JP2005102666A - 吹き零れ防止器具 - Google Patents

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正 六角
Keiko Rokkaku
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Abstract

【目的】麺類をゆでる鍋、野菜や肉汁等の煮込みをする鍋において、吹き零れや煮こぼれを防止する器具の提供を目的とする。
【構成】 本発明の第一の実施例における吹き零れ防止器具は鍋の口元全周に勘着する勘着部材2と、勘着部材2で固定保持されて垂直な円筒を構成する網3と、網3の上部を保護する保護部材4とで概略構成されており、網3の材料としてフッ素樹脂系、シリコン樹脂系などの撥水性を有する材料、またはテフロンコーティング、シリコン樹脂コーティング等の撥水性を有する皮膜処理を行った金属繊維、樹脂繊維等を用いている。
【選択図】 図1

Description

この発明は、麺類、野菜、肉汁その他を鍋でゆでる際の、吹き零れを防止する器具に関する。
従来、スパゲッティー、ラーメン、うどん、素麺など麺類を鍋でゆでるには、予め暖めた湯の中に麺を入れ、湯を沸騰させて麺をゆでる方法がとられている。この場合、高い温度でゆでるために、湯を沸騰させる必要があるが、麺がゆでられる過程で発生する泡が鍋の口からもれる、いわゆる「吹き零れ」を防止する方法として、人が監視しながら、吹き零れが発生する直前に鍋に水を加える方法や火を止めるなどの方法がとられている。
あるいは、油の飛び散りを防止するために開発されたものであるが、金属製網からなる水平な板状の蓋で鍋を覆い、これによって吹き零れを防止する方法もとられている。
しかしながら、従来の人が監視しながら吹き零れを防止する方法では、吹き零れ防止効果は不十分であった。その理由は、前記の吹き零れは、その兆候が見られてから発生するまでの時間が短いこと、また、一般に吹き零れの兆候と発生を監視する人は、他の用事も兼ねてその任に当たっていることが多いためである。
また、水平な板状の金属製網からなる蓋で鍋を覆う方法では、網の目を非常に細かくしないと吹き零れ防止効果はないが、目の細かい網で鍋の口をふさがれると、次のような不具合がある。その一つは、一般に麺を美味しくゆでるには、吹き零れ直前にかきまぜる必要があり、鍋の口をふさがれると麺をかきまぜることができなくなる。もう一つの不具合は、麺のゆですぎを回避するため吹き零れ発生の直前、もしくは直後に火を止める必要があり、金属製の目の非常に細かい網で鍋の口をふさぐと、麺のゆで上がり状態が監視できなくなる。
前記の吹き零れを回避するために、麺をゆでる温度を下げる方法もあるが、その場合、ゆでられた麺の風味を損なうことになる。したがって、麺を美味しくゆで上げるには、吹き零れ発生直前まで湯を沸騰させて麺をゆでる必要がある。
また、前記の吹き零れを防止するために深い鍋を使用することもあるが、この場合、吹き零れの兆候を見逃しがちとなり、麺をゆですぎる頻度が大きくなることがある。
前記の吹き零れの発生による不便は、麺をゆですぎるだけにとどまらない。吹き零れた麺汁は、ガスコンロやヒータなど麺を加熱する器具に付着し、場合によっては焦げ付いてしまい、その後掃除は料理人の負担を大きくする。
本発明は、上述した従来の器具や方法での課題を解決するためのもので、具体的には吹き零れの兆候を十分監視できて、かつ従来の方法では吹き零れとなる程度まで麺がゆで上がり泡が発生しても、吹き零れを防止することのできる器具の提供を目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、この発明に係わる吹き零れ防止器具は、請求項1の記載によれば、鍋の口元全周に勘着する部材と、該勘着部材によって固定保持された金属、樹脂等の材質からなり垂直な円筒を構成する網とを有し、該網の材料としてフッ素樹脂系、シリコン樹脂系などの撥水性を有する材料、またはテフロンコーティング、シリコン樹脂コーティング等の撥水性を有する皮膜処理を行った金属繊維、樹脂繊維等を用いたことを特徴とする。
また、この発明に係わる吹き零れ防止器具は、請求項2の記載によれば、円周の一部につなぎ箇所を有して帯状に展開可能に構成され、該つなぎ部分の両端部に磁石を設けたこと、または該つなぎ部分の一方に磁石を他方に磁性金属を設けたことを特徴とする。
また、この発明に係わる吹き零れ防止器具は、請求項3の記載によれば、帯状の延長用器具と接続可能な構成として、鍋の大きさに合わせてその全長を調整できるようにしたことを特徴とする。
本発明の吹き零れ防止器具により、麺類をゆでる鍋が沸騰する直前まで鍋の状態を監視することが容易であり、かつ、万一鍋が沸騰する状態となったことを見逃しても吹き零れを防止するので、安心して麺類を美味しくゆで上げることができる。また、吹き零れ防止により発生する、調理器具の汚れや焦げ付きからも開放される。
また、本発明の円周の一部につなぎ部分を有する帯状構成により、調理終了後に器具を洗った後に収納することが容易となるだけでなく、本発明の器具を生産・輸送する上においても好都合な形状であり、生産コスト、輸送コストを引き下げて安価な製品を提供することが可能となる。
さらに、本発明の帯状の延長用器具と接続可能な構成として、鍋の大きさに合わせてその全長を調整できるようにしたことにより、鍋の大きさに関する規格に適合する延長器具を用意するとによって、異なった直径の鍋にも簡単に適用することができる。
以下に図面を参照して本発明に係わる一発明の実施の形態例を詳細に説明する。なお、本発明は以下に説明する構成の相対位置、数値等に何ら限定されるものではなく、特に特定的な記載がない限り本発明の範囲を以下の記載に限定するものではない。
<第一の実施例>
先ず、図1を参照して本発明の第一の実施例について説明する。図1の(a)は、本発明の第一の実施例におけるドライヤの一部断面構成図を示している。また、同図(b)は、鍋の水が沸騰して泡に満たされた状態を示し、同図(c)は、本発明による吹き零れ防止の作用を説明する図である。
図1(a)において、本発明の第一の実施例における吹き零れ防止器具は、鍋1の口元全周に勘着する勘着部材2と、該勘着部材によって固定保持された金属、樹脂等の材質からなり垂直な円筒を構成する網3と、該網3の上端部を保護する保護部材4とで構成される。該網3は、フッ素樹脂系、シリコン樹脂系などの撥水性を有する材料、またはテフロンコーティング、シリコン樹脂コーティング等の撥水性を有する皮膜処理を行った金属繊維、樹脂繊維等を材料としている。
図1(a)において、該鍋1には水8が液面5まで充たされ、ガスコンロ6の炎7によって加熱され、図示しない麺がゆでられる。
図1(b)は、本発明による吹き零れ防止器具がない場合には吹き零れが発生する状態まで水8が加熱沸騰した状態を示す。この状態では該炎7で該水8が沸騰して泡9が連続的に発生し、鍋の上では無数の泡塊10が堆積した状態となっている。通常では、該泡塊10が鍋の外に漏れて、吹き零れが発生するが、該網3によって該泡塊10は堰き止められている。なぜ該泡塊10が堰き止められるかを次に説明する。
図1(c)に示す網3には、泡塊10が押し寄せてくるが、該網3の目を十分小さくしているので、該泡塊10は該網3の目を矢印11に示す方向に通過することができない。該泡塊10が該網3の目を通過するためには、泡を破裂させて液体と蒸気にならなければならない。該泡塊10は、温度が低下し、やがて破裂して液体と蒸気になる。蒸気が該網3を通過しても吹き零れとはならない。ここで該網3は撥水性を有するため、該泡が破裂してできた水滴12、13等は、該網3の表面で弾かれ、矢印14の方向、すなわち鍋の内側下方向に落下していく。かくして吹き零れが防止される。
<第二の実施例>
次に、図2と図3を参照して本発明の第二の実施例について説明する。図3に示すように、本発明の第二の実施例による吹き零れ防止器具20は帯状の形状をしており、鍋の口元全周に溝17によって勘着する勘着部材2と上部保護部材4、および端部保護部材15、16とが樹脂成型によって一体成型されており、網3を囲むように形成され該網3を固定保持している。該網3の材料は第一の実施例と同様である。端部保護部材15、16には、それぞれ磁石18と該磁石によって吸引される金属部材19が設けられている。
図2において、該吹き零れ防止器具20は、そのつなぎ部分21において、該磁石18と該金属19が対面して吸引して接触し、該吹き零れ防止器具20は隙間のない円筒形状を構成している。
本発明の第二の実施例では、吹き零れ防止器具は帯状の形状をして使用後の洗浄、収納に便利であるだけでなく、製造・輸送においても扱いやすいため、製造コスト、輸送コストを引き下げる効果がある。また、使用時においては、つなぎ部分の隙間なく円筒形状を形成するため、吹き零れ防止効果は確実となる。
<第三の実施例>
次に、図4を参照して本発明の第三の実施例について説明する。第三の実施例は第二の実施例で示した吹き零れ防止器具20を、より大きな鍋に適用可能とするために延長器具と接続可能な構成としたものである。
図4において、該吹き零れ防止器具20は鍋1の口元に勘着されているが、その両端部には延長器具22が挿入されている。該延長器具22は、該鍋1の口元に勘着するための溝23が設けられている。またその両端部には金属部材24と磁石25が設けられ、それぞれ該磁石18、該金属部材19と吸引しあって、つなぎ部分の隙間をなくしている。
一般に市販されている鍋の大きさには規格があり、その規格に適合するように長さの異なる該延長器具22を数種類用意して、該吹き零れ防止器具と抱き合わせで販売すると、購入者は自分の所有する鍋に適用できるかどうかの不安が解消され、販売を促進する。また購入者にとっては、異なる大きさの鍋ごとに吹き零れ防止器具をそろえなくてもよい、という利点がある。
以上のように、本発明の吹き零れ防止器具では、網の目を通して鍋の中を見ることができるので、麺類のゆで上がり状態を監視することができる。また、監視を怠り、湯が沸騰して過剰の泡が鍋の中で発生しても、泡を堰き止めて吹き零れを防止することができる。その結果、麺類を安心して十分過熱沸騰させることができるだけでなく、吹き零れによる調理器の汚れや焦げ付きを防ぐことができ、調理した後かたづける人の負担を軽減させる。
また、帯状の形状に製作することが可能であり、使用中は円筒形状にし、つなぎ部分の隙間がなく吹き零れ防止を確実に行える一方、使用後は帯状に戻して洗浄・収納に便利な構成とすることができるし、帯状の形状に製作することによって、製作コスト、輸送コスト、保管コストを引き下げることができる。
さらに、鍋の大きさの規格に適合するように数種類の延長器具を付加して提供することにより、購入者の不安を解消すると共に、鍋の大きさごとに吹き零れ防止器具をそろえる必要がなくなる。
本発明は、麺類をゆでるときに適用する吹き零れ防止器具として説明してきたが、野菜や肉汁などを煮込む場合にも吹き零れ防止器具として使用することが可能である。
本発明の第一の実施例における吹き零れ防止器具断面構成図および作用説明図である。 本発明の第二の実施例における吹き零れ防止器具の使用状態での断面構成図である。 本発明の第二の実施例における吹き零れ防止器具の使用後あるいは製作終了時点での外観構成図である。 本発明の第三の実施例における吹き零れ防止器具の使用状態での断面構成図である。
符号の説明
1 鍋
2 勘着部材
3 網
4 保護部材
5 液面
6 ガスコンロ
7 炎
8 水
9 泡
10 泡塊
11 矢印
12、13 水滴
14 矢印
15、16 端部保護部材
17 溝
18 磁石
19 金属部材
20 吹き零れ防止器具
21 つなぎ部分
22 延長器具
23 溝
24 金属部材
25 磁石

Claims (3)

  1. スパゲッティー、うどん、蕎麦、ソーメン、ラーメン等の麺類をゆがく鍋の口元全周に勘着する部材と、該勘着部材によって固定保持された金属、樹脂等の材質からなり垂直な円筒を構成する網とを有し、該網の材料としてフッ素樹脂系、シリコン樹脂系などの撥水性を有する材料、またはテフロンコーティング、シリコン樹脂コーティング等の撥水性を有する皮膜処理を行った金属繊維、樹脂繊維等を用いたことを特徴とする吹き零れ防止器具。
  2. 前記の器具は、円周の一部につなぎ箇所を有して帯状に展開可能に構成され、該つなぎ部分の両端部に磁石を設けたこと、または該つなぎ部分の一方に磁石を他方に磁性金属を設けたことを特徴とする請求項1に記載の吹き零れ防止器具。
  3. 前記の器具は、帯状の延長用器具と接続可能な構成として、鍋の大きさに合わせてその全長を調整できるようにしたことを特徴とする請求項2に記載された吹き零れ防止器具。
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