JP2005091136A - スイッチング回路及び電圧計測回路 - Google Patents

スイッチング回路及び電圧計測回路 Download PDF

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Abstract

【課題】コンデンサと単位セルとを接続するスイッチとして、電界効果トランジスタを用いても、オフ時にコンデンサと単位セルとの絶縁を図ることができるスイッチング回路及び電圧計測回路を提供する。
【解決手段】コンデンサC1〜Cnは、単位セルV1〜Vnと一対一対応で設けられている。FETQ11〜Q1(n+1)は、単位セルV1〜Vnの両端を、対応するコンデンサC1〜Cnに接続するために設けられている。さらに、ソース−ドレイン間に発生する寄生ダイオードの順方向が、コンデンサC1〜Cnから単位セルV1〜Vnに向かうように接続されている。FETQ21〜Q2(n−1)が、各コンデンサC1〜Cnの低圧側をグランドに接続する。
【選択図】図1

Description

この発明は、スイッチング回路及び電圧計測回路に係わり、特に、直列に接続された単位セルの両端をコンデンサに接続するスイッチング回路及び当該スイッチング回路を備えた電圧計測回路に関する。
上述した従来のスイッチング回路として、例えば、図5に示すようなフライングキャパシタ回路が提案されている(例えば、特許文献1、2)。同図に示すように、フライングキャパシタ回路は、直列に接続された複数の単位セルV1〜Vnに対して1つのコンデンサCと、上記単位セルV1〜Vnの各両端を上記コンデンサCの両端に順次接続するための複数の切替スイッチS1〜Sn+1とを備えている。なお、図5において単位セルV1〜Vnはそれぞれ一つのバッテリから構成されている。
切替スイッチS1〜Sn+1は、n個の単位セルV1〜Vnに対して、(n+1)個設けられている。つまり、例えば、単位セルV1のマイナス側と、この単位セルV1のマイナス側に接続されている単位セルV2のプラス側とは、共通の切替スイッチS2を介してコンデンサCに接続されるようになっている。これにより、図6に示すように、各単位セルV1〜Vnの両側に2つずつ切替スイッチS1〜S2nを設ける場合に比べて(例えば特許文献3)、単位セルV1〜Vnの両端に設ける切替スイッチの数を減らすことができる。
特開平11−248755号公報 特開2002−156392号公報 特開平11−248757号公報
図5に示すように従来のフライングキャパシタ回路では、例えば、切替スイッチS1及びS2をオンして、単位セルV1をコンデンサCに接続したときには、共通の切替スイッチS2には、矢印Y2方向の電流が流れる。一方、切替スイッチS2及びS3をオンして、単位セルV2をコンデンサCに接続したときには、矢印Y1方向の電流が流れる。
つまり、共通の切替スイッチとしては、双方向スイッチが必要となり、トランジスタスイッチ(NPNトランジスタではコレクタからエミッタへ電流が流れる)などの極性のあるスイッチを切替スイッチとして用いることができない。
また、切替スイッチとして、例えば、図7に示すように、極性のないスイッチである電界効果トランジスタ(以下、FET)を用いることも考えられる。この場合、FETQ1〜Qn+1がオンしている際の動作は問題ない。しかしながら、FETQ1〜Qn+1をオフして単位セルV1〜VnとコンデンサCとの絶縁を図ったとしても、FETQ1〜Qn+1が持つソース−ドレイン間に寄生ダイオードにより、完全に絶縁されているとは言えない。このため、オンしたときに流れる方向と逆方向へ電流が流れてしまい、コンデンサCに単位セルV1〜Vnの両端電圧に応じた電荷をためることができないという問題があった。
また、例えば、FETQ1及びQ2をオンすると、矢印Y3に示す閉ループ回路が形成され、コンデンサCが単位セルV1によって充電され、コンデンサCの両端電圧が単位セルV1の両端電圧と等しくなる。
しかしながら、このとき、FETQ3はオフであっても、FETQ3のソース−ドレイン間に発生する寄生ダイオードによって、矢印Y4に示す閉ループ回路が形成され、単位セルV2に逆電圧が印加されてしまう。すなわち、コンデンサCに蓄積された電荷が単位セルV2に対して放電されてしまうため、コンデンサCの単位セルV1の両端電圧に応じた電荷をためることができなくなってしまうという問題があった。
そこで、従来は切替スイッチとして、リレースイッチを用いていた。しかしながら、リレースイッチは、FETに比べて、コスト、大きさ、耐久性、応答速度などの面で劣っている。
そこで、本発明は、上記のような問題点に着目し、コンデンサと単位セルとを接続するスイッチとして、電界効果トランジスタを用いても、オフ時にコンデンサと単位セルとの絶縁を図ることができるスイッチング回路及び電圧計測回路を提供することを課題とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1記載の発明は、バッテリからなる単位セルを複数個直列に接続して構成された組電池の前記単位セルと一対一対応で設けられた複数のコンデンサと、前記単位セルの両端を、対応する前記コンデンサに接続するために設けられ、かつ、ソース−ドレイン間に発生する寄生ダイオードの順方向が、前記コンデンサから前記単位セルに向かうように接続された第1半導体スイッチと、前記各コンデンサの低圧側をグランドに接続するためのスイッチとを備え、一の前記単位セルのマイナス側と、当該単位セルのマイナス側に接続されている二の前記単位セルのプラス側とは、共通の前記第1半導体スイッチを介して前記コンデンサに接続されることを特徴とするスイッチング回路に存する。
請求項1記載の発明によれば、コンデンサは、単位セルと一対一対応で設けられている。第1半導体スイッチは、単位セルの両端を、対応するコンデンサに接続するために設けられている。さらに、ソース−ドレイン間に発生する寄生ダイオードの順方向が、コンデンサから単位セルに向かうように接続されている。切替スイッチが、各コンデンサの低圧側をグランドに接続する。
従って、一の単位セルのマイナス側と二の単位セルのプラス側とが共通のスイッチを介してコンデンサに接続されるスイッチング回路の場合、その共通のスイッチには双方向の電流が流れる。そこで、スイッチとして第1半導体スイッチを用いれば双方向に電流を流すことができる。しかも、コンデンサを単位セルと一対一対応で設けることにより、所定の単位セルの両端をコンデンサの両端に接続したとき、所定の単位セルより低圧側にある単位セルに、コンデンサによって、逆電圧が印加されることもなくなる。さらに、単位セル−コンデンサ間の第1半導体スイッチをオフしたとき、そのコンデンサの低圧側をグランドに接続すれば、コンデンサの電位が単位セルの電位より低くなり、寄生ダイオードの順方向がコンデンサから単位セルに向いていたとしても、順方向に電流が流れなくなる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載のスイッチング回路であって、前記第1半導体スイッチのオンオフを指示する制御信号を出力するロジック回路と、前記制御信号をレベルシフトして、前記半導体スイッチのゲートに出力するレベルシフト回路とをさらに備えたことを特徴とするスイッチング回路に存する。
請求項2記載の発明によれば、ロジック回路が第1半導体スイッチのオンオフを指示する制御信号を出力する。レベルシフト回路が、制御信号をレベルシフトして、第1半導体スイッチのゲートに出力する。従って、レベルシフト回路により制御信号をレベルシフトすれば、低電圧系のロジック回路が出力する制御信号を用いて、ソースに高電圧が印加されている第1半導体スイッチのオンオフを制御することができ、高価なフォトMOSなどを用いる必要がない。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載のスイッチング回路であって、前記第1半導体スイッチのうち、最も高電圧側にある前記単位セルのプラス側に接続されている半導体スイッチはPch.であり、他の半導体スイッチはNch.であることを特徴とするスイッチング回路に存する。
請求項3記載の発明によれば、第1半導体スイッチのうち、最も高電圧側にある単位セルのプラス側に接続されている半導体スイッチはPch.であり、他の半導体スイッチはNch.である。従って、Pch.の半導体スイッチを用いなければ、オンすることができない最高電圧側にある単位セルのプラス端子に接続される半導体スイッチ以外は、安価なNch.FETを用いることができる。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3何れか1項記載のスイッチング回路と、前記コンデンサの両端電圧を計測する計測手段と、前記コンデンサ−前記計測手段間に設けられ、かつ、ソース−ドレイン間に発生する寄生ダイオードの順方向が前記計測手段から前記コンデンサに向かうように接続されている第2半導体スイッチと、前記第2半導体スイッチの前記計測手段の一端に所定電圧を印加する電圧印加手段とを備えたことを特徴とする電圧計測回路に存する。
請求項4記載の発明によれば、計測手段が、コンデンサの両端電圧を計測する。第2半導体スイッチが、コンデンサ−計測手段間に設けられる。電圧印加手段が、コンデンサ−計測手段間に設けられ、かつ、ソース−ドレイン間に発生する寄生ダイオードの順方向が計測手段からコンデンサに向かうように接続されている。従って、電圧印加手段により第2半導体スイッチの計測手段側の電位がコンデンサ側の電位より下がれば、第2半導体スイッチの寄生ダイオードの順方向が計測手段からコンデンサに向いていたとしても、順方向に電流が流れなくなる。
以上説明したように、請求項1記載の発明によれば、一の単位セルのマイナス側と二の単位セルのプラス側とが共通のスイッチを介してコンデンサに接続されるスイッチング回路の場合、その共通のスイッチには双方向の電流が流れる。そこで、スイッチとして第1半導体スイッチを用いれば双方向に電流を流すことができる。しかも、コンデンサを単位セルと一対一対応で設けることにより、所定の単位セルの両端をコンデンサの両端に接続したとき、所定の単位セルより低圧側にある単位セルに、コンデンサによって、逆電圧が印加されることもなくなる。さらに、単位セル−コンデンサ間の第1半導体スイッチをオフしたとき、そのコンデンサの低圧側をグランドに接続すれば、コンデンサの電位が単位セルの電位より低くなり、寄生ダイオードの順方向がコンデンサから単位セルに向いていたとしても、順方向に電流が流れなくなるので、コンデンサと単位セルとを接続するスイッチとして、半導体スイッチを用いても、オフ時にコンデンサと単位セルとの絶縁を図ることができるスイッチング回路を得ることができる。
請求項2記載の発明によれば、レベルシフト回路により制御信号をレベルシフトすれば、低電圧系のロジック回路が出力する制御信号を用いて、ソースに高電圧が印加されている第1半導体スイッチのオンオフを制御することができ、高価なフォトMOSなどを用いる必要がないので、コストダウンを図ったスイッチング回路を得ることができる。
請求項3記載の発明によれば、Pch.の半導体スイッチを用いなければ、オンすることができない最高電圧側にある単位セルのプラス端子に接続される半導体スイッチ以外は、安価なNch.FETを用いることができるので、コストダウンを図ったスイッチング回路を得ることができる。
請求項4記載の発明によれば、電圧印加手段により第2半導体スイッチの計測手段側の電位がコンデンサ側の電位より下がれば、第2半導体スイッチの寄生ダイオードの順方向が計測手段からコンデンサに向いていたとしても、順方向に電流が流れなくなるので、コンデンサと計測手段とを接続するスイッチとして、半導体スイッチを用いても、オフ時にコンデンサと計測手段との絶縁を図ることができる電圧計測回路を得ることができる。
以下、本発明のスイッチング回路及び電圧計測回路について、図面を参照して説明する。図1は、本発明のスイッチング回路としてのフライングキャパシタ回路を組み込んだ電圧計測回路の一実施の形態を示す回路図である。
同図に示すように、電圧計測回路は、2つのバッテリからなる単位セルV1〜Vnをn個直列に接続して構成された組電池において、各単位セルV1〜Vnに一対一対応で設けられたn個のコンデンサC1〜Cnと、各単位セルV1〜Vnの両端を、抵抗R11〜R1(n+1)を介して、対応するコンデンサC1〜Cnに接続するために設けられた電界効果トランジスタ(以下、FET)Q11〜Q1(n+1)とを備えている。このFETQ11〜Q1(n+1)が請求項中の第1半導体スイッチに相当する。このように、単位セルV1〜Vnの両端と、コンデンサC1〜Cnとを接続するスイッチとして、FETを用いることにより、オン時に双方向に電流を流すことが可能となる。
上記FETQ11〜Q1nは、ソース−ドレイン間に発生する寄生ダイオードの順方向が、コンデンサC1〜Cnから単位セルV1〜Vnに向かうように接続されている。一方、最も低圧側の単位セルVnのマイナス側とコンデンサCnとを接続するFETQ1(n+1)は、ソース−ドレイン間に発生する寄生ダイオードのアノードが、抵抗R1(n+1)を介してグランドに接続されている。
また、最も高圧側の単位セルV1のプラス側に接続されたFETQ11を除いたFETQ12〜Q1nは、Nch.FETから構成されている。次に、上述したFETQ12〜Q1nのドライブ回路の詳細について図2を参照して説明する。図2は、FETQ12〜Q1nのうち、任意のFETQmのドライブ回路を示す図である。同図に示すように、FETQmのゲートは、トランジスタTr1のコレクタ及び抵抗Rb間に接続されている。上記トランジスタTr1のエミッタは、抵抗Ra及びR1(m−1)を介して単位セルVm−1のプラス側に接続されると共に、抵抗Rcを介してベースと接続されている。一方、抵抗Rbは、単位セルVmのマイナス側に接続されている。
また、トランジスタTr1のベースは、抵抗Rd及びReを介してトランジスタTr2のコレクタに接続される。このトランジスタTr2のエミッタはグランドに接続されている。一方、ベースは抵抗Rfを介して後述するロジック回路に接続されるとともに、抵抗Rgを介してエミッタに接続されている。
これにより、例えば、5V系のロジック回路から5Vの制御信号がトランジスタTr2のベースに供給されると、トランジスタTr2がオンする。トランジスタTr2がオンすると抵抗R1(m−1)、Ra、Rc、Rd、Reの順に電流が流れる。このとき抵抗Rcに発生する電圧により、トランジスタTr1のエミッタ−ベース間にバイアスが与えられるため、トランジスタTr1もオンする。
トランジスタTr1がオンすると、FETQmのゲートには、単位セルVm及び単位セルVm−1の両端電圧の合計値を、抵抗R1(m−1)、Raと、抵抗Rbとで分圧した電圧が印加される。これにより、FETQmのゲートには、そのソースより高いバイアス電圧が印加され、FETQmはオンする。以上のことから明らかなように、抵抗Ra〜Rg及びトランジスタTr1、Tr2は5Vの制御信号をレベルシフトして、FETQmのゲートに印加するレベルシフト回路として働く。
一方、最も高電圧側の単位セルV1のプラス側と接続されたFETQ11は、Pch.FETから構成されている。次に、このFETQ11のドライブ回路の詳細について図3を参照して説明する。上述したFETQ11のゲートは、抵抗Rhの一端と、抵抗Riの一端との間に接続されている。上記抵抗Rhの他端は、抵抗R11を介して単位セルV1に接続されている。一方、抵抗Riの他端は、トランジスタTr3のコレクタ−エミッタ間を介してグランドに接続されている。このトランジスタTr3のベースは抵抗Rjを介して図示しないロジック回路に接続されていると共に、抵抗Rkを介してエミッタに接続されている。
これにより、5V系のロジック回路から5Vの制御信号がトランジスタTr3のベースに供給されると、トランジスタTr3がオンする。トランジスタTr3がオンすると、FETQ11のゲートには、単位セルV1のプラス側の電圧を抵抗R11、抵抗Rhと、抵抗Riとで分圧した電圧が印加される。これにより、FETQ11のゲートには、そのソースより低いバイアス電圧が印加され、FETQ11がオンする。以上のことから明らかなように、抵抗Rh〜Rk及びトランジスタTr3は5Vの制御信号をレベルシフトして、FETQ11のゲートに印加するレベルシフト回路として働く。
今、各コンデンサC1〜Cn−1の両端のうち、対応する単位セルV1〜Vnのプラス側に接続されている一端を高圧側とし、マイナス側に接続されている他端を低圧側とする。各コンデンサC1〜Cn−1の低圧側は、図1に示すように、それぞれ抵抗R21〜R2(n−1)及びFETQ21〜Q2(n−1)を介してグランドに接続されている。上記FETQ21〜Q2(n−1)は、ソース−ドレイン間に発生する寄生ダイオードのアノードが、グランドに接続されている。このFETQ21〜Q2(n−1)が請求項中のスイッチに相当する。
一方、各コンデンサC1〜Cnの高圧側は、FETQ31〜Q3nを介して計測回路10に接続されている。上記FETQ31〜Q3nは、ソース−ドレイン間に発生する寄生ダイオードの順方向が、計測回路10からコンデンサC1〜Cnに向かうように接続されている。さらに、FETQ31〜Q3nの計測回路10側の一端には、電圧印加手段としての定電圧回路21〜2nにより所定電圧が印加されている。また、上述したFETQ31〜Q3nが請求項中の第2半導体スイッチに相当する。さらに、コンデンサC1〜Cn、FETQ11〜Q1(n+1)、Q21〜Q2(n−1)がフライングキャパシタ回路(=スイッチング回路)を構成する。
次に、上述した計測回路10の構成について、図4を参照して以下説明する。同図に示すように、計測回路10は、各コンデンサC1〜Cnの高圧側電位のうち、一つを選択して出力するマルチプレクサ11と、マルチプレクサ11からの出力を増幅する増幅器12と、増幅器12の出力をディジタル信号に変換するアナログ/ディジタル変換器(以下、A/D変換器)13とを備える。
さらに、計測回路10は、上述したマルチプレクサ11及びA/D変換器12の制御や、各FETQ11〜Q1(n+1)、Q21〜Q2(n−1)、Q31〜Q3nのオンオフ制御を行うロジック回路14をさらに備えている。このディジタル回路14は、図示しないマイクロコンピュータ(以下、μCOM)と接続されており、このμCOMからフォトカプラ15を介してイネーブル信号が供給される。また、ディジタル回路14は、A/D変換器13出力をフォトカプラ16を介してμCOMに供給する。
上述したフライングキャパシタ回路を組み込んだ電圧計測回路の動作について以下説明する。まず、フォトカプラ15を介してイネーブル信号を入力すると、ロジック回路14は、FETQ11及びQ12をオンして、単位セルV1の両端をコンデンサC1の両端に接続する。これにより、コンデンサC1の両端電圧は、単位セルV1の両端電圧と等しくなる。
次に、ロジック回路14は、FETQ11及びQ12をオフにして、単位セルV1をコンデンサC1から切り離す。さらに、FETQ21をオンにして、コンデンサC1の低圧側をグランドに接続する。このグランドへの接続により、コンデンサC1の低圧側の電位は、単位セルV1のマイナス側の電位より下がり、コンデンサC1の高圧側の電位は、単位セルV1のプラス側の電位より下がる。
具体的に述べると、今、例えば、単位セルV1のプラス側の電位が250Vであり、マイナス側の電位が238Vである。このとき、このFETQ11及びQ12のオンにより、コンデンサC1の高圧側は単位セルV1のプラス側の電位と等しい250Vとなり、コンデンサC1の低圧側は単位セルV1のマイナス側の電位と等しい238Vとなる。そして、コンデンサC1の両端電圧は、単位セルV1の両端電圧と等しい12Vとなる。
その後、FETQ11及びQ12をオフして、コンデンサC1の低圧側をグランドに接続すると、コンデンサC1の低圧側は238Vから0Vに下がり、コンデンサC1の高圧側は250Vから12Vとなる。この状態では、上述したようにコンデンサC1の高圧側の電位が単位セルV1のプラス側の電位より低くなるため、FETQ11の寄生ダイオードの順方向に向かって電流が流れることがない。また、コンデンサC1の低圧側の電位が単位セルV1のマイナス側の電位より低くなるため、FETQ11の寄生ダイオードの順方向に向かって電流が流れることがない。従って、コンデンサC1と単位セルV1とを接続するスイッチとして、FETを用いてもオフ時にコンデンサC1と単位セルV1との絶縁を図ることができる。
次に、ロジック回路14は、FETQ21をオン状態に保ったまま、FETQ31をオンにする。このFETQ31のオンにより、コンデンサC1の両端電圧、つまり単位セルV1の両端電圧と等しいコンデンサC1の高圧側の電位が計測回路10に供給される。計測回路10に供給されたコンデンサC1の高圧側電位は、まず、マルチプレクサ11を通過して、増幅回路12により増幅された後、A/D変換器13に供給されディジタル信号に変換される。
A/D変換器13によりディジタル信号に変換されたコンデンサC1の高圧側電位は、ロジック回路14に供給される。ロジック回路14は、このコンデンサC1の高圧側電位のディジタル値をフォトカプラ16を介して、図示しないμCOMに供給する。μCOMは、供給されたコンデンサC1の高圧側電位によって、単位セルV1の両端電圧を把握する。
その後、ロジック回路14は、FETQ21をオフして、コンデンサC1の低圧側とグランドとの接続を切り離す。さらに、FETQ31をオフして、コンデンサC1の高圧側と計測回路10との接続を切り離す。このとき、定電圧回路21により、FETQ31の計測回路10側には単位セルV1の両端電圧より低い電圧が印加される。このため、FETQ31のコンデンサC1側の電位より、計測回路10側の電位が低くなり、FETQ31の寄生ダイオードの順方向に電流が流れることがなく、絶縁を図ることができる。従って、コンデンサC1と計測回路10とを接続するスイッチとして、FETを用いても、オフ時にコンデンサC1と計測回路10との絶縁を図ることができる。
以降、ロジック回路14は、単位セルV2〜Vnについても同様に、各単位セルV2〜Vnの両端電圧を、対応するコンデンサC2〜Cnを介して、計測回路10に供給する。
また、コンデンサC1〜Cnを単位セルV1〜Vnと一対一対応で設けることにより、任意の単位セルVmの両端をコンデンサCmの両端に接続したとき、任意の単位セルVmより低圧側にある単位セルVm+1に、コンデンサCmによって、逆電圧が印加されることもなくなる。
また、上述した電圧計測回路によれば、レベルシフト回路により制御信号をレベルシフトしてFETQ11〜Q1(n+1)のゲートに印加している。このレベルシフト回路により、5V系のロジック回路が出力する制御信号を用いて、高電圧にソースが接続されたFETQ11〜Q1(n+1)のオンオフを制御することができ、高価なフォトMOSなどを用いる必要がなく、コストダウンを図ることができる。
ところで、FETQ11は最も高電圧である単位セルV1のプラス側に接続されているため、ゲートにソースより高い電圧を印加することができず、Nch.FETを用いることができない。そこで、上述した電圧計測回路のように、最も高電圧側にある単位セルV1のプラス側に接続されているFETQ11を高価なPch.FETとし、他のFETQ12〜Q1(n+1)はNch.FETとすれば、コストダウンを図ることができる。
また、図1に示すように一端がグランドに接続されるFETQ1(n+1)や、FETQ21〜Q2(n−1)は、グランド側に寄生ダイオードのアノードを接続している。これにより、寄生ダイオードのカソード電位がアノード電位より高くなることがなく、オフ時に寄生ダイオードを通じて電流が流れることがなくなる。
なお、上述した実施形態では、コンデンサC1〜Cnの低圧側とグランドとを接続するスイッチとしてFETを用いていたが、このスイッチには単方向にしか電流がながれないため、トランジスタなどのスイッチを用いることも考えられる。
また、上述した実施形態では、第1又は第2半導体スイッチとして、電界効果トランジスタを用いていたが、この場合に限らず、例えば、バイポーラトランジスタ、IGBT、GTO、フォトMOSスイッチなどを用いてもよい。
本発明のスイッチング回路としてのフライングキャパシタ回路を組み込んだ電圧計測回路の一実施の形態を示す回路図である。 FETQ12〜Q1nのうち、任意のFETQmのドライブ回路を示す図である。 FETQ11のドライブ回路を示す図である。 図1に示す計測回路10の詳細を示す図である。 従来のスイッチング回路としてのフライングキャパシタ回路の一例を示す回路図である。 従来のスイッチング回路としてのフライングキャパシタ回路の一例を示す回路図である。 図5に示す切替スイッチS1〜Sn+1としてFETQ1〜Qn+1を用いた場合の一例を示す図である。
符号の説明
V1 〜Vn 単位セル
C1 〜Cn コンデンサ
Q11〜Q1(n+1) FET(第1半導体スイッチ)
Q21〜Q2(n−1) FET(スイッチ)
Q31〜Q3n FET(第2半導体スイッチ)
14 ロジック回路
10 計測回路
21〜2n 定電圧回路(電圧印加手段)

Claims (4)

  1. バッテリからなる単位セルを複数個直列に接続して構成された組電池の前記単位セルと一対一対応で設けられた複数のコンデンサと、
    前記単位セルの両端を、対応する前記コンデンサに接続するために設けられ、かつ、ソース−ドレイン間に発生する寄生ダイオードの順方向が、前記コンデンサから前記単位セルに向かうように接続された第1半導体スイッチと、
    前記各コンデンサの低圧側をグランドに接続するためのスイッチとを備え、
    一の前記単位セルのマイナス側と、当該単位セルのマイナス側に接続されている二の前記単位セルのプラス側とは、共通の前記第1半導体スイッチを介して前記コンデンサに接続される
    ことを特徴とするスイッチング回路。
  2. 請求項1記載のスイッチング回路であって、
    前記第1半導体スイッチのオンオフを指示する制御信号を出力するロジック回路と、
    前記制御信号をレベルシフトして、前記半導体スイッチのゲートに出力するレベルシフト回路と
    をさらに備えたことを特徴とするスイッチング回路。
  3. 請求項1又は2記載のスイッチング回路であって、
    前記第1半導体スイッチのうち、最も高電圧側にある前記単位セルのプラス側に接続されている半導体スイッチはPch.であり、他の半導体スイッチはNch.である
    ことを特徴とするスイッチング回路。
  4. 請求項1〜3何れか1項記載のスイッチング回路と、
    前記コンデンサの両端電圧を計測する計測手段と、
    前記コンデンサ−前記計測手段間に設けられ、かつ、ソース−ドレイン間に発生する寄生ダイオードの順方向が前記計測手段から前記コンデンサに向かうように接続されている第2半導体スイッチと、
    前記第2半導体スイッチの前記計測手段の一端に所定電圧を印加する電圧印加手段と
    を備えたことを特徴とする電圧計測回路。
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