ダンサローラが、ワイヤー列を挟んで左右対称に架台に配置されたワイヤソーが提案されている。しかし、特許文献1のワイヤソーは、架台に熱変形が生じても、その熱変形を受ける方向がワイヤー列のワイヤー走り方向と一致するため、切断されるウェーハの反り精度に影響を及ぼしにくくするものであるが、ワイヤに対する被加工物の長軸方向の相対位置を制御しながら被加工物を切断するワイヤソーでないため、インゴットのワイヤに対する平行移動成分をインゴットの長軸方向位置の制御によって補正することが不充分であり、被加工物の反りを安定して小さくすることができない。
また、特許文献2には、インゴットへのワイヤの切り込み位置を位置センサにより検出し、その検出データに基づき、冷媒温度調整手段によって、予めインゴットに対するワイヤの切り込み位置に応じて設定された温度に達するまで、各軸受の冷媒流路を流れる冷媒の温度を変更する。冷媒の温度を下げると、各軸受が冷却され、また、冷媒の温度を上げることにより、各軸受の温度を高めることができ、これにより、ワイヤ列を構成するワイヤ全体の走行位置のずれが抑えられ、ウェーハの反りが小さくなるワイヤソーが提案されている。しかし、特許文献2のワイヤソーは、単に軸受部を冷却する方法であり、ワイヤに対する被加工物の長軸方向の相対位置を制御しながら被加工物を切断するワイヤソーでないため、インゴットのワイヤに対する平行移動成分をインゴットの長軸方向位置の制御によって補正することが不充分であり、被加工物の反りを安定して小さくすることができない。
特開平8−71909号公報(段落[0008]、[0016]、図2) 特開2003−145406号公報(段落[0011]、[0031]、図1)
本発明は上述した事情を考慮してなされたもので、被加工物の反りを安定して小さくすることができ、かつ後工程の研磨において平坦度の向上が図れるワイヤソーを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の1つの態様によれば、回転自在に設けられた複数個の溝付ローラとこれらの溝付ローラ間に張設されたワイヤを有するローラ機構部と、前記ワイヤに押圧されて切断される被加工物を保持するワーク保持機構部を具備するワイヤソーにおいて、前記ローラ機構部とワーク保持機構部の相対位置を測定する位置検知手段と、前記位置検知手段からの位置情報に基づき、相対位置の変化に応じて被加工物を面内で移動させる相対位置制御手段を有し、前記ワイヤに対する被加工物の長軸方向の相対位置を制御しながら被加工物を切断することを特徴とするワイヤソーが提供される。これにより、被加工物の反りを安定して小さくすることができ、かつ後工程の研磨において平坦度の向上が図れるワイヤソーが実現される。
好適な一例では、前記位置検知手段は、前記ローラ機構部の溝付ローラ端部と、ワーク保持機構部の被加工物が取り付けられるワーククランプ部端部間を測定する。これにより、ローラ機構部とワーク保持機構部の相対位置(両者の距離)は、正確に測定される。
また、他の好適な一例では、被加工物の長軸方向位置を、事前に切断した被加工物の切断方向の直径上におけるうねり形状情報に基づいて、うねり形状を打ち消すようにコンピュータ制御する。これにより、インゴットとワイヤとの相対位置ずれを極めて小さくできる。
また、他の好適な一例では、前記相対位置制御手段は、装置架台に取り付けられた温度制御機構である。これにより、切断中に生じるインゴットとワイヤとの相対位置変化を測定しながら、インゴットのワイヤに対する平行移動成分をインゴットの長軸方向位置の制御によって補正できる。
また、他の好適な一例では、前記相対位置制御手段は、ワークプレート、ワーククランプ部、溝付ローラおよび溝付ローラ軸受部の温度制御による。これにより、切断中に生じるインゴットとワイヤとの相対位置変化を測定しながら、インゴットのワイヤに対する平行移動成分をインゴットの長軸方向位置の制御によって補正できる。
また、他の好適な一例では、前記相対位置制御手段は、ワークプレートにスラリを流して行われるワークプレートの温度制御による。これにより、インゴットWの反り及び厚さムラを抑制し、高精度の切削が可能となる。
本発明に係わるワイヤソーによれば、被加工物の反りを安定して小さくすることができ、かつ後工程の研磨において平坦度の向上が図れるワイヤソーを提供することができる。
以下、本発明に係わるワイヤソーの第1実施形態について添付図面を参照して説明する。
図1は本発明に係わるワイヤソーの斜視状態を示す概念図、図2はその正面状態を示す概念図である。
図1及び図2に示すように、本発明に係わるワイヤソー1は、回転自在に設けられた3個の溝付ローラ2(2a、2b、2b)とこれらの溝付ローラ2間に張設されたワイヤ3aからなるワイヤ列3を有するローラ機構部4と、ワイヤ3aに押圧されて切断される被加工物(例えば単結晶インゴット)Wを保持するワーク保持機構部11と、ワーク送り機構部5を具備し、ワーク保持機構部11はワーク送り機構部5に移動可能に取り付けられており、ローラ機構部4及びワーク送り機構部5は装置架台6に取り付けられている。
また、ローラ機構部4とワーク保持機構部11の相対位置を測定する位置検知手段7が、ワーク保持機構部11に設けられ、位置検知手段7からの位置情報に基づき、相対位置の変化に応じて被加工物を面内で移動させる相対位置制御手段としてのワーク送り機構部5を有している。
3個の溝付ローラ2(2a、2b、2b)のうち、溝付ローラ2aは図4に示すローラ駆動モータ9により駆動されるドライブローラであり、他の溝付ローラ2b、2bはドリブンローラであり、ワイヤ列3のワイヤ3aをドライブローラである溝付ローラ2aの駆動により往復運動させるようになっている。また、単結晶インゴットWの切断時にスラリ供給装置10に接続されたスラリ供給口10aからワイヤ列3または溝付ローラ2にスラリを供給するようになっている。
さらに、ワイヤ列3に対向する上方には、上記ワーク保持機構部11が設けられており、このワーク保持機構部11は、ワイヤ列3上にインゴットWをベース12aを介して位置決めし固定保持するプレート12bと、このプレート12bを昇降自在にするワーククランプ部13を有している。また、ワーク送り機構部5はワーククランプ部13を昇降させるYテーブル機構14であるサーボモータ14aとボールネジ14bとリニアガイド14cを有している。また、ワーククランプ部13は、プレート12b、ベース12aを介してワーククランプ部13に取り付けられた単結晶インゴットWをその長軸方向に移動可能にし、かつ相対位置制御手段として用いられるXテーブル機構8に取り付けられており、このXテーブル機構8はサーボモータ8aとボールネジ8bとリニアガイド8cを有し、サーボモータ8aにより微小量のX軸方向駆動を行うようになっている。これにより、切断中に生じる単結晶インゴットWとワイヤ3aとの相対位置変化を測定しながら、単結晶インゴットWのワイヤ3aに対する平行移動成分を単結晶インゴットWの長軸方向位置の制御によって補正できる。
次に単結晶インゴットWの長軸方向の制御機構を説明する。
ワーククランプ部13の両端には、位置検知手段7の一部としてのレーザ距離計7aが設けられており、さらに、溝付ローラ2が配設されたハウジング部15に取り付けられ位置検知手段7の一部としての基準ゲージ7bが設けられており、ローラ機構部4とワーク保持機構部11の相対位置、例えば、ローラ機構部4の溝付ローラ両端部とワーク保持機構部11のワーククランプ13両端部間の距離dの測定ができるようになっている(図2)。これにより、ローラ機構部4とワーク保持機構部11の相対位置(両者の距離)は、正確に測定される。なお、本実施形態では、位置検出手段の一部として2個のレーザ距離計を設けた例で説明したが、1個設けワーククランプ部の片端で基準ゲージとワーククランプ部との距離を測定するようにしてもよい。
位置検知手段7としてのレーザ距離計7aは、図3に示すように、基準ゲージ7bに対向して設けられ、発光素子ドライバー7a1に制御され、レーザ光を発振する発光素子7a2と、この発光素子7a2の光軸上に設けられた投光レンズ7a3と、上記光軸の基準ゲージ7bに対する反射光軸上に設けられた結像レンズ7a4と、反射光軸上のポジションセンサ7a5と、このポジションセンサ7a5からの位置情報を処理する信号処理手段7a6とを有しており、この信号処理手段7a6はワイヤソー全体を制御し図4に示す制御装置16に接続されている。なお、発光素子7a2、投光レンズ7a3、結像レンズ7a4、ポジションセンサ7a5は、一体的にケーシングに収納されて検出ヘッド7a7を形成している。制御装置16は図4に示すようにローラ駆動モータ9、スラリ供給装置10を制御すると共に、CPU16aがROM16b及びRAM16cとデータのやりとりを行ないながらROM16bに記憶されている制御プログラムの実行及びレーザ距離計7aからの距離情報(相対位置情報)に基づき、Xテーブル機構サーボモータ8a、Yテーブル機構サーボモータ14aを制御することによって、単結晶インゴットの長軸方向位置を、事前に切断した被加工物の切断方向の直径上におけるうねり形状を測定し予め記憶されたデータに基づいて、うねり形状を打ち消すようにコンピュータ制御できるようになっている。
次に本発明に係わるワイヤソーを用いた単結晶インゴットの切断方法について説明する。
インゴットWをベース12aに保持し、ワーククランプ部13に取り付けられたプレート12bに位置決め後固定保持し、Yテーブル機構14を作動させてインゴットWをワイヤ列3に押圧し、スラリをワイヤ列3または溝付ローラ2に供給しながらワイヤ3を送りインゴットWを所定の厚さに切断する。
この切削工程において、位置検知手段としてのレーザ距離計7a及び基準ゲージ7bにより、溝付ローラ両端部とワーククランプ部両端部の相対位置を測定しつつ、この相対位置情報を制御装置16に入力し、制御装置16を介して相対位置制御手段としてのXテーブル機構8を制御し、相対位置変化に応じてインゴットWの長軸方向位置を制御しながらインゴットWを切断する。切断中に測定される溝付ローラの両端部とワーククランプ部両端部の相対位置の変化量が、両端部で等しくなるように制御するのが好ましい。また、インゴットの長軸方向位置を、事前に切断したインゴットの切断方向の直径上におけるうねり形状を測定し予め記憶されたデータに基づいて、うねり形状を打ち消すように次回加工においてコンピュータ制御してもよい。このように、切断中に生じる単結晶インゴットWとワイヤ3aとの相対位置変化を測定しながら、インゴットWのワイヤ3aに対する平行移動成分をインゴットWの長軸方向位置の制御によって補正するために、単結晶インゴットWとワイヤ3aとの相対位置ずれを極めて小さくすることができる。従って、切断後のウェーハに生じる反り形状において、単結晶インゴットWとワイヤ3aとの平行移動により生じる反り形状成分を小さくすることが可能となり、ウェーハ全体の反りを小さくすることができ、後工程の研磨後の平坦度は大幅に改善できる。
インゴットの長軸方向位置は、切断中に測定される溝付ローラの両端部とワーククランプ部両端部の相対位置の変化量が、共に等しくなるように制御されるのが好ましい。但し、インゴット、プレート、ワーククランプ部、溝付ローラ、溝付ローラ軸受部および装置架台の温度制御条件や、ワイヤソーの構造及び切断加工条件によっては、必ずしも相対位置変化量が両端で等しくなるようにすることが好ましいとは限らない。この場合は、予め切断されたウェーハの切断方向の直径上におけるうねり形状測定結果に基づき、うねり形状を打ち消すようにインゴットの長軸方向位置を制御することが好ましい。さらに、これ以降の切断では、うねり形状を打ち消すようにインゴットの長軸方向位置を制御したときの相対位置変化を再現するように、インゴット及びワイヤとの相対位置を制御すればよい。
上記のように本実施形態によれば、安定してインゴットとワイヤとの相対位置変化を極めて小さくすることが可能となり、その結果ウェーハの反りを極めて小さくすることができる。これにより、従来よりも一層高精度な切断加工が可能となり、後工程の研磨におけるウェーハの平坦度がより一層改善され、製品歩留の向上とコストダウンが図れる。
また、本発明のワイヤソーの第2実施形態について説明する。
上記第1実施形態は相対位置制御手段が、ワーク保持機構部に設けられるのに対して、本第2実施形態はローラ機構部に設けられる。
例えば、図5に示すように第2実施形態のワイヤソー1Aは、ローラ機構部4Aと、Yテーブル機構14Aからなるワーク送り機構部5Aに移動可能に取り付けられているワーク保持機構部11Aを具備し、さらに、ローラ機構部4Aとワーク保持機構部11Aの相対位置を測定する位置検知手段7Aと、ローラ機構部4Aに設けられ、位置検知手段7Aからの位置情報に基づき、相対位置の変化に応じてインゴットWを面内で移動させる相対位置制御手段としてのXテーブル機構8Aを有している。このXテーブル機構8Aは、サーボモータ8Aaとボールネジ8Abとリニアガイド8Acを有し、サーボモータ8Aaにより微小量のX軸方向駆動を行なうようになっている。
従って、切削時において、レーザ距離計7Aa及び基準ゲージ7Abにより、溝付ローラ両端部とワーククランプ部両端部の相対位置を測定しつつ、Xテーブル機構8Aを制御し、相対位置変化に応じてインゴットWの長軸方向位置を制御しながらインゴットWを切断する。これにより、切断後のウェーハに生じる反り形状において、インゴットとワイヤとの平行移動により生じる反り形状成分を小さくすることが可能となり、ウェーハ全体の反りを小さくすることができ、後工程の研磨後の平坦度は大幅に改善できる。他の構成は図1に示すワイヤソーと異ならないので、同一符号を付して説明は省略する。
また、本発明のワイヤソーの第3実施形態について説明する。
上記第1実施形態は、相対位置制御手段としてのXテーブル機構がワーク保持機構部に設けられるのに対して、本第3実施形態は相対位置制御手段として装置架台に温度制御手段を設ける。
例えば、図6に示すように、第3実施形態のワイヤソー1Bは、装置架台6Bに相対位置制御手段として装置架台内部に温度制御手段8Bが設けられている。この温度制御手段8Bは温度媒体流路8B1あるいは加熱用ヒータ8B2が用いられ、温度制御手段8Bは被加工物の長軸方向と直交する方向(垂直方向)に配設されている。従って、インゴットの長軸方向と直交する方向に加熱して、意図的に熱変形を与えることにより、位置検出手段としてのレーザ距離計7Ba及び基準ゲージ7Bbからの距離情報に基づき、インゴットWとワイヤ3Bとの相対位置を制御する。これにより、切断後のウェーハに生じる反り形状において、インゴットとワイヤとの平行移動により生じる反り形状成分を小さくすることが可能となり、ウェーハ全体の反りを小さくすることができ、後工程の研磨後の平坦度は大幅に改善できる。
また、本発明のワイヤソーの第4実施形態について説明する。
上記第3実施形態は、相対位置制御手段として装置架台に温度制御手段を設けるのに対して、本第4実施形態は相対位置制御手段として、ワークプレート、ワーククランプ部、溝付きローラおよび溝付きローラ軸受部のいずれか一つ、または複数個に対して、温度制御手段を設ける。
例えば、図7に示すように、第4実施形態のワイヤソー1Cは、相対位置制御手段としての温度制御手段8C1がワーククランプ部13Cに媒体流路の形態で設けられ、また、ローラ軸受部の近傍のハウジング部15Cに相対位置制御手段としての温度制御手段8C2が媒体流路の形態で設けられている。従って、媒体流路を流れ媒体により、ワーククランプ部13C、ローラ軸受部近傍のハウジング部15Cの温度制御を行ない、意図的に熱変形を制御することにより、位置検出手段としてのレーザ距離計7Ca及び基準ゲージ7Cbからの距離情報に基づき、インゴットWとワイヤ3Cとの相対位置を制御する。これにより、切断後のウェーハに生じる反り形状において、インゴットとワイヤとの平行移動により生じる反り形状成分を小さくすることが可能となり、ウェーハ全体の反りを小さくすることができ、後工程の研磨後の平坦度は大幅に改善できる。
また、本発明のワイヤソーの第5実施形態について説明する。
本第5実施形態は、上記第4実施形態における相対位置制御手段である温度制御は、ワークプレートにスラリを供給して行われる。
例えば、図8に示すように、本5実施形態のワイヤソー1Dは、温度センサSDが取り付けられたワークプレート12Dbに、その上面から下面に至る貫通孔12Dbを多数穿設し、また、ワークプレート12Dbの上方に設けられたスラリ供給口10Daと、ワイヤ列3D上方にスラリ供給口10Daをそれぞれ設ける。従って、スラリ供給口10Daからワイヤ列3Dにスラリを供給し、スラリ供給口10Daからスラリをワークプレート12Dbの上面、貫通孔12Dbを通して下面に流し、温度センサsDで温度検知しながら、ワークプレート12Dbの温度を制御し、さらに、整流板12Dc、ベース12aの側面を介してインゴットWに供給し、インゴットWの温度を制御するようになっている。これにより、インゴットWの反り及び厚さムラを抑制し、高精度の切削が可能となる。
なお、本発明に係わるワイヤソーは、第1実施形態と第2実施形態とを組み合わせ、相対位置制御手段をXテーブル機構部と送りテーブル機構で形成してもよく、また、第1実施形態と第4実施形態とを組み合わせ、相対位置制御手段をXテーブル機構部と、ワークプレート、ワーククランプ部、溝付きローラおよび溝付きローラ軸受部のいずれか一つ、または複数個に対して設けられた温度制御手段とで形成するようにしてもよく、さらに、各実施形態の組み合わせを行なっても本発明の効果が得られる。
本発明のワイヤソー及び従来のワイヤソーを用いて、シリコン単結晶インゴットの切断を行ない、ウェーハの反り状態を確認し、発明の効果を確認した。
従来例: 相対位置制御手段を有さず、また、被加工物およびワークプレートの温度制御を行なわない従来のワイヤソーを用いて切断加工した。被加工物には直径200mmのシリコン単結晶インゴットを使用し、ワイヤにはピアノ線を、スラリにはSiCの砥粒とクーラント液の混合液を使用し、スラリ供給装置からスラリを供給し、およそ400枚の切断を行った。
結果;図9に得られたウェーハの切断方向における直径上の反り形状を被加工物の部位別に示す。図9からもわかるように、反り形状は、インゴットの長軸方向で異なっていることが明らかである。
実施例1 : 図1に示すような本発明のワイヤソーを用いワーククランプ部と溝付ローラの相対変位測定を実施しながら、両端部における相対変位量が等しくなるように、インゴットの長軸方向位置を相対位置制御手段を用いて制御しつつ、およそ400枚の切断を行なった。切削条件は上記従来例と同様である。
結果;図10に得られたウェーハの切断方向における直径上の反り形状をインゴットの部位別に示す。図10からもわかるように、反り形状は、インゴットの中央部に対して対称的な反り形状となっていることから、インゴットとワイヤとの平行移動による反り成分に対する効果が確認できる。
実施例2: 図1に示すような本発明のワイヤソーに加え、図8に示すようなワークプレートにスラリを流す本発明のワイヤソーを用い、200mmのシリコン単結晶インゴットを使用し、ワイヤにはピアノ線を、スラリにはSiCの砥粒とクーラント液の混合液を使用し、スラリの流路を設けたワークプレートにスラリを流すと共に、スラリ供給装置からもスラリを供給し、実施例1と同様にインゴットの長軸方向位置を相対位置制御手段を用いて制御しつつ、およそ400枚の切断を行なった。
結果;図11に得られたウェーハの切断方向における直径上の反り形状をインゴットの部位別に示す。
従来例及び実施例1に比べ、極めて小さな反りを持つウェーハが得られている。インゴットとワイヤとの平行移動による反り成分が改善されることによって、さらなる反りのレベルアップが可能であることもわかった。
実施例3: 実施例2の反り形状測定結果から、相対位置制御手段の制御の条件出しを行ない、この条件データをROMに記憶し、インゴットの長軸方向位置制御に補正をかけて、インゴットとワイヤとの平行移動による反り成分をさらに改善することを狙い、実施例2と同様の条件で切断加工を行なった。
結果;図12に得られたウェーハの切断方向における直径上の反り形状をインゴットの部位別に示す。図12からもわかるように、図11に示す実施例2の反り形状と比較し、さらに高精度な切断加工が実現できている。
実施例4: 図7に示す本発明のワイヤソーを用い、相対位置制御手段としてワークプレートに媒体を流す媒体流路を設け、実施例2と同様の切削条件でおよそ400枚の切断を行なった。
結果;図13に得られたウェーハの切断方向における直径上の反り形状をインゴットの部位別に示す。図13からもわかるように、インゴット及びワークプレートの熱変形が抑制されたことにより、従来例に比べて反り形状が改善されている。
上記試験の切断加工により得られる反り形状からわかるように、ワイヤソーで切断されたウェーハの反り形状は、インゴットの熱膨張や溝付ローラの膨張により生じ、インゴットの長軸方向で大きさが変化する反り形を生じ、インゴットの長軸方向で同一となる反り形状成分とに分類することができ、溝付ローラの両端部とインゴットのワーククランプ部両端部の相対位置を測定しつつ、この相対位置変化に応じてインゴットの長軸方向(ワイヤ列に垂直な方向)位置を制御しながらインゴットを切断することにより、反りレベルを改善できることを検証した。さらに、ワークプレートの温度制御と同時に、溝付ローラの両端部とインゴットのワーククランプ部両端部の相対位置を測定しつつ、この相対位置変化に応じてインゴッの長軸方向(ワイヤ列に垂直な方向)位置を制御することにより、極めて高精度な切断加工ができることが明らかとなった。
本発明に係わるワイヤソーの第1実施形態の斜視状態を示す概念図。 本発明に係わるワイヤソーの第1実施形態の正面状態を示す概念図。 本発明に係わるワイヤソーに用いられる位置検知手段の概念図。 本発明に係わるワイヤソーに用いられる制御系統図。 本発明に係わるワイヤソーの第2実施形態の斜視状態を示す概念図。 本発明に係わるワイヤソーの第3実施形態の正面状態を示す概念図。 本発明に係わるワイヤソーの第4実施形態の正面状態を示す概念図。 本発明に係わるワイヤソーの第5実施形態の正面状態を示す概念図。 従来のワイヤソーを用いて切削したウェーハの反り形状をインゴットの部位別に示す試験結果図。 本発明に係わるワイヤソーの一実施形態を用いて切削したウェーハの反り形状をインゴットの部位別に示す試験結果図。 本発明に係わるワイヤソーの一実施形態を用いて切削したウェーハの反り形状をインゴットの部位別に示す試験結果図。 本発明に係わるワイヤソーの一実施形態を用いて切削したウェーハの反り形状をインゴットの部位別に示す試験結果図。 本発明に係わるワイヤソーの一実施形態を用いて切削したウェーハの反り形状をインゴットの部位別に示す試験結果図。
符号の説明
1 ワイヤソー
2 溝付ローラ
3 ワイヤ列
3a ワイヤ
4 ローラ機構部
5 ワーク送り機構部
7 位置検知手段
7a レーザ距離計
7b 基準ゲージ
8 Xテーブル機構
11 ワーク保持機構部
12a ベース
12b ワークプレート
13 ワーククランプ部
14 Yテーブル機構
15 ハウジング部

Claims (6)

  1. 回転自在に設けられた複数個の溝付ローラとこれらの溝付ローラ間に張設されたワイヤを有するローラ機構部と、前記ワイヤに押圧されて切断される被加工物を保持するワーク保持機構部を具備するワイヤソーにおいて、前記ローラ機構部とワーク保持機構部の相対位置を測定する位置検知手段と、前記位置検知手段からの位置情報に基づき、相対位置の変化に応じて被加工物を面内で移動させる相対位置制御手段を有し、前記ワイヤに対する被加工物の長軸方向の相対位置を制御しながら被加工物を切断することを特徴とするワイヤソー。
  2. 請求項1に記載のワイヤソーにおいて、前記位置検知手段は、前記ローラ機構部の溝付ローラ端部と、ワーク保持機構部の被加工物が取り付けられるワーククランプ部端部間を測定することを特徴とするワイヤソー。
  3. 請求項1または2に記載のワイヤソーにおいて、被加工物の長軸方向位置を、事前に切断した被加工物の切断方向の直径上におけるうねり形状情報に基づいて、うねり形状を打ち消すようにコンピュータ制御することを特徴とするワイヤソー。
  4. 請求項1または2に記載のワイヤソーにおいて、前記相対位置制御手段は、装置架台に取り付けられた温度制御機構であることを特徴とするワイヤソー。
  5. 請求項1または2に記載のワイヤソーにおいて、前記相対位置制御手段は、ワークプレート、ワーククランプ部、溝付ローラおよび溝付ローラ軸受部の温度制御によることを特徴とするワイヤソー。
  6. 請求項1または2に記載のワイヤソーにおいて、前記相対位置制御手段は、ワークプレートにスラリを流して行われるワークプレートの温度制御によることを特徴とするワイヤソー。
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