JP2005096996A - シート給送装置及び画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、シートの補給やシート交換作業を良好にできるシート給送装置を提供することを目的とする。
【解決手段】本発明は、複数枚のシートを積載して昇降可能なリフター板103と、リフター板103に積載されたシートを送り出すシート給送機構200と、リフター板103へのシートの補給時及びリフター板103からのシートの取り出し時に、シートを補給する毎及びシートを取り出す毎に、リフター板103に積載されているシートの上面がリフター板103の昇降範囲の上限位置と下限位置との間に設定したシート補給位置H1A及びシート取り出し位置H1Bに自動的に移動するようにリフター板103を昇降させるためのコントローラCとを備えたことを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、複写機、ファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置に設けられ、1枚ずつシートを給送するシート給送装置に関し、特に複写機等の多量のシートを収納し給送することができるシート給送装置に関するものである。
従来の複写機等の画像形成装置に配設されるシート給送装置として、図9〜図12に示すようなものがある(例えば、特許文献1参照)。
図9に示すように、複写機400の側部に接続されたペーパーデッキ100は筐体101と、筐体101に対して引き出し収容自在な収納庫102を備えている。収納庫102は、図10に示すリフターモータ111により昇降可能なリフター板103を備え、リフター板103上に大量のシート束Sを積層収容可能となっている。シートSの補給は収納庫102を筐体101から引き出した状態で行われる。
また、上方にはシート上面検知センサ106を備えており、シート上面検知センサ106の検知に基づいてシート給送動作時には一定高さを維持するようリフター板103を上昇制御している。
シート給送機構200は上流から順にピックアップローラ201、分離ローラ対202、引き抜きローラ対204を備え、下流にシートSを搬送する。分離ローラ対202は、正回転するフィードローラと、同軸上に設けられた所定のトルクリミッタと、逆回転駆動が伝達されるリタードローラとから構成されている。分離ローラ対202は2枚以上のシートの重送を防止する。ここで、シートが給送されて積載されているシートの上面の位置が下がると、シート上面検知センサ106の信号によりリフター板103が上昇し、シートの上面位置が略一定の位置になるように制御されている。
次に、ペーパーデッキ100へのシート補給動作について説明する。図10はシート無し時の補給動作の説明図である。図11はシート補給動作時の制御のフローチャートである。
なお、図中h1は、シートを補給する時のリフター板103に積載されているシート束Sの上面(シートが積載されていないときはリフター板103の上面)の位置(シート補給位置)であり、位置センサ107によりシート上面(リフター板103上面)が検知される位置である。また、h2はシートをピックアップローラ201で送り出すときのシート上面の位置である。また、h3はリフター板103が一番下に下がったときの下限位置であり、下限検知スイッチ110により検知される位置である。
図10(a)に示すように、リフター板103上のシートが無くなると、不図示のシート有無検知センサによりシート無しが検知され、リフターモータ111によりリフター板103は下降し、距離l2だけ下方に離れた位置にある位置センサ107がonからoffとなったときにリフターモータ111を停止させる。この停止位置がシート補給位置h1である。
次に、図10(b)に示すように、作業者は収納庫102を引き出してシートの補給作業を行う。ここでシート束Sの1パックの厚さl1よりもシート補給高さh1とシート給送位置h2との距離l2が大きく設定されているため、シート束Sの補給を適切に行うことが出来る。
ここで、補給されたシート束Sにより位置センサ107がonになり、再びリフターモータ111はリフター板103を下降させる。そして、図10(c)に示すように、シート束Sが位置センサ107より下がった位置で位置センサ107がoffになると、リフターモータ111が停止する。従って、作業者が続けてシート補給を行う場合も、補給したシートの上面はシート補給位置h1に下降するので常に作業性のよい状態で補給が可能である。
これを図11のフローチャートで説明すると、ステップ(以下ステップをSと略す)1において、シート補給位置h1に位置するリフター板103にシート束Sが補給されると位置センサ107がonになり、S2で再びリフターモータ111がリフター板103を下降させる。そして、S3において、下限検知スイッチ110がリフター板103を検知したかどうか判断し、検知していなければS1に戻る。S1において、シート束Sが位置センサ107より下がって位置センサ107がoffになると、S4に進んでリフターモータ111を停止する。
このシート束Sの補給を繰り返して(S1〜S3)、S3において、リフター板103がリフター下限位置h3まで下降して下限検知スイッチ110がonになると、S4でリフターモータ111が停止し、リフター板103の下降が停止する(図10(d)に示す状態)。このときのシート束Sの積載量が最大積載量となる。
特開平03−182428号公報
しかしながら、上記従来のようなシート給送装置では、シート補給動作時にリフター板103が下降してシートを補給するときには操作性がよいが、例えば、シートの種類やサイズを変更するためにシートを交換するときには不便であるという問題があった。
すなわち、図12(a)に示すように、ペーパーデッキ100に収容しているシートが比較的多い場合に、収納庫102を引き出してシートの種類を交換する際に、残存するシート束Sの側面が位置センサ107をoffするまでリフター板103が下降する。そして図12(b)のように、作業者が残存シートを取り出し、交換したいシートを補給する。このとき、リフター板103は収納庫102の深い位置にあるので、リフター板103に積載されたシートを全て取り出すために、作業者は深い位置に手を入れてシートの取り出す必要がある。
また、取り出した後に別のシートを補給するときには深い位置まで手を入れたり、上方からシートを落とし込んだりすることになり、非常に作業性が悪いという問題があった。また、このような作業性の悪い動作を強いることでシートのセット時の折れ等に起因する紙詰まり(ジャム)や記録不良等、装置信頼性の著しい低下を招く事態も発生するという問題があった。
特に近年は、POD(プリントオンデマンド)の普及に伴い、大量プリントを高生産性で提供していく市場要望が高まっており、また多種多様なシート材に対してのプリントが要望されているために、このような大容量のペーパーデッキにおける頻繁なシートの交換作業がますます増加傾向にあり、シートの交換作業性の向上が求められている。
そこで本発明は、シートの補給やシート交換作業を良好にできるシート給送装置を提供することを目的とする。
本発明にかかるシート給送装置の代表的な構成は、複数枚のシートを積載して昇降可能なシート積載手段と、前記シート積載手段に積載されたシートを送り出すシート給送手段と、前記シート積載手段へのシートの補給時及び前記シート積載手段からのシートの取り出し時に、シートを補給する毎及びシートを取り出す毎に、前記シート積載手段に積載されているシートの上面が前記シート積載手段の昇降範囲の上限位置と下限位置との間に設定したシート補給位置及びシート取り出し位置に自動的に移動するように前記シート積載手段を昇降させるための制御手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、シートの補給作業及びシートの交換作業時に、自動的に最上位のシート面が作業性の良好な位置に移動するため、良好な補給、交換作業ができるシート給送装置を提供することができる。
[第一実施形態]
本発明に係るシート給送装置の第一実施形態について、図1乃至図5を用いて説明する。図1に示すように、本実施の形態では、画像形成装置の一例としての複写機400に並列配置され、複写機400内の画像形成部402へシートを給送するシート給送装置の一例としてのペーパーデッキ100を例に説明する。
(複写機の構成)
図1において、複写機400内にはシートを収納するペーパーカセット402、ペーパーデッキ404が設けられており、収納されているシートは画像形成部406に供給されて画像が形成される。画像形成部406は、感光体ドラム408などから構成される電子写真方式であり、供給されるシートに感光体ドラム408の周面で現像されたトナー像が転写されて、下流側の定着器410によって定着される。
複写機の上部には原稿を読取るためのスキャナーと、原稿を自動的に搬送するが自動原稿搬送装置とからなる原稿読取装置412が配置されている。
なお、この複写機は、図示しないネットワークケーブルが接続されていて、外部のパソコン等からのデータを画像形成できるプリンタ機能も備えている。
(シート給送装置)
図1において、ペーパーデッキ100は筐体101と、筐体101に対して引き出し、収容自在な収納庫102から構成されている。収納庫102は、シート積載手段としてのリフター板103を備え、リフター板103上に大量のシート束Sを積層収容可能となっている。シート束Sの補給は収納庫102を筐体101から引き出した状態で行われる。収容されたシート束Sはその先後端をそれぞれ先端規制板104および後端規制板105、その両側端を不図示のサイド規制板にて規制されている。
これらシート束Sの4辺を規制する規制板により、ペーパーデッキ100に積層収容されたシート束Sは所定位置に安定的に保持させることができる。また上方にはシート上面検知センサ106を備えており、給送動作時にはシート上面検知センサ106の検知に基づいてシートの上面が一定高さに維持されるようリフター板103が上昇制御されている。リフター板103は、リフターモータ111によりシート給送位置H2の上限位置と最も下降した下限位置との間で昇降自在である。
収納庫102の上方に、シート給送手段としてのシート給送機構200が設けられ、シート給送機構200は上流から順にピックアップローラ201、分離ローラ対202、引き抜きローラ対204を備え、複写機400にシートSを給送する。ここで分離ローラ対202は、正回転するフィードローラと、このフィードローラと同軸上に設けられた所定のトルクリミッタと、逆回転の駆動が伝達されるリタードローラとから構成されている。分離ローラ対202は2枚以上のシートの重送を防止する。ここで、シートが給送されて上面の位置が下がるとシート上面検知センサ106の信号によりリフター板103が上昇し、シート束Sの上面の位置がシート給送位置H2として略一定の位置になるように制御されている。
図2、図3に示すように、収納庫102には、リフター板103の昇降制御をするための位置検知手段である2つのシート面検知センサ108、109が設けられている。シート面検知センサ108、109はそれぞれリフター板103に積載されているシート束又はリフター板103を検知するものである。シート面検知センサ108、109のそれぞれのonからoffになるタイミング又はoffからonになるタイミングに基づいてシート上面またはリフター板103上面の高さ方向の位置が検知できる。
なお、図5に制御ブロック図を示す。リフター板103の昇降動作のためのリフターモータ111の制御はシート面検知センサ108、109の検知に基づいて制御手段であるコントローラCが行う。
(シート補給動作)
ペーパーデッキ100へのシート補給動作について説明する。図2はシート無し時の補給動作の説明図、図4はシート補給動作時のコントローラCによる制御のフローチャートである。
図2(a)に示すように、ペーパーデッキ100内のシートが無くなると、不図示のシート有無検知センサによりシート無しが検知され、リフター板103を昇降駆動するリフターモータ111により、リフター板103はシート給送位置H2から下降する。そして、シート面検知センサ108がリフター板103によりonからoffになり、続いてシート面検知センサ109がリフター板103によりoffからonになるとリフターモータ111が停止する。この停止位置は、シート給送位置H2から距離L2だけ下方に離れた位置にあるシート補給位置H1Aである。このように、シート面検知センサ108がonからoff、シート面検知センサ109がoffからonとなる高さでシート補給位置H1Aが決定される。
次に、図2(b)に示すように、作業者は収納庫102を引き出して補給作業を行う。ここで、シート補給位置H1Aとシート給送位置H2との距離L2は、シート束Sの1パックの厚さL1よりも高く設定されているため、シート束Sの補給を適切な状態で行うことができる。そして、シート束Sが補給されるとシート面検知センサ108はoffからonになる。
続いて、図2(c)に示すように、シート束Sが補給されると、リフターモータ111がリフター板103を下降させる。そして、シート面検知センサ108が補給されたシート束によりonになっている状態からoffになるとリフターモータ111が停止する。この停止位置は積載されているシート束Sの上面がシート補給位置H1Aと一致する位置である。
そして、図2(d)に示すように、シート束Sの補給動作を続けて行って、リフター板103がリフター下限位置H3まで下降して下限検知スイッチ110により検知されると、最大積載量のシートが収容される。
ここで、図4のフローチャートを用いてこのシートの補給動作の制御を説明する。図4のステップ1に示すように、補給されたシート束Sにより、シート面検知センサ108がonになると、ステップ2に進みリフターモータ111がリフター板103を下降させる。そして、ステップ3でリフター下限位置H3にある下限検知スイッチ110がoffの状態であればステップ1に戻る。そして、ステップ1において、シート面検知センサ108がonの状態の間はリフターモータ111によりリフター板103を下降させる(ステップ1〜ステップ3)。
ステップ1において、リフター板103が下降してシート束Sがシート面検知センサ108より下がりシート面検知センサ108がoffになるとステップ5に進む。そして、ステップ5でシート面検知センサ109がonの状態であればステップ4に戻ってリフターモータ111を停止させる。
このリフターモータ111を停止したときは、積載されているシート束Sの上面はシート補給位置H1Aにあり、この状態で、さらにシート束Sを補給すると、ステップ1で補給されたシート束Sにより、再びシート面検知センサ108がonになる。そして上述したステップ1〜ステップ3を繰り返すことによりシート束Sの上面がシート補給位置H1Aになるまでリフター板103が下降して、ステップ1において、シート面検知センサ108がoffになるとステップ5、ステップ4と進んでリフターモータ111を停止させる。
そして、上記制御が繰り返される途中においてステップ3で下限検知スイッチ110がonになると最大積載量のシートが収容されたことになり、ステップ4に進んでリフターモータ111を停止させる。このときのシート束Sの最大積載量は約3500枚を実現している。
従って、作業者が続けてシート補給を行う場合も、補給されたシート束Sのシート上面はシート補給位置H1Aに下降するので常に操作性のよい状態で補給が可能である。
(シート取り出し)
次に、図3はシート交換時の取り出し動作の説明図であり、これを用いてシート取り出し動作について説明する。
図3(a)に示すように、シート有り時に収納庫102を引き出すと、リフター板103はシート束Sの上面がシート給送位置H2からシート補給位置H1A、すなわちシート面検知センサ108がoffになるまで下降する。
続いて、図3(b)に示すように、作業者がシート交換のためにシート束Sの上位部のシート束を取り出すと、シート面検知センサ109がoffとなるので、シート面検知センサ109がonとなるまでリフターモータ111がリフター板103を上昇させ、シートの上面の位置を上昇させる。シート面検知センサ109がonになってリフター板103が停止したときのシート上面の位置をシート取り出し位置H1Bとする。そして、さらにシート束Sの上位部のシート束を取り出すと再びシート面検知センサ109がoffとなり、シート上面の位置がシート取り出し位置H1Bになるまでリフター板103が上昇させられる。
こうして収納庫102内に残ったシート束Sを数回に分けて取り出すごとにリフター板103が上昇し、そのたびに積載されているシートの最上面の位置はシート取り出し位置H1Bに移動する。
図3(c)に示すように、シート束Sを完全に取り出した後は、リフター板103自体がシート面検知センサ109をonとしてその位置でリフター板103が停止する。ここで作業者は交換するシートの補給作業ができ、交換するシート束を補給すると、上述したシートの補給制御が行われる。そして、適切なリフター板103の高さで補給操作が出来る。なお、シート補給位置H1Aとシート取り出し位置H1Bとは、シート面検知センサ108,109を近接させて設ければ高さ方向の差は微小である。
このシートの取り出しの制御を図4のフローチャートで説明する。図3(a)の状態からシート束Sを取り出すと、ステップ1でシート面検知センサ108がoffとなりステップ5に進む。ステップ5では、図3(b)で示すようにシート面検知センサ109もoff状態であるため、ステップ6に進んで、リフターモータ111によりリフター板103を上昇させる。
そして、ステップ5でシート面検知センサ109がシート束Sを検知するとステップ4に進んでリフターモータ111を停止させる。このときには、シート束Sの上面の位置はシート取り出し位置H1Bになる。この制御を繰り返すことにより図3(c)に示すように、リフター板103がシート取り出し位置H1Bで停止して交換するシートの補給を待つ。
上述したとおり、大容量のペーパーデッキ100において、作業者は、シート束の補給時にはシート束Sを載せる毎にシート束Sの上面がシート補給位置H1Aに移動してシート束Sを補給することができ、シートを交換するときには、シート束を取り出す毎にシート束Sの上面がシート交換位置H1Bに移動してシート束を取り出すことができる。すなわち、シート束を補給すれば自動的に上述したシートの補給制御が行われ、シートを取り出せば自動的に上述したシートの取り出し制御が行われるため、作業者は制御の切り換えのための操作などを行う必要がない。
このように、シート無し時の補給作業性を維持しつつ、最上位のシート面ないしリフター板上面が常にシート補給の作業性の良好なシート補給位置をキープ可能とした。また、シート交換時にも、シート上面がシート交換の作業性の良好なシート取り出し位置をキープ可能とした。これによって、作業者は必要以上に深い位置まで手を伸ばして作業する必要が無く、残ったシートの取り出し作業、シート交換作業を飛躍的に向上させ、シート無し時の補給やシート交換時に、常に良好なシートの補給、交換作業ができる。
なお、シートを補給するときにシート面検知センサ108がoffしてからリフターモータ111を停止させるタイミングと、シートを取り出すときにシート面検知センサ109がonしてからリフターモータ111を停止させるタイミングを調整することによりシート補給位置H1Aとシート取り出し位置H1Bとを高さ方向で同じ位置に設定することも可能である。
[第二実施形態]
図6及び図7に基づいて本発明の第二実施形態を説明する。なお、上記第一実施形態と説明の重複する構成については、同一の符号を付して説明を省略する。また、説明しない動作や制御についても第一実施形態と同一であるため説明を省略する。
シート面検知センサ108,109は、第一実施形態では上下方向で近接させて設けられていたが、第二実施形態では大きな距離離間させて配置されている。その他の構成は第1実施の形態と同じである。
(シート補給動作)
図6(a)に示すように、ペーパーデッキ100内のシートが無くなると、不図示のシート有無検知センサによりシート無しが検知され、リフター板103を昇降駆動するリフターモータ111により、リフター板103はシート給送位置H2から下降し、シート面検知センサ108がリフター板103によりonからoffになり、シート面検知センサ109がリフター板103によりoffからonになるとリフターモータ111が停止する。
続いて、図6(b)に示すように、シート束Sが補給されるとシート面検知センサ108はoffからonになり、リフターモータ111がリフター板103を下降させる。
図6(c)に示すように、リフター板103を下降させるとシート面検知センサ108が補給されたシート束によりonになっている状態からoffになり、それから所定時間経過してリフターモータ111を停止する。この停止位置はシート面検知センサ109がoffにならない位置でシート面検知センサ109に近づいた位置である。このときのリフター板103に積載されているシート束Sの上面がシート補給位置H1Cとなる。
また、図6(c)に示す状態からさらにシート束Sの補給動作を行うと、補給されたシート束Sの上面がシート補給位置H1Cになるまでリフター板103が下降する。そして、シート束Sの補給を繰り返すことによってリフター板103が順次下降して下限検知スイッチ110により検知されると、リフター板103は停止して最大積載量のシートが収容されることになる。
なお、シート面検知センサ108が補給されたシート束によりonになっている状態からoffになり、それからシート束Sの上面がシート面検知センサ109に近づいたシート補給位置H1Cになったときにリフターモータ111を停止させるためには、リフターモータ111の回転数や、パルスモータであればパルス数をカウントし、それに基づいてリフターモータ111を停止させればよい。
また、シート無しが検知されて、リフター板103をシート給送位置H2から下降させたときに、シート面検知センサ108がリフター板103を検知してから所定時間経過後にリフターモータ111を停止させてリフター板103の上面がシート補給位置H1Cと一致するようにリフター板103を停止させるようにしてもよい。
(シート取り出し)
次に、図7はシート交換時の取り出し動作の説明図であり、これを用いてシート取り出し動作について説明する。
図7(a)に示すように、収納庫内シート有り時に収納庫102を引き出すと、リフター板103はシート束Sの最上位のシート面がシート給送位置H2からシート面検知センサ108がoffになるまで下降する。
続いて、図7(b)に示すように、作業者がシート交換のためにシート束Sの上位部のシート束を取り出すと、シート面検知センサ109がonからoffとなり、リフターモータ111がリフター板103を上昇させてシートの上面の位置を上昇させる。そして、図7(c)に示すように、リフター板103の上昇によってシート面検知センサ109がonとなってから所定時間経過後にリフター板103を停止する。この停止位置はシート面検知センサ108がonにならない位置でシート面検知センサ108に近づいた位置である。このときの積載されているシート束Sの上面がシート取り出し位置H1Dとなる。
そして、さらにシート束Sの上位部のシート束を取り出すと再びシート面検知センサ109がoffとなり、シート上面の位置がシート取り出し位置H1Dになるまでリフター板103が上昇させられる。
こうして収納庫102内に残ったシート束Sを数回に分けて取り出すごとにリフター板103が上昇し、そのたびに積載されているシートの上面の位置はシート取り出し位置H1Dに移動する。シート束Sを完全に取り出した後は、リフター板103自体がシート面検知センサ109をonからoffにしてリフター板103を停止させる。ここで作業者は交換するシートの補給作業ができ、交換するシート束を補給すると、上述したシートの補給制御が行われる。
なお、シート束が取り出されることによりリフター板103が上昇してシート束Sがシート面検知センサ109をonしてからさらに上昇させてシート面検知センサ108に近づいたシート取り出し位置H1Dになったときにリフターモータ111を停止させるためには、リフターモータ111の回転数や、パルスモータであればパルス数をカウントし、それに基づいてリフターモータ111を停止させればよい。
本実施の形態では、シートを補給するときのリフター板103の上面または積載されているシート束Sの上面位置であるシート補給位置H1Cを、シートを取り出すときのシート束Sの上面位置であるシート取り出し位置H1Dよりも低く設定することができる。
このようにシート補給位置H1Cを低くしシート取り出し位置H1D高くして異なる位置に設定することにより、シートを補給するときの高さ方向のスペースを確保できて、一回の補給量のバラツキにも対応でき操作性が向上し、シートを取り出すときには、シート束がより高い位置に設定できるためより操作性が向上する。
[他の実施形態]
次に、本発明に係るシート給送装置の他の実施形態について図を用いて説明する。図8は本実施の形態にかかるシート給送装置の断面図である。上記第一実施形態と説明の重複する構成については、同一の符号を付して説明を省略する。また、説明しない動作や制御についても第一実施形態と同一であるため説明を省略する。
図8に示すように、本実施の形態にかかるシート給送装置は、リフター板103の昇降制御をするための位置検知手段として、上記第一実施形態にかかるシート面検知センサ108、109に変えて、シート面検知センサ113を設けたものである。シート面検知センサ113は、CCD等の光学センサで、収納庫102の上下方向の全体(最上位のシート面、リフター板103の移動範囲全体)を検知するように延設されており、収納庫102内の最上位のシート面及びリフター板103の上面位置レベルを検出する。
シート面検知センサ113によりシート束Sの上面もしくはシートが積載されていない場合にはリフター板103の上面を検知して所定位置となるようにリフター板103を昇降させる。すなわち、シートを補給した際に、シートの上面が所定位置よりも高い位置になったときには、リフターモータ111によりリフター板103を下降させ、シートを取り出したときにシートの上面が所定位置よりも低い位置になったときにはリフターモータ111によりリフター板103を上昇させる。このようにシートの上面の位置が変動したときに所定の位置に戻すようにリフター板103を昇降させる。
上記構成により、上記第一実施形態と同様、シート補給または交換時に常にシート上面の位置を作業し易い位置に移動させることができるので、シート補給及び交換作業を向上させることができる。
なお、シートの補給時及びシートの取り出し時にシートの上面を所定の位置に移動させることによりシート補給位置とシート取り出し位置とを同じ位置とすることができるが、シート面検知センサ113により最上位のシート面もしくはリフター板103の上面の位置をリニアで検知することができるので、シート補給及び交換の際のシート上面の位置(所定の位置)を変更することもできる。すなわち、シートを補給した場合には、リフター板103を下降させて、所定の位置よりもさらに下降させてシート補給位置とし、シートを取り出す場合には、リフター板103を上昇させて所定の位置よりもさらに上昇させてシート取り出し位置とすることにより、第二実施形態のようにシート補給位置とシート取り出し位置とを上下方向で変える(異なる位置とする)ことができる。このように、作業者に合わせてリフター板103のシート補給位置及びシート取り出し位置を適宜設定することもできる。
なお、シートの上面を検知する手段としては、上記センサの他にシートデッキの上部に反射型センサを設け、シートの上面に光を照射して、その反射光のレベルによりシート上面の高さを検知するようにしてもよい。
本実施の形態では、シート給送装置であるペーパーデッキ100を複写機400に接続させる構成となっているが、ペーパーデッキを複写機400の本体に内蔵させてもよい。
本発明の第一実施形態にかかるシート給送装置を備える画像形成装置の断面図である。 図1におけるシート給送装置のシート補給時の動作を説明する説明図である。 図1におけるシート給送装置のシート交換時の動作を説明する説明図である。 図1におけるシート給送装置のシート補給交換制御のフローチャートである。 図1におけるシート給送装置の制御を行う制御部のブロック図である。 本発明の第二実施形態にかかるシート給送装置シート補給時の動作を説明する説明図である。 図6におけるシート給送装置のシート交換時の動作を説明する説明図である。 他の実施形態にかかるシートデッキの断面図である。 従来のシート給送装置を備える画像形成装置の断面図である。 従来のシート給送装置シート補給時の補給動作の説明図である。 従来のシート給送装置シート補給動作時の制御のフローチャートである。 従来のシート給送装置シート交換時の補給動作の説明図である
符号の説明
S …シート束
100 …ペーパーデッキ
101 …筐体
102 …収納庫
103 …リフター板
104 …先端規制板
105 …後端規制板
106 …シート面高さ検知センサ
108、109、113、114 …シート面検知センサ
110 …デッキ下限検知スイッチ
111 …リフターモータ
112 …シート有無検知センサ
200 …給送機構
201 …ピックアップローラ
202、203 …リタードローラ
204、205 …引き抜きローラ

Claims (9)

  1. 複数枚のシートを積載して昇降可能なシート積載手段と、
    前記シート積載手段に積載されたシートを送り出すシート給送手段と、
    前記シート積載手段へのシートの補給時及び前記シート積載手段からのシートの取り出し時に、シートを補給する毎及びシートを取り出す毎に、前記シート積載手段に積載されているシートの上面が前記シート積載手段の昇降範囲の上限位置と下限位置との間に設定したシート補給位置及びシート取り出し位置に自動的に移動するように前記シート積載手段を昇降させるための制御手段と、
    を備えたことを特徴とするシート給送装置。
  2. 前記シート積載手段に積載された最上位のシートの位置を検知する位置検知手段と、
    前記シート積載手段を昇降させる昇降手段と、を具備し、
    前記制御手段は、前記位置検知手段の検知に基づいて前記昇降手段を制御して、前記シート積載手段にシートが補給されたときには積載されているシートの上面が前記シート補給位置になるように前記シート積載手段を下降させ、シートが取り出されたときには積載されているシートの上面が前記シート取り出し位置になるように前記シート積載手段を上昇させることを特徴とする請求項1に記載のシート給送装置。
  3. 前記位置検知手段は、前記シート積載手段の昇降方向に配置され、前記シート積載手段に積載された最上位のシートの位置を検知する2つのセンサーを備え、
    前記制御手段は、
    シートが補給されたときには、前記2つのセンサーの上方に位置するセンサーの検知に基づいて前記シート積載手段に積載されるシートの上面の位置を前記シート補給位置に位置するように前記シート積載手段を下降させ、
    シートが取り出されたときには、前記2つのセンサーの下方に位置するセンサーの検知に基づいて前記シート積載手段に積載されているシートの上面の位置を前記シート取り出し位置に位置するように前記シート積載手段を上昇させることを特徴とする請求項2に記載のシート給送装置。
  4. 前記位置検知手段は、シートの積載方向に延設され、積載されているシートの上面の位置が検知可能なセンサーであり、前記制御手段は、シート上面の位置の変動が生じたときに、前記シート上面が前記シート補給位置又は前記シート取り出し位置になるように前記シート積載手段を昇降させることを特徴とする請求項2に記載のシート給送装置。
  5. 前記シート取り出し位置を前記シート補給位置よりも高い位置となるように前記位置をそれぞれ設定することを特徴とする請求項3又は請求項4に記載のシート給送装置。
  6. 昇降可能に設けられたリフター板と、
    前記リフター板を昇降するリフターモータと、
    前記リフター板に積載されているシートを送り出すためのピックアップローラと、
    前記リフターモータを制御して前記リフター板を昇降させるコントローラと、
    を備え、
    前記コントローラは、前記リフター板上へのシートの補給時及び前記リフター板上からのシートの取り出し時に、シートを補給する毎及びシートを取り出す毎に、前記リフター板に積載されているシートの上面が前記リフター板の昇降範囲の上限位置と下限位置との間に設定したシート補給位置及びシート取り出し位置に自動的に移動するように前記リフター板を昇降させることを特徴とするシート給送装置。
  7. 前記リフター板の昇降方向に配置された2つのシート面検知センサーを備え、
    前記コントローラは、
    シートが補給されたときには、前記2つのシート面検知センサーのうちの上方に位置するセンサーの検知に基づいて前記リフター板上に積載されるシートの上面の位置を前記シート補給位置に位置するように前記リフター板を下降させ、
    シートが取り出されたときには、前記2つのセンサーのうちの下方に位置するセンサーの検知に基づいて前記リフター板に積載されているシートの上面の位置を前記シート取り出し位置に位置するように前記リフター板を上昇させるようにリフターモータを制御することを特徴とする請求項6に記載のシート給送装置。
  8. 前記シート取り出し位置を前記シート補給位置よりも高い位置となるように前記位置をそれぞれ設定することを特徴とする請求項6又は請求項7に記載のシート給送装置。
  9. 前記請求項1乃至請求項8のいずれか1項に記載のシート給送装置と、前記シート給送装置から給送されたシートに画像を形成する画像形成部と、を備えることを特徴とする画像形成装置。



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