JP6799912B2 - ベルトコンベヤ - Google Patents

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Description

この発明は、搬送すべき物品がコンベヤ間で確実に乗り移をすることができるベルトコンベヤに関する。
従来の物品搬送用のベルトコンベヤの一例が、分解斜視図である図7に示されている。図7に示すように、物品搬送用のベルトコンベヤ41は、通常、物品が載置される無端の搬送ベルト43と、当該搬送ベルト43が巻き掛けられて成り且つベルトコンベヤ41の搬入端と搬出端にそれぞれ配置されている二つのロ−ラ(プーリ)44,45とを備えている。ローラ44,45はそれぞれ、そのシャフト46に対して一体的に回転するようにキー47,47を介して結合されており、シャフト46の両端がベアリング48,48を介してフレーム42,42に対して回転可能に支持されている。
通常、ベルトコンベヤ41の搬送方向下流側に置かれたローラ44が、シャフト46に取り付けられているギア49にモータのような駆動源からの動力が入力されることで、駆動側のローラとなっており、搬送方向上流側に置かれたローラ45は従動側のローラとなっている。ローラ44が駆動されることでベルトコンベヤ41が駆動され、搬送ベルト43にテンションを付与しながら載置された物品を搬送する。
各シャフト46に関して、50, 50はスナップリングとも称される軸用のストップリングであって、従動側のローラ45のシャフト46についてはその両端に形成された周溝に適用されてそれぞれベアリング48,48の内輪に当接することで、シャフト46の軸線方向の位置をベアリング48,48間に定めるのに用いられている。また、駆動側のローラ44のシャフト46については、片側端ではストップリング50が適用されているが、他方端ではフレーム42とギア49との間にスペーサ51が適用されて、軸方向に位置決めされている。
ところで、横型製袋充填包装機に関連して、包装すべき包装物(物品)を横型製袋充填包装機に供給する際に、包装物の供給を包装機の包装サイクルに合わせるべく、搬送方向の間隔を揃えた状態に包装物を整列させる目的で、上記した型式の複数のコンベヤを搬送方向に連接状態に配置することがある(例えば、特許文献1)。この場合、搬送される包装物の寸法として、搬送方向の長さが短いものであると、以下のような問題が発生する。即ち、図9(a)に示されるように、連接する二つのベルトコンベヤ41,41間においてローラ44,45の半径に由来する溝52が生じるのが避け難い。したがって、搬送ベルト43上を搬送される包装物Aの搬送方向長さが短いものであると、包装物Aは溝52に嵌り込み、ベルトコンベヤ41,41間を無事に乗り移りすることができない。このように、コンベヤ両端にローラを備えた型式のベルトコンベヤでは、コンベヤ間での物品の乗り移りが不首尾となる問題が避け難い。
そこで、この問題の解決策としてナイフエッジコンベヤが提案されている(例えば、特許文献2、特許文献3)。ナイフエッジコンベヤは、両端のローラに換えてナイフエッジ部材を用いることにより、連接されるコンベヤ間に溝を発生させないようにするものである。ナイフエッジコンベヤの一例が、分解斜視図である図8に模式的に示されている。
図8に示すように、ナイフエッジコンベヤ61は、その両端に、ローラ型式のベルトコンベヤにおけるローラに代えて、同じ構造を有しているが互いに逆向きに配置されたナイフエッジ部材66,66を備えている。各ナイフエッジ部材66は、搬送ベルト63の幅wよりも若干広い幅Wを有する板材から成っていて、幅方向と交差する方向の断面形状として一方側の先端67がナイフエッジ状に尖った形状を有している。ナイフエッジ部材66,66は、ナイフエッジ状に尖った先端67,67をコンベヤの搬送前後方向(搬入端側と搬出端側)を向くように配置されており、搬送ベルト63は先端67,67で急に折れ曲がるように向きを変えて走行する。
ナイフエッジコンベヤ61の搬送前後方向中間位置には、ギア69を介して駆動される駆動ローラ64が配置されており、無端の搬送ベルト63が、駆動ローラ64とその前後位置に挟んで配置された支持ローラ65,65及びナイフエッジ部材66,66に順次巻き掛けられてナイフエッジ型のベルトコンベヤ61が構成されている。図9(b)は、連接された三つのナイフエッジコンベヤ61,61,61の側面図である。このように、搬送ベルト63の両端にナイフエッジ部材66,66を備えることで、隣接するナイフエッジコンベヤ61,61間では、先端67,67を可及的に接近して配置することが可能になり、搬入端と搬出端にローラを備える型式のコンベヤ間で生じていたような溝が形成されず、上流側のナイフエッジコンベヤ61から下流側のナイフエッジコンベヤ61へと包装物Aの良好な乗り移りを実現することができる。
しかしながら、ナイフエッジコンベヤ61においては、搬送ベルト63を走行させるとき、固定のナイフエッジ部材66に対して搬送ベルト63が摺動するため、搬送ベルト63とナイフエッジ部材66との間に摩擦が生じ、搬送ベルト63の摩耗が進行し耐久性に劣るという難点がある。また、搬送ベルト63がナイフエッジ部材66の先端67を通過する際に、摩擦による発熱が生じ、搬送ベルト63の表面温度が上昇するという難点もある。こうした温度上昇は、包装物Aが冷凍した物品、或いはチョコレートのような温度が上昇すると溶融変形する物品であった場合、搬送に影響することは勿論のこと、包装物Aの商品性を低下させることにもなる。
特開平4−044912号公報 特開平5−097222号公報 特開平5−306007号公報
そこで、搬送ベルトが、ベルトコンベヤ端部を走行する際に、ナイフエッジ型ベルトコンベアのように固定状態で設けられているナイフエッジの周面を、相対滑りを生じつつ急角度で折り返すように走行するのではなく、シャフトの構造とシャフトの支持構造に工夫を凝らすことで、可及的に径が小さいシャフトの周面を当該シャフトの回転を伴いながら回り込むように走行させることにより、搬送ベルトについての摩耗や耐久性の低下、温度上昇のような不具合を克服する点で解決すべき課題がある。
この発明の目的は、上記課題を解決することであり、搬送ベルトがベルトコンベヤ端部を走行する際に小径のシャフトの周面を当該シャフトの回転を伴いながら回り込むように走行することで、ナイフエッジコンベヤが奏する物品の乗り移りを容易にするという利点を損なうことなく、その一方で、走行する搬送ベルトが固定のナイフエッジ部材と摺動することで生じる大きな摩擦に起因する種々の不具合、即ち、搬送ベルトの早期な摩耗や耐久性の低下、摩擦による発熱による搬送品への影響等の問題を克服することができるベルトコンベヤを提供することである。
上記の課題を解決するため、この発明によるベルトコンベヤは、上側走行路が搬送面を与える物品搬送用の無端状の搬送ベルトと、固定フレームに対して前記物品の搬入端と搬出端とにそれぞれ配置されていて、前記搬送ベルトが巻き掛けられている回転シャフトを有するシャフト構造及び前記回転シャフトを当該シャフトの径方向に支持するシャフト支持構造を備えており、
前記搬入端と前記搬出端とにおける前記各シャフト構造は、前記回転シャフトとして前記搬送ベルトの送りに併せて回転する小径シャフトと、前記搬送ベルトをそのベルト幅方向で間に挟む位置に配置されている前記小径シャフトの両端部において、前記小径シャフトに対してその回転軸線の位置にて軸線方向に点接触状態に突き当たることで前記小径シャフトを前記固定フレームに対して回転保持するピボット軸受とを備えており、
前記搬入端と前記搬出端とにおける前記各シャフト支持構造は、前記固定フレームにそれぞれが回転自在に支持されており、且つ前記シャフト構造の前記小径シャフトの前記両端部の各外周面に対してそれぞれが当接することによって前記小径シャフトをころがり支持する二つの転動輪を備えており、
前記二つの転動輪は、前記回転軸線を含んで前記端部を通過し且つ前記搬送面と平行に延びる平面に対して、一方の前記転動輪が斜め上方から前記小径シャフトの前記端部に当接し他方の前記転動輪が斜め下方から前記小径シャフトの前記端部に当接しており、当該当接によって当該小径シャフトが前記搬送ベルトの弛み方向へ移動するのを規制していることを特徴としている。
このベルトコンベヤによれば、ベルトコンベヤの搬入端及び搬出端に配置されているシャフト構造は、搬送ベルトが巻き掛けられている回転シャフトとして搬送ベルトの送りに併せて回転する小径シャフトと、その両端部において当該小径シャフトに対してその回転軸線の位置にて軸線方向に点接触状態に突き当たるピボット軸受を備えているので、ベルトコンベヤの搬入側及び搬出側におけるシャフト構造として、シャフト自体を径寸法が可及的に小さくされた小径シャフトとすることができるとともに、小径シャフトを、固定フレームに対して、ピボット軸受に基づいて点接触による芯合わせした状態で且つ軸線方向位置が規制された状態で回転自在に保持し、その結果、シャフト構造を小型でコンパクトに構成することができる。
また、ベルトコンベヤの搬入端及び搬出端に備わるシャフト支持構造においては、各シャフト構造の小径シャフトについて、搬送ベルトをそのベルト幅方向で間に挟む位置に配置されている両端部の各外周面に対して、固定フレームにそれぞれが回転自在に支持されている二つの転動輪が、小径シャフトの回転軸線を含んで端部を通過し且つ搬送面と平行に延びる平面に対して、一方の転動輪が斜め上方から小径シャフトの端部に当接し他方の転動輪が斜め下方から小径シャフトの端部に当接することによって小径シャフトをころがり支持して、当接によって小径シャフトが搬送ベルトの弛み方向へ移動するのを規制しているので、小径シャフトのうち搬送ベルトが巻き掛けられる部分の外側に位置する両端部で転動輪が径方向外側から支持する配置となり、シャフト構造のシャフト自体を径寸法が可及的に小さくされた小径シャフトとすることと合致するとともに、ベルトコンベヤの作動時に、搬送ベルトから両小径シャフトを互いに接近させる方向、即ち、ピボット軸受では実質的に保持しきれない小径シャフトの径方向に作用する力を二つの転動輪が支え、その結果、シャフト構造をシャフト支持構造によって固定フレームに対して径方向に回転自在に且つ確実に支持することができる。このように、搬送ベルトが巻き掛けられるシャフトが小径であるにもかかわらず、その軸線方向に沿った保持と径方向の支持とを、構造上も小型であって且つ配置上も省スペースで互いに干渉することなく、分担して実現することができ、連接されるベルトコンベヤの隣り合う搬入端と搬出端の間に生じる溝の大きさや深さを搬送物の寸法に比して充分小さく且つ浅いものに抑えることができる。
また、搬送ベルトは回転する小径シャフトの回りを実質的に相対的な滑りがない状態で走行するので、搬送ベルトと小径シャフトとの間に生じる摩擦を極めて小さくすることができ、したがって、摩擦に起因した搬送ベルトの摩耗の進行や耐久性の劣化が少なくなり、更に摩擦熱による搬送物への影響も回避することができる。
このベルトコンベヤにおいて、前記ピボット軸受は、前記小径シャフトの前記端部と、前記固定フレームに対して前記小径シャフトの軸線方向に軸線を合わせて取り付けられており当該端部と向かい合う保持ピンの端部とにおいて、当該向かい合う両端部の一方に形成される円錐凸部の尖端と当該向かい合う両端部の他方に形成される円錐凹部の奥底との嵌まり込みによって構成することができる。
小径シャフトの端部と保持ピンの端部との間で、ピボット軸受を円錐凸部の尖端と円錐凹部の奥底との嵌まり込みによって構成することにより、小径シャフトは、その両端において、保持ピンによって円錐凸部の尖端と円錐凹部の奥底との自動的な調芯作用の下で軸線が整列されるとともに、保持ピンに対して尖端と奥底との点接触状態で且つ軸線方向位置が規制された状態で回転自在に保持され、ピボット軸受及びそれを備えるシャフト構造を小型でコンパクトに構成することができる。
上記ピボット軸受を構成したベルトコンベヤにおいて、前記保持ピンは、前記固定フレームに対してねじ結合によって取り付けられており、前記ねじ結合のねじ込み量を調節することにより前記ピボット軸受における前記円錐凸部と前記円錐凹部との嵌まり込みを調節可能とすることができる。
小径シャフトをその両端において保持ピンで保持するには、円錐凸部の尖端と円錐凹部の奥底とが正確に突き当たる状態になるよう位置合わせをする必要がある。保持ピンを固定フレームに対してねじ結合によって取り付けてそのねじ結合のねじ込み量を調節することで、ピボット軸受における円錐凸部と円錐凹部との嵌まり込みを調節して、円錐凸部の尖端と円錐凹部の奥底とが正確に点接触状態に突き当たるようにすることができる。
このベルトコンベヤにおいて、前記二つの転動輪はそれぞれ、前記固定フレームに取り付けられている内輪部と、当該内輪部に対して相対回転可能であるとともに前記小径シャフトの前記外周面に当接ている外輪部を備えているミニチュアベアリングであるとすることができる。
二つの転動輪として二つのミニチュアベアリングを配置して成るシャフト支持構造を備えることで、二つのミニチュアベアリングは、それぞれその外輪部において小径シャフトの外周面に当接し、その当接の合力として、小径シャフトが搬送ベルトの弛み方向へ移動するのを規制する向きに当該小径シャフトを支持する。これによって、シャフト支持構造は、ピボット軸受では実質的に果たすことができない小径シャフトの径方向の支持を、確実に果たすことができる。
このベルトコンベヤにおいて、前記両ミニチュアベアリングは、前記固定フレームに対して前記小径シャフトの軸線方向と平行に軸線が延びる状態に立設された二つのスタッドに、それぞれ前記内輪部において取り付けられているものとすることができる。
固定フレームに立設された二つのスタッドに両ミニチュアベアリングをそれぞれ内輪部において取り付けることで、外輪部において小径シャフトの外周面に当接させることができる。
このベルトコンベヤは、前記物品を包装物として、横型製袋充填包装機に対して前記包装物を送り込む包装物搬送用コンベヤとして適用することができる。
このベルトコンベヤを横型製袋充填包装機に対して包装物搬送用コンベヤとして適用することで、連接されるベルトコンベヤユニット間のシャフト径に由来する隙間を可及的に小さく且つ浅くすることができるので、包装物はベルトコンベヤ間において包装物が乗り移る際に溝に嵌まって動かなくなるというような不具合が生じず、したがって、横型製袋充填包装機の包装サイクルに合わせて包装物を順次送り込むことができるとともに、包装機の運転を停止させるようなことがなくなり、横型製袋充填包装機の運転効率を高めることができる。
この発明によるベルトコンベヤは、上記のように、ベルトコンベヤの搬入端と搬出端において、両シャフト構造に備わっており且つ搬送ベルトが巻き掛けられる小径のシャフトが回転しつつ搬送ベルトの折り返し走行を案内し、搬送ベルトをそのベルト幅方向で間に挟む位置に配置されている小径シャフトの両端部において、小径シャフトに対してその回転軸線の位置にて軸線方向に点接触状態に突き当たるピボット軸受が、当該小径のシャフトを、固定フレームに対して軸線方向位置を規制した状態でその軸線回りに回転自在に保持するとともに、固定フレームに配設されている両シャフト支持構造が、固定フレームにそれぞれが回転自在に支持されており、且つシャフト構造の小径シャフトの両端部の各外周面に対してそれぞれが当接する二つの転動輪によって小径シャフトをころがり支持しており、当該二つの転動輪は、回転軸線を含んで端部を通過し且つ搬送面と平行に延びる平面に対して、一方の転動輪が斜め上方から小径シャフトの端部に当接し他方の転動輪が斜め下方から小径シャフトの端部に当接しており、当該当接によって小径シャフトが搬送ベルトの弛み方向へ移動するのを規制する向きに支持しているので、ベルトコンベヤの搬入端及び搬出端において、搬送ベルトが巻き掛けられるシャフトが小径であるにもかかわらず、その軸線方向に沿った保持と径方向の支持とを、構造上も小型であって且つ配置上も省スペースで互いに干渉することなく、小径シャフトの両端部におけるシャフト構造のピボット軸受とシャフト支持構造の転動輪によって分担して実現することができる。また、連接されるベルトコンベヤの隣り合う搬入端と搬出端の間に生じる溝の大きさや深さを搬送物の寸法に比して充分小さく且つ浅いものに抑えることができ、物品が当該溝に嵌まることなくベルトコンベヤ間を確実に乗り移りすることができる。更に、ベルトコンベヤの作動時に、搬送ベルトから両小径シャフトに対して互いに接近させるような径方向に作用する力については、ピボット軸受では実質的に支持できない場合であっても、両端部の各外周面に対して斜め上方と斜め下方から転動輪が当接するシャフト支持構造によって支持することができ、シャフト構造を固定フレームに対して回転自在に且つ確実に支持することができる。
また、このベルトコンベヤにおいて、小径シャフトはピボット軸受によって回転自在に保持されているので、搬送ベルトと当該搬送ベルトの折り返し走行を案内する小径シャフトとの滑りが実質上なく搬送ベルトの摩擦が極めて小さくなる。したがって、搬送ベルトの摩耗が少なく耐久性の劣化も殆どなく、発熱もないのでベルトの表面温度が上昇することもない。搬送物が長さの短い冷凍した物品である場合や、チョコレートのような温度が上昇すると溶融変形する物品である場合でも、その搬送に影響がないことは勿論のこと、物品の商品性を低下させることもなく好適である。このように、本ベルトコンベヤによれば、回転自在な小径シャフトを用いることで、ナイフエッジ型のベルトコンベヤの利点(乗り移りが容易)を損なうことがなく、欠点(大きな摩擦、ベルトの早期摩耗、摩擦による発熱)を克服することができる。
図1は発明によるベルトコンベヤを連接状態に接続させた実施例の側面図である。 図2は図1に示すベルトコンベヤの要部を示す拡大側面図である。 図3は図1に示すベルトコンベヤの分解斜視図である。 図4は小径シャフトの両端部における保持構造を示す図である。 図5は図3に示すベルトコンベヤを組み立てた状態で示す平面図である。 図6は図5に示すベルトコンベヤの線E−Eでの側面断面図である。 図7は従来のベルトコンベヤの一例を示す分解斜視図である。 図8は従来のナイフエッジコンベヤの一例を示す分解斜視図である。 図9は、従来のベルトコンベヤとナイフエッジコンベヤの物品搬送状態を示す模式図である。
以下、添付した図面に基づいて、この発明によるベルトコンベヤの実施例を説明する。図1は発明によるベルトコンベヤを連接状態に接続させた実施例の側面図、図2は図1に示すベルトコンベヤの要部を示す拡大側面図、図3は図1に示すベルトコンベヤの分解斜視図である。
図1に示すベルトコンベヤ1は、複数(図示の例では三つ)のベルトコンベヤユニット2を搬送方向に並んだ連接状態、即ち、各ベルトコンベヤユニット2の搬送面が順次連続するように(好ましくは一つの面上にあるように)、接続させて成っている。各ベルトコンベヤユニット2は、物品搬送用としての無端状の搬送ベルト3と、搬送ベルト3が巻き掛けられた駆動ローラ4と、当該駆動ローラ4の上流側と下流側の近傍に配設されていて搬送ベルト3を支持しつつ走行案内する支持ローラ5,5を備えている。
各ベルトコンベヤユニット2は、更にその搬送方向の両端、即ち、搬入端6と搬出端7においてそれぞれ固定フレームに配置されており、搬送ベルト3の折り返し走行を案内するシャフト構造10,10を備えている。各ベルトコンベヤユニット2において、無端状の搬送ベルト3は、駆動ローラ4から一方の支持ローラ5、搬入端6側のシャフト構造10、搬出端7側のシャフト構造10、他方の支持ローラ5に巻き掛けられて、再び駆動ローラ4に戻るように循環配置されており、搬入端6側のシャフト構造10と搬出端7側のシャフト構造10の間に張られている搬送ベルト3の上面が、物品Aを搬送する水平な搬送面8となっている。
図2及び図3に示すように、ベルトコンベヤユニット2の各シャフト構造10は、搬送ベルト3が巻き掛けられる回転シャフトとしての充分に径の小さい小径シャフト11と、当該小径シャフトをその両端部において回転保持するピボット軸受(詳細を後述する)を備えている。小径シャフト11は、ナイフエッジの尖端の大きさと同程度の寸法の径を有しており、搬送ベルト3は、ベルトコンベヤ2の搬入端6と搬出端7において、小径シャフト11の周りを小径シャフト11の回転を伴いながら回り込むように案内され、ナイフエッジの場合と同程度に急転回して走行する。小径シャフト11は搬送ベルト3の送りに併せて回転するので、走行する搬送ベルト3と小径シャフト11との間には実質的な相対滑りはない。
シャフト構造10の小径シャフト11の周りにおける搬送ベルト3の巻付け量が少ないので、小径シャフト11に駆動力を入力しても搬送ベルト3に充分な搬送力が伝わらないおそれがある。そこで、搬送面8を与える上側走行路と反対の下側走行路において、小径シャフト11よりも充分径の大きい駆動ローラ4を別途設けるとともに、駆動ローラ4の上流側と下流側において支持ローラ5,5を配置し、駆動ローラ4の周りに搬送ベルト3の充分な巻付け量を確保することで駆動ローラ4から搬送ベルト3に搬送力を伝えている。一方の支持ローラ5、例えば駆動ローラ4の下流側に配置されている支持ローラ5は、ばね等の適宜の付勢手段によって搬送ベルト3に押し付けられていて、搬送ベルト3に緊張力を与える緊張ローラとされている。
各シャフト構造10において小径シャフト11の両端部27,27に設けられているシャフト支持構造12,12は鏡面対称の構造である(図3を参照)ので、以下、特に断らない限り、小径シャフト11の一方に端部27に設けられているシャフト支持構造12について説明する。シャフト支持構造12は、搬送ベルト3の側方に設けられている固定フレーム13と、固定フレーム13の内側(相手側のシャフト支持構造12に向う側)に対して縦に並んで立設された二つのスタッド14,14とを備えている。
各スタッド14(したがって、固定フレーム13)には、その先端部分において、転動輪としてのミニチュアベアリング16が回転自在となるようにその内輪部16aにおいて取り付けられている。各スタッド14の最も先端側に軸用のストップリング17が取り付けられており、ストップリング17はミニチュアベアリング16がスタッド14から抜け出るのを阻止している。ミニチュアベアリング16は内輪部16aに対して相対回転可能な外輪部16bを備えており、外輪部16bが小径シャフト11の軸方向の端部27において当該小径シャフト11の外周面に当接されている。小径シャフト11の端部27,27は、搬送ベルト3をそのベルト幅方向で間に挟む位置に配置されている。即ち、小径シャフト11の両端部27,27は搬送ベルト3の両側方にそれぞれ突出している部分であり、各端部27においてミニチュアベアリング16は搬送ベルト3が巻き掛けられていない外周面に当接している。ミニチュアベアリング16は、小型の玉軸受であってよく、軌道輪としての内輪部16aと外輪部16b、及び内外両輪間において保持器で保持された状態で介装されている転動体としての複数の玉(図示せず)を備えている。
図示の例では、各シャフト支持構造12において、小径シャフト11の各端部27に対応して設けられる二つのミニチュアベアリング16,16は、小径シャフト11の回転軸線Dに対して斜め上下方向にそれぞれ離れて配置されていて、それぞれの外輪部16bは、小径シャフト11の回転軸線Dを含んで端部27を通過し且つ搬送面8と平行に延びる平面に対して、一方の外輪部16bが斜め上方から小径シャフト11の端部27の外周面に当接し他方の外輪部16bが斜め下方から小径シャフト11の端部27の外周面に当接している。したがって、小径シャフト11は、両ミニチュアベアリング16,16間でコンベヤの外側に臨む側に形成されている楔状の隙間18内(符号18は、図3で斜視奥側のシャフト支持構造12について示す)に嵌まり込むように上下に挟んで支持されている。外輪部16bは内輪部16aに対して回転自在であるので、小径シャフト11は、その両端部27,27の各外周面において、ミニチュアベアリング16,16によってころがり支持されている。
小径シャフト11には、搬送ベルト3に緊張力が与えられていることから、ミニチュアベアリング16,16に当接し、ミニチュアベアリング16,16間の隙間18内に押し込む方向の力が作用している。小径シャフト11は、二つのミニチュアベアリング16,16からの当接の反力として、両小径シャフト11,11が互いに接近する方向の移動に対抗する向き、即ち、搬送ベルト3が弛み方向へ移動するのを規制する向きに支持されている。その結果、小径シャフト11は、両端部27,27において、都合四つのミニチュアベアリング16〜16によってころがり支持されており、シャフト支持構造12,12は、シャフト構造10では実質的に機能できない小径シャフト11の径方向の支持の役割を果たしている。
各小径シャフト11に関して、小径シャフト11をその軸線Dの方向に保持するため、固定フレーム13には、ミニチュアベアリング16,16間の隙間18の位置に対応して、小径シャフト保持ピン24が固定フレーム13の外側から貫通して小径シャフト11の端面に向って延びるように取り付けられている。
図4には、小径シャフト11の両端部27,27において、小径シャフト保持ピン24,24によって小径シャフト11を保持する保持構造が示されている。図4(a)は、当該保持構造の一例を示す図であり、小径シャフト保持ピン24,24として、先端が円錐凸部25a,25aとなった小径シャフト保持ピン24a,24aが、固定フレーム13にねじ結合26,26によって取り付けられている。小径シャフト11の両端部27a,27aには、小径シャフト保持ピン24,24の円錐凸部25a,25aに対応して円錐凹部28a,28aが形成されている。各円錐凹部28aの円錐の開き程度は、円錐凹部28a内に収容される円錐凸部25aの円錐の尖り程度よりも大きく、それゆえ、円錐凸部25aと円錐凹部28aは、小径シャフト11の端部27aにおいて、円錐凸部25aの円錐尖端が円錐凹部28aの窪み底端に小径シャフト11の軸線Dの方向に点接触状態に突き当たることで固定フレーム13に対して回転保持するピボット軸受29aを構成している。小径シャフト11は、その端部27a,27aにおいて、点接触状態を与えるピボット軸受29a,29aにより、軸方向位置が規制されているとともに、小径シャフト保持ピン24a,24aに対して軸芯回りで小型で且つコンパクトな構造にて回転保持されている。
図4(b)は、当該保持構造の別の例を示す図であり、円錐凸部と円錐凹部との関係が逆になった例である。即ち、小径シャフト保持ピン24として、先端が円錐凹部25bとなった小径シャフト保持ピン24bが固定フレーム13に対してねじ結合26によって取り付けられている。小径シャフト11の両端部27b,27bには、小径シャフト保持ピン24b,24bの円錐凹部25b,25bに対応して円錐凸部28b,28bが形成されている。円錐凹部25bと円錐凸部28bの関係は図4(a)に示す保持構造の円錐凸部25aと円錐凹部28aとの関係と同等であるので再度の説明を省略するが、円錐凸部28bと円錐凹部25bは、小径シャフト11の端部27bにおいて、円錐凸部28bの円錐尖端が円錐凹部25bの窪み底端に小径シャフト11の軸線Dの方向に点接触状態に突き当たることで、固定フレーム13に対して軸方向位置を規制しているとともに、回転保持するピボット軸受29bを構成している。
図5は組み立てた状態にあるベルトコンベヤユニットを示す平面図であり、図6は図5に示すベルトコンベヤの切断線E−Eで切断した側面断面図である。図5及び図6に示すように、ベルトコンベヤユニット2の側方には、固定フレーム13,13が、ベルトコンベヤユニット2の搬送方向Bに沿って互いに平行に延びる態様で配置されている。搬入端6と搬出端7を定めるシャフト構造10,10を支持するため、各シャフト構造10に対応して、固定フレーム13,13の搬送方向Bに沿った両端部にシャフト支持構造12が配置されている。各シャフト支持構造12においては、小径シャフト11の各端部27に対応して、それぞれ上下に対となってスタッド14,14が立設して配置されており、一方の端部27に対応して設けられている当該スタッド14,14は、搬送ベルト3を間に挟んだ他方の端部27に対応してフレーム13に立設されたスタッド14,14と、互いに軸線が一致する態様に向かい合っている。
各シャフト支持構造12において、小径シャフト11の各端部27に対応して設けられている二つのスタッド14に、それぞれ同一規格のミニチュアベアリング16,16が回転自在に支持されている。上下に対となったスタッド14,14に支持されているミニチュアベアリング16,16は互いに接触はしていないが、両ミニチュアベアリング16,16間には、ベルトコンベヤ2の外側に臨む側に、小径シャフト11の端部27が嵌まり込む楔状の隙間18が形成される。図3を参照して説明をしたように、各シャフト支持構造12において、小径シャフト11の両端部27,27は搬送ベルト3を間に挟む配置となっており、隙間18,18の位置についても搬送ベルト3を挟んで対応する配置となっており、搬送ベルト3に緊張力が付与されていることに基づいて小径シャフト11の両端部27,27がそれぞれ対応する隙間18,18に入り込み、小径シャフト11は、各端部27において二つのミニチュアベアリング16,16に接触することでころがり支持されている。
各シャフト構造10において、固定フレーム13に対してねじ結合26,26によって取り付けられる小径シャフト保持ピン24,24は、ねじ結合26,26のねじ込み程度を変更することで、搬送方向Bと直交する搬送ベルト3の幅方向Cに位置調節可能である。各ねじ結合26の固定フレーム13へのねじ込み程度を変更することで、小径シャフト保持ピン24の先端は固定フレーム13に対して進退し、ピボット軸受29における円錐凸部25a(28b)と円錐凹部25b(28a)との嵌まり込みを調節可能である。
一方側の小径シャフト保持ピン24と、搬送ベルト3を間に挟んで対向する相手側のシャフト支持構造12の小径シャフト保持ピン24との間で小径シャフト11の両端部27,27を挟み、ねじ結合26をねじ込んでいく際に、円錐凸部25a(28b)の尖端は円錐凹部25b(28a)の奥底に向って円錐面同士の自動的な調芯作用によって案内される。円錐凸部25a(28b)の尖端が円錐凹部25b(28a)の奥底に点接触状態に突き当たるときに、小径シャフト11の小径シャフト保持ピン24,24に対する芯出しがピンポイントで正確に行われてピボット軸受29,29が構成される。ピボット軸受29,29によって、小径シャフト11の軸線Dの方向に沿った位置が規制されるとともに、軸芯である軸線D回りの回転が保持される。
駆動ローラ4、支持ローラ5,5の構造、配置及び機能については、従前と同様である。搬送ベルト3には張力が与えられるので、搬送ベルト3は、搬入端6と搬出端7を定めるシャフト構造10,10において、小径シャフト11,11に巻き掛けられる。ベルトコンベヤ1は、ナイフエッジコンベヤの場合のように、隣り合うベルトコンベヤユニット2,2間に大きな溝を形成することなく連接状態となっていて、ベルトコンベヤユニット2,2間での搬送物の支障のない乗り移りを可能にしている。
上記した実施例においては、ベルトコンベヤユニット2の搬入端6及び搬出端7に配置されている各シャフト構造10は、搬送ベルト3が巻き掛けられている回転シャフトとして搬送ベルト3の送りに併せて回転する小径シャフト11と、固定フレーム3に対して小径シャフト11をその両端部27,27において回転保持する軸受として小径シャフト11に対してその回転軸線Dの位置にて軸線Dの方向に点接触状態に突き当たるピボット軸受29,29を備えているので、シャフト構造10の回転シャフト自体の径寸法を可及的に小さくすることができるとともに、小径シャフト11をピボット軸受29,29によって自動的な調芯作用の下で芯出しされた状態で軸線Dの方向に位置を規制した状態で保持することができる。また、各シャフト構造10を支持するシャフト支持構造12として、搬送ベルトをそのベルト幅方向で間に挟む位置に配置されている小径シャフト11の両端部27,27において各外周面に対してそれぞれが当接する態様で、小径シャフト11を二つの転動輪としてのミニチュアベアリング16によってころがり支持しており、しかも二つのミニチュアベアリング16,16は、回転軸線Dを含んで端部27を通過し且つ搬送面8と平行に延びる平面に対して、一方のミニチュアベアリング16が斜め上方から小径シャフト11の端部27に当接し他方のミニチュアベアリング16が斜め下方から小径シャフト11の端部27に当接しているので、小径シャフト11が搬送ベルトの弛み方向へ移動するのを規制して、小径シャフト11を径方向に安定して確実に支持することができる。このように、ベルトコンベヤユニット2の搬入端6及び搬出端7において、回転シャフトが小径であるにもかかわらず、小径シャフト11の両端部27,27での、ピボット軸受29,29による軸線Dの方向に沿った保持と、二つのミニチュアベアリング16,16による径方向の支持とが、構造上小型であって且つ配置上も省スペースで互いに干渉することなく、それぞれ分担して実現される。したがって、連接されるベルトコンベヤユニット2,2の隣り合う搬入端6と搬出端7の間に生じる溝(図9の符号53を参照)の大きさや深さを搬送物Aの寸法に比して充分小さく且つ浅いものに抑えることができ、搬送物Aの乗り移りを確実にすることができる。
また、上記した実施例において、搬送ベルト3は小径シャフト11の回りを実質的に相対的な滑りがない状態で走行するので、搬送ベルト3と小径シャフト11との間に摩擦を実質的に生じないようにすることができ、したがって、摩擦に起因した搬送ベルト3の摩耗の進行や耐久性の劣化が少なくなり、更に例えば搬送物Aが長さの短い冷凍した物品である場合や、チョコレートのような温度が上昇すると溶融変形する物品である場合であっても、摩擦熱による搬送物Aへの影響を回避することができる。
ベルトコンベヤ1は、横型製袋充填包装機に対して包装物搬送用コンベヤとして適用することができる。この場合、連接されるベルトコンベヤユニット2,2間においては、コンベヤの搬入端6と搬出端7に設けられるシャフト構造10のシャフト径に由来する溝を可及的に小さく且つ浅くすることができるので、ベルトコンベヤユニット2,2間を包装物Aが乗り移る際に溝に嵌まって動かなくなるというような不具合が生じず、したがって、横型製袋充填包装機の包装サイクルに合わせて包装物Aを順次、包装機に送り込むことができるとともに、包装物Aが溝に嵌まることが原因で包装機の運転を停止させるようなことがなくなり、横型製袋充填包装機の運転効率を高めることができる。
1 ベルトコンベヤ 2 ベルトコンベヤユニット
3 搬送ベルト
4 駆動ローラ 5 支持ローラ
6 搬入端 7 搬出端
8 搬送面
10 シャフト構造 11 小径シャフト
12 シャフト支持構造 13 固定フレーム
14 スタッド
16 ミニチュアベアリング 16a 内輪部 16b 外輪部
17 ストップリング 18 隙間
24(24a,24b) 小径シャフト保持ピン
25a,28b 円錐凸部 25b,28a 円錐凹部
26 ねじ結合 27,27a,27b 端部
29(29a,29b) ピボット軸受
41 ベルトコンベヤ 42 フレーム
43 搬送ベルト
44 ローラ(駆動側) 45 ローラ(従動側)
46 シャフト 47 キー47
48 ベアリング 49 ギア
50 ストップリング 51 スペーサ
52 溝
61 ナイフエッジコンベヤ 63 搬送ベルト
64 駆動ローラ 65 支持ローラ
66 ナイフエッジ部材 67 先端
69 ギア
A 包装物 B ベルトコンベヤユニット2の搬送方向
C 搬送ベルト3の幅方向 D 小径シャフト11の軸線
E 切断線
W ナイフエッジ部材66の幅 w 搬送ベルト63の幅

Claims (6)

  1. 上側走行路が搬送面を与える物品搬送用の無端状の搬送ベルトと、
    固定フレームに対して前記物品の搬入端と搬出端とにそれぞれ配置されていて、前記搬送ベルトが巻き掛けられている回転シャフトを有するシャフト構造及び前記回転シャフトを当該シャフトの径方向に支持するシャフト支持構造を備えており、
    前記搬入端と前記搬出端とにおける前記各シャフト構造は、前記回転シャフトとして前記搬送ベルトの送りに併せて回転する小径シャフトと、前記搬送ベルトをそのベルト幅方向で間に挟む位置に配置されている前記小径シャフトの両端部において、前記小径シャフトに対してその回転軸線の位置にて軸線方向に点接触状態に突き当たることで前記小径シャフトを前記固定フレームに対して回転保持するピボット軸受とを備えており、
    前記搬入端と前記搬出端とにおける前記各シャフト支持構造は、前記固定フレームにそれぞれが回転自在に支持されており、且つ前記シャフト構造の前記小径シャフトの前記両端部の各外周面に対してそれぞれが当接することによって前記小径シャフトをころがり支持する二つの転動輪を備えており、
    前記二つの転動輪は、前記回転軸線を含んで前記端部を通過し且つ前記搬送面と平行に延びる平面に対して、一方の前記転動輪が斜め上方から前記小径シャフトの前記端部に当接し他方の前記転動輪が斜め下方から前記小径シャフトの前記端部に当接しており、当該当接によって当該小径シャフトが前記搬送ベルトの弛み方向へ移動するのを規制していることを特徴とするベルトコンベヤ。
  2. 前記ピボット軸受は、前記小径シャフトの前記端部と、前記固定フレームに対して前記小径シャフトの軸線方向に軸線を合わせて取り付けられており当該端部と向かい合う保持ピンの端部とにおいて、当該向かい合う両端部の一方に形成される円錐凸部の尖端と当該向かい合う両端部の他方に形成される円錐凹部の奥底との嵌まり込みによって構成されていることを特徴とする請求項1に記載のベルトコンベヤ。
  3. 前記保持ピンは、前記固定フレームに対してねじ結合によって取り付けられており、前記ねじ結合のねじ込み量を調節することにより前記ピボット軸受における前記円錐凸部と前記円錐凹部との嵌まり込みが調節されることを特徴とする請求項2に記載のベルトコンベヤ。
  4. 前記二つの転動輪はそれぞれ、前記固定フレームに取り付けられている内輪部と、当該内輪部に対して相対回転可能であるとともに前記小径シャフトの前記外周面に当接ている外輪部を備えているミニチュアベアリングであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載のベルトコンベヤ。
  5. 前記両ミニチュアベアリングは、前記固定フレームに対して前記小径シャフトの軸線方向と平行に軸線が延びる状態に立設された二つのスタッドに、それぞれ前記内輪部において取り付けられていることを特徴とする請求項4に記載のベルトコンベヤ。
  6. 前記ベルトコンベヤは、前記物品を包装物として、横型製袋充填包装機に対して前記包装物を送り込む物品搬送用コンベヤとして適用されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のベルトコンベヤ。
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