JP6278289B1 - 包装袋の口封装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成で高い封止能力を持つ口封装置を提供する。【解決手段】ヒーター部2およびクーラー部3とこれらを前端面の前方に横並びにして支持する支持フレーム1を備え、コンベア装置8の搬送路に対して出没可能に回転するように支持フレーム1の後端部が搬送路の外側で軸支されて成る封止ユニット100を、ストッパー板70の位置まで搬送された包装袋200に接触可能な位置に移動させて停止させる。包装袋200がストッパー板70の位置まで搬送され、当該ストッパー板や押圧フレーム60によって包装袋200の動きが規制されると、封止ユニット100が回転を開始し、その回転に応じてヒーター部2およびクーラー3が順に包装袋200の封止片70に接触し、封止片の裏面の接着剤の溶融・固化が生じて包装袋200が封止される。封止ユニット100は、包装袋200の搬送を妨げない位置まで回転して停止する。【選択図】図1

Description

本発明は、裏面に接着層が設けられた封止部を備える開口部が一端に設けられた包装袋を自動的に封止する装置に関する。
小麦粉,粉末飼料,鉱物粉などの粉体をパッキングする目的に使用される包装袋の一種として、図8(1)に示すような「内弁口封式」と呼ばれる包装袋200が知られている。内弁口封式の包装袋200では、内向きの弁体201とホットメルト系の接着剤が裏面に塗布された封止片202とを備える開口部203が上端面の一隅に形成されており、封止片202を弁体201に押し付けながら加熱し、その直後に再び封止片202を弁体201に押し付けながら冷却することによって、図8(2)に示されるように、封止片202と弁体201とが密着して固定された状態になる。
上記の封止処理を自動で行う装置として、横倒しされた袋を搬送するコンベアの側方に、ヒーター部およびクーラー部を、搬送方向に沿って並ぶように配置した構成の装置が知られている(たとえば特許文献1,2。)。
特許文献1に記載された装置では、ヒーター部に相当する加熱板やクーラー部に相当する冷却板を、それらの面がコンベアの進行方向に対して直交するようにエアシリンダにより支持し、搬送されてきた袋が加熱板や冷却板に当たったときに一時的にコンベアを停止させて加熱板または冷却板を一定時間封止片に接触させた後に、この板をコンベア側部に逃がして袋を進行させる。また、この装置には、加熱板より上流になる位置にエアノズルを備えた弁口清掃板が配備され、ここで弁体やその付近に付着した粉が除去されてから上記の封止処理が行われる。この弁口清掃板も,エアシリンダによってコンベアの進行方向に直交する姿勢からコンベアの側部に沿う姿勢へと切り替えられる(特許文献の第3頁右上欄〜第4頁右下欄,第1図,第2図,第4図を参照。)。
特許文献2に記載された装置では、ヒーター部やクーラー部は所定の角度で傾斜するようにエアシリンダーにより付勢され、包装袋は開口部が進行方向の最も前方になるように傾斜した姿勢に調整されて搬送される。搬送中の包装袋の封止片がヒーター部またはクーラー部に接触すると、そのエアシリンダが縮むことによって、袋の搬送を妨げることなく加熱や冷却を行うことができる(特許文献2の段落0025〜0027,図5,6を参照。)。
上記の特許文献1,2とは異なるタイプとして、特許文献3には、開口部をコンベアの一側縁に対向させた状態で包装袋を搬送し、その包装袋の封止片にヒータ部(熱板)を当接させた後にスライドさせる方法によって封止片に押圧力を加えながら接着剤を溶着する構成の装置が開示されている(特許文献3の段落0030〜0031,図8,9を参照。)。このヒーター部をスライドさせる機構の動力源もエアシリンダである。
特許文献3に示されているのはヒーター部のみであるが、ヒーター部とクーラー部とを横並び状態で一体に支持し、これらを特許文献3と同様の方法でスライドさせる方式の装置も実用化されている。
特開昭62−220425号公報 特開2008−18945号公報 特開2004−331075号公報
特許文献1,2に記載されたような、ヒーター部とクーラー部とが搬送路の長さ方向に沿って間隔をあけて配置された構成の装置では、加熱が完了してから冷却が開始されるまでの間に封止片に浮きやずれが生じ、封止が不完全になるおそれがある。またヒーター部やクーラー部を動かす機構が個別に必要になるため、構成が複雑になる。
ヒーター部およびクーラー部が一体化された封止ユニットを、特許文献3に記載されたようなスライド方式で動かす構成の装置では、加熱処理後の封止片に浮きやずれが生じないうちに冷却処理を開始することができ、封止の性能の向上が見込める。しかし、封止ユニットをスライドさせる機構や、包装袋に対して封止ユニットを接近および離反させるための機構が必要であるため、構成を簡単にすることは困難である。
本発明は、上記の問題に着目してなされたもので、簡易な構成で高い封止性能を持つ口封装置を提供することを課題とする。
本発明に係る装置は、裏面に接着層が設けられた封止部を備える開口部が一端部に設けられた包装袋(その代表例が内弁口封式の袋である。)が内容物が充填されかつ未封止の状態で搬送される搬送路において、前記封止部を表側から押圧しながら接着層の溶融および固化を行うことにより包装袋の開口部を封止するものである。この装置は、前記封止部に接触させるヒーター部およびクーラー部、ならびにこれらを前端面の外側に横並びにして支持する支持フレームを備える封止ユニットと、封止ユニットの全体を回転させる回転機構と、搬送路に搬入されて封止ユニットに接触可能な位置まで搬送された包装袋をその位置から動かぬように保持する保持部材と、回転機構の動作を制御する制御装置とを備える。
上記の封止ユニットの支持フレームは、ヒーター部およびクーラー部と共に包装袋の搬送範囲に対して出没可能に回転するように、後端部が軸支される。なお、この軸支の場所は、搬送路より外側であることが望ましいが、包装袋の搬送を妨げない位置まで封止ユニットを回転させることができるのであれば、これに限定されるものではない。たとえば搬送路より上方で搬送路の側にやや突出させた部材の当該突出部分に、支持フレームを支持させてもよい。
制御装置は、上記の封止ユニットが、包装袋が保持部材により保持される位置に到着するより前に当該包装袋の搬送を妨げる位置に移動して停止すると共に、保持部材による包装袋の保持が開始されたことに応じてクーラー部からヒーター部に向かう方向に沿って回転して当該包装袋の搬送を妨げない位置に移動するように、回転機構の動作を制御する。
上記構成の口封装置によれば、封止対象の袋を、その開口部を搬送方向の前方(搬送路の下流側)に向けてコンベア装置に載せて封止ユニットに接触可能になる位置まで搬送して、保持部材により包装袋の動きを規制しながら回転機構を作動させることによって、封止部にヒーター部およびクーラー部を順に接触させて押圧しながら加熱処理と冷却処理とを連続で実施することができる。この処理が完了した封止ユニットは包装袋の搬送を妨げない位置に移動し、封止ユニットにより塞がれていた搬送路上の空間が開放されるので、保持部材による規制を解除してコンベア装置を動かすことによって、封止後の包装袋を搬出することができる。
上記の封止ユニットの支持フレームは、ヒーター部およびクーラー部を保持部材に保持されている包装袋に接触する位置から包装袋の搬送の妨げとならない位置まで移動させることができるものであれば、特に形状は問わないが、できるだけ小型で封止ユニットの回転に必要な空間も小さくなるような形態にするのが望ましい。たとえば、軸支されている後端部からヒーター部およびクーラー部を支持する前端部に向かうにつれて幅が広がる扇状または略三角形状の部材を支持フレームとすることができる。
本発明の一実施形態による口封装置では、制御装置は、ヒーター部がクーラー部よりも搬送路の上流側(包装袋に近い側)に位置するように両者の並び方向を搬送路に対して斜めに向けて配置される姿勢を前記封止ユニットの初期姿勢として、前記保持部材による包装袋の保持が開始される前の封止ユニットがこの初期姿勢をもって停止するように回転機構の動作を制御する。この実施形態によれば、搬送路上における封止ユニットの回転範囲を小さくでき、保持部材により規制されるときの包装袋の近傍位置に封止ユニットを配置することができ、また回転開始後すぐにヒーター部を包装袋の封止片に接触させることができる。
本発明の他の実施形態による口封装置では、回転機構に、モータとこのモータの回転を支持フレームの支持軸に伝達するための駆動軸が含まれ、当該駆動軸は、保持部材による包装袋の保持が開始されたことに応じて回転を開始した封止ユニットがその回転によって前記搬送路の上流側に変位するように、支持軸の軸中心に対して偏心する関係をもって当該支持軸に一体に設けられる。
上記の実施形態によれば、回転機構の回転に伴って封止ユニットを搬送路の上流側(包装袋の側)へと変位させることができるので、包装袋におけるヒーター部やクーラー部との接触範囲を広げ、ヒーター部やクーラー部による押圧力を高めることができる。よって、封止部全体に十分な押圧力をかけながら加熱や冷却を行うことができ、封止性能を向上させることができる。
本発明の他の実施形態による口封装置では、ヒーター部およびクーラー部が、それぞれ弾性部材を介して支持フレームの前端部より前の位置で揺動自由に支持される。この構成によれば、包装袋に対するヒーター部やクーラー部の押圧力が強すぎる場合には、包装袋からの反発力によってヒーター部やクーラー部を支持フレームの側へと押し戻して押圧力を和らげることができ、常に封止部を適度な力で押圧することができる。
本発明において粉体が充填された包装袋を封止対象とする場合には、封止ユニットのヒーター部に対してクーラー部とは反対側の側方位置に、開口部の清掃用のエアを送出するためのエアノズルを備えるクリーニング部を配備するのが望ましい。この場合の制御装置は、保持部材による包装袋の保持が開始されたことに応じて、所定時間エアノズルにエアの送出を行わせてから回転機構の回転を開始する。これにより、前工程で開口部付近や封止片に付着した粉体を吹き飛ばしてから加熱処理や冷却処理を行うことができ、封止を万全にすることができる。
本発明によれば、保持部材により包装袋の動きを規制しながら封止ユニットを回転させることによって、包装袋の封止片に対するヒーター部による加熱処理とクーラー部による冷却処理とを連続的に実施すると共に、処理後の封止ユニットを包装袋の搬送を妨げない位置に移動させて、封止が完了した包装袋を搬出することができる。このようにヒーター部およびクーラー部を一体化して両者を共通の動力源で動かすことによって封止処理のための構成を簡易にすることができる。また接着剤の溶融後すぐに冷却処理を施すことができ、高い封止性能を確保することができる。
本発明の一実施例にかかる口封装置の主要構成を表す上面図である。 上記の口封装置の主要構成を表す正面図である。 上記の口封装置の右側面図である。 封止ユニットおよびその近傍の構成を拡大して表した上面図である。 封止ユニットの前方側の外観(クリーニング部のシャッター板が閉じている状態)を表した斜視図である。 封止ユニットの前方側の外観(クリーニング中)を表した斜視図である。 包装袋に対する封止処理が開始される直前の状態を表した上面図である。 エアノズルによる清掃処理が実行されている状態を表した上面図である。 ヒーター部による加熱処理が実行されている状態を表した上面図である。 クーラー部による冷却処理が実行されている状態を表した上面図である。 封止処理が完了して封止ユニットが包装袋の搬送を妨げない位置に移動した状態を表した上面図である。 封止処理の一連の手順を表したフローチャートである。 内弁口封式の袋の封止前および封止後の状態を表した斜視図である。
図1〜3は、粉体が充填された内弁口封式の包装袋200(図8(1)参照。)を受け付けてその開口部203を封止する目的に用いられる口封装置SDの一構成例を表したものである。この口封装置SDは、駆動部82を備える台部81の上にベルトコンベア80が配設されて成るコンベア装置8と、このコンベア装置8の上方に立設されるカバーフレーム9と、カバーフレーム9の内部や天板93の上に配置される機械類と、機体の近傍位置に配備される制御装置(図示省略)とにより構成される。
図1は、この口封装置SDのカバーフレーム9の天板93より下の構成を表した平面図(天板93を取り除いたもの)であり、図2は、カバーフレーム9の前板94より後方の構成を表した正面図(前板94を取り除いたもの)である。図3は、主要部全体を下流側から見た状態を表す側面図である。
カバーフレーム9のベルトコンベア80の始端側の端面(図1,2中の左手側)には、封止対象の包装袋200(以下単に「袋200」という。)を受け入れる搬入口91が設けられる。カバーフレーム9のベルトコンベア80の終端側の端面(図1,2中の右手側)には、封止が完了した袋200を送り出す搬出口92が設けられる。
コンベア装置8の上流側および下流側にはそれぞれ移送用のコンベア装置301,302が設けられる。上流側のコンベア装置301は、自動袋詰装置や整形装置などによる処理を経た粉体入りの袋200を口封装置SDまで搬送する。下流側のコンベア装置302は、口封装置SDでの封止が完了した袋を受けて、これをピッキングロボットなどが配備された後処理工程へと搬送する。
カバーフレーム9の内部では、搬出口92の側に最も重要な構成要素である封止ユニット100が配備され、この封止ユニット100の回転範囲より手前に一対のガイドフレーム90A,90Bが配備される。各ガイドフレーム90A,90Bは一端部が斜めに曲げられた板状の金属フレームであって、その屈曲部分97A,97Bの屈曲方向側の面に一対の支持棒(96A,96Aまたは96B,96B)が垂直姿勢で連結されている。
カバーフレーム9の前板94および後板95には、それぞれ上記の支持棒96A,96Bを通すための一対の取付穴(図示せず。)が設けられている。これらの取付穴から支持棒96A,96Bを前板94または後板95に通してその板の表面でネジ止めすることによって、各ガイドフレーム90A,90Bは、各々の屈曲部分97A,97Bを搬入口91に向けてベルトコンベア80の上面よりやや上方に起立する姿勢で支持される。
前方側のガイドフレーム90Aは、封止ユニット100の回転を妨げないように、後方側のガイドフレーム90Bより短く形成されると共に、搬出口92の側を向く端部にも若干の曲げ加工が施されている(図1を参照。)。後板95に連結されるガイドフレーム90Bの支持棒96Bは前側の支持棒96Aより長く、支持棒96B,96Bの機体内部への挿入長さを調整することによって、ベルトコンベア80の幅方向におけるガイドフレーム90Bの位置が調整される。この調整によって、各ガイドフレーム90A,90Bの間隔を封止対象の袋200の幅に応じた大きさに設定して、ベルトコンベア80の幅方向に対する袋200の位置ずれを防ぐことができる。
ガイドフレーム90A,90Bが配備される範囲の上方には、矩形状の押圧面を有する押さえフレーム60とこの押さえフレーム60を昇降可能に支持するエアシリンダ61とによる押さえ部材6が設けられる。エアシリンダ61の本体はカバーフレーム9の天板93の上に起立姿勢で固定され、天板93を貫通したロッド62の先端に押さえフレーム60が連結されている。ロッド62の伸張に応じて下降した押さえフレーム60により袋200に所定の押圧力がかけられることによって、ベルトコンベア80に対する袋200の動きが規制される。
さらにカバーフレーム9の内部の後方のガイドフレーム90Bの近傍位置には、ストッパー機構7が設けられる。このストッパー機構7は、ガイドフレーム90Bと後板95との間の空間に配備されたエアシリンダ71,このエアシリンダ71のロッド72の先端に連結されたリンク部材73,リンク部材73にかみ合う三角柱状の支持部材74,およびストッパー板70により構成される(図1および後述する図4を参照)。ストッパー板70は一端部がリンク部材73により支持され、エアシリンダ71のロッド72が伸びているときにベルトコンベア80の搬送方向に直交する閉鎖姿勢となる。またロッド72が縮むと搬出口92の側へと回転してベルトコンベア80の側縁に沿う開放姿勢になる(後述する図6−5を参照。)。
この実施例では、封止ユニット100を作動させる前にコンベア装置8を停止させると共に、その停止より前に上記のストッパー板70を閉鎖姿勢に設定することによって、袋200を封止に適した場所で停止させるようにしている。
なお、ストッパー板70は、封止対象の袋200の前面の開口部203を含まない範囲に接触する大きさのものである。封止対象の袋200は、開口部203がストッパー板70に当たらない方向を向くように、開口部203の側をガイドフレーム90Aおよび前板94の方に向けた姿勢で搬送される。
前板94のガイドフレーム90Aに対向する範囲の終端位置には、透過型の光電センサの投光部P1が配備され、後板95には当該光電センサの受光部P2が配備される。投光部P1と受光部P2とは、前板94および後板95ならびにこれらに対向するガイドフレーム90A,90Bに形成された透光穴(図示せず。)を介して対向するように位置合わせされている。よって、両者の間に袋200が入ると受光部P2が遮光状態になる。制御装置は、この受光部P2からの検出信号の変化を受けてコンベア装置8を停止させ、押さえ部材6や封止ユニット100を作動させる。
カバーフレーム9の天板93は、長さ中央部より搬出口92側の端縁までの範囲で前方に張り出し、また前板94も同じ範囲が開口されてその開口部の周縁も前方に突出し、この突出部分と天板93の張り出し部分とが一体となって封止ユニット100の待避部98が形成される。この待避部98の底面も開口され、その開口部に、後述するエアノズル40により飛ばされた粉体を受けるための集塵フード99が取り付けられる。
図4は、封止ユニット100およびその近傍の構成を拡大して表した上面図(押さえフレーム60は上昇して作図の視点より高い場所にある。)である。図5−1および図5−2は当該封止ユニット100の前面側の外観を表す斜視図である。図6−1〜図6−5は、図4と同じ高さ位置から見た上面図を用いて、封止ユニット100により実施される封止工程の流れを表すものである。
以下、これらの図を参照に加えて、封止ユニット100の詳細な構成を説明する。
この実施例の封止ユニット100は、扇子型の支持フレーム1の前端面11の前方に、クリーニング部4とヒーター部2とクーラー部3とが横並びに配置かつこれらが支持フレーム1に連結され、支持フレーム1の後端部が支持軸10により支持された構成のものである。支持軸10は、ギヤードモータ51を動力源とする回転機構5の駆動軸50の外周面に一体に設けられ、駆動軸50と共に回転する。
図2および図3に示すように、駆動軸50はベルトコンベア80の前方のフレーム部分(先に述べた待避部98の後方側の支柱にあたる。)に軸受け部材12を介して連結され、その連結によって支持軸10もベルトコンベア80の袋200が搬送される範囲より外側に配置される。支持フレーム1は、この支持軸10に取り付けられた一対のナット部材13,13の間に挟まれてベルトコンベア80の上面より高い位置で支持される。
ヒーター部2は、所定の厚みを持つ金属製の本体20に一対のカートリッジヒータ21,21および温度センサ22が挿入された構成のものである。カートリッジヒータ21は図示しないコード線を介して電源に接続され、温度センサ22も図示しないコード線を介して制御装置に接続される。
クーラー部3は、前面が開口された金属製のケース体30aとこのケース体30aの開口部分を塞ぐ金属製のカバー30bとから成る本体30に、ボルテックスチューブ31が連結された構成のものである。ボルテックスチューブ31は後述するエア供給装置101から圧縮空気の供給を受けて冷却風を生成し、これをクーラー部3の本体30に送り込む。本体30のケース体30aの内面には空気通路(図示せず。)が設けられ、その終端位置に上面に連通する排気マフラー36が配備され、これらの内部を冷却風が通過することによって本体30に冷却機能が発生する。なお、クーラー部3の本体30にも温度センサ32が挿入され、図示しないコード線を介して制御装置に接続される。
ヒーター部2やクーラー部3の本体20,30の表面は、支持フレーム1の前端面に沿うように緩やかに湾曲している。またこれらの本体20,30は板状の支持フレーム1に対して上下両方向に同程度突出すると共に、各本体20,30の下端縁がベルトコンベア80の上面すれすれの高さになるように、本体20,30の長さおよびこれらの支持位置の高さが調整されている。
ヒーター部2では本体20の幅方向の一端部に、クーラー部3ではカバー30aの裏面の幅方向の一端部に、それぞれ支柱部材23,33が設けられると共に、これらの支柱部材23,33が金属ピン24,34を介して支持フレーム1の前端面11に連結される。また各本体20,30の支柱部材23,33とは反対側の端部は、圧縮コイルバネ25,35やその止め部材(符号省略)を介して支持フレーム1の上面に連結される。これらの連結によって、各本体20,30は、支持フレーム1の前端面11よりも前方で、支柱部材23,33を軸として揺動可能に支持される。
クリーニング部4は、エアノズル40,そのエアーノズル40とヒーター部2との間の隙間を塞ぐシャッター板41,シャッター板41を支持するヒンジ部44およびエアシリンダ42などを備える。
エアノズル40は、支持フレーム1の中央部に立設された柱部材14とこの柱部材14に連なる一対のブラケット15,16を介して、ヒーター部2からやや離れた位置に吊り支持される(図2を参照。)。エアシリンダ42の本体は、支持フレーム1の下面側に突出した上記の柱部材14の端縁部に連結部材(符号省略)を介して取り付けられて支持される。
ヒンジ部44は、ヒーター部2やクーラー部3の支柱部材23,33と同様に、支持フレーム1の前端面11に金属ピン(符号省略)を介して連結され(図4を参照。)、シャッター板41の一側縁を支持する。エアシリンダ42のロッド43は、シャッター板41の裏面のヒンジ部44に連結されていない側の側縁部に連結され、このロッド43が伸びているとき、シャッター板41がエアノズル40に隣接する閉鎖状態となる(図5−1および図6−1を参照。)。ロッド43が縮むと、シャッター板41が後退してエアノズル40から離れる開放状態になり、その状態下でノズル孔40aからエアが送出される(図5−2および図6−2を参照。)。
つぎに、図2,図3および図4を参照して、上記構成の封止ユニット100を回転させる回転機構5について説明する。この実施例の回転機構5は、封止ユニット100の支持軸10に一体に設けられて軸受け部材12に支持される駆動軸50,カバーフレーム9の天板93の上に配備されて駆動軸50に連結されるギヤードモータ51(以下、単に「モータ51」という。),このモータ51の回転の初期位置と終点位置とを検出する回転位置検出部52などにより構成される。
回転位置検出部52は、モータ51の軸の上端に連結された金属製の検出片Rと一対の近接センサQ1,Q2とから成る。一方の近接センサQ1はモータ51が回転範囲の初期位置に達したときに検出片Rに対向する位置に配備され、他方の近接センサQ2はモータ51が回転範囲の終点位置に回転したときの検出片Rに対向する位置に配備される。
回転範囲の初期位置は、封止ユニット100が図4に示す姿勢、すなわちクリーニング部4のエアノズル40が前方側のガイドフレーム90Aに対向し、ヒーター部2およびクーラー部3がベルトコンベア80の上方にあり、かつヒーター部2がクーラー部3よりも上流に位置するように両者の並び方向が袋200の搬送方向に対して斜めになる姿勢をとる位置に、設定される。
この実施例では、上記の初期位置にあるときの封止ユニット100の支持軸10の軸中心に対して回転機構5の駆動軸50が上流側(袋200に向かう側)および前方側にずれるように、支持軸10に対して駆動軸50を偏心させている。よって、駆動軸50を図4中の反時計回り方向に回転させることによって、封止ユニット100は、上流側へと変位しながら回転し、それによりヒーター部2やクーラー部3の本体20,30を袋200の封止片202に接触させて押圧力をかけることが可能になる(図6−3,図6−4を参照。)。
図6−5に示す回転範囲の終点位置では、ヒーター部2・クーラー部3・クリーニング部4を含む封止ユニット100の全体が前方のガイドフレーム90Aより前方に位置し、その殆どが待避部98(図1,3を参照。)に含まれる状態になる。
上記の構成に加え、この実施例の口封装置SDには、レギュレータ102や操作盤103を備えるエア供給装置101(図2,3参照)が設けられる。この実施例のエア供給装置101は、各エアシリンダ61,71,エアノズル40に対し、ユーザの調整操作に応じてエアの供給量を調整できるように設計されている。
図示を省略した制御装置は、装置を始動および停止させるためのスイッチを含む操作パネルを備えた機体の内部に、コンピュータを含む制御基板が設けられた構成のものである。制御装置は、前述の温度センサ22,32からの検出信号に基づいてカートリッジヒータ21への電源のオン・オフ動作やボルテックスチューブ31へのエア供給のタイミングを制御することによって、ヒーター部2やクーラー部3の温度を調整する。また制御装置は、光電センサの受光部P2や近接センサQ1,Q2からの検出信号に基づき、モータ51やコンベア装置8の駆動部82の動作、各エアシリンダ42,61,71に対するエアの給排の量やタイミングなどを制御することによって、包装袋200に対する封止処理を実施する。
図7は、上記の口封装置SDにおいて、1つの袋に対して実施される処理の手順を示すフローチャートである。以下、このフローチャートおよび先の図5および図6を参照して、口封装置SDで行われる処理の詳細を説明する。
この手順は、コンベア装置8が上流工程から搬送される袋200を受け入れるために作動したことに応じて開始される。制御装置は、まず、ストッパー板70を袋200の搬送方向に直交する閉鎖姿勢に設定し(ステップS1)、つぎにモータ51を動かして封止ユニット100を図4に示した初期姿勢をとる位置まで動かして停止させる(ステップS2)。
この後、前段の工程から送られた袋200が搬入口91に到着してカバーフレーム9の内部に搬入され、光電センサからの信号がオフ状態(受光状態)からオン状態(遮光状態)に変化すると、制御装置は袋200が検出されたと判定(ステップS3が「YES」)する。制御装置はさらに一定時間が経過するまで待機し、その時間が経過(ステップS4が「YES」)したことに応じてコンベア装置8を停止させる(ステップS5)。なお、ステップS4に関して設定される時間は、光電センサに対応する位置から閉鎖姿勢のストッパー板70に接触する位置まで袋200が進行するのに必要な時間長さ(これら2箇所の間の距離と搬送速度とから算出される。)に設定される。
さらに制御装置は押さえ部材6の押さえフレーム60を降下させ、それより袋200に所定の押圧力が加えられる(ステップS6)。この押圧力とストッパー板70と両側のガイドフレーム90A,90Bとによって袋200は前後方向および左右方向のいずれにも動けない状態で保持される(図6−1を参照。)。このときの袋200の封止片202は、クリーニング部4のシャッター板41に接触し、その近傍の箇所がヒータ部2のクリーニング部4の側の端縁部に接触する状態になる。
つぎのステップS7で、制御装置は、封止ユニット100のクリーニング部4のエアシリンダ42を作動させてシャッター板41を開放し、一定時間、エアノズル40からエアを送出させる。送出されたエアは、封止片202と弁体201との間に入って封止片202が開放されたシャッター板41の方へと動かされ、弁体201の表面や封止片202の裏面に付着していた粉体がエアにより吹き飛ばされる(図5−2,図6−2を参照。)。
一定時間が経過すると、制御装置は、エアの送出を終了して回転機構5のモータ51に回転を開始させる(ステップS8)。この回転力は駆動軸50を介して支持軸10および支持フレーム1に伝えられて封止ユニット100の全体が回転する。そして、まずヒーター部2が袋200の封止片202に接触する状態になり(図6−3)、その押圧力により封止片202が弁体201に押し付けられ、加熱作用を受けて裏面の接着剤が溶ける。その後、ヒーター部2が袋200より前方に移動してクーラー部3が封止片202に接触する状態になり(図6−4)、その押圧力によって封止片202が弁体201に押し付けられ、冷却作用を受けて接着剤が固化する。
上記一連の動作によって、封止片202は弁体201に密着して固定された状態になり、袋200の封止が完了する。制御装置は、封止ユニット100がさらに回転して、回転位置検出部52の近接センサQ2からの信号により終点位置に到達したと判別すると(ステップS9が「YES」)、モータ51を停止させる。これにより封止ユニット100の回転が終了する(ステップS10)。
さらに制御装置は、押さえ部材6の押さえフレーム60を上昇させて袋200への押圧を解除し(ステップS11)、ストッパー板70を開放姿勢にし(ステップS12)、コンベア装置8を再始動する(ステップS13)。ステップS8〜S10の処理によって封止ユニット100は前方の待避部98へと移動しているので、ストッパー板70が開放されたことによって袋200の前進の妨げとなる部材はなくなり、再始動したコンベア装置8によって封止完了後の袋200は搬出口92から搬出される。
その後、光電センサからの検出信号がオフ状態(受光状態)に戻り、さらに所定時間が経過すると、制御装置は袋200の搬出が完了したと判定し(ステップS14が「YES」)、フローチャートの最初に戻る。よって、ストッパー板70が閉鎖姿勢に戻り(ステップS1)、封止ユニット100も再び初期位置に移動し(ステップS2)、以下、次の袋200に対して上記と同様の手順が実行される。なお、図示を省略したが、クリーニング部4のシャッター板41も、封止ユニット100が初期位置に戻る直前に開放状態から閉鎖状態に戻される。
上記のとおり、この実施例の口封装置SDでは、一対のガイドフレーム90A,90Bの間に搬入されて封止ユニット100に接触可能な位置まで進行した袋200の動きを、押さえ部材6やストッパー機構7によって規制し、その規制状態下で封止ユニット100を回転させることによって、ヒーター部2およびクーラー部3を袋200の封止片202に順に接触させて加熱処理および冷却処理を行うことができる。
図6−1〜図6−3に示すように、初期位置の封止ユニット100では、クリーニング部4のエアノズル40が袋200の封止片202の直近位置に配置されるので、封止片202や弁体201の清掃を効率良くかつ確実に行うことができる。ヒーター部2も封止片202の直近位置に配置されているので、封止ユニット100の回転開始後は速やかに封止片202への押圧と加熱を開始することができる。
さらにこの実施例では、封止ユニット100がクーラー部3からヒーター部2に向かう方向に沿って回転する間に上流側に変位するように、支持軸10に対して駆動軸50を偏心させているので、ヒーター部2やクーラー部3の本体20,30を封止片202の全面に接触させることができ、さらに封止片202を弁体201に押し付けることができる。
袋200の内部の充填密度や内容物の固さによっては、袋200を変形させる力よりも強い力で袋200が押圧されることがあるが、その場合には袋200からの反発力によって圧縮バネ25,35が変形して本体20,30が支持フレーム1の側へと変位する。この仕組みにより、袋200に過度の押圧力がかかって袋200が破損が生じたり、封止ユニット100の回転が妨げられるなどの不具合が発生するのを防ぐことができる。ただし、この実施例では、反発力が一定の力を超えるまで圧縮バネ25,35が大きく縮まぬように各バネ25,35のストローク調整を行うことによって、押圧が困難な袋200でも封止に必要な押圧力をかけることができるようにしている。
上記のとおり、この実施例の口封装置SDによれば、封止片202を適度な力で押圧して加熱処理や冷却処理を施すことができ、封止性能を向上することができる。また、封止ユニット100を、その前端部が上流側を向く範囲で回転させることによって、封止ユニット100の回転範囲を小さくすることができ、ベルトコンベア80の搬送路が長くなるのを防ぐことができる。加えて、ヒーター部2とクーラー3との動力源が共通になり、部品点数も少なくなるので、コストを大幅に削減して、小型で性能の良い口封装置SDを手頃な価格で提供することが可能になる
上記実施例の口封装置SDでは、封止ユニット100を電動機(ギヤードモータ51)を含む回転機構5により回転させているが、回転機構はこれに限らず、エアシリンダを用いて封止ユニット100を回転させることもできる。ただし、動力源を電動機とすることによって以下のような利点が発生する。
封止片202の接着剤の溶融・固化を適切に行うには、加熱温度や冷却温度の調整に加え、袋200に対するヒーター部2やクーラー部3の接触時間の調整が重要な要素となる。エアシリンダを動力源とする従来の口封装置では、ヒーター部やクーラーが袋に接触した際に生じる摺動抵抗や押圧力の変化がシリンダロッドの伸縮の速度に影響して上記の接触時間が不安定になり、封止が不完全になることがある。これに対し、この実施例の口封装置SDでは、モータ51の回転力によってヒーター部2やクーラー部3を移動させるので、移動速度の変化が生じにくく、回転速度を安定させて接着剤の溶融や固化に必要な接触時間を確保することができ、封止能力を安定させることができる。
また、エアシリンダでは、低速で動作させると速度のむらが大きくなるが、電動機であれば、低速回転でも速度を安定させることができる。したがって、動作速度を落としても封止性能が低下するおそれがなく、回転機構5や支持フレーム1の支持に関わる部品の寿命を延ばすことができる。
さらに、電動機を使用することによって、封止ユニット100の移動速度を数値化して制御することができ、その設定のための操作も数値により指定することができるので、調整の基準を定めて登録できるなど、利便性が高められる。
なお,上記の実施例では、支持フレーム1の形状を、前端縁が円弧状で、後端部から前端部に向かうにつれて幅が広がる扇子型としたが、これに限らず、支持フレーム1を前端縁が直線に近い略三角形状としても、ヒータ部1やクーラー部2の本体20,30の表面を湾曲させることによって、上記実施例と同様の作用・効果を得ることができる。また、支持フレーム1の幅の広がりが生じる範囲の長さを短くして、その広がり部分の後端部に棒状の部材を一体に設け、その棒状部材の先端を支持軸により軸支する構成としてもよい。
また上記の実施例では、封止片202に対してヒーター部2やクーラー部3を安定して接触させるために、支持フレーム1の支持軸10に対して回転機構5の駆動軸50を偏心させたが、これに限らず、ヒーター部2やクーラー部3の本体20,30の湾曲度合いや支持フレーム1の軸支位置などを調整することによっても、接触状態を安定させることができる。それらの調整により、駆動軸50を偏心させる必要がない場合には、駆動軸50によって直接に支持フレーム1を支持するようにしてもよい。
封止対象の袋についても、図8に示した構成のものに限らず、一端部が開口され、その開口部に封止片と弁体とが設けられているタイプの袋全般の封止に、本発明を適用することができる。また袋本体から離脱可能な封止片が設けられた包装袋に限らず、開口部の内面の縁部分に接着層が設けられた構成の袋に対しても、本発明を適用することができる。
上記の実施例の口封装置SDはコンベア装置8も構成要素に含まれていたが、これに限らず、既存のコンベア装置に組み合わせて使用する目的で、コンベア装置8を含まない構成の装置を提供することも可能である。このアレンジでは、カバーフレーム9はコンベア装置に連結される構成に限らず、コンベア装置を跨ぐようにして当該コンベア装置と同じ床面に起立させる構成にしてもよい。
SD 口封装置
100 封止ユニット
1 支持フレーム
2 ヒーター部
3 クーラー部
4 クリーニング部
5 回転機構
6 押さえ部材
7 ストッパー機構
8 コンベア装置
9 カバーフレーム
10 支持軸
11 支持フレームの前面
25,35 圧縮コイルバネ(弾性部材)
40 エアノズル
50 駆動軸
51 ギヤードモータ
52 回転位置検出部
60 押さえフレーム
70 ストッパー板
80 ベルトコンベア
90A,90B ガイドフレーム
200 包装袋
201 弁体
202 封止片
203 開口部

Claims (6)

  1. 裏面に接着層が設けられた封止部を備える開口部が一端に設けられた包装袋が内容物が充填されかつ未封止の状態で搬送される搬送路において、前記封止部を表側から押圧しながら前記接着層の溶融および固化を行うことにより前記包装袋の開口部を封止する装置であって、
    前記封止部に接触させるヒーター部およびクーラー部と、当該ヒーター部およびクーラー部を前端面の前方に横並びにして支持する支持フレームとを備え、これらが前記包装袋の搬送範囲に対して出没可能に回転するように前記支持フレームの後端部が軸支される封止ユニットと、
    前記支持フレームの軸支された箇所を介して封止ユニットの全体を回転させる回転機構と、
    前記搬送路に搬入されて前記封止ユニットに接触可能な位置まで搬送された包装袋をその位置から動かぬように保持する保持部材と、
    前記封止ユニットが、前記包装袋が前記保持部材に保持される位置に到着するより前に当該包装袋の搬送を妨げる位置に移動して停止すると共に、前記保持部材による包装袋の保持が開始されたことに応じてクーラー部からヒーター部に向かう方向に沿って回転して当該包装袋の搬送を妨げない位置に移動するように、前記回転機構の動作を制御する制御装置とを備える、
    ことを特徴とする包装袋の口封装置。
  2. 前記封止ユニットの支持フレームは、軸支されている後端部から前記ヒーター部およびクーラー部を支持する前端部に向かうにつれて幅が広がる扇状または略三角形状の部材である、請求項1に記載された包装袋の口封装置。
  3. 前記制御装置は、前記ヒーター部がクーラー部よりも搬送路の上流側に位置するように両者の並び方向を搬送路に対して斜めに向けて配置される姿勢を前記封止ユニットの初期姿勢として、前記保持部材による包装袋の保持が開始されるより前の封止ユニットがこの初期姿勢をもって停止するように前記回転機構の動作を制御する、請求項1または2に記載された包装袋の口封装置。
  4. 前記回転機構は、モータとこのモータの回転を前記支持フレームの支持軸に伝達するための駆動軸とを含み、当該駆動軸は、前記保持部材による包装袋の保持が開始されたことに応じて回転を開始した封止ユニットがその回転によって前記搬送路の上流側に変位するように、前記支持軸の軸中心に対して偏心する関係をもって当該支持軸に一体に設けられる、請求項1〜3のいずれかに記載された包装袋の口封装置。
  5. 前記封止ユニットのヒーター部およびクーラー部は、それぞれ弾性部材を介して前記支持フレームの前端部より前の位置で揺動自由に支持される、
    請求項1〜4のいずれかに記載された包装袋の口封装置。
  6. 前記封止ユニットの前記ヒーター部に対してクーラー部とは反対側の側方位置には、前記開口部の清掃用のエアを送出するためのエアノズルが配備され、
    前記制御装置は、前記保持部材による包装袋の保持が開始されたことに応じて、所定時間前記エアノズルにエアの送出を行わせてから前記回転機構の回転を開始する、
    請求項1〜5のいずれかに記載された包装袋の口封装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS57123708U (ja) * 1981-01-29 1982-08-02
JPS6148108U (ja) * 1984-09-04 1986-03-31 ニユ−ロング株式会社 包装体のシ−ル機

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