JP2005094792A - 車両用携帯電話スタンド - Google Patents
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Abstract
【課題】 近年、普及しているカメラ機能を搭載した携帯電話に着目し、車両交通事故の現場状況を、常に携帯する携帯電話に搭載されるカメラによって撮影可能な車両用携帯電話スタンドを開発することによって、事故の現場状況を示す客観的な証拠を確実に得ることを目的とする。
【解決手段】 カメラ機能を搭載した携帯電話2を置く収容部4と、急ブレーキ又は衝突の衝撃によって初期位置から自動車の進行方向側に移動する質量体12及び該質量体12を初期位置に付勢するバネ13とを備える作動装置1と、自動車の進行方向側に移動する質量体12により携帯電話2のシャッターボタン21を作動させる作動部5と、から構成してあることを特徴とする。
【選択図】 図1
【解決手段】 カメラ機能を搭載した携帯電話2を置く収容部4と、急ブレーキ又は衝突の衝撃によって初期位置から自動車の進行方向側に移動する質量体12及び該質量体12を初期位置に付勢するバネ13とを備える作動装置1と、自動車の進行方向側に移動する質量体12により携帯電話2のシャッターボタン21を作動させる作動部5と、から構成してあることを特徴とする。
【選択図】 図1
Description
本発明は、自動車の運転中に携帯電話を一時的に置いておくための車両用携帯電話スタンドに関するものであり、さらに詳しくは、携帯電話に搭載されるカメラ機能を利用して車両交通事故の現場状況を撮影することができる車両用携帯電話スタンドに関するものである。
従来の車両用携帯電話スタンドとしては、単に携帯電話を着脱可能に固定する保持機能しか備えていないものか、保持機能の他に充電機能を備えているものがある。また、最近では、本年11月より運転中の携帯電話の使用を禁止する法令が施行されることもあり、運転中の安全性を考慮してハンズフリー機能を搭載している車両用携帯電話スタンドも増えてきている。
ところで、交通事故とは予告なく起こりうるものであるが、事故時の信号の状況等を記録できないために、目撃者が居ない限り客観的な証拠が得られないことがしばしばであった。そのため、事故を起こした双方が、自分に有利な、異なる状況を主張し、示談がスムーズに行われずに和解が起こりにくくなったり、保険の支払いが不公正になってしまうことがあった。それにより、しばしば裁判沙汰になることも少なくなく、その裁判費用を支払う損害保険会社の負担も大きなものであった。
また、従来、そのような車載可能な撮影装置(例えば、ドライブレコーダー等)は、大がかりで高価なものとなることが多く、設置できる自動車に限りがあり、全ての自動車に搭載可能な、小型で安価な撮影装置の開発が望まれていた。
そこで本発明者は、近年、普及しているカメラ機能を搭載した携帯電話に着目し、車両交通事故の現場状況を、常に携帯する携帯電話に搭載されるカメラによって撮影可能な車両用携帯電話スタンドを開発することによって、事故の現場状況を示す客観的な証拠を確実に得ることを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、カメラ機能を搭載した携帯電話を置く収容部と、急ブレーキ又は衝突の衝撃によって初期位置から自動車の進行方向側に移動する質量体及び該質量体を初期位置に付勢するバネとを備える作動装置と、自動車の進行方向側に移動する質量体により携帯電話のシャッターボタンを作動させる作動部と、から構成してあることを特徴とする。
このように構成することで、カメラ機能を搭載した携帯電話を収容部に置いておくだけで、急ブレーキ又は衝突した際の大きな衝撃により質量体が前方へ移動することによって、携帯電話に搭載されるカメラのシャッターボタンが押され、事故時の風景が自動的に撮影されるので、事故後に慌てて手動でカメラのシャッターボタンを押す必要や手間もなく、また、撮影には常時携帯する携帯電話に搭載されるカメラを利用するため、従来のような高価で大がかりな撮影装置を購入する必要がなく非常に安価になると共に、常時カメラを車内に設置して置く必要がないので、カメラの劣化等を心配する必要や手間もなく、必要な事故時の状況証拠を残すことができ、その後の保険支払いの示談等において、的確な判断を行うことができる。また、携帯電話スタンドは運転中にハンズフリーで携帯電話を使用する際のスタンドとしても使用することが勿論可能となり、安全運転の面からも非常に時代の要請に適ったものといえる。
尚、急ブレーキとはタイヤのスリップ痕ができる程の急ブレーキを指す。
尚、急ブレーキとはタイヤのスリップ痕ができる程の急ブレーキを指す。
本発明のうち請求項2記載の発明によれば、収容部には、携帯電話を着脱可能に固定する保持手段が備えてあることを特徴とする。このように構成すれば、収容部への携帯電話の着脱作業が容易に行えるだけでなく、事故時に携帯電話を収容部に確実に固定しておくことができるので、事故時の状況証拠を確実に残すことができる。
保持手段とは、急ブレーキ又は衝突の衝撃により、携帯電話が収容部から外部に飛び出してしまうことを防止する手段を全て含める概念であり、例えば携帯電話の充電器に採用されているような、携帯電話の自重の力よりも大きな回転力が付勢されたラッチレバーを携帯電話に形成された凹部に嵌め合わせることで保持固定する方法や、携帯電話の自重の力よりも大きな力をバネ等によって付勢されたストッパー部材を携帯電話に形成された溝部に嵌め合わせることで保持固定する方法、更には板バネ等を挙げることができる。
また、写真には、状況証拠、例えば前方の信号の色、対向車がセンターラインを割っているか、等が分かればよいので、携帯電話のカメラ機能のみでもよいが、事故時の状況をより正確に把握するためにも、事故時の状況を動的な映像として記録することが可能なカメラの動画機能を利用することが望ましい。携帯電話スタンドの車内での設置場所は、例えばダッシュボード上等を挙げることができる。助手席と運転席の中間に設置すれば、運転の妨げにもならず、好都合である。
ここで作動部とは、質量体の移動により携帯電話のシャッターボタンを作動させる手段、例えば質量体の移動方向を携帯電話のカメラのシャッターボタンを押圧する方向に変更させるような手段等を全て含める概念であり、その構成や材質等に関しては、特に限定するものではないが、請求項3記載の発明のように、作動部を質量体の移動によって携帯電話のシャッターボタンを押す方向に力が付勢される弾力部材とし、該弾力部材をシャッターボタンと遊びを持たせて配置させることが望ましい。このように構成すれば、携帯電話に折り畳み式で且つ携帯電話を閉じた(折り畳んだ)状態でも撮影可能な機種、例えば携帯電話を横にした状態で撮影する機種等を使用する場合、質量体の移動方向を弾力部材によって別方向の動きに変えて携帯電話に搭載されるカメラのシャッターボタンを押すことができるため、事故時の状況証拠を確実に残すことができると共に、携帯電話スタンドをコンパクトにすることができる。また、弾力部材にすることにより、シャッターボタンを押す際にソフトに接触するため、携帯電話の破損や故障を招くことを防ぐことができる。また、遊びを持たせることで、通常の運転によるブレーキ操作ではシャッターが切れないようにすることができる。
弾力部材は、質量体の移動によってシャッターボタンを押す方向に力を加える部材、例えばねじりコイルバネ等を挙げることができる。携帯電話スタンドをよりコンパクトにするためにも、携帯電話を通常撮影する状態に対して上下逆さまにしてシャッターボタンを下側に位置させ、シャッターボタンを質量体の近傍に配置させることが望ましい。
本発明のうち請求項4記載の発明によれば、作動部は、質量体の移動によって作動する作動体と、携帯電話のシャッターボタンを押す押圧体とが、携帯電話を置く収容部と作動装置とに跨って設けた架橋軸にそれぞれ軸支されており、作動体が質量体と、押圧体がシャッターボタンと、それぞれ遊びを持たせて配置してあることを特徴とする。このように構成すれば、携帯電話にスタンダード型の機種や折り畳み式で且つ携帯電話を開いた状態でなければ撮影できないような機種を使用する場合、質量体の移動方向を作動体によって別方向の動きに変えて、それに連動して動く押圧体によって携帯電話に搭載されるカメラのシャッターボタンを押すことができるため、事故時の状況証拠を確実に残すことができると共に、携帯電話スタンドをコンパクトにすることができる。また、遊びを持たせることで、通常の運転によるブレーキ操作ではシャッターが切れないようにすることができる。
作動部の作動体は作動装置の内部に、押圧体はシャッターボタンの前方に配置されており、上記のようなスタンダード型等の機種の携帯電話の場合、カメラレンズはシャッターボタンの配置される面とは反対側の面に設置されているため、撮影の邪魔にならず、作動体及び押圧体が写真に写ってしまうことはない。また、架橋軸もシャッターボタンの前方に備えてあるため、写真に写ってしまうことはない。作動体と押圧体は架橋軸にそれぞれ固定されており、質量体の移動によって作動する作動体に連動して押圧体が架橋軸を介して回動する。押圧体については、シャッターボタンを押した際に携帯電話の破損や故障等を招くことを防ぐためにも、シャッターボタンにソフトに接触可能となる弾力部材にすることが望ましく、例えば押圧体の材質をゴム等にしてもよいし、押圧体自体をねじりコイルバネ等にしてもよい。
作動装置の構造としては、例えば、移動可能な直方体の質量体とバネを車の進行方向直線上のダッシュボードに載置して、質量体の動きを車の進行方向のみに規制する支持枠体内、例えば箱体等の収納部内に設置し、質量体の進行方向への移動による当接、押し出しによって弾力部材又は作動体を押し、弾力部材を押し出した場合には、弾力部材にシャッターボタンを押す方向に押しつけ力が付勢されて、シャッターボタンを押すようにした構造が挙げられ、また、作動体を押し出した場合は、架橋軸を支点として押圧体が回動し、シャッターボタンを押すようにした構造が挙げられる。尚、シャッターボタンが押された後は、バネの復元力によって質量体が元の初期位置に戻るようになっている。
質量体の摺動構造としては、例えば、直方体形状の質量体の四隅を、端面が円弧状に、長手方向に切り欠き、この切欠部位に、質量体とバネを支持する支持枠体に両端側を支持された丸棒を当てがうように4本配置し、丸棒上を質量体が滑らかに移動可能とすることで、急ブレーキまたは衝撃を受けた際に進行方向に移動させるようにしてもよい。
請求項1記載の発明によれば、携帯電話スタンドの収容部にカメラ機能を搭載した携帯電話を置いておくだけで、交通事故直前の急ブレーキ又は衝突による衝撃で、携帯電話のカメラ機能のシャッターボタンが押されるので、衝突時からのタイムラグもなく、衝突直前又は衝突時の現場写真を撮ることができ、保険の支払い等の双方の交渉の際に、客観的な証拠を提供することができる。また、撮影には常時身につけて持ち歩く携帯電話に搭載されるカメラを利用するので、従来のような高価で大がかりな撮影装置を購入して車内に設置する必要がなく、カメラ等の劣化を心配する手間が省かれると共に、安価で小型の、簡便な撮影機能を備えた携帯電話スタンドとすることができる。また、運転中に携帯電話を一時的に置いておくためのホルダーとして、更には、運転中にハンズフリーで携帯電話を使用する際のスタンドとしても勿論使用することができるので、安全運転の面からも非常に好都合となり、時代の要請に適った携帯電話スタンドとなり、車種を問わずに誰もが手軽に利用できる非常に優れた携帯電話スタンドを提供することができる。
請求項2記載の発明によれば、収容部への携帯電話の着脱作業が容易に行えるだけでなく、事故時に携帯電話を収容部に確実に固定して置くことができるので、収容部から携帯電話が飛び出してしまったり、また、飛び出した勢いでフロントガラス等に直撃して携帯電話の破損や故障を招くことを確実に防ぐことが可能となり、事故時の状況証拠をより一層確実に残すことができる。
請求項3又は4記載の発明によれば、作動部である弾力部材や、作動体及び押圧体を通してシャッターボタンを押せるので、作動装置の上部や側部に携帯電話を設置することができ、より一層コンパクトとなり、場所をとらずにダッシュボードに設置することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は発明の第1実施形態を示す斜視図であり、図2はその断面図である。丸棒11上を移動する質量体12とバネ13を備えた作動装置1の側部に、カメラ機能を搭載した携帯電話2、特にスタンダード型の機種又は折り畳み式で且つ携帯電話を開いた状態でなければ撮影できないような機種の携帯電話2を着脱可能に固定する保持手段3を備えた収容部4が設けられ、急ブレーキ又は衝突時に移動する質量体12と、質量体12によりシャッターボタン21を押す作動部5が備えてある。
作動部5は質量体12の移動によって作動する作動体51と、作動体51によって携帯電話2のシャッターボタン21を押す押圧体52とから構成され、作動装置1と携帯電話2を置く収容部4とに跨るように設けられた架橋軸53にそれぞれ軸支されている。作動体51は作動装置1内、押圧体52は収容部4内の架橋軸53にそれぞれ固定されている。
作動装置1はケース14内部を仕切壁15によって上下方向に仕切られており、下側の空間内に質量体12及びバネ13を配置し、仕切壁15には上下空間内に作動体51を貫通させるための貫通穴16が形成されている。貫通穴16は質量体12の移動方向に沿って、やや長めに設けられ、その貫通穴16の長手方向の範囲内において作動体51が質量体12の移動に合わせて回動可能となっている。
尚、貫通穴16には作動体51の不要な揺動を防ぐための支持バネ18が掛着されている。
尚、貫通穴16には作動体51の不要な揺動を防ぐための支持バネ18が掛着されている。
収容部4は前方側に携帯電話2を置く収容凹部41を、後方側にケース部42を配置しており、ケース部42の上端部から前方の収容凹部41側に向かって突出するように保持手段3が備えてある。収容凹部41の下端部には、携帯電話2の下端を受ける受け部45が設けてある。保持手段3は、図3に示すように、上下方向に揺動可能なラッチレバー31と、ラッチレバー31に携帯電話2の自重の力よりも大きな回転力を付勢するねじりコイルバネ32とから構成されており、ラッチレバー31の一端側に有する下向き凸部33が、スリット43を介して収容凹部41側に突出するようになっている。ラッチレバー31は、凸部33を一端側に有する板体34にシャフト35を形成した長細いアーム形状になっている。ねじりコイルバネ32にはシャフト35を通し、ねじりコイルバネ32の上側をケース部42の上端面に押しつけ、下側をラッチレバー31の板体34に押しつけてあり、ねじりコイルバネ32の押しつけによる力により、ラッチレバー31に下向きの回転力が付勢されている。これにより、携帯電話2を収容凹部41に収容する場合、携帯電話2に形成された凹溝22に携帯電話2の自重により生じる力よりも強い回転力が付勢されたラッチレバー31の凸部33を嵌め合わせることで、収容凹部41の受け部45と相まって、収容凹部41内に携帯電話2を確実に固定保持することができ、急ブレーキ又は衝突時に、携帯電話2が収容部4から飛び出してしまうことを防ぎ、事故時の現場状況を確実に撮影することができる。
図4は、図2の携帯電話スタンドが実際の急ブレーキ又は衝突時に作動する状態を示した断面図である。質量体12が進行方向前方に移動してバネ13が伸長して、前方に移動した質量体12が作動体51を押圧する。すると、作動体51が架橋軸53を支点に回動し、その回動に連動して収容部4側の架橋軸53に固定された押圧体52が回動して、シャッターボタン21を押圧してシャッターが切れるようになっている。
図5は本発明の第2実施形態の収容部4を示す断面図である。第1実施形態と相違するところは、保持手段3が収容凹部41の下端部に備えられており、その保持手段3が携帯電話2の下端面を上側の方向に押し上げるように力を付勢する支持部材38と、携帯電話2に形成された凹溝22に嵌り込む、ケース部42の上端部から収容凹部41側に突出する下向き凸部46とから構成されている点である。支持部材38はバネ38aと、携帯電話2の下端面を支持する平板状の支持体38bとから構成されており、携帯電話2を収容凹部41に収容する場合、バネ38aによって上側の方向に力が付勢された携帯電話2の凹溝22に凸部46を嵌め合わせることで、収容凹部41内に携帯電話2を確実に固定保持することができる。
図6は本発明の第3実施形態を示す断面図である。第3実施形態は、折り畳み式で且つ携帯電話2を閉じた(折り畳んだ)状態でも撮影可能な機種、例えば携帯電話2を横にした状態で撮影する機種等の携帯電話2に対応した携帯電話スタンドであり、丸棒11上を移動する質量体12とバネ13を備えた作動装置1上に、カメラ機能を搭載した携帯電話2を着脱可能に固定する保持手段3を備えた収容部4が設けられ、急ブレーキ又は衝突時に移動する質量体12と、質量体12によりシャッターボタン21を押すねじりコイルバネ54が備えてある。
ねじりコイルバネ54はシャフト55を挿通しており、ねじりコイルバネ54の上側が質量体12の移動によって作動装置1の上面に形成したスリット17から突出するように、作動装置1内の上方側に配置されている。携帯電話2を収容部4に固定する場合、ねじりコイルバネ54によってシャッターボタン21を押圧可能にするために、シャッターボタン21が下面側にくるようにセットする。このようにすれば、ねじりコイルバネ54が作動装置1内に完全に収容されて外観から見えず、体裁が良好になると共に、作動部5を複雑な構成にする必要がなく、携帯電話スタンドのより一層の低コスト化と小型化が図られる。
収容部4は前方側に携帯電話2を置く収容凹部41を、後方側にケース部42を配置しており、ケース部42の上端部から前方の収容凹部41側に向かって突出するように保持手段3が備えてある。保持手段3には、第1実施形態と同様の手段を採用している。ケース部42には収容凹部41に連通する窓穴44を形成し、携帯電話2を収容部4に固定した状態のままでも携帯電話2の液晶画面(図示省略)を確認できるようにしてある。
図7は本発明の第4実施形態を示す断面図である。第3実施形態と相違するところは、収容部4のケース部42の上端部に備えられる保持手段3が、携帯電話2に形成された半球状の溝23に嵌り込む球状のストッパー部材36と、ストッパー部材36に携帯電話2の自重の力よりも大きな力を付勢するバネ37とから構成されている点である。このように構成しても、収容凹部41内に携帯電話2を確実に固定保持することができ、急ブレーキ又は衝突時に、携帯電話2が収容部4から飛び出してしまうことを防ぎ、事故時の現場状況を確実に撮影することができる。
図8は、図7の携帯電話スタンドが実際の急ブレーキ又は衝突時に作動する状態を示した断面図である。質量体12が進行方向前方に移動してバネ13が圧縮して、前方に移動した質量体12がねじりコイルバネ54の下側を上方へ押し上げる。すると、ねじりコイルバネ54がシャフト55を支点にして回動し、ねじりコイルバネ54の上側が、シャッターボタン21を押圧してシャッターが切れるようになっている。
図9に、第1実施形態の具体的な使用形態を示した。携帯電話スタンドは、ダッシュボード6上の助手席7と運転席8の中間部に載置されており、運転の妨げにも、助手席7に座った人の視界の妨げにもならず好都合である。また、携帯電話スタンドは、運転中に携帯電話2を一時的に置いておくためのホルダーとして、また、運転中にハンズフリーで携帯電話2を使用する際のスタンドとして使用することが勿論可能となり、安全運転の面からも非常に好都合となり、どの車種にも誰もが手軽に搭載することができる非常に優れた携帯電話スタンドとなる。もし、本発明の携帯電話スタンドを全自動車に搭載することができれば、いつ何時事故が発生しても、常に客観的証拠を残すことができるので、スムーズに保険等の事故処理を行うことができる。
尚、本発明は上記実施形態のみに限定されるものではなく、例えば実施形態3及び4の作動部に関しては、弾力部材であるねじりコイルバネとシャフトから構成するのではなく、くの字状又は逆L字状の板状体等からなるシャッターレバーとシャフトから構成し、質量体の移動によりシャッターレバーがシャフトを軸にして回動し、携帯電話に搭載されるカメラのシャッターボタンを押す構造にしてもよく、必ずしも弾力部材にする必要はない。また、本発明の携帯電話スタンドは、携帯電話が各メーカによって構造が多少異なっていることから、各メーカ毎に対応する携帯電話スタンドを個々に製作する必要がある。
1 作動装置
2 携帯電話
3 保持手段
4 収容部
5 作動部
12 質量体
13 バネ
21 シャッターボタン
51 作動体
52 押圧体
53 架橋軸
54 ねじりコイルバネ(弾力部材)
2 携帯電話
3 保持手段
4 収容部
5 作動部
12 質量体
13 バネ
21 シャッターボタン
51 作動体
52 押圧体
53 架橋軸
54 ねじりコイルバネ(弾力部材)
Claims (4)
- カメラ機能を搭載した携帯電話(2)を置く収容部(4)と、急ブレーキ又は衝突の衝撃によって初期位置から自動車の進行方向側に移動する質量体(12)及び該質量体(12)を初期位置に付勢するバネ(13)とを備える作動装置(1)と、自動車の進行方向側に移動する質量体(12)により携帯電話(2)のシャッターボタン(21)を作動させる作動部(5)と、から構成してあることを特徴とする車両用携帯電話スタンド。
- 前記収容部(4)には、携帯電話(2)を着脱可能に固定する保持手段(3)が備えてあることを特徴とする請求項1記載の車両用携帯電話スタンド。
- 前記作動部(5)は、質量体(12)の移動によって携帯電話(2)のシャッターボタン(21)を押す方向に力が付勢される弾力部材(54)であり、該弾力部材(54)はシャッターボタン(21)と遊びを持たせて配置してあることを特徴とする請求項1又は2記載の車両用携帯電話スタンド。
- 前記作動部(5)は、質量体(12)の移動によって作動する作動体(51)と、携帯電話(2)のシャッターボタン(21)を押す押圧体(52)とが、携帯電話(2)を置く収容部(4)と作動装置(1)とに跨って設けた架橋軸(53)にそれぞれ軸支されており、作動体(51)が質量体(12)と、押圧体(52)がシャッターボタン(21)と、それぞれ遊びを持たせて配置してあることを特徴とする請求項1又は2記載の車両用携帯電話スタンド。
Priority Applications (1)
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JP2004316612A JP2005094792A (ja) | 2004-10-29 | 2004-10-29 | 車両用携帯電話スタンド |
Applications Claiming Priority (1)
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2009271757A (ja) * | 2008-05-08 | 2009-11-19 | Toshiba Corp | 車載画像記録装置及び方法 |
USD875946S1 (en) | 2016-12-09 | 2020-02-18 | Ora, Inc. | Apparatus for capturing an image of the eye |
JP2021059211A (ja) * | 2019-10-07 | 2021-04-15 | トヨタ紡織株式会社 | 車両用ドアトリム |
US11246483B2 (en) | 2016-12-09 | 2022-02-15 | Ora, Inc. | Apparatus for capturing an image of the eye |
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2004
- 2004-10-29 JP JP2004316612A patent/JP2005094792A/ja active Pending
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JP7347095B2 (ja) | 2019-10-07 | 2023-09-20 | トヨタ紡織株式会社 | 車両用ドアトリム |
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