JP2005095386A - 手袋状清拭材 - Google Patents
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Abstract
【課題】 手足の指の間等の細部の清拭に適し、使用感が良好な手袋状清拭材の提供。
【解決手段】 飽和吸水量が2以上である不織布を構成部材とする手袋に水又は薬液を含浸させた手袋状清拭材であって、手袋の最内側に非透液性シートを含まない手袋状清拭材。
【選択図】 なし
【解決手段】 飽和吸水量が2以上である不織布を構成部材とする手袋に水又は薬液を含浸させた手袋状清拭材であって、手袋の最内側に非透液性シートを含まない手袋状清拭材。
【選択図】 なし
Description
本発明は手袋状清拭材、特に介護用の手袋状清拭材に関する。
寝たきりの老人、施設入居者は手足の指の間に垢や有機物がたまり不潔であるため、タオルなどを用いて清拭されてきた。
しかし、患者の中には常に指を握った状態であるものも多く、多人数の指の間の清拭には時間を要していた。
一方、袋状になった清拭材は知られている(例えば、特許文献1参照)が、これは非透液性シートが袋状清拭剤の最内側にあり、更にその外側に吸液性シートが積層されたもので、手に汚れが直接つかないことを特徴とするものであった。しかしながら、非透液性シートを手袋の最内側に含むと使用時にムレたり、汗で滑ったり、やわらかさに欠ける、フィット感が悪いなどで使用上問題がある。
特開2001−161616号公報
しかし、患者の中には常に指を握った状態であるものも多く、多人数の指の間の清拭には時間を要していた。
一方、袋状になった清拭材は知られている(例えば、特許文献1参照)が、これは非透液性シートが袋状清拭剤の最内側にあり、更にその外側に吸液性シートが積層されたもので、手に汚れが直接つかないことを特徴とするものであった。しかしながら、非透液性シートを手袋の最内側に含むと使用時にムレたり、汗で滑ったり、やわらかさに欠ける、フィット感が悪いなどで使用上問題がある。
本発明は、手足の指の間等の細部の清拭に適し、使用感が良好な手袋状清拭材を提供することにある。
本発明者らは、飽和吸水量が一定値以上である不織布を用いた清拭材の形状を手袋型にし、非透液性シートを手袋の最内側に使用しないことにより使用感が良好で手足の指の間などの細部の清拭が容易となることを見出した。
すなわち本発明は、飽和吸水量が2以上の不織布を構成部材とする手袋に水又は薬液を含浸させた手袋状清拭材であって、非透液性シートを手袋の最内側に含まない手袋状清拭材を提供するものである。
すなわち本発明は、飽和吸水量が2以上の不織布を構成部材とする手袋に水又は薬液を含浸させた手袋状清拭材であって、非透液性シートを手袋の最内側に含まない手袋状清拭材を提供するものである。
本発明の手袋状清拭材は、使用感が良く、手足の指の間などの細部を手軽に清拭することができるので、清拭部を清潔に保つことができ、特に介護時の清拭に有効である。
以下、本発明品の構成について記述する。
本発明における不織布とは、(JIS L 0222:2001「不織布用語」坂倉省吾編集、日本規格協会、平成13年4月30日発行、第1−16頁)に記載されているように、次のように定義される:「繊維シート、ウェブ又はバットで、繊維が一方向又はランダムに配向しており、交絡、及び/又は融着、及び/又は接着によって繊維間が結合されたもの。ただし、紙、織物、編物、タフト及び縮じゅう(絨)フェルトを除く。」
本発明における飽和吸水量は、7cm角に切った不織布(厚さ:0.3〜0.5mm)の乾燥時重量をw(g)とし、この不織布シートをイオン交換水を満たしたビーカーに20秒間浸漬させ、ピンセットで引き上げ30秒間水滴を落とした後、測定した重量を吸水時重量W(g)とした時、以下の式で定義される量である。
飽和吸水量={W(g)−w(g)}/w(g)
本発明における不織布とは、(JIS L 0222:2001「不織布用語」坂倉省吾編集、日本規格協会、平成13年4月30日発行、第1−16頁)に記載されているように、次のように定義される:「繊維シート、ウェブ又はバットで、繊維が一方向又はランダムに配向しており、交絡、及び/又は融着、及び/又は接着によって繊維間が結合されたもの。ただし、紙、織物、編物、タフト及び縮じゅう(絨)フェルトを除く。」
本発明における飽和吸水量は、7cm角に切った不織布(厚さ:0.3〜0.5mm)の乾燥時重量をw(g)とし、この不織布シートをイオン交換水を満たしたビーカーに20秒間浸漬させ、ピンセットで引き上げ30秒間水滴を落とした後、測定した重量を吸水時重量W(g)とした時、以下の式で定義される量である。
飽和吸水量={W(g)−w(g)}/w(g)
本発明品は薬液を保持させる観点から飽和吸水量が2以上、好ましくは3以上、より好ましくは4以上、更に好ましくは5以上、特に好ましくは8以上である不織布を構成部材とする手袋状清拭材である。飽和吸水量の上限値は、好ましくは30以下、より好ましくは20以下、特に好ましくは15以下である。また、本発明品の手袋は、飽和吸水量が2以上である不織布からなる手袋が好ましい。不織布に用いられる構成繊維としては一般に吸水性繊維であるコットン、絹、パルプ及びレーヨン等に加え、疎水性繊維のアクリル、ナイロン及びポリプロピレン等も用いることができ、更にこれらを1種以上混合して用いることもできる。疎水性繊維を用いる場合でも繊維表面を異型断面にしたり、多孔構造にする等の方法で繊維表面を改質、吸水性を付与できる。または繊維の太さを超極細繊維にする等の方法で不織布を製造した場合、毛細管現象を示し、吸水性が得られる場合もある。あるいは不織布製造後、親水化処理する等の後処理により吸水性を付与することも可能である。
手袋状清拭材は寝たきりの老人及び施設入居者などの手足の指の間などの細部を清拭する際使用するので、使用感が柔らかいコットン、レーヨン、パルプを含むものが好ましい。
本願の手袋状清拭材は、手袋状清拭材使用時のムレがなく、手へのやわらかさ、フィット感が良好である観点から、非透液性シートを手袋の最内側に含まないことを特徴とする。特に、対人用途に用いる場合を考慮して、清拭しやすさの観点から非透液性シートを含まないのが好ましい。
使用される不織布の坪量は20〜150g/m2、更に30〜100g/m2のものが好ましい。坪量が20g/m2以上であれば使用時破れ難く、150g/m2以下であればはめたときのフィット感や柔らかさに優れる。
厚さは、手袋状清拭材の構成部材の観点から0.2〜1mmが好ましく、0.2〜0.6mmがより好ましい。
不織布の製造方法は特に限定されないが、例えばスパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法が好ましく、これらの複合化した方法によるものでも良い。
不織布の製造方法は特に限定されないが、例えばスパンレース法、スパンボンド法、サーマルボンド法、メルトブローン法が好ましく、これらの複合化した方法によるものでも良い。
手袋型に成形する方法は、縫合あるいはヒートシール法等にて行われる。
ヒートシール法で成形する場合を考慮し、不織布はバインダーや熱融着性のバインダー繊維を含んでいることが好ましい。バインダーとしては、例えばスチレンアクリル系、酢酸ビニル系のバインダーの1種以上が使用できる。また熱融着性のバインダー繊維としては、PP(ポリプロピレン)、PE(ポリエチレン)、PET(ポリエステル又は低融点ポリエステル)等の繊維の1種以上が使用できる。このうち、高融点繊維からなる芯と低融点繊維からなる鞘の組み合せで構成される場合、芯/鞘の組み合せは、例えばPET/PP、PET/PE、PP/PE等が挙げられる。バインダーの使用量は、通常不織布の0〜30重量%、好ましくは0〜20重量%である。熱融着性のバインダー繊維の使用量は、通常不織布の0〜60重量%、好ましくは30〜50重量%である。但し、ヒートシール法で成形する場合は、バインダー又は熱融着性のバインダー繊維を1種以上含む必要がある。
ヒートシール法で成形する場合を考慮し、不織布はバインダーや熱融着性のバインダー繊維を含んでいることが好ましい。バインダーとしては、例えばスチレンアクリル系、酢酸ビニル系のバインダーの1種以上が使用できる。また熱融着性のバインダー繊維としては、PP(ポリプロピレン)、PE(ポリエチレン)、PET(ポリエステル又は低融点ポリエステル)等の繊維の1種以上が使用できる。このうち、高融点繊維からなる芯と低融点繊維からなる鞘の組み合せで構成される場合、芯/鞘の組み合せは、例えばPET/PP、PET/PE、PP/PE等が挙げられる。バインダーの使用量は、通常不織布の0〜30重量%、好ましくは0〜20重量%である。熱融着性のバインダー繊維の使用量は、通常不織布の0〜60重量%、好ましくは30〜50重量%である。但し、ヒートシール法で成形する場合は、バインダー又は熱融着性のバインダー繊維を1種以上含む必要がある。
手袋状清拭材は、水のみ含浸させて用いてもよいが、薬液を含浸させたものが好ましい。
薬液としては、通常一般のスキンケアに使用されるものであれば良いが、清拭する指の細部には垢などの有機物を含むものが貯まりやすいため、殺菌剤を含有するのが好ましい。
薬液としては、通常一般のスキンケアに使用されるものであれば良いが、清拭する指の細部には垢などの有機物を含むものが貯まりやすいため、殺菌剤を含有するのが好ましい。
殺菌剤としては、通常肌用に使用できるものであれば良く、例えば塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化セチルピリジニウム、塩酸クロルヘキシジン等の四級塩、グルコン酸クロルヘキシジン、エタノール、イソプロピルアルコール等が挙げられる。
中でも塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化セチルピリジニウム、塩酸クロルヘキシジン及びグルコン酸クロルヘキシジンから選ばれる一種以上の殺菌剤を含むことが好ましい。
殺菌剤の薬液への配合量は、殺菌性能と皮膚への刺激面から、0.0001重量%〜10.0重量%、更に0.001重量%〜5重量%、特に0.005重量%〜3重量%が好ましい。
中でも塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化セチルピリジニウム、塩酸クロルヘキシジン及びグルコン酸クロルヘキシジンから選ばれる一種以上の殺菌剤を含むことが好ましい。
殺菌剤の薬液への配合量は、殺菌性能と皮膚への刺激面から、0.0001重量%〜10.0重量%、更に0.001重量%〜5重量%、特に0.005重量%〜3重量%が好ましい。
これらの薬液のpHは、皮膚への刺激面から、5.5〜7.5であるのが好ましい。
水又は薬液の含浸率は、使用時の拭き取り性から、100〜700%、好ましくは150〜500%、更に150〜400%、特に150〜350%であるのが好ましい。ここでいう含浸率とは、(湿潤時の手袋の重量−乾燥時の手袋の重量)×100/乾燥時の手袋の重量、であらわされる量である。
水又は薬液の含浸率は、使用時の拭き取り性から、100〜700%、好ましくは150〜500%、更に150〜400%、特に150〜350%であるのが好ましい。ここでいう含浸率とは、(湿潤時の手袋の重量−乾燥時の手袋の重量)×100/乾燥時の手袋の重量、であらわされる量である。
手袋状清拭材の形状はミトン型、指が何本かづつ入るよう分かれたもの、5本指に分かれたもの等が挙げられるが、清拭する指の間が一度に清拭できる点から、5本指に分かれたものが好ましい。
これらの清拭材は老人の介護時及び施設入居者の介護時に、身体の清拭に使用され、特に手足の指の間、耳の後ろなど細部の清拭に用いられるのが好ましい。
これらの清拭材は老人の介護時及び施設入居者の介護時に、身体の清拭に使用され、特に手足の指の間、耳の後ろなど細部の清拭に用いられるのが好ましい。
あらかじめ水又は薬液を含浸させた手袋状清拭材は、場所を選ばずいつでも手軽に細部を清拭でき、使用後はタオルのように洗う必要がないので、便利である。
薬液には上記記載の殺菌剤の他に必要に応じて界面活性剤、グルチルリン酸ジカリウム、アラントインなどの抗炎症成分、グリセリン、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール等のグリコール類や油分などの保湿成分、特定の効果を付与する抽出エキス類、パラベン、安息香酸塩等の防腐剤、お茶などの消臭成分、EDTAなどのキレート剤、香料等を含んでも良い。
薬液には上記記載の殺菌剤の他に必要に応じて界面活性剤、グルチルリン酸ジカリウム、アラントインなどの抗炎症成分、グリセリン、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール等のグリコール類や油分などの保湿成分、特定の効果を付与する抽出エキス類、パラベン、安息香酸塩等の防腐剤、お茶などの消臭成分、EDTAなどのキレート剤、香料等を含んでも良い。
また、手袋状清拭材は一括包装、あるいは個別に包装し、使用に供することができる。
手袋状清拭材を手にはめて身体を清拭する場合、清拭材が手からはずれないため清拭材を支える必要がなく、両手で一度に清拭できる。また体を支えながら清拭する場合でも、清拭材をはめた片手を交互に使用でき、効率的である。更に、手足の指の間等、細部の清拭にも手袋状清拭材を用いると、1回の操作で細部まで清拭でき、介護者の負担を軽減できる。
以下に示す手袋状清拭材を製造し、評価に用いた。
実施例1
不織布の組成 重量%
パルプ 45
バインダー繊維(芯PP/鞘PE) 40
バインダー(スチレンアクリル系) 15
100
不織布シートの製造方法
パルプとバインダー繊維からエアレイド法で不織布を作成した。
詳しくは、パルプとバインダー繊維をフォーミングヘッドから積繊させ、圧縮した後、上下からバインダーを噴霧し、乾燥した。製造した不織布の飽和吸水量は14.6、坪量は45g/m2であった。
該不織布のシートをヒートシールにて5本指の手袋型に成形し、以下の薬液を含浸率200%で含浸させた。
薬液 重量%
塩化ベンザルコニウム 0.01
グリセリン 3.00
EDTA・4Na 0.01
pH調整剤 適量
(クエン酸又は水酸化ナトリウム水溶液)
防腐剤 適量
精製水 バランス
100.00
薬液のpH=5.8
不織布の組成 重量%
パルプ 45
バインダー繊維(芯PP/鞘PE) 40
バインダー(スチレンアクリル系) 15
100
不織布シートの製造方法
パルプとバインダー繊維からエアレイド法で不織布を作成した。
詳しくは、パルプとバインダー繊維をフォーミングヘッドから積繊させ、圧縮した後、上下からバインダーを噴霧し、乾燥した。製造した不織布の飽和吸水量は14.6、坪量は45g/m2であった。
該不織布のシートをヒートシールにて5本指の手袋型に成形し、以下の薬液を含浸率200%で含浸させた。
薬液 重量%
塩化ベンザルコニウム 0.01
グリセリン 3.00
EDTA・4Na 0.01
pH調整剤 適量
(クエン酸又は水酸化ナトリウム水溶液)
防腐剤 適量
精製水 バランス
100.00
薬液のpH=5.8
実施例2
不織布の組成 重量%
パルプ 45
バインダー繊維(芯PP/鞘PE) 40
バインダー(スチレンアクリル系) 15
100
不織布シートの製造方法
実施例1と同様に製造した不織布の飽和吸水量は13.5、坪量40g/m2であった。
該不織布のシートをヒートシールにて5本指の手袋型に成形し、以下の薬液を含浸率300%で含浸させた。
薬液 重量%
塩化ベンゼトニウム 0.10
プロピレングリコール 1.00
グリチルリチン酸ジカリウム 0.10
緑茶抽出エキス 0.05
pH調整剤 適量
(クエン酸又は水酸化ナトリウム水溶液)
防腐剤 適量
精製水 バランス
100.00
薬液のpH=6.0
不織布の組成 重量%
パルプ 45
バインダー繊維(芯PP/鞘PE) 40
バインダー(スチレンアクリル系) 15
100
不織布シートの製造方法
実施例1と同様に製造した不織布の飽和吸水量は13.5、坪量40g/m2であった。
該不織布のシートをヒートシールにて5本指の手袋型に成形し、以下の薬液を含浸率300%で含浸させた。
薬液 重量%
塩化ベンゼトニウム 0.10
プロピレングリコール 1.00
グリチルリチン酸ジカリウム 0.10
緑茶抽出エキス 0.05
pH調整剤 適量
(クエン酸又は水酸化ナトリウム水溶液)
防腐剤 適量
精製水 バランス
100.00
薬液のpH=6.0
実施例3
不織布の組成 重量%
レーヨン 60
バインダー繊維(PET/PE) 40
100
不織布シートの製造方法
レーヨンとバインダー繊維からスパンレース製法で製造した不織布の飽和吸水量は8.0、坪量は50g/m2であった。
該不織布のシートをヒートシールにて5本指の手袋型に成形し、以下の薬液を含浸率250%で含浸させた。
薬液 重量%
塩化セチルピリジニウム 0.20
グリセリン 3.00
クエン酸Na 0.05
ハマメリスエキス 0.20
pH調整剤 適量
(クエン酸又は水酸化ナトリウム水溶液)
防腐剤 適量
精製水 バランス
100.00
薬液のpH=6.2
不織布の組成 重量%
レーヨン 60
バインダー繊維(PET/PE) 40
100
不織布シートの製造方法
レーヨンとバインダー繊維からスパンレース製法で製造した不織布の飽和吸水量は8.0、坪量は50g/m2であった。
該不織布のシートをヒートシールにて5本指の手袋型に成形し、以下の薬液を含浸率250%で含浸させた。
薬液 重量%
塩化セチルピリジニウム 0.20
グリセリン 3.00
クエン酸Na 0.05
ハマメリスエキス 0.20
pH調整剤 適量
(クエン酸又は水酸化ナトリウム水溶液)
防腐剤 適量
精製水 バランス
100.00
薬液のpH=6.2
実施例4
不織布の組成 重量%
コットン 100
不織布シートの製造方法
コットン繊維からスパンレース製法で製造した不織布の飽和吸水量は9.2、坪量は55g/m2であった。
該不織布のシートを縫合にて5本指の手袋型に成形し、以下の薬液を含浸率300%で含浸させた。
薬液 重量%
塩化セチルピリジニウム 0.20
ジプロピレングリコール 1.50
アロエエキス 0.20
pH調整剤 適量
(クエン酸又は水酸化ナトリウム水溶液)
防腐剤 適量
精製水 バランス
100.00
薬液のpH=6.2
不織布の組成 重量%
コットン 100
不織布シートの製造方法
コットン繊維からスパンレース製法で製造した不織布の飽和吸水量は9.2、坪量は55g/m2であった。
該不織布のシートを縫合にて5本指の手袋型に成形し、以下の薬液を含浸率300%で含浸させた。
薬液 重量%
塩化セチルピリジニウム 0.20
ジプロピレングリコール 1.50
アロエエキス 0.20
pH調整剤 適量
(クエン酸又は水酸化ナトリウム水溶液)
防腐剤 適量
精製水 バランス
100.00
薬液のpH=6.2
実施例5
非透液性のポリエチレンフィルムを中間層に、実施例2で製造した不織布を最内側と最外側になるようにヒートシールにて5本指の手袋型に成型し、実施例3の薬液を最外側の不織布に対し含浸率250%で含浸させた。
非透液性のポリエチレンフィルムを中間層に、実施例2で製造した不織布を最内側と最外側になるようにヒートシールにて5本指の手袋型に成型し、実施例3の薬液を最外側の不織布に対し含浸率250%で含浸させた。
比較例1
スパンボンド製法にて製造したプロピレン不織布(飽和吸水量は1.3、坪量45g/m2)をヒートシールにて5本指の手袋型に成形し、実施例1の薬液を含浸率100%で含浸させた。
スパンボンド製法にて製造したプロピレン不織布(飽和吸水量は1.3、坪量45g/m2)をヒートシールにて5本指の手袋型に成形し、実施例1の薬液を含浸率100%で含浸させた。
比較例2
実施例1で作成した手袋状清拭材に薬液を含浸させなかった。
実施例1で作成した手袋状清拭材に薬液を含浸させなかった。
比較例3
非透液性のポリエチレンフィルムを内側に、実施例3で製造した不織布を外側になるよう、ヒートシールにて5本指の手袋型に成形し、実施例3の薬液を外側の不織布に対し含浸率250%で含浸させた。
非透液性のポリエチレンフィルムを内側に、実施例3で製造した不織布を外側になるよう、ヒートシールにて5本指の手袋型に成形し、実施例3の薬液を外側の不織布に対し含浸率250%で含浸させた。
上記の実施例及び比較例の手袋状清拭材について、以下の項目に関して施設で働く介護者10人に介護時の手足の指の間の清拭に使用してもらい、その際の使用感の官能評価を以下の基準で行った。
[使用時のムレにくさ]
5:使用時ムレにくいと感じた。
4:使用時ややムレにくいと感じた。
3:使用時ムレが普通と感じた。
2:使用時ややムレやすいと感じた。
1:使用時ムレやすいと感じた。
結果はパネラー10名の平均値を以下の基準により使用感(ムレにくさ)として表した。
◎:平均値が4.0以上(良好)
〇:平均値が3.2〜3.9(やや良好)
△:平均値が2.5〜3.1(普通)
×:平均値が2.4以下(不良)
[使用時の柔らかさ]
5:使用感が柔らかいと感じた。
4:使用感がやや柔らかいと感じた。
3:使用感が普通と感じた。
2:使用感がやや柔らかくないと感じた。
1:使用感が柔らかくないと感じた。
結果はパネラー10名の平均値を、以下の基準により使用感(柔らかさ)として表した。
◎:平均値が4.0以上(良好)
〇:平均値が3.2〜3.9(やや良好)
△:平均値が2.5〜3.1(普通)
×:平均値が2.4以下(不良)
[使用時のフィット感]
5:フィット感が良いと感じた。
4:フィット感がやや良いと感じた。
3:フィット感が普通と感じた。
2:フィット感がやや良くないと感じた。
1:フィット感が良くないと感じた。
結果はパネラー10名の平均値を、以下の基準により使用感(フィット感)として表した。
◎:平均値が4.0以上(良好)
〇:平均値が3.2〜3.9(やや良好)
△:平均値が2.5〜3.1(普通)
×:平均値が2.4以下(不良)
[清拭し易さ]
5:清拭しやすいと感じた。
4:やや清拭しやすいと感じた。
3:普通と感じた。
2:やや清拭し難いと感じた。
1:清拭し難いと感じた。
結果はパネラー10名の平均値を、以下の基準により使用感(清拭し易さ)として表した。
◎:平均値が4.0以上(良好)
〇:平均値が3.2〜3.9(やや良好)
△:平均値が2.5〜3.1(普通)
×:平均値が2.4以下(不良)
以上の結果を表1に示す。
5:使用時ムレにくいと感じた。
4:使用時ややムレにくいと感じた。
3:使用時ムレが普通と感じた。
2:使用時ややムレやすいと感じた。
1:使用時ムレやすいと感じた。
結果はパネラー10名の平均値を以下の基準により使用感(ムレにくさ)として表した。
◎:平均値が4.0以上(良好)
〇:平均値が3.2〜3.9(やや良好)
△:平均値が2.5〜3.1(普通)
×:平均値が2.4以下(不良)
[使用時の柔らかさ]
5:使用感が柔らかいと感じた。
4:使用感がやや柔らかいと感じた。
3:使用感が普通と感じた。
2:使用感がやや柔らかくないと感じた。
1:使用感が柔らかくないと感じた。
結果はパネラー10名の平均値を、以下の基準により使用感(柔らかさ)として表した。
◎:平均値が4.0以上(良好)
〇:平均値が3.2〜3.9(やや良好)
△:平均値が2.5〜3.1(普通)
×:平均値が2.4以下(不良)
[使用時のフィット感]
5:フィット感が良いと感じた。
4:フィット感がやや良いと感じた。
3:フィット感が普通と感じた。
2:フィット感がやや良くないと感じた。
1:フィット感が良くないと感じた。
結果はパネラー10名の平均値を、以下の基準により使用感(フィット感)として表した。
◎:平均値が4.0以上(良好)
〇:平均値が3.2〜3.9(やや良好)
△:平均値が2.5〜3.1(普通)
×:平均値が2.4以下(不良)
[清拭し易さ]
5:清拭しやすいと感じた。
4:やや清拭しやすいと感じた。
3:普通と感じた。
2:やや清拭し難いと感じた。
1:清拭し難いと感じた。
結果はパネラー10名の平均値を、以下の基準により使用感(清拭し易さ)として表した。
◎:平均値が4.0以上(良好)
〇:平均値が3.2〜3.9(やや良好)
△:平均値が2.5〜3.1(普通)
×:平均値が2.4以下(不良)
以上の結果を表1に示す。
寝たきりの老人、施設入居者等の被介護者の手足の指の間等の細部の清拭に適用できる。
Claims (5)
- 飽和吸水量が2以上である不織布を構成部材とする手袋に水又は薬液を含浸させた手袋状清拭材であって、非透液性シートを手袋の最内側に含まない手袋状清拭材。
- 薬液が殺菌剤を含有する請求項1記載の手袋状清拭材。
- 殺菌剤が塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、塩化セチルピリジニウム、塩酸クロルヘキシジン及びグルコン酸クロロヘキシジンから選ばれる1種以上である請求項2記載の手袋状清拭材。
- 水又は薬液の含浸率が100から700%である請求項1〜3のいずれか1項記載の手袋状清拭材。
- 請求項1〜4のいずれか1項記載の手袋状清拭材を使用して身体を清拭する方法。
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JP2003333348A JP2005095386A (ja) | 2003-09-25 | 2003-09-25 | 手袋状清拭材 |
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007014515A (ja) * | 2005-07-07 | 2007-01-25 | Mizuno Corp | 野球グラブ用ウエットクリーナー |
JP2007082775A (ja) * | 2005-09-22 | 2007-04-05 | Livedo Corporation | 保湿シート包装物品 |
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JP2015073619A (ja) * | 2013-10-07 | 2015-04-20 | 株式会社本田洋行 | 手袋型拭取り用具 |
US11383479B2 (en) * | 2020-03-24 | 2022-07-12 | The Procter And Gamble Company | Hair cleaning implement |
-
2003
- 2003-09-25 JP JP2003333348A patent/JP2005095386A/ja not_active Withdrawn
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