JP2009230842A - サンプルホールド回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】低い電源電圧でも動作し、高速動作が可能で、かつ他の特性も悪化することがないサンプルホールド回路を提供することにある。
【解決手段】アナログ入力信号が入力される第1のエミッタフォロアと、この第1のエミッタフォロアに流れる電流をオンオフする第1のスイッチと、正電源と第1のエミッタフォロアの出力端子間に接続される抵抗とコンデンサの直列回路と、この抵抗とコンデンサの接続点に一端が接続され、他端が定電流源に接続される第2のスイッチと、コンデンサに保持された電圧が入力される第2のエミッタフォロを具備し、この第1、第2のスイッチを切替信号で制御するようにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、アナログ電圧信号を保持するサンプルホールド回路に関し、高速かつ低電圧動作可能なサンプルホールド回路に関するものである。
図4に従来のサンプルホールド回路の構成を示す。図4において、10、11はサンプルホールド部であり、トランジスタTr1〜Tr3、コンデンサC1、スイッチS1、および定電流源Is1〜Is3で構成される。トランジスタTr1とTr3はNPNトランジスタを用い、トランジスタTr2はPNPトランジスタを用いる。
トランジスタTr1のコレクタは正電源VCCに接続され、エミッタはスイッチS1の一端に接続される。このスイッチS1の他端は定電流源Is1の一端に接続される。この定電流源Is1の他端は負電源VEEに接続される。トランジスタTr1と定電流源Is1でエミッタフォロアを構成し、スイッチS1はこのエミッタフォロアに流れる電流をオンオフする。
定電流源Is2の一端は正電源VCCに、他端はトランジスタTr2のエミッタに接続される。このトランジスタTr2のベースはトランジスタTr1のエミッタに、コレクタは負電源VEEに接続される。また、正電源VCCとトランジスタTr2のベースの間には、コンデンサC1が接続される。
トランジスタTr3のコレクタは正電源VCCに、ベースはトランジスタTr2のエミッタに、コレクタは定電流源Is3の一端に接続される。この定電流源Is3の他端は負電源VEEに接続される。出力信号はトランジスタTr3のエミッタから取られる。トランジスタTr3と定電流源Is3でエミッタフォロアを構成している。
サンプルホールド部10、11内のトランジスタTr1のベースにはアナログ入力信号が入力される。また、スイッチS1はそれぞれ切替信号A、切替信号Bで制御される。
12はアナログマルチプレクサであり、サンプルホールド部10、11の出力信号、および切替信号Cが入力される。アナログマルチプレクサ12は、切替信号Cに基づいてサンプルホールド部10と11の出力信号のいずれかを選択し、アナログ出力信号として出力する。
スイッチS1がオンのときは、トランジスタTr1にコレクタ電流が流れる。このため、コンデンサC1の両端電圧はアナログ入力信号に応じて変化し、このためサンプルホールド部10、11の出力はアナログ入力信号に追従する。すなわち、トラックモードで動作する。
スイッチS1がオフになるとトランジスタTr1のコレクタ電流は遮断される。コンデンサC1にはスイッチS1がオフになる直前の電圧が保持され、この状態を維持する。サンプルホールド部10、11の出力は、スイッチS1がオフになる直前の電圧に固定される。すなわち、ホールドモードになる。サンプルホールド部10、11は交互にトラックモードとホールドモードを繰り返す。
次に、図5に基づいてこのサンプルホールド回路の動作を説明する。図5(A)はアナログ入力信号(実線)、(B)は切替信号Aである。切替信号Aが高レベルのときにサンプルホールド部10内のスイッチS1はオンになり、低レベルのときにオフになる。
(C)はサンプルホールド部10の出力である。切替信号Aが高レベルのときに(A)アナログ入力信号(実線)よりもトランジスタTr1のベース・エミッタ間電圧分だけ電圧が下がったアナログ信号(点線)に追従し(トラックモード)、低レベルのときに直前の値を保持する(ホールドモード)。
(D)は切替信号Bである。切替信号Bは切替信号Aとは逆相になっている。(E)はサンプルホールド部11の出力である。図からわかるように、サンプルホールド部10と11ではトラックモードとホールドモードが逆になっている。
(F)はアナログマルチプレクサ12に入力される切替信号C、(G)はアナログマルチプレクサ12の出力である。アナログマルチプレクサ12は、切替信号Cが高レベルのときはサンプルホールド部10の出力を選択し、低レベルのときはサンプルホールド部11の出力を選択する。そのため、アナログマルチプレクサ12の出力は常にアナログ入力信号をホールドした信号が出力され、かつその出力は切替信号Cの半周期のサイクルで更新される。
なお、図4ではシングルエンド回路について説明したが、差動入力信号が入力される差動回路にも適用することができる。
特開平04−222996号公報 特開平08−031194号公報 特開2000−251491号公報
しかしながら、このようなサンプルホールド回路には次のような課題があった。高速動作を可能にし、かつ出力インピーダンスを下げるために、サンプルホールド部10、11の出力段はトランジスタTr3を用いたエミッタフォロアを用いている。しかし、NPNトランジスタを用いたエミッタフォロアは、出力レベルがトランジスタTr3のベースエミッタ間電圧(約0.8V)だけ低くなる。そのため、電源電圧が低い回路では出力電圧のレベルが低くなりすぎて、後段回路に信号を入力することができないという課題があった。
そのため、図4の回路では定電流源Is2とPNPトランジスタTr2を用いたエミッタフォロアを使用して出力レベルをVBEだけ持ち上げて、電源電圧が低い回路でも出力レベルが低下しないようにしている。しかし、PNPトランジスタはNPNトランジスタに比べて周波数特性が悪いので、高速化が困難になると課題があった。
また、アナログマルチプレクサ12を用いてサンプルホールド部10、11の出力を交互に選択するようにしているが、アナログマルチプレクサは複数のアンプで構成されるので、動作速度の低下、ノイズやオフセットの発生、リニアリティの低下、消費電力の増大などの問題がある。そのため、サンプルホールド特性が悪化してしまうという課題もあった。
従って本発明の目的は、低い電源電圧でも動作し、高速動作が可能で、かつ他の特性も悪化することがないサンプルホールド回路を提供することにある。
このような課題を解決するために、本発明のうち請求項1記載の発明は、アナログ入力信号が入力される第1のエミッタフォロアと、前記第1のエミッタフォロアに流れる電流をオン、オフする第1のスイッチと、一端が正電源に接続される抵抗と、前記抵抗の他端にその一端が接続され、他端が前記第1のエミッタフォロアの出力端子に接続されるコンデンサと、前記抵抗と前記コンデンサの接続点にその一端が接続される第2のスイッチと、前記第2のスイッチの他端に接続される定電流源と、前記コンデンサの前記抵抗が接続されていない側の電圧が入力される第2のエミッタフォロアと、を具備したものである。
PNPトランジスタを用いなくても出力信号のレベルが低下しないので、動作速度を高くすることができる。
請求項2記載の発明は、アナログ入力信号が入力され、第1の切替信号によって第1および第2のスイッチが制御される、請求項1記載の第1のサンプルホールド回路と、アナログ信号が入力され、前記第1の切替信号とは逆相の第2の切替信号によって第1および第2のスイッチが制御され、その出力端子が前記第1のサンプルホールド部の出力端子に接続される、請求項1記載の第2のサンプルホールド回路と、を具備したものである。
アナログマルチプレクサを使用しなくてもホールドされた信号を選択できるので、アナログマルチプレクサに起因する動作速度の低下、ノイズ等の発生を防止し、かつ消費電力を削減することができる。
また、このような課題を達成する本発明は、次の通りである。
(3)コレクタが正電圧(VCC)に接続され、ベースがアナログ入力信号(Vin)に接続される第1のNPNトランジスタ(21)と、一端が前記第1のNPNトランジスタ(21)のエミッタに接続され、他端が第1の定電流源(23)を介して負電源(VEE)に接続され、第1の切替信号(A)でオン/オフする第1のスイッチ(22)と、一端が正電源(VCC)に接続される第1の抵抗(24)と、一端が前記第1の抵抗(24)の他端に接続され、他端が前記第1のNPNトランジスタ(21)のエミッタに接続される第1のコンデンサ(25)と、一端が前記第1の抵抗(24)の他端と前記第1のコンデンサ(25)の一端との接続点に接続され、他端が第2の定電流源(27)を介して負電源(VEE)に接続され、前記第1の切替信号(A)でオン/オフする第2のスイッチ(26)と、コレクタが正電圧(VCC)に接続され、エミッタが第3の定電流源(29)を介して負電源(VEE)に接続されると共にアナログ出力信号(Vout)に接続され、ベースが前記第1のNPNトランジスタ(21)のエミッタに接続される第2のNPNトランジスタ(28)とを備えることを特徴とするサンプルホールド回路。
(4)前記第1の抵抗(24)の抵抗値と前記第2の定電流源(27)の出力電流値との積が、前記アナログ入力信号(Vin)の電圧変化範囲より大きいことを特徴とする(3)記載のサンプルホールド回路。
(5)コレクタが正電圧(VCC)に接続され、ベースが前記アナログ入力信号(Vin)に接続される第3のNPNトランジスタ(31)と、一端が前記第3のNPNトランジスタ(31)のエミッタに接続され、他端が第4の定電流源(33)を介して負電源(VEE)に接続され、第2の切替信号(B)でオン/オフする第3のスイッチ(32)と、一端が正電源(VCC)に接続される第2の抵抗(34)と、一端が前記第2の抵抗(34)の他端に接続され、他端が前記第3のNPNトランジスタ(31)のエミッタに接続される第2のコンデンサ(35)と、一端が前記第2の抵抗(34)の他端と前記第2のコンデンサ(35)の一端との接続点に接続され、他端が第5の定電流源(37)を介して負電源(VEE)に接続され、前記第2の切替信号(B)でオン/オフする第4のスイッチ(36)と、コレクタが正電圧(VCC)に接続され、エミッタが第6の定電流源(39)を介して負電源(VEE)に接続されると共に前記アナログ出力信号(Vout)に接続され、ベースが前記第3のNPNトランジスタ(31)のエミッタに接続される第4のNPNトランジスタ(38)とを備え、前記第1の切替信号(A)と前記第2の切替信号(B)とが逆相であることを特徴とする(3)記載のサンプルホールド回路。
(6)コレクタが正電圧(VCC)に接続され、ベースがアナログ入力信号(Vin)に接続される第1のNPNトランジスタ(21)と、一端が前記第1のNPNトランジスタ(21)のエミッタに接続され、他端が第1の定電流源(23)を介して負電源(VEE)に接続され、第1の切替信号(A)でオン/オフする第1のスイッチ(22)と、一端が正電源(VCC)に接続される第1の抵抗(240)と、一端が前記第1の抵抗(240)の他端に接続され、他端が前記第1のNPNトランジスタ(21)のエミッタに接続される第1のコンデンサ(250)と、コレクタが正電圧(VCC)に接続され、エミッタが第2の定電流源(29)を介して負電源(VEE)に接続されると共にアナログ出力信号(Vout)に接続され、ベースが前記第1のNPNトランジスタ(21)のエミッタに接続される第2のNPNトランジスタ(28)とを備え、前記第1の抵抗(240)の他端と第1のコンデンサ(250)の一端との接続点が前記第1のNPNトランジスタ(21)のコレクタに接続されることを特徴とするサンプルホールド回路。
(7)前記第1の抵抗(240)の抵抗値と前記第1の定電流源(23)の出力電流値との積が、前記アナログ入力信号(Vin)の電圧変化範囲より大きいことを特徴とする(6)記載のサンプルホールド回路。
(8)コレクタが正電圧(VCC)に接続され、ベースが前記アナログ入力信号(Vin)に接続される第3のNPNトランジスタ(31)と、一端が前記第3のNPNトランジスタ(31)のエミッタに接続され、他端が第3の定電流源(33)を介して負電源(VEE)に接続され、第2の切替信号(B)でオン/オフする第2のスイッチ(32)と、一端が正電源(VCC)に接続される第2の抵抗(340)と、一端が前記第2の抵抗(340)の他端に接続され、他端が前記第3のNPNトランジスタ(31)のエミッタに接続される第2のコンデンサ(350)と、コレクタが正電圧(VCC)に接続され、エミッタが第4の定電流源(39)を介して負電源(VEE)に接続されると共に前記アナログ出力信号(Vout)に接続され、ベースが前記第3のNPNトランジスタ(31)のエミッタに接続される第4のNPNトランジスタ(38)とを備え、前記第2の抵抗(340)の他端と第2のコンデンサ(350)の一端との接続点が前記第3のNPNトランジスタ(31)のコレクタに接続され、前記第1の切替信号(A)と前記第2の切替信号(B)とが逆相であることを特徴とする(6)記載のサンプルホールド回路。
以上説明したことから明らかなように、本発明によれば次のような効果がある。
本発明によれば、アナログ入力信号が入力される第1のエミッタフォロアと、この第1のエミッタフォロアに流れる電流をオンオフする第1のスイッチと、正電源と前記第1のエミッタフォロアの出力端子間に接続される抵抗とコンデンサの直列回路と、この抵抗とコンデンサの接続点に一端が接続され、他端が定電流源に接続される第2のスイッチと、前記コンデンサに保持された電圧が入力される第2のエミッタフォロを具備し、この第1、第2のスイッチを切替信号で制御するようにした。また、このサンプルホールド回路を2個並列に接続し、これらのサンプルホールド回路内の第1、第2のスイッチを逆相の切替信号で制御するようにした。
ホールド時に出力信号のレベルが持ち上がるので、PNPトランジスタを用いなくても従来と同様の出力信号レベルを確保することができるという効果がある。また、PNPトランジスタを用いないので、高速動作が可能であるという効果もある。さらに、抵抗の抵抗値と第2の定電流源の出力電流を調整することにより、出力レベルを任意に設定することができるという効果もある。
また、ホールド時に出力信号のレベルが自動的に持ち上がるので、単に2つのサンプルホールド部の出力を接続するだけでホールド時の信号が自動的に選択できる。そのため、アナログマルチプレクサが不要になるので、動作速度やリニアリティの低下、ノイズやオフセットの増大を防止することができ、かつ消費電力を削減することができるという効果がある。
以下本発明を図面を用いて詳細に説明する。図1は本発明に係るサンプルホールド回路の一実施例を示す構成図である。図1において、20、30はサンプルホールド部(サンプルホールド回路)である。サンプルホールド部20はNPNトランジスタ21、28、スイッチ22、26、定電流源23、27、29、抵抗24、およびコンデンサ25で構成されている。
NPNトランジスタ21のコレクタは正電源VCCに接続され、NPNトランジスタ21のベースにはアナログ入力信号が入力される。また、NPNトランジスタ21のエミッタはスイッチ22の一端に接続される。このスイッチ22の他端は定電流源23の一端に接続され、定電流源23の他端は負電源VEEに接続される。スイッチ22は切替信号Aによってスイッチ22のオンオフが制御される。
トランジスタ21と定電流源23で第1のエミッタフォロアを構成しており、この第1のエミッタフォロアに流れる電流は、第1のスイッチに相当するスイッチ22でオン、オフされる。第1のエミッタフォロアの出力端子はトランジスタ21のエミッタである。
抵抗24の一端は正電源VCCに接続され、抵抗24の他端はコンデンサ25の一端に接続される。コンデンサ25の他端はNPNトランジスタ21のエミッタ、すなわち第1のエミッタフォロアの出力端子に接続される。スイッチ26の一端は抵抗24とコンデンサ25の接続点に接続され、スイッチ26の他端は定電流源27の一端に接続される。この定電流源27の他端は負電源VEEに接続される。スイッチ26は切替信号Aによってそのオンオフが制御される。
NPNトランジスタ28のコレクタは正電源VCCに接続され、NPNトランジスタ28のベースはコンデンサ25の抵抗24が接続されていない側(コンデンサ25の他端)に接続される。また、NPNトランジスタ28のエミッタは定電流源29の一端に接続され、この定電流源29の他端は負電源VEEに接続される。トランジスタ28と定電流源29で第2のエミッタフォロアを構成している。この第2のエミッタフォロアの出力端子はトランジスタ28のエミッタであり、サンプルホールド部20の出力端子でもある。
サンプルホールド部30はNPNトランジスタ31、38、スイッチ32、36、定電流源33、37、39、抵抗34、およびコンデンサ35で構成されている。サンプルホールド部30はサンプルホールド部20と同じ構成を有しており、NPNトランジスタ31、38はそれぞれ21、28に、スイッチ32、36はそれぞれ22、26に、定電流源33、37、39はそれぞれ23、27、29に、抵抗34は24に、コンデンサ35は25に相当する。
NPNトランジスタ31のベースにはアナログ入力信号が入力され、スイッチ32、36は切替信号Bでそのオンオフが制御される。また、NPNトランジスタ28のエミッタとNPNトランジスタの38のエミッタと、すなわちサンプルホールド部20の出力端子とサンプルホールド部30の出力端子とは共通接続され、この共通接続点がサンプルホールド回路の出力になる。
NPNトランジスタ21のベースとNPNトランジスタ31のベースとが接続される。NPNトランジスタ28のエミッタとNPNトランジスタ38のエミッタとが接続される。スイッチ22の制御入力とスイッチ26の制御入力とが接続され、スイッチ32の制御入力とスイッチ36の制御入力とが接続される。
切替信号Aと切替信号Bとは逆相の関係にある。切替信号Aが高レベルのとき切替信号Bが低レベルとなり、切替信号Aが低レベルのとき切替信号Bが高レベルとなる。切替信号Aが高レベルのときスイッチ22、26はオンになり、切替信号Aが低レベルのときスイッチ22、26はオフになる。切替信号Bが高レベルのときスイッチ32、36はオンになり、切替信号Bが低レベルのときスイッチ32、36はオフになる。
この実施例の動作を説明する。なお、サンプルホールド部20と30は同じ構成を有しているので、サンプルホールド部20の動作について説明する。スイッチ22、26がオンになると、NPNトランジスタ21のコレクタ電流が流れ、抵抗24には定電流源27の出力電流が流れる。NPNトランジスタ21のエミッタはアナログ入力信号に従って変化し、コンデンサ25にはアナログ入力信号に応じた電荷が蓄積される。すなわち、トラックモードになる。
スイッチ22がオフになると、NPNトランジスタ21のコレクタ電流が流れなくなるので、NPNトランジスタ21はオフになる。コンデンサ25にはスイッチ22がオフになる直前の電圧が保持される。すなわち、ホールドモードになる。
同時にスイッチ26がオフになるので抵抗24に電流が流れなくなり、その両端電圧は0になる。このためコンデンサ25と抵抗24の接続点の電圧は抵抗24の両端電圧分だけ上昇する。例えば、スイッチ26がオンのときの抵抗24両端電圧が0.8Vとすると、オフになったときに0.8Vだけ上昇する。この上昇電圧は抵抗24の抵抗値と定電流源27の出力電流値との積になるので、これらの値を調整することにより、任意に決めることができる。なお、コンデンサ25に蓄積された電荷は変化しないので、コンデンサ25の両端電圧も変化しない。従って、NPNトランジスタ28のベース電位も上昇する。
コンデンサ25と抵抗24との接続点の電圧は、スイッチ26がオンからオフになると、抵抗24の抵抗値R24と定電流源27の出力電流値Io27との積(R24×Io27)の分だけ上昇する。また、NPNトランジスタ28のベース電位もスイッチ26がオンからオフになると、抵抗24の抵抗値R24と定電流源27の出力電流値Io27との積(R24×Io27)の分だけ上昇する。
サンプルホールド部30も、サンプルホールド部20の動作と同様に、動作する。切替信号Bが切替信号Aの逆相であるため、サンプルホールド部20がトラックモードのときはサンプルホールド部30がホールドモードになり、サンプルホールド部20がホールドモードのときはサンプルホールド部30がトラックモードになる。
サンプルホールド部20の出力段とサンプルホールド部の30の出力段とは同じ構成のエミッタフォロアであり、かつそれらの出力端子同士は直結されているので、NPNトランジスタ28のベース電位とNPNトランジスタ38のベース電位とのうち、高い電位の方のトランジスタのエミッタ電位がアナログ出力信号として現れる。前述したように、ホールドモードになっているサンプルホールド部の出力は抵抗24(34)の電圧降下分だけ高くなる。従って、抵抗24(34)の電圧降下をアナログ入力信号の電圧変化範囲より高く(大きく)なるように設定すると、常にホールドモード側のサンプルホールド部の出力が選択される。
図2を用いて、この実施例の動作をさらに説明する。なお、トラックモードにおける抵抗24(34)の電圧降下を0.8Vとする。
図2(A)はアナログ入力信号(実線)、図2(B)は切替信号Aである。切替信号Aが高レベルのときスイッチ22、26はオンになり、切替信号Aが低レベルのときスイッチ22、26はオフになる。
図2(C)はサンプルホールド部20本来の出力、すなわちサンプルホールド部30が接続されていないときのサンプルホールド部20のみの出力である。図5(C)の従来例の場合と同様に、図2(A)アナログ入力信号(実線)よりもトランジスタ21(或いは31)のベース・エミッタ間電圧分だけ電圧が下がったアナログ信号(破線)に追従するトラックモードと信号を保持するホールドモードが交互に現れるが、前述した理由により、ホールドモードのときの電位は0.8V(抵抗24の電圧降下)だけ高くなる。
図2(D)は切替信号Bであり、切替信号Bと切替信号Aとは逆相の関係にある。
図2(E)はサンプルホールド部30本来の出力(サンプルホールド部20が接続されていないときのサンプルホールド部30のみの出力)であり、図2(C)の場合と同様にホールドモードのときは0.8Vだけ電位が高くなる。
図2(F)はサンプルホールド回路の出力であるアナログ出力信号(図2(A)アナログ入力信号(実線)よりもトランジスタ28(或いは38)のベース・エミッタ間電圧分だけ電圧が下がった)である。サンプルホールド部20、30のうち電位が高いホールドモード時の出力が自動的に選択される。
このように、図1実施例ではコンデンサ25(35)に保持される信号の電位は、抵抗24(34)の電圧降下分だけ高くなる。そのため、図1実施例は、(従来例の場合のようにPNPトランジスタを用いて電位を上げなくても)出力電位が低下しないので、電源電圧が低い回路に用いることができる。
図1実施例は、スイッチ26がオンからオフになると、NPNトランジスタ28のベースの電圧が、抵抗24の抵抗値R24と定電流源27の出力電流値Io27との積(R24×Io27)の分だけ上昇するため、正電源VCCが低い場合であっても正しく動作する。また、図1実施例は、スイッチ36がオンからオフになると、NPNトランジスタ38のベースの電圧が、抵抗34の抵抗値R34と定電流源37の出力電流値Io37との積(R34×Io34)の分だけ上昇するため、正電源VCCが低い場合であっても正しく動作する。
また、(従来例の場合のように)PNPトランジスタを用いないので、図1実施例は動作速度が低下することはない。さらに、(従来例の場合のように)アナログマルチプレクサを用いないので、図1実施例は、動作速度が低下し、ノイズやオフセットが増大することがない。また、図1実施例は、リニアリティが悪化し、消費電力が増大することもなくなる。
なお、この実施例ではサンプルホールド部20と30を交互に動作させる構成としたが、サンプルホールド部20あるいは30単体でもサンプルホールド回路として用いることができる。この場合、トラックモードとホールドモードを交互に繰り返すので、図1実施例のように常にホールドされた信号が出力されるという利点はなくなるが、PNPトランジスタを用いないので動作速度が低下しない、出力信号のレベルが低下しないという利点がある。
なお、この実施例ではシングルエンド回路について説明したが、差動入力信号が入力されるサンプルホールド回路にも適用することができる。
図3は、本発明の他の実施例を示す構成図である。図1と同一の要素には同一符号を付す。図3の実施例の構成を説明する。
NPNトランジスタ21について、そのコレクタは抵抗240を介して、正電圧VCCに接続され、そのベースはアナログ入力信号Vinに接続される。
スイッチ22について、その一端はNPNトランジスタ21のエミッタに接続され、その他端は定電流源23を介して負電源VEEに接続される。また、スイッチ22の制御入力は切替信号Aに接続され、スイッチ22は切替信号Aに基づいてオン/オフする。
抵抗240について、その一端は正電源VCCに接続される。
コンデンサ250について、その一端は抵抗240の他端に接続され、その他端はNPNトランジスタ21のエミッタに接続される。
抵抗240の他端とコンデンサ250の一端との接続点は、NPNトランジスタ21のコレクタに接続される。コンデンサ250は、NPNトランジスタ21のコレクターエミッタ間に接続される。
NPNトランジスタ28について、そのコレクタは正電圧VCCに接続され、そのエミッタは定電流源29を介して負電源VEEに接続され、そのベースはNPNトランジスタ21のエミッタに接続される。また、NPNトランジスタ28のエミッタはアナログ出力信号Voutに接続される。
そして、NPNトランジスタ21、28、スイッチ22、抵抗240、コンデンサ250、定電流源23、29は、サンプルホールド部200を形成する。
NPNトランジスタ31について、そのコレクタは抵抗340を介して、正電圧VCCに接続され、そのベースはアナログ入力信号Vinに接続される。
スイッチ32について、その一端はNPNトランジスタ31のエミッタに接続され、その他端は定電流源33を介して負電源VEEに接続される。また、スイッチ32の制御入力は切替信号Bに接続され、スイッチ32は切替信号Bに基づいてオン/オフする。
抵抗340について、その一端は正電源VCCに接続される。
コンデンサ350について、その一端は抵抗340の他端に接続され、その他端はNPNトランジスタ31のエミッタに接続される。
抵抗340の他端とコンデンサ350の一端との接続点は、NPNトランジスタ31のコレクタに接続される。コンデンサ350は、NPNトランジスタ31のコレクターエミッタ間に接続される。
NPNトランジスタ38について、そのコレクタは正電圧VCCに接続され、そのエミッタは定電流源39を介して負電源VEEに接続され、そのベースはNPNトランジスタ31のエミッタに接続される。また、NPNトランジスタ38のエミッタはアナログ出力信号Voutに接続される。
そして、NPNトランジスタ31、38、スイッチ32、抵抗340、コンデンサ350、定電流源33、39は、サンプルホールド部300を形成する。
NPNトランジスタ21のベースとNPNトランジスタ31のベースとアナログ入力信号Vinとが接続される。NPNトランジスタ28のエミッタとNPNトランジスタ38のエミッタとアナログ出力信号Voutとが接続される。
また、切替信号Aと切替信号Bとは逆相の関係にある。切替信号Aが高レベルのとき切替信号Bが低レベルとなり、切替信号Aが低レベルのとき切替信号Bが高レベルとなる。切替信号Aが高レベルのときスイッチ22はオンになり、切替信号Aが低レベルのときスイッチ22はオフになる。切替信号Bが高レベルのときスイッチ32はオンになり、切替信号Bが低レベルのときスイッチ32はオフになる。
さらに、抵抗240の抵抗値R240と定電流源23の出力電流値Io23との積(R240×Io23)を、アナログ入力信号Vinの電圧変化範囲Vin―rangeよりも大きくする。また、抵抗340の抵抗値R340と定電流源33の出力電流値Io33との積(R340×Io33)を、アナログ入力信号Vinの電圧変化範囲Vin―rangeよりも大きくする。
このような図3の実施例の動作を説明する。
まず、スイッチ22がオンになると、NPNトランジスタ21のコレクタ電流が流れ、抵抗240には定電流源23の出力電流Io23が流れ、抵抗240の両端には電圧(R240×Io23)が生じる。NPNトランジスタ21のコレクタと抵抗240の他端とコンデンサ250の一端との接続点の電位の値は、VCC−(R240×Io23)となる。
このとき、NPNトランジスタ21のエミッタとスイッチ22の一端とコンデンサ250の他端とNPNトランジスタ28のベースとの接続点の電位NAの値は、アナログ入力信号Vinに従って変化し、コンデンサ250にはアナログ入力信号Vinに応じた電荷が蓄積される。すなわち、トラックモードになる。
次に、スイッチ22がオフになると、NPNトランジスタ21はオフになる。抵抗240に流れる電流はゼロとなり、抵抗240の両端の電圧はゼロとなる。NPNトランジスタ21のコレクタと抵抗240の他端とコンデンサ250の一端との接続点の電位の値は、VCCとなる。
このとき、コンデンサ250は、スイッチ22がオフになる直前の電圧を保持する。すなわち、ホールドモードになる。NPNトランジスタ21のエミッタとスイッチ22の一端とコンデンサ250の他端とNPNトランジスタ28のベースとの接続点の電位NAの値は、VCCにコンデンサ250の電圧値を加算した値になる。
同様に、スイッチ32がオンになると、NPNトランジスタ31のコレクタ電流が流れ、抵抗340には定電流源33の出力電流Io33が流れ、抵抗340の両端には電圧(R340×Io33)が生じる。NPNトランジスタ31のコレクタと抵抗340の他端とコンデンサ350の一端との接続点の電位の値は、VCC−(R340×Io33)となる。
このとき、NPNトランジスタ31のエミッタとスイッチ32の一端とコンデンサ350の他端とNPNトランジスタ38のベースとの接続点の電位NBの値は、アナログ入力信号Vinに従って変化し、コンデンサ350にはアナログ入力信号Vinに応じた電荷が蓄積される。すなわち、トラックモードになる。
そして、スイッチ32がオフになると、NPNトランジスタ31はオフになる。抵抗340に流れる電流はゼロとなり、抵抗340の両端の電圧はゼロとなる。NPNトランジスタ31のコレクタと抵抗340の他端とコンデンサ350の一端との接続点の電位の値は、VCCとなる。
このとき、コンデンサ350は、スイッチ32がオフになる直前の電圧を保持する。すなわち、ホールドモードになる。NPNトランジスタ31のエミッタとスイッチ32の一端とコンデンサ350の他端とNPNトランジスタ38のベースとの接続点の電位NBの値は、VCCにコンデンサ350の電圧値を加算した値になる。
ここで、切替信号Aと切替信号Bとが逆相であり、サンプルホールド部200とサンプルホールド部300とは逆相で動作する。
また、抵抗240の抵抗値R240と定電流源23の出力電流値Io23との積(R240×Io23)が、アナログ入力信号Vinの電圧変化範囲Vin―rangeより大きく、抵抗340の抵抗値R340と定電流源33の出力電流値Io33との積(R340×Io33)が、アナログ入力信号Vinの電圧変化範囲Vin―rangeより大きい。
そうなると、サンプルホールド部200がホールドモードで、サンプルホールド部300がトラックモードのときは、NPNトランジスタ28がオンとなり、NPNトランジスタ38がオフとなる。
また、サンプルホールド部200がトラックモードで、サンプルホールド部300がホールドモードのときは、NPNトランジスタ28がオフとなり、NPNトランジスタ38がオンとなる。
したがって、図3の実施例の動作は、図1の実施例の動作と同等になる。よって、図3の実施例の効果は、図1の実施例の効果と同等になる。また、図3の実施例の部品点数は図1の実施例の部品点数よりも少なく、図3の実施例の消費電力は図1の実施例の消費電力よりも小さい。
また、本発明は、上述の実施例に限定されることなく、その本質を逸脱しない範囲でさらに多くの変更及び変形を含むものである。
本発明の一実施例を示す構成図である。 本発明の一実施例の動作を説明するための波形図である。 本発明の他の実施例を示す構成図である。 従来のサンプルホールド回路の構成図である。 従来のサンプルホールド回路の動作を説明するための波形図である。
符号の説明
20、30 サンプルホールド部
21、28、31、38 NPNトランジスタ
22、26、32、36 スイッチ
23、27、29、33、37、39 定電流源
24、34 抵抗
25、35 コンデンサ
VCC 正電源
VEE 負電源

Claims (8)

  1. アナログ入力信号が入力される第1のエミッタフォロアと、
    前記第1のエミッタフォロアに流れる電流をオン、オフする第1のスイッチと、
    一端が正電源に接続される抵抗と、
    前記抵抗の他端にその一端が接続され、他端が前記第1のエミッタフォロアの出力端子
    に接続されるコンデンサと、
    前記抵抗と前記コンデンサの接続点にその一端が接続される第2のスイッチと、
    前記第2のスイッチの他端に接続される定電流源と、
    前記コンデンサの前記抵抗が接続されていない側の電圧が入力される第2のエミッタフ
    ォロアと、を具備した
    ことを特徴とするサンプルホールド回路。
  2. アナログ入力信号が入力され、第1の切替信号によって第1および第2のスイッチが制
    御される、請求項1記載の第1のサンプルホールド回路と、
    アナログ信号が入力され、前記第1の切替信号とは逆相の第2の切替信号によって第1
    および第2のスイッチが制御され、その出力端子が前記第1のサンプルホールド部の出力
    端子に接続される、請求項1記載の第2のサンプルホールド回路と、を具備した
    ことを特徴とするサンプルホールド回路。
  3. コレクタが正電圧(VCC)に接続され、ベースがアナログ入力信号(Vin)に接続される第1のNPNトランジスタ(21)と、
    一端が前記第1のNPNトランジスタ(21)のエミッタに接続され、他端が第1の定電流源(23)を介して負電源(VEE)に接続され、第1の切替信号(A)でオン/オフする第1のスイッチ(22)と、
    一端が正電源(VCC)に接続される第1の抵抗(24)と、
    一端が前記第1の抵抗(24)の他端に接続され、他端が前記第1のNPNトランジスタ(21)のエミッタに接続される第1のコンデンサ(25)と、
    一端が前記第1の抵抗(24)の他端と前記第1のコンデンサ(25)の一端との接続点に接続され、他端が第2の定電流源(27)を介して負電源(VEE)に接続され、前記第1の切替信号(A)でオン/オフする第2のスイッチ(26)と、
    コレクタが正電圧(VCC)に接続され、エミッタが第3の定電流源(29)を介して負電源(VEE)に接続されると共にアナログ出力信号(Vout)に接続され、ベースが前記第1のNPNトランジスタ(21)のエミッタに接続される第2のNPNトランジスタ(28)とを備える
    ことを特徴とするサンプルホールド回路。
  4. 前記第1の抵抗(24)の抵抗値と前記第2の定電流源(27)の出力電流値との積が、前記アナログ入力信号(Vin)の電圧変化範囲より大きい
    ことを特徴とする請求項3記載のサンプルホールド回路。
  5. コレクタが正電圧(VCC)に接続され、ベースが前記アナログ入力信号(Vin)に接続される第3のNPNトランジスタ(31)と、
    一端が前記第3のNPNトランジスタ(31)のエミッタに接続され、他端が第4の定電流源(33)を介して負電源(VEE)に接続され、第2の切替信号(B)でオン/オフする第3のスイッチ(32)と、
    一端が正電源(VCC)に接続される第2の抵抗(34)と、
    一端が前記第2の抵抗(34)の他端に接続され、他端が前記第3のNPNトランジスタ(31)のエミッタに接続される第2のコンデンサ(35)と、
    一端が前記第2の抵抗(34)の他端と前記第2のコンデンサ(35)の一端との接続点に接続され、他端が第5の定電流源(37)を介して負電源(VEE)に接続され、前記第2の切替信号(B)でオン/オフする第4のスイッチ(36)と、
    コレクタが正電圧(VCC)に接続され、エミッタが第6の定電流源(39)を介して負電源(VEE)に接続されると共に前記アナログ出力信号(Vout)に接続され、ベースが前記第3のNPNトランジスタ(31)のエミッタに接続される第4のNPNトランジスタ(38)とを備え、
    前記第1の切替信号(A)と前記第2の切替信号(B)とが逆相である
    ことを特徴とする請求項3記載のサンプルホールド回路。
  6. コレクタが正電圧(VCC)に接続され、ベースがアナログ入力信号(Vin)に接続される第1のNPNトランジスタ(21)と、
    一端が前記第1のNPNトランジスタ(21)のエミッタに接続され、他端が第1の定電流源(23)を介して負電源(VEE)に接続され、第1の切替信号(A)でオン/オフする第1のスイッチ(22)と、
    一端が正電源(VCC)に接続される第1の抵抗(240)と、
    一端が前記第1の抵抗(240)の他端に接続され、他端が前記第1のNPNトランジスタ(21)のエミッタに接続される第1のコンデンサ(250)と、
    コレクタが正電圧(VCC)に接続され、エミッタが第2の定電流源(29)を介して負電源(VEE)に接続されると共にアナログ出力信号(Vout)に接続され、ベースが前記第1のNPNトランジスタ(21)のエミッタに接続される第2のNPNトランジスタ(28)とを備え、
    前記第1の抵抗(240)の他端と第1のコンデンサ(250)の一端との接続点が前記第1のNPNトランジスタ(21)のコレクタに接続される
    ことを特徴とするサンプルホールド回路。
  7. 前記第1の抵抗(240)の抵抗値と前記第1の定電流源(23)の出力電流値との積が、前記アナログ入力信号(Vin)の電圧変化範囲より大きい
    ことを特徴とする請求項6記載のサンプルホールド回路。
  8. コレクタが正電圧(VCC)に接続され、ベースが前記アナログ入力信号(Vin)に接続される第3のNPNトランジスタ(31)と、
    一端が前記第3のNPNトランジスタ(31)のエミッタに接続され、他端が第3の定電流源(33)を介して負電源(VEE)に接続され、第2の切替信号(B)でオン/オフする第2のスイッチ(32)と、
    一端が正電源(VCC)に接続される第2の抵抗(340)と、
    一端が前記第2の抵抗(340)の他端に接続され、他端が前記第3のNPNトランジスタ(31)のエミッタに接続される第2のコンデンサ(350)と、
    コレクタが正電圧(VCC)に接続され、エミッタが第4の定電流源(39)を介して負電源(VEE)に接続されると共に前記アナログ出力信号(Vout)に接続され、ベースが前記第3のNPNトランジスタ(31)のエミッタに接続される第4のNPNトランジスタ(38)とを備え、
    前記第2の抵抗(340)の他端と第2のコンデンサ(350)の一端との接続点が前記第3のNPNトランジスタ(31)のコレクタに接続され、
    前記第1の切替信号(A)と前記第2の切替信号(B)とが逆相である
    ことを特徴とする請求項6記載のサンプルホールド回路。
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