JP2005099328A - 照明装置およびプロジェクタ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 光を出射する固体光源11r、11g、11bと、固体光源11r、11g、11bから出射された光の照度分布を均一化するロッドレンズ13と、照度分布を均一化された光の一方の偏光を透過し他方の偏光を反射する反射型偏光分離手段17と、を備え、固体光源11r、11g、11bがロッドレンズ13の光入射面13aに埋め込まれていることを特徴とする。
【選択図】 図2
Description
また、光変調手段に液晶パネルを用いる液晶プロジェクタでは、一方向に偏光を揃え、50%以下となる光の利用効率を原理的に2倍の100%に近づける偏光変換技術が用いられている。さらに、光源の照度ムラを解消するために、光量分布を均一にするインテグレータの挿入が不可欠となり、さまざまな技術が提案されている(例えば、特許文献1から3)。
しかしながら、偏光変換に用いるPBSアレイは高価かつ大型であるため、プロジェクタの小型軽量化および低価格化には適さないという問題があった。
また、従来のように、固体光源と導光体との間に集光手段を配置しなくてもよいため、部品点数の削減が図れることにより、照明装置の小型軽量化および低価格化を図ることができる。
この構成によれば、反射型偏光分離手段に反射された他方の偏光は、第1の反射手段により反射され、再び反射型偏光分離手段に向けて伝搬する。第1の反射手段と反射型偏光分離手段との間を反射する他方の偏光は、導光体内で反射される際にその偏光方向が回転するため、反射を繰り返すうちに反射型偏光手段から取り出される。そのため、固体光源から出射された光の利用効率を向上させることができる。
この構成によれば、固体光源から出射された光は、凹部から導光体に伝搬する時に、両者の屈折率が同等のときには直進し、屈折率が異なる時には屈折して平行光化されて伝搬する。そのため、照明装置から出射される光の平行光化率を悪くても同等、もしくは平行光化率をより高めることができる。その結果、照明装置から出射される光は、プロジェクタに用いて好適な光となる。
また、例えば透明無垢材を導光体として用いた場合、導光体の側面に臨界角よりも小さい角度で入射する入射光が減少するため、導光体から漏れる光が減少する。つまり、固体光源から出射された光に対する、利用可能な光の割合を向上させることができる。
この構成によれば、反射型偏光分離手段により反射された他方の偏光が1/4波長層を透過すると、例えば右回りの円偏光に変換される。右回りの円偏光は、第1の反射手段に反射されるときに左回りの円偏光に変換される。反射された左回りの円偏光は再び1/4波長層に入射して一方の偏光に変換されて反射型偏光分離手段に向けてしゅっしゃされる。そのため、反射型偏光分離手段に反射された他方の偏光を積極的に一方の偏光に変換させることができ、他方の偏光を反射型偏光分離手段から一方の偏光として取り出しやすくすることができる。
この構成によれば、導光体の側面に第2の反射手段を設けたことにより、上記側面に塵などが付着しても、透明無垢材で形成された導光体のように、そこから光が漏れ出すことがない。そのため、照明装置の組立て時および使用時に導光体側面に塵などが付着しないように配慮する必要が無くなり、照明装置を容易に製造することができる。
この構成によれば、固体光源から略側方に出射し、リフレクタ部に入射した光は、導光体の光出射面方向に反射される。そのため、照明装置の光出射方向に対して角度の小さい光、つまり、プロジェクタに用いて好適な光を増やすことができる。
また、例えば透明無垢材を導光体に用いた場合、導光体の側面に臨界角より小さい角度で入射する入射光を減少させることができるため、導光体から漏れ出す光を減少させることができる。そのため、固体光源から出射した光の利用効率を向上させることができる。
この構成によれば、反射型偏光分離手段に反射された他方の偏光を積極的に一方の偏光に変換させることができ、他方の偏光を反射型偏光分離手段から一方の偏光として取り出しやすくすることができる。
この構成によれば、固体光源から出射された光は、上記貫通孔を伝搬して反射型偏光分離手段に入射する。入射した光の内、一方の偏光は透過して出射し、他方の偏光は反射され、第1の反射手段と反射型偏光分離手段との間の導光体内で反射を繰り返す。他方の偏光は、導光体内で反射される際にその偏光方向が回転するため、反射を繰り返すうちに反射型偏光手段から取り出される。そのため、固体光源から出射された光の利用効率を向上させることができる。
また、例えば導光体の光入射面にリフレクタを形成しても、第1の反射手段を平面状に形成することができるため、反射型偏光分離手段に反射された他方の偏光をその平行度を崩すことなく反射することができる。
この構成によれば、基板の実装面に第1の反射手段を設けたことにより、反射型偏光分離手段などにより反射され、実装面に入射して吸収されていた光を反射型偏光分離手段に向けて反射することができる。そのため、固体光源から出射された光の利用効率を向上させることができる。
また、上記第1の反射手段として散乱面を用いることにより、基板に入射した光を反射型偏光分離手段に向けて散乱させることができる。そのため、散乱面に大きな角度で入射する光をさまざまな反射角度で反射させることができ、プロジェクタ用の照明として好適な光の割合を増やすことができる。
この構成によれば、反射型偏光分離手段に反射された他方の偏光を積極的に一方の偏光に変換させることができ、他方の偏光を反射型偏光分離手段から一方の偏光として取り出しやすくすることができる。
この構成によれば、白色光を出射する固体光源を備えた1つの照明装置、およびカラーフィルタを備えた1つの光変調手段を備えた単板式のプロジェクタの構成を取ることにより、プロジェクタの小型軽量化および低価格化を図ることができる。
この構成によれば、異なる色光を出射する複数の固体光源を備えた1つの照明装置、およびカラーフィルタを備えた光変調手段を用いることにより、カラー画像を合成することができる。そのため、プロジェクタの小型軽量化および低価格化を図ることができる。
この構成によれば、異なる色光を出射する固体光源が交番発光する1つの照明装置を用いることにより、カラー画像を合成することができる。そのため、プロジェクタの小型軽量化および低価格化を図ることができる。
以下、本発明における第1の実施の形態について図1から図3を参照して説明する。
図1は、本実施の形態に係るプロジェクタの全体構成を示す概略図である。なお、以下の全ての図面においては、図面を見やすくするため、各構成要素の膜厚や寸法の比率などは適宜異ならせてある。
本実施の形態のプロジェクタ1は3板式の液晶プロジェクタであり、図1に示すように、それぞれR(赤)、G(緑)、B(青)の色光を出射可能な照明装置10R、10G、10Bと、出射された各色光を変調する透過型の液晶ライトバルブ(光変調手段)20R、20G、20Bと、変調された各色光を合成してカラー画像にするダイクロイッククロスプリズム30と、合成されたカラー画像を投射する投射レンズ(投射手段)40と、から概略構成されている。
照明装置10R、10G、10Bは、その構成が同一でRGBの各色光を出射する固体光源(LEDチップ11r、11g、11b)が異なるだけなので、照明装置10Rの構成について説明し、照明装置10G、10Bについては説明を省略する。
照明装置10Rは、図2に示すように、Rの色光を出射するLEDチップ(固体光源)11rと、LEDチップ11rを載置する基板12と、LEDチップ11rの出射光の照度分布を均一化するロッドレンズ(導光体)13と、から概略構成されている。
基板12は金属板(例えば熱伝導率の高いAl板)と絶縁層とを積層して形成された板と、LEDチップ11rに電力を供給するために絶縁層上に形成された配線(図示せず)とから概略形成されている。そのため、LEDチップ11rで発生した熱を金属板を介して効率良く放熱することができる。
なお、反射膜15は、ロッドレンズ13の光入射側端面13aに形成する他に、基板12上に形成してもよい。基板12上に反射膜15を形成するのは、ロッドレンズ13に形成するよりも容易であるため、価格の低いプロジェクタ1に用いて好適である。また、基板12上に反射膜15を形成する場合、AgやAlなどを蒸着した反射膜15だけでなく、基板12の光が入射する面を粗にして、入射した光を散乱させる散乱面(第1の反射膜)を形成してもよい。散乱面は入射した光をさまざまな方向に反射するため、後述する液晶ライトバルブ20R、20G、20Bへの利用に不適な角度成分の光も、利用可能な角度成分の光として反射することができる。
なお、1/4波長層16は、上述のように、ロッドレンズ13の光出射側端面13bに配置されていてもよいが、基板12上に形成された反射層15の光入射面側に配置されていてもよい。基板12の反射層15上に1/4波長層16を形成するのは、ロッドレンズ13に形成するよりも容易であるため、価格の低いプロジェクタ1に用いて好適である。
なお、基板12とロッドレンズ13との接合部の構造は上述した構造に限られることなく、LEDチップ11rの周囲が少なくともロッドレンズ13と同等以上の屈折率を有する樹脂からなるパッケージ14′で覆われていてもよい。この構成は、例えば次の工程により形成することができる。まず、図3に(a)示すように、LEDチップ11rを覆うようにして、上記樹脂で凸曲面を有するパッケージ14′を形成する。そして、図3(b)に示すように、熱を加えるなどしてロッドレンズ13を軟化させ、LEDチップ11rを内部に埋め込んだパッケージ14′をロッドレンズ13の光入射側端面13aに埋め込むことにより上記構成の接合部を形成することができる。なお、図3においては、反射層15を基板12上に形成した実施例を用いている。
ダイクロイッククロスプリズム30は、図1に示すように、4つの直角プリズムが貼り合わされた構造を有し、その貼り合わせ面30a、30bには誘電体多層膜からなる光反射膜(図示略)が十字状に形成されている。具体的には、貼り合わせ面30aには、液晶ライトバルブ20Rで形成された赤色の画像光を反射し、それぞれ液晶ライトバルブ20G、20Bで形成された緑色及び青色の画像光を透過する光反射膜が設けられ、貼り合わせ面30bには、液晶ライトバルブ20Bで形成された青色の画像光を反射し、それぞれ液晶ライトバルブ20R、20Gで形成された赤色及び緑色の画像光を透過する光反射膜が設けられている。
まず、本発明の特徴部である照明装置10R、10G、10Bにおける作用について説明する。
照明装置10R、10G、10Bは、その作用が同一なので、照明装置10Rの作用について説明し、照明装置10G、10Bについては説明を省略する。
照明装置10Rは、図1および図2に示すように、LEDチップ11rに電力が供給されると、LEDチップ11rから色光Rが出射される。色光Rは充填材14aを伝搬してロッドレンズ13との境界面である凹部14の面に入射する。充填材14aはロッドレンズ13よりも屈折率が高いため、色光Rは上記境界面において光出射側端面13b側に屈折してロッドレンズ13内に伝搬する。
反射されたs偏光は1/4波長層16に入射し、例えば右回りの円偏光に変換されてロッドレンズ13に向けて出射される。ロッドレンズ13内を伝搬した右回りの円偏光は、反射層15に入射して再び反射型偏光分離層17に向けて反射される。また、反射層15に反射された際に、右回りの円偏光は左回りの円偏光に変換される。左回りの円偏光は、ロッドレンズ13を伝搬して1/4波長層16に入射し、p偏光に変換される。p偏光は反射型偏光分離層17を透過することができるので、そのまま透過し、液晶ライトバルブ20Rに向けて出射される。
液晶ライトバルブ20R、20G、20Bに入射された各色光は変調されて、ダイクロイッククロスプリズム30に入射され、カラー画像に合成されて投射レンズ40によってスクリーン50に投射される。
また、従来のように、LEDチップ11r、11g、11bとロッドレンズ13との間に集光手段を配置しなくてもよいため、部品点数の削減が図れることにより、照明装置10R、10G、10B、およびプロジェクタ1の小型軽量化および低価格化を図ることができる。
また、本実施の形態のロッドレンズ13(透明材料の無垢材をそのまま用いるロッドレンズ)の場合、ロッドレンズ13の側面に臨界角よりも小さい角度で入射する入射光が減少するため、ロッドレンズ13から漏れる色光が減少する。つまり、LEDチップ11r、11g、11bから出射された色光に対する、利用可能な色光の割合を向上させることができる。
次に、本発明における第2の実施の形態について図4を参照して説明する。
本実施の形態に係るプロジェクタの基本構成は、第1の実施の形態と同様であるが、第1の実施の形態とは、照明装置の構成が異なっている。よって、本実施の形態においては、図4を用いて照明装置周辺のみを説明し、液晶ライトバルブ等の説明を省略する。
図4は、本実施の形態に係る照明装置の構成を示す概略図である。
照明装置60R、60G、60Bは、その構成が同一でRGBの各色光を出射する固体光源(LEDチップ11r、11g、11b)が異なるだけなので、照明装置60Rの構成について説明し、照明装置60G、60Bについては説明を省略する。
照明装置60Rのロッドレンズ13は、図4に示すように、その光入射側端面13aがLEDチップ11rから入射した光を光出射側端面13bに向けて反射する形状に形成され、リフレクタ部61とされている。リフレクタ部61には、AgやAlなどを蒸着した反射膜(第1の反射手段)62が形成されている。
照明装置60R、60G、60Bは、その作用が同一なので、照明装置60Rの作用について説明し、照明装置60G、60Bについては説明を省略する。
照明装置60Rは、図4に示すように、LEDチップ11rに電力が供給されると、LEDチップ11rから色光Rが出射される。色光Rは充填材14aを伝搬してロッドレンズ13との境界面である凹部14の面に入射する。充填材14aはロッドレンズ13よりも屈折率が高いため、色光Rは上記境界面において光出射側端面13b側に屈折してロッドレンズ13内に伝搬する。
ロッドレンズ13内に伝搬した色光Rのうち、リフレクタ部61に入射した色光Rは、反射層62により光出射側端面13bに向けて反射される。ロッドレンズ13内を伝搬する色光Rは、ロッドレンズ13内で全反射を繰り返すことによりその照度分布を均一化され、光出射側端面13bから出射される。
反射されたs偏光は1/4波長層16に入射し、例えば右回りの円偏光に変換されてロッドレンズ13に向けて出射される。ロッドレンズ13内を伝搬した右回りの円偏光は、リフレクタ部61の反射層62に反射される。また、右回りの円偏光は、反射層62に反射された際に左回りの円偏光に変換される。左回りの円偏光は、ロッドレンズ13を伝搬して1/4波長層16に入射し、p偏光に変換される。p偏光は反射型偏光分離層17を透過することができるので、そのまま透過し、液晶ライトバルブ20Rに向けて出射される。
また、本実施の形態のように透明無垢材をロッドレンズ13に用いた場合、ロッドレンズ13の側面に臨界角より小さい角度で入射する入射光を減少させることができるため、ロッドレンズ13から漏れ出す光を減少させることができる。そのため、LEDチップ11r、11g、11bから出射した色光の利用効率を向上させることができる。
次に、本発明における第3の実施の形態について図5を参照して説明する。
本実施の形態に係るプロジェクタの基本構成は、第2の実施の形態と同様であるが、第2の実施の形態とは、照明装置の構成が異なっている。よって、本実施の形態においては、図5を用いて照明装置周辺のみを説明し、液晶ライトバルブ等の説明を省略する。
図5は、本実施の形態に係る照明装置の構成を示す概略図である。
照明装置70R、70G、70Bは、その構成が同一でRGBの各色光を出射する固体光源(LEDチップ11r、11g、11b)が異なるだけなので、照明装置70Rの構成について説明し、照明装置70G、70Bについては説明を省略する。
照明装置70Rのロッドレンズ13は、図5に示すように、ロッドレンズ13の略中央に反射層(第1の反射層)71が配置され、反射層71には、略中央部に色光Rを伝搬させるための伝搬部(貫通孔)72が形成されている。
反射膜71は、例えば2つのロッドレンズを用意し、一方のロッドレンズの端面にAgやAlなどを蒸着して反射膜72を形成し、上記2つのロッドレンズを接合してロッドレンズ13を形成することにより形成することができる。
照明装置70R、70G、70Bは、その作用が同一なので、照明装置70Rの作用について説明し、照明装置70G、70Bについては説明を省略する。
照明装置70Rは、図5に示すように、LEDチップ11rに電力が供給されると、LEDチップ11rから色光Rが出射される。色光Rは充填材14aを伝搬してロッドレンズ13との境界面である凹部14の面に入射し、上記境界面において光出射側端面13b側に屈折してロッドレンズ13内に伝搬する。
ロッドレンズ13内に伝搬した色光Rのうち、リフレクタ部61に入射した色光Rは、反射層62により光出射側端面13bに向けて反射される。また、反射層71の伝搬部72に入射した色光Rは、そのまま反射層71を透過して1/4波長層16に入射する。
反射層71によりLEDチップ11r側に反射された色光Rは、再びリフレクタ部61に入射して光出射側端面13bに向けて反射される。
反射されたs偏光は1/4波長層16に入射し、例えば右回りの円偏光に変換されてロッドレンズ13に向けて出射される。ロッドレンズ13内を伝搬した右回りの円偏光は、反射層71に入射し1/4波長層16に向けて反射される。また、右回りの円偏光は、反射層62に反射された際に左回りの円偏光に変換される。左回りの円偏光は、ロッドレンズ13を伝搬して1/4波長層16に入射し、p偏光に変換される。p偏光は反射型偏光分離層17を透過することができるので、そのまま透過し、液晶ライトバルブ20Rに向けて出射される。
次に、本発明における第4の実施の形態について図6を参照して説明する。
本実施の形態に係るプロジェクタの基本構成は、第1の実施の形態と同様であるが、第1の実施の形態とは、照明装置の構成が異なっている。よって、本実施の形態においては、図6を用いて照明装置周辺のみを説明し、液晶ライトバルブ等の説明を省略する。
図6は、本実施の形態に係るプロジェクタの全体構成を示す概略図である。
本実施の形態のプロジェクタ2は、単板式の液晶プロジェクタであり、図6に示すように、白色光を出射可能な照明装置80と、出射された白色光を変調してカラー画像を形成する液晶ライトバルブ(光変調手段)20と、カラー画像を投射する投射レンズ40と、から概略構成されている。
ロッドレンズ13の光出射側端面13bには、例えば水晶板や高分子材料を一軸延伸した位相差フィルムなどからなる1/4波長層16が配置されている。
照明装置80は、図6に示すように、LEDチップ11wに電力が供給されると、LEDチップ11wから白色光が出射される。白色光は充填材14aを伝搬してロッドレンズ13との境界面である凹部14の面に入射する。充填材14aはロッドレンズ13よりも屈折率が高いため、白色光は上記境界面において光出射側端面13b側に屈折してロッドレンズ13内に伝搬する。
反射されたs偏光は、反射型偏光分離層17と反射層15との間のロッドレンズ13内を繰り返し反射する毎に、s偏光の変更方向が徐々に回転してやがてp偏光に変換される。p偏光は反射型偏光分離層17を透過することができるので、そのまま透過し、液晶ライトバルブ20Rに向けて出射される。
液晶ライトバルブ20に入射された白色光は、まず、カラーフィルタ81によりRGBの各色光に変換され、その後液晶ライトバルブ20により変調されカラー画像が形成される。合成されたカラー画像は、次に投射レンズ40によってスクリーン50に投射される。
なお、本実施の形態では白色光を出射するLEDチップ11wを用いて説明したが、この他にも、図7および図8に示すように、ロッドレンズ13の光入射側端面13aに、それぞれRGBの色光を出射するLEDチップ11r、11g、11bを配置してもよい。
例えば、上記の実施の形態においては、この発明を正面投射型のフロントプロジェクタに適応して説明したが、この発明はフロントプロジェクタに限られることなく、背面投射型のリアプロジェクタなど、その他各種のプロジェクタに適応できるものである。
Claims (15)
- 光を出射する固体光源と、該固体光源から出射された光の照度分布を均一化する導光体と、前記照度分布を均一化された光の一方の偏光を透過し他方の偏光を反射する反射型偏光分離手段と、を備え、
前記固体光源が、前記導光体の光入射面に埋め込まれていることを特徴とする照明装置。 - 前記光入射面に第1の反射手段が設けられ、
該第1の反射手段が、前記反射型偏光分離手段に反射された他方の偏光を反射することを特徴とする請求項1記載の照明装置。 - 前記導光体の光入射面には凹部が形成され、
該凹部の中には前記導光体と少なくとも同等以上の屈折率を有する充填部材が配置され、
前記固体光源が、前記充填部材内に配置されていることを特徴とする請求項1または2に記載の照明装置。 - 前記第1の反射手段と前記反射型偏光分離手段との間に1/4波長層が設けられていることを特徴とする請求項2または3に記載の照明装置。
- 前記導光体の側面に、第2の反射手段が設けられていることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の照明装置。
- 前記導光体の光入射面に、入射した光を前記導光体の光出射面に向けて反射するリフレクタ部が形成されていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の照明装置。
- 前記リフレクタ部の光反射面に、前記1/4波長層が設けられていることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の照明装置。
- 前記導光体内に前記第1の反射手段が配置され、
前記第1の反射手段には、貫通孔が形成されていることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の照明装置。 - 基板上に前記固体光源が実装され、
前記基板の前記固体光源が実装された実装面に、前記第1の反射手段が設けられていることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の照明装置。 - 前記第1の反射手段が、入射した光を散乱させる散乱面であることを特徴とする請求項9記載の照明装置。
- 前記実装面に、1/4波長層が形成されていることを特徴とする請求項9または10に記載の照明装置。
- 照明装置と、該照明装置からの光を変調する光変調手段と、該光変調手段によって変調された光を投射する投射手段とを備えたプロジェクタであって、
前記照明装置が、請求項1から11のいずれかに記載の照明装置であることを特徴とするプロジェクタ。 - 前記照明装置には、白色光を出射する固体光源が備えられ、
前記光変調手段には、カラーフィルタが備えられていることを特徴とする請求項12記載のプロジェクタ。 - 1つの前記導光体の光入射面に異なる色光を出射する複数の固体光源が配置され、
前記光変調手段には、カラーフィルタが備えられていることを特徴とする請求項12記載のプロジェクタ。 - 1つの前記導光体の光入射面に異なる色光を出射する複数の固体光源が配置され、
異なる色光を出射する前記固体光源が交番発光することを特徴とする請求項12に記載のプロジェクタ。
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