JP2005099551A - 帯電器及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract


【課題】被帯電体に均一で、且つ、長期にわたり安定して帯電を行うことができ、また、低電圧でオゾンレスで低コストな帯電器を提供する。さらに、かかる帯電器を採用することで、長期にわたり画像ノイズの抑制された良好な画像を形成できる電子写真方式の画像形成装置を提供する。
【解決手段】被帯電体(例えば感光体)1に接触させるファーブラシ21を有し該ファーブラシと被帯電体1との間に帯電補助粒子3を介在させて被帯電体1を帯電する帯電器2。ブラシ21の繊維の体積抵抗率は1×101 Ω・cm〜1×108 Ω・cm、ブラシ繊維の植毛密度は155本/mm2 〜10000本/mm2 、補助粒子3の一次粒径は0.01μm〜10μm、ブラシ繊維が植毛されている空間における補助粒子3の平均付着量は0.3mg/cm3 〜20mg/cm3 である。かかる帯電器2で感光体1を帯電させる電子写真方式の画像形成装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、複写機やプリンター等の電子写真方式の画像形成装置に用いられる帯電器及びこれを用いた画像形成装置に関する。
<コロナ帯電器>
従来、電子写真装置等の画像形成装置においては、電子写真用の感光体等の被帯電体を帯電する手段として、コロナ放電を利用したコロナ帯電器が主に用いられてきた。
コロナ帯電器は、被帯電体と非接触に配置され、例えばワイヤ電極や針電極等に高電圧を印加してコロナ放電を起こして、その放電電流の一部を被帯電体に流すことで被帯電体を所定の電位に帯電させるものである。
しかしながら、コロナ帯電器はコロナ放電を利用するため、多量のオゾンが発生し、オゾン臭気による環境上の問題がある。また、多量のオゾンによって被帯電体が劣化したり、コロナ放電による放電生成物が被帯電対表面に付着したりして画像品位の低下を引き起こしたり、被帯電体が削れ易くなって被帯電体の寿命を短くしていた。さらに、高電圧電源が必要であり、電源コストが高くついた。
<接触帯電器(放電帯電)>
そこで近年、コロナ帯電器に代わる接触帯電器が多数提案されている。例えばローラ帯電器、ファーブラシ帯電器、ブレード帯電器等が提案されている。これらは、被帯電体と帯電部材との微小な間隙で起こる放電現象を利用して被帯電体を帯電させる。帯電部材を被帯電体に接触配置し、帯電部材に電圧を印加して被帯電体を所定の電位に帯電する。
ローラ帯電器は、例えば導電性弾性層を有する弾性ローラを含んでおり、これを被帯電体に接触させてニップを形成し、弾性ローラに電圧を印加して被帯電体を帯電するものである。弾性ローラは被帯電体に従動回転させるものが多い。
ファーブラシ帯電器は、例えば導電性植毛繊維を有するファーブラシローラで構成され、これを被帯電体に接触させてニップを形成し、ファーブラシに電圧を印加して被帯電体を帯電するものである。極めて細い繊維を用いるため、ファーブラシに電圧を印加したときに被帯電体との間の電界に局所的に強い部分が発生し、その部分でパッシェン則から逸した過剰放電が起きて帯電ムラが発生してしまうという難点がある。また、被帯電体とブラシ繊維の接触は線接触及び点接触の集合であるため、被帯電体とファーブラシとの接触面積を充分に確保することが困難であり、接触不足による帯電不足をなくすことができなかった。
これらの接触帯電器は、コロナ帯電器に比べて低電圧電源で帯電できるものの、パッシェン則に従うため所望の帯電電位に閾値電圧を加えた電圧を帯電部材に印加する必要がある。また、コロナ帯電器に比べてオゾン発生量は減少するものの、放電現象を利用した帯電方式によるものであるため放電生成物による弊害は避けられない。
<接触帯電器(注入帯電)>
このような問題を解決するために、放電現象を利用せずに被帯電体に直接電荷を注入する接触帯電器が提案されている。例えば、磁気ブラシ帯電器、ローラ帯電器、ファーブラシ帯電器等がある。
これらは、帯電部材に印加した電圧とほぼ等しい電圧に被帯電体を帯電させるもので、前記の放電現象を利用した接触帯電器よりもさらに低い電圧で利用できる。また、放電が起きないため放電生成物は発生せず、放電生成物による弊害はない。
磁気ブラシ帯電器は、例えば、磁気ローラを覆った非磁性スリーブと、そのスリーブ上に拘束した導電性磁性粒子から構成され、該導電性磁性粒子からなる穂(磁気ブラシ)を被帯電体に接触させてニップを形成し、磁気ブラシに電圧を印加して被帯電体を注入帯電するものである。この方式の帯電器は、構成が複雑であるためコストが高いという難点がある。また、導電性磁性粒子の脱落や、感光体等の被帯電体への付着による画像ノイズも問題であった。
ローラ帯電器は、例えば導電性弾性ローラを被帯電体に接触させてニップを形成し、弾性ローラに電圧を印加して被帯電体を注入帯電するものである。被帯電体を注入帯電するにはローラ表面と被帯電体相互の充分な接触面積が要求されるが、弾性ローラを被帯電体に従動回転させるだけでは充分な接触面積は得られない。そこで充分な接触面積を得るために、弾性ローラの周速と被帯電体の周速とに差をつけたうえで、弾性ローラによって被帯電体を摺擦する。すると、弾性ローラは被帯電体と面接触しているため大きな摩擦力が働く。そのため帯電部材や被帯電体表面が削れて画像ノイズが発生し易い、また、それらの寿命が短いという問題がある。
かかる摩擦力を低減するために、特開平10−307458号公報は導電性微粒子を接触ニップに介在させるローラ帯電器を提案している。それでもやはりファーブラシや磁気ブラシのような線接触及び点接触を利用する帯電器と比べると摩擦力は大きく、帯電部材と被帯電体が削れるために画像ノイズが発生することとそれらが短寿命である問題は解決されない。
ファーブラシ帯電器については、例えば特開平10−307457号公報には、ファーブラシを被帯電体に接触させてニップを形成し、そのニップ部に導電性微粒子を102 個/mm2 以上介在させ、ファーブラシに電圧を印加して被帯電体を注入帯電するものが開示されている。ファーブラシは被帯電体と線接触或いは点接触するので摩擦力は小さく、帯電部材と被帯電体の摩耗量はかなり少ない。また、放電現象を利用しないため、過剰放電による帯電ムラをなくすことができる。さらに、被帯電体とファーブラシとの間に導電性微粒子が介在するため、前記の放電現象を利用したファーブラシ帯電と比べて、ファーブラシの被帯電体との接触不足を改善することができる。
ところが、上述した従来のファーブラシ注入帯電器では、導電性微粒子がファーブラシから離脱することにより帯電安定性に欠ける、という問題があった。そこで、例えば特開平11−190930号公報は、現像剤に導電性微粒子を混入して供給することを開示しており、特開平11−194584号公報は、弾性発泡ローラやファーブラシ等の導電性微粒子供給部材を用いて導電性微粒子を供給することを提案している。
特開平10−307458号公報 特開平10−307457号公報 特開平11−190930号公報 特開平11−194584号公報
しかしながら、現像剤にかかる導電性微粒子を混入するについては、その混入量や粒子の粒径によっては現像用トナーの帯電性を低下させてしまうなど、使いこなしが難しい。また、導電性微粒子供給部材による導電性微粒子の供給については、該供給部材という新たに構成部材が必要となるためそれだけコストアップになる。このような事情から、帯電安定性を向上させるための簡易な解決手段の出現が要請されている。
そこで本発明は、被帯電体に均一で、且つ、長期にわたり安定して帯電を行うことができる帯電器を提供することを課題とする。
また、本発明は、低電圧でオゾンレスで低コストな帯電器を提供することを課題とする。
さらに本発明は、感光体の帯電を帯電器により行うタイプの電子写真方式の画像形成装置であって、感光体を均一に長期にわたり安定して帯電させることができ、それだけ長期にわたり画像ノイズの抑制された良好な画像を形成できる画像形成装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため本発明は、被帯電体に接触させるファーブラシを有し該ファーブラシと被帯電体との間に帯電補助粒子を介在させて被帯電体を帯電する帯電器であって、前記ファーブラシの繊維の体積抵抗率が1×101 Ω・cm〜1×108 Ω・cm、前記ファーブラシの繊維の植毛密度が155本/mm2 〜10000本/mm2 、前記帯電補助粒子の一次粒径が0.01μm〜10μm、前記ファーブラシの繊維が植毛されている空間における前記帯電補助粒子の平均付着量が0.3mg/cm3 〜20mg/cm3 である帯電器を提供する。
また本発明は、前記課題を解決するため、かかる帯電器と、該帯電器により帯電される被帯電体である感光体と、該感光体に画像露光して静電潜像を形成する露光装置と、該感光体上の静電潜像を現像する現像装置とを備えた電子写真方式の画像形成装置を提供する。
かかる帯電器のファーブラシは被帯電体と線接触や点接触するのでファーブラシと被帯電体間の摩擦力は小さく、帯電に伴うファーブラシと被帯電体の摩耗の量を充分小さく抑制でき、それだけ帯電器及び被帯電体の寿命を長くすることができる。
また、かかる帯電器は放電現象を利用しないため、過剰放電による帯電ムラをなくすことができる。さらに、低電圧でオゾンレスで低コストで帯電を行うことができる。
さらに、被帯電体とファーブラシとの間に帯電補助粒子が介在するため、ファーブラシの被帯電体との接触面積を十分に確保することができ(より正確にはファーブラシと被帯電体相互の接触面積を充分に確保することと同等の効果が得られ)、それにより所望の注入帯電が可能である。
また、ファーブラシの繊維の体積抵抗率を1×101 Ω・cm〜1×108 Ω・cmとすることで、ファーブラシから被帯電体へ注入電荷を充分に供給することができる。
ファーブラシの繊維の植毛密度を155本/mm2 〜10000本/mm2 とすることで、ファーブラシの被帯電体への接触面積を充分に得ることができる。
さらに、帯電補助粒子の一次粒径を0.01μm〜10μmとすることで、帯電補助粒子をファーブラシに安定して付着させることができる。
さらに、ファーブラシの繊維が植毛されている空間における該帯電補助粒子の平均付着量を0.3mg/cm3 〜20mg/cm3 とし、ファーブラシの被帯電体とのニップ部に限らず、さらに根元側にも帯電補助粒子を付着させることで、根元側に付着した帯電補助粒子をニップ部に供給して離脱する帯電補助粒子を補うことができる。つまり、例えばファーブラシをローラタイプのものとする場合、該ローラを回転させるとブラシ根元側に付着した帯電補助粒子に弱い遠心力が働き、該粒子が徐々にブラシ先端側へ移動してニップ部に供給されるのである。
これらにより本発明に係る帯電器は被帯電体を均一に且つ長期にわたり安定して帯電させることができる。
また、かかる帯電器を採用した本発明に係る画像形成装置によると、感光体表面を均一に且つ長期にわたり安定して帯電させることができ、それにより長期にわたり画像ノイズの抑制された良好な画像を形成できる。
なお、ファーブラシをローラ状に形成し、該ファーブラシローラの繊維が該ファーブラシローラの回転方向の上流側に向くように斜毛処理してもよい。そうすることで、ブラシ繊維に加わる負荷を小さくすることができる。
ファーブラシローラを斜毛処理すれば、被帯電体と接触する際に被帯電体との接触領域を確保し易い。また、ファーブラシローラの根元側の帯電補助粒子は、斜毛しているファーブラシローラの外側の繊維によって覆われることになるので、過剰に帯電ニップ部に移動したり飛散したりすることが抑制され、ファーブラシローラを回転する際に加わる弱い遠心力により徐々にブラシ先端側へ向かって移動して帯電ニップ部に到達する。つまり、帯電補助粒子を帯電ニップ部に安定して供給することができる。
以上説明したように本発明によると、被帯電体に均一で、且つ、長期にわたり安定して帯電を行うことができる帯電器を提供することができる。
また、本発明によると、低電圧でオゾンレスで低コストな帯電器を提供することができる。
さらに本発明によると、感光体の帯電を帯電器により行うタイプの電子写真方式の画像形成装置であって、感光体を均一に長期にわたり安定して帯電させることができ、それだけ長期にわたり画像ノイズの抑制された良好な画像を形成できる画像形成装置を提供することができる。
以下本発明の実施の形態を説明する。図1は本発明の実施形態に係る帯電器(本例では接触帯電器)2を備えた電子写真方式の画像形成装置の例の概略構成を示している。
<画像形成装置>
図1に示す画像形成装置は、ドラムタイプの感光体1を備えており、該感光体の周囲に接触帯電器2、画像露光装置4、現像装置5、中間転写装置6及びクリーニング装置7がこの順序で配置されている。中間転写装置6には2次転写ローラ8が臨んでいる。定着ローラ対9も設けられている。現像装置5は現像ローラ51等を備えており、中間転写装置6は感光体1に臨む無端転写ベルト61と該ベルト61を間にして感光体1に臨む転写ローラ62とを含んでいる。クリーニング装置7は感光体1に当接するクリニングブレード71等を備えている。
この画像形成装置によると、図示省略の駆動手段にて図中CW方向に回転駆動される感光体1の表面が接触帯電器2にて一様に帯電され、その帯電域に露光装置4から原稿画像或いは画像データに応じて画像露光が施され、感光体1上に静電潜像が形成される。この静電潜像は現像装置5の、現像バイアスを印加された現像ローラ51にて現像され、可視トナー像とされる。また、中間転写装置6においては、中間転写ベルト61は図示省略の駆動手段にて図中CCW方向に回転駆動されるとともに転写ローラ62に転写電圧が印加される。
転写ベルト61に到来した感光体1上のトナー像は転写電圧を印加された転写ローラ62にて転写ベルト61上に転写される。一方、図示省略の記録媒体供給部から供給された記録媒体Sが転写ベルト61上のトナー像と同期をとって転写ベルト61と2次転写ローラ8との間に供給され、転写電圧を印加された該2次転写ローラ8にて転写ベルト61上のトナー像が記録媒体Sに転写される。トナー像が転写された記録媒体Sは引き続き定着ローラ対9に送られ、そこでトナー像が加熱加圧下に定着され、その後図示省略のトレイに排出される。
<接触帯電器>
接触帯電器2は基本的には、ここでの被帯電体である感光体1に接触させる接触帯電部材としてのファーブラシ21を有し、該ファーブラシと感光体1との間に帯電補助粒子3を介在させて感光体1を帯電するものである。ファーブラシの繊維の体積抵抗率が1×101 Ω・cm〜1×108 Ω・cm、帯電補助粒子3の一次粒径が0.01μm〜10μmであり、ファーブラシ21の感光体1への押込み量を0.1mm以上2.0mm以下にしてファーブラシ21と感光体1とを相対移動させて感光体1を帯電するものである。
図2は接触帯電器2の全体の概略斜視図であり、図3は該帯電器の一部を拡大して示す図である。
この帯電器2は、基布2aにブラシ繊維2bを植設し、該基布2aを円柱形状の芯金ローラ20の表面に両面接着テープで貼着して形成したローラタイプのファーブラシ21を備えている。なお、基布の裏面は導電塗料を塗布することよって導電性となっており、上記両面テープの一部を欠いて置くことで、基布の裏面と芯金ローラ20とを直接接触させ、ファーブラシ21と芯金ローラとが電気的に導通するようになっている。このファーブラシ21は芯金ローラ20を介して電源PWから所定の帯電用電圧を印加し、図示省略の駆動手段にて回転駆動して使用する。
なお、帯電器2としては、基布にブラシ繊維2bからなるブラシパイルを植設し、該基布を板金等に接着剤等で貼着して形成した固定タイプのファーブラシを有するものでもよい。
また、ファーブラシはブラシ繊維を傾かせる工程の有無により、直毛ブラシと斜毛ブラシの二つのタイプがあるが、どちらも利用できる。斜毛タイプは、被帯電体に対して繊維が寝るので被帯電体との接触領域を確保し易く、電荷を注入する領域が増え、それだけ均一な帯電を行うことができる。このため、斜毛タイプの方が有利である。ローラタイプのファーブラシの回転方向については、被帯電体を逆なでする方向では繊維が乱れて繊維の抜けが発生し、帯電不良が起きてしまうので、被帯電体を順なでする方向が有利である。
いずれにしても、ブラシ繊維2bとしては、一般に知られている繊維に導電性材料を分散したものを利用することができる。かかる繊維材料としては、ポリアミド(ナイロン)、ビニロン、アクリル、ポリエステル、レーヨンなどを例示できる。
導電性材料としては、アルミニウム、鉄、銅、ニッケルなどの金属や、酸化亜鉛、酸化錫、酸化チタンなどの導電性酸化物、カーボンブラック、グラファイト、カーボンナノチューブなどの炭素微粒子などを例示できる。
ブラシ繊維2bとしては、ユニチカ(株)製のUUN、GBN、SUNといった導電性ポリアミド(導電性ナイロン)や、ユニチカ(株)製のUSV(導電性ビニロン)、REC(導電性レーヨン)などを例示できる。
被帯電体である感光体1にピンホールなどの欠陥がある場合に、ファーブラシから該欠陥部分へ過電流が流れてブラシ軸方向の帯電不良が起きることと、過電流が流れたファーブラシ繊維によりブラシ回転方向の帯電不良が起きることと、過電流が流れることによりファーブラシ繊維と感光体1の欠陥部分が劣化することとを防止するために、いずれのタイプのファーブラシを採用するにしても、ファーブラシの繊維の体積抵抗率は1×101 Ω・cm以上とする。また、充分な帯電を行うのに必要な帯電電流を流すために、ファーブラシの繊維の体積抵抗率は1×108 Ω・cm以下であることが好ましい。ファーブラシの繊維の体積抵抗率は1×102 Ω・cm〜1.2×105 Ω・cmであることがより好ましい。
ファーブラシを構成するブラシ繊維2bの太さについては、1デニール〜10デニールが好ましい。
ブラシ繊維2bの植毛密度については、155本/mm2 〜10000本/mm2 であることが好ましい。植毛密度が小さすぎると、ファーブラシの感光体1への充分な接触面積を得ることができず、帯電不良が発生してしまう。また、10000本/mm2 を超えてくる植毛密度のファーブラシを製造することは困難又は不可能である。ブラシ繊維2bの植毛密度は217本/mm2 〜10000本/mm2 であることがより好ましい。
<帯電補助粒子>
帯電補助粒子3の材料としては、例えば、酸化亜鉛、酸化錫、酸化チタン、酸化鉄、酸化アルミニウム、酸化マグネシウムなどの金属酸化物や、カーボンブラック、グラファイト、フラーレン、カーボンナノチューブなどの炭素微粒子などを利用することができる。
金属酸化物を用いる場合、主金属元素と異なる金属元素を含有した金属酸化物を用いることも可能である。例えば、酸化亜鉛にアルミニウムを含有させたもの、酸化錫にアンチモンを含有させたもの、或いは芯材として酸化チタン、ホウ酸アルミニウム、硫酸バリウム等を用い、その表面をアンチモンを含有する酸化錫で覆ったものなどである。
これらの中で、帯電補助粒子3としては、酸化亜鉛、酸化錫、酸化チタンなどの金属酸化物、アルミニウムを含有する酸化亜鉛、アンチモンを含有する酸化錫、及びこれらを少なくとも表面に有する微粒子が好ましい。これらは白色或いは白色に近い色を呈するため露光の妨げになり難く、また紙面上に転写された場合に粒子が目立ち難いからである。
市販されているものとしては、導電性酸化亜鉛は23K(ハクスイテック株式会社製)、導電性酸化錫はSN−100P(石原産業株式会社製)、導電性酸化錫で覆われた金属酸化物はET−300W(石原産業株式会社製)、パストラン4310(三井金属鉱業株式会社製)などがある。
帯電補助粒子3の一次粒径は、0.01μm〜10μmであることが好ましい。帯電補助粒子の一次粒径が小さすぎると、帯電補助粒子の製造コストが高くなり帯電器が高コストになってしまう。大きすぎると、ローラ型のファーブラシの場合、回転により帯電補助粒子3に働く遠心力が大きくなり、ファーブラシからの離脱量が増え、長期に渡り安定した帯電を行うことが困難となる。
帯電補助粒子3の一次粒径は、0.01μm〜2μmであることがより好ましい。
帯電補助粒子3の体積抵抗率は、1×1010Ω・cm以下であることが好ましい。1×1010Ω・cmを超えると、ファーブラシから感光体1へ充分な電荷を供給することができなくなり、帯電ムラが発生してしまう。
帯電補助粒子3の体積抵抗率は、1×108 Ω・cm以下であることがより好ましい。 帯電補助粒子3の体積抵抗率は、小さすぎると感光体表面に付着したときに像流れを引き起こすので、1×10-4Ω・cm以上であることが好ましい。
<帯電補助粒子の付着量>
ファーブラシ21への帯電補助粒子3の付着については、例えば、平板上に帯電補助粒子3を適量散布し、その上にファーブラシ21を接触配置し回転させて帯電補助粒子3を塗布することで行える。平板上に散布する帯電補助粒子3の量を変えることで、ファーブラシへの付着量を制御することができる。
ファーブラシ21のブラシ繊維が植毛されている空間における帯電補助粒子3の平均付着量は0.3mg/cm3 〜20mg/cm3 が好ましい。帯電補助粒子3の付着量が少なすぎると、帯電補助粒子3を介したファーブラシ21と感光体1との接触量が不足し帯電不良が発生する。また、帯電補助粒子3はブラシから離脱していくので長期安定性に欠ける。逆に多すぎると、ファーブラシ21から感光体1へ帯電補助粒子3の凝集物が移行し、画像ノイズが発生してしまう。また、ファーブラシ21から帯電補助粒子3が飛散して周囲を汚してしまうという弊害も生じる。
ファーブラシ21のブラシ繊維が植毛されている空間における帯電補助粒子の平均付着量は0.6mg/cm3 〜15mg/cm3 がより好ましい。
ブラシ繊維の感光体1と接触する部分に限らず、さらにブラシ繊維の根元側にも帯電補助粒子3を付着させることで、根元側に付着した帯電補助粒子3を帯電ニップ部に供給して離脱した帯電補助粒子3を補うことができる。つまりファーブラシローラを回転させると根元側に付着した帯電補助粒子3に弱い遠心力が働き、該補助粒子が徐々にブラシ先端側へ移動して帯電ニップ部に供給されるのである。ファーブラシ21が感光体1を帯電する機能と帯電補助粒子3を自ら供給する機能を兼ね備えることで、簡易な構成で且つ一層長期にわたり安定した帯電が可能となる。
既述のとおり直毛ブラシだけでなく、斜毛ブラシも利用可能である。斜毛ブラシは被帯電体との接触面積を確保し易いため、均一帯電を行うためには有利である。さらに、斜毛ブラシでは、ファーブラシローラの根元側の帯電補助粒子3は、ファーブラシローラの傾斜している外側の繊維によって覆われているので、過剰に帯電ニップ部に移動したり飛散したりすることがなく、帯電補助粒子3を帯電ニップ部へより安定して供給することができる。
他の帯電補助粒子供給手段を設けてもよい。例えば、帯電補助粒子3を現像剤に混入しそれを感光体1に付着させ帯電ニップ部に移動させるものや、ローラやファーブラシやブレード等の供給部材を用いて帯電補助粒子3を供給してもよい。このように他の供給手段を追加することで、さらに長期にわたり安定した帯電が可能となる。
<帯電>
帯電補助粒子3を付着させたファーブラシ21を所定の押込み量で感光体1に当接し、ファーブラシ21を回転させながらこれに電源PWからDCバイアスを印加して感光体1を帯電させる。すると印加電圧とほぼ同じ帯電電位で、且つ、均一な帯電が得られる。さらに、例えば1千枚印字後でも帯電性は良好である。
前記DCバイアスに交番電圧(AC)を重畳してもよい。例えば、DCバイアス−600Vにピーク間電圧500V、周波数1kHzの矩形波を重畳する例を挙げることができる。
<ファーブラシの回転>
ファーブラシ21の表面の移動方向と感光体1表面の移動方向が逆(カウンタ)のとき、ファーブラシ21の感光体1に対する相対速度比(相対周速比)θは、1≦θ<5であることが好ましい。θが小さすぎると、ファーブラシ21の感光体1への十分な接触量を得ることができず、帯電不良が発生してしまう。逆にθが大きすぎると、ファーブラシ21が感光体1を摺擦する機会が増えるため、感光体1の表面を傷っけて帯電ムラが発生し易くなり、また感光体1とファーブラシ21の削れ量が増してそれらの寿命が短くなってしまう。さらに、ファーブラシ21に付着している帯電補助粒子3に働く遠心力が大きいため該粒子のファーブラシ21からの離脱量が増して、長期にわたり安定した帯電が得られない、という問題も発生する。
上記のカウンタ回転のときのファーブラシ21の感光体1に対する相対速度比θは、1.5≦θ<4であることがより好ましい。
ファーブラシ21の表面を感光体1の表面の移動方向と同じ方向(ウイズ)に移動することも可能である。このとき、ファーブラシ21の感光体1に対する相対速度比θは、1.5≦θ<5であることが好ましい。カウンタ動作の場合と同じ相対速度比を得るためには、回転数を増やす必要がある。回転数を増やすと、ファーブラシ21が感光体1を摺擦する機会が増えるため、感光体1の表面を傷つけて帯電ムラが発生し易くなり、また感光体1とファーブラシ21の削れ量が増してそれらの寿命が短くなってしまう。さらに、ファーブラシ21に付着している帯電補助粒子3に働く遠心力が大きいため該粒子のファーブラシ21からの離脱量が増して、長期にわたり安定した帯電が得られない、という問題も発生する。以上の点から、ファーブラシ21の回転方向は、感光体1の表面の移動方向と逆(カウンタ)の方が有利である。
なお、上記のウイズ回転のときのファーブラシ21の感光体1に対する相対速度比θは、2≦θ<4であることがより好ましい。
<ファーブラシの押込み量>
ファーブラシ21の感光体1への押込み量は0.1mm以上2mm以下であることが好ましい。押込み量が少なすぎると、ファーブラシ21と感光体1との十分で安定した接触量(接触ニップ)が得られず、また押圧力が小さくなり、ブラシ繊維及び帯電補助粒子3と感光体1との接触抵抗(電気抵抗)を充分に下げることができなくなり、帯電不足による帯電ムラが発生してしまう。逆に押込み量が多すぎると、ファーブラシ21から感光体1へ過剰な押圧力が働くため、摩擦力が大きくなり、感光体1の表面を傷つけ帯電ムラを引き起こし易くなり、また感光体1とファーブラシ21の摩耗量が増してそれらの寿命が短くなってしまうという弊害が生じる。さらに、ブラシ繊維の形状の変位量が多くなるので、ブラシ繊維が帯電ニップ部を通過し感光体1から離れて元の形状に復元する時の、ブラシ繊維に付着している帯電補助粒子3に働く繊維から離れる方向の力が大きくなり、ブラシ繊維からの帯電補助粒子3の離脱量が多くなり、長期にわたり安定した帯電が得られなくなる。
ファーブラシ21の感光体1への押込み量は0.24mm以上1.0mm以下がより好ましく、0.3mm以上0.8mm以下がさらに好ましい。
<実施例>
以下に本発明に係る接触帯電器を採用して画像形成した実施例及び比較例を説明する。以下の実施例、比較例における印字は市販のプリンタ(ミノルタ・キューエムエス(株)製 magicolor 2200 DeskLaser) において帯電器を次に説明する本発明に係る接触帯電器に置き換えて、B/W5%チャートの印字にて行った。
接触帯電器として2及び図3に示す構成を持つファーブラシ21を用いて評価を行った。ブラシパイル2bとして、ナイロン6にカーボンブラックを分散したユニチカ(株)製のUUN(導電性ナイロン)を用いた。このブラシパイル2bを植設した基布を直径6mm(6mmφ)の芯金20に巻き付けて両面接着テープで固定し(基布+両面接着テープの厚み:0.5mm)、ローラ状にした。その後、ブラシ毛を傾斜させる斜毛工程を経て斜毛ブラシローラとした。斜毛方向は、ファーブラシ21の表面の移動方向と感光体の表面の移動方向が逆(カウンタ)のときに、ファーブラシ21の繊維がファーブラシ21の回転方向の上流側に傾く方向(順なで方向)とした。斜毛前のブラシの外径は13.8mm、斜毛後のブラシ外径は12.2mmであった。斜毛処理の前後のブラシ回転軸の放射方向における繊維長の変化率は、0.21であった。
前記プリンタにおける感光体の外径は30mmで、これを100rpm(システムスピード160mm/sec)で回転駆動して用いた。帯電補助粒子3を付着させたファーブラシ21を感光体に当接し、ファーブラシ21を感光体の表面の移動方向と逆方向に移動するように(カウンタ)回転させた。このときのファーブラシ21の感光体に対する相対速度比は2とした。ファーブラシ21に−700VのDCバイアスを印加して感光体を帯電させた。
(実施例1)
ブラシ繊維2bとして、ブラシ繊維の体積抵抗率が5×103 Ω・cm、繊維の太さが2デニール、植毛密度が527本/mm2 のユニチカ(株)製のUUN(導電性ナイロン)を用いた。帯電補助粒子としては、一次粒径0.2μmの導電性酸化錫を用いた。この導電性酸化錫をファーブラシに付着させた。ファーブラシ21のブラシ繊維が植毛されている空間における導電性酸化錫の平均付着量を1.4mg/cm3 とした。
(実施例2)
ファーブラシ21のブラシ繊維が植毛されている空間における導電性酸化錫の平均付着量を0.3mg/cm3 とする以外は、実施例1と同じ条件とした。
(実施例3)
ファーブラシ21のブラシ繊維が植毛されている空間における導電性酸化錫の平均付着量を0.6mg/cm3 とする以外は、実施例1と同じ条件とした。
(実施例4)
ファーブラシ21のブラシ繊維が植毛されている空間における導電性酸化錫の平均付着量を15mg/cm3 とする以外は、実施例1と同じ条件とした。
(実施例5)
ファーブラシ21のブラシ繊維が植毛されている空間における導電性酸化錫の平均付着量を20mg/cm3 とする以外は、実施例1と同じ条件とした。
(実施例6)
帯電補助粒子として一次粒径0.01μmの導電性酸化錫を用いる以外は、実施例1と同じ条件とした。
(実施例7)
帯電補助粒子として一次粒径2μmの導電性酸化錫を用いる以外は、実施例1と同じ条件とした。
(実施例8)
帯電補助粒子として一次粒径10μmの導電性酸化錫を用いる以外は、実施例1と同じ条件とした。
(実施例9)
ブラシ繊維2bとして、ブラシ繊維の植毛密度が155本/mm2 のユニチカ(株)製のUUN(導電性ナイロン)を用いる以外は、実施例1と同じ条件とした。
(実施例10)
ブラシ繊維2bとして、ブラシ繊維の植毛密度が217本/mm2 のユニチカ(株)製のUUN(導電性ナイロン)を用いる以外は、実施例1と同じ条件とした。
(実施例11)
ブラシ繊維2bとして、ブラシ繊維の体積抵抗率が1×101 Ω・cmのユニチカ(株)製のUUN(導電性ナイロン)を用いる以外は、実施例1と同じ条件とした。
(実施例12)
ブラシ繊維2bとして、ブラシ繊維の体積抵抗率が1×102 Ω・cmのユニチカ(株)製のUUN(導電性ナイロン)を用いる以外は、実施例1と同じ条件とした。
(実施例13)
ブラシ繊維2bとして、ブラシ繊維の体積抵抗率が1.2×105 Ω・cmのユニチカ(株)製のUUN(導電性ナイロン)を用いる以外は、実施例1と同じ条件とした。
(実施例14)
ブラシ繊維2bとして、ブラシ繊維の体積抵抗率が1×108 Ω・cmのユニチカ(株)製のUUN(導電性ナイロン)を用いる以外は、実施例1と同じ条件とした。
(比較例1)
ファーブラシ21のブラシ繊維が植毛されている空間における導電性酸化錫の平均付着量を0.2mg/cm3 とする以外は、実施例1と同じ条件とした。
(比較例2)
ファーブラシ21のブラシ繊維が植毛されている空間における導電性酸化錫の平均付着量を25mg/cm3 とする以外は、実施例1と同じ条件とした。
(比較例3)
帯電補助粒子として一次粒径15μmの導電性酸化錫を用いる以外は、実施例1と同じ条件とした。
(比較例4)
ブラシ繊維2bとして、ブラシ繊維の植毛密度が93本/mm2 のユニチカ(株)製のUUN(導電性ナイロン)を用る以外は、実施例1と同じ条件とした。
(比較例5)
ブラシ繊維の体積抵抗率が1×100 Ω・cmのユニチカ(株)製のUUN(導電性ナイロン)を用いる以外は、実施例1と同じ条件とした。
(比較例6)
ブラシ繊維の体積抵抗率が1×109 Ω・cmのユニチカ(株)製のUUN(導電性ナイロン)を用いる以外は、実施例1と同じ条件とした。
以上の実施例、比較例において、ファーブラシ21にDCバイアス−700Vを印加して感光体を帯電したときの感光体の表面電位を測定し、帯電性と帯電ムラ及び帯電補助粒子の凝集体に起因する画像ノイズの評価を行った。初期と1千枚印字後に測定を行った。帯電性については、ファーブラシ21への印加電圧と感光体の表面電位との差|ΔV|で評価を行った。帯電ムラについては、帯電電位のムラΔVで評価を行った。画像ノイズについては、記録紙上の画像ノイズの有無で評価を行った。また、感光体にピンホールがあるときのブラシの損傷及び帯電不良も評価した。これらの結果を表1に示す。
表面電位測定は、トレック・ジャパン(株)製の表面電位計MODEL344、プローブ6000B-16にて行った。
表1における帯電性の評価基準は次のとおりである。
(帯電性の評価基準)
◎:|ΔV|<20V ○:20V≦|ΔV|<30V
△:30V≦|ΔV|<50V ×:50V≦|ΔV|
(帯電ムラの評価基準)
◎:ΔV<20V ○:20V≦ΔV<30V
△:30V≦ΔV<50V ×:50V≦ΔV
(画像ノイズの評価)
◎:画像ノイズ無し ○:画像ノイズがほとんど無い
△:画像ノイズが少しある ×:画像ノイズが多量にある
(ピンホールリークの評価基準)
◎:ブラシの損傷及び帯電不良がない ○:ブラシの損傷が少しあるが帯電不良はない
△:ブラシの損傷及び帯電不良がある ×:ブラシの損傷及び帯電不良が著しい
以上説明したように、所定の体積抵抗率及び植毛密度のファーブラシと、所定の一次粒径の帯電補助粒子を用いた帯電器であり、ファーブラシのブラシ繊維が植毛されている空間における帯電補助粒子の平均付着量を所定のものとした帯電器を用いることで、放電帯電で発現していた過剰放電をなくし、ファーブラシの被帯電体との接触面積を十分に確保し、ファーブラシから被帯電体へ注入電荷を充分に供給し、ファーブラシと被帯電体との接触抵抗(電気抵抗)を充分低くできるので、均一な注入帯電が可能となった。
さらに、ファーブラシと被帯電体の摩耗量を少なくしてそれらの寿命を長くし、帯電補助粒子をファーブラシに安定して付着させ、ファーブラシの根元側に付着した帯電補助粒子をニップ部に供給して離脱した帯電補助粒子を補えるので、長期にわたり安定した帯電が可能となった。
またこれらにより、低電圧でオゾンレスで低コストな帯電器及びこれを用いた新規かつ有用な画像形成装置を提供できる。
本発明は電子写真方式の画像形成において長期にわたり良好な画像を提供することに利用できる。
本発明に係る画像形成装置の1例の概略構成を示す図である。 接触帯電器の斜視図である。 図3に示す接触帯電器の一部を概略的に拡大して示す図である。
符号の説明
1 感光体 6 中間転写装置
2 接触帯電器 61 無端中間転写ベルト
20 芯金ローラ 62 転写ローラ
21 ファーブラシ 7 クリーニング装置
2a 基布 71 グリーニングブレード
2b ブラシ繊維 8 2次転写ローラ
PW 電源 9 定着ローラ対
3 帯電補助粒子
4 画像露光装置
5 現像装置
51 現像ローラ

Claims (7)

  1. 被帯電体に接触させるファーブラシを有し該ファーブラシと被帯電体との間に帯電補助粒子を介在させて被帯電体を帯電する帯電器であって、前記ファーブラシの繊維の体積抵抗率が1×101 Ω・cm〜1×108 Ω・cm、前記ファーブラシの繊維の植毛密度が155本/mm2 〜10000本/mm2 、前記帯電補助粒子の一次粒径が0.01μm〜10μm、前記ファーブラシの繊維が植毛されている空間における前記帯電補助粒子の平均付着量が0.3mg/cm3 〜20mg/cm3 であることを特徴とする帯電器。
  2. 前記ファーブラシの繊維の体積抵抗率が1×102 Ω・cm〜1.2×105 Ω・cmである請求項1記載の帯電器。
  3. 前記ファーブラシの繊維の植毛密度が217本/mm2 〜10000本/mm2 である請求項1又は2記載の帯電器。
  4. 前記帯電補助粒子の一次粒径が0.01μm〜2μmである請求項1、2又は3記載の帯電器。
  5. 前記ファーブラシの繊維が植毛されている空間における前記帯電補助粒子の平均付着量が0.6mg/cm3 〜15mg/cm3 である請求項1から4のいずれかに記載の帯電器。
  6. 前記ファーブラシがローラ状であり、該ファーブラシローラの繊維が該ファーブラシローラの回転方向の上流側に向くように斜毛処理されている請求項1から5のいずれかに記載の帯電器。
  7. 請求項1から6のいずれかに記載の帯電器と、該帯電器により帯電される被帯電体である感光体と、該感光体に画像露光して静電潜像を形成する露光装置と、該感光体上の静電潜像を現像する現像装置とを備えた電子写真方式の画像形成装置。
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