JP2005098153A - エンジンの冷却装置 - Google Patents

エンジンの冷却装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2005098153A
JP2005098153A JP2003330647A JP2003330647A JP2005098153A JP 2005098153 A JP2005098153 A JP 2005098153A JP 2003330647 A JP2003330647 A JP 2003330647A JP 2003330647 A JP2003330647 A JP 2003330647A JP 2005098153 A JP2005098153 A JP 2005098153A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
engine
valve
electronic control
temperature
control valve
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003330647A
Other languages
English (en)
Inventor
Giichi Kuze
義一 久世
Mamoru Nagara
守 長柄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KUZEE KK
Original Assignee
KUZEE KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KUZEE KK filed Critical KUZEE KK
Priority to JP2003330647A priority Critical patent/JP2005098153A/ja
Publication of JP2005098153A publication Critical patent/JP2005098153A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Abstract

【課題】
エンジンの負荷、回転数、車速、吸気温度、ガソリン温度、排気ガス組成等の時々刻々変化するエンジンの運転状態に迅速に適用可能な水冷式のエンジンの冷却装置を提供する。
【解決手段】
感温部を備え、冷却水の温度によって主冷却管路とバイパス管路の切換えを自動的に行なうサーモスタット式切換え弁27に対して並列になるようにソレノイドコイル47を備える電子制御弁29を接続し、エンジンの状態が入力される電子制御装置31によって電子制御弁29の開閉制御を行なう。
【選択図】 図1

Description

本発明は水冷式エンジンの冷却装置に係り、とくにエンジンの内部とラジエタとの間に冷却水を循環させるようにしたエンジンの冷却装置に関する。
従来の水冷式エンジンの冷却装置の一例は例えば図18に示すようになっており、エンジン1とラジエタ2とを連通させる管路の途中にサーモスタット式切換え弁3とポンプ4とを接続する構造になっている。ここで管路A、B、C、E、Fがラジエタ2を通過する冷却水の管路になる。これに対してバイパス回路Dを含む管路A、D、E、Fがラジエタを通過しない冷却水の循環管路である。
図19は上記管路C、Eの接続点に接続される従来のサーモスタット式切換え弁を示しており、ハウジング7内に支持アーム8を介して感温ケース9を保持している。そして感温ケース9内にはワックス10が充填されるとともに、弾性体スプール11によってロッド12を収納保持し、このロッド12の先端側の支軸13の部分にバイパス弁14を取付けるようにしている。
上記感温ケース9の外周側には筒状部15が嵌合され、上記支軸13に結合されている。そして筒状部15には主弁16が結合されるとともに、主弁16を戻しばね17によって図19中上方へ押圧付勢している。そして感温ケース9内にヒータ18が取付けられるとともに、このヒータ18をリード線19によって通電して加熱するようにしている。
以上のような構成において、エンジン1が暖機状態にある間は、冷却水は図18のバイパス管路A、D、E、Fを循環する。冷却水の温度が次第に上昇して感温ケース9を通してワックス10に熱が伝えられ、ワックス10の温度が設定温度に達すると溶解膨張して弾性体スプール11を変形させ、ロッド12を絞り出す。するとロッド12および支軸13を介して筒状部15が下方へ移動し、主弁16も図19において下方へ移動して開く。これによって図18の管路A、B、C、E、Fが連通され、バイパス管路Dを流れる冷却水と主冷却管路A、B、C、E、Fを流れる冷却水が図19のハウジング17内に混合され、ウォータポンプ4でエンジン1に送込まれ、これによってエンジン1の温度を下降させる。
エンジン1の負荷が増大するとエンジン1の温度がさらに上昇するために、ワックス10が膨張してロッド12をさらに押すために、主弁16がさらに下降して開かれるとともに、バイパス弁14が入口20を閉じて図18のバイパス回路Dが遮断される。従って冷却水は総て主冷却管路A、B、C、E、Fを循環し、この冷却装置が最大の冷却能力を発揮する。
エンジン1の負荷が減少すると、これに伴ってエンジン1の温度が下がり、切換え弁のハウジング7内を流れる冷却水の温度が下がり、感温ケース9を通してワックス10の温度が下がって凝縮し、戻しばね17の弾性復元力によってロッド12を元の位置に押戻し、主弁16の開口量を小さくし、ラジエタ2から主弁16を通ってエンジン1に流込む主冷却管路A、B、C、E、Fの冷却水の流量を減少させる。これによって再びエンジン1の温度が上昇する。
エンジン1の温度は感温ケース9内に密閉されているワックス10の設定温度に左右されるために、ワックス10の温度を制御すれば、これに連動してエンジン1の温度をも制御できる。
従来の図19に示す電子制御サーモスタットは、時々刻々変化するエンジン1の負荷状態において、その時点の最適なエンジン温度をエンジン電子制御装置によって演算し、その時点の温度と比較して、エンジン1の温度が低い場合には、ワックス10の温度を下げて主弁16を閉じ、エンジン1の温度を上げ、反対にその時点でエンジン1の温度が高い場合にはワックス10の温度を上げ、主弁16を開いてエンジン1の温度を下げるようにしている。
この動作は制御装置内における温度の比較値を電流に変換して図19に示すリード線19を介して感温ケース9内のヒータ18に電流を供給したり遮断したりしてヒータ18の発熱を促したり停止することによって、ワックス10の温度を制御するものである。エンジン1が高温状態で作動していて負荷状態の変化でエンジン1の温度を低くしたいときには、主弁16を強制的に開くために、感温ケース9内に密閉されているワックス10の温度をハウジング7内を流れる冷却水の温度よりも高くする必要があり、リード線19を介して電流をヒータ18に供給してワックス10の温度上昇を促進する一方、感温ケース9の回りを流れる冷却水が感温ケース9の表面から熱を奪い、ワックス10の温度を下げる方向に作用させ、ワックス10の温度の上昇に時間がかかり、瞬時にエンジン1の温度の下降を促すのに時間がかかって応答性が非常に悪い欠点があった。
また冷却装置が複合状態で作動しているときに、負荷状態の変動でエンジン1の温度を上げたい場合に、主弁16を強制的に閉じるのに感温ケース9内に密閉されるワックス10の温度をハウジング7内を流れる冷却水の温度より低く設定する必要がある。そこでリード線19を介してヒータ18に供給される電流を遮断し、ワックス10の温度を下げようとしても、感温ケース9の周囲を流れる冷却水の温度が感温ケース9の表面温度よりも高く、ワックス10の温度を下降させようとしても逆の方向に作用し、ワックス10の温度の下降に相当な時間がかかり、瞬時にエンジン1の温度の上昇がほとんど不可能に近く、応答性が非常に悪い。
自動車のエンジンの場合には、走行中にエンジン1の負荷、エンジンの回転数、車速、吸気温度、排気組成等のパラメータが時々刻々変化する。瞬時にエンジン1の温度をその時の負荷状態等に対応したエンジン最適温度にすることが好ましいが、従来の図19に示す電子制御サーモスタットを用いたエンジン冷却回路は、瞬時にワックス10の温度の制御によってエンジン1の温度を制御することが非常に難しく、時間遅れを生ずる。その結果、エンジン1の負荷状態の変動直後にエンジン1の温度を瞬時に変えて最大機能と性能を引出すことができず、しかも燃費の向上や有害排気ガス排出抑制も時間遅れを伴い、当初の目的が発揮されない欠点がある。
本願発明の課題は、エンジンの状態に応じて冷却水の循環管路を迅速に切換えることが可能なエンジンの冷却装置を提供することである。
本願発明の別の課題は、エンジンの状態の変化に迅速に応答して冷却水の循環管路を切換えるエンジンの冷却装置を提供することである。
本願発明の別の課題は、エンジンを冷却する冷却水の温度を時間遅れなくその時点のエンジンの状態に応じた適正温度に制御する応答性が良好な電子制御弁を備えるエンジンの冷却装置を提供することである。
本願発明の別の課題は、エンジンが持つ最大の性能と機能を発揮するとともに、燃料消費量を向上させ、エンジン温度を最適にし、これによって燃料消費量を減少させかつ有害排気ガスの排気量を低減させるようにしたエンジンの冷却装置を提供することである。
本願の主要な発明は、エンジンの内部とラジエタとの間を冷却水を循環させるようにしたエンジンの冷却装置において、
冷却水を前記ラジエタを循環させる主冷却管路に対して並列に前記ラジエタを迂回させるバイパス管路を接続し、しかも前記主冷却管路と前記バイパス管路との接続部に冷却水の温度によって切換え動作を行なうサーモスタット式切換え弁を接続し、
さらに前記サーモスタット式切換え弁と並列に電子制御弁を接続し、前記電子制御弁によって前記ラジエタを通る冷却水の一部を前記サーモスタット式切換え弁から迂回させることを特徴とするエンジンの冷却装置に関するものである。
ここで前記サーモスタット式切換え弁が内部に封入されたワックスの膨張によって弾性体のスプールからロッドを押出すワックス膨張型切換え弁であることが好ましい。また前記電子制御弁がソレノイド式の開閉弁であることが好ましい。また前記電子制御弁がリニアソレノイド式の開口量可変型の弁であることが好ましい。また電子制御装置を具備し、該電子制御装置によって前記電子制御弁を制御することが好ましい。また前記電子制御装置は冷却水の水温、エンジン負荷、エンジン回転数、吸気温度、燃料温度、排気ガスの状況、車速の内の1つまたは複数の条件に応じて前記電子制御弁を制御することが好ましい。
また前記サーモスタット式切換え弁と前記電子制御弁とがともに開かれて前記ラジエタを通る冷却水を流す場合の分担割合が互いにほぼ等しいことが好ましい。また前記電子制御弁はソレノイドコイルの励磁と戻しばねの付勢力とによって弁体を移動させて開閉または開口量を制御し、しかも入口ポートをラジエタ側に接続し、出口側をポンプに接続することが好ましい。また前記電子制御弁の弁体はバルブシートと接する部位の外周側に貫通穴を有し、前記弁体と案内部材との間に侵入した水の圧力を逃がすようにしたことが好ましい。また前記電子制御弁の弁体と接して流路を閉じるバルブシートは放射状に延びる複数の脚部を有し、該脚部間が水の通路になることが好ましい。
本願に含まれる発明の好ましい態様は、切換え弁27のワックスの膨張と収縮のみによってエンジン25の温度を適正温度に制御するのではなく、図1に示すようにソレノイドバルブを装着したソレノイド搭載型の電子制御弁29をサーモスタット式切換え弁27とは独立してラジエタ26とポンプ28との間に接続し、これによって補助冷却回路C、G、H、E、Fを構成し、切換え弁27内のワックスの温度と主冷却回路A、B、C、E、Fとバイパス回路A、D、E、Fを流れる冷却水の流量に関係なく、エンジン25の温度をその時点の負荷状態でエンジン電子制御装置31で演算された最適温度になるように電流の供給により電子制御弁29を開いて瞬時にラジエタ26を還流してきた冷却水をウォータポンプ28を介してエンジン25内に還流し、エンジン25の温度を最適温度まで下げ、あるいはまた電流を遮断することによって電子制御弁29を閉じて瞬時にラジエタ26を循環してきた冷却水を遮断し、エンジン25の温度を上昇させて時間遅れなくその時点でのエンジン25の適正温度に制御するようにした応答性が良い電子制御式冷却システムに関するものである。
本願の主要な発明は、エンジンの内部とラジエタとの間を冷却水を循環させるようにしたエンジンの冷却装置において、冷却水をラジエタを循環させる主冷却管路に対して並列にラジエタを迂回させるバイパス管路を接続し、しかも主冷却管路とバイパス管路との接続部に冷却水の温度によって切換え動作を行なうサーモスタット式切換え弁を接続し、さらにサーモスタット式切換え弁と並列に電子制御弁を接続し、電子制御弁によってラジエタを通る冷却水の一部をサーモスタット式切換え弁から迂回させるようにしたものである。
従ってこのようなエンジンの冷却装置によれば、サーモスタット式切換え弁と並列に接続された電子制御弁によってラジエタを通る冷却水のエンジンに対する還流と遮断とを冷却水の温度に関係なく任意に制御することが可能になり、これによってエンジンの状態に応じて冷却水の切換えを瞬時にかつ最適な状態で行なうことが可能になる。
以下本願に含まれる発明を図示の実施の形態によって説明する。図1は本実施の形態のエンジンの冷却装置の全体の構成を示すものであって、この冷却装置はエンジン25とラジエタ26と、サーモスタット式切換え弁27と、ポンプ28と、電子制御弁29と、温度センサ30と、電子制御装置31を備えている。
ここでとくに本願の特徴である電子制御弁29は切換え弁27と並列に接続されており、冷却水をラジエタ26を通して還流させる管路A、B、C、E、Fの内の切換え弁27の部分に対して並列に管路G、Hを形成するように接続される。そしてこの電子制御弁29を電子制御装置31によって電子制御するようにしており、しかも電子制御装置31にはエンジン25から排出された冷却水の温度を検出する温度センサ30が接続されるようになっている。
次にサーモスタット式切換え弁27の構造を説明すると、図2に示すようにこの切換え弁27はハウジング34を備え、ハウジング34内に支持フレーム35を介してガイドブロック36を支持している。ガイドブロック36はロッド37を摺動自在に支持するとともに、感温ケース38を結合している。感温ケース38内にはワックス39が封入され、しかも弾性体スプール40が上記ロッド37の先端部を受けている。
またガイドブロック36には主弁41が取付けられるとともに、主弁41はばね42によって支持フレーム35の一部で構成されるバルブシートに圧着される。また上記感温ケース38の端部にはバイパス弁43が固着される。
次に上記切換え弁27と並列に接続される電子制御弁29について図5により説明する。この電子制御弁29は円筒状のケーシング46を備え、その中にソレノイドコイル47が巻装された状態で収納されている。そしてケーシング46に取付けられているハウジング48に端子49が設けられ、この端子49が上記ソレノイドコイル47の端部に接続されている。
上記ソレノイドコイル47の中心部を貫通するように冷却水が通過するパイプ50が挿入されている。そしてこのパイプ50の先端側であって内周部には円筒状のガイド51が取付けられ、このガイド51の先端部によって弁体52が摺動自在に支持されている。弁体52の外周部はソレノイドコイル47の端部と接するように配される逆カップ状の案内部材53の内周面に受けられている。そして上記弁体52の先端部と対向するようにバルブシート54がケーシング46に取付けられている。バルブシート46の上面であってその凹部にシール部材55が取付けられ、このシール部材55に対して弁体52が接すると、流路が遮断されることになる(図6参照)。
上記弁体52は図7および図8に示すように、ほぼ逆カップ状をなすとともに、中心孔60の部分が上記ガイド51の先端部と嵌合されるようになっている。またこの弁体52には円周方向に沿って4つの小孔61が形成されている。これらの小孔61によって、この弁体52と案内部材53との間の空間に侵入した冷却水の流動を許容し、これによって弁体52の開放動作を保障している。
上記弁体52と対向して配されるバルブシート54は図9〜図12に示すように、その外周側に突出するように120度間隔で3本の脚部62を備え、これらの脚部62によってケーシング46の内周面に支持されている。そして脚部62の下面には下方に突出するように突部63が形成され、これらの突部63がケーシング46の端面に接して半径方向の位置規制が行なわれる。またバルブシート54の上面であってそのほぼ中央部には円形の凹部64が形成され、この凹部64にシール部材55が装着されている(図10、図12参照)。
次に上記のような構成の冷却装置の動作を説明する。図1に示すように、この実施の形態のエンジンの冷却装置はラジエタ26と切換え弁27とを結ぶ回路Cの中間と切換え弁27とポンプ28とを結ぶ管路Eの中間を結びかつ切換え弁27を迂回する補助冷却回路G、Hを設け、この回路の中に電子制御弁29を設置してラジエタ26から供給される冷却水が流れる補助冷却回路C、G、H、E、Fを構成し、ポンプ28の入口側に接続するようにしている。
エンジン25の温度の制御を行なうために、エンジン25の出口に冷却水の温度を検出する温度センサ30を接続し、冷却水の温度と電子制御装置31で演算された現時点の負荷状態でエンジン性能を最大限に引出す適正温度とを比較し、エンジン25の温度が高い場合には、従来のエンジン冷却システム回路を流れる冷却水に加え、電子制御弁29のソレノイドコイル47に電流を流し、補助冷却回路G、H、E、Fを開き、エンジン25に流れ込む冷却水の流量を増やしてエンジン25の温度を下げる。
電流の供給と遮断の組合わせで補助冷却回路G、H、E、Fを流れる冷却水の流量を制御し、エンジン25の負荷状態、エンジン回転数、吸気温度、車速、排気ガス組成等の変動によるエンジン25の最適温度の変動にも直ちに対応できる電子制御弁29を配し、その時点でのエンジン25の機能と性能を最大限に発揮できるように、最適温度をソレノイドコイル47に対する電流のON−OFF操作によって達成可能な電子制御弁29を配置している。
次に上記電子制御弁29の動作に先立って、切換え弁27の動作について説明する。
サーモスタット式切換え弁27はそれ自身が冷却水の温度を検知して冷却水の流路の切換えを行なうものであって、図2はエンジン25の暖機時の状態を示している。エンジン25が始動し暖機状態にある間は、エンジン25を早く暖める目的で、冷却水の温度がサーモスタットの感温ケース38内に封止されているワックス39の設定温度に達するまでこの切換え弁27の主弁41は閉じており、これに対してバイパス弁の入口44が開いて、冷却水はバイパス管路A、D、E、Fを循環してウォータポンプ28によってエンジン25に還流される。
図3はエンジン25の温度が上昇し、冷却水の温度がワックス39の設定温度に達し、主弁41が開いた複合冷却時のサーモスタットの状態を示している。サーモスタットの感温ケース38内に密封されているワックス39が溶解膨張し、感温ケース38内に装着されている弾性体スプール40が押潰されると、弾性体スプール40がロッド37を絞り上げて上方に押出す。するとロッド37が支持フレーム35に当接し、その反力によってばね42に抗してガイドブロック36を介して主弁41を押下げ、主冷却回路A、B、C、E、Fを開放し、これによってラジエタ26で冷却された冷却水がバイパス管路A、D、E、Fを還流する冷却水と切換え弁27のハウジング34内で混合され、ウォータポンプ28を介してエンジン25内に還流され、エンジン25の温度を低下させる。
さらに冷却水の温度が上昇すると図4に示す状態に変化される。すなわち冷却水の温度の上昇に伴って、ロッド37が押出されるためにバイパス弁43が入口44を狭め、ハウジング34内に流れ込む主冷却回路A、B、C、E、Fを循環する冷却水の流量が増し、エンジン25の温度をさらに下げる。
エンジン25の負荷が増大し、冷却水の温度が上昇して高温領域に達すると、完全冷却状態に移行する。このときには切換え弁27の主弁41がさらに開くとともにバイパス弁43が図4に示すように入口44を完全に塞ぐ。このためにラジエタ26で冷却された冷却水だけが主弁41を通ってウォータポンプ28によってエンジン25に還流される主冷却回路A、B、C、E、Fによって冷却水の循環が行なわれ、最大冷却能力が発揮される。
エンジン25の負荷が軽くなってエンジン25の温度が下がると、冷却水の温度が感温ケース38を通してワックス39に伝えられ、ワックス39が凝固収縮する。するとばね42の弾性復元力が勝るようになり、ばね42で主弁41を押上げ、この主弁41を図2に示すように閉じる。同時に入口44を開いて主冷却回路A、B、C、E、Fを循環する冷却水の流量が次第に減少し、バイパス管路A、D、E、Fを循環する冷却水の流量が増加し、エンジン25の温度が再び上昇し、エンジン25の負荷状態で左右されるエンジン25の温度を切換え弁27で制御することになる。
電子制御弁29はサーモスタット式切換え弁27によるハンチング動作を防止する。すなわち切換え弁27が図2に示す状態においてエンジン25の冷却水の温度が上昇するとバイパス弁43が開かれた状態で主弁41が半開状態になる複合冷却を発現する(図3参照)。このときに主弁41はばね42によってその姿勢が制御されるために、主弁41の左側の部分が先に開く場合と右側の部分が先に開く場合とがある。
主弁41の姿勢によってその右側の部分が先に開く場合には、冷却水は点線Qで示すように水流が流れるためにとくに問題はないが、主弁41の左側の部分が先に開放されると、点線Pで示すように水流が流れる。この水流Pの流れはワックス39を充填した感温ケース38を横切る流れであるために、この流れPによってワックス39が再び凝集し、主弁41が再び閉じられる。
このように主弁41の開き始めの姿勢が水流Pを生ずるような左側の部分が先に開く切換え弁27の場合には、暖機から複合冷却への切換え動作の際に、図2に示す暖機状態と図3に示す複合冷却とを交互に繰返すハンチング状態を生ずる。このようなハンチング状態になると、エンジン25それ自体はオーバーヒートでないのにインストルメントパネル上の温度計が高温側を指し、正しい温度指示を行なわなくなる可能性がある。
ところがこの場合において、エンジン25の出口側の温度を温度センサ30によって検出するとともに、電子制御装置31が電子制御弁29の開閉を電子制御するために、上述のような切換え弁27のハンチング現象を電子制御弁29による冷却水の迂回によって確実に防止することが可能になり、水温計が正しい温度を指すことになる。またこのような理由から、切換え弁27の主弁41を押圧する戻しばね42に偏荷重を設けて巻き端位置を指定する面倒な組立てが不要になる。またばね42の荷重が一定でなく、しかも組立て工程中にばね42が回転しても冷却装置による不具合を生ずることがなくなる。
次に補助冷却管路を形成する電子制御弁29の動作について説明する。図5はソレノイド搭載の電子制御弁29の開弁時の状態を示しており、電流がハウジング48内の端子49を通してソレノイドコイル47に電流を流すと、ソレノイドコイル47に磁力が発生し、ソレノイドコイル47を囲むケーシング46と冷却水を流すパイプ50によって磁気回路が形成されるとともに、この磁気回路の一部を構成する弁体52の上面がパイプ50の下端に吸引される。従って弁体52は戻しばね56の弾性復元力に抗して上方に移動し、開弁状態にする。
これに対して図6はこの電子制御弁29が閉弁動作を行なったときの状態を示している。ハウジング48内の端子49を通してソレノイドコイル47に供給される電流を遮断すると、ソレノイドコイル47によって発生した磁気が消滅し、そのためにソレノイドコイル47を囲むケーシング46とパイプ50内の磁気回路が消滅し、パイプ50の下端と弁体52の上端との間に働く磁気吸引力がなくなり、戻しばね56によって弁体52を案内部材53の内周面に沿って押下げ、このために弁体52の下部がバルブシート54の中心部に装着されたシール部材55に圧着され、閉弁状態になる。
図1に示す電子制御装置31はエンジン25の出口温度とその時点の負荷状態とで決まる最適温度を比較し、エンジン25の温度が最適温度よりも高い場合には、リード線48からの電流の供給が開始され、ソレノイドコイル47に磁界が発生し、戻しばね56に抗して弁体52を引上げ、弁体52とバルブシート54のシール部材55との間に空間を作り出して開弁状態にする。従ってラジエタ26を通った冷却水は管路Gからこの制御弁29のケーシング46の上部に流入し、パイプ50を通って弁体52とバルブシート54との間に形成された隙間を通ってバルブシート54の脚部62間を迂回し、ケーシング46の下側の出口から管路Hに流れる。
エンジン25の出口温度とその時点の負荷状態で決まる最適温度を比較し、エンジン25の温度が最適温度よりも低い場合には、端子49による電流の供給が遮断され、ソレノイドコイル47の吸引力がなくなって弁体52は図6に示すように、戻しばね56によってバルブシート54のシール部材55に押付けられ、管路Gを通ってこの制御弁29の入口から入る冷却水はシール部材55と弁体52とで塞止められて、ラジエタ26を還流する水は切換え弁27を通過する冷却水のみになる。従ってラジエタ26を通過してエンジン25に還流される冷却水の量が少なくなってエンジン25の温度が再び上昇する。
この電子制御弁29の弁体52はその外周部が案内部材53の内周面によって案内されるとともに、戻しばね56によって上下方向の運動の水平を保ち、しかも案内部材53と弁体52との間の部分に侵入した冷却水を流す小孔61を備えているために、弁体52の上下の空間の圧力を等しい圧力にできる。また弁体52の中心孔60の内周面にシールリング57が装着され、このシールリング57がガイド51の内周面に摺接し、これによって冷却水の漏れが防止されるようになっている。
図1に示す冷却システムにおいて、エンジン25が暖機状態のときには切換え弁27内の感温部の状態は図2に示されるように主弁41が閉じられて電子制御弁29に対する電流の供給が遮断されているので、冷却水はバイパス管路A、D、E、Fを循環し、これによってエンジン25の暖機が促進される。
切換え弁27内の状態が図3に示すように複合冷却状態でしかも電子制御弁29に対する電流の遮断が停止されている状態で、ソレノイドコイル47に電流が供給されると弁体52が開き、ラジエタ26を通って補助冷却管路G、H、E、Fを流れる冷却水がエンジン25に還流し、電流の供給が遮断されると弁体52が閉じられて補助冷却管路G、H、E、Fを流れる冷却水が遮断され、エンジン25の温度が上昇する。
切換え弁27の内部の状態が図3に示すように複合冷却状態である場合に、電子制御弁29のソレノイドコイル47に対する電流の供給や遮断の切換えによって、エンジン25の冷却水の温度制御が可能であって、電流の供給と遮断とを繰返してその時点におけるエンジン25の最適温度に敏速に達成できるようになる。
切換え弁27内の状態が図4に示すように完全冷却状態で、しかも電子制御弁29に対する電流が遮断されている場合に、電流が供給されれば弁体52が開き、ラジエタ26を通る補助冷却管路G、H、E、Fを流れる冷却水がエンジン25の温度を下げ、エンジン25のオーバヒートの危険性を回避できる。
このような動作を行なう電子制御弁29はその設置位置と方向が自由であって、エンジンルーム内の設置可能な空間に、入口側をラジエタ26に、出口側をウォータポンプ28の入口側に接続すればよく、水平状態、垂直状態、斜め状態のどの方向でも任意に設置可能である。
図13はサーモスタット式切換え弁27と電子制御弁29とを備えるエンジン25の冷却装置の冷却動作をフローチャートによって示したものである。ここでサーモスタット式切換え弁27は暖気時に主弁41を閉じてバイパス弁43のみを開放し、ラジエタ26を通過することなくバイパス回路Dを通して冷却水の全量をエンジン25に還流する。そして感温部のワックス39が感温動作を行なうとともに、所定の温度以下の場合には複合冷却を行なう。複合冷却は主弁41を半開状態にするとともに、バイパス弁43を開き、冷却水の一部をラジエタ26で冷却し、残りの冷却水をバイパス回路Dを通してエンジンに還流するものである。これに対して所定の温度を超えた場合には、完全冷却を行なう。この動作は主弁41を全開するとともにバイパス弁43を閉じて冷却水の全量をラジエタ26で冷却してエンジンに還流する。
これに対して図13に示す電子制御弁29は電子制御装置31によって制御されるようになっており、エンジン負荷、エンジン回転数、吸気温度、車速がそれぞれこの制御装置31に入力され、エンジン出口の水温を温度センサ30によって検出する。そして出口の水温が基準値を超えたかどうかをこの電子制御装置31のCPUが判断するとともに、基準値を超えた場合には電子制御弁29を開弁する。また基準値を超えない場合であってもオーバーヒートがある場合、およびオーバーヒートがない場合であっても制御水温が上昇した場合には何れも電子制御弁29を開弁し、ラジエタ26によって冷却された冷却水をサーモスタット式切換え弁27を迂回してこの電子制御弁29によってエンジン25に還流する。
次に図14〜図17によって変形例を説明する。この変形例は図14および図15に示すように、エンジン25のシリンダブロック内に形成されている冷却水を循環させる空洞67と連通する内部空間を有するユニットハウジング68を設け、このユニットハウジング68内に上述のサーモスタット式切換え弁27と、電子制御弁29と、ポンプ28とを組込んでユニット化したものである。このような構成によれば、エンジンの冷却装置をコンパクトに構成することが可能になり、図1に示す管路を小さなスペースで構成できるようになる。なおここで上記ユニットハウジング68と接続されるラジエタ26の背面側には冷却ファン69が配置される。
図15はこのようなユニット式の冷却装置において、切換え弁27の主弁41を開くとともに、電子制御弁29の弁体52を開いた状態を示している。これに対して図16は、切換え弁27の主弁41を開くとともに、電子制御弁29の弁体52を閉じた状態を示している。また図17は切換え弁27の主弁41を閉じるとともに、電子制御弁29の弁体52を開いた状態を示している。
エンジン25の負荷状態、エンジン回転数、車速、吸気温度、ガソリン温度、排気ガス組成等のエンジン25の各種の条件の下で、エンジンの温度をその状況下で最も適した温度にすばやく制御する必要があり、電子制御装置31によって図15〜図17に示す電子制御弁29を電子制御装置31で制御することによって、エンジン25が持つ最大の性能と機能を発揮し、さらに燃料消費量を向上できる最適エンジン温度に達成できるようにこの電子制御弁29のソレノイドコイル47に対する電流の供給と遮断を繰返すことによって、エンジン25を適正温度に制御し、燃料消費量を減少させ、さらには有害排気ガスの排出量を減少させることが可能になる。
以上本願発明を図示の実施の形態によって説明したが、本願発明は上記実施の形態によって限定されることなく、本願に含まれる発明の技術的思想の範囲内において各種の変更が可能である。例えば上記実施の形態における電子制御弁29は開閉式の電磁弁から構成されるが、このような構成に代えて、開口量可変型のリニアソレノイド式の電子制御弁を用いることも可能である。
本願発明はエンジンの内部を冷却水によって冷却する自動車用エンジンや汎用エンジンの冷却装置として広く利用可能である。
エンジンの冷却装置の構成を示す配管図である。
切換え弁の構造を示す縦断面図である。
複合冷却時の切換え弁の縦断面図である。
バイパス管路を閉じた切換え弁の縦断面図である。
開弁時の電子制御弁の縦断面図である。
閉弁時の電制御弁の縦断面図である。
電子制御弁の弁体の平面図である。
図7におけるA〜A線断面図である。
バルブシートの平面図である。
図9におけるB〜B線断面図である。
バルブシートの底面図である。
バルブシートの斜視図である。
冷却システムの制御動作のフローチャートである。
ユニット化した冷却装置を用いた冷却装置の配管図である。
切換え弁と電子制御弁を開いた状態の要部縦断図である。
切換え弁を開いて電子制御弁を閉じたときの縦断面図である。
切換え弁を閉じて電子制御弁を開いたときの縦断面図である。
従来のエンジンの冷却装置の配管図である。
同冷却装置に用いられる切換え弁の縦断面図である。
符号の説明
1 エンジン
2 ラジエタ
3 サーモスタット式切換え弁
4 ポンプ
7 ハウジング
8 支持アーム
9 感温ケース
10 ワックス
11 弾性体スプール
12 ロッド
13 支軸
14 バイパス弁
15 筒状部
16 主弁
17 戻しばね
18 ヒータ
19 リード線
20 入口
25 エンジン
26 ラジエタ
27 サーモスタット式切換え弁
28 ポンプ
29 電子制御弁
30 温度センサ
31 電子制御装置
34 ハウジング
35 支持フレーム
36 ガイドブロック
37 ロッド
38 感温ケース
39 ワックス
40 弾性体スプール
41 主弁
42 ばね
43 バイパス弁
44 入口
46 ケーシング
47 ソレノイドコイル
48 ハウジング
49 端子
50 パイプ
51 ガイド
52 弁体
53 案内部材
54 バルブシート
55 シール部材
56 戻しばね
57 シールリング
60 中心孔
61 小孔
62 脚部
63 突部
64 凹部
67 空洞
68 ユニットハウジング
69 冷却ファン

Claims (10)

  1. エンジンの内部とラジエタとの間を冷却水を循環させるようにしたエンジンの冷却装置において、
    冷却水を前記ラジエタを循環させる主冷却管路に対して並列に前記ラジエタを迂回させるバイパス管路を接続し、しかも前記主冷却管路と前記バイパス管路との接続部に冷却水の温度によって切換え動作を行なうサーモスタット式切換え弁を接続し、
    さらに前記サーモスタット式切換え弁と並列に電子制御弁を接続し、前記電子制御弁によって前記ラジエタを通る冷却水の一部を前記サーモスタット式切換え弁から迂回させることを特徴とするエンジンの冷却装置。
  2. 前記サーモスタット式切換え弁が内部に封入されたワックスの膨張によって弾性体のスプールからロッドを押出すワックス膨張型切換え弁であることを特徴とする請求項1に記載のエンジンの冷却装置。
  3. 前記電子制御弁がソレノイド式の開閉弁であることを特徴とする請求項1に記載のエンジンの冷却装置。
  4. 前記電子制御弁がリニアソレノイド式の開口量可変型の弁であることを特徴とする請求項1に記載のエンジンの冷却装置。
  5. 電子制御装置を具備し、該電子制御装置によって前記電子制御弁を制御することを特徴とする請求項3または請求項4に記載のエンジンの冷却装置。
  6. 前記電子制御装置は冷却水の水温、エンジン負荷、エンジン回転数、吸気温度、燃料温度、排気ガスの状況、車速の内の1つまたは複数の条件に応じて前記電子制御弁を制御することを特徴とする請求項5に記載のエンジンの冷却装置。
  7. 前記サーモスタット式切換え弁と前記電子制御弁とがともに開かれて前記ラジエタを通る冷却水を流す場合の分担割合が互いにほぼ等しいことを特徴とする請求項1に記載のエンジンの冷却装置。
  8. 前記電子制御弁はソレノイドコイルの励磁と戻しばねの付勢力とによって弁体を移動させて開閉または開口量を制御し、しかも入口ポートをラジエタ側に接続し、出口側をポンプに接続することを特徴とする請求項3または請求項4に記載のエンジンの冷却装置。
  9. 前記電子制御弁の弁体はバルブシートと接する部位の外周側に貫通穴を有し、前記弁体と案内部材との間に侵入した水の圧力を逃がすようにしたことを特徴とする請求項1に記載のエンジンの冷却装置。
  10. 前記電子制御弁の弁体と接して流路を閉じるバルブシートは放射状に延びる複数の脚部を有し、該脚部間が水の通路になることを特徴とする請求項1に記載のエンジンの冷却装置。
JP2003330647A 2003-09-22 2003-09-22 エンジンの冷却装置 Pending JP2005098153A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003330647A JP2005098153A (ja) 2003-09-22 2003-09-22 エンジンの冷却装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003330647A JP2005098153A (ja) 2003-09-22 2003-09-22 エンジンの冷却装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005098153A true JP2005098153A (ja) 2005-04-14

Family

ID=34459542

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003330647A Pending JP2005098153A (ja) 2003-09-22 2003-09-22 エンジンの冷却装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2005098153A (ja)

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009097351A (ja) * 2007-10-12 2009-05-07 Mazda Motor Corp エンジンの冷却装置
JP2009275511A (ja) * 2008-05-12 2009-11-26 Isuzu Motors Ltd エンジンの冷却装置
JP2011111962A (ja) * 2009-11-26 2011-06-09 Aisin Seiki Co Ltd 内燃機関冷却システム
JP2014025381A (ja) * 2012-07-25 2014-02-06 Aisin Seiki Co Ltd エンジン冷却装置
US8973537B2 (en) 2012-12-27 2015-03-10 Hyundai Motor Company Engine having thermostat and system thereof
WO2021161666A1 (ja) * 2020-02-12 2021-08-19 日本サーモスタット株式会社 冷却水温度制御装置
WO2021161665A1 (ja) * 2020-02-12 2021-08-19 日本サーモスタット株式会社 バルブユニット

Cited By (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009097351A (ja) * 2007-10-12 2009-05-07 Mazda Motor Corp エンジンの冷却装置
JP2009275511A (ja) * 2008-05-12 2009-11-26 Isuzu Motors Ltd エンジンの冷却装置
JP2011111962A (ja) * 2009-11-26 2011-06-09 Aisin Seiki Co Ltd 内燃機関冷却システム
JP2014025381A (ja) * 2012-07-25 2014-02-06 Aisin Seiki Co Ltd エンジン冷却装置
US8973537B2 (en) 2012-12-27 2015-03-10 Hyundai Motor Company Engine having thermostat and system thereof
WO2021161666A1 (ja) * 2020-02-12 2021-08-19 日本サーモスタット株式会社 冷却水温度制御装置
WO2021161665A1 (ja) * 2020-02-12 2021-08-19 日本サーモスタット株式会社 バルブユニット
CN115053055A (zh) * 2020-02-12 2022-09-13 日本恒温器株式会社 阀单元
EP4105457A4 (en) * 2020-02-12 2024-03-20 Nippon Thermostat Kk VALVE UNIT

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3847876B2 (ja) 内燃機関の冷却システム
JP4187131B2 (ja) サーモスタット装置
CN101529061A (zh) 发动机冷却系统
JP2013108398A (ja) エンジン冷却システム
JP2006348793A (ja) 内燃機関の排気還流装置
US6761321B2 (en) Thermostat device
JPH1077840A (ja) 冷却水制御弁および内燃機関の冷却水回路
JP2005098153A (ja) エンジンの冷却装置
JP2007085457A (ja) トランスミッションのオイル温度調整装置
JP5970779B2 (ja) 車両用冷却液制御バルブ
US20230075049A1 (en) Cooling water temperature control device
JP2000303841A (ja) エンジンの冷却制御装置
JP2005220772A (ja) エンジンの冷却装置
JP2000303840A (ja) エンジンの冷却制御装置
JPH1071839A (ja) 内燃機関の冷却水回路
JP3928936B2 (ja) サーモスタット装置
JP5326988B2 (ja) 流体制御弁
JP3945143B2 (ja) サーモスタット装置
JP2013047503A (ja) エンジン冷却装置
JP2012197730A (ja) エンジン
JPS6344932B2 (ja)
JP2005127217A (ja) エンジンの冷却装置
JP2006083784A (ja) エンジン排熱利用装置
JP2003074348A (ja) 内燃機関の冷却装置
JPH11107754A (ja) 内燃機関の冷却装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060830

A977 Report on retrieval

Effective date: 20090323

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20090401

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090805