JP2005096988A - 振分けコンベヤ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 一列に連続して搬送されてきた被搬送物を、ベルト幅方向に並設された複数の搬送路に振分けたり、逆に並設された複数の搬送路の被搬送物を一列に合流させる振分けコンベヤであって、そのコンベヤはコンベヤフレーム1にエンドレスベルト2を巻装して構成され、コンベヤフレームの機長方向の一端を支点として他端を水平方向に揺動した時、前記コンベヤフレームが平面視平行四辺形状に変形して、機長方向両端のベルト端縁が平行を維持し、振分けコンベヤの前後に配置されるコンベヤの端縁と平行状態を維持する。
【選択図】 図1
Description
その振分けコンベヤとしてベルト式のものもあり、そのものはベルトコンベヤのフレームを架台に対して水平回動可能に支持したものである。しかし、この振分けコンベヤは平面矩形状のコンベヤがそのまま水平回動するため、該振分けコンベヤは前後に配置される被搬送物の受け渡しコンベヤの搬送面と上下方向に段差を付けて重なり合うように配置される。従って、被搬送物はコンベヤからコンベヤに乗り移るたびに搬送レベルが変わり、被搬送物には落下の衝撃が作用することになり、衝撃が作用することで破損するような被搬送物には使用できないという問題点を有する。
又、水平方向に屈折することで、屈折したフレームの端部は該フレームの軸線に対し常に直角を維持する。従って、コンベア装置に連設配置する相手方コンベアは、被搬送物の受け渡しをスムーズに行う為に屈折したフレームの端部と平行にするために放射状に配置する必要があり、搬送ラインの構成に制約を受けることになる。
上記構成により、コンベヤフレーム内に架設された前後の折り返しローラはリンクで連結されているため、平行リンク機構の動作を行ない、両折り返しローラは常に平行状態を維持する。
又、コンベヤを水平揺動させる揺動手段としては、揺動範囲内においてコンベヤを多段に停止保持し得る手段であれば、既存のどんな方法でもよい。例えば、エアーシリンダを使用し、該エアーシリンダの一端を架台に、他端をリンクで連結した一方の折り返しローラの自由端に連結した構成とする(請求項4)。又、モータとカム機構の組み合わせで構成してもよい。
その張力調整手段としては、殆ど伸び縮みしない非伸縮性のベルトを使用の場合は、駆動ローラの外周面に対するベルトの巻き付け量を調整するピンチローラを可動式とする。その具体的構成としては、エンドレスベルトの復路側を駆動ローラの両側より外周面側に押し付ける左・右ピンチローラと、その左・右ピンチローラをエンドレスベルトの周長変化に追従して前記駆動ローラの外周面に対して接近/離反させるトーションバネを備え、周長の変化に関係なくエンドレスベルトに適正な張力を付与する機構が挙げられる(請求項6)。
又、伸縮性のベルトで前記周長の変化に対応させることも可能であるが、その場合はベルトコンベヤで一般的な固定式のピンチローラを使用して所定の張力を付与する。但し、この場合は、ベルト自体が使用に伴って伸縮するため、定期的にピンチローラの位置を移動させる必要がある。
その具体的構成は、左・右フレームを連結する連結杆のうち、入口側上段と出口側上段の連結杆は、軸方向の両側部が軸端に向かって漸次大径に変化するテーパ杆部を有した偏心杆とし、入口側下段と出口側下段の連結杆は、軸方向の両側部が軸端に向かって円弧面で漸次大径に変化するたいこ形ローラとし、揺動手段は、前記コンベヤフレームの側部にモータで所定角度水平揺動する揺動板を配置し、その揺動板の回転中心より径方向外側の位置と、入口側叉は出口側に配置した折り返しローラの自由端とリンクとの連結部とをリンクシャフトで連結し、更に、入口側及び出口側に配置した折り返しローラの少なくとも一方の折り返しローラにおけるリンクとの連結部を架台上に設置したガイド枠内に嵌合し、前記揺動板の揺動によりコンベヤフレームが軸支点を中心として平行四辺形に変形するようにする(請求項7)。
上記揺動手段を配置するコンベヤフレームの側部とは、コンベヤフレームより外側で且つ該コンベヤフレームの揺動支点の位置より機長方向に沿った前方位置であればよい。
上記手段によれば、モータによって揺動板が水平揺動すると、該揺動板に連結されたリンクシャフトを介してコンベヤフレームが軸支点を中心として平行四辺形に変形し、且つ入口側及び出口側の折り返しローラは、コンベヤ本体の中心を通る揺動振れ角度と対称な線に対して略直角となるようにガイド枠によって揺動される。それにより、コンベヤの揺動時においてもベルトは蛇行せず、安定した搬送が確保される。しかも、揺動手段は揺動板とリンクシャフトであるため、装置全体をコンパクトに構成できる。
よって、被搬送物の搬送、受け渡しをスムーズに、且つ被搬送物に衝撃を与えずに行うことが出来る振分けコンベヤを提供できる。
又、端縁同士が平行で、しかも搬送面の高さが同じである為、振分けコンベヤを所定角度範囲内を連続して往復揺動することで、一列に連続して投入されてくる被搬送物を、ベルト幅方向に連続して離隔搬送することができる。
更に、請求項7、8の構成とした場合は、前記した効果に加えて、装置全体をコンパクト化できると共に、揺動手段の部品点数を少なくでき、コストダウンを計ることができる。
前記張力調整手段は、コンベヤフレームに片持ち支持した駆動ローラの外周面にベルトの復路側を巻き付け、その巻き付け状態を保持するピンチローラを該駆動ローラの両側に配置し、且つそのピンチローラはトーションバネによってベルト周長の変化に対し前記駆動ローラの外周面に接近/離反し、ベルトの張力を適正状態に保持する。
そのコンベヤフレームを架台上に機長方向の一方端を回動可能に軸支して他端側を水平揺動可能に支持し、揺動手段でコンベヤを水平揺動すると、該コンベヤフレームは平行四辺形に変形し、機長方向両端の端縁は平行状態を維持し、前記折り返しローラも揺動してエンドレスベルトの安定走行を可能とする。
振分けコンベヤは、図1及び図2に示すように、直方体形状に構成したコンベヤフレーム1の機長方向外周面に沿ってエンドレスベルト2が巻装されたコンベヤ本体Aが、架台B上にコンベヤフレームの機長方向の一方端を支点として水平揺動自在に取り付けられて構成されている。
そして、そのコンベヤフレーム1は、左・右フレーム1a,1bが連結杆3a〜3dで屈曲可能に連結されているため、該フレームに外力が作用することで直方体形状は平行四辺形に変形自在となる。
連結杆として偏心杆を配置する位置は、上記したようにベルト張力の掛かる入口側の下段と出口側の上段であるから、例えば図10〜図12に示すようにベルトの走行方向を逆にした場合は、図5、6における連結杆3a,3dを偏心杆に入れ替えて使用する。
その折り返しローラ5,6は、コンベヤフレーム1の機長方向外周面に巻装されるエンドレスベルト2を機長方向両側でUターン折り返し、該コンベヤフレーム1の平行四辺形への変形に追従してベルトの折り返し角度が直角となるように架設支持されている。
折り返しローラ5,6の他方端は、他方の左フレーム1aを貫通して外方に突出させ、その突出端の軸部にベアリング(図示省略)を介して回転体13,14が取り付けられ、その回転体13,14は左フレーム1aの外側面に水平に張り出し突設した上下一対のガイド板11a,11b、12a,12bで支持されている。尚、折り返しローラ5,6は、軸にベアリングを介して筒体が回転自在に取り付けられたもので、両端の軸部に上記したように縦軸9,10、回転体13,14のベアリングが取り付けられる。
上記構成により、折り返しローラ5,6は、回転自在且つ縦軸9,10を中心として水平揺動自在となる。
その構成は、前記駆動手段Cの取付板23a,23bに横架した支軸25a,25bに回転軸26a,26bを嵌合し、その回転軸26a,26bに前後一対の支持腕27a,27bの一側を固定し、支持腕27a,27bの他側に前記ピンチローラ24a,24bの軸芯を駆動ローラ20の軸芯と平行にして支持し、更に前記支軸25a,25bの取付板23aを貫通した端部にはハンドル28a,28bの基端部を回動可能に軸支し、且つ前記回転軸26a,26bにはトーションバネ29a,29bを嵌装し、そのトーションバネ29a,29bの一端は前記回転軸26a,26bに固着したバネ取付片30a,30bに止着し、トーションバネ29a,29bの他端は前記ハンドル28a,28bに止着して構成されている。
また、エンドレスベルト2の周長が基準時の長さより短くなった場合は、短くなった分を吸収して適正な張力になるようピンチローラ24a,24bは駆動ローラ20の外周面から離反する方向に移動し、逆にエンドレスベルト2の周長が基準時の長さより長くなった場合は、長くなった分を吸収して適正な張力になるようピンチローラ24a,24bは駆動ローラ20の外周面に接近する方向に移動する。そして、このピンチローラ24a,24bの接近/離反の動作は、トーションバネ29a,29bの弾発力と周長変化時のベルトの張力によって自動的に調整される。31a,31bはハンドル28a,28bを操作してピンチローラ24a,24bを作動状態にセット保持する係止ピンである。この張力調整手段Dの構成については、特願2002−321144号で提案済みであり、それと同様の構成である。
又、前記軸杆32aと軸杆32bとに亘って横杆36が架設されて同期作動するように構成され、更に一方の軸杆32bには手動操作用ハンドル37が直角に交叉させて取り付けられている。
それにより、前記手動操作用ハンドル37を持って水平方向に回動すると、該ハンドル37が固着された軸杆32bが回動し、その軸杆32bの回動は横杆36で軸杆32aに伝達され、軸杆32aも同時に同方向に回動される。そして、前記軸杆32a,32bは上記したようにコンベヤ本体Aにおけるコンベヤフレーム1の左・右フレーム1a,1bに連設されているため、コンベヤフレーム1は連結杆3bの軸支部を支点として揺動自在となり、被搬送物の振分けが可能となる。
その一例を、エアーシリンダによる揺動手段Eについて図1に基づいて説明する。
エアーシリンダ38は、その一端を架台Bの上板33aにピン39で水平回動可能に軸支し、エアーシリンダ38の他端はコンベヤ本体Aに装備した折り返しローラ5の端部に取り付けた縦軸17に連結されている。又、折り返しローラ5端部の縦軸17と折り返しローラ6端部の縦軸18の下端にはそれぞれ転子40,41が取り付けられ、その転子40,41は架台Bの上板33aに形成した円弧案内孔42,43に嵌合されている。
折り返しローラ5,6の自由端側を案内する円弧案内孔42,43は、コンベヤ本体Aが機長方向一端の縦軸32a,32bを支点として水平方向に揺動した時、該コンベヤ本体Aのコンベヤフレーム1は基準の平面矩形状から平面平行四辺形状に形状変化するが、その揺動時の振れ角度α°又はβ°(基準位置の基準線(コンベヤ本体のベルト幅中心を通る中心線)と揺動時の基準線とのなす角度)と対称な角度の線に対し折り返しローラ5の軸芯を常に直角状態に維持して移動するように構成されている。
図中、44はコンベヤ本体Aの揺動端側を水平に支持する案内転子、45は本振分けコンベヤの揺動基端側に配置した搬入側コンベヤ、46,47,48は振分けコンベヤの揺動側に配置した搬出側コンベヤである。又、振れ角度α°、β°は、搬出側コンベヤ46の左右に配置するコンベヤ47,48の間隔によって決定され、左右等距離に配置した場合、振れ角度α°、β°は同じ角度となる。尚、搬入側コンベヤ45と搬出側コンベヤ46,47,48は本振分けコンベヤのベルト走行方向を逆方向(図10〜図12参照)とした使用状態では、搬出側コンベヤ46,47,48が搬入側コンベヤとなり、搬入側コンベヤ45は搬出側コンベヤとなる。
そして、コンベヤ本体Aのコンベヤフレーム1が平行四辺形に変形する一方、折り返しローラ5はその自由端側が該エアーシリンダ38によって円弧案内孔42に沿って移動され、該折り返しローラ5は揺動時の振れ角度α°又はβ°(基準位置の基準線(コンベヤ本体のベルト幅中心を通る中心線)と揺動時の基準線とのなす角度)と対称な角度の線に対し折り返しローラ5の軸芯が常に直角状態に維持される。又、折り返しローラ5の動きはリンク19で折り返しローラ6に伝達され、同様に円弧案内孔43に沿って移動されるため、折り返しローラ6は前記折り返しローラ5と平行に維持される。
それによって、エンドレスベルト2はコンベヤ本体Aが平行四辺形に変形しても安定したベルト走行が保持される。
図7は、搬入側コンベヤ45に3種類の被搬送物「A」,「B」,「C」が連続して搬送されてきた場合、それら3種類の被搬送物を種類毎に搬出側コンベヤ46〜48に振分ける。例えば、被搬送物「A」は真ん中の搬出側コンベヤ46に、被搬送物「B」は左側の搬出側コンベヤ47に、被搬送物「C」は右側の搬出側コンベヤ48に、それぞれ振分け搬送する場合、被搬送物「A」を認識した場合コンベヤ本体Aは基準位置に保持されて該コンベヤ本体Aの揺動側端部(連結杆3c)は搬出側コンベヤ46の始端側と平行に対峙し、被搬送物「A」は振分けコンベヤから搬出側コンベヤ46にスムーズに乗り移り搬送される。
次の被搬送物が「B」と認識されると、図8に示すように、振分けコンベヤは揺動手段Eのエアーシリンダ38の作動で搬出側コンベヤ47と対向する位置(基準位置から左方向)に揺動され、揺動が完了した状態ではコンベヤ本体Aの揺動側端部(連結杆3c)は搬出側コンベヤ47の始端側と平行に対峙し、被搬送物「B」は振分けコンベヤから搬出側コンベヤ47にスムーズに乗り移り搬送される。
又、次の被搬送物が「C」と認識されると、図9に示すように、振分けコンベヤは揺動手段Eのエアーシリンダ38の作動で搬出側コンベヤ48と対向する位置(基準位置から右方向)に揺動され、揺動が完了した状態ではコンベヤ本体Aの揺動側端部(連結杆3c)は搬出側コンベヤ48の始端側と平行に対峙し、被搬送物「C」は振分けコンベヤから搬出側コンベヤ48にスムーズに乗り移り搬送される。
図10乃至図12は、図7乃至図9に示した振分け搬送装置において、被搬送物の搬送方向を逆にした搬送形態で、並設された3台のコンベヤ46〜48から搬送される被搬送物「A」,「B」,「C」を、振分けコンベヤが揺動して受け取り、振分けコンベヤの支点側に配置されたコンベヤ45に一列に合流させて搬送することができる。尚、図10〜図12の使用形態において振分けコンベヤを左右に揺動する場合は、前記したように入口側の下段の連結杆3dと出口側の上段の連結杆3aをストレート杆から偏心杆に入れ替え、入口側上段の連結杆3c及び出口側下段の連結杆はそれぞれ偏心杆からストレート杆に入れ替える。勿論、4本全ての連結杆を偏心杆とした場合、前記した入れ替えは不要である。
よって、被搬送物の乗り移りを、段差を付けずにスムーズに行なうことができる。
尚、上記した実施例は揺動手段としてエアーシリンダを使用し、エアーシリンダの一般的な使用形態で揺動させたため、振分け数は3箇所であるが、振分け数は3箇所に限定されず、揺動手段の選択により多列振分けが可能である。
図14乃至図18に示す振分けコンベヤは、前示実施例と同様、コンベヤ本体A’を構成するコンベヤフレーム1’は、アルミニウム材やステンレス材で矩形枠体形状に形成した左・右フレーム1a,1bを所定の間隔をおいて平行に起立し、その左・右フレーム1a,1bの機長方向の上下端部に亘って連結杆3a,3b,3c,3dが架設され、それら連結杆3a〜3dと左・右フレーム1a,1bがピン50で屈曲可能に連結されて直方体形状に構成されている。それにより、コンベヤフレーム1’に外力が作用することで直方体形状は平行四辺形に変形自在となる。
叉、水平揺動の支点となる側(被搬送物が入ってくる入口側)の下段に架設する連結杆3bと、揺動側(被搬送物が送り出される出口側)の下段に架設する連結杆3dは、図15に示すように、軸方向の両側部が軸端に向かって円弧面で漸次大径に変化するたいこ形ローラ52を使用し、左・右フレーム1a,1bを連結する杆の外側にベアリングを介して回転自在に支持されている。
その折り返しローラ5,6は、コンベヤフレーム1’の機長方向外周面に巻装されるエンドレスベルト2を機長方向両端でUターン折り返し、該コンベヤフレーム1’の平行四辺形に追従してベルトの折り返し角度が略直角となるように架設支持されている。
その折り返しローラ5,6の架設支持は、前示実施例と同様であり、該折り返しローラ5,6は、回転自在且つ縦軸9,10を中心として水平揺動自在となる。
揺動手段E’は、モータ55と、そのモータ55の出力軸55aに固着した平面円板形状の揺動板56と、その揺動板56と前記折り返しローラ5の自由端における縦軸17とを連結するリンクシャフト57とで構成されている。
モータ55で回動される揺動板56に対するリンクシャフト57の一方端57aの取付位置は、該揺動板56の回転中心(出力軸55a)より径方向外側の位置、即ち揺動板56の外周縁寄りとし、リンクシャフト57の他方端57bは縦軸17に対して回動可能に連結する。上記モータ55としては、ステッピングモータ或いはインダクションモータ等を使用することができる(図24参照)。
上記コンベヤ本体A’の揺動(振れ角)は、前記揺動板56の回転角によって決定される。即ち、揺動板56とリンクシャフト57との連結部(57a)の位置が、揺動板56の回転中心(出力軸55a)とリンクシャフト57と折り返しローラ5との連結部(57b)とを結ぶ線(X)上の内側位置(回転中心とリンクシャフトの他方端57bとの間)から同線上外側位置(点対称の位置)までの範囲(180度)で周方向に移動することで決定される。
前記ガイド枠58は、前示実施例における円弧案内孔43に相当するもので、該案内孔同様、円弧形に湾曲形成したものを使用することで揺動状態を安定化できるが、図14に示すように直線形態のものを使用しても揺動の安定化を図ることができ、円弧形状の曲げ加工がない分、コストダウンを計ることができる。尚、このガイド手段Fは、前示実施例における円弧案内孔同様、両方の折り返しローラ5,6の自由端側に設けてもよく、また、折り返しローラ5の自由端側にのみ設けてもよいものである。
そして、コンベヤ本体A’のコンベヤフレーム1’が平行四辺形に変形する一方、折り返しローラ6はその自由端側がガイド手段Fのガイド枠58に沿って移動され、該折り返しローラ6は揺動時の振れ角度α°又はβ°(基準位置の基準線(コンベヤ本体のベルト幅中心を通る中心線)と揺動時の基準線とのなす角度)と対称な角度の線に対し折り返しローラ6の軸芯が常に略直角状態に維持される。又、折り返しローラ6の動きはリンク19で折り返しローラ5に伝達され、同様に移動されるため、折り返しローラ5は前記折り返しローラ6と平行に維持される。
それによって、エンドレスベルト2はコンベヤ本体A’が平行四辺形に変形しても安定したベルト走行が保持される。
以下、その揺動手段E”の変形例を図22,図25に基づいて説明する。
揺動手段E”は、前記した揺動手段E’と構成部材は同じで、相違する点は揺動板56に一端を連結したリンクシャフト57の作用端(57b)を、コンベヤフレーム1’の左フレーム1aの外側面に固着した断面L字形のガイド板59に連結する。
尚、上記ガイド板59は、コンベヤフレーム1’内に挿入配置され、片支持された折り返しローラ5,6を水平に支持すると共に、水平揺動を安定よく行わせる為に、該折り返しローラ5,6の自由端側に回転自在に取り付けた回転体13,14を載承支持するものである。前記リンクシャフト57の作用端(57b)は、コンベヤフレーム1’を構成する左フレーム1aに直接連結してもよいものである。
C…駆動手段 D…張力調整手段
E,E’,E”…揺動手段 F…ガイド手段
1,1’…コンベヤフレーム 1a…左フレーム
1b…右フレーム 2…エンドレスベルト
3a〜3d…連結杆 5,6…折り返しローラ
19…リンク 20…駆動ローラ
24a,24b…ピンチローラ 38…エアーシリンダ
29a,29b…トーションバネ 52…たいこ形ローラ
55…モータ 56…揺動板
57…リンクシャフト 58…ガイド枠
Claims (8)
- 一列に連続して搬送されてきた被搬送物を、ベルト幅方向に並設された複数の搬送路に振分けたり、逆に並設された複数の搬送路の被搬送物を一列に合流させる振分けコンベヤであって、
そのコンベヤはコンベヤフレームにエンドレスベルトを巻装して構成され、コンベヤフレームの機長方向の一端を支点として他端を水平方向に揺動した時、前記コンベヤフレームが平面視平行四辺形状に変形して、機長方向両端のベルト端縁が平行を維持し、振分けコンベヤの前後に配置されるコンベヤの端縁と平行状態を維持することを特徴とする振分けコンベヤ。 - 前記コンベヤフレームを、矩形状に形成した左・右フレームの機長方向の上下端部をそれぞれ連結杆を介して形状変形可能に連結構成し、その機長方向両端の連結杆より内側にそれぞれ折り返しローラを機長方向と交差させて一端をフレームに軸支し、他端同士をリンクで連結して揺動可能に架設配置し、更に前記コンベヤフレームにはモータで駆動する駆動ローラを片持ち支持構造で配置し、その駆動ローラ及び前記連結杆、折り返しローラに亘ってエンドレスベルトを巻装すると共に、エンドレスベルトの巻装途中には前記コンベヤフレームの形状変化に伴う該エンドレスベルトの周長の変化を吸収する張力調整手段を配置し、そのコンベヤフレームを架台上に機長方向の一方端を回動可能に軸支して他端側を水平揺動可能に支持し、揺動手段によるコンベヤフレームの平行四辺形への変形に追従して前記折り返しローラが揺動し、エンドレスベルトの安定走行を可能とすることを特徴とする請求項1記載の振分けコンベヤ。
- 前記左・右フレームを連結する連結杆のうち、少なくとも入口側下段と出口側上段の連結杆は、軸方向の両側部が軸端に向かって漸次大径に変化するテーパ杆部を有した偏心杆としたことを特徴とする請求項2記載の振分けコンベヤ。
- 前記揺動手段はエアーシリンダで、該エアーシリンダの一端を架台に、他端をリンクで連結した一方の折り返しローラの自由端に連結したことを特徴とする請求項2記載の振分けコンベヤ。
- 前記折り返しローラは、コンベヤ本体の中心を通る揺動振れ角度と対称な線に直角と成るように配置したことを特徴とする請求項2記載の振分けコンベヤ。
- 前記張力調整手段は、エンドレスベルトの復路側を駆動ローラの両側より外周面側に押し付ける左・右ピンチローラと、その左・右ピンチローラをエンドレスベルトの周長変化に追従して前記駆動ローラの外周面に対して接近/離反させるトーションバネを備え、周長の変化に関係なくエンドレスベルトに適正な張力を付与することを特徴とする請求項2乃至5の何れか1項記載の振分けコンベヤ。
- 前記請求項2記載の振分けコンベヤにおいて、左・右フレームを連結する連結杆のうち、入口側上段と出口側上段の連結杆は、軸方向の両側部が軸端に向かって漸次大径に変化するテーパ杆部を有した偏心杆とし、入口側下段と出口側下段の連結杆は、軸方向の両側部が軸端に向かって円弧面で漸次大径に変化するたいこ形ローラとし、揺動手段は、前記コンベヤフレームの側部にモータで所定角度水平揺動する揺動板を配置し、その揺動板の回転中心より径方向外側の位置と、入口側叉は出口側に配置した折り返しローラの自由端とリンクとの連結部とをリンクシャフトで連結し、更に、入口側及び出口側に配置した折り返しローラの少なくとも一方の折り返しローラにおけるリンクとの連結部を架台上に設置したガイド枠内に嵌合し、前記揺動板の揺動によりコンベヤフレームが軸支点を中心として平行四辺形に変形することを特徴とする振分けコンベヤ。
- 前記揺動板に連結したリンクシャフトの他端が、前記コンベヤフレームに連結されていることを特徴とする請求項7記載の振分けコンベヤ。
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