JP2007082775A - 保湿シート包装物品 - Google Patents

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Abstract

【課題】皮膚の保湿作業を迅速かつ容易に行う。
【解決手段】ケアセット1は、使用者の皮膚の洗浄に利用される洗浄シート包装物品2、使用者の皮膚のケアに利用されるケアシート包装物品3、および、使用者の皮膚の保湿に利用される保湿シート包装物品4を備える。保湿シート包装物品4は、液状の保湿剤が含浸されるとともに使用者の皮膚に接触して保湿剤を使用者の皮膚に供給する保湿シート41、および、保湿シート41を外気から遮断しつつ収容する保湿シート包装体42を備える。保湿シート包装物品4では、保湿シート41に予め保湿剤が含浸されているため、保湿シート包装体42を開封して保湿シート41を取り出すだけで保湿作業を開始することができ、使用者の皮膚の保湿作業を迅速かつ容易に行うことができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、皮膚の保湿に利用される保湿シート包装物品に関する。
従来より、病院や介護施設、あるいは、在宅介護の現場では、患者や被介護者のスキントラブルが問題となっている。スキントラブルの例としては、皮膚に刺激物が付着することにより生じる痒みやかぶれ等の炎症が挙げられる。
被介護者が高齢者である場合、加齢現象により皮膚のアルカリ中和能が低下しているため、アルカリ性の物質が付着することにより皮膚にかぶれ等が生じやすい。特に、被介護者がおむつ等を着用している場合、おむつ内で腐敗してアルカリ化した尿、食生活や尿路感染等の原因によりアルカリ化している尿、あるいは、消化酵素を多く含むためアルカリ性となる下利便等が皮膚に付着するため、痒みやかぶれ等のスキントラブルがより生じやすい。また、尿路ストーマや小腸ストーマの周囲の皮膚では、ストーマから排泄される強アルカリの排泄物によりスキントラブルが生じやすい。
病院や介護施設等では、スキントラブルに対する対処として、皮膚の洗浄や医薬の塗布等が行われている。特許文献1では、有機酸、無機酸およびそれらの塩のいずれか1種以上を必須成分として含有するとともに外陰部周辺部および泌尿器周辺部の少なくともいずれかの部位を清掃するための水性皮膚洗浄剤が開示されている。特許文献1では、当該洗浄剤の使用方法として、洗浄剤をトイレットペーパーに採って皮膚を拭う方法、および、洗浄剤を皮膚に塗布または噴霧した後にトイレットペーパーで拭う方法が記載されている。特許文献1の洗浄剤では、上記必須成分が配合されていることにより、皮膚の洗浄時にトイレットペーパーの紙力低下が防止されて紙よれや紙破れが防止される。また、上記必須成分の好適な有機酸の例としては、リンゴ酸やクエン酸等が挙げられている。
また、特許文献2では、看護や介護において被介護者の皮膚を拭いて清掃するウェットワイパーが開示されている。当該ウェットワイパーに含浸される薬液には角質柔軟成分が含まれており、特許文献2では、好ましい角質柔軟成分として、リンゴ酸、クエン酸および乳酸が挙げられている。また、当該薬液中配合される保湿剤として、ポリエチレングリコールやヒアルロン酸ナトリウムが挙げられている。
特開2001−348324号公報 特開2004−89300号公報
ところで、特許文献1の洗浄剤を利用して皮膚を洗浄する場合、皮膚の洗浄作業を開始する前に、上述のように、トイレットペーパーに洗浄剤を採る作業、または、洗浄剤を皮膚に塗る作業が必要となるため、洗浄作業を迅速に行うことが困難である。さらに、病院等の施設では、洗浄剤を容器等に入れて病室間を持ち歩くことになるため、洗浄作業に多大な労力が必要になってしまうとともに衛生面上も好ましくない。これらの問題点に関しては、保湿剤を皮膚に供給して皮膚の保湿作業を行う場合においても同様である。
また、洗浄剤に有機酸等を配合することにより洗浄に使用するトイレットペーパー等の紙力低下の防止が図られているが、水分を含んだ紙は比較的脆いため、皮膚との摩擦によりちぎれて破片が皮膚に付着してしまう。このため、洗浄作業の効率向上が難しく、また、洗浄作業の質の向上にも限界がある。
特許文献2のように、不織布等に薬液が含浸されているウェットワイパーの場合、携帯の容易化、および、衛生面上の要請に応えるためには、ウェットワイパーが密封されていることが好ましい。また、ウェットワイパーを用いての清拭作業を迅速に開始するためには、適切な包装体にウェットワイパーを収容する必要がある。しかしながら、特許文献2では、ウェットワイパーの収容に関してなんら開示されていない。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、皮膚の保湿作業を迅速かつ容易に行うことを主な目的としている。
請求項1に記載の発明は、保湿シート包装物品であって、液状の保湿剤が含浸されるとともに使用者の皮膚に接触して前記保湿剤を前記使用者の皮膚に供給する保湿シートと、前記保湿シートを外気から遮断しつつ収容する包装体とを備える。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の保湿シート包装物品であって、前記包装体が、袋状のフィルム部材である。
請求項3に記載の発明は、請求項1または2に記載の保湿シート包装物品であって、前記包装体内に、前記保湿シートが1枚だけ収容される。
請求項4に記載の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載の保湿シート包装物品であって、前記保湿シートが不織布である。
請求項5に記載の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の保湿シート包装物品であって、1枚の保湿シートに含浸される保湿剤の質量が、前記1枚の保湿シートの質量の2倍以上5倍以下である。
請求項6に記載の発明は、請求項1ないし5のいずれかに記載の保湿シート包装物品であって、食酢を含む液状のケア剤による前記使用者の皮膚のケアよりも後に行われる前記使用者の皮膚の保湿に利用される。
本発明では、保湿作業を迅速かつ容易に行うことができる。請求項2の発明では、保湿シート包装物品を薄型化することができる。請求項3の発明では、衛生管理の質を向上することができる。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係るケアセット1の構成を示す平面図である。ケアセット1は、病院や介護施設等における入院患者や被介護者等の皮膚の総合的なケア(以下、「総合ケア」という。)に利用されるものであり、以下、ケアセット1が使用される対象である入院患者等を「使用者」という。ここで、使用者の皮膚の総合ケアとは、皮膚の炎症等のスキントラブルの抑制や予防、古くなった角質の除去、皮膚細胞の再生促進、および、皮膚の美白(すなわち、メラニンの生成抑制)といった狭義のケアを含み、さらに、狭義のケアの前処理として行われる皮膚の洗浄、および、後処理として行われる皮膚の保湿を含む総合的なスキンケアを意味する。
図1に示すように、ケアセット1は、使用者の皮膚の洗浄に利用される洗浄シート包装物品2、使用者の皮膚のケア(上記の総合ケアに対する狭義のケアであり、上述のように、皮膚の炎症の抑制や予防、古い角質の除去、皮膚細胞の再生促進、および、皮膚の美白を意味する。)に利用されるケアシート包装物品3、および、使用者の皮膚の保湿に利用される保湿シート包装物品4を連結された状態で備える。
洗浄シート包装物品2は、液状の洗浄剤が含浸されるとともに使用者の皮膚に接触して使用者の皮膚を洗浄する洗浄シート21、および、包装体全体の一部であって洗浄シート21を外気から遮断しつつ収容する洗浄シート包装体22を備える。ケアシート包装物品3は、液状のケア剤が含浸されるとともに使用者の皮膚に接触してケア剤を使用者の皮膚に供給するケアシート31、および、包装体全体の一部であってケアシート31を外気から遮断しつつ収容するケアシート包装体32を備える。保湿シート包装物品4は、液状の保湿剤が含浸されるとともに使用者の皮膚に接触して保湿剤を使用者の皮膚に供給する保湿シート41、および、包装体全体の一部であって保湿シート41を外気から遮断しつつ収容する保湿シート包装体42を備える。
洗浄シート包装体22、ケアシート包装体32および保湿シート包装体42はそれぞれ、袋状のフィルム部材(すなわち、重ねられた2枚のフィルム部材)であり、各包装体は他の2つの包装体と連結している。なお、図1では2枚のフィルム部材の接合領域に平行斜線を付しており、この領域の中心線が各包装体間の境界に相当する。各包装体のフィルム部材としては、例えば、蒸着フィルム等の2層構造あるいは3層構造のものが用いられてもよい。ケアセット1では、洗浄シート包装体22、ケアシート包装体32および保湿シート包装体42の内部空間が互いに独立しており、洗浄シート包装体22内には洗浄シート21が1枚だけ収容される。また、ケアシート包装体32内にはケアシート31が1枚だけ収容され、保湿シート包装体42内には保湿シート41が1枚だけ収容される。
ケアセット1では、各シート包装体のエッジの少なくとも一部が容易に引き裂くことが可能な形状または材質とされており(例えば、各シート包装体のエッジに開封用の切り込みが設けられる。)、ケアセット1を使用する際には、各シート包装体を引き裂くことにより各シートを容易に取り出すことができる。ケアシート包装物品3では、後述するようにケアシート31に含浸されるケア剤に食酢が含まれているため、ケア剤によるケアシート包装体32の酸化を防止するという観点から、ケアシート包装体32として、内面(すなわち、ケアシート31と接触する面)にシリコン(Si)等が蒸着されたフィルム部材が利用されることが好ましい。
洗浄シート21は、長さ300mm以上500mm以下、かつ、幅200mm以上400mm以下の略矩形状であり、その面密度は、好ましくは30g/m以上80g/m以下とされる。図2は、洗浄シート21を示す部分断面図である。図2に示すように、洗浄シート21は、表層211、中間層212および裏層213を水流交絡により一体化して形成された3層構造の不織布である。図2では、図示の都合上、表層211、中間層212および裏層213を明瞭に区別して描いているが、実際には各層の境界面近傍では水流交絡により繊維が混じり合うため、境界面は比較的不明瞭となる。
表層211および裏層213は疎水性繊維により形成され、それぞれ、50質量%以上80質量%以下の分割繊維、および、20質量%以上40質量%以下のアクリル繊維を含む。ここで、分割繊維とは、2種類の異なる成分を複合紡糸し、これを分割して極細繊維(一般的に、0.4〜1.0dtexの繊維を指す。)または超極細繊維(一般的に、0.001〜0.4dtexの繊維を指す。)にしたものを意味し、例えば、ポリエチレン繊維とポリプロピレン繊維とにより形成される。本実施の形態では、表層211および裏層213のそれぞれが、70質量%の分割繊維と30質量%のアクリル繊維を含む。中間層212は親水性繊維(好ましくは、レーヨン繊維)により形成される。
なお、表層211および裏層213に含まれる分割繊維は、例えば、放射状繊維と扁平状繊維とが組み合わされたものであってもよく、あるいは、扁平状繊維同士が組み合わせられたものであってもよい。また、表層211および裏層213を構成する疎水性繊維として、ポリアミド繊維やポリエステル繊維(例えば、ポリエチレンテレフタラート繊維)等が用いられてもよく、中間層212を構成する親水性繊維として、綿(コットン)や絹、アセテート繊維等が用いられてもよい。
洗浄シート21では、表層211および裏層213の乾燥質量の合計が、洗浄シート21の乾燥質量の40%以上70%以下とされ、表層211および裏層213の間に挟まれる中間層212の乾燥質量が、洗浄シート21の乾燥質量の30%以上60%以下とされる。本実施の形態では、洗浄シート21の乾燥質量に対する表層211、中間層212および裏層213のそれぞれの質量%は、20%,60%,20%とされる。
1枚の洗浄シート21に含浸される洗浄剤の質量は、好ましくは1枚の洗浄シート21の乾燥質量の2倍以上5倍以下とされ、本実施の形態では3倍とされる。洗浄剤はいわゆる弱酸性であり、そのpHは、健常な人の皮膚のpHとほぼ等しい4.5以上6.5以下とされることが好ましい。
ケアシート31は、長さ200mm以上400mm以下、かつ、幅150mm以上300mm以下の略矩形状の不織布であり、その面密度は、好ましくは30g/m以上80g/m以下(本実施の形態では、35g/m)とされる。本実施の形態では、ケアシート31の長さおよび幅は300mmおよび250mmとされ、4つ折りにされた状態でケアシート包装体32に収容される。ケアシート31は、親水性繊維(例えば、レーヨン繊維)、疎水性繊維(例えば、ポリエチレンテレフタラート繊維)および融着繊維を含み、本実施の形態におけるケアシート31の乾燥質量に対するそれぞれの質量%は、例えば、50%,35%,15%とされる。なお、ケアシート包装体32には、例えば、上記と同じ大きさのケアシート31がC折り返しにされた状態で収容されてもよく、長さ300mm,幅200mmのケアシート31がC折りやZ折りにされた状態で収容されてもよい(後述の保湿シート41についても同様)。
1枚のケアシート31に含浸されるケア剤の質量は、好ましくは1枚のケアシート31の乾燥質量の2倍以上5倍以下とされ、本実施の形態では3.5倍とされる。ケア剤は、好ましくはリンゴ酢をリンゴ酢の質量の0.5倍以上5倍以下の質量の精製水で希釈して生成される。本実施の形態では、リンゴ酢をリンゴ酢の質量と等しい質量の水で希釈することによりケア剤が生成される。
リンゴ酢は果実酢の一種であり、リンゴ酸やクエン酸、コハク酸等のα−ヒドロキシ酸(いわゆる、フルーツ酸)を豊富に含む。果実酢は食酢の一種であり、換言すれば、ケアシート31に含浸されるケア剤は食酢を含む。ここでいう食酢、果実酢およびリンゴ酢は、JAS(Japanese Agricultural Standard:日本農林規格)により規定されている規格に合致するものを意味している。すなわち、果実酢とは、1リットルの酢を生成する際に300g以上の果汁を使用して醸造された食酢であり、リンゴ酢とは、1リットルの酢を生成する際に300g以上のリンゴ果汁を使用して醸造された果実酢である。
保湿シート41、長さ200mm以上400mm以下、かつ、幅150mm以上300mm以下の略矩形状の不織布であり、その面密度は、好ましくは30g/m以上80g/m以下(本実施の形態では、40g/m)とされる。本実施の形態では、保湿シート41の長さおよび幅は300mmおよび250mmとされ、4つ折りにされた状態で保湿シート包装体42に収容される。保湿シート41は、親水性繊維(例えば、レーヨン繊維)、疎水性繊維(例えば、ポリエチレンテレフタラート繊維)および融着繊維を含み、本実施の形態における保湿シート41の乾燥質量に対するそれぞれの質量%は、例えば、50%,35%,15%とされる。
1枚の保湿シート41に含浸される保湿剤の質量は、好ましくは1枚の保湿シート41の乾燥質量の2倍以上5倍以下とされ、本実施の形態では3倍とされる。
次に、ケアセット1を用いた皮膚のケアの手順について説明する。図3は、使用者の皮膚のケアの流れを示す図である。ケアセット1を用いた使用者の皮膚の総合ケアは、使用者自身により行われてもよく、看護士や介護者により行われてもよい。以下の説明では、総合ケアに係る作業を行う者を「作業者」という。
使用者の皮膚の総合ケアを行う際には、まず、ケアセット1の洗浄シート包装物品2において、洗浄シート包装体22が開封されて洗浄シート21が取り出される(ステップS11)。続いて、洗浄シート21が揉まれる等して作業者の手中にて擦り合わされることにより、洗浄シート21に含まれている洗浄剤が洗浄シート2の表面にて泡立てられる(ステップS12)。具体的には、洗浄シート21の中間層212に含浸されている洗浄剤が、表層211および裏層213を通過して洗浄シート21の表面に染み出す際に、表層211および裏層213の分割繊維間の細かな隙間を通りつつ空気と混合される。これにより、洗浄シート21の表面にきめ細かな洗浄剤の泡が多く形成される。
次に、使用者の皮膚の洗浄すべき部位に洗浄シート21を接触させ、洗浄シート21により皮膚を軽く摩擦することにより皮膚に付着している汚れを浮かせる(すなわち、油性成分を主成分とする汚れを洗浄剤によりミセル化して皮膚表面から遊離させる)(ステップS13)。そして、皮膚表面の洗浄剤を適温の水により洗い流すことにより皮膚に付着していた汚れを除去した後、皮膚表面に残った余分な水分を拭き取る(ステップS14)。
洗浄シート包装物品2による皮膚の洗浄が終了すると、ケアシート包装物品3のケアシート包装体32が開封されてケアシート31が取り出され(ステップS15)、洗浄後の使用者の皮膚にケアシート31を接触させてケア剤の供給が行われる(ステップS16)。ケアシート31の皮膚への接触は、例えば、ケアすべき部位をケアシート31によりパッティングする(すなわち、パタパタとはたく)ことにより行われる。また、適切な時間だけケアシート31を使用者の皮膚上に載置することによりケア剤の供給が行われてもよい。このように、ケア剤が皮膚に供給されることにより、皮膚の炎症の抑制や予防、古い角質の除去、皮膚細胞の再生促進、および、皮膚の美白といった皮膚のケアが行われる。
ケアシート31による皮膚のケアが終了すると、保湿シート包装物品4の保湿シート包装体42が開封されて保湿シート41が取り出され(ステップS17)、ケア後の使用者の皮膚に保湿シート41を接触させて保湿剤の供給が行われる(ステップS18)。保湿シート41の皮膚への接触も、例えば、ケアシート31と同様に、保湿すべき部位を保湿シート41によりパッティングすること等により行われる。このように、保湿剤が皮膚に供給されることにより、皮膚の乾燥を防止するとともに皮膚細胞に水分を付与して皮膚の保湿が行われる。
以上に説明したように、ケアセット1を用いた皮膚のケアでは、洗浄シート包装物品2による使用者の皮膚の洗浄が、ケアシート包装物品3のケアシート31による使用者の皮膚へのケア剤の供給よりも前に行われ、続いて、ケアシート包装物品3による皮膚のケアが行われ、保湿シート包装物品4による皮膚の保湿が、ケアシート31による使用者の皮膚へのケア剤の供給よりも後に行われる。
このように、ケアセット1では、使用者の皮膚の洗浄、ケアおよび保湿に必要な洗浄シート包装物品2、ケアシート包装物品3および保湿シート包装物品4が1セットにまとめられていることにより、洗浄シート包装物品2、ケアシート包装物品3および保湿シート包装物品4(すなわち、ケアセット1)を容易に携帯することができる。また、洗浄シート包装体22、ケアシート包装体32および保湿シート包装体42が連結された袋状のフィルム部材であるため、ケアセット1をより容易に携帯することができる。
病院等の施設では、使用者毎にケアセット1を用意して各使用者のベッドサイド等に配置しておくことがより好ましい。これにより、看護士等が、洗浄、ケアおよび保湿に係る物品を複数の病室に亘って持ち歩く必要がなくなるため、衛生管理の質を向上することができる。
ケアセット1では、洗浄シート21、ケアシート31および保湿シート41が、洗浄シート包装体22、ケアシート包装体32および保湿シート包装体42にそれぞれ密封されているため、洗浄剤、ケア剤および保湿剤の蒸発が防止されるとともに衛生管理の質をより向上することができる。
洗浄シート包装物品2では、洗浄シート21に予め洗浄剤が含浸されているため、洗浄シート包装体22を開封して洗浄シート21を取り出すだけで洗浄作業を開始することができ、使用者の皮膚の洗浄作業を迅速かつ容易に行うことができる。また、洗浄作業を行う際に、ボトルに入れる等した液状の洗浄剤を持ち運ぶ必要がないため、洗浄作業に係る負担を軽減することができるとともに衛生管理の質を向上することもできる。
洗浄シート包装物品2では、3層構造の洗浄シート21において、中間層212が親水性繊維により形成されるため、洗浄シート21により水系の洗浄剤を良好に保持することができる。そして、表層211および裏層213が疎水性繊維により形成されるため、洗浄シート21に含浸された洗浄剤を泡立てる際に、洗浄剤が表層211および裏層213の疎水性繊維の間を通りつつ空気と混合されることにより、良好な泡立ちを実現することができる。
さらには、表層211および裏層213が分割繊維を含むため、洗浄剤が表層211および裏層213において分割繊維間の細かな隙間を通過することにより、きめ細かい泡を泡立ちよく生成することができる。分割繊維は、複合紡糸したものを分割して形成されるため、繊維断面が扁平であったり角張ったものとなり、同じ繊度の断面円形の極細繊維により表層および裏層が形成される場合に比べて、表層211および裏層213に形成される空隙が多くなる。その結果、洗浄シート21では、よりきめ細かい泡を生成することができる。
表層211および裏層213では、分割繊維の含有率が50質量%以上とされることにより、泡のきめをより細かくすることができ、また、分割繊維の含有率が80質量%以下とされることにより、洗浄シート21の風合いを柔らかくすることができる。その結果、使用者の皮膚に与える物理的刺激を低減しつつ汚れを確実に除去することができ、洗浄作業の質を向上することができる。
洗浄シート21では、中間層212の質量が洗浄シート21の質量の30%以上とされ、表層211および裏層213の合計質量が洗浄シート21の質量の70%以下とされることにより、皮膚の洗浄に対して十分な量の洗浄剤を中間層212により保持する(すなわち、含浸する)ことができ、洗浄剤の泡立ちをより良くすることができる。洗浄シート21における中間層212の割合や必要とされる洗浄剤の泡の量等に合わせて、1枚の洗浄シート21に含浸される洗浄剤の質量は、上述のように、洗浄シート21の質量の2倍以上5倍以下とされることが好ましい。
洗浄シート21では、表層211および裏層213が疎水性繊維により形成されることにより、洗浄剤を含浸して湿潤状態となっている洗浄シート21において、洗浄シート21が折れ曲がったり丸まった際に、表層211(または裏層213)同士が互いにくっついてしまうことなく反発する。その結果、洗浄作業を容易化することができ、洗浄作業の質をより向上することができる。
また、中間層212の質量が洗浄シート21の質量の60%以下とされ、表層211および裏層213の合計質量が洗浄シート21の質量の40%以上とされることにより、湿潤状態における洗浄シート21のコシの低下を抑制することができ、洗浄シート21が折れ曲がったり丸まってしまうことを抑制することができる。その結果、洗浄剤を容易に泡立てることができる。
洗浄シート21では、表層211および裏層213のそれぞれが、20質量%以上のアクリル繊維を含むことにより、洗浄シート21の肌触りを滑らかにして皮膚に与える物理的刺激を低減することができる。また、当該アクリル繊維の質量を、表層211および裏層213のそれぞれの質量の40%以下とすることにより、洗浄シート21のコシの低下を抑制することができる。
洗浄シート21の表層211、中間層212および裏層213は水流交絡により一体化されているため、洗浄時等に各層が剥離してしまうことを確実に防止することができる。その結果、3層が一体となって揉まれて摺り合わされることにより、よりきめ細かい泡を生成することができる。
上述のように、洗浄シート21は、長さ300mm以上500mm以下、かつ、幅200mm以上400mm以下の略矩形状とされる。このように、洗浄シート21を片手で扱いやすい大きさの範囲内で比較的大きくすることにより、使用者の皮膚の洗浄すべき部位全体を容易に洗浄することができる。なお、洗浄シート包装物品2では、洗浄シート21の形状は略矩形状に限定される必要はなく、例えば、円形や楕円形、砂時計型のように、用途に応じて適宜変更されてよい。また、洗浄シート21の面密度を30g/m以上とすることにより、洗浄シート21からの繊維の脱落を抑制することができ、面密度を80g/m以下とすることにより、洗浄シート21の風合いを柔らかくすることができる。
洗浄シート21では、含浸される洗浄剤のpHが、健康な人の皮膚表面と同様に、4.5以上6.5以下とされる。このように、洗浄剤を皮膚と同様の弱酸性とすることにより、洗浄剤により皮膚に対して与えられる刺激を低減することができる。
洗浄シート包装物品2では、洗浄シート包装体22が袋状のフィルム部材とされることにより、洗浄シート包装物品2を薄型化することができる。その結果、洗浄シート包装物品2の携帯を容易化することができる。また、洗浄シート包装体22内に洗浄シート21が1枚だけ収容されることにより、1回の洗浄作業で洗浄シート包装物品2を使い切ることができるため、衛生管理の質をより向上することができる。
ケアシート包装物品3では、ケアシート31に予めケア剤が含浸されているため、ケアシート包装体32を開封してケアシート31を取り出すだけでケア作業を開始することができ、使用者の皮膚のケア作業を迅速かつ容易に行うことができる。また、洗浄シート包装物品2と同様に、ケア作業を行う際に液状のケア剤を持ち運ぶ必要がないため、ケア作業に係る負担を軽減することができるとともに衛生管理の質を向上することもできる。
ケアシート包装物品3では、ケアシート31が不織布とされることにより、ケアシート31の風合いを柔らかくして皮膚に与える物理的刺激を低減することができる。また、ケアシート31からの繊維の脱落を抑制し、ケア作業時に使用者の皮膚に繊維が付着することを防止してケア作業の質を向上することができる。
上述のように、ケアシート31に含浸されるケア剤は食酢を含んでおり、食酢には、皮膚の炎症等を予防および抑制する抗炎症作用、皮膚の古くなった角質を除去するとともに新陳代謝を促して皮膚の細胞の再生を促進する代謝促進作用、および、皮膚を美白する美白作用等を有するα−ヒドロキシ酸が含まれている。このため、ケアシート包装物品3により使用者の皮膚をケアすることにより、上述のように、皮膚の炎症を抑制して痛みや痒み等の症状を軽減することができる。また、皮膚の新陳代謝を促進して皮膚の肥厚や色素沈着を軽減することもできる。さらには、炎症を起こしていない皮膚に対してケアシート包装物品3を用いてケアを行うことにより、皮膚の炎症を予防することもできる。
食酢の抗炎症作用や代謝促進作用等を良好に発揮させるという観点からは、ケア剤は食酢を5倍以下(より好ましくは、1倍以下)の質量の精製水で希釈して精製されることが好ましく、ケア時に使用者の皮膚に与えられる刺激を低減するという観点からは、食酢を0.5倍以上の質量の精製水で希釈してケア剤が精製されることが好ましい。
食酢はまた、防腐作用や防カビ作用を有するため、ケアシート包装物品3では、ケア剤への防腐剤や防カビ剤の添加を省略することができる。食酢の防腐作用や防カビ作用をより良好に発揮させるという観点からは、ケア剤は、食酢を2倍以下の質量の精製水で希釈して精製されることが好ましい。
ケアセット1の使用者がおむつ等を着用している場合、おむつを着用している部位(例えば、股間部や臀部)の皮膚のケアはおむつの交換時に行われることが多い。ケアシート包装物品3では、ケア剤に含まれる食酢がアルカリ性のにおいを抑制する消臭作用を有するため、おむつ内の尿や便等がアルカリ化している場合にそのにおいを抑制してケア作業に係る作業環境を改善することができる。
JASによると、食酢は醸造酢と合成酢とに区分され、醸造酢は果実酢、穀物酢およびその他の醸造酢に区分される。ケア剤に含まれる食酢としては、抗炎症作用や代謝促進作用を有するα−ヒドロキシ酸(いわゆる、フルーツ酸)を豊富に含むという観点から、果実酢が利用されることが好ましく、果実酢の中でも、比較的安価であって爽やかな香りを有するリンゴ酢が利用されることがより好ましい。
使用者の皮膚のケアに対して十分な量のケア剤を1枚のケアシート31に保持させるという観点からは、1枚のケアシート31に含浸されるケア剤の質量は、上述のように、ケアシート31の質量の2倍以上5倍以下とされることが好ましい。
ケアシート包装物品3では、洗浄シート包装物品2と同様に、ケアシート包装体32が袋状のフィルム部材とされることにより、ケアシート包装物品3を薄型化することができる。その結果、ケアシート包装物品3の携帯を容易化することができる。また、ケアシート包装体32内にケアシート31が1枚だけ収容されることにより、1回のケア作業でケアシート包装物品3を使い切ることができるため、衛生管理の質をより向上することができる。
保湿シート包装物品4では、保湿シート41に予め保湿剤が含浸されているため、保湿シート包装体42を開封して保湿シート41を取り出すだけで保湿作業を開始することができ、使用者の皮膚の保湿作業を迅速かつ容易に行うことができる。また、洗浄シート包装物品2と同様に、保湿作業を行う際に液状の保湿剤を持ち運ぶ必要がないため、保湿作業に係る負担を軽減することができるとともに衛生管理の質を向上することもできる。
保湿シート包装物品4では、保湿シート41が不織布とされることにより、保湿シート41の風合いを柔らかくして皮膚に与える物理的刺激を低減することができる。また、保湿シート41からの繊維の脱落を抑制し、保湿作業時に使用者の皮膚に繊維が付着することを防止して保湿作業の質を向上することができる。
使用者の皮膚の保湿に対して十分な量の保湿剤を1枚の保湿シート41に保持させるという観点からは、1枚の保湿シート41に含浸される保湿剤の質量は、上述のように、保湿シート41の質量の2倍以上5倍以下とされることが好ましい。
保湿シート包装物品4では、洗浄シート包装物品2と同様に、保湿シート包装体42が袋状のフィルム部材とされることにより、保湿シート包装物品4を薄型化することができる。その結果、保湿シート包装物品4の携帯を容易化することができる。また、保湿シート包装体42内に保湿シート41が1枚だけ収容されることにより、1回の保湿作業で保湿シート包装物品4を使い切ることができるため、衛生管理の質をより向上することができる。
次に、本発明の第2の実施の形態に係るケアセット1aについて説明する。図4は、ケアセット1aの構成を示す平面図である。ケアセット1aは、洗浄シート21、ケアシート31および保湿シート41をそれぞれ複数枚備える。ケアセット1aでは、洗浄シート包装体22a内に複数の洗浄シート21が積層された状態で収容されており、ケアシート包装体32a内に複数のケアシート31が積層された状態で収容されている。また、保湿シート包装体42a内にも、複数の保湿シート41が積層された状態で収容されており、洗浄シート包装体22a、ケアシート包装体32aおよび保湿シート包装体42aは互いに連結される袋状のフィルム部材とされる。
ケアセット1aでは、洗浄シート21、ケアシート31および保湿シート41の構造や材質、大きさ等は第1の実施の形態と同様である。また、各シートに含浸される洗浄剤、ケア剤および保湿剤の成分や含浸率(すなわち、各シートの質量に対する含浸液の質量の割合)等も第1の実施の形態と同様である。
図4に示すように、ケアセット1aの洗浄シート包装物品2では、洗浄シート包装体22aの上面に洗浄シート21を取り出すための長円状の取出口221が形成されており、取出口221はフィルム状の蓋部材222により覆われている。蓋部材222の取出口221側の主面(以下、「裏面」という。)では、取出口221と重ならない領域(すなわち、取出口221と重なる領域の全周を囲む領域)に粘着剤が塗布されており、蓋部材222と洗浄シート包装体22aとが取出口221の周囲全周において粘着することにより、複数の洗浄シート21が洗浄シート包装体22a内に外気から遮断されつつ収容される。
略矩形状の蓋部材222では、長手方向の一方の端部223近傍において幅が漸減され、端部223は洗浄シート包装体22aの開封開始を補助する補助タブの役割を果たす。以下、端部223を「補助タブ223」という。蓋部材222では、補助タブ223の裏面には粘着剤が塗布されておらず、補助タブ223が作業者(すなわち、洗浄シート包装物品2を用いて洗浄作業を行う者)等に摘まれて持ち上げられることにより蓋部材222の一部(すなわち、取出口221を覆う部分)が洗浄シート包装体22aから剥離して取出口221が露出する(すなわち、洗浄シート包装体22aが開封される。)。補助タブ223には、作業者の注意を促して洗浄シート包装物品2の開封開始位置であることを容易に認識させるための目印(例えば、「OPEN」等の注意書きや矢印等の図形)が印刷されている。
洗浄シート包装物品2では、洗浄シート包装体22aから一旦剥離された蓋部材222が、洗浄シート包装体22aに当接することにより洗浄シート包装体22aに再度粘着することが可能とされる。このため、ケアセット1aの洗浄シート包装物品2では、蓋部材222の一部が洗浄シート包装体22aから剥離されて取出口221から洗浄シート21が1枚取り出された後、蓋部材222を洗浄シート21に再度粘着させて洗浄シート包装体22a内の残りの洗浄シート21を再度密封することができる。
図4に示すように、ケアシート包装物品3でも、洗浄シート包装物品2と同様に、ケアシート包装体32aの上面にケアシート31を取り出すための長円状の取出口321が形成されており、取出口321は、補助タブ323を有するフィルム状の蓋部材322により覆われている。蓋部材322もケアシート包装体32aに対して剥離および再粘着可能とされる。また、保湿シート包装物品4でも、保湿シート包装体42aの上面に保湿シート41を取り出すための長円状の取出口421が形成されており、保湿シート包装体42aに対して剥離および再粘着可能なフィルム状の蓋部材422により取出口421が覆われている。蓋部材422も長手方向の端部に補助タブ423を有する。
ケアセット1aでは、第1の実施の形態と同様に、使用者の皮膚の洗浄、ケアおよび保湿に必要な洗浄シート包装物品2、ケアシート包装物品3および保湿シート包装物品4が1セットにまとめられていることにより、洗浄シート包装物品2、ケアシート包装物品3および保湿シート包装物品4(すなわち、ケアセット1a)を容易に携帯することができる。また、第1の実施の形態と同様に、洗浄シート包装体22a、ケアシート包装体32aおよび保湿シート包装体42aが連結された袋状のフィルム部材であるため、ケアセット1aをより容易に携帯することができる。
洗浄シート包装物品2では、第1の実施の形態と同様に、洗浄シート21に予め洗浄剤が含浸されているため、洗浄シート包装体22aを開封して洗浄シート21を取り出すだけで洗浄作業を開始することができ、使用者の皮膚の洗浄作業を迅速かつ容易に行うことができる。また、ケアシート包装物品3および保湿シート包装物品4においても同様に、ケアシート31および保湿シート41に予めケア剤および保湿剤がそれぞれ含浸されているため、使用者の皮膚のケア作業および保湿作業を迅速かつ容易に行うことができる。
ケアセット1aでは、特に、洗浄シート包装体22a、ケアシート包装体32aおよび保湿シート包装体42aに洗浄シート21、ケアシート31および保湿シート41がそれぞれ複数枚収容されているため、1つのケアセット1aを複数回の皮膚の総合ケアに使用することができる。このようなケアセット1aは、在宅介護等のように、ケアセット1aの使用者が1人である場合等、厳重な衛生管理が求められない環境における利用に特に適している。
以上、本発明の実施の形態について説明してきたが、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、様々な変更が可能である。
洗浄作業、ケア作業および保湿作業を迅速かつ容易に行うという観点からは、洗浄シート21、ケアシート31および保湿シート41は、必ずしも上述の繊維により形成された不織布には限定されず、例えば、綿、絹、麻、ウール、パルプ等の天然繊維や、ポリエステル、ポリプロピレン、ポリエチレン、アクリル、ナイロン、ビニロン、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン等の合成繊維により形成された不織布が各シートとして用いられてもよい。また、これらの繊維により形成された織布や編布が洗浄シート21、ケアシート31および保湿シート41として用いられてもよい。さらには、各シートは紙(ティッシュペーパー等)や薄型のスポンジであってもよい。
上記実施の形態に係るケアセットは、互いに独立する(すなわち、連結されていない)洗浄シート包装物品2、ケアシート包装物品3および保湿シート包装物品4を備えていてもよい。この場合、別途用意されたケースに3種類の包装物品を収容することにより、ケアセットの携帯が容易とされてもよい。
上記実施の形態に係るケアセットでは、洗浄シート包装物品2、ケアシート包装物品3および保湿シート包装物品4の薄型化の観点からは、洗浄シート包装体、ケアシート包装体および保湿シート包装体がフィルム部材とされることが好ましいが、例えば、第2の実施の形態のように、各包装体に複数のシートが収容されており、包装体の開封および再密封が必要とされる場合には、開閉可能な蓋を備えたプラスチック製の箱状の容器が包装体として利用されてもよい。
第1の実施の形態に係るケアセットの構成を示す平面図である。 洗浄シートを示す部分断面図である。 皮膚のケアの流れを示す図である。 第2の実施の形態に係るケアセットの構成を示す平面図である。
符号の説明
4 保湿シート包装物品
41 保湿シート
42,42a 保湿シート包装体
S11〜S18 ステップ

Claims (6)

  1. 保湿シート包装物品であって、
    液状の保湿剤が含浸されるとともに使用者の皮膚に接触して前記保湿剤を前記使用者の皮膚に供給する保湿シートと、
    前記保湿シートを外気から遮断しつつ収容する包装体と、
    を備えることを特徴とする保湿シート包装物品。
  2. 請求項1に記載の保湿シート包装物品であって、
    前記包装体が、袋状のフィルム部材であることを特徴とする保湿シート包装物品。
  3. 請求項1または2に記載の保湿シート包装物品であって、
    前記包装体内に、前記保湿シートが1枚だけ収容されることを特徴とする保湿シート包装物品。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載の保湿シート包装物品であって、
    前記保湿シートが不織布であることを特徴とする保湿シート包装物品。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載の保湿シート包装物品であって、
    1枚の保湿シートに含浸される保湿剤の質量が、前記1枚の保湿シートの質量の2倍以上5倍以下であることを特徴とする保湿シート包装物品。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の保湿シート包装物品であって、
    食酢を含む液状のケア剤による前記使用者の皮膚のケアよりも後に行われる前記使用者の皮膚の保湿に利用されることを特徴とする保湿シート包装物品。
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