JP2003241292A - 車両事故撮影装置 - Google Patents

車両事故撮影装置

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JP2003241292A
JP2003241292A JP2002109072A JP2002109072A JP2003241292A JP 2003241292 A JP2003241292 A JP 2003241292A JP 2002109072 A JP2002109072 A JP 2002109072A JP 2002109072 A JP2002109072 A JP 2002109072A JP 2003241292 A JP2003241292 A JP 2003241292A
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camera
mass body
shutter button
vehicle
vehicle accident
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Yoshishige Araki
良茂 荒木
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車両の交通事故直前または衝突の瞬間の現場
状況を自動的に撮影する安価な装置を開発する。 【解決手段】 急ブレーキまたは衝突の衝撃によって初
期位置から自動車の進行方向側に移動する質量体1また
は質量体1を備えた作動部2,39と、質量体1を初期位
置側に付勢するバネ3と、自動車の進行方向側に移動す
る質量体1または作動部2,39により作動するシャッタ
ーボタン4を備えたカメラ5と、からなる車両事故撮影
装置、またはカメラ5を置く収納部11に設けた架橋軸8
に、水平部35と垂直部36とからなる逆L字状の作動体9
を軸支し、水平部35がシャッターボタン4と、垂直部36
が質量体1または作動部2と、それぞれ遊びをもたせて
配置してある車両事故撮影装置、または、カメラ5前面
には、カメラ5側方方向の景色を映し、撮影するための
凸鏡6が備えてある車両事故撮影装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、車両交通事故の現
場状況を撮影する装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】交通事故は予告なく起こりうるものであ
るが、事故時の信号の状況などを記録できないために客
観的証拠が得られないことがしばしばであった。そのた
め、事故を起こした双方が、自分に有利な、異なる状況
を主張し、示談がスムーズに行われずに和解が起こりに
くくなったり、保険の支払いが不公正になってしまうこ
とがあった。また、事故の際にカメラを取り出して、手
で撮影しようとして少しでも時間が経つと、信号が変わ
るなど、事故時の状況が撮影できないことがしばしばで
あった。
【0003】また、従来、そのような撮影装置は、大が
かりで高価なものとなることが多く、設置できるのは一
部の自動車であって、全ての自動車に搭載できるよう
な、小型で安価な撮影装置の開発が望まれていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、車両
交通事故の現場状況を撮影する安価で小型の装置を開発
することによって、事故の現場状況を示す客観的な証拠
を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明のうち請求項1記
載の発明によれば、急ブレーキまたは衝突の衝撃によっ
て初期位置から自動車の進行方向側に移動する質量体
と、質量体を初期位置側に付勢するバネと、自動車の進
行方向側に移動する質量体により作動するシャッターボ
タンを備えたカメラと、からなる車両事故撮影装置とす
る。このように構成すれば、急ブレーキまたは衝突した
際の大きな衝撃により質量体が前方へ移動することによ
って、カメラのシャッターボタンが押され、事故時の風
景が自動的に撮影されるので、事故後に慌てて手動でカ
メラのシャッターボタンを押す必要や手間もなく、必要
な事故時の状況証拠を残すことができ、その後の保険支
払いの示談等において、的確な判断を行うことができ
る。なお、急ブレーキとはタイヤのスリップ痕ができる
ほどの急ブレーキを指す。
【0006】本発明のうち請求項2記載の発明によれ
ば、急ブレーキまたは衝突の衝撃によって初期位置から
自動車の進行方向側に移動する質量体を備えた作動部
と、質量体を初期位置側に付勢するバネと、自動車の進
行方向側に移動する作動部により作動するシャッターボ
タンを備えたカメラと、からなる車両事故撮影装置とす
る。このように構成すれば、急ブレーキまたは衝突した
際の大きな衝撃により質量体が前方へ移動することによ
ってその作動部でカメラのシャッターボタンが押され、
事故時の風景が自動的に撮影されるので必要な事故時の
状況証拠を残すことができる。
【0007】また、写真には、状況証拠、例えば前方の
信号の色、対向車がセンターラインを割っているか、な
どが分かればよいので、特に高価なカメラを使用する必
要がなく、シャッターボタンを押すことでシャッターが
切れるカメラであれば何でも良く、使い捨てカメラなど
安価なカメラを活用することができる。カメラの車内で
の設置場所は、例えば、ダッシュボード上が挙げられ
る。助手席と運転席の中間部に設置すれば、運転の妨げ
にも、助手席に座った人の視界の妨げにもならず、好都
合である。さらに、ケーブルレリーズを用いて機械的
に、またスイッチにより電気的に、遠隔操作でシャッタ
ーを切るように構成することで、作動部とカメラを分離
したり、作動部を車内の目立たない場所に設置し、カメ
ラのみをダッシュボード上に設置することもできるし、
カメラを複数台接続して、別の角度から撮影することも
できる。
【0008】スイッチとしては、例えば、有線または無
線のリモートスイッチでもよい。リモートスイッチに
は、電気接点式が挙げられる。さらに、ストロボを設
け、スイッチに連動して発光させることで、暗い時、暗
い場所でも明るく撮影することができる。カメラのレン
ズには広角レンズを使用したり、広角アダプターを使用
してレンズ前面に装着することで、広い範囲を写すこと
ができ、その場の状況について出来る限り多くの情報を
得ることができる。また、シャッターボタンで記録が開
始されるビデオカメラを使用して、映像を記録するよう
に構成しても良い。
【0009】本発明のうち請求項3記載の発明によれ
ば、カメラを置く収納部に設けた架橋軸に、水平部と垂
直部とからなる逆L字状の作動体を軸支し、水平部がシ
ャッターボタンと、垂直部が質量体と、それぞれ遊びを
もたせて配置してある車両事故撮影装置とする。このよ
うに構成すれば、質量体の移動方向を作動体によって別
方向の動きに変えてシャッターボタンを押すことができ
るため、撮影装置をコンパクトにすることができる。ま
た、遊びをもたせることで、通常の運転によるブレーキ
操作ではシャッターが切れないようにすることができ
る。
【0010】本発明のうち請求項4記載の発明によれ
ば、カメラを置く収納部に設けた架橋軸に、水平部と垂
直部とからなる逆L字状の作動体を軸支し、水平部がシ
ャッターボタンと、垂直部が作動部と、それぞれ遊びを
もたせて配置してある車両事故撮影装置とする。このよ
うに構成すれば、質量体の移動方向を作動体によって別
方向の動きに変えてシャッターボタンを押すことができ
るため、撮影装置をコンパクトにすることができる。ま
た、遊びをもたせることで、通常の運転によるブレーキ
操作ではシャッターが切れないようにすることができ
る。
【0011】作動体の水平部はシャッターボタンの上方
に、垂直部はカメラレンズの横に配置されているため、
撮影の邪魔にはならず、作動体が写真に写ってしまうこ
とはない。また、架橋軸もレンズ、ストロボより上に備
えてあるために、写ってしまうことはなく、ストロボを
遮ることもない。作動体の折り曲がり部内側には軸貫通
部が接着してあり、作動体の回動は可能であるが、横方
向にずれ動くのを防ぐために、作動体の両端に、架橋軸
を中心とする鍔部を設けておくのがよい。
【0012】作動装置の構造としては、例えば、移動可
能な直方体の質量体とバネを車の進行方向直線上のダッ
シュボードに載置して、質量体の動きを車の進行方向の
みに規制する支持枠体内、例えば箱体などの収納部内に
設置し、質量体の進行方向への移動による当接、押し出
しによって作動体を押し、架橋軸を支点として、作動体
の水平部が下がり、シャッターボタンを押すようにした
構造が挙げられる。また、質量体の作動部を作動体と少
し距離をあけて備え、質量体の進行方向への移動による
作動部の当接、押し出しによって作動体を押す構造でそ
の作動部の先端近傍に貫通孔を備えて、作動体を前後に
余裕を持った状態で挿入、貫通させておき、急ブレーキ
または衝突により質量体が移動して作動体が作動部貫通
孔後端に当接して進行方向に押し出される構造によっ
て、架橋軸を支点として、作動体の水平部が下がり、シ
ャッターボタンを押すようにした構造が挙げられる。
【0013】また、作動装置の構造としての他の例とし
ては、質量体内を貫通して一体化されたシャフトを備え
て作動部とし、箱体の開口部から箱体外に突出させ、急
ブレーキまたは衝撃によって質量体が移動してバネが収
縮し、シャフトが移動して、シャフト前に置かれてあり
且つ自動車前方を撮影可能なカメラのシャッターボタン
を押すように構成しても良いし、シャフトが作動体に当
接して進行方向に押し出される構造によって、架橋軸を
支点として、作動体の水平部が下がり、シャッターボタ
ンを押すように構成しても良い。尚、シャッターボタン
が押された後は、バネの復元力によって質量体及びシャ
フトが元の初期位置に戻るようになっている。さらに他
の例としては、質量体には、進行方向に対して後面に、
垂直に起立した角棒を接着しておき、角棒の上部は、底
面に開口部を有するL字形の作動板底面に開けられた開
口部を貫通して突出させ、開口部は進行方向に対して長
い長楕円形状として、急ブレーキまたは衝撃により角棒
が進行方向に移動し、開口部前端に当接して進行方向に
押し出すことで、作動板の起立面も進行方向に移動し、
起立面が、カメラのシャッターボタンを押すように構成
しても良い。なお、開口部が角棒に対して余裕を持った
長さで開口してあるのは、軽いブレーキ操作など、通常
の運転中に質量体が移動しても、開口部前端までに至ら
ず、誤ってシャッターが切れてしまうことがないように
するためである。
【0014】質量体の摺動構造としては、例えば、直方
体形状の質量体の四隅を、端面が円弧状に、長手方向に
切り欠き、当該切欠部位に、質量体とバネを支持する支
持枠体に両端部を支持された丸棒を当てがうように4本
配置し、丸棒上を質量体が滑らかに移動可能とすること
で、急ブレーキまたは衝撃を受けた際に進行方向に移動
させるようにしてもよい。
【0015】本発明のうち請求項5記載の発明によれ
ば、カメラ前面には、カメラ側方方向の景色を映し、撮
影するための凸鏡が備えてある車両事故撮影装置とす
る。このように構成すれば、カメラを前方に向けなくて
も、凸鏡に前方の景色を映し、前方の景色が映った凸鏡
を撮影することで、前方に向けた時と同様に事故時の状
況を撮影することができ、ダッシュボードの形状や面積
に応じてカメラの置き方を変えることができ、様々な自
動車に対応して設置することができる。
【0016】例えば、撮影装置をコンパクトにして設け
るために、カメラのレンズが上方を向くように設置して
も、カメラを支持する支持枠体の、カメラレンズ近傍
に、水平面に対して45度の角度をなす凸鏡を備え、カメ
ラレンズが凸鏡に映った車両前面の景色を写すようにし
てもよい。レンズから凸鏡までの距離が短いので、フォ
ーカス調整ができる場合は、マクロの位置にしておく方
が、写真のピントが合いやすくなる。使い捨てカメラの
ようにフォーカス調整ができず、写真がぼやけていて
も、信号の色や、センターライン位置などの情報を得る
ことは十分に可能である。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面に基づいて本発明を詳
細に説明する。
【0018】図1は本発明の第1実施形態である。丸棒
17上を移動する質量体1とバネ3を備えた作動装置7上
にカメラ5を備えた収納部11が設けられ、急ブレーキま
たは衝突時に移動する質量体1と、質量体1により、シ
ャッターボタン4を押す作動体9が備えてある。作動体
9は支持バネ50によって、作動装置7に掛着され、不要
な揺動を防いでいる。
【0019】図2は本発明の第2実施形態である。丸棒
17上を移動する質量体1とバネ3を備えた作動装置7上
にカメラ5を備えた収納部11が設けられ、急ブレーキま
たは衝突時に質量体1とともに作動するシャフト2と、
シャフト2により、シャッターボタン4を押す作動体9
が備えてある。ここで、図3に示すように、第2実施形
態では、作動体9が棒状となっていて、シャフト2の先
端部近傍に開けられたシャフト貫通孔33内を、作動体9
が貫通して係止されている。
【0020】シャフト貫通孔33は、シャフト2の長手方
向に沿って、やや長めに設けられ、自動車の通常のブレ
ーキ操作では、作動体9がシャフト貫通孔33内を前後す
るだけであるが、急ブレーキまたは衝突の際には、シャ
フト貫通孔33の後端に当接して、作動体9を前方に押し
出す。これにより、架橋軸8が支点となって、作動体押
圧部34がシャッターボタン4を押圧してシャッターを切
り、衝突直前または衝突時の写真を撮影することができ
る。
【0021】図4は本発明の第3実施形態を示す一部切
欠斜視図であり、図5はその側面図である。作動装置7
の上方に収納部11が備えてあり、進行方向前方に向いた
状態でカメラ5が置かれてある。カメラ5のレンズには
広角アダプター27が装着されてある。収納部11は、カメ
ラ前方のみが開口した箱体であって、カメラ収納部の両
側面を貫通して架橋軸8が備えてある。プラスティック
製作動体9は、カメラ上面に遊びを保って配置される水
平部35と、カメラ前面に遊びを保って配置される垂直部
36を備え、作動体押圧部34はシャッターボタン4の直上
に位置し、作動体9の折曲部内側には、架橋軸8を貫通
させ、作動体9の回動を可能にする筒状部29が設けられ
ている。なお、作動体9が架橋軸8上を移動してしまわ
ないように、架橋軸8上の動きを規制する鍔部30が作動
体9を挟んで対面して架橋軸8に接着して備えてある。
【0022】また、作動体9が通常の運転によって簡単
に回動したり、シャッターボタン4を押してしまうこと
がないよう、筒状部29はやや強めに架橋軸8を締める内
径に設定されている。さらに、事故時以外に作動体9を
静置しておくためにやや弾性を有する作動体支持部25
が、カメラ5下の支持枠体10上で作動体9に当接するよ
う備えてある。そして、作動体9下部のやや後方には、
弾性部材16を備えたシャフト2が作動装置前面起立板12
の貫通孔15から突出して備えてある。また、カメラ5に
は被写体を明るく照らすストロボ31と、暗くなった時に
ストロボを発光させるスイッチ32が備えてある。
【0023】図6は、図5の撮影装置が実際の急ブレー
キまたは衝突時に作動する状態を示した側面図である。
質量体1が進行方向前方に移動してバネ3が収縮して、
前方に移動したシャフト2の弾性部材16が、作動体9を
押圧する。すると、作動体9が回動し、作動体9の上端
部である作動体押圧部34が、シャッターボタン4を押圧
してシャッターが切れるようになっている。
【0024】図7は本発明による車両事故撮影装置の側
面図である(本発明の第4実施形態)。撮影装置は、車
両進行方向前方側のカメラを収納する収納部11と、車両
進行方向後方側の作動装置7からなっており、自動車の
ダッシュボード(図示せず)に接着されてあり、フロン
トガラス(図示せず)側にカメラ5が、座席(図示せ
ず)側に作動装置7が備えてある。凸鏡設置部13には、
水平面に対して45度の角度をなして凸鏡6が備えてあ
る。
【0025】作動装置7は支持枠体10上に、自動車進行
方向に並んだ質量体1とバネ3、作動部として質量体1
中央部を貫通して一体化されたシャフト2によって構成
されており、シャフト2は、作動装置前面起立板12の貫
通孔15から突出して備えてある。また、シャフト2の前
端部には、シャッターボタン4を押す際に強すぎる衝撃
で壊さないための弾性部材16が備えてある。弾性部材16
の材質は問わないが、弾性を有する合成ゴムが挙げられ
る。シャフト2の後端部は、シャフト2が最大限前方に
移動しても支持枠体10から外れ落ちないよう、作動装置
7から長めに外側に突出しているのが望ましい。
【0026】凸鏡設置部13には、シャフト2が貫通する
ための開口部14が備えてあり、図8に示すように、急ブ
レーキまたは衝撃により質量体1がフロントガラス側に
押されると、バネ3が押圧されて収縮し、シャフト2が
フロントガラス側に押し出され、シャフト2が開口部14
を通過して、カメラ5のシャッターボタン4を押し、車
両前方の景色を映している凸鏡6の写真を撮影するよう
になっている。
【0027】図9は本発明の第5実施形態を示す側面図
である。作動装置7の上方に収納部11が設けられて支持
枠体10が構成されている。カメラ5の上方には、凸鏡6
を備えるための凸鏡設置部13が設けてあるが、レンズの
前はレンズ前開口部24となっている。作動装置7を一部
拡大して図10に示す。作動装置7内には、四隅がくぼ
んだ質量体1と、窪みに嵌合して質量体1の動きをガイ
ドして車の前後方向のみに移動可能にするための丸棒17
が4本備えてあり、支持枠体10に固定されている。
【0028】質量体1の後端面には、角棒のシャフト2
がビスにより上方に起立した状態で固着されてあり、L
字形の作動板21底部19の作動板開口部20内を貫通して上
方に突出している。作動板起立部45の車両進行方向側に
は、収納部11と接着して作動板21を支持するための支持
バネ22が2箇所に備えてあり、その2箇所の支持バネ22
の中間部には、シャッターボタン4を押すための、やや
弾性を有するプラスティック部材で形成された作動板押
圧部23が固着されてある。
【0029】図10のように、支持バネ22は、収納部11に
接着されてあり、シャッターボタン4から少し間隔を空
けた作動板21に作動板押圧部23が位置している。そし
て、急ブレーキまたは車両が衝突して衝撃を受けた際、
質量体1が進行方向前方に、丸棒17上を移動して、同時
にシャフト2も移動し、作動板開口部20前端に当接し
て、作動板21全体を進行方向前方に押す。すると、作動
板起立部45がカメラ5に接近して、作動板押圧部23が、
シャッターボタン4に当たって、シャッターを切るよう
になっている。
【0030】図11は本発明の第6実施形態であり、車両
事故撮影装置リモートスイッチの例を示している。衝突
とともに移動する質量体1にテーパー部52が設けてあ
り、係着部53により作動装置7に係着している作動片51
に、質量体1の移動とともに、テーパー部52が移動して
押圧することで、作動片51がシャッターボタン4を押
し、シャッターが切れるようになっている。
【0031】図12は、本発明の第7実施形態である。作
動装置7内で、丸棒17上を移動する質量体1とバネ3が
備わっており、さらに作動部である合成ゴム製の質量体
押圧部39と、レリーズのシャッターボタン4が備えら
れ、レリーズ37を介して離れた位置の2台のカメラ5に
接続されている。急ブレーキまたは衝突により質量体1
が移動すると、図13のように質量体押圧部39がレリーズ
のシャッターボタン4を押し、レリーズ37により、2台
のカメラ5のシャッターが切れるようになっている。
【0032】図14に、第6及び第7実施形態の具体的な
使用形態を示した。一部切欠して示す助手席シート41下
に、作動装置7が設けてあり、フロアシート43上に接着
されて固定されている。2本のレリーズ37を介して、カ
メラ5が、ダッシュボード40上に2台載置されており、
1台は助手席シート41下からグローブボックス44内を通
したレリーズ37を介して助手席前に設けられ、もう1台
は、助手席シート41下から運転席シート42下のフロアシ
ート43上を通したレリーズ37を介して運転席前に設けら
れているために、邪魔になることもない。カメラ5はや
や斜め外側に向けられてあり、進行方向と、左右のやや
斜め後方を撮影できるようになっている。このため、事
故時の状況を広い角度で撮影することができる。
【0033】
【発明の効果】本発明のうち請求項1または2記載の発
明によれば、交通事故直前の急ブレーキまたは衝突によ
る衝撃で、カメラのシャッターボタンが押されるので、
衝突時からのタイムラグもなく、衝突直前または衝突時
の現場写真を撮ることができ、保険支払いなどの双方の
交渉の際に、客観的な証拠を提供することができる。ま
た、使い捨てカメラ等を利用することができるので、安
価で小型の、簡便な撮影装置とすることができる。また
カメラを分離してダッシュボード上にカメラのみを設置
したり、複数のカメラを設置して、広範囲の事故時の景
色を撮影することもできる。
【0034】本発明のうち請求項3または4記載の発明
によれば、作動体を通してシャッターボタンを押せるの
で、作動装置の上部にカメラを設置することができ、よ
りコンパクトに、場所をとらずにダッシュボードに設置
することができる。
【0035】本発明のうち請求項5記載の発明によれ
ば、凸鏡により、カメラ側方の景色を撮影できるので、
カメラを前方に向けなくとも事故現場を撮影でき、自動
車のダッシュボードに応じて、コンパクトに設置するこ
とが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態を示す側面図である。
【図2】本発明の第2実施形態を示す側面図である。
【図3】本発明の第2実施形態の一部を拡大して示す斜
視図である。
【図4】本発明の第3実施形態の一部を示す斜視図であ
る。
【図5】本発明の第3実施形態を示す側面図である。
【図6】本発明の第3実施形態の作動時を示す側面図で
ある。
【図7】本発明の第4実施形態を示す側面図である。
【図8】本発明の第4実施形態の作動時を示す側面図で
ある。
【図9】本発明の第5実施形態を示す側面図である。
【図10】本発明の第5実施形態の一部を拡大して示す
斜視図である。
【図11】本発明の第6実施形態を示す側面図である。
【図12】本発明の第7実施形態を示す側面図である。
【図13】本発明の第7実施形態の作動時を示す側面図
である。
【図14】本発明の第6及び第7実施形態の使用形態を
示す図である。
【符号の説明】
1 質量体 2 シャフト(作動部) 3 バネ 4 シャッターボタン 5 カメラ 6 凸鏡 8 架橋軸 9 作動体 11 収納部 35 水平部 36 垂直部 39 質量体押圧部(作動部)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 15/00 G03B 15/00 W 17/56 A 17/56 G01P 15/00 D

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 急ブレーキまたは衝突の衝撃によって初
    期位置から自動車の進行方向側に移動する質量体(1)
    と、質量体(1)を初期位置側に付勢するバネ(3)
    と、自動車の進行方向側に移動する質量体(1)により
    作動するシャッターボタン(4)を備えたカメラ(5)
    と、からなる車両事故撮影装置。
  2. 【請求項2】 急ブレーキまたは衝突の衝撃によって初
    期位置から自動車の進行方向側に移動する質量体(1)
    を備えた作動部(2,39)と、質量体(1)を初期位置
    側に付勢するバネ(3)と、自動車の進行方向側に移動
    する作動部(2,39)により作動するシャッターボタン
    (4)を備えたカメラ(5)と、からなる車両事故撮影
    装置。
  3. 【請求項3】 前記カメラ(5)を置く収納部(11)に
    設けた架橋軸(8)に、水平部(35)と垂直部(36)と
    からなる逆L字状の作動体(9)を軸支し、水平部(3
    5)がシャッターボタン(4)と、垂直部(36)が質量
    体(1)と、それぞれ遊びをもたせて配置してあること
    を特徴とする請求項1記載の車両事故撮影装置。
  4. 【請求項4】 前記カメラ(5)を置く収納部(11)に
    設けた架橋軸(8)に、水平部(35)と垂直部(36)と
    からなる逆L字状の作動体(9)を軸支し、水平部(3
    5)がシャッターボタン(4)と、垂直部(36)が作動
    部(2)と、それぞれ遊びをもたせて配置してあること
    を特徴とする請求項2記載の車両事故撮影装置。
  5. 【請求項5】 前記カメラ(5)前面には、カメラ
    (5)側方方向の景色を映し、撮影するための凸鏡
    (6)が備えてあることを特徴とする請求項1または2
    記載の車両事故撮影装置。
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