JP2005096904A - 物品の方向転換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】搬送手段により物品を搬送しながらその方向を転換する場合に、簡単な構成により、方向転換に要する搬送距離が短く、しかも安定的かつ的確に方向転換を行うことの可能な物品の方向転換装置を提供する。
【解決手段】物品2を所定の方向で搬送する搬送手段3と、物品2の前面側端部に当接して物品2を回転させる当接部材20と、上部が当接部材20の側からその反対側へ向けて傾斜した回転軸21に支持され、物品2の後端上辺部の、前記当接部材20とは反対側の側端部近傍を回転しながら前方へ押動する回転押動部材22と、回転押動部材22を回転させるタイミングを検出する検知手段68とを備え、搬送手段3により搬送中の物品2の前面側端部に対する当接部材20の当接と、物品2の後端上辺部の反対側の側端部近傍に対する回転押動部材22による押動作用により物品2の方向変換を行う。
【選択図】図1


Description

本発明は、搬送手段により搬送される物品の方向を転換する物品の方向転換装置に関する。
搬送手段により搬送中の物品の方向を転換する必要は種々の理由から生じる。例えば、流通過程で使用されている樹脂ケースを回収して再使用する場合に、回収された樹脂ケースを搬送手段により搬送しながら、その搬送路の両側から樹脂ケースの両側面に対して洗浄液を吹付けることにより、貼付されたラベル等の汚れを剥離洗浄する洗浄形態を採用する場合には、搬送路の途中で樹脂ケースの方向を90度転換して全ての側面を洗浄する必要が生じることになる(特許文献1参照)。
実公平4−29908号公報
この種の物品の方向転換技術に関しては、エアシリンダにより突出可能に構成された棒状部材の先端部で搬送中の物品の後部側面を押動して方向を転換するものが知られている(特許文献2参照)。しかしながら、この技術的手段の場合には、方向性が不安定で方向転換動作にばらつきが生じるだけでなく、物品を損傷しやすいといった技術的問題があった。さらに、棒状部材の先端部で搬送中の物品の後部側面を押動した際の反動を調整するために、搬送ローラにゴムを巻く等の必要があるといった技術的難点もあった。また、搬送手段の一側に物品に当接する当接部材を設置するとともに、この当接部材に対向する他側に曲面状のガイドプレートをエアシリンダによって下流側の支点を中心に回動可能に設置し、搬送中の物品の前面側端部が前記当接部材に当接して回転を開始するとともに、前記ガイドプレートの揺動により誘導しながら方向転換を行うものが知られている(特許文献3参照)。しかしながら、この技術的手段の場合には、ガイドプレートに沿って方向転換が徐々に行われるため、方向転換に要する距離が長くなったり、物品がガイドプレートに引っかかり停止してしまう事態を避けるため、ガイドプレートをエアシリンダ等によって下流側の支点を中心に前後に回動する必要があるといった技術的難点があった。また、搬送手段の両側にそれぞれの先端部が物品の前面あるいは後面に当接する当接部材を配設し、それらの当接部材の先端部を物品の前面及び後面に摺動させながら、物品の方向転換を行うものが知られている(特許文献4参照)。しかしながら、この技術的手段の場合には、前記樹脂ケースのように物品の側面に凹凸がある場合には適用が困難であるといった問題があった。
特公昭44−24767号公報 実開平2−103022号公報 特表2001−519303号公報
また、搬送手段の上方に、水平方向に回転しながら昇降可能な当接部材を配設し、その当接部材が下降した状態において、後部を係止部材により押圧されながら搬送される物品の前部に当接して、それらの物品の前部に当接した当接部材と後部に係止した係止部材との協働作用により物品の方向転換を行うものが知られている(特許文献5参照)。しかしながら、この技術的手段の場合には、当接部材を水平方向に回転させながら上下に昇降するための機構が複雑になるとともに、搬送手段上には物品の後部を押圧する係止部材の設置が必要とされ、しかも物品を横向きから縦向きに変換することは、機構上困難であるといった技術的難点があった。また、搬送路上を水平方向に横切るように略十字状の羽根体を回転可能な状態に設置しておき、搬送路上を搬送される物品が、前記羽根体の一角に嵌合した状態で羽根体を押し回しながら進行することにより、物品が自ら方向転換を行うように構成したものが知られている(特許文献6参照)。しかしながら、この技術的手段のものは、略十字状の羽根体が物品の進行力により受動的に回転する機構を採用しているため、羽根体がスムーズに回転して方向転換機能が良好に機能し得るかに関しては、物品の搬送状態による影響が大きく、延いては運転状態が制約されるといった技術的問題があった。さらに、方向転換機能を停止して物品を方向転換することなく単に通過させたい場合には対応が困難であった。
実公昭54−31497号公報 特公昭55−37449号公報
本発明は、以上のような従来技術の状況に鑑みて開発したものであり、簡単な構成により、物品の方向転換に要する搬送距離が短く、しかも安定的かつ的確に方向転換を行うことのできる物品の方向転換装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明では、搬送路上の物品を搬送しながらその方向を転換する物品の方向転換装置において、物品を所定の方向で搬送する搬送手段と、前記物品の前面側端部に当接して該物品を回転させる当接部材と、上部が前記当接部材の側からその反対側へ向けて傾斜した回転軸に支持され、物品の後端上辺部の、前記当接部材とは反対側の側端部近傍を回転しながら前方へ押動する回転押動部材と、該回転押動部材を回転させるタイミングを検出する検知手段とを備え、前記搬送手段により搬送中の物品の前面側端部に対する前記当接部材の当接と、その物品の後端上辺部の、前記当接部材とは反対側の側端部近傍に対する前記回転押動部材による押動作用により、物品の方向を変換するという技術的手段を採用した。前記回転押動部材の回転軸の位置に関しては、物品の大きさに応じて調整可能に構成することも可能である。
本発明によれば、以上のように、物品の前面側端部に当接する当接部材と、傾斜した回転軸に支持され、物品の後端上辺部の側端部近傍を回転しながら前方へ押動する回転押動部材との協働作用により、搬送手段により搬送される物品の方向転換を行うように構成したので、簡単な構成により安定的かつ的確な方向転換が可能である。また、前記回転押動部材は物品の後端上辺部を押動するものであり、物品の側面を摺動するものではないことから、側面に補強リブ等の凹凸がある物品に対しても難なく対応することができるとともに、物品に対する損傷も殆ど問題にならない。物品の大きさに応じた型替え作業は、前記回転押動部材の回転軸の前後位置や傾斜状態、回転押動部材の高さ位置等を調整することにより簡便に行うことができる。さらに、前記回転押動部材を邪魔にならない位置に停止させることにより、物品を方向転換することなく単に通過させたい場合にも容易に対応することができる。
物品の前面側端部に当接して該物品を回転させる当接部材としては、その一部が搬送中の物品の前面側端部に当接し得る位置に配設し得るものであれば、適宜の形状の選択が可能である。また、当接部材を進退可能に配設すれば、その当接部材を搬送路から後退させることにより、方向転換することなく物品を通過させる場合に簡便に対応することができる。前記回転押動部材を支持する当接部材の側からその反対側へ向けて傾斜させた回転軸の位置は、調整可能に構成することができる。前述のように、回転軸の前後位置や傾斜状態、高さ位置などを調整して回転押動部材の位置や傾斜状態を調整可能に構成すれば、当該物品に応じた調整が可能である。また、回転軸の搬送方向に対する位置や傾斜状態を調整可能に構成すれば、回転押動部材の動作範囲を搬送方向に沿って調整することができる。さらに、回転軸の回転速度制御を介して回転押動部材の動作速度を調整することも可能である。なお、回転軸の軸長に関しては、場合に応じて適宜の設定が可能である。回転押動部材を回転させるタイミングは検知手段により検出する。この検知手段としては、近接センサや投受光式などの非接触式センサが好適である。因みに、方向転換装置を洗浄室内に配設する場合には、検知手段に吹き上がった汚れなどが付着して誤動作を起さないように、検知手段を室外に設置するようにしてもよい。
以下、図面に基づいて本発明の実施例に関して説明する。図1は本発明を適用した一実施例の要部の配置例を示した概略平面図である。図中、1は方向転換部であり、樹脂ケース等の物品2の方向転換を行う作業領域である。この方向転換部1では、スラットコンベヤ等の平坦な搬送面を有する搬送手段3が採用され、その搬送路上において、上流側の第1洗浄部4からチェーンコンベヤ等からなる上流側搬送手段5を介して搬送される物品2の方向転換を行った上、下流側の第2洗浄部6のチェーンコンベヤ等からなる下流側搬送手段7へ搬送するように構成している。第1洗浄部4では、両側のフレーム8,9に、本実施例ではそれぞれ縦に偏平状の平ノズル10,11を3個ずつ設置した。これらの平ノズル10,11は、物品2の側面の上下方向の全幅に対して洗浄液を噴射できるように、上下方向にずらして設置している。また、第2洗浄部6にも、同様に両側のフレーム12,13に、物品2の側面の上下方向の全幅に対して洗浄液を噴射できるように上下方向にずらして、縦に偏平状の平ノズル14,15を3個ずつ設置した。
しかして、本実施例では、第1洗浄部4において平ノズル10,11による物品2の両側面に対する洗浄を実施し、しかる後方向転換部1にて物品2の方向転換をした上、第2洗浄部6へ搬送して平ノズル14,15による物品2の他の両側面に対する洗浄を実施することにより、物品2の全側面に対する洗浄が行われることになる。因みに、洗浄媒体としては、液体のみのものでもよいが、気液混合流によるものでもよい。洗浄液としては温水が効果的である。なお、第1洗浄部4と第2洗浄部6では、物品2は、上流側搬送手段5あるいは下流側搬送手段7を構成する例えばチェーンコンベヤに設けた突起などに係止して搬送される。また、方向転換部1の搬送手段3の搬送スピードは、上流側搬送手段5の搬送スピードより速くなるように設定し、上流側搬送手段5から搬送される物品2を適宜の間隔に切出して方向転換を行うように構成する。特に横方向で搬送される物品2を縦方向に方向転換する場合には、方向転換部1の搬送手段3の搬送スピードを最も速く設定し、次に下流側搬送手段7の搬送スピード、上流側搬送手段5の搬送スピードの順に設定することにより、方向転換部1の搬送手段3における物品2の方向転換、及び方向転換後の物品2の下流側搬送手段7への搬送をよりスムーズに行うことができる。例えば、図示のように第1洗浄部4及び第2洗浄部6においては物品相互間が密着した状態で洗浄作業を実施し、方向転換部1においては物品2の方向転換に必要な間隔をあける設定も可能である。なお、図中、16〜18はそれぞれ上流側搬送手段5、方向転換部1の搬送手段3及び下流側搬送手段7の駆動用モータである。
次に、本発明に係る方向転換装置の部分に関して詳細に説明する。図2は方向転換装置に関する実施例を示した正面図であり、図3は同実施例を部分的に示した右側面図、図4は図3を上方からみた場合の平面図である。また、図5は図2中に示したA方向からみた矢視図である。図2中の19は方向転換装置全体を示したものであり、前記方向転換部1の搬送手段3の搬送路上に突出して物品2の一方の前面側端部に当接し得る位置に配設した当接部材20と、上部が前記当接部材20の側からその反対側へ向けて傾斜した回転軸21に支持され、物品2の後端上辺部の側端部近傍に回転しながら当接して前方へ押動する、本実施例では図5に示したように120度間隔で設置した3つの回転押動部材22〜24と、後述の回転押動部材22〜24を回転させるタイミングを検出する検知手段を主要素として構成される。なお、回転押動部材の設置数に関しては変更可能であり、1個の場合を含めて適宜の設置数に設定できる。
図2〜図4に示したように、本実施例では、前記方向転換部1の搬送手段3の一方の側壁部25に補強を兼ねた取付板26を重合設置し、この取付板26を介して前記当接部材20及び回転押動部材22〜24の支持機構を搬送手段3の側壁部25に対して設置するようにしている。図示のように、搬送手段3における物品2の方向転換位置に対応する前記側壁部25には、取付板26を挟んで回転押動部材22〜24の支持機構を構成する第1支持部材27を設置した。この第1支持部材27は、取付板26を挟んで側壁部25に対してボルト等の固定具により上下位置調整可能に固定した垂直板部28と、この垂直板部28の上端部に溶接等により一体的に固着した水平板部29と、それらの垂直板部28と水平板部29との内角部に溶接等により一体的に固着した2枚の補強連結板30,31とから構成した。なお、図3に示した32,33は垂直板部28の上下位置調整用の長孔で、回転押動部材22〜24の高さを調整するためのものである。また、第1支持部材27の水平板部29の上部には、第2支持部材34を前後位置調整可能に設置している。この第2支持部材34は、水平板部29の上部に図示しない長孔を介してボルト等の固定具により前後位置調整可能に固定される水平板部35と、この水平板部35の前端部に溶接等により一体的に固着され上方に延びる垂直板部36と、それらの水平板部35と垂直板部36との内角部に溶接等により一体的に固着された2枚の補強連結板37,38とから構成した。
また、前記第2支持部材34の垂直板部36に対して第3支持部材39を傾斜調整可能に設置した。この第3支持部材39は、垂直板部36に面接合した垂直板部40と、この垂直板部40の上端部に溶接あるいは折曲げにより一体的に形成され、搬送手段3側へ向けて斜め上方に延びる傾斜板部41と、それらの垂直板部40と傾斜板部41の両側部に渡って溶接等により一体的に固着された2枚の補強連結板42,43とから構成した。なお、第3支持部材39の垂直板部40は第2支持部材34の垂直板部36に形成した雌ねじに螺入した4本のボルト44により固定するように構成するとともに、その垂直板部40に形成したボルト44挿通用の各挿通孔を図3に示したように長孔45とすることにより、第3支持部材39を第2支持部材34の垂直板部36に沿って傾斜調整可能に構成した。さらに、第3支持部材39の傾斜板部41に対して第4支持部材46を上下位置調整可能に設置した。この第4支持部材46は、図示しない長孔を介してボルト等の固定具により傾斜板部41に沿って斜め上下方向に位置調整可能に固定される平板部47と、この平板部47の上端部を直角に折曲げて形成した前記回転軸21の取付板部48とから構成した。この取付板部48には軸受部49を設置して前記回転軸21を回転可能に支持するとともに、その回転軸21を図示しないギヤあるいは歯付きベルトやチェーン等を介して連結した駆動用モータにより回転駆動するように構成した。
そして、前記回転軸21の上端部には、図2及び図5に示したように、回転板50を介して120度ずつ隔てて前述の3つの回転押動部材22〜24を設置した。これらの回転押動部材22〜24は、それぞれ回転板50に固定した本体部51と、ボルトナット等の連結固定具52により前記本体部51の先端部に角度調整可能に固着した当接押動部53とから構成される。当接押動部53の外周部には必要に応じてゴム等の緩衝材54を付設することができる。さらに、図5に示したように、回転板50に120度ずつ隔てて3つの円弧状の長孔55〜57を形成し、それらの長孔55〜57を介して図2に示した突出部材58をそれぞれ位置調整可能に設置するとともに、前記取付板部48の前記突出部材58の回転軌跡に対応した適宜位置に適宜の近接センサ59を設置し、各回転押動部材22〜24の角度位置に関する制御データが得られるように構成している。
次に、前記当接部材20の支持機構に関して説明する。図2に示したように、当接部材20は、支持板60を介して搬送手段3の搬送路上に突出するように設置した。図3及び図4に示したように、前記第1支持部材27の搬送方向下流側に隣接した位置に取付板26を挟んで垂直板部61をボルト等の固定具により前記側壁部25に固着し、その上部の搬送方向前端部に溶接等により一体的に固着されている水平板部62に対して、図1の前記支持板60を該支持板60に形成した長孔63,64を介してボルト等の固定具により位置調整可能に固定するように構成した。さらに、垂直板部61と水平板部62との内角部は、溶接等により一体的に固着した2枚の補強連結板65,66により連結した。
図2〜図4に示したように、前記当接部材20の支持板60の下部には、途中が直角に折曲げられた折曲げ支持板67を、該折曲げ支持板67に形成した長孔を介してボルト等の固定具により位置調整可能に固定し、その折曲げ支持板67を介して回転押動部材22〜24を回転させるタイミングを検出するための検知手段68を設置した。なお、図4に示したように、検知手段68は、折曲げ支持板67に対して位置調整可能に構成した。図6は検知手段68の部分を拡大して示した部分拡大図であり、図7はそのB−B断面図である。図示のように、前記折曲げ支持板67の水平部の下面には、検知手段68の支持部材69を位置調整可能に固定した。支持部材69の先端部には、一側に物品2に当接して物品の到来を検知する検知ロッド70を備え、他側に断面L字状の折曲げ板71を備えた検知アーム72をその略中央部に設けた支軸73を介して回動自在に支持した。また、支持部材69の下部には、逆U字状の支持板74を固着し、その搬送方向前方側の垂直板部75に近接センサや投受光式などの非接触式のセンサ76を設置し、搬送方向後方側の垂直板部77と前記折曲げ板71の被検知部78との間をスプリング79を介して接続した。そして、図4に示したように、検知ロッド70は、前記当接部材20の直前にセットしている。物品2が未到来の間は、図6に示したようにスプリング79の付勢力により折曲げ板71の被検知部78がセンサ76に近接した状態にあり、物品2の未到来状態を検出する。この場合、折曲げ板71の被検知部78の上端部が支持部材69の下面に当接してストッパ手段として機能する。物品2が到来して検知ロッド70に当接して後方へ押動すると、検知アーム72は、図6において2点鎖線で示したように回動し、折曲げ板71の被検知部78がセンサ76から離間して、物品2の到来状態を検出することになる。
しかして、図1に示した上流側の第1洗浄部4において両側面に対する所期の洗浄作業が終了した樹脂ケース等の物品2は、上流側搬送手段5を介して方向転換部1に搬送され、その方向転換部1の搬送手段3上において以下のように方向転換を行うことになる。搬送手段3上に移載された前記物品2は更に進行して、図4に示した検知ロッド70に当接して後方へ押動すると、前述のように、検知アーム72が回動して、折曲げ板71の被検知部78がセンサ76から離間し、物品2の到来状態を検出する。すると、この物品2の到来状態の検出に基づいて、駆動用モータを介して回転軸21が回転駆動され、この回転軸21の上端部に設置した回転押動部材22〜24が回転を開始する。これにより、図4に示したように、回転押動部材22〜24の先端部の当接押動部53が緩衝材54を介して物品2の後端上辺部の外側の側端部近傍に当接して当該物品2に対する前方への押動を開始する。搬送手段3により搬送される物品2は、検知ロッド70に当接して後方への押動を開始した直後に、今度は当該物品2の内側の前面側端部が前記当接部材20に当接する。この物品2の前面側端部の当接部材20への当接により、当該物品2の内側の前面端部の前進が阻止される結果、前記回転押動部材22〜24の先端部の当接押動部53による当該物品2の後端上辺部の外側の側端部近傍に対する前方への押動作用との協働作用に基づいて、当該物品2は、図4に示したように当接部材20との当接部分を中心に回動して方向転換を開始することになる。なお、図4において、aは本実施例における回転押動部材22〜24の回転中心、bは回転押動部材22〜24を構成する本体部51の先端部の軌跡、cは回転押動部材22〜24を構成する当接押動部53の先端部の軌跡を例示したものである。
そして、図4に示したように、前記回転押動部材22〜24の先端部の当接押動部53による当該物品2の後端上辺部の外側の側端部近傍に対する前方への押動工程が進行するに従って、当該物品2は当接部材20との当接部分を中心に回動して方向転換が進み、当該物品2の前面が前記垂直板部61に支持ロッド80を介して搬送方向に平行に設置されたガイド部材81に当接した状態において方向転換が完了することになる。この場合、回転押動部材22〜24の先端部の当接押動部53の軌跡cに関する設定は、当該物品2の前面側端部が当接部材20に当接した際に、当該当接押動部53が前記物品2の後端上辺部の外側の側端部近傍に対する当接を開始し、当該物品2が丁度90度回転して所期の方向転換を完了した際に、当該物品2の後端上辺部から離間するように、前記第1支持部材27〜第4支持部材46における位置調整及び傾斜調整を介して行う回転軸21の位置及び傾斜状態に関する調整や、回転押動部材22〜24の長さ調整を通じて行うことができる。さらに、以上の回転押動部材22〜24の先端部の当接押動部53の軌跡cに関する設定に加えて、回転軸21の回転速度制御を介して回転押動部材の動作速度を調整するようにすれば、更に良好な方向転換動作が可能になる。因みに、本実施例では、当該物品2に対する1動作を回転押動部材22〜24が120度回転することによって実行するように設定し、順次搬送される物品2に対応して以上の方向転換動作を繰返すことになる。そして、方向転換が完了した物品2は、搬送手段3により第2洗浄部6へ搬送され、残りの他の両側面に対する洗浄が実施されることになる。なお、図示は省略したが、各搬送路の両側には物品2の搬送を案内するためのガイド部材が設置される。
本発明を適用した一実施例の要部の配置例を示した概略平面図である。 方向転換装置に関する実施例を示した正面図である。 同実施例を部分的に示した右側面図である。 図3を上方からみた場合の平面図である。 図2中に示したA方向からみた矢視図である。 検知手段の部分を示した部分拡大図である。 図6のB−B断面図である。
符号の説明
1…方向転換部、2…物品、3…搬送手段、4…第1洗浄部、5…上流側搬送手段、6…第2洗浄部、7…下流側搬送手段、8,9…フレーム、10,11…平ノズル、12,13…フレーム、14,15…平ノズル、16〜18…駆動用モータ、19…方向転換装置全体、20…当接部材、21…回転軸、22〜24…回転押動部材、25…側壁部、26…取付板、27…第1支持部材、28…垂直板部、29…水平板部、30,31…補強連結板、32,33…長孔、34…第2支持部材、35…水平板部、36…垂直板部、37,38…補強連結板、39…第3支持部材、40…垂直板部、41…傾斜板部、42,43…補強連結板、44…ボルト、45…長孔、46…第4支持部材、47…平板部、48…取付板部、49…軸受部、50…回転板、51…本体部、52…連結固定具、53…接押動部、54…緩衝材、55〜57…長孔、58…突出部材、59…近接センサ、60…支持板、61…垂直板部、62…水平板部、63,64…長孔、65,66…補強連結板、67…折曲げ支持板、68…検知手段、69…支持部材、70…検知ロッド、71…折曲げ板、72…検知アーム、73…支軸、74…支持板、75…垂直板部、76…センサ、77…垂直板部、78…被検知部、79…スプリング、80…支持ロッド、81…ガイド部材


Claims (2)

  1. 搬送路上の物品を搬送しながらその方向を転換する物品の方向転換装置において、物品を所定の方向で搬送する搬送手段と、前記物品の前面側端部に当接して該物品を回転させる当接部材と、上部が前記当接部材の側からその反対側へ向けて傾斜した回転軸に支持され、物品の後端上辺部の、前記当接部材とは反対側の側端部近傍を回転しながら前方へ押動する回転押動部材と、該回転押動部材を回転させるタイミングを検出する検知手段とを備えたことを特徴とする物品の方向転換装置。
  2. 前記回転押動部材の回転軸の位置を物品の大きさに応じて調整可能に構成した請求項1に記載の物品の方向転換装置。

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CN107303730A (zh) * 2016-04-17 2017-10-31 杨四清 一种阀柄自动识别挑选装置

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