JP2005096076A - ハンドリング用ロボット - Google Patents

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Abstract

【課題】2つの搬送台が同一方向にも作動でき、微細な動きも可能なハンドリング用ロボットを提供する。
【解決手段】ハンドリング用ロボットは、複数のダイレクトドライブタイプのモータユニットを軸方向に並べ、少なくとも1ケのアーム基端が、対応するモータユニットのモータ回転子と軸方向に略同一位置となるよう、各モータユニットのモータ回転子にアーム基端を連結し、この各アーム36a〜36dにリンク37a〜37dを介して搬送台8a,8bを連結し、搬送台8a,8bを軸直角方向に往復動あるいは回転動するようにしている。
【選択図】図12

Description

本発明は、半導体製造装置や、LCD製造装置等のように、1つのトランスファチャンバの周囲に複数のステーションとなるプロセスチャンバを配設し、各プロセスチャンバにて加工処理されるウエハ等の薄板状のワークを、トランスファチャンバを経由して、このトランスファチャンバに設けたハンドリング用ロボットにて、1つのプロセスチャンバから他のプロセスチャンバへ搬送するようにしたマルチチャンバタイプの製造装置における上記ハンドリング用ロボットに関するものである。
マルチチャンバタイプの半導体製造装置は図1に示すようになっていて、トランスファチャンバ1の周囲に、複数のプロセスチャンバからなるプロセスチャンバステーション2a,2b,2c,2d,2eと、外部に対してワークを受け渡しを行うワーク受け渡しステーション3とが配設されており、トランスファチャンバ1内は常時真空装置にて真空状態が保たれている。
そして上記トランスファチャンバ1は図2に示すようになっていて、これの中心部にハンドリング用ロボットAが回転可能に備えてあり、周壁で、かつプロセスチャンバステーション2a,2b,2c,2d,2e及びワーク受け渡しステーション3に対向する仕切り壁5には各プロセスチャンバステーションへのワークの出入口となるゲート6が設けてある。このゲート6はトランスファチャンバ2の内側に各ゲート6に対向して設けられた図示しない開閉扉にて開閉されるようになっている。
上記ハンドリング用ロボットAはいわゆるフロッグレッグ式の双腕型といわれているものが用いられていて、その構成は図3から図6に示すようになっている。
回転中心に対して同長の2本のアーム7a,7bがそれぞれ回転可能に設けられている。一方同一形状の2つの搬送台8a,8bを有しており、この各搬送台8a,8bの基部に、同長の2本のリンク9a,9bの一端が連結されている。この両リンク9a,9bの一端は搬送台8a,8bに対してフロッグレッグ式の搬送台姿勢規制機構を介して連結されており、両リンク9a,9bは各搬送台8a,8bに対して完全に対称方向に回転するようになっている。そして各搬送台8a,8bに連結した2本のリンクのうちの一方のリンクは一方のアームに、他方のリンクは他方のアームにそれぞれ連結されている。
図4は上記フロッグレッグ式の搬送台姿勢規制機構を示すもので、搬送台8a,8bに連結される2本のリンク9a,9bの先端部は図4(a)に示すように互いに噛合う歯車9c,9cからなる歯車構成により結合されており、搬送台8a,8bに対するリンク9a,9bの姿勢角θR,θLが常に同じになるようにしている。これにより、搬送台8a,8bは常にトランスファチャンバ1の半径方向に向けられると共に、半径方向へ動作される。上記リンク9a,9bの連結は歯車に代えて、図4(b)に示すようにたすき掛けしたベルト9dによるものもある。
図5は上記アーム7a,7bをそれぞれ独立して回転するための従来の機構を示すものである。各アーム7a,7bの基部はそれぞれリング状になっていて、この各リング状ボス10a,10bは回転中心に対して同軸状にしてトランスファチャンバ1に対して回転自在に支持されている。
一方両リング状ボス10a,10bの内側には円板状ボス11a,11bがそれぞれに対向されて同じ同心状に配置されており、この各対向するリング状ボスと円板状ボスとがマグネットカップリング12a,12bにて回転方向に磁気的に連結されている。
上記各円板状ボス11a,11bのそれぞれの回転軸13a,13bは同心状に配置されていて、このそれぞれの回転軸13a,13bはトランスファチャンバ1のフレーム1aに同心状にして軸方向に位置をずらせて支持されたモータユニット14a,14bの出力部に連結されている。このとき、一方のモータユニット14bの回転軸13bは長くなっていて、他方のモータユニット14aを貫通して上方へ延設されている。
上記モータユニット14a,14bは、例えばACサーボモータを用いたモータ15と、ハーモニックドライブ(商品名、以下同じ)を用いた減速機16が一体状に結合されていて、各減速機16,16の出力部が上記各回転軸13a,13bの基端に連結されている。アーム7a,7bが位置されるトランスファチャンバ1内は真空状態に維持されることから、このアーム回転機構のリング状ボス10a,10bと円板状ボス11a,11bとの間に密閉用の隔壁17が設けてある。
図6の(a),(b)は上記したハンドリング用ロボットAの作用を示すもので、図6(a)に示すように、両アーム7a,7bが回転中心に対して直径方向に対称位置にあるときには、両搬送台8a,8bに対してリンク9a,9bが最も拡開するよう回転された状態となり、従って両搬送台8a,8bは回転中心側へ移動されている。
この状態で両アーム7a,7bを同一方向に回転することにより、両搬送台8a,8bは半径方向の位置を維持したまま回転中心に対して回転される。また図6(a)に示す状態から、両アーム7a,7bを、これらが互いに近付く方向(互いに逆方向)に回転することにより、図6(b)に示すように、両アーム7a,7bでなす角度が小さくなる方に位置する搬送台8aがリンク9a,9bに押されて放射方向外側へ突出動されて、トランスファチャンバ1に対して放射方向外側に隣接して設けられた上記ステーション2a,2b,2c,2d,2e,3の1つのステーションのプロセスチャンバ内に突入する。
このとき、他方の搬送台は回転中心側へ移動されるが、各アーム7a,7bとリンク9a,9bとのなす角度の関係上、その移動量はわずかとなる。
上記従来のハンドリング用ロボットにあっては、図5に示すように、同心状に複数の駆動軸を持つ必要があり、中空の軸等でモータユニットと負荷を結合するようにしている。このためモータユニットの出力部材から負荷までの動力伝達経路が長くなり、位置決め精度の低下やねじれによる振動が生じる。そのため動力伝達経路をなるべく短くしたい。
また、既存技術として、特表平8−506771号公報に示されているように、ダイレクトドライブタイプの真空用モータを用いたハンドリング用ロボットも存在しているが、これらは、2つのモータを上下に出力軸をそれぞれ同一方向に向けて同心状に配置させているため上側のモータは中空で、その中を下側のモータの出力軸を貫挿させており、この下側のモータの出力軸は長くなり、それだけねじれ振動の問題が生じる恐れがある。またこの場合、モータを構成する巻き線やセンサ、軸受など構成する部品に放出ガスの少ない材質を使う等、特殊なものが必要となる等の問題がある。
一方、上記問題を解決するために、特公平7−55464号公報にあるように、2個のモータを、それぞれの出力軸を対向させて上下方向に同心状に配置し、それぞれの出力軸にフランジ状の駆動部材を固着し、この駆動部材と従動部材とをマグネットカップリングを介して連結したものがあるが、この従来のものは、両モータが上下に突出されており、この両モータを含む駆動部がハンドリング作動部に対して軸心部が干渉する構成となっている。
このため、搬送台によるハンドリング作動は上記両モータを含む駆動部の半径方向外側で行わなければならず、ハンドリング作動部の回転半径が大きくなり、従って、このハンドリング作動部が収容されるトランスファチャンバが大きくなってしまうという問題があった。
本発明は上記のことにかんがみなされたもので、モータユニットの出力部の剛性が極めて大きくなり、位置決め精度の低下や、ねじれ変形等による振動の発生をなくすることができ、しかもモータユニットを含む駆動部がハンドリング作動部の邪魔になることがないようにしたハンドリング用ロボットを提供することを目的とするものである。
本発明に係る請求項1記載のハンドリング用ロボットは、複数のダイレクトドライブタイプのモータユニットを軸方向に並べ、少なくとも1個のアーム基端が、対応するモータユニットのモータ回転子と軸方向に略同一位置となるよう、各モータユニットの各モータ回転子にアーム基端を連結し、この各アームにリンクを介して搬送台を連結し、搬送台を軸直角方向に往復動あるいは回転動するようにしたことを特徴とする。
本発明に係る請求項2記載のハンドリング用ロボットは、複数のダイレクトドライブタイプのモータユニットを軸方向に並べ、上下方向に位置をずらせて同心状に回転自在に設けた複数のリング状ボスを備えたハンドリング用ロボットであって、少なくとも1つのアームが、前記複数のリング状ボスのうち、上側のリング状ボスの頂面に脚柱を介して突設され、この各アームにリンクを介して搬送台を連結し、搬送台を軸直角方向に往復動あるいは回転動するようにしたことを特徴とする。
本発明に係る請求項3記載のハンドリング用ロボットは、複数のダイレクトドライブタイプのモータユニットを軸方向に並べ、上下方向に位置をずらせて同心状に回転自在に設けた複数のリング状ボスを備えたハンドリング用ロボットであって、前記複数のリング状ボスの側面には、少なくとも1つのアームが突設され、この各アームにリンクを介して搬送台を連結し、搬送台を軸直角方向に往復動あるいは回転動するようにしたことを特徴とする。
本発明に係る請求項4記載のハンドリング用ロボットは、請求項2または請求項3に記載のハンドリング用ロボットにおいて、前記複数のリング状ボスを駆動する各モータユニットが、隔壁部材の内側に配置されていることを特徴とする。
本発明に係る請求項5記載のハンドリング用ロボットは、請求項4に記載のハンリング用ロボットにおいて、前記隔壁部材は、上側を閉じた円筒状であることことを特徴とする。
本発明に係る請求項6記載のハンドリング用ロボットは、請求項4または請求項5に記載のハンドリング用ロボットにおいて、位置検出器が前記隔壁部材の内側に配置されていることを特徴とする。
本発明に係る請求項7記載のハンドリング用ロボットは、請求項1〜請求項6のいずれかに記載のハンドリング用ロボットにおいて、各モータユニットの各モータ回転子を互いに逆方向に回転することにより搬送台が軸直角方向に往復動し、同一方向へ回転することにより搬送台を回転するようにしたことを特徴とする。
本発明に係る請求項8記載のハンドリング用ロボットは、請求項1〜請求項7のいずれかに記載のハンドリング用ロボットにおいて、各モータユニットの各モータ固定子を隔壁部材を介して各モータ回転子に対向する位置に配置したことを特徴とする。
本発明に係る請求項9記載のハンドリング用ロボットは、請求項8に記載のハンドリング用ロボットにおいて、前記隔壁部材に前記モータ固定子が固着していることを特徴とする。
本発明に係る請求項10記載のハンドリング用ロボットは、請求項1〜請求項9のいずれかに記載のハンドリング用ロボットにおいて、前記各モータユニットは、軸方向に隣接していることを特徴とする。
本発明に係る請求項11記載のハンドリング用ロボットは、請求項1〜請求項10のいずれかに記載のハンドリング用ロボットにおいて、各モータユニットの各モータ回転子にアーム基端を連結する箇所を2個設けたことを特徴とする。
本発明に係る請求項12記載のハンドリング用ロボットは、請求項1〜請求項11のいずれかに記載のハンドリング用ロボットにおいて、トランスファチャンバ底面より上に、2個のダイレクトドライブモータのモータ回転子を配置したことを特徴とする。
本発明に係る請求項13記載のハンドリング用ロボットは、請求項1〜請求項12のいずれかに記載のハンドリング用ロボットにおいて、モータ回転子が真空中に置かれ、モータ固定子が大気中に置かれることを特徴とする。
本発明の実施の形態を図7以下に基づいて説明する。なおこの実施の形態の説明において、図6まで示した従来の構成部材と同一部材は同一符号を付して説明を省略した。
図7は本発明の第1の実施の形態を示すもので、一対のアーム7a,7bの基端が固着される各リング状ボス10a,10bが、上側を閉じた円筒状で、かつ下端部をトランスファチャンバ1のフレーム21に固着した隔壁部材22にそれぞれ軸受23,23を介して回転自在に支持されている。
上記隔壁部材22は上端を閉じた略帽子状に形成されていて、これの下端部がトランスファチャンバ1のフレーム21に固着されており、この隔壁部材22にてトランスファチャンバ1内とボス部内側とが気密状に遮断されている。そして、この隔壁部材22の内側に上記リング状ボス10a,10bを駆動する2個のモータユニット24a,24bが、同軸状で、かつ軸方向に並べて配置されている。
上記各モータユニット24a,24bには扁平円筒状をなしているダイレクトドライブタイプのモータが用いられており、それぞれの構成は、ケース25と、モータ固定子26,26と、モータ回転子27と、このモータ回転子27に結合された円筒状の出力部材28とからなっている。また29は出力部材28の回転角を検出する位置検出器である。
図7に示す実施の形態にあっては、両モータユニット24a,24bのそれぞれの出力部材28,28が上側になるように配置されており、下側のモータ24aは、隔壁部材22の基部に、また上側のモータ24bは隔壁部材22の上下方向の中間部に、それぞれ支持部材30a,30bを介して支持されている。
そして、この下側のモータユニット24aの出力部材28に、上記各リング状ボス10a,10bのうち、下側に位置するリング状ボス10aの内側に上記隔壁部材22を隔てて対向される下側の内側ボス31aが、また上側のモータユニット24bの出力部材28に、上側に位置するリング状ボス10bの内側に上記隔壁部材22を隔てて対向される上側の内側ボス31bが、それぞれ連結部材32a,32bを介して連結されている。この各連結部材32a,32bはそれぞれ板状に薄く構成され、かつ断面形状が椀状になるように形成されている。この各連結部材32a,32bの椀状部の深さは各内側ボス31a,31bの軸方向の位置により決められる。上記各リング状ボス10a,10bと内側ボス31a,31bとは上記隔壁部材22を隔てて対向配置されたマグネットカップリング33a,33bにて磁気的に連結されている。
上記両リング状ボス10a,10bには図3から図6に示した従来のものと同じハンドリング用ロボットAのハンドリング作動部を支持するアーム7a,7bが固着してある。このとき、上記ハンドリング作動部はトランスファチャンバ1とボス部内側とを隔てる隔壁部材22の頂面より上側に位置され、この隔壁部材22の頂部が、ハンドリング作動部の作動の邪魔にならないようになっている。
上記構成において、両モータユニット24a,24bの回転による作用は図3から図6に示した従来のものと同じであり、両モータユニット24a,24bを同一方向に回転することにより、図6(a)に示すように、両搬送台8a,8bは半径方向の位置を維持したまま回転中心に対して回転され、また、両モータユニット24a,24bを、互いに逆方向に回転することにより、図6(b)に示すように、両アーム7a,7bでなす角度が小さくなる方に位置する搬送台8aがリンク9a,9bに押されて放射方向外側へ突出動されて、これがトランスファチャンバ1に対して放射方向外側に隣接して設けられた上記ステーション2a〜2e,3の1つのステーションのプロセスチャンバ1内に突入される。
この構成では、各モータユニット24a,24bの出力部材28,28がそれぞれ断面形状が椀状になっている連結部材32a,32bを介して従動側に連結されることにより、この連結部材32a,32bが板状に薄く構成されているにもかかわらず、これの剛性を大きくすることができ、この部分での弾性変形による振動の発生が防止できる。
図8は第2の実施の形態を示すもので、上側のモータユニット24bの上下方向を逆にして、出力部材28を下側に位置させた構成となっている。この場合、上側のモータユニット24bは隔壁部材22の頂面内側に固着されて吊り下げ状態となっている。そしてこれの出力部材28は図7にて示す場合より下側に位置するので、これと円側ボス31bとを連結する支持部材32b′はより深い椀状になっている。
図9は本発明の第3の実施の形態を示すもので、以下のモータユニット24a′,24b′は通常のモータ34と減速機35とを組み合わせた構成となっており、それぞれのモータユニット24a′,24b′の減速機35,35の出力部材に、各内側ボス31a,31bに結合したそれぞれ板材からなり、かつ椀状に形成された連結部材32a″,32b″が連結してある。なお上記各減速機35,35は減速比が大きいハーモニックドライブを用いた。
図10は本発明の第4の実施の形態を示すもので、マグネットカップリングを用いずダイレクトドライブタイプのモータユニット24a″,24b″のモータ回転子27,27が直接リング状ボス10a,10bに固着され、モータ固定子26,26が上記モータ回転子27,27と隔壁部材22と介して対向させてこの隔壁部材22側に固着されている。
上記各実施の形態において、2つのリング状ボス10a,10bに連結する搬送台装置は図3から図6に示した構成のハンドリング用ロボットAのものと同じものを用いた例を示したが、この搬送台装置はこれに限るものではなく、図11以下に示すように、2つの搬送台8a,8bが同一方向に作動するようにした搬送台装置を用いてもよい。
すなわち、図11以下に示すように、下側のリング状ボス10aの側面には第1、第2のアーム36a,36bが直径方向両側へ向けて突設されている。また上側のリング状ボス10bの側面には第3のアーム36cが、またこの上側のリング状ボス10aの頂面に脚柱36eを介して第4のアーム36dが、それぞれ直径方向両側へ向けて突設されている。
この各アーム36a〜36dの円周方向の配置関係及びそれぞれの先端部に設けた回転支点までの長さは以下のようになっている。すなわち、下側のリング状ボス10aに突設された第1、第2のアーム36a,36bのそれぞれの回転支点までの長さR1 ,R2 は変えてあり、R1 >R2 となっている。また上側のリング状ボス10bに突設された第3、第4のアーム36c,36dのそれぞれの回転支点までの長さはR2 ′,R1 ′でR1 ′>R2 ′となっている。この実施例ではR1 =R1 ′,R2 =R2 ′となっている。そして長い方の第1のアーム36aの回転支点はこの第1のアーム36aの先端上面に設けてあり、第4のアーム36dの回転支点はこの第4のアーム36dの先端下面に設けられておりそれぞれはリング状ボスの回転中心の軸方向で同位置になっている。また、短い方の第2のアーム36bと第3のアーム36cのそれぞれの回転支点はそれぞれのアームの先端上面に設けてあり、かつ軸方向に同位置となっている。
上記長い方の第1、第4のアーム36a,36dのそれぞれの回転支点には同長の第1、第4のリンク37a,37dの一端が回転自在に連結されており、この両リンク37a,37dのそれぞれの他端にフロッグレッグ式の搬送台姿勢規制機構を介して第1の搬送台8aが連結されている。なおこの両リンク37a,37dの長さは、これらに連結された状態の搬送台8aとの連結点が両アーム36a,36dがボス部の回転中心に対して直径方向に一直線状になった状態で、これらを結ぶ線より搬送台8aの突出動方向へずれるような長さにしてある。
また、短い方の第2、第3のアーム36b,36cのそれぞれの回転支点には同長の第2、第3のリンク37b,37cの一端が回転自在に連結されており、この両リンク37b,37cのそれぞれの他端にグロッグレッグ式の搬送台姿勢規制機構を介して第2の搬送台8bが連結されている。なお、この両リンク37b,37cの長さは、これらに連結された状態の搬送台8bとの連結点が両アーム36b,36cがボス部の回転中心に対して直径方向に一直線状になった状態で、これらを結ぶ線より搬送台8bの突出動方向へずれると共に、上記第1の搬送台8aの下側で略同一位置となるようにした長さになっている。
この構成において、図12に示すように、第1、第4のアーム36a,36dがボス部の直径方向に一直線状になり、また第2、第3のアーム36b,36cが上記第1、第4のアームと旋回方向同一位置でボス部の直径方向に一直線状になった状態になった状態を待機姿勢とする。
この状態において、各リング状ボス10a,10bをそれぞれ個々に回転して、第2、第3のアーム36b,36cが互いに第2の搬送台8bに近付く方向へ回転するように回転されると、図13に示すように、第2の搬送台8bが突出動される。一方、このとき、第1、第4のアーム36a,36dは第1の搬送台8a側から遠ざかる方向に回転し、これにより、第1の搬送台8aはわずかに上記第2の搬送台8bとは逆方向へ没入動される。このときの没入動は脚柱36eに当接しない範囲になるようにする。
逆に、第1、第4のアーム36a,36dが互いに第1の搬送台8a側へ近付く方向へ回転されると、図13に示す場合と逆となり、第1の搬送台8aが突出動される。一方、このとき第2、第3のアーム36b,36cは第2の搬送台8bから遠ざかる方向に回転し、これにより第2の搬送台8bはわずかに上記第1の搬送台8aとは逆方向へ没入動される。このときの没入動は脚柱36eに当接しない範囲になるようにする。
また、上記待機状態において、各リング状ボス10a,10bを同一方向に回転することにより両搬送台8a,8bがトランスファチャンバ1内で旋回動される。
本発明は、ハンドリング用ロボットに利用することができる。
マルチチャンバタイプの製造装置の一例である半導体製造装置の概略的な平面図である。 トランスファチャンバとハンドリング用ロボットの関係を示す分解斜視図である。 ハンドリング用ロボットの一例を示す斜視図である。 (a),(b)は搬送台姿勢規制機構を示す説明図である。 従来のハンドリング用ロボットのアーム回転機構を示す断面図である。 (a),(b)はハンドリング用ロボットの作用説明図である。 本発明におけるアーム回転機構の一例を示す断面図である。 本発明におけるアーム回転機構の他例を示す断面図である。 本発明におけるアーム回転機構の他例を示す断面図である。 本発明におけるアーム回転機構の他例を示す断面図である。 搬送台装置の他例を示す正面図である。 搬送台装置の他例を示す平面図である。 搬送台装置の他例を示す斜視図である。
符号の説明
A…ハンドリング用ロボット
1…トランスファチャンバ
2a,2b,2c,2d,2e…プロセスチャンバステーション
3…ワーク受け渡しステーション
5…仕切り壁
6…ゲート
7a,7b,36a,36b,36c,36d…アーム
8a,8b…搬送台
9a,9b,37a,37b,37c,37d…リンク
10a,10b…リング状ボス
11a,11b…円板状ボス
12a,12b,33a,33b…マグネットカップリング
13a,13b…回転軸
14a,14b,24a,24b,24a′,24b′,24a″,24b″…モータユニット
15,34…モータ
16,35…減速機
21…フレーム
22…隔壁部材
26…モータ固定子
27…モータ回転子
28…出力部材
30a,30b…支持部材
31a,31b…内側ボス
32a,32b,32b′,32a″,32b″…連結部材

Claims (13)

  1. 複数のダイレクトドライブタイプのモータユニットを軸方向に並べ、
    少なくとも1個のアーム基端が、対応するモータユニットのモータ回転子と軸方向に略同一位置となるよう、各モータユニットの各モータ回転子にアーム基端を連結し、この各アームにリンクを介して搬送台を連結し、搬送台を軸直角方向に往復動あるいは回転動するようにしたことを特徴とするハンドリング用ロボット。
  2. 複数のダイレクトドライブタイプのモータユニットを軸方向に並べ、
    上下方向に位置をずらせて同心状に回転自在に設けた複数のリング状ボスを備えたハンドリング用ロボットであって、
    少なくとも1つのアームが、前記複数のリング状ボスのうち、上側のリング状ボスの頂面に脚柱を介して突設され、
    この各アームにリンクを介して搬送台を連結し、搬送台を軸直角方向に往復動あるいは回転動するようにしたことを特徴とするハンドリング用ロボット。
  3. 複数のダイレクトドライブタイプのモータユニットを軸方向に並べ、
    上下方向に位置をずらせて同心状に回転自在に設けた複数のリング状ボスを備えたハンドリング用ロボットであって、
    前記複数のリング状ボスの側面には、少なくとも1つのアームが突設され、
    この各アームにリンクを介して搬送台を連結し、搬送台を軸直角方向に往復動あるいは回転動するようにしたことを特徴とするハンドリング用ロボット。
  4. 請求項2または請求項3に記載のハンドリング用ロボットにおいて、
    前記複数のリング状ボスを駆動する各モータユニットが、隔壁部材の内側に配置されていることを特徴とするハンドリング用ロボット。
  5. 請求項4に記載のハンリング用ロボットにおいて、
    前記隔壁部材は、上側を閉じた円筒状であることを特徴とするハンドリング用ロボット。
  6. 請求項4または請求項5に記載のハンドリング用ロボットにおいて、
    位置検出器が前記隔壁部材の内側に配置されていることを特徴とするハンドリング用ロボット。
  7. 請求項1〜請求項6のいずれかに記載のハンドリング用ロボットにおいて、
    各モータユニットの各モータ回転子を互いに逆方向に回転することにより搬送台が軸直角方向に往復動し、同一方向へ回転することにより搬送台を回転するようにしたことを特徴とするハンドリング用ロボット。
  8. 請求項1〜請求項7のいずれかに記載のハンドリング用ロボットにおいて、
    各モータユニットの各モータ固定子を隔壁部材を介して各モータ回転子に対向する位置に配置したことを特徴とするハンドリング用ロボット。
  9. 請求項8に記載のハンドリング用ロボットにおいて、
    前記隔壁部材に前記モータ固定子が固着していることを特徴とするハンドリング用ロボット。
  10. 請求項1〜請求項9のいずれかに記載のハンドリング用ロボットにおいて、
    前記各モータユニットは、軸方向に隣接していることを特徴とするハンドリング用ロボット。
  11. 請求項1〜請求項10のいずれかに記載のハンドリング用ロボットにおいて、
    各モータユニットの各モータ回転子にアーム基端を連結する箇所を2個設けたことを特徴とするハンドリング用ロボット。
  12. 請求項1〜請求項11のいずれかに記載のハンドリング用ロボットにおいて、
    トランスファチャンバ底面より上に、2個のダイレクトドライブモータのモータ回転子を配置したことを特徴とするハンドリング用ロボット。
  13. 請求項1〜請求項12のいずれかに記載のハンドリング用ロボットにおいて、
    モータ回転子が真空中に置かれ、モータ固定子が大気中に置かれることを特徴とするハンドリング用ロボット。
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