JP2005100860A - 配線器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】電線が端子部に接続されたか否かを簡単に確認可能とする。
【解決手段】器具本体1内には電線挿入孔11を通して挿入された電線を速結式で接続する端子部40が設けられる。また、表示部82が器具本体1の外へ突出する位置と器具本体1の外へ突出しない位置との間で移動自在に器具本体1内に収納され、端子部40に接続された電線により駆動されて器具本体1の外へ突出しない位置から器具本体1の外へ突出する位置に移動する表示部材80を備える。すなわち、電線を電線挿入孔11に挿入して端子部40に接続すれば、表示部材80が非突出位置から突出位置に移動して表示部82が器具本体1の外へ突出するから、従来例のように確認窓を覗かなくても、表示部材80(表示部82)が器具本体1の外へ突出しているか否かによって電線が端子部40に接続されたか否かを簡単に確認できる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、スイッチやコンセントのような配線器具、特に速結式の端子部を有する配線器具に関するものである。
従来、スイッチやコンセントのような配線器具においては、結線作業の簡略化を主な目的として電線を接続する端子部に速結式の端子構造(所謂ねじ無し端子)を採用していた。この種の端子構造では、器具本体の背面に設けた電線挿入孔に電線を挿入するだけで電線の接続と抜け止めが行われるが、電線挿入孔への電線の挿入量が不十分であると接触不良等の不具合が生じる虞があった。
一方、上述の速結式の端子構造はスイッチやコンセントのような配線器具のみならず他の電気機器、例えば、ブレーカなどにも採用されている(特許文献1参照)。ここで、特許文献1に記載されているブレーカでは、電線挿入孔への電線の挿入量が十分であって端子部に正しく接続されたか否かを表示する表示部材を備えていた。この表示部材は、ブレーカの器体内に移動自在に設けられ、電線挿入孔への電線の挿入量が規定量を満たす場合に器体に設けた表示窓に対向する表示位置に移動し、表示窓を通して器体の外から視認できるようになっている。
特開2000−215927号公報
しかしながら、特許文献1に記載されている接続完了表示機構では器体に設けられた表示窓を覗いて表示部材の位置を確認しなければならず、確認作業が煩わしいという問題があった。
本発明は上記事情に鑑みて為されたものであり、その目的は、電線が端子部に接続されたか否かを簡単に確認できる配線器具を提供することにある。
請求項1の発明は、上記目的を達成するために、絶縁材料からなり電線挿入孔が設けられた器具本体と、器具本体内に設けられて電線挿入孔を通して挿入された電線を速結式で接続する端子部と、一部が器具本体の外へ突出する位置と器具本体の外へ突出しない位置との間で移動自在に器具本体内に収納され、端子部に接続された電線により駆動されて器具本体の外へ突出しない位置から器具本体の外へ突出する位置に移動する表示部材とを備えたことを特徴とする。
この発明によれば、従来例のように確認窓を覗かなくても、表示部材が器具本体の外へ突出しているか否かによって電線が端子部に接続されたか否かを簡単に確認できる。
請求項2の発明は、請求項1の発明において、複数の端子部が器具本体内に設けられるとともに、各端子部に接続される電線によって駆動される複数の表示部材が器具本体内に収納され、複数の表示部材が一体に形成されたことを特徴とする。
この発明によれば、部品点数を削減して組立作業の省力化やコストダウンが図れる。
請求項3の発明は、請求項1の発明において、表示部材は、器具本体の外へ突出しない位置にあるときに器具本体内に設けられた被係止部と弾性係止する係止部を具備することを特徴とする。
この発明によれば、端子部に電線が接続されていないときに係止部が器具本体内に設けられた被係止部と弾性係止して表示部材を器具本体に仮固定できて位置決めが可能となる。
請求項4の発明は、請求項1の発明において、端子部は、操作された際に変位して電線の接続状態を解除する解除部材を具備し、表示部材は、解除部材の変位する部位と当接し当該部位によって器具本体の外へ突出する位置から突出しない位置に押駆動される当接部を具備することを特徴とする。
この発明によれば、解除部材を用いて端子部と電線の接続状態を解除すれば、表示部材が器具本体の外へ突出しない位置に押駆動されて復帰するから、復帰ばねなどの部材を用いることなく表示部材を元の位置(器具本体の外へ突出しない位置)に復帰させることができる。
請求項5の発明は、請求項4の発明において、端子部は、端子板と、ばね力を利用して端子板との間で電線を狭持するとともに反挿入方向への電線の移動を規制する規制手段とを具備し、解除部材は、器具本体の外に露出して手動操作される操作部と、器具本体内に枢支されて操作部を回動自在とする軸部と、軸部を支点に操作部が手動操作で回動したときに操作部とともに回動して規制手段による規制を解除する規制解除手段とを具備することを特徴とする。
この発明によれば、復帰ばねなどの部材を用いることなく表示部材を元の位置(器具本体の外へ突出しない位置)に復帰させることができる。
請求項6の発明は、請求項1の発明において、端子部は、端子板と、ばね力を利用して端子板との間で電線を狭持するとともに反挿入方向への電線の移動を規制する規制手段とを具備し、表示部材は、器具本体内において電線の挿入方向に沿って端子板と対向する位置に配置され、端子板の表示部材と対向する対向面に電線を挿通する挿通部を設けるとともに挿通部の周囲の対向面を平坦面としたことを特徴とする。
この発明によれば、器具本体内で表示部材の配置スペースを広く採ることができて表示部材の設計の自由度が増える。
本発明によれば、従来例のように確認窓を覗かなくても、表示部材が器具本体の外へ突出しているか否かによって電線が端子部に接続されたか否かを簡単に確認できるという効果がある。
以下、本発明をコンセントに適用した実施形態について図面を参照して詳細に説明する。但し、本発明に係る配線器具はコンセントに限定されるものではなく、例えばスイッチなどのコンセント以外の配線器具にも本発明の技術思想が適用可能であることは言うまでもない。
(実施形態1)
本実施形態のコンセントは、図1および図2に示すように耐トラッキング性に優れた熱硬化性合成樹脂を用いて前面が開放された直方体状に形成されたボディ10と、同じく耐トラッキング性に優れた熱硬化性合成樹脂を用いて後面が開放された直方体状に形成されたカバー20とを結合して構成される器具本体1を備えている。
ボディ10は長手方向に沿って設けられた複数の仕切壁12により内部空間が3分されている。また、カバー20内にも仕切壁(図示せず)が形成され、ボディ10とカバー20とを結合するとボディ10およびカバーの仕切壁12によって器具本体1の内部空間が独立した3室(収納室13a、13b、13c)に分割される。また、両端の収納室13a、13cはスリット12aを有する一対の仕切壁12bによってボディ2の長手方向に沿ってさらに3室に分割されている。
カバー20の前壁には平行平型栓刃を有する所謂Aタイプのプラグと平行ピン型栓刃を有する所謂BSタイプのプラグの双方が接続可能な所謂ユニバーサルタイプの差込部241と、所謂O(オウ)タイプのプラグが接続可能な差込部242とが並設されている。ユニバーサルタイプの差込部241は、平板状の平型栓刃が差し込まれる平型栓刃挿入口25aと、丸ピン状のピン型栓刃が差し込まれるピン型栓刃挿入口25bとを連通させた形状に形成された一対の挿入口251からなる。つまり、平型栓刃挿入口25aは矩形状であって、長手方向の中間部の一側縁に円状のピン型栓刃挿入口25bが連通した形状になっている。また、平型栓刃挿入口25aの中心間の距離よりも、ピン型栓刃挿入口25bの中心間の距離の方が広くなっている。Oタイプの差込部242は接地極を含む3つの平型栓刃が挿入される3個の平型栓刃挿入口25c,25c,25dを有し、接地極の平型栓刃が挿入される平型栓刃挿入口25dの両側に残り(電圧極)の平型栓刃挿入口25c,25cが逆ハ字形に配置されて構成される。
また、ユニバーサルタイプの差込部241に差し込まれる平型栓刃若しくはピン型栓刃を受けるユニバーサルタイプの刃受31Aと、Oタイプの差込部242に差し込まれる電圧極の平型栓刃を受けるOタイプの刃受31Bとが端子板41の両側に設けられてなる2つの刃受ブロック30A,30Bが、ボディ10内において両端の収納室13c,13aにそれぞれ収納される。但し、一方の収納室13cに収納される刃受ブロック30Aと、他方の収納室13aに収納される刃受ブロック30Bとは鏡像の関係にあるので、一方の刃受ブロック30Aについてのみ説明する。
ユニバーサルタイプの刃受31Aは、互いに対向する先端部にてピン型栓刃を挟持する一対の刃受ばね32と、両刃受ばね32の一方の側面同士を連続一体に結合するコ字状の連結片34と、連結片34より突出し両刃受ばね32の前記側面に対向する刃受ばね33とを具備する。Oタイプの刃受31Bは、互いに対向する先端部にて平型栓刃を挟持する一対の刃受ばね32と、両刃受ばね32の一方の側面同士を連続一体に結合するコ字状の連結片34とを具備する。
端子板41は、図3に示すように略T字形の主片42と、主片42の幅細の一端側における両側縁から後方へ垂下された一対の接触片43と、主片42の幅太の他端側における両側縁から後方へ垂下された略J字形の一対の鎖錠片44とを有し、弾性を有する帯状の金属板を加工して接触片43の先端部と鎖錠片44の先端部がそれぞれ交差するように折り曲げて一体に形成される。接触片43にはほぼ平坦な面を有して電線に弾接する接触部43aと、電線の挿入方向に沿った接触部43aの両側において電線を押圧する一対の押圧部43b,43cとが設けられ、押圧部43cと主片42の間には後述する電線挿入孔11と対向し電線が挿通される挿通部41aが形成されている。また、接触片43に対して内側に位置する鎖錠片44には、電線を接触部43aの方へ押圧するとともに電線の一部に食い込んで抜け止めする鎖錠部44aと、鎖錠部44aよりも接触片43に近づく向きに突出する受け部44cとが先端に並設され、鎖錠部44aよりも後方の部位に電線(接触片43)から離れる向きに凸となる曲げ部44bが設けられている。なお、鎖錠部44aが接触片43に対向するとともに受け部44cが接触片43と対向しないように接触片43の幅寸法が鎖錠片44の幅寸法のおよそ半分に設定されている。上述のように構成される電圧極用の刃受ブロック30A,30Bは、各刃受31A,31Bを長手方向両端の区画にそれぞれ収納し、端子板41を長手方向中央の区画に収納するようにしてボディ10両端の収納室13c,13aに納められる。
一方、ボディ10内において中央の収納室13bにはOタイプの接地極用の栓刃ブロック30Cが収納される。接地極用の栓刃ブロック30Cは、Oタイプの差込部242に対応する接地極の刃受31Cが端子板41’に結合されて構成される。Oタイプの接地極用の刃受31Cは、互いに対向する先端部にて栓刃を挟持する一対の刃受ばね32と、両刃受ばね32の後端縁を連続一体に結合する連結片34と、連結片34の側縁から延設され略鈎形に折曲された帯状の脚片35と、かしめ用突起36aが列設されて脚片35の先端に設けられる結合片36とを備える。
端子板41’は電圧極用の端子板41とほぼ同一形状に形成され、主片42と、一対の接触片43並びに鎖錠片44とを備え、接触片43には接触部43aと一対の押圧部43b,43cが設けられるとともに、鎖錠片44には鎖錠部44aと曲げ部44bが設けられている。また、主片42には刃受31Cの結合片36に設けられたかしめ用突起36aが挿通されるかしめ用孔42aが貫設されている。したがって、刃受31Cの結合片36に突設されているかしめ用突起36aを主片42に貫設されているかしめ用孔42aに挿通してかしめることで端子板41’の主片42と刃受31Cの結合片36が結合されて刃受ブロック30Cが構成される。
図2(c)に示すように、ボディ10の底壁の長手方向略中央にはそれぞれ3つの収納室13a,13b,13cに連通する各一対の電線挿入孔11が貫設されている。そして、図4に示すように電線挿入孔11を通して接触片43と鎖錠片44の間に電線101を挿入すると、鎖錠片44の鎖錠部44aが電線101に食い込むことによって電線101が抜け止めされるとともに鎖錠片44のばね力によって電線101が接触片43の接触部43aに弾接し、さらに電線101は一対の押圧部43b,43cによって鎖錠片44の方へ押圧され、鎖錠部44aと一対の押圧部43b,43cの押圧力が均衡して電線101が狭持される。但し、主片42に近い方の押圧部43cは、後述するように電線101を引き抜く際に引っ掛からないように電線101と当接する面を面取りしている。
ところで、端子板41,41’とともに端子部40を構成する解除釦60が各収納室13に配設される。解除釦60は合成樹脂成型品からなり、図5に示すように棒状の操作部61と、半円板状の軸部62aを有する本体部62と、操作部61の中央から突出して本体部62と連結する連結部64と、本体部62より軸部62aと反対側に突出する略扇形の支持部65と、本体部62の両側面より突出する略三角柱状の押動部63,63とが一体に形成されている。そして、図7に示すようにボディ10に設けられた軸受け台14に軸部62aが載置され、収納室13に収納される端子板41の主片42に支持部65が当接することで軸部62aが回動自在に支持される。
一方、ボディ10の長手方向中央の両側面には各収納室13a,13cと通じる縦溝15が設けられており、解除釦60は縦溝15を通して連結部64並びに操作部61がボディ10の外に露出され、一対の押動部63,63が端子板41の鎖錠片44における受け部44cと対向し、収納室13a,13c内に設けられた軸受け台14に軸部62aを載置することにより、軸部62aを支点に器具本体1の前後方向(図1における上下方向)に沿って回動自在に各収納室13a,13cに配設される。
また、図2(c)に示すようにボディ10底面の略中央に後方へ突出した突台部3が設けられており、この中央の突台部3にボディ10内の収納室13cに貫通する電線挿入孔11が設けられ、ボディ10底面中央における突台部3の近傍にはボディ10の内側にくぼんだ凹所4が設けられ、突台部3の凹所4に臨む側面から凹所4の底面に渡って収納室13bに通じる一対の挿通溝5が形成されている。そして、これらの挿通溝5に連結部64並びに操作部61を挿通するようにして解除釦60がボディ10内の収納室13bにおいて端子板41’に対向して収納される。
而して、端子部40に接続された電線を引き抜くには、縦溝15又は挿通溝5を通して器具本体1の側面に露出している操作部61を指で押し上げるように操作すればよい。すなわち、操作部61を前方(図1における上方)へ押し上げるように操作すれば、軸部62aを支点にして解除釦60が回動し、押動部63,63でそれぞれ対向する端子板41,41’の受け部44cを押圧することにより、電線に食い込んでいる鎖錠部44aを電線から離すように鎖錠片44を撓ませて電線の引き抜きが可能となる。
ところで本実施形態における器具本体1は、ボディ10とカバー20との双方に設けた嵌合部6,7に組立部材50を凹凸嵌合することでボディ10とカバー20とを結合して組み立てられる。
ボディ10の短手方向に対向する両側面には、一対の縦溝15が設けられた中央部を挟んだ両側に矩形の嵌合部6がそれぞれ突設され、さらに各嵌合部6の前方(図1における上方)には凹溝8がそれぞれ形成されている。一方、カバー20の短手方向の両側面には、ボディ10の嵌合部6と同形状且つ同寸法の嵌合部7がそれぞれ突設されている。そして、ボディ10の開口面にカバー20を突き合わせた状態では、それぞれの嵌合部6,7が凹溝8を挟んで一列に配置されることになる。
組立部材50は弾性を有する合成樹脂成型品からなり、嵌合部6,7と嵌合する一対の嵌合孔51が器具本体1の前後方向(図1における上下方向)に並設された短冊状に形成され、器具本体1と対向する背面側において嵌合孔51に挟まれた略中央部からは先端に係止爪52aを有する係止突片52が背方へ突設されるとともに、図示しない取付枠やプレートの係合孔と係合する取付爪53が嵌合孔51と一列に並ぶように外向きに突設されている。
一方、カバー20には、ボディ10の凹溝8から挿入される組立部材50の係止突片52が有する係止爪52aが係止する被係止部(図示せず)が短手方向に対向する両側壁に形成されている。なお、カバー20の両側壁の内側における嵌合部7近傍には内側に向かうにつれて後方へ傾斜して係止爪52aを被係止部に案内するガイド面が形成されている。
而して、ボディ10とカバー20とを結合して器具本体1を組み立てるには、ボディ10とカバー20を開口面側で突き合わせた状態で係止突片52を凹溝8に挿入するように組立部材50を器具本体1の短手方向両側面の方へ押しつければ、組立部材50の各嵌合孔51にボディ10及びカバー20の嵌合部6,7がそれぞれ嵌合してボディ10とカバー20とが結合されると同時に、係止突片52の先端に設けた係止爪52aがカバー20のガイド面に沿うように係止突片52が後方(ボディ10側)に撓み、やがて係止爪52aがカバー20の被係止部に係止することによって、組立部材50の嵌合部6,7からの脱落が防止できる。
次に本発明の要旨である端子部40と電線の接続状態を表示する表示部材80について説明する。
本実施形態では、互いに鏡像の関係にある2つの表示部材80,80と、平面視略T形の固定部71と、略放物線状であって2つの表示部材80,80と固定部71を連結する連結片72とが合成樹脂成型品として一体に形成された表示ブロック70を器具本体1内に収納している。
表示部材80は、図1および図6に示すように扁平な矩形板状の主部81と、主部81の一端側において後方(図1における下方)へ突出することにより主部81よりも厚みを大きくしてなる表示部82と、主部81の他端側における一方の側端より側方へ突出する駆動部83と、他方の側端より側方へ突出する腕部84と、駆動部83と腕部84の間から斜め前方へ突出する脚部85とを具備し、連結片72の一端が腕部84の先端に連結されている。駆動部83の先端部分には前方から後方に向けて表示部82に近付く向きに傾斜する傾斜面83aが設けられている。また脚部85の先端部分には前方へ突出する係止部85aが設けられている。
上述のように構成される表示ブロック70は、図7に示すように器具本体1の長手方向に沿った両側面中央部に間隔を空けて並設された2つの挿通溝21に各表示部材80の表示部82を挿通し、駆動部83の傾斜面83aを端子板41の挿通部41aを通してボディ10の電線挿入孔11に対向させるようにして器具本体1内に収納される。ここで、表示部材80は挿通溝21を通して表示部82が器具本体1の側面から進退自在に突出する方向に移動自在であって、表示部82が挿通溝21内に進入して器具本体1の外へ突出しない位置(非突出位置)にあるときにカバー20内に突設されている突起状の被係止部22に脚部85の先端部分に設けられた係止部85aが弾性係止することによって非突出位置に位置決めされている。
而して、電線挿入孔11に挿入された電線101が鎖錠部44aと一対の押圧部43b,43cに狭持されて端子板41と接続されるが、電線101を電線挿入孔11に挿入することで電線101の先端が端子板41の挿通部41aを挿通して表示部材80の駆動部83の傾斜面83aに摺接し、駆動部83が電線101から離れる向きに力を受け、その力で脚部85が後方へ撓んで係止部85aが被係止部22を乗り越え、表示部82が器具本体1の外へ退出する向きに表示部材80が移動することになる。すなわち、図8に示すように電線101が端子板41に接続された状態では挿通溝21を通して器具本体1の外に表示部82が突出する位置(突出位置)まで表示部材80が移動するから、電線101が端子板41に接続されたことを器具本体1の側面に突出する表示部82で表示することができるものである。そして、電線101が端子板41に接続されている間は駆動部83と電線101の先端部分が干渉しているため、表示部材80が非突出位置に移動できず、電線101の接続完了表示は継続されることになる。そして、解除釦60を操作して端子板41との接続を解除し電線挿入孔11から電線101を引き抜けば表示部材80の移動が規制されなくなり、表示部82を手で押し込むことで表示部材80を突出位置から非突出位置に戻すことができる。
上述のように本実施形態では、端子部40(端子板41)に接続された電線101により駆動されて非突出位置から突出位置に移動する表示部材80を備えているため、従来例のように確認窓を覗かなくても表示部材80(表示部82)が器具本体1の外へ突出しているか否かによって電線101が端子部40に接続されたか否かを簡単に確認できるものである。また、電線接続完了表示機構を持たない配線器具に対して表示部材80の追加のみで対応できるから、部品費や組立費の追加を最小限に抑えることができるとともに、端子部の構成は何ら変わりがないから、電線接続完了表示機構を持たない配線器具を電線接続完了表示機構を持った配線器具へ容易にグレードアップできるという利点がある。しかも、本実施形態では2つの表示部材80を表示ブロック70として一体に形成しているから、2つの表示部材80を別体とする場合に比較して部品点数を削減し、組立作業の省力化やコストダウンが図れるという利点もある。
ところで、図9に示すように端子板41の一方の押圧部43cを電線の挿通方向に対して主片42の対向面(表示部材80と対向する面)よりも突出させても構わないが、この構成では突出した押圧部43cが表示部材80と干渉する虞があるから表示部材80の設計の自由度が減ってしまうことになる。これに対して本実施形態では、図3に示すように押圧部43cを突出させずに主片42の対向面を平坦面としているから、上記構成に比較して表示部材80の配置スペースを広く採ることができて表示部材80の設計の自由度が増えるという利点がある。
(実施形態2)
実施形態1においては、端子部40との接続を解除して電線挿入孔11から電線101を引き抜いた後に表示部82を手で押し込むことで表示部材80を突出位置から非突出位置に復帰させている。これに対して本実施形態では、電線101と端子部40の接続を解除する解除釦60によって表示部材80を突出位置から非突出位置に復帰させる点に特徴があり、その他の構成は実施形態1と共通である。よって、実施形態1と共通の構成要素には同一の符号を付して説明および図示を省略する。
本実施形態における解除釦60は、図10に示すように連結部64の端面より支持部65と平行に突出する略三角形状の駆動片66が設けられており、それ以外の構成は実施形態1と共通である。また本実施形態における表示部材80は、腕部84の先端に外向きに突出する被駆動部84aが設けられている。
而して、図11に示すように駆動片66の先端部分が表示部材80の腕部84に設けられた被駆動部84aに当接するように解除釦60が器具本体1内に収納され、電線101と端子部40の接続を解除するために解除釦60を回動させると、図12に示すように解除釦60の駆動片66で被駆動部84aが押駆動され、表示部材80を突出位置から被突出位置に復帰させることができる。
上述のように本実施形態では、解除釦60を操作することで表示部材80を突出位置から非突出位置に復帰させるようにしたので、実施形態1のように表示部材80を手で操作する煩わしさがなく、しかも復帰ばねなどの部材を用いずに表示部材80を非突出位置に復帰させることができるという利点がある。
実施形態1の分解斜視図である。 同上を示し、(a)は正面図、(b)は右側面図、(c)は背面図、(d)は下面図である。 同上における端子板の斜視図である。 同上の端子板に電線が接続された状態を示す要部断面図である。 同上における解除釦を示し、(a)は正面図、(b)は上面図、(c)は右側面図である。 同上における表示ブロックを示し、(a)は正面図、(b)は下面図、(c)は右側面図である。 同上における端子部を示す要部断面図である。 同上における表示部材の動作説明図である。 同上における他の構成の端子板に電線が接続された状態を示す要部断面図である。 実施形態2における解除釦の斜視図である。 同上における解除釦および表示部材の動作説明図である。 同上における解除釦および表示部材の動作説明図である。
符号の説明
1 器具本体
11 電線挿入孔
40 端子部
41 端子板
80 表示部材
82 表示部

Claims (6)

  1. 絶縁材料からなり電線挿入孔が設けられた器具本体と、器具本体内に設けられて電線挿入孔を通して挿入された電線を速結式で接続する端子部と、一部が器具本体の外へ突出する位置と器具本体の外へ突出しない位置との間で移動自在に器具本体内に収納され、端子部に接続された電線により駆動されて器具本体の外へ突出しない位置から器具本体の外へ突出する位置に移動する表示部材とを備えたことを特徴とする配線器具。
  2. 複数の端子部が器具本体内に設けられるとともに、各端子部に接続される電線によって駆動される複数の表示部材が器具本体内に収納され、複数の表示部材が一体に形成されたことを特徴とする請求項1記載の配線器具。
  3. 表示部材は、器具本体の外へ突出しない位置にあるときに器具本体内に設けられた被係止部と弾性係止する係止部を具備することを特徴とする請求項1記載の配線器具。
  4. 端子部は、操作された際に変位して電線の接続状態を解除する解除部材を具備し、表示部材は、解除部材の変位する部位と当接し当該部位によって器具本体の外へ突出する位置から突出しない位置に押駆動される当接部を具備することを特徴とする請求項1記載の配線器具。
  5. 端子部は、端子板と、ばね力を利用して端子板との間で電線を狭持するとともに反挿入方向への電線の移動を規制する規制手段とを具備し、解除部材は、器具本体の外に露出して手動操作される操作部と、器具本体内に枢支されて操作部を回動自在とする軸部と、軸部を支点に操作部が手動操作で回動したときに操作部とともに回動して規制手段による規制を解除する規制解除手段とを具備することを特徴とする請求項4記載の配線器具。
  6. 端子部は、端子板と、ばね力を利用して端子板との間で電線を狭持するとともに反挿入方向への電線の移動を規制する規制手段とを具備し、表示部材は、器具本体内において電線の挿入方向に沿って端子板と対向する位置に配置され、端子板の表示部材と対向する対向面に電線を挿通する挿通部を設けるとともに挿通部の周囲の対向面を平坦面としたことを特徴とする請求項1記載の配線器具。
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