JP2005088604A - シートスライド装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 摺動抵抗が小さく、又、寸法のバラツキが生じても摺動抵抗が増加しないシートスライド装置を提供することを課題とする。
【解決手段】 第1支持部215とボール141との接点T1での法線H1と鉛直線Sとのなす角θ1が、第4支持部323とボール141との接点T4での法線H4と鉛直線Sとのなす角θ4より小さく設定され、第5支持部221とボール143との接点T5での法線H5と鉛直線Sとのなす角θ5が、第8支持部329とボール143との接点T8での法線H8と鉛直線Sとのなす角θ8より小さく設定されている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、フロア側に設けられるロアレールと、シート側に設けられ、前記ロアレールに移動可能に係合したアッパレールとを備えたシートスライド装置に関する。
従来のシートスライド装置の断面を示す図3を用いて説明する。図において、1がフロアF側に設けられるロアレール、3がシート側に設けられ、ロアレール1に移動可能に係合するアッパレールである。アッパレール3の断面形状は、フロアFと略平行な基底部5と、基底部5の一方の側から折曲し、フロアFと交差する方向に延びる第1側壁部7と、基底部5の他方の側から折曲し、フロアFと交差する方向に延びる第2側壁部9とを有している。ロアレール1の断面形状は、フロアFと略平行な基底部11と、基底部11の一方の側から折曲し、アッパレール3の第1側壁部7と対向する第3側壁部13と、基底部11の他方の側から折曲し、アッパレール3の第2側壁部9と対向する第4側壁部15とを有している。
アッパレール3の第1側壁部7には、上から第1支持部17、第2支持部19からなり、ロアレール1の第3側壁部13との間隔が広がるような略く字形の第1ガイド部21が設けられている。一方、ロアレール1の第3側壁部13には、第1ガイド部21の第1支持部と17略平行な第3支持部23、第1ガイド部21の第2支持部19と略平行な第4支持部からなリ、アッパレール3の第1側壁部7との間隔が広がるような略く字形の第2ガイド部27が形成されている。
アッパレール3の第2側壁部9には、上から第5支持部29、第6支持部31からなり、ロアレール1の第4側壁部15との間隔が広がるような略く字形の第3ガイド部33が設けられている。一方、ロアレール1の第4側壁部15には、第3ガイド部33の第5支持部29と略平行な第7支持部35、第3ガイド部33の第6支持部31と略平行な第8支持部37からなリ、アッパレール3の第2側壁部9との間隔が広がるような略く字形の第4ガイド部39が設けられている。
第1ガイド部21と、第2ガイド部27との空間に、第1支持部17、第2支持部19、第3支持部23、第4支持部25が当接可能なボール41が設けられている。又、第3ガイド部33と、第4ガイド部39との空間に、第5支持部29、第6支持部31、第7支持部35、第8支持部37が当接可能なボール43が設けられ、これらボール41、ボール43が転動することにより、アッパレール3はロアレール1に対してスムーズに移動するようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
特開平7−223471号公報(図5)
図3に示す構成のシートスライド装置では、第1ガイド部21の第1支持部17とボール41との接点T1での法線H1と、鉛直線Sとのなす角をθ1、第1ガイド部21の第2支持部19とボール41との接点T2での法線H2と、鉛直線Sとのなす角をθ2、第2ガイド部27の第3支持部23とボール41との接点T3での法線H3と、鉛直線Sとのなす角をθ3、第2ガイド部27の第4支持部25とボール41との接点T4での法線H4と、鉛直線Sとのなす角をθ4、第3ガイド部33の第5支持部29とボール43との接点T5での法線H5と、鉛直線Sとのなす角をθ5、3ガイド部33の第6支持部31とボール43との接点T6での法線H6と、鉛直線Sとのなす角をθ6、第4ガイド部39の第7支持部35とボール43との接点T7での法線H7と、鉛直線Sとのなす角をθ7、第4ガイド部39の第8支持部37とボール43との接点T8での法線H8と、鉛直線Sとのなす角をθ8とした場合、θ1≒θ2≒θ3≒θ4≒θ5≒θ6≒θ7≒θ8≒45°である。即ち、ボール41と第1支持部17、第2支持部19、第3支持部23、第4支持部25との当たり、ボール43と第5支持部29、第6支持部31、第7支持部35、第8支持部37との当たりは全て均等な当たりである。
更に、ボール41と第1支持部17、第2支持部19、第3支持部23、第4支持部25とはガタのない設定となっている。同様に、ボール43と第5支持部29、第6支持部31、第7支持部35、第8支持部37ともガタのない設定となっている。しかし、ロアレール101、アッパレール103、ボール41、ボール43の製造誤差があると、ガタが発生したり、摺動抵抗が増す問題点がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、その課題は、摺動抵抗が小さく、又、寸法のバラツキが生じても摺動抵抗が増加しないシートスライド装置を提供することにある。
上記課題を解決する請求項1に係る発明は、フロア側に設けられるロアレールと、シート側に設けられ、前記ロアレールに移動可能に係合したアッパレールとを備えたシートスライド装置において、前記アッパレールの断面形状は、フロアと交差する方向に延びる第1側壁部と、第2側壁部とを有し、前記ロアレールの断面形状は、前記アッパレールの第1側壁部、第2側壁部と略平行な第3側壁部と第4側壁部とを有し、前記アッパレールの第1側壁部に、上から第1支持部、第2支持部からなり、前記ロアレールの第3側壁部との間隔が広がるような略く字形の第1ガイド部を設け、前記ロアレールの第3側壁部に、前記第1ガイド部の第1支持部と略平行な第3支持部、前記第1ガイド部の第2支持部と略平行な第4支持部からなリ、前記アッパレールの第1側壁部との間隔が広がるような略く字形の第2ガイド部を設け、前記アッパレールの第2側壁部に、上から第5支持部、第6支持部からなり、前記ロアレールの第4側壁部との間隔が広がるような略く字形の第3ガイド部を設け、前記ロアレールの第4側壁部に、前記第3ガイド部の第5支持部と略平行な第7支持部、前記第3ガイド部の第6支持部と略平行な第8支持部からなリ、前記アッパレールの第2側壁部との間隔が広がるような略く字形の第4ガイド部を設け、前記第1ガイド部と、前記第2ガイド部との空間に、前記第1〜第4支持部が当接可能なボールを設け、前記第3ガイド部と、前記第4ガイド部との空間に、前記第5〜第8支持部が当接可能なボールを設け、前記第1支持部と前記ボールとの接点での法線と鉛直線とのなす角が、前記第4支持部と前記ボールとの接点での法線と鉛直線とのなす角より小さく設定され、前記第5支持部と前記ボールとの接点での法線と鉛直線とのなす角が、前記第8支持部と前記ボールとの接点での法線と鉛直線とのなす角より小さく設定されていることを特徴とするシートスライド装置である。
請求項1に係る発明では、アッパレールからの荷重は、アッパレールの第1ガイド部の第1支持部→ボール→ロアレールの第2ガイド部の第3支持部、アッパレールの第3ガイド部の第5支持部→ボール→ロアレールの第4ガイド部の第7支持部を介してロアレールに伝達される。
請求項2に係る発明は、前記アッパレールは、前記ロアレールと係合する前の自然状態では、第1側壁部と第2側壁部とが前記フロア方向に行くほど、両者の間隔が広がる「ハ」字状態となるように設定されていることを特徴とする請求項1記載のシートスライド装置である。
請求項2に係る発明では、アッパレールとロアレールとを組み付けると、アッパレールの第1側壁部と第2側壁部とが弾性変形する。
請求項3に係る発明は、前記ロアレールは、前記アッパレールと係合する前の自然状態では、第3側壁部と第4側壁部とが、前記フロア方向に行くほど、両者の間隔が広がる「ハ」字状態となるように設定されていることを特徴とする請求項1記載のシートスライド装置である。
請求項3に係る発明では、アッパレールとロアレールとを組み付けると、ロアレールの第3側壁部と第4側壁部とが弾性変形する。
請求項1に係る発明によれば、前記第1支持部と前記ボールとの接点での法線と鉛直線とのなす角が、前記第4支持部と前記ボールとの接点での法線と鉛直線とのなす角より小さく設定され、前記第5支持部と前記ボールとの接点での法線と鉛直線とのなす角が、前記第8支持部と前記ボールとの接点での法線と鉛直線とのなす角より小さく設定されていることにより、ロアレールの第2ガイド部の第3支持部、第4ガイド部の第7支持部に対して垂直な方向に作用するアッパレールからの荷重成分が大きくなるので、アッパレールとロアレールとの上下方向のガタが少なくなる。
又、ボールに作用するアッパレールからの荷重のうち、ロアレールの第2ガイド部の第3支持部、第4ガイド部の第7支持部と平行な方向の分力が力が小さくなるので、摺動抵抗のムラが少なくなる。更に、ロアレールの第2ガイド部の第3支持部、第4ガイド部の第7支持部に対して垂直な方向に作用するアッパレールからの荷重成分が大きくなる。よって、ボールが空回りすることなく回転し、スムーズなアッパレールの移動を得ることができる。
請求項2に係る発明によれば、前記アッパレールは、前記ロアレールと係合する前の自然状態では、第1側壁部と第2側壁部とが前記フロア方向に行くほど、両者の間隔が広がる「ハ」字状態となるように設定されていることにより、アッパレールとロアレールとを組み付けると、アッパレールの第1側壁部と第2側壁部とが弾性変形する。その弾性反発力により、アッパレールの第1ガイド部、第3ガイド部がボールをロアレールの第2ガイド部、第4ガイド部に押し付けるので、ガタがなくなる。
請求項3に係る発明によれば、前記ロアレールは、前記アッパレールと係合する前の自然状態では、第3側壁部と第4側壁部とが、前記フロア方向に行くほど、両者の間隔が狭まる逆「ハ」字状態となるように設定されていることにより、アッパレールとロアレールとを組み付けると、ロアレールの第3側壁部と第4側壁部とが弾性変形する。その弾性反発力により、ロアレールの第2ガイド部、第4ガイド部がボールをアッパレールの第1ガイド部、第3ガイド部に押し付けるので、ガタがなくなる。
以下、図面を用いて本発明を実施するための最良の形態を説明する。最初に、図2を用いて、本形態例のシートスライド装置の全体構成を説明する。一般に、シートスライド装置は、1つにシートに対して、1組設けられるものであるが、構成は略同じなので、一方のシートトラック装置で説明する。
図において、101はフロアF側にフロントブラケット95、リアブラケット97を介して設けられるロアレール、103はシート側に設けられ、ロアレール101に移動可能に係合するアッパレールである。ロアレール101の側面には、複数のロック穴105がその長手方向に沿って形成されている。一方、アッパレール103には、アッパレール103の長手方向に沿ってクランク状のロッド102が回転可能に設けられている。ロッド102には、ロックレバー107が取付けられ、このロックレバー107の回転端部側はロアレール101のロック穴105に係脱可能となっている。更に、一端部がアッパレール103に、他端部がロックレバー107に係止されるトーションスプリング109によりロックレバー107はロック穴105に係合する方向(ロック方向)に付勢されている。
アッパレール103には、ピン110を用いてオープンブラケット111が回転可能に設けられている。このオープンブラケット111は、回転することにより、ロッド102のクランク部102aを押して、ロックレバー107をロック穴105から離脱する方向(アンロック方向)に駆動可能となっている。又、ピン110に中間部が巻回され、一端部がアッパレール103に、他端部がオープンブラケット111に係止されるスプリング113により、オープンブラケット111はロッド102のクランク部102aから離れる方向に付勢されている。そして、オープンブラケット111にはループハンドル115の一端部が取付けられ、このループハンドル115の他端部は他方のシートトラック装置のオープンブラケットに取付けられている。
次に、上記構成の作動を説明する。ループハンドル115を操作していない状態では、スプリング113の付勢力により、オープンブラケット111はロッド102のクランク部102aより離れた位置にあり、又、トーションスプリング109の付勢力により、ロックレバー107はロアレール101のロック穴105に係合し、アッパレール103のロアレール101に対する移動は禁止されたロック状態にある。
ここで、ループハンドル115をスプリング113の付勢力に抗して、矢印I方向に引き上げると、オープンブラケット111がロッド102のクランク部102aを押し、トーションスプリング109の付勢力に抗してロックレバー107がロアレール101のロック穴105から離脱して、アッパレール103のロアレール101に対する移動が可能となるアンロック状態となる。ここで、アッパレール103をロアレール101に対して移動させ、所望のポジションを得たならば、ループハンドル115への操作力を解除する。すると、スプリング113の付勢力により、オープンブラケット111はロッド102のクランク部102aより離れた位置まで戻り、又、トーションスプリング109の付勢力により、ロックレバー107はロアレール101のロック穴105に再び係合し、アッパレール103のロアレール101に対する移動は禁止されたロック状態に復帰する。
次に、図2の切断線A−Aでの断面図である図1を用いて、ロアレール101、アッパレール103の断面形状を説明する。
アッパレール103の断面形状は、フロアFと略平行な基底部205と、基底部205の一方の側から折曲し、フロアF方向に向かって延びる第1垂下部207と、基底部205の他方の側から折曲し、フロアF方向に向かって延びる第2垂下部209とを有している。更に、第1垂下部207の下端から折曲しフロアFから離れる方向で、フロアFと交差する方向に延びる第1側壁部211と、第2垂下部209の下端から折曲しフロアFから離れる方向で、フロアFと交差する方向に延びる第2側壁部213とを有している。
一方、ロアレール101の断面形状は、フロアFと略平行な基底部311と、基底部311の一方の側から折曲し、アッパレール103の第1側壁部211と対向する第3側壁部313と、基底部311の他方の側から折曲し、アッパレール103の第2側壁部213と対向する第4側壁部315とを有している。更に、第3側壁部313の上端から折曲し、アッパレール103の第1側壁部211の上端部を覆い、アッパレール103がロアレール101から剥離する方向の荷重が入力された場合、アッパレール103の第1側壁部211が当接してアッパレール103のロアレール101からの剥離を防止する第1剥離防止部317と、第4側壁部315の上端から折曲し、アッパレール103の第2側壁部213の上端部を覆い、アッパレール103がロアレール101から剥離する方向の荷重が入力された場合、アッパレール103の第2側壁部213が当接してアッパレール103のロアレール101からの剥離を防止する第2剥離防止部319とを有している。
アッパレール103の第1側壁部211には、上から第1支持部215、第2支持部217からなり、ロアレール101の第3側壁部313との間隔が広がるような略く字形の第1ガイド部219が設けられている。一方、ロアレール101の第3側壁部313には、第1ガイド部219の第1支持部215と略平行な第3支持部321、第1ガイド部219の第2支持部217と略平行な第4支持部323からなリ、アッパレール103の第1側壁部211との間隔が広がるような略く字形の第2ガイド部325が形成されている。
アッパレール103の第2側壁部213は、上から第5支持部221、第6支持部223からなり、ロアレール101の第4側壁部315との間隔が広がるような略く字形の第3ガイド部225が設けられている。一方、ロアレール101の第4側壁部315には、第3ガイド部225の第5支持部221と略平行な第7支持部327、第3ガイド部225の第6支持部223と略平行な第8支持部329からなリ、アッパレール103の第2側壁部213との間隔が広がるような略く字形の第4ガイド部331が設けられている。
第1ガイド部219と、第2ガイド部325との空間に、第1支持部215、第2支持部217、第3支持部321、第4支持部323が当接可能なボール141が設けられている。又、第3ガイド部225と、第4ガイド部331との空間に、第5支持部221、第6支持部223、第7支持部327、第8支持部329が当接可能なボール143が設けられ、これらボール141、ボール143が転動することにより、アッパレール103はロアレール101に対してスムーズに移動するようになっている。
そして、本形態例では、第1支持部215とボール141との接点T1での法線H1と鉛直線Sとのなす角θ1が、第4支持部323とボール141との接点T4での法線H4と鉛直線Sとのなす角θ4より小さく設定され、第5支持部221とボール143との接点T5での法線H5と鉛直線Sとのなす角θ5が、第8支持部329とボール143との接点T8での法線H8と鉛直線Sとのなす角θ8より小さく設定されている。
又、アッパレール103の第1ガイド部219の第2支持部217はロアレール101の第2ガイド部325の第4支持部323と略平行なので、第2支持部217とボール141との接点T2での法線H2と鉛直線Sとのなす角θ2≒θ4である。ロアレール101の第2ガイド部325の第3支持部321はアッパレール103の第1ガイド部219の第1支持部215と略平行なので、第3支持部321とボール141との接点T3での法線H3と鉛直線Sとのなす角θ3≒θ1である。
アッパレール103の第3ガイド部225の第6支持部223はロアレール101の第4ガイド部331の第8支持部329と略平行なので、第6支持部223とボール143との接点T6での法線H6と鉛直線Sとのなす角θ6≒θ8である。ロアレール101の第4ガイド部331の第7支持部327はアッパレール103の第3ガイド部225の第5支持部221と略平行なので、第7支持部327とボール143との接点T7での法線H7と鉛直線Sとのなす角θ7≒θ5である。
そして、アッパレール103は組付け前の自然状態では、図1の二点鎖線で示すように、第1垂下部207、第1側壁部211と第2垂下部209、第2側壁部213とがフロアF方向に行くほど、第1垂下部207、第1側壁部211と第2垂下部209、第2側壁部213との間隔が広がる「ハ」字状態となるように設定され、第1垂下部207、第1側壁部211と第2垂下部209、第2側壁部213とが接近するように弾性変形させた状態で、ロアレール101に組み付けるようにした。
このような構成によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)第1支持部215とボール141との接点T1での法線H1と鉛直線Sとのなす角θ1が、第4支持部323とボール141との接点T4での法線H4と鉛直線Sとのなす角θ4より小さく設定され、第5支持部221とボール143との接点T5での法線H5と鉛直線Sとのなす角が、第8支持部329とボール143との接点T8での法線H8と鉛直線Sとのなす角θ8より小さく設定されていることにより、ロアレール101の第2ガイド部325の第3支持部321、第4ガイド部331の第7支持部327に対して垂直な方向に作用するアッパレール103からの荷重成分が大きくなるので、アッパレール103とロアレール101との上下方向のガタが少なくなる。
又、ボール141、ボール143に作用するアッパレール103からの荷重のうち、ロアレール101の第2ガイド部325の第3支持部321、第4ガイド部331の第7支持部327と平行な方向の分力が小さくなるので、摺動抵抗のムラが少なくなる。
更に、ロアレール101の第2ガイド部325の第3支持部321、第4ガイド部331の第7支持部327に対して垂直な方向に作用するアッパレール103からの荷重成分が大きくなる。よって、ボール141、ボール143が空回りすることなく回転し、スムーズなアッパレール103の移動を得ることができる。
(2)アッパレール103は組付け前の自然状態では、図1の二点鎖線で示すように、第1垂下部207、第1側壁部211と第2垂下部209、第2側壁部213とがフロアF方向に行くほど、第1垂下部207、第1側壁部211と第2垂下部209、第2側壁部213との間隔が広がる「ハ」字状態となるように設定され、第1垂下部207、第1側壁部211と第2垂下部209、第2側壁部213とが接近するように弾性変形させた状態で、ロアレール101に組み付けるようにしたことにより、組み付け後、第1垂下部207、第1側壁部211の弾性反発力により、ボール141と、ロアレール101の第2ガイド部325の第4支持部323、アッパレール103の第1ガイド部219の第2支持部217とのガタがなくなる。同様に、組み付け後、第2垂下部209、第2側壁部213の弾性反発力により、ボール143と、ロアレール101の第4ガイド部331の第8支持部329、アッパレール103の第3ガイド部225の第6支持部223とのガタがなくなる。
尚、本発明は上記形態例に限定するものではない。上記形態例では、アッパレール103は組付け前の自然状態では、図1の二点鎖線で示すように、第1垂下部207、第1側壁部211と第2垂下部209、第2側壁部213とがフロアF方向に行くほど、第1垂下部207、第1側壁部211と第2垂下部209、第2側壁部213との間隔が広がる「ハ」字状態となるように設定したが、ロアレール101の組み付け前の自然状態で、第3側壁部313、第4側壁部315がフロアFから離れるほどに、第3側壁部313と第4側壁部315との間隔が狭まる「ハ」字形となるように設定してもよい。
形態例の発明部分を示す図で、図2の切断線A−Aでの断面図である。 形態例のシートスライド装置の全体構成を示す斜視図である。 従来のシートスライド装置の断面図である。
符号の説明
141、143 ボール
215 第1支持部
221 第5支持部
323 第4支持部
329 第8支持部

Claims (3)

  1. フロア側に設けられるロアレールと、シート側に設けられ、前記ロアレールに移動可能に係合したアッパレールとを備えたシートスライド装置において、
    前記アッパレールの断面形状は、フロアと交差する方向に延びる第1側壁部と、第2側壁部とを有し、
    前記ロアレールの断面形状は、前記アッパレールの第1側壁部、第2側壁部と略平行な第3側壁部と第4側壁部とを有し、
    前記アッパレールの第1側壁部に、上から第1支持部、第2支持部からなり、前記ロアレールの第3側壁部との間隔が広がるような略く字形の第1ガイド部を設け、
    前記ロアレールの第3側壁部に、前記第1ガイド部の第1支持部と略平行な第3支持部、前記第1ガイド部の第2支持部と略平行な第4支持部からなリ、前記アッパレールの第1側壁部との間隔が広がるような略く字形の第2ガイド部を設け、
    前記アッパレールの第2側壁部に、上から第5支持部、第6支持部からなり、前記ロアレールの第4側壁部との間隔が広がるような略く字形の第3ガイド部を設け、
    前記ロアレールの第4側壁部に、前記第3ガイド部の第5支持部と略平行な第7支持部、前記第3ガイド部の第6支持部と略平行な第8支持部からなリ、前記アッパレールの第2側壁部との間隔が広がるような略く字形の第4ガイド部を設け、
    前記第1ガイド部と、前記第2ガイド部との空間に、前記第1〜第4支持部が当接可能なボールを設け、
    前記第3ガイド部と、前記第4ガイド部との空間に、前記第5〜第8支持部が当接可能なボールを設け、
    前記第1支持部と前記ボールとの接点での法線と鉛直線とのなす角が、前記第4支持部と前記ボールとの接点での法線と鉛直線とのなす角より小さく設定され、
    前記第5支持部と前記ボールとの接点での法線と鉛直線とのなす角が、前記第8支持部と前記ボールとの接点での法線と鉛直線とのなす角より小さく設定されていることを特徴とするシートスライド装置。
  2. 前記アッパレールは、前記ロアレールと係合する前の自然状態では、第1側壁部と第2側壁部とが前記フロア方向に行くほど、両者の間隔が広がる「ハ」字状態となるように設定されていることを特徴とする請求項1記載のシートスライド装置。
  3. 前記ロアレールは、前記アッパレールと係合する前の自然状態では、第3側壁部と第4側壁部とが、前記フロア方向に行くほど、両者の間隔が広がる「ハ」字状態となるように設定されていることを特徴とする請求項1記載のシートスライド装置。
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