JP2007033852A - ロッドインテグレータおよび照射装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】照射装置の小型化、組立性の向上および組立精度の図ると共に光源からからの光の効率的利用を図ること。
【構成】このロッドインテグレータ2は、光源1からの光を入射し均一の光として出射する。そして、光源1が挿入される開口部2cを備える反射ミラー部5と、反射ミラー部5が固定され、光源1からの光を直接入射すると共に反射ミラー部5で反射した光を入射するインテグレータ本体部6とを有し、反射ミラー部5には、光源1からの光であって光源1の光軸に対して大きな角度を持つ光源1からの光を反射させるため、光源1の光軸に対し交叉する方向に伸びた反射面を有し、インテグレータ本体部6へ入射させる集光反射ミラー5aが設けられている。
【選択図】図1

Description

本発明は、映像の投影等に用いるロッドインテグレータおよび照射装置に関する。
現在、大型の表示装置として、ライトバルブ等を用いて画像情報を投影レンズによって、スクリーン上に拡大投影する表示装置が知られている。このような画像を拡大投影する分野では、被照射面上に投影される画像の照度を上げることが重要な技術課題の一つである。すなわち、光源から出射される光を無駄のないようにより多くの光を集束させることにより、光の照度を上げて照射するようにし、均一で照度の高い投影画像を得ることの必要性が高まってきている。
また、投影装置の用途の拡大にともない、装置そのものの小型化も要求されている。しかしながら、均一で、照度の高い面光源を得るだけでも、一般的に装置そのものの構造が複雑で大型となりやすい。このような状況の中で、光の集束の効率が高くて、小型化に適した装置の一つとして、均一な照明をするための楕円鏡とその楕円鏡の内面反射の光を集束させることを可能とした、中空あるいは中実で棒状のロッドインテグレータを用いたものが種々提案されている。
例えば、特許文献1には、ロッドインテグレータ部分に光が集束するように、楕円形ミラーの外側に環状パラボラセグメントが配置されたライトバルブ均等照射装置が開示されている。ライトバルブ均等照射装置は、さらに、その環状パラボラセグメントの外端に、光源を包み込むような形状でパラボラミラーリングが配置された構成となっている。また、特許文献1の装置は、パラボラミラーリングの開口部より外側、すなわち楕円形ミラーで集束された光の出射口より外側の離れた位置に、パラボラミラーリングで集束しきれない光源の光を楕円形ミラー側に反射させて集束させる球状ミラーリングを有する構成となっている。この球状ミラーリングは、楕円形ミラーから出射される集束光を通過させてターゲットに照射させる開口部を有する構造となっている。このような構成により、特許文献1の装置は、光源からの光をターゲットに有効に照射することが可能であることが開示されている。
また、特許文献2記載の投射型表示装置には、ある一定のアークの長さを持ったアーク灯光源からの光を、ランプリフレクターで均一な照度分布にして、ロッドインテグレータの入射面に片面非球面レンズを介して集束させることが開示されている。さらに、この投射型表示装置は、ロッドインテグレータの入射面に、光漏れを防止するための平面反射面を有する集光ミラーを接して設ける構成となっている。
特開平8−234109号公報(要約書) 特開2002−48999号公報(要約書)
しかしながら、特許文献1に記載された構造では、環状のパラボラミラーリングと、その環状パラボラミラーリングと離れて同様な形状をした楕円形ミラーが配置されているので、ロッドインテグレータである光透過トンネルまでの間に必要とされる部品点数が多くなる。したがって、部品収納スペースがより多く必要とされることから、小型化するための適性は十分とはいえないものである。よって、特許文献1記載の装置は、コンパクト化して、小型の装置を実現するには困難であり、多数の部品の存在によって組立性が悪化し、組立精度が落ちやすいものとなっている。
また、特許文献2記載の構造は、光源がランプリフレクターの焦点にあるので、反射光は平行光線となって無駄が少なくなる。しかしながら、この構造では、ランプリフレクターが存在し、しかも反射光とロッドインテグレータとの間に片面非球面レンズがあるので、特許文献1記載の装置同様に、装置の小型化、組立性の向上、組立精度の向上は困難である。
最近、装置の省エネ・コンパクト化のために、従来主流とされてきた光源の例えばキセノンランプや、アーク灯に代わって、発光ダイオードが多く用いられるようになっている。この発光ダイオードの場合、後方に出射する光が発生しないため、特許文献1や特許文献2記載の反射鏡としての楕円形ミラーやランプリフレクターが不要となり小型化しやすいものとなる。
この発光ダイオードを使用したもので、出願人が開発中のものとして、例えば、図13がある。図13では、光源101としての発光ダイオードと、内面で全反射するように構成された中空のロッドインテグレータ102との間に隙間があるので、光源101から発せられた光のうち、入射面102aで有効に利用される光の量は、図13に示す角度すなわち光の領域(以後単に領域という)βの範囲であって、領域αは、ロッドインテグレータ102には集束、入射されない。したがって、出射面102bからの光も中継レンズ103aに領域βのみの光が出射され、中継レンズ103bで拡大されて、パネル104に投射される。図13で分かるように、光源101からの領域αに相当する多くの光量が無駄になっている。したがって、パネル104に投射される光は、量が少なくなり、パネル104の投射画像には充分な照度が得られない。
この図13の装置を改善したものとして、図14にさらに他の開発中のものを示す。これは、上述の中空のロッドインテグレータ102に白色発光ダイオードの光源101の一部が、ロッドインテグレータ102の入射面102aより内側に配置されるような構成となっている。この場合においても、図14中で示す、領域δの部分はロッドインテグレータ102に入射されずロスとなり、また図のαに相当する部分は、出射面102bから光が出射するときに、中継レンズ103aから外れるような現象が起こり得る。この場合には、中継レンズ103aを大きくすれば、中継レンズ103aから外れた光を集束して、投射(投影)に役立てることも可能であるが、中継レンズ103aおよび103bを大きくせざるを得ず、結果としてコストが高くなるとともにコンパクト化が困難となる。
本発明のロッドインテグレータは、照射装置に組み込む場合、装置の小型化、組立性の向上、および組立精度の向上を図り得ると共に、光源からの光の効率的利用を図り得ることを目的としている。また、本発明の照射装置は、装置の小型化、組立性の向上、および組立精度の向上を図り得ると共に、光源からの光の効率的利用を図り得ることを目的としている。
上述の課題を解決するため、本発明のロッドインテグレータは、光源からの光を入射し均一の光として出射するロッドインテグレータにおいて、光源が挿入される開口部を備える反射ミラー部と、反射ミラー部が固定され、光源からの光を直接入射すると共に反射ミラー部で反射した光を入射するインテグレータ本体部とを有し、反射ミラー部には、光源からの光であって光源の光軸に対して大きな角度を持つ光を反射させる反射面であって、光源の光軸に対し交叉する方向に伸び、インテグレータ本体部へ光を入射させる反射面を有する集光反射ミラーが設けられている。
本発明によれば、照射装置に組み込む場合、装置の小型化、組立性の向上および組立精度の向上を図りうると共に光源からの光の効率的利用を図り得るロッドインテグレータとなる。
また、本発明のロッドインテグレータは、反射ミラー部は、1つの集光反射ミラーと、インテグレータ本体部と集光反射ミラーとをつなぐ1つのつなぎ部を備える反射板が複数集まって構成され、反射ミラーとつなぎ部とは、「へ」の字型形状に一体化して形成されている。このため、大きな光源を使用した場合も、光を効率的に利用できると共に光源を囲み込むことが容易となる。
また、反射ミラー部とインテグレータ本体部は、1枚の板金より形成されるのが好ましい。この構成を採用すると、製造が容易となる。
さらに、反射ミラー部とインテグレータ本体部は一体化されると共に、開口部が空洞とされ、他の部分が透明な樹脂または無機材料で充実化されるのが好ましい。この構成によれば、一体成形が可能となり、製造の容易化やコスト低減が可能となる。
さらに、本発明のロッドインテグレータは、上述の発明に加え、反射ミラー部は、インテグレータ本体部の入射面に平行な面が内面に設けられている空洞としての光源収納部を備え、インテグレータ本体部と反射ミラー部は同じ材料で形成されている。この構成を採用すると、インテグレータ本体部に向かう光は、そのままインテグレータ本体部内に取り込まれることとなる。
さらにまた、反射ミラー部は、外面輪郭が5面以上の多面体に形成されているのが好ましい。この構成によれば、より多くの光をインテグレータ本体部に導くことができる。
また、本反射ミラー部とインテグレータ本体部は、同一な材料で一体形成されるのが好ましい。この構成によれば、反射ミラー部の固定力がアップし、またロッドインテグレータの取り扱いが容易となる。
さらに、反射ミラー部とインテグレータ本体部は、同一または異なる材料で別体として形成され、両者が固定されている構成とするのが好ましい。この構成を採用すると、ロッドインテグレータの形状を種々なものとすることができる。
さらにまた、本発明の照射装置は、上述のロッドインテグレータと、光源と、ロッドインテグレータから出射される光を集光させる中継レンズと、この中継レンズを通過した光が照射されるパネル面とを有するものとしている。
この照射装置は、装置の小型化、組立性の向上および組立精度の向上を図り得ると共に光源からの光の効率的利用を図り得るものとなる。
本発明のロッドインテグレータは、照射装置に組み込む場合、装置の小型化、組立性の向上、および組立精度の向上を図り得ると共に、光源からの光の効率的利用を図り得るものとなる。また、本発明の照射装置は、装置の小型化、組立性の向上、および組立精度の向上を図り得ると共に、光源からの光の効率的利用を図り得るものとなる。
以下、本発明の実施の形態に係るロッドインテグレータおよび照射装置について、図を参照しながら説明する。なお、照射装置の説明に先立ち、照射装置に使用されるロッドインテグレータ2,20の基本的な構造や性能について、従来のロッドインテグレータ102を例にして説明する。
照射装置に用いられるロッドインテグレータ102は、入射した光が出射されるに際し、均一な出射光または投射光とする働きを有するものである。一般に、光源は所定の面積を有しているので、円スポット光の入射光強度の分布状態を表す図10に示すように、ロッドインテグレータ102に入射される光の強度、いいかえると光の明るさは、どの部分でも一定の明るさになるとは限らない。すなわち、光源の中心(図10の「0」で示される部分)が最も光強度が強く、その中心から離れるにしたがって、光の強度は小さくなる傾向にある。図10に示すように、角形の入射断面で光の強さを測定・比較してみると、短い辺a、長い辺b、対角線cとでは、円形状のスポット同様いずれもロッドの中心点「0」から距離が遠くなるにしたがい、入射光の強度は小さくなっている。
このような、不均一な光の強さの分布を均一な出射の光とするためには、ロッドインテグレータ102を用いることが有効な手段である。ロッドインテグレータ102に入射された光が出射されるときに、均一な出射光となる様子を図11で模式的に示す。すなわち、図11で示すように、ロッドインテグレータ102の入射面102aから入射された光は、ロッドインテグレータ2の内面で全反射を繰り返して、出射面102bでは、ほぼ均一な光となって出射されることなる。この結果、プロジェクタなどに利用した場合、投射映像の明るさにムラがなくなり、均一な照度を持った映像を得ることができる。
また、図12に示すように、ロッドインテグレータ102を用いた照射装置では、光源101からの光の入射と、入射された光が投射されるパネルまたはスクリーン面104との間には、共役関係が成立する。すなわち、光源101の中心から入射面102aの端部に入射される光線と、光軸101aとの角度をαとすると、ロッドインテグレータ102の出射面102bから光線は、角度αに相当する分だけ広がりを持つ。ここで、ロッドインテグレータ102の垂直方向の長さ(幅)をd、中継レンズ103a、103bの焦点を通ってパネル面104に投射される光で、中継レンズ103bの焦点からパネルまたはスクリーン面104に投射される光線と光軸101aとの角度をβとする。このとき、中継レンズ103aからの光線が、中継レンズ103aの焦点を通って、パネルまたはスクリーン面104到達する位置と、上述の中継レンズ103bから投射される光線の位置とが一致する投射面幅の長さ(幅)を
とすると、次の関係式が成り立つ。
×α=d×β
すなわち、ロッドインテグレータ102の入射面102aに入射される光源101からの光の量や角度は、出射面102bから出射される光を左右する重要な意味を持っている。
以上のような要件を満たすロッドインテグレータ102と同様な機能を持つロッドインテグレータを有する照射装置について、以下に具体例を挙げながら説明する。
本発明の第1の実施の形態を、図1から図4を参照しながら説明する。
図1は、照射装置10の光源1から出射される光の光軸1aを含む平面で切断したときの断面図である。図2は、ロッドインテグレータ2の図で、(A)はその斜視図で、(B)は正面図である。図3は、照射装置10の断面図である。本発明の第1の実施の形態に係る照射装置10は、光源1と、光源1に面している側の形状に工夫が施された中空のロッドインテグレータ2とで構成される。なお、ロッドインテグレータ2の後方には、中継レンズ103a、103bと同様な中継レンズ3a、3bと、パネル104と同様なパネル4が配置されている。
光源1としては、光の強度分布が比較的に安定し、また小型化しやすいものが好ましい。すなわち、光源1は、直線的な長さを持つ、例えばアーク灯やキセノンランプのようなものであっても小型化されているものであればよい。しかし、光源1としては、面光源となる、例えば発光ダイオード(LED)などを用いるとより好ましい。
ロッドインテグレータ2は、光源1の光軸1aに対し直交する面で切った断面が場所によって異なることとなる反射ミラー部5と光軸1aに対し直交する断面がどこでも同じとなるインテグレータ本体部6とを有する構成となっている。反射ミラー部5は、光軸1aに対し交叉する方向に伸びた反射面を有する集光反射ミラー5aと、この集光反射ミラー5aとインテグレータ本体部6とをつなぐつなぎ部5bから構成され、光源1側に光源1が挿入される開口部2cが設けられている。
発光ダイオードからなる光源1とした場合、光源1から出射された光は、ロッドインテグレータ2の反射ミラー部5を形成する4つの反射板、すなわち集光反射ミラー5aおよびつなぎ部5bからなる反射板が4つ集まった反射ミラー部5で反射される。集光反射ミラー5aとつなぎ部5bは、「へ」の字型にかつ1枚の金属板で形成されており、ロッドインテグレータ2のインテグレータ本体部6と一体化している。すなわち、反射ミラー部5とインテグレータ本体部6とは、1枚の金属板から板金加工で形成された金属一体化物となっている。そして、光源1を囲む内側の面とインテグレータ本体部6の内面は、鏡面加工が施されている。
光源1側に近い位置にある集光反射ミラー5aで反射された光は、中空のロッドインテグレータ2のインテグレータ本体部6の入射面2aより、インテグレータ本体部6に導かれる。このインテグレータ本体部6内に導かれた光は、インテグレータ本体部6内で全反射を繰り返しながら出射口すなわち出射面2bから出射し、中継レンズ3a、3bを経てパネル4に投射される。すなわち、反射ミラー部5は、光源1から直接入射面2aに向かっている光と、ロッドインテグレータ2の入射面2aの幅からはみ出している領域αの光の多くを、集光反射ミラー5aとつなぎ部5bとで反射を繰り返しながら、入射面2aに収束させて、インテグレータ本体部6に入射させる。なお、光源1から出射された光のうち、集光反射ミラー5aの反射面5a1で反射された光は、1回の反射でインテグレータ本体部6に入っていくが、つなぎ部5bに向かった光の一部は、数回の反射によってインテグレータ本体部6に取り込まれ、そのときの入射角度は一定しない。
つなぎ部5bの機能は、集光反射ミラー5aをインテグレータ本体部6につなぐ機能の他に、光源1からの光のうち、光源1から入射面2aに直接入射される光や、集光反射ミラー5aで1回反射して入射面2aに入射する光以外の光の一部を入射面2aに入射させる働きを持っている。すなわち、反射ミラー部5の光の領域γは、光源1から出射される光のうち、光軸1aに対して大きな角度を持つ光を入射面2aに入射させることとなる。一方、領域αのうち、領域γを除いた領域の光は、つなぎ部5bの反射面5b1で反射されて集光反射ミラー5a等で再度反射される光となる。この領域γの光と、領域αの光の一部とは、光源1から直接入射される領域βの光と一緒に、ロッドインテグレータ2の入射面2aに導かれる。
上述のように、ロッドインテグレータ2の入射面2aに導かれた光は、インテグレータ本体部6に入射される。インテグレータ本体部6に入射した光は、インテグレータ本体部6内で全反射を繰り返しながら、インテグレータ本体部6内を通過して出射面2bから出射される。したがって、入射した領域βの光は、出射側でも領域βとして出射し、集光反射ミラー5aで反射される領域γは、出射されるときは出射面2b側の領域γとして出射される。なお、図1で示したように、集光反射ミラー5aの製作上やむを得ず死角となる部分は、極微小にすることが可能であることから、領域βと領域γの殆ど全ての光が入射面2aに導入され、領域αから領域γを引いた領域の光が、つなぎ部5bで集光反射ミラー5aなどに戻され、一部がインテグレータ本体部6に入る。
光源1から発せられた光を無駄なく集束させるための反射ミラー部5は、上述したように集光反射ミラー5aおよびつなぎ部5bより構成されている。したがって、光軸1aに直交する平面で切断した断面図である図3に示すように、この集光反射ミラー5aおよびつなぎ部5bの光軸1aに対する角度をそれぞれθ、λとするとき、この角度θ、λは任意に種々変更・組み合わせをすることができる。したがって、この組み合わせによって、ロッドインテグレータ2の出射面2bにおける出射される出射角の領域(β+γ)も種々変化することとなる。また、この集光反射ミラー5aおよびつなぎ部5bの角度θ、λの変更に合わせて、中間レンズ3aおよび3bも適宜選択する幅が広がることとなる。
さらに、集光反射ミラー5aの長さをd、つなぎ部5bの長さをdとするとき、これらの長さdおよびdも適宜変更ができる。したがって、これらの長さを適宜変更することにより色々なバリエーションを得ることができる。このような構成にすると、パネル4への投射にあたって、光の量すなわち光の強度を落とさずに、必要な投射角を持ちかつ均一な照度を持って出射または投射が可能となる。さらに、出射光を狭い領域に集中して集束させることもできるので、レンズの小型化も可能となり、コンパクト化に適していることが分かる。
図2(A)は、図1の本発明の第1の実施の形態に係る照射装置10のロッドインテグレータ2のみを取り出して、斜視図で示してある。ロッドインテグレータ2のインテグレータ本体部6は、金属製で断面が矩形または正方形の中空の筒状をしており、内面は光の反射が充分に行われるように、鏡面となっている。
また、集光反射ミラー5aおよびつなぎ部5bは、上述の金属製角形の筒状体の各面の延長線上に一体となって形成されている。また、集光反射ミラー5aとつなぎ部5bは、内面側が鏡面となっているインテグレータ本体部6の各辺が、四隅のコーナーで切り込み分割され、その分割された各辺が折り曲げられて形成されていると共にその内面は同様に鏡面となっている。折り目は、インテグレータ本体部6の入射面2aに対して、「へ」の字型の必要とする任意の角度に折り曲げられて一体的になっている。この結果、構造は極めて単純となり、製造しやすくまた小型化に適する構造となっている。なお、この集光反射ミラー5aおよびつなぎ部5bを別途組み合わせ作成したのち、インテグレータ本体部6の入射面2aに取り付けるようにしても、効果は変わらない。
図2(B)は、図2(A)を光源1側から見た正面図である。光源1は、インテグレータ本体部6の入射面2aに対して、中心の位置に配置されていて、その光源1に対して、複数の反射板からなる反射ミラー部5がインテグレータ本体部6の入射面2aに十字型に配置される構成となっている。したがって、斜線で塗りつぶした空隙5cはカバーされないので、ここから、若干の光が漏れることになる。しかし、実際にはこの反射ミラー部5の寸法や上述したように集光反射ミラー5aおよびつなぎ部5bの角θ、λの変更等設計上の自由度が高いので、この光の漏れ量は、極めて小さくなるように反射ミラー部5を構成することができる。
さらに、図2(B)の空隙5cの部分にも反射ミラー(図示せず)を設け、反射ミラー部5を八角形の反射ミラーの形状とすれば、上述の若干の光の漏れを防ぐことができ、さらに多くの光をインテグレータ本体部6の入射面2aに導くことが可能となる。なお、上述の反射のための鏡面部分には、高反射率を有する金属等をコーティングしたり、鏡面劣化防止の保護皮膜を設けたり、用途によってはダイクロイックコーティング等を施して使用することも可能である。またなお、光源1は、円形で表示してあるが、この光源1の形状は、楕円形あるいは角形例えば、三角形、四角形、五角形等の多角形状としても良い。さらになお、図1では、光軸1aの上側の領域のみβ、γの関係を示しているが、光軸1aの下側や左右の領域でも同じ関係が発生する。
また、図4(A)は、反射ミラー部5の第1の変形例を示す図である。この図に示すように、集光反射ミラー5aとつなぎ部5bの連結部分を平面状の反射ミラー5dとして、反射ミラー部5を多角形状として、光源1からの光をインテグレータ本体部6に導くようにしている。このような構成にすることにより、より多くの光を入射面2aに案内しやすくなる。
さらに、図4(B)は、反射ミラー部5の第2の変形例を示す図である。この第2の変形例は、集光反射ミラー5aと連結しているつなぎ部5bの代わりに、光軸1aの水平方向の断面が円弧状となる半球状片5eを設けたものである。半球状片5eで反射された光は、より多く集光反射ミラー5aで反射されて、インテグレータ本体部6に導かれる。なお、この球面の形状は、球面形状や楕円形状であっても良いし、また非球面形状であっても良い。
次に、本発明の第2の実施の形態に係る照射装置10Aを、図5および図6を用いて説明する。この集光照射装置10Aは、光源1と、中実の反射ミラー部50と中実のインテグレータ本体部60とでなるロッドインテグレータ20とで構成される。なお、ロッドインテグレータ20の後方には、中継レンズ3a、3bと、パネル4が配置されている。
第2の実施の形態と、第1の実施の形態との大きく異なる点は、中空のロッドインテグレータ2の代わりに、中空の部分がない中実のロッドとしたロッドインテグレータ20を使用している点にある。また、反射ミラー部50は、集光反射ミラー5aの反射面5a1に相当する集光反射面50aと、つなぎ部5bの反射面5b1に相当する反射面50bと、反射面5a1と同様の機能を有する反射面50c(図6参照)などを有する多面体となっている。なお、以下の説明にあたっては、第1の実施の形態に係る照射装置10と同一の部材については、同一の符号を使用し、その説明を省略または簡略化する。
反射ミラー部50と、インテグレータ本体部60とは、同一な透明樹脂材にて一体成形によって形成されている。材料としては、樹脂材以外に無機材料を使用しても良い。また、反射ミラー部50とインテグレータ本体部60とを異なる材料とし、両部分を接合させて一体化する構造としても良い。
図5は、光源1から出射される光の光軸1aを含む平面で照射装置10Aを切断した断面図である。反射ミラー部50は、集光反射面50aと反射面50b、50c(図6参照)と、開口部2cで形成された空洞となる光源収納部51を有する。この光源収納部51を囲む部分が集光反射ミラーとつなぎ部となる。さらに、インテグレータ本体部60の入射面でありかつ反射ミラー部50の出射面となる入射面2aと、反射ミラー部50の入射面となる屈折平面2dとを反射ミラー部50は有する構成となっている。すなわち、反射ミラー部50の出射面2aは、インテグレータ本体部60の入射面2aと同一となっている。光源収納部51には、光源1、例えば発光ダイオード(LED)が収納される。光源1は、例えばアーク灯等の場合とは異なり、光源1からの光が、全面からほぼ均一に面発光されるようになっている。このことは、実施の形態1と同様である。
光源収納部51には、入射面2aと平行に屈折平面2dが幅dをもって設けられている。この幅dは、光源1からの直接の光が屈折平面2dで屈折されたとき、インテグレータ本体部60の入射面2aの幅に納まるように構成されている。このインテグレータ本体部60の幅に納めるには、インテグレータ本体部60の屈折率と、屈折平面2dおよび入射面2aの距離等の関係で決めることができるから、それぞれの値を適性に組み合わせて構成することで実現が可能となる。すなわち、光源1の中心から屈折平面2dの端部を結んだ線と光軸1aとの角をβとすると、光源1からの光は、屈折平面2dで屈折平面2dの界面から離れるように屈折し、インテグレータ本体部60の入射面2aの端部に到達する。この屈折した光と光軸1aとの角をβとすると、インテグレータ本体部60に入射した光は、インテグレータ本体部60内で全反射を繰り返して出射面2bに到達し、出射面2bで同じ角度βを持った領域内に出射される。
光源1から直接、入射面2aに入射する光以外の内、光源1から出射し、集光反射面50aに向かう光は、一旦、反射ミラー部50内に入り、その後、光の臨界角の関係で反射ミラー部50の外へは出ていかず、集光反射面50aですべて反射する。この集光反射面50aで反射される光は、インテグレータ本体部60内で全反射を繰り返して出射面2bから領域γとして出射される。したがって、全体の出射光は、光源1から直接入射される光と、集光反射面50aで反射され、インテグレータ本体部60に入射される光の領域γが加えられて(β+γ)となる。なお、図5では、光軸1aの上側の領域のみβ、γで示してあるが、同様のことは、光軸1aの下側の領域や左右の領域でも発生する。
この構成では、光源1が光源収納部51にすっぽり納まっているので、光が漏れることがなく、無駄が殆ど発生しない。なお、反射面50cで反射される光も、その殆どがインテグレータ本体部60に取り込まれる。また、反射面50bに向かう光は、一部が反射するものの、多くが反射ミラー部50から外部に出ていく。この部分での透過を防止するには、反射面50bに反射用のアルミ材等を付加させることで、透過防止と反射機能を達成することができる。このような構成によって、均一な光が中継レンズ3aに投射されることとなる。中継レンズ3aに投射された光は、中継レンズ3bを通ってパネル4に投射される。なお、屈折平面2dは、図示しないが凸レンズ状にしても良い。
図6(A)は、図5の本発明の第2の実施の形態に係る照射装置10Aの光源1の一部とロッドインテグレータ20のみを取り出した斜視図である。反射ミラー部50は、多面体の構成となっている。ここで、光源1から直接入射面2aに入射される光以外の光を、入射面2aに集光させる面は、集光反射面50aと反射面50cである。集光反射面50aと反射面50cに光を反射しかえす反射面は、反射面50bおよび50dである。光源1からの光は、この反射ミラー部50でその多くがインテグレータ本体部60の入射面2aに導かれ、四角柱状のインテグレータ本体部60内で全反射を繰り返して、出射面2bより出射される。また、図6(B)は、図6(A)の光源1側からの正面図である。この実施の形態では、反射ミラー部50とインテグレータ本体部60は、高度な透明性と、高屈折率を有する耐熱、耐老化性のある樹脂で成形されている。なお、光源1は、円形で表示してあるが、この光源1の形状は、楕円形あるいは角形例えば、三角形、四角形、五角形等の多角形状としても良い。
また、反射ミラー部50は、ロッドインテグレータ20の光軸1aに対して垂直な断面が、多角形(図6(B)では八角形)をしている。インテグレータ本体部60は、入射面2aと出射面2bとロッド表面20a、20b、20c、20dとを有している。反射ミラー部50とインテグレータ本体部60は、上述のように透明の樹脂ではあるが、インテグレータ本体部60に入射面2aから入射される光は、インテグレータ本体部60の内部で全反射を繰り返して出射面2bに導かれる構成となっている。すなわち、インテグレータ本体部60の内部で完全に全反射が繰り返されることで漏出する光は発生せず、すべての光が出射面2bに導かれる。なお、設計上、光の漏れるおそれのある場合は、反射ミラー部50およびインテグレータ本体部60の内部表面に、反射コーティングまたは漏光防止のスミ塗り等を施すようにしても良い。
なお、反射ミラー部50とインテグレータ本体部60は、材料に樹脂を用いると、成形加工が可能である。この成形にあたっては、公知の成形方法のいずれでも作成可能ではあるが、高精度を要する場合は、圧縮成形で作成するのが好ましい。なお、必要に応じてガラス等の無機材料を研磨してロッドインテグレータ20としたり、インテグレータ本体部60としたりしても良い。
図7は、反射ミラー部50の第1の変形例を示す斜視図である。この反射ミラー部50Aが、図6(A)と異なる点は、反射面50cがなく、4面からなる集光反射面50aが設けられていることである。すなわち、反射面50bの延長上に集光反射面50aだけが設けられている構成となっている。よって、反射ミラー部50より反射面が少ない構造のため、製造が簡単となる。反射ミラー部50Aによる集光、反射の効果は、ほぼ反射ミラー部50と同じである。特に樹脂で成形加工をする場合には、型製作が簡単なため、精度が出しやすい利点がある。
図8(A)は、反射ミラー部50の第2の変形例を示す斜視図である。この反射ミラー部50Bは、照射装置10Aの反射面50bの代わりに反射面50bと円錐状の表面の一部である錐形反射面50eとが組み合わせられて設けられてあり、また集光反射面50aの代わりに、円錐状の表面をした錐形集光反射面50fが設けられている。錐形集光反射面50fを設けることにより、光源1がどのような種類(形状)のものにも対応でき、出射光の均一性を安定させる効果がある。照射装置10Aのインテグレータ本体部60の各側面20a、20b、20c、20dによって、光は確実に全反射を繰り返して、出射面2bより出射される。
図8(B)は、反射ミラー部50の第3の変形例を示す斜視図である。この反射ミラー部50Cは、集光反射面50aを、集光反射面50aと円錐の表面の一部である錐形集光反射面50gとを組み合わせた形状としたものである。この第3の変形例においても、上述の第2の変形例と同様に光源1はどのような種類(形状)であっても効果的である。なお、反射ミラー部50B、50Cのいずれも、光源1が円形であればなお効果的である。
さらにまた、図9に、反射ミラー部50の第4の変形例を示す。図9(A)は、ロッドインテグレータ20の側面図である。この反射ミラー部50Dが、反射ミラー部50、50A、50B、50Cと異なる点は、反射ミラー部50Dに、つなぎ部としての曲面反射面50hと、集光反射ミラーとしての曲面集光反射面50iが設けられていることである。
光源1からの光は、反射ミラー部50Dを通り抜け、インテグレータ本体部60に直接入射する光と、曲面集光反射面50iで反射される光とが一緒になって、インテグレータ本体部60に入り、その内部で全反射を繰り返し、出射面2bより照度が均一となって出射される。なお、曲面反射面50hで反射された光の一部は、曲面集光反射面50i等で再度反射され、やがてインテグレータ本体部60内に入り、出射面2bより出射される。
この曲面反射面50hや曲面集光反射面50iは、一体であっても良いし、例えば曲面分割線70で分割し、複数の曲面片にして、例えばパラボラアンテナのように合体させたものであっても良い。
図9(B)は、図9(A)の正面図である。図9(B)に示す例では、分割する場合の曲面分割線70は4個であるが、さらに曲面分割線70を多くして分割片すなわち曲面反射面50hを増やし、これを複数組み合わせた多曲面形状としても良い。このような構成とすることによって、光源1がどのようなものであっても、集光に対応することがより容易となる。なお、反射ミラー部50Dの光軸1aに直角な断面の形状は、円形以外の楕円形、多角形状であっても良い。
本発明の第1の実施の形態に係る中空のロッドインテグレータ2に用いる金属には、金(Au)、銀(Ag)、銅(Cu)の金属やその合金、鉄(Fe)およびその合金のステンレスなどを用いることができる。また、必要に応じて金属表面を、めっき、イオンプレーティング、スパッタリング等で、金、銀、銅、クロム(Cr)、錫(Sn)、白金(Pt)、パラジュウム(Pd)、ロジュウム(Rh)等の金属単体あるいはそれらの合金などでコーティングをしても良い。光の反射時には吸熱して温度が上昇するので、金属または合金のなかで、放熱性の高いすなわち熱伝導性の良い材料が好ましい。さらには、中空のロッドインテグレータ2を後述の樹脂(特に耐熱性のある樹脂等)またはガラス等で製作しておいて、上述の金属をコーティングしても良い。
本発明の第2の実施の形態に係る中実のロッドインテグレータ20の樹脂には、アクリル系、ポリカーボネート系、ポリスチレン系、ポリエチレン系、ポリプロピレン系、ポリエステル系、含フッ素系の樹脂またはこれらの樹脂を配合した樹脂等を用いることができる。特に光を反射する際に熱を吸収するために、耐熱性のある樹脂が好ましい。なお、これらの樹脂へ金属コーティングする際は、上述の金属にコーティングする場合に準じて、コーティングすることが可能である。なお、透明な樹脂の代わりに石英ガラス、硼珪ガラス、フリントガラス、クラウンガラス等の無機の透明性を有するガラスを用いても良い。
上述した各実施の形態および各変形例は、本発明の好適な実施例であるが、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変更実施可能である。例えば、インテグレータ本体部6,60を四角柱状としたが、三角柱や5角以上の多角柱としても良く、また円柱状や断面楕円の柱状としても良い。
また、ロッドインテグレータ2,20や照射装置10、10Aは、プロジェクタに使用される例を示したが、半導体製造装置、顕微鏡等、照明光学系一般に適用することができる。
本発明の第1の実施の形態に係る照射装置を示す図で、照射装置の光軸を含む面で切断した断面図である。 図1に示す照射装置のロッドインテグレータを示す図で、(A)はその斜視図で、(B)は、ロッドインテグレータの入射面側から見た正面図である。 図1に示す照射装置中のロッドインテグレータの集光反射ミラーと反射ミラーの関係を示す図である。 図1に示すロッドインテグレータの反射ミラー部の変形例を示す図で、(A)は、第1の変形例を示す図で、(B)は、第2の変形例を示す図である。 本発明の第2の実施の形態に係る照射装置を示す図で、照射装置の光軸を含む面で切断した断面図である。 図5に示す照射装置に用いられるロッドインテグレータを示す図で、(A)は、その斜視図で、(B)は、ロッドインテグレータの入射面側から見た正面図である。 図5に示す照射装置のロッドインテグレータ中の反射ミラー部の第1の変形例を示す斜視図である。 図5に示す照射装置のロッドインテグレータ中の反射ミラー部のさらなる変形例を示す図で、(A)は、第2の変形例を示す斜視図で、(B)は、第3の変形例を示す斜視図である。 図5に示すロッドインテグレータの反射ミラー部の第4の変形例を示す図で、(A)は、ロッドインテグレータの側面図で、(B)は、正面図である。 従来のロッドインテグレータ(本発明のインテグレータ本体部)の入射面に入射される入射光強度を示す模式図である。 従来のロッドインテグレータ(本発明のインテグレータ本体部)に入射した光が全反射して出射する様子を示す原理図である。 従来の照射装置における、入射光と出射光との共役関係を示す原理図である。 本出願人の開発中の照射装置で、光源がロッドインテグレータの入射面より離れた位置にある様子を示す概念図である。 本出願人の開発中の他の照射装置で、光源がロッドインテグレータに一部挿入された様子を示す概念図である。
符号の説明
1 光源
2 ロッドインテグレータ
2a 入射面
2b 出射面
2c 開口部
5 反射ミラー部
5a 集光反射ミラー
5b つなぎ部(反射ミラー)
6 インテグレータ本体部
50 反射ミラー部
50a 集光反射面(集光反射ミラーの反射面)
50b 反射面(つなぎ部の反射面)
51 光源収納部
60 インテグレータ本体部

Claims (9)

  1. 光源からの光を入射し均一の光として出射するロッドインテグレータにおいて、上記光源が挿入される開口部を備える反射ミラー部と、上記反射ミラー部が固定され、上記光源からの光を直接入射すると共に上記反射ミラー部で反射した光を入射するインテグレータ本体部とを有し、上記反射ミラー部には、上記光源からの光であって上記光源の光軸に対して大きな角度を持つ光を反射させる反射面であって、上記光源の光軸に対し交叉する方向に伸び、上記インテグレータ本体部へ光を入射させる反射面を有する集光反射ミラーが設けられていることを特徴とするロッドインテグレータ。
  2. 前記反射ミラー部は、1つの前記集光反射ミラーと、前記インテグレータ本体部と前記集光反射ミラーとをつなぐ1つのつなぎ部を備える反射板が複数集まって構成され、前記反射ミラーと前記つなぎ部とは、「へ」の字型形状に一体化して形成されていることを特徴とする請求項1記載のロッドインテグレータ。
  3. 前記反射ミラー部と前記インテグレータ本体部は、1枚の板金より形成されていることを特徴とする請求項1または2記載のロッドインテグレータ。
  4. 前記反射ミラー部と前記インテグレータ本体部は一体化されると共に、前記開口部が空洞とされ、他の部分が透明な樹脂または無機材料で充実化されていることを特徴とする請求項1記載のロッドインテグレータ。
  5. 前記反射ミラー部は、前記インテグレータ本体部の入射面に平行な面が内面に設けられている前記空洞としての光源収納部を備え、前記インテグレータ本体部と前記反射ミラー部は同じ材料で形成されていることを特徴とする請求項4記載のロッドインテグレータ。
  6. 前記反射ミラー部は、外面輪郭が5面以上の多面体に形成されていることを特徴とする請求項5記載のロッドインテグレータ。
  7. 前記反射ミラー部と前記インテグレータ本体部は、同一な材料で一体形成されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項記載のロッドインテグレータ。
  8. 前記反射ミラー部と前記インテグレータ本体部は、同一または異なる材料で別体として形成され、両者が固定されていることを特徴とする請求項1から6のいずれか1項記載のロッドインテグレータ。
  9. 請求項1から8のいずれかに記載のロッドインテグレータと、光源と、上記ロッドインテグレータから出射される光を集光させる中継レンズと、この中継レンズを通過した光が照射されるパネル面とを有することを特徴とする照射装置。
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