JP6420832B2 - コンベア装置 - Google Patents

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Description

本発明は、コンベア装置に関する。
従来から、もやしの製造工場においては、製造されたもやしを、たとえば特許文献1に開示されるもやしの根切り装置を用いて根切り処理し、洗浄装置を用いて洗浄した後、所定の量ずつ袋詰めする包装処理が行われている。このとき、洗浄装置によって洗浄されたもやしを、複数のコンベア装置を組み合わせて構成される分配装置を用いて複数の包装用のラインに分配し、ラインごとに、専用の包装処理装置によって、業務用途向けに大量包装したり、一般消費者向けに小分け包装したりしている。
図7は、もやしやカット野菜などの被包装物を、入力ラインL11,L12の数よりも多い数の出力ラインL21〜L23に分配する、従来技術に係る分配装置100の構成を簡略的に示す図である。図7では、被包装物が2つの入力ラインL11,L12によって分配装置100へ順次投入され、分配装置100によって、3つの包装用の出力ラインL21〜L23に分配される例を示している。
図7に示すように、従来技術に係る分配装置100は、第1の入力ラインL11から被包装物が投入される、正逆方向に回転可能な第1のコンベア装置C1と、第2の入力ラインL12から被包装物が投入される、正逆方向に回転可能な第2のコンベア装置C2と、各コンベア装置C1,C2の駆動を制御する制御装置101とを含み、第1および第2のコンベア装置C1,C2を段違いに配置することによって、具体的には、第1のコンベア装置C1の一方側の端部e11から落下した被包装物が第2のコンベア装置C2の搬送面で受け取られるように、第1のコンベア装置C1の一方側の端部e11を、第2のコンベア装置C2の搬送面の上方に配置することによって構成されている。
かかる構成により、制御装置101が、搬送ベルトb1が図7において反時計回りに回転するように第1のコンベア装置C1を駆動させると、第1の入力ラインL11から投入された被包装物を、他方側の端部e12から落下させて第1の出力ラインL21へ投入することができ、搬送ベルトb1が図7において時計回りに回転するように第1のコンベア装置C1を駆動させると、投入された被包装物を、一方側の端部e11から落下させて第2のコンベア装置C2へ投入することができる。
同様に、制御装置101が、搬送ベルトb2が図7において反時計回りに回転するように第2のコンベア装置C2を駆動させると、第2の入力ラインL12および第1のコンベア装置C1から投入された被包装物を、一方側の端部e21から落下させて第2の出力ラインL22へ投入することができ、搬送ベルトb2が図7において時計回りに回転するように第2のコンベア装置C2を駆動させると、投入された被包装物を、他方側の端部e22から落下させて第3の出力ラインL23へ投入することができる。
特開2013−153726号公報
図7に示す分配装置100を用いた場合、第1の入力ラインL11から投入された被包装物については、第1〜第3の出力ラインL21〜L23のいずれにも投入することが可能である。
しかしながら、第2の入力ラインL12から投入された被包装物については、第2および第3の出力ラインL22,L23へ投入することは可能であるが、第1および第2のコンベア装置C1,C2が段違いに配置されているために、第1の出力ラインL21へ投入することはできない。
したがって、第2のコンベア装置C2によって、第2および第3の出力ラインL22,L23に対して、十分な量の被包装物が投入されてしまった場合、第2および第3の出力ラインL22,L23に既に投入されている被包装物の量が包装処理によって減少するまで、第2の入力ラインL12から第2のコンベア装置C2への被包装物の投入を停止する必要がある。このように、第1および第2のコンベア装置C1,C2を段違いに配置して分配装置100を構成すると、装置の稼動効率が悪化し、その工場における被包装物の生産量が低下してしまうという問題がある。
本発明の目的は、搬送対象物を複数の出力ラインへ効率的に投入することを可能にするコンベア装置を提供することである。
本発明は、フレームと、
水平な軸線まわりに回転自在に前記フレームに支持される駆動ローラと、
駆動力を発生し、該駆動力を前記駆動ローラに伝達して、該駆動ローラをその軸線まわりに回転させるローラ駆動手段と、
前記フレームの前記駆動ローラから離間した部位に、前記駆動ローラの軸線に平行な軸線まわりに回転自在に支持される第1の従動ローラと、
前記駆動ローラと前記第1の従動ローラとにわたって巻き掛けられて張架される無端状のベルトと、
前記駆動ローラと前記第1の従動ローラとの間に配置され、前記ベルトの内側から該ベルトの下張架部分に接触して設けられる第2の従動ローラと、
前記第2の従動ローラを前記駆動ローラの軸線に平行な軸線まわりに回転自在に支持するとともに、前記第1の従動ローラに連結されるローラ保持部を有するローラ移動手段であって、前記第1の従動ローラを前記駆動ローラに近接する方向へ移動させるのに連動して、前記ベルトが緩まないように前記第2の従動ローラを下方へ移動させ、前記第1の従動ローラを前記駆動ローラから離反する方向へ移動させるのに連動して、前記第2の従動ローラを上方へ移動させるローラ移動手段と、
前記ローラ移動手段による前記第1および第2の従動ローラを移動させる動作を制御する制御部とを含み、
前記ローラ保持部は、前記駆動ローラの軸線に平行な軸線まわりに回転自在に支持され、
前記ローラ移動手段は、駆動力を発生し、該駆動力を前記ローラ保持部に伝達して、該ローラ保持部を回動させる保持部駆動手段をさらに有し、
前記ローラ保持部は、
前記駆動ローラの軸線に平行な軸線まわりに回転自在に前記フレームに支持される支軸と、
長尺に構成され、長手方向の一端部が前記第1の従動ローラの軸線方向の各端部にそれぞれ連結され、前記第1の従動ローラの移動方向に沿って延設される一対の連結部と、
長手方向の一端部が前記支軸にそれぞれ固定され、長手方向の他端部が前記第2の従動ローラの軸線方向の各端部にそれぞれ連結される一対の第1のアーム部と、
長手方向の一端部が前記支軸にそれぞれ固定され、長手方向の他端部が前記一対の連結部における長手方向の各他端部にそれぞれ連結される一対の第2のアーム部とを含むことを特徴とするコンベア装置である。
また本発明は、前記一対の連結部は、前記第1の従動ローラを、前記駆動ローラから離反する方向へ付勢する付勢手段をそれぞれ備えることを特徴とする。
また本発明は、前記一対の連結部は、その長手方向の中間部に関節をそれぞれ有し、該関節で折り曲げ可能に構成されていることを特徴とする。
また本発明は、前記ローラ駆動手段は、前記駆動ローラを、その軸線まわりの一方に回転させる駆動力と、他方に回転駆動させる駆動力とを発生可能に構成されていることを特徴とする。
本発明によれば、搬送対象物を複数の出力ラインへ効率的に投入することを可能にするコンベア装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係るコンベア装置10の構造を示す平面図である。 コンベア装置10の側面図である。 コンベア装置10の正面図である。 コンベア装置10の使用の一例を示す平面図である。 コンベア装置10の使用の一例を示す側面図である。 本発明の他の実施形態に係るコンベア装置10Aにおける連結部42A付近を拡大して示す側面図である。 本発明の他の実施形態に係るコンベア装置10Aにおける連結部42A付近を拡大して示す側面図である。 もやしやカット野菜などの被包装物を、入力ラインL11,L12の数よりも多い数の出力ラインL21〜L23に分配する、従来技術に係る分配装置100の構成を簡略的に示す図である。
図1は、本発明の実施形態に係るコンベア装置10の構造を示す平面図であり、図2は、コンベア装置10の側面図であり、図3は、コンベア装置10の正面図である。なお、図1では、後述するベルト15、案内ローラ20、ブラケット27、規制部材28、保持部駆動手段32などを省略して図示している。
本実施形態に係るコンベア装置10は、水平な床面fに設置されるフレーム11と、駆動ローラ12と、ローラ駆動手段13と、第1の従動ローラ14と、無端状のベルト15と、第2の従動ローラ16と、ローラ移動手段17と、制御部18とを含んで構成される。以下では、床面fに垂直な方向を鉛直方向Zとし、床面fに平行な一方向を前後方向Xとし、鉛直方向Zおよび前後方向Xのいずれにも垂直な方向を左右方向Yとし、さらに、前後方向Xの一方を前方X1とし、前後方向Xの他方を後方X2として説明する。
フレーム11は、一対のローラ支持フレーム21と、その一対のローラ支持フレーム21を、それらが左右方向Yに離間し、かつ前後方向Xに沿って延びるように、床面fの上方で支持するフレーム本体22とを含んで構成される。
各ローラ支持フレーム21は、金属製で長尺の板状を成し、互いに同一に形成される。フレーム本体22は、本実施形態では、床面fに対して垂直に立設される金属製の4本の支柱部23を有しており、この4本の支柱部23は、前後方向Xおよび左右方向Yに互いに離間して配置されている。詳細には、各支柱部23は、平面視で、一対の長辺が前後方向Xに沿って延びる矩形の各頂部に対応した配置となるように配置されている。
そして、左右方向Yの一方側に配置される2本の支柱部23の各上端部に、一方のローラ支持フレーム21がたとえば溶接によって固定される。同様に、左右方向Yの他方側に配置される2本の支柱部23の各上端部に、他方のローラ支持フレーム21がたとえば溶接によって固定されている。これにより、一対のローラ支持フレーム21は、前後方向Xに沿って互いに平行に延設された状態で、フレーム本体22によって支持される。
フレーム本体22は、本実施形態では、前後方向Xの一方側に配置される2本の支柱部23にわたって、2本の梁部24a,24bが鉛直方向に離間して架設されている。同様に、前後方向Xの他方側に配置される2本の支柱部23にわたって、2本の梁部24a,24bが鉛直方向に離間して架設されている。そして、これら4本の梁部24a,24bのうち、下側に配置された2本の梁部24bの各中央部にわたって、桁部25が架設されている。このようなフレーム本体22は、たとえば、複数の金属製の角筒状部材を、溶接によって連結することで構成される。
駆動ローラ12は、その軸線J12が左右方向Yに沿って延びるような姿勢で、一対のローラ支持フレーム21における前方X1側の各端部21aによって、その軸線J12まわりに回転自在に支持される。
ローラ駆動手段13は、一対のローラ支持フレーム21のうちの一方側のローラ支持フレーム21における端部21aに固定して設けられ、駆動力を発生し、その駆動力を駆動ローラ12に伝達して、駆動ローラ12をその軸線J12まわりに回転させる。ローラ駆動手段13は、駆動力発生手段としてモータMを有している。モータMの動作は、制御部18によって制御されるように構成されている。
本実施形態では、ローラ駆動手段13は、モータMを正転および逆転可能に構成されている。すなわち、モータMは、駆動ローラ12をその軸線J12まわりの一方に回転させる駆動力と、駆動ローラ12をその軸線J12まわりの他方に回転させる駆動力とを発生させることができる。
第1の従動ローラ14は、その軸線J14が左右方向Yに沿って延びるような姿勢で、その軸線J14の床面fからの高さ位置が駆動ローラ12の軸線J12と同じ高さ位置となるように、一対のローラ支持フレーム21における後方X2側の各端部21bによって、その軸線J14まわりに回転自在に支持される。
詳細には、一対のローラ支持フレーム21の各端部21bには、図2に示すように、後方X2側のエッジから前方X1側に向かって前後方向Xに平行に延びる切欠き21cがそれぞれ形成されており、第1の従動ローラ14は、この一対の切欠き21c内に配置されることで各端部21bによって支持され、さらに、この一対の切欠き21cによって案内されることで、前後方向Xに沿って移動可能とされている。
ここで、図1〜図3に示しているコンベア装置10の状態を第1状態と記すこととすると、第1の従動ローラ14は、この第1状態において、切欠き21cにおける後方X2側の位置である、第1位置P1に配置される。また、この第1位置P1に配置されている第1の従動ローラ14が、後述するローラ移動手段17の動作によって、切欠き21cに沿って前方X1へ移動されたときに配置される位置を、第2位置P2と記すこととする。つまり、第1の従動ローラ14は、第1位置P1と、第1位置P1よりも駆動ローラ12に近接した位置である第2位置P2との間で、前後方向Xに沿って移動可能に、一対のローラ支持フレーム21によって支持されている。なお、この第2位置P2は、図2において仮想線で示している。
ベルト15は、駆動ローラ12と第1の従動ローラ14とにわたって巻き掛けられて張架される。すなわち、ベルト15は、図3に示すように、左右方向Yにおいて、一対のローラ支持フレーム21間に設けられている。ここで、張架とは、ベルト15が緩みを生じることなく、駆動ローラ12と第1の従動ローラ14とにわたって架設されている状態を表しているものとする。このようにベルト15が張架されていることにより、駆動ローラ12の軸線J12まわりの回転運動による駆動力がベルト15に伝達されることとなり、これにより、ベルト15は、駆動ローラ12の回転方向と同方向に回転動作を行う。ベルト15は、たとえば樹脂製のベルトによって実現される。
ここで、図2に示すように、ベルト15において、駆動ローラ12の上部と第1の従動ローラ14の上部とにわたって張架されている部分を上張架部分15aと記し、駆動ローラ12の下部と第1の従動ローラ14の下部とにわたって張架されている部分を下張架部分15bと記すこととする。
本実施形態では、駆動ローラ12と第1の従動ローラ14とは、同一のローラ外径を有している。また、前記のように、駆動ローラ12と第1の従動ローラ14とは、互いの軸線J12,J14が同じ高さ位置に配置されている。したがって、上張架部分15aは、床面fに平行に延設されている。本実施形態に係るコンベア装置10は、この上張架部分15aに対して搬送対象物が載せられる。そして、上張架部分15aに載せられた搬送対象物は、ベルト15の回転方向に従って、前方X1側あるいは後方X2側へ搬送されることとなる。
本実施形態では、コンベア装置10は、この上張架部分15aを下方から支持する、それぞれ矩形板状に形成された一対の支持プレート19をさらに含んでおり、各支持プレート19は、その上張架部分15aに対向する上面が、床面fと平行となるような姿勢で、一対のローラ支持フレーム21によって支持されている。すなわち、コンベア装置10は、ベルト15の回転動作に伴って、上張架部分15aが、この一対の支持プレート19上を摺動するように構成されている。本実施形態によれば、このような支持プレート19を設けているので、搬送対象物を上張架部分15aに載せたときに、上張架部分15aが、搬送対象物の重みで撓んでしまうことを防止することができる。
なお、各支持プレート19には、図1に示すように、上張架部分15aに対向する上面に、該上面から僅かに突出するように形成された複数の突起19aが設けられている。支持プレート19の上面からの突起19aの突出量は、たとえば2.5mm〜3.0mmの範囲に選択される。
このように、本実施形態によれば、各支持プレート19に突起19aを設けているので、上張架部分15aと支持プレート19との間に水分が侵入してしまったとしても、その水分に起因して、支持プレート19と上張架部分15aとの間の摺動抵抗が増大してしまうことを防止することができる。
各支持プレート19は、本実施形態では、一対のローラ支持フレーム21にわたって架設される2本の支軸26によって下方から支持されている。各支持プレート19には、この支軸26に対して係合可能な係合溝がそれぞれ形成されており、この係合溝と支軸26とを係合させることで、各支持プレート19の前後方向Xへの移動が規制されている。
また、本実施形態では、各ローラ支持フレーム21の上端部にはそれぞれ、前後方向Xに離間した2箇所の位置において、一対の金属製のブラケット27が、上方に向かって、かつベルト15の左右方向Yの中央部に向かって延びるように、たとえば溶接によって固定して設けられている。そして、金属製で長尺の板状に形成された一対の規制部材28が、その厚み方向が左右方向Yに一致するような姿勢で、一方のローラ支持フレーム21の上端部に設けられた一対のブラケット27と、他方のローラ支持フレーム21の上端部に設けられた一対のブラケット27とによって、互いに対向し、前後方向Xに沿って延びるようにそれぞれ支持されている。このとき、一対の規制部材28は、図3に示すように、ベルト15の左右方向Yの各縁部よりも内側の位置に配置され、また、ベルト15の上張架部分15aに対して僅かに離間するように配置されている。本実施形態に係るコンベア装置10は、このような一対の規制部材28を設けることによって、ベルト15の上張架部分15aに載せられた搬送対象物が、ベルト15の左右方向Yの各縁部から落下してしまうことを防止している。
第2の従動ローラ16は、その軸線J16が左右方向Yに沿って延びるような姿勢で、前後方向Xにおいて、駆動ローラ12と第1の従動ローラ14との間、より詳細には、前方X1側に配置される2本の支柱部23と、後方X2側に配置される2本の支柱部23との略中間位置に配置され、ベルト15の内側から、下張架部分15bに接触するように設けられている。
本実施形態では、図2に示すように、この第2の従動ローラ16の前方X1側および後方X2側に、案内ローラ20が、その軸線J20まわりに回転自在に、一対のローラ支持フレーム21にわたってそれぞれ架設されている。各案内ローラ20は、その軸線J20が左右方向Yに沿って延びるような姿勢で、その上端の高さ位置が、駆動ローラ12および第1の従動ローラ14の各下端の高さ位置と略同一となるように配置され、ベルト15の外側から、下張架部分15bに接触するように設けられている。
第2の従動ローラ16は、この2本の案内ローラ20の間で、コンベア装置1の第1状態においては、図2に示すように、2本の案内ローラ20が設けられている高さ位置よりも若干下方の高さ位置に配置されて、ベルト15の下張架部分15bが巻き掛けられる。この第1状態における第2の従動ローラ16の位置を、第3位置P3と記すこととする。
ローラ移動手段17は、第1の従動ローラ14を駆動ローラ12に近接・離反する方向、すなわち前後方向Xへ移動させるとともに、第1の従動ローラ14の移動に連動して、第2の従動ローラ16を上下に移動させるように構成され、コンベア装置10の状態を、第1の従動ローラ14が第1位置P1に配置され、かつ第2の従動ローラ16が第3位置P3に配置される第1状態と、第1の従動ローラ14が第2位置P2に配置され、かつ第2の従動ローラ16が後述する第4位置P4に配置される第2状態との間で切り換えるための手段として機能する。
より詳細には、ローラ移動手段17は、第1位置P1に配置されている第1の従動ローラ14を、第1位置P1から第1の距離L1だけ前方X1へ離間した第2位置P2へ移動させ、その第1の従動ローラ14の移動に連動して、第3位置P3に配置されている第2の従動ローラ16を、第3位置P3から第2の距離L2だけ下方へ離間した第4位置P4へ移動させることで、コンベア装置10を第1状態から第2状態へ遷移させる。ここで、第2の距離L2は、コンベア装置10の第2状態において、ベルト15に緩みが生じないように決定される。より詳細には、第2の距離L2は、第1状態におけるベルト15の張力と、第2状態におけるベルト15の張力とが略等しくなるように決定される。本実施形態では、第1の距離L1は、400mmに設定されている。
また、ローラ移動手段17は、第2位置P2に配置されている第1の従動ローラ14を第1位置P1へ移動させ、その第1の従動ローラ14の移動に連動して、第4位置P4に配置されている第2の従動ローラ16を第3位置P3へ移動させることで、コンベア装置10を第2状態から第1状態へ遷移させる。
以下、ローラ移動手段17の構造について説明する。ローラ移動手段17は、第2の従動ローラ16をその軸線J16まわりに回転自在に支持するとともに、第1の従動ローラ14に連結され、左右方向Yに沿って延びる軸線J41まわりに回動自在にフレーム11によって支持されるローラ保持部31と、駆動力を発生し、その駆動力をローラ保持部31に伝達して、ローラ保持部31を軸線J41まわりに回動させる保持部駆動手段32とを含んで構成される。
ローラ保持部31は、支軸41と、一対の連結部42と、一対の第1のアーム部43と、一対の第2のアーム部44と、第3のアーム部45とを含んで構成される。
支軸41は、その軸線J41が左右方向Yに沿って延びるような姿勢で、フレーム11のフレーム本体22によって、より詳細には、後方X2側に配置された2本の支柱部23によって、第4位置P4よりも下方の高さ位置で、回転自在に支持される。
一対の連結部42は、互いに同一に構成され、左右方向Yにおいて、一対のローラ支持フレーム21よりも外側にそれぞれ配置される。各連結部42は、前後方向Xに沿って延設され、後方X2側に配置された一端部42aが、第1の従動ローラ14における軸線方向の各端部にそれぞれ連結される。
ここで、一対の連結部42は、図2に示すように、第1の従動ローラ14が第1位置P1に配置されているときに、その他端部42bが、支軸41の軸線J41の位置よりも後方X2側にL1/2だけ離間した位置に配置されるように、その長手方向の寸法が選択されている。
一対の第1のアーム部43は、互いに同一に構成され、左右方向Yに互いに離間して配置され、より詳細には、左右方向Yにおいて、第2の従動ローラ16における軸線方向の各端部が配置されている位置に一致するようにそれぞれ配置される。各第1のアーム部43は、その長手方向が支軸41の軸線J41に対して垂直となる姿勢で、その長手方向の一端部43aが、支軸41に固定され、その長手方向の他端部43bが、第2の従動ローラ16における軸線方向の各端部にそれぞれ連結される。第2の従動ローラ16は、この一対の第1のアーム部43の各他端部43bによって、軸線J16まわりに回転自在に支持される。
一対の第2のアーム部44は、互いに同一に構成され、左右方向Yに互いに離間して配置され、より詳細には、左右方向Yにおいて、第1の従動ローラ14における軸線方向の各端部が配置されている各位置に一致するようにそれぞれ配置される。各第2のアーム部44は、その長手方向が支軸41の軸線J41に対して垂直となる姿勢で、その長手方向の一端部44aが、支軸41に固定され、その長手方向の他端部44bが、各連結部42における他端部42bにそれぞれ連結される。
第3のアーム部45は、その長手方向が支軸41の軸線J41に対して垂直となる姿勢で、その長手方向の一端部45aが、支軸41の長手方向の中央部に固定され、その長手方向の他端部45bが、保持部駆動手段32に連結される。
保持部駆動手段32は、本実施形態では、駆動力発生手段として、複動式の空気圧シリンダ33を有している。空気圧シリンダ33は、内部にピストンを収容するシリンダチューブ34と、長手方向の一端部が前記ピストンに固定され、長手方向の他端部が、シリンダチューブ34の長手方向の一端部から外部へ突出して設けられるピストンロッド35とを含んで構成される。
空気圧シリンダ33は、図2に示すように、後方X2側に配置されている梁部24bと桁部25との連接部に設置される。より詳細には、シリンダチューブ34の長手方向の他端部が、左右方向Yに延びる軸線まわりに回動自在に前記連接部に連結される。また、ピストンロッド35の長手方向の他端部が、第3のアーム部45の長手方向の他端部45bに連結される。
このような構成により、本実施形態では、空気圧シリンダ33を動作させることによって、ピストンの往復運動による駆動力が、ピストンロッド35を介して第3のアーム部45の他端部45bに伝達される。これにより、第3のアーム部45の他端部45bが、支軸41の軸線J41まわりに回動され、これに連動して、支軸41に固定された第1および第2のアーム部43,44もまた軸線J41まわりに回動される。なお、本実施形態では、駆動力発生手段として複動式の空気圧シリンダ33を用いているが、これに限定されず、他のアクチュエータが用いられてもよい。
なお、前記のように、コンベア装置10の第1状態では、すなわち第1の従動ローラ14が第1位置P1に配置されているときには、一対の連結部42の各他端部42bは、支軸41の軸線J41の位置よりも後方X2側にL1/2だけ離間した位置に配置される。したがって、一対の連結部42の各他端部42bに連結される一対の第2のアーム部44の各他端部44bもまた、コンベア装置10の第1状態では、図2に示すように、支軸41の軸線J41の位置よりも後方X2側にL1/2だけ離間した位置に配置される。
また、前記のように、第1位置P1と第2位置P2とは前後方向Xに第1の距離L1だけ離間しているので、コンベア装置10の第2状態では、すなわち第1の従動ローラ14が第2位置P2に配置されているときには、一対の連結部42の各他端部42b、およびそれに連結される一対の第2のアーム部44の各他端部44bは、支軸41の軸線J41の位置よりも前方X1側にL1/2だけ離間した位置に配置されることとなる。
このように、本実施形態では、第1位置P1と第2位置P2との間の距離L1に基づいて、一対の連結部42の各他端部42bが支軸41の軸線J41に対して適当な位置に配置されるように、連結部42の長手方向の寸法が決定されている。したがって、一対の第2のアーム部44を軸線J41まわりに回動させて第1の従動ローラ14を第1位置P1と第2位置P2との間で移動させるときに、一対の連結部42の姿勢を、第1の従動ローラ14の移動方向である前後方向Xに略一致させた状態に維持することができる。したがって、第1の従動ローラ14を第1位置P1と第2位置P2との間で移動させるための駆動力を、一対の連結部42を介して第1の従動ローラ14へ効率よくかつ確実に伝達することができる。
コンベア装置10の第1状態と第2状態とにわたる、ローラ保持部31の軸線J41まわりの回動角度αは、支軸41を設置する高さ位置によって異なり、支軸41を設置する高さ位置は、たとえば、ローラ保持部31を回動角度αだけ回動させたときに、一対の第1のアーム部43によって支持される第2の従動ローラ16が、ベルトが緩まないように予め決定された第2の距離L2だけ鉛直方向Zに移動するような位置に決定される。
あるいは、支軸41を設置する高さ位置を固定しておき、ローラ保持部31を回動角度αだけ回動させたときに、一対の第1のアーム部43によって支持される第2の従動ローラ16が、第2の距離L2だけ鉛直方向Zに移動するように、第2の従動ローラ16が配置される第3位置P3を決定してもよい。
制御部18は、モータMの動作を制御するように構成されている。また、制御部18は、空圧源から空気圧シリンダ33への圧縮空気の供給路に設けられる、図示しないソレノイドバルブの動作を制御することで、空気圧シリンダ33の動作を制御するように構成されている。
ここで、本実施形態では、図1および図2に示すように、各連結部42は、第1の従動ローラ14を後方X2へ付勢する圧縮コイルばね51をそれぞれ備えている。すなわち、各連結部42は、第2のアーム部44に連結される部分と、第1の従動ローラ14に連結される部分とが独立しており、これらの各部分へ付勢力を付与するように圧縮された状態で、圧縮コイルばね51が介装されている。本実施形態では、各連結部42は、第2のアーム部44に連結される部分と、第1の従動ローラ14に連結される部分とのうちの一方が、連結部42の長手方向に沿って延びるスリーブを有し、他方が、そのスリーブに対して遊嵌される軸部を有することで、長手方向に伸縮可能に構成されている。本実施形態によれば、連結部42がこのように構成されているので、使用するにつれてベルト15が当初の長さより伸張したとしても、圧縮コイルばね51の付勢力により、ベルト15を必要な張力以上に維持し、不所望に緩んでしまうことを防止することができる。
以上のような構成により、本実施形態に係るコンベア装置10は、モータMを動作させることによって駆動ローラ12を介してベルト15を回転運動させつつ、空気圧シリンダ33を動作させてローラ保持部31を軸線J41まわりに回動させることによって、コンベア装置10の状態を第1状態と第2状態との間で遷移させることができる。すなわち、コンベア装置10は、ベルト15の回転動作中に、ベルト15が緩むことなく、駆動ローラ12と第1の従動ローラ14との間の距離を、伸張および短縮させることができる。
図4および図5は、本実施形態に係るコンベア装置10の使用の一例を示す図であり、コンベア装置10を、正逆方向に回転可能な従来のコンベア装置1と組み合わせることによって構成された分配装置2を図示している。図4は分配装置2の平面図を示し、図5は分配装置2の側面図を示している。
コンベア装置1は、フレーム3と、水平な軸線まわりに回転可能にフレーム3に支持される駆動ローラ4と、駆動力を発生し、その駆動力を駆動ローラ4に伝達して、駆動ローラ4をその軸線まわりに回転させるローラ駆動手段5と、駆動ローラ4の軸線と平行な軸線まわりに回転可能にフレーム3に支持される従動ローラ6と、駆動ローラ4と従動ローラ6とにわたって巻き掛けられて張架される無端状のベルト7と、コンベア装置10における規制部材28と同様に構成される一対の規制部材8と、その一対の規制部材8を支持するためのブラケット9とを含み、そのベルト7の上張架部分7aの上面が、コンベア装置10におけるベルト15の上張架部分15aの上面と略面一となるように構成されている。
分配装置2は、第1状態とされたコンベア装置10における第1の従動ローラ14をコンベア装置1側に配置し、コンベア装置1における上張架部分7aと、コンベア装置10における上張架部分15aとが平面視で同一直線に沿って延び、かつコンベア装置1とコンベア装置10とが僅かな間隙を空けて離間するように配設されて構成されている。
そして、このように構成される分配装置2に対して、コンベア装置1における上張架部分7aへ搬送対象物を投入するように第1の入力ラインL11が設けられるとともに、コンベア装置10における上張架部分15aへ搬送対象物を投入するように第2の入力ラインL12が設けられている。さらに、コンベア装置1における、コンベア装置10に隣接する側とは反対側の端部の下方には、その端部から落下した搬送対象物が投入される第1の出力ラインL21が設けられ、コンベア装置1とコンベア装置10との間に形成された間隙の下方には、第2の出力ラインL22が設けられ、コンベア装置10における、コンベア装置1に隣接する側とは反対側の端部の下方には、その端部から落下した搬送対象物が投入される第3の出力ラインL23が設けられている。
このように構成される分配装置2によれば、コンベア装置10を第1状態に維持したままで、コンベア装置1およびコンベア装置10を、それぞれのベルト7,15が図5において反時計回りに回転するように駆動することで、第1の入力ラインL11から投入された搬送対象物と第2の入力ラインL12から投入された搬送対象物とを、いずれも第1の出力ラインL21に投入することができる。また、コンベア装置1およびコンベア装置10を、それぞれのベルト7,15が図5において時計回りに回転するように駆動することで、第1の入力ラインL11から投入された搬送対象物と第2の入力ラインL12から投入された搬送対象物とを、いずれも第3の出力ラインL23に投入することができる。
さらに、コンベア装置1をそのベルト7が図5において反時計回りに回転するように駆動し、コンベア装置10をそのベルト15が図5において時計回りに回転するように駆動することで、第1の入力ラインL11から投入された搬送対象物を第1の出力ラインL21に投入しつつ、第2の入力ラインL12から投入された搬送対象物を、第3の出力ラインL23に投入することができる。
一方、制御部18が空気圧シリンダ33を駆動させることによって、コンベア装置10を第1状態から第2状態へ遷移させると、コンベア装置1におけるコンベア装置10に隣接する側の端部と、コンベア装置10におけるコンベア装置に隣接する側の端部との間に形成された間隙が、第1の従動ローラ14の移動距離である第1の距離L1分だけ拡張される。
このように間隙が拡張されることで、コンベア装置1をそのベルト7が図5において時計回りに回転するように駆動させたときには、第1の入力ラインL11から投入された搬送対象物を、その間隙を通して落下させることで、第2の出力ラインL22へ投入可能となる。同様に、コンベア装置10をそのベルト15が図5において時計回りに回転するように駆動させたときには、第2の入力ラインL12から投入された搬送対象物を、その間隙を通して落下させることで、第2の出力ラインL22へ投入可能となる。
したがって、たとえば第1〜第3の出力ラインL21〜L23において、投入された搬送対象物が貯留される各貯留部に、貯留されている搬送対象物が所定の貯留量を超えたことを検出可能なセンサをそれぞれ設けておき、分配装置2全体の制御を司る制御装置が、各センサから与えられる検出信号に基づいて、コンベア装置1におけるベルト7の回転方向、コンベア装置10におけるベルト15の回転方向、およびコンベア装置10の状態(第1状態または第2状態)を制御することにより、第1および第2の入力ラインL11,L12から分配装置2へ投入される搬送対象物を、第1〜第3の出力ラインL21〜L23における搬送対象物の貯留量に応じて、これらの出力ラインL21〜L23へ効率的に分配することができる。
このように、本実施形態に係るコンベア装置10を用いることで、コンベア装置1におけるベルト7の上張架部分7aと、コンベア装置10におけるベルト15の上張架部分15aとに段差を設けることなく、分配装置2を構成することができるようになるので、搬送対象物を入力ラインの数よりも多い数の出力ラインへ効率的に投入することができるようになる。
図6は、本発明の他の実施形態に係るコンベア装置10Aにおける連結部42A付近を拡大して示す側面図であり、図6Aは、コンベア装置10Aを動作させるときの連結部42Aの状態を示し、図6Bは、連結部42Aを折り曲げた状態を示している。本実施形態に係るコンベア装置10Aは、連結部42Aが前述の連結部42と異なっている点を除き、他の構成については前述のコンベア装置10と同様に構成されている。したがって、コンベア装置10Aにおいてコンベア装置10と同一の構成については、同一の参照符を付し、重複する説明を省略する。
本実施形態に係るコンベア装置10Aは、各連結部42Aが、その長手方向の中間部に左右方向Yに延びる軸線J52を有する関節52をそれぞれ有している。つまり、各連結部42Aは、長手方向の一端部が第2のアーム部44の他端部44bに連結され、長手方向の他端部が関節52に軸線J52まわりに回転可能に連結される第1の腕部53aと、長手方向の一端部が第1の従動ローラ14における軸線方向の端部に連結され、長手方向の他端部が関節52に軸線J52まわりに回転可能に連結される第2の腕部53bとを有し、その関節52で折り曲げ可能に構成されている。
なお、関節52と第1および第2の腕部53a,53bの各他端部との連結は、連結部42Aが、空気圧シリンダ33から第2のアーム部44を介して伝達される駆動力を第1の従動ローラ14へ伝達する際に、折れ曲がってしまうことのないように固く連結されているものとし、連結部42Aの折り曲げは、たとえば関節52に対して鉛直方向Zに外力を付与することにより行われてもよい。
本実施形態によれば、上記のように、連結部42Aが関節52で折り曲げ可能に構成されているので、連結部42Aを関節52で折り曲げることにより、第1状態において、第1の従動ローラ14を駆動ローラ12へ近接する方向、すなわち前方X1へ移動させることができる。これにより、駆動ローラ12と第1の従動ローラ14とにわたって巻き掛けられて張架されていたベルト15を緩ませることができる。したがって、ベルト15の内周面の洗浄を容易に行うことができる。
10 コンベア装置
11 フレーム
12 駆動ローラ
13 ローラ駆動手段
14 第1の従動ローラ
15 ベルト
16 第2の従動ローラ
17 ローラ移動手段
18 制御部

Claims (4)

  1. フレームと、
    水平な軸線まわりに回転自在に前記フレームに支持される駆動ローラと、
    駆動力を発生し、該駆動力を前記駆動ローラに伝達して、該駆動ローラをその軸線まわりに回転させるローラ駆動手段と、
    前記フレームの前記駆動ローラから離間した部位に、前記駆動ローラの軸線に平行な軸線まわりに回転自在に支持される第1の従動ローラと、
    前記駆動ローラと前記第1の従動ローラとにわたって巻き掛けられて張架される無端状のベルトと、
    前記駆動ローラと前記第1の従動ローラとの間に配置され、前記ベルトの内側から該ベルトの下張架部分に接触して設けられる第2の従動ローラと、
    前記第2の従動ローラを前記駆動ローラの軸線に平行な軸線まわりに回転自在に支持するとともに、前記第1の従動ローラに連結されるローラ保持部を有するローラ移動手段であって、前記第1の従動ローラを前記駆動ローラに近接する方向へ移動させるのに連動して、前記ベルトが緩まないように前記第2の従動ローラを下方へ移動させ、前記第1の従動ローラを前記駆動ローラから離反する方向へ移動させるのに連動して、前記第2の従動ローラを上方へ移動させるローラ移動手段と、
    前記ローラ移動手段による前記第1および第2の従動ローラを移動させる動作を制御する制御部とを含み、
    前記ローラ保持部は、前記駆動ローラの軸線に平行な軸線まわりに回転自在に支持され、
    前記ローラ移動手段は、駆動力を発生し、該駆動力を前記ローラ保持部に伝達して、該ローラ保持部を回動させる保持部駆動手段をさらに有し、
    前記ローラ保持部は、
    前記駆動ローラの軸線に平行な軸線まわりに回転自在に前記フレームに支持される支軸と、
    長尺に構成され、長手方向の一端部が前記第1の従動ローラの軸線方向の各端部にそれぞれ連結され、前記第1の従動ローラの移動方向に沿って延設される一対の連結部と、
    長手方向の一端部が前記支軸にそれぞれ固定され、長手方向の他端部が前記第2の従動ローラの軸線方向の各端部にそれぞれ連結される一対の第1のアーム部と、
    長手方向の一端部が前記支軸にそれぞれ固定され、長手方向の他端部が前記一対の連結部における長手方向の各他端部にそれぞれ連結される一対の第2のアーム部とを含むことを特徴とするコンベア装置。
  2. 前記一対の連結部は、前記第1の従動ローラを、前記駆動ローラから離反する方向へ付勢する付勢手段をそれぞれ備えることを特徴とする請求項1に記載のコンベア装置。
  3. 前記一対の連結部は、その長手方向の中間部に関節をそれぞれ有し、該関節で折り曲げ可能に構成されていることを特徴とする請求項1に記載のコンベア装置
  4. 前記ローラ駆動手段は、前記駆動ローラを、その軸線まわりの一方に回転させる駆動力と、他方に回転駆動させる駆動力とを発生可能に構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1つに記載のコンベア装置。
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