JP2005088049A - かしめ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 パンチ部材に大きな力が掛けられる簡素な構造の操作部材および往復動部材を備えることで、小型軽量の可搬性の良好なかしめ装置を実現する。
【解決手段】 本体部2を基準とする第1所定位置と、第2所定位置との間を手動操作により往復動可能な押圧シャフト部3と、被加工部材60にかしめ固定される部品50を保持する部品保持部23と、部品保持部23の上下面側に設けられ、被加工部材60のかしめ部60aをかしめ加工するパンチ部材24とを備えるかしめ装置であって、押圧シャフト部3が第1所定位置から第2所定位置に向かって往動するときは、部品50が部品保持部23により、かしめ部60a近傍に保持および位置決めされて被加工部材60に圧着されるとともに、その圧着された部品50がパンチ部材24により、かしめ部60aにかしめ固定される。これにより、小型軽量の可搬性良好な装置ができる。
【選択図】 図2
【解決手段】 本体部2を基準とする第1所定位置と、第2所定位置との間を手動操作により往復動可能な押圧シャフト部3と、被加工部材60にかしめ固定される部品50を保持する部品保持部23と、部品保持部23の上下面側に設けられ、被加工部材60のかしめ部60aをかしめ加工するパンチ部材24とを備えるかしめ装置であって、押圧シャフト部3が第1所定位置から第2所定位置に向かって往動するときは、部品50が部品保持部23により、かしめ部60a近傍に保持および位置決めされて被加工部材60に圧着されるとともに、その圧着された部品50がパンチ部材24により、かしめ部60aにかしめ固定される。これにより、小型軽量の可搬性良好な装置ができる。
【選択図】 図2
Description
本発明は、本体部に対し往復動する往復動部材およびパンチ部材を備えるかしめ装置に関するものであり、特に、被加工部材に部品を一工程にてかしめ固定する操作力の連結構造に関する。
従来、被加工部材に部品をかしめ固定するかしめ加工として、例えば、図7に示すように、被加工部材60にかしめ固定される部品50を保持する部品保持部23と、被加工部材60に形成されたかしめ部60aをかしめ加工する上下のパンチ部材24a、24bから構成している。
さらに、部品保持部23、上パンチ部材24aおよび下パンチ部材24bを駆動させるためのアクチュエータとして、エアーまたは油圧からなるシリンダー100、110a、110bをそれぞれに設けるとともに、これらのシリンダー100、110a、110bを制御するための制御装置(図示せず)が設けられている。
そして、被加工部材60に部品50をかしめ固定するかしめ加工のときは、まず、部品保持部23をシリンダー100により矢印の方向に駆動させて、部品50のかしめ部60aへの位置決めと保持をし、その後に、上パンチ部材24aおよび下パンチ部材24bをシリンダー110a、110bにより矢印の方向に駆動させてかしめ部60aをかしめ加工するようにしているものが知られている。
しかしながら、上記構成のかしめ装置によれば、複数のアクチュエータやそれらを制御する制御装置を必要とすることで、かしめ装置が大型化となって自在に移動できない固定の加工設備となっている。これは、被加工部材60と部品とをかしめ装置側に移動させてかしめ加工を行なう製造方法となってしまう。
従って、コンベアーライン上に流れる被加工部材60を移動することなくコンベアーライン上にて部品50を被加工部材60にかしめ固定するかしめ加工を行なうことが困難であるとともに、かしめ装置の設備コストが膨大となる問題がある。
そこで、本発明の目的は、上記点に鑑みたものであり、パンチ部材に大きな力が掛けられる簡素な構造の操作部材および往復動部材を備えることで、小型軽量の可搬性の良好なかしめ装置を提供することにある。
上記、目的を達成するために、請求項1ないし請求項7に記載の技術的手段を採用する。すなわち、請求項1に記載の発明では、本体部(2)と、この本体部(2)を基準とする第1所定位置と、第1所定位置とは異なる本体部(2)を基準とする第2所定位置との間を手動操作により往復動可能な往復動部材(3)と、この往復動部材(3)の一端に配設され、被加工部材(60)にかしめ固定される部品(50)を保持する部品保持部(23)と、この部品保持部(23)に対して回動可能となるように部品保持部(23)の上下面側に設けられ、被加工部材(60)のかしめ部(60a)をかしめ加工するパンチ部材(24)とを備えるかしめ装置であって、
往復動部材(3)が第1所定位置から第2所定位置に向かって往動するときは、部品(50)が部品保持部(23)により、かしめ部(60a)近傍に保持および位置決めされて被加工部材(60)に圧着されるとともに、その圧着された部品(50)がパンチ部材(24)により、かしめ部(60a)にかしめ固定されることを特徴としている。
往復動部材(3)が第1所定位置から第2所定位置に向かって往動するときは、部品(50)が部品保持部(23)により、かしめ部(60a)近傍に保持および位置決めされて被加工部材(60)に圧着されるとともに、その圧着された部品(50)がパンチ部材(24)により、かしめ部(60a)にかしめ固定されることを特徴としている。
請求項1に記載の発明によれば、往復動部材(3)が第2所定位置に向かって往動する一工程にて、確実に部品(50)がかしめ部(60a)近傍に保持および位置決めされてかしめ部(60a)にかしめ固定される。これにより、従来が部品(50)を保持してから位置決めする工程、圧着する工程、かしめ部(60a)をかしめ加工する工程が一貫して行なえるため、かしめ加工における加工時間の短縮化が図れる。
また、手動操作による往復動部材(3)に部品保持部(23)およびパンチ部材(24)を備えることにより、上述のような複数の工程を一貫して行なえることができる。しかも、これらの複数の工程を一工程の手動操作による操作力によって行なうことができるため、従来、部品保持部(23)およびパンチ部材(24)を駆動させるためのシリンダーおよび制御装置を必要としていたが、これらを用いる必要がないため装置の小型化が図れるとともに、装置の設備コストが大幅に低減できる。
請求項2に記載の発明では、往復動部材(3)には、この往復動部材(3)の往復動によりパンチ部材(24)を押圧によって回動させる押圧ヘッド(32)が設けられ、押圧ヘッド(32)は、往復動部材(3)が第1所定位置から第2所定位置に達したときに、かしめ部(60a)がかしめ加工されるようにパンチ部材(24)に連結させたことを特徴としている。
請求項2に記載の発明によれば、押圧ヘッド(32)は、往復動部材(3)が第2所定位置に達したときに、かしめ部(60a)がかしめ加工されるようにパンチ部材(24)に連結させたことにより、往動方向に掛かる加工力を押圧ヘッド(32)によって容易にパンチ部材(24)を回動させることができる。つまり、パンチ部材(24)を回動させることで、かしめ部(60a)のかしめ加工が容易にできる。
請求項3に記載の発明では、往復動部材(3)には、第1所定位置から第2所定位置に向けて手動操作する操作部材(26)が設けられ、押圧ヘッド(32)は、パンチ部材(24)を押圧する加工力が操作部材(26)に入力される操作力に対して増幅されるように操作部材(26)に連結させたことを特徴としている。
請求項3に記載の発明によれば、押圧ヘッド(32)は、パンチ部材(24)を押圧する加工力が操作部材(26)に入力される操作力に対して増幅されるように操作部材(26)に連結させたことにより、小さな操作力でパンチ部材(24)を押圧する大きな加工力を引き出すことができる。これにより、往復動部材(3)の構造が簡素にできるとともに、装置全体が小型化にできる。
請求項4に記載の発明では、往復動部材(3)の往復動方向に対し、押圧ヘッド(32)が常に復動方向に近づくように付勢される応力付勢手段(33)が設けられ、パンチ部材(24)は、往復動部材(3)が第2所定位置から第1所定位置に向けて復動開始のときに、操作部材(26)を操作しなくてもパンチ部材(24)がかしめ部(60a)から離脱されることを特徴としている。
請求項4に記載の発明によれば、復動方向に近づくように付勢される応力付勢手段(33)が設けられることにより、かしめ固定のときは応力付勢手段(33)を圧縮するように操作力を加え、かしめ固定が完了したときは、応力付勢手段(33)のバネ力で復動させることができる。これにより、部品保持部(23)から被加工部材(60)を確実に離脱させることができるとともに、操作部材(26)の操作性が優れる。
請求項5に記載の発明では、パンチ部材(24)は、押圧ヘッド(32)の往復動により、略楔状に形成されるとともにその楔の対辺が変化することを特徴としている。請求項5に記載の発明によれば、押圧ヘッド(32)の往復動により、パンチ部材(24)を略楔状に形成されるとともにその楔の対辺が変化することにより、往動方向に作用する押圧ヘッド(32)により形成される楔によってパンチ部材(24)の加工力を大幅に増幅できる。これにより、小さな操作力で大きな加工力を確実に得ることができるとともに、かしめ加工のための構造が簡素にできるため小型化が図れる。
請求項6に記載の発明では、かしめ部(60a)は、板状からなる板部を折り曲げて部品(50)をかしめ固定するものであって、部品(50)は、かしめ部(60a)の近傍に予め仮止めさせた後に、部品保持部(23)およびパンチ部材(24)によりかしめ部(60a)に位置決めされてかしめ固定されることを特徴としている。
請求項6に記載の発明によれば、かしめ部(60a)の近傍に仮止めされた部品(50)に部品保持部(23)を当接するようにして操作部材(26)を一方向に操作するのみで部品(50)のかしめ固定ができるため、かしめ加工の加工時間が大幅に短縮することができる。
請求項7に記載の発明では、本体部(2)、往復動部材(3)、部品保持部(23)、パンチ部材(24)、および押圧ヘッド(32)から構成されるかしめ装置は可搬性の装置であることを特徴としている。請求項7に記載の発明によれば、簡素な構造の構成部品から構成されるかしめ装置は、可搬性の装置であることにより、コンベアーライン上にかしめ装置を移動させて、被加工部材(60)を移動することなくコンベアーライン上にかしめ装置を移動させて部品(50)を被加工部材(60)にかしめ固定ができる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態の具体的手段との対応関係を示すものである。
以下、本発明の一実施形態によるかしめ装置を図1ないし図6に基づいて説明する。図1は本発明を適用したかしめ装置1の全体構成を示す斜視図であり、図2は本発明におけるかしめ装置1の主要部の全体構成を示す模式図である。また、図3および図4は本発明のかしめ装置1により、被加工部材60にかしめ固定される部品50、被加工部材60の概略構成を示す構成図である。
まず、本実施形態のかしめ装置1は、図1に示すように、被加工部材60に仮止めされた部品50を被加工部材60に形成されたかしめ部60aをかしめ加工するものであり、このかしめ加工により部品50が被加工部材60にかしめ固定される。
なお、かしめ固定される部品50は、具体的には、ゴムなどの弾性体から形成されたクッションゴムであり、図3(a)および図3(b)に示すように、一端が先細りの略円筒状に形成された突出部50a、他端が矩形状に形成された矩形部50bからなる形状のもので、他端の長辺側上下面がかしめ固定されるようになっている。
一方、被加工部材60は、具体的には、図4に示すように、車載用熱交換器を構成する略コの字状に形成された板状のアルミ部材であって、この被加工部材60の一部にかしめ部60aが形成されている。かしめ部60aは、板状の板部が後述するパンチ部材24を回動させるかしめ加工により折り曲げられるようにしている。因みに、図中符号Aで示すかしめ部60a詳細図は、かしめ加工後の板部が折り曲げられた状態を示している。
ところで、本発明によるかしめ装置1は、図1および図2に示すように、大別して、本体部2と、この本体部2に対し往復動する往復動部材である押圧シャフト部3と、部品50を保持する部品保持部23と、この部品保持部23の上下面側に設けられ、かしめ部60aをかしめ加工するパンチ部材24とを備えている。
そして、本体部2の最下部には、板状のベース21が配置され、そのベース21には、固定された支柱22が設けられている。押圧シャフト部3は、押圧シャフト部3が往動するときに、手動操作による操作力を後述するパンチ部材24に大きな加工力を与えるように構成しており、手動操作するための操作部材であるハンドル26と、ハンドル26に連結された押圧シャフト31と、押圧シャフト31に設けられた押圧ヘッド32とから構成されている。
ハンドル26は、取手部26aとレバー部26bとから構成し、レバー部26bの下端側が支柱22に設けられた図示しない摺動軸受け部に係合ピン262にて連結されている。これにより、ハンドル26は、取手部26aを掴んで手動操作することで本体部2と連結される係合ピン262を支点として、第1所定位置Xと第2所定位置Yとの間を往復動するようになっている。
押圧シャフト31は、ハンドル26を往復動することで連動して往復動するものであり、その一端に部品保持部23が結合され、他端に係合ピン311を介してレバー部26bに連結させている。この係合ピン311は、レバー部26bに形成された係合溝262に回動自在に連結されている。なお、この連結部は、押圧シャフト31が往動するときに、ハンドル26に入力される操作力に対し押圧する力が増幅される位置に設けられている。
そして、押圧シャフト31の一端に設けられる部品保持部23は、かしめ加工のときに、部品50の突出部50aが挿入される溝部23aを形成させたブロック材であって、その上下面側には、かしめ部60aをかしめ加工するためのパンチ部材24が部品保持部23に対し回動可能に配設されている。
図中の241は回動軸であり、この回動軸241を支点としてパンチ部材24の先端部が上下方向に回動する。また、パンチ部材24と部品保持部23との間には、バネ材25が配設され、パンチ部材24が押圧シャフト31に押圧されていないときには、パンチ部材24の先端部が開くようにしている。
次に、押圧ヘッド32は、押圧シャフト31の往動によりパンチ部材24を押圧させるものであり、押圧シャフト31の中途に配設させて、押圧ヘッド32の両端に設けられたベアリング321を介してパンチ部材24に連結させている。そして、この押圧ヘッド32によりパンチ部材24が略楔状に形成され、ハンドル26の操作位置が第2所定位置Yに達すると、ベアリング321により押圧されたパンチ部材24により部品保持部23に保持された部品50がかしめ固定されるようになっている。
このように、押圧ヘッド32によりパンチ部材24が略楔状に形成させることで、ハンドル26に入力される操作力に対しパンチ部材24を押圧する力、つまり、加工力を増幅させることができるものである。
また、部品保持部23と押圧ヘッド32との間には、応力付勢手段であるバネ部材33が設けられている。このバネ部材33は、押圧ヘッド32が、常に右方向、つまり、復動方向に付勢されるようにしてある。これは、かしめ加工終了後、ハンドル26を操作しなくても、ハンドル26が第2所定位置Yから第1所定位置Xに向けて復動するときに、二つのバネ部材25、33のバネ力の作用によりかしめ部60aからパンチ部材24を離脱させることができる。
次に、以上の構成によるかしめ装置1の作動について図5および図6に基づいて説明する。図5はハンドル26を第1所定位置Xから第2所定位置Yに向けて往動するように操作させたときの途中であって、部品保持部23が部品50を保持したときの形態を示した模式図であり、図6はハンドル26が第2所定位置Yに達したときであって、パンチ部材24によりかしめ部60aがかしめ加工された形態を示す模式図である。
かしめ加工をするときは、予め被加工部材60のかしめ部60a近傍に部品50を仮止めしておく(図2参照)。そして、ハンドル26を操作して第1所定位置Xから第2所定位置Yに向けて往動させる。この往動により部品保持部23が前進して部品50が位置決めされるとともに押圧により被加工部材60に圧着される。このときの押圧はハンドル26に入力される操作力に対し、レバー比(L1/L2)により増幅されている。
そして、第2所定位置Yに達するようにハンドル26を操作させると、図6に示すように、押圧ヘッド32が部品保持部23側に往動することで、パンチ部材24を押圧させてパンチ部材24の先端部を回動させる。これにより、かしめ部60aのかしめ加工が行なわれ、被加工部材60に部品50がかしめ固定される。
因みに、このときの加工力は、図6に示すように、パンチ部材24のレバー比(L4/L3)および押圧ヘッド32の往動により形成される略楔状の角度θが変化する楔効果により増幅されるものである。従って、ここでは、上述したレバー比(L1/L2)、パンチ部材24のレバー比(L4/L3)および楔効果により、ハンドル26に入力される操作力に対し数倍の加工力を引き出すことができる。
なお、かしめ加工終了後に、ハンドル26を離すことにより、二つのバネ部材25、33の付勢により、パンチ部材24、押圧ヘッド32およびハンドル26が図5に示す位置に復動される。これにより、部品保持部23から被加工部材60を確実に離脱させることができる。
以上の一実施形態のかしめ装置1によれば、ハンドル26が第2所定位置Yに向かって往動する一工程にて、確実に部品50がかしめ部60a近傍に保持および位置決めされてかしめ部60aにかしめ固定される。これにより、従来が部品50を保持してから位置決めする工程、圧着する工程、かしめ部60aをかしめ加工する工程が一貫して行なえるため、かしめ加工における加工時間の短縮化が図れる。
また、手動操作によるハンドル26これに連動して往復動する押圧シャフト31に部品保持部23およびパンチ部材24を備えることにより、上述のような複数の工程を一貫して行なえることができる。しかも、これらの複数の工程を一工程の手動操作による操作力によって行なうことができるため、従来、部品保持部23およびパンチ部材24を駆動させるためのアクチュエータであるシリンダーおよびそれらを制御する制御装置を必要としていたが、これらを用いる必要がないため装置の小型化が図れるとともに、装置の設備コストが大幅に低減できる。
また、押圧ヘッド32は、ハンドル26が第2所定位置Yに達したときに、かしめ部60aがかしめ加工されるようにパンチ部材24に連結させたことにより、往動方向に掛かる加工力を押圧ヘッド32によって容易にパンチ部材24を回動させることができる。つまり、パンチ部材24を回動させることで、かしめ部60aのかしめ加工が容易にできる。
また、押圧ヘッド32は、パンチ部材24を押圧する加工力がハンドル26に入力される操作力に対して増幅されるように押圧シャフト31に連結させたことにより、小さな操作力でパンチ部材24を押圧する大きな加工力を引き出すことができる。これにより、押圧シャフト部3の構造が簡素にできるとともに、装置全体が小型化にできる。
また、復動方向に近づくように付勢されるバネ部材33が設けられることにより、かしめ固定のときはバネ部材33を圧縮するように操作力を加え、かしめ固定が完了したときは、バネ部材33のバネ力で復動させることができる。これにより、部品保持部23から被加工部材60を確実に離脱させることができるとともに、ハンドル26の操作性が優れる。
また、押圧ヘッド32の往復動により、パンチ部材24を略楔状に形成されるとともにその楔の対辺が変化することにより、往動方向に作用する押圧ヘッド32により形成される楔効果によってパンチ部材24の加工力を大幅に増幅できる。これにより、小さな操作力で大きな加工力を確実に得ることができるとともに、かしめ加工のための構造が簡素にできるため小型化が図れる。
また、かしめ部60aの近傍に仮止めされた部品50に部品保持部23を当接するようにしてハンドル26を一方向に操作するのみで部品50のかしめ固定ができるため、かしめ加工の加工時間が大幅に短縮することができる。
また、以上の簡素な構造の構成部品から構成されるかしめ装置1は、小型軽量であるため可搬性が良好となる。従って、コンベアーライン上にかしめ装置を移動させて被加工部材60を移動することなくコンベアーライン上にかしめ装置1を移動させて部品50を被加工部材60にかしめ固定ができる。
(他の実施形態)
以上の一実施形態では、押圧シャフト31は直線状に往復動するものであったが円弧状に往復動する往復動部材であっても本発明は適用可能である。
以上の一実施形態では、押圧シャフト31は直線状に往復動するものであったが円弧状に往復動する往復動部材であっても本発明は適用可能である。
2…本体部
3…押圧シャフト部(往復動部材)
23…部品保持部
24…パンチ部材
26…ハンドル(操作部材)
32…押圧ヘッド
33…バネ部材(応力付勢手段)
50…部品
60…被加工部材
60a…かしめ部
3…押圧シャフト部(往復動部材)
23…部品保持部
24…パンチ部材
26…ハンドル(操作部材)
32…押圧ヘッド
33…バネ部材(応力付勢手段)
50…部品
60…被加工部材
60a…かしめ部
Claims (7)
- 本体部(2)と、
前記本体部(2)を基準とする第1所定位置と、前記第1所定位置とは異なる前記本体部(2)を基準とする第2所定位置との間を手動操作により往復動可能な往復動部材(3)と、
前記往復動部材(3)の一端に配設され、被加工部材(60)にかしめ固定される部品(50)を保持する部品保持部(23)と、
前記部品保持部(23)に対して回動可能となるように前記部品保持部(23)の上下面側に設けられ、前記被加工部材(60)のかしめ部(60a)をかしめ加工するパンチ部材(24)とを備えるかしめ装置であって、
前記往復動部材(3)が前記第1所定位置から前記第2所定位置に向かって往動するときは、前記部品(50)が前記部品保持部(23)により、前記かしめ部(60a)近傍に保持および位置決めされて前記被加工部材(60)に圧着されるとともに、その圧着された前記部品(50)が前記パンチ部材(24)により、前記かしめ部(60a)にかしめ固定されることを特徴とするかしめ装置。 - 前記往復動部材(3)には、前記往復動部材(3)の往復動により前記パンチ部材(24)を押圧によって回動させる押圧ヘッド(32)が設けられ、前記押圧ヘッド(32)は、前記往復動部材(3)が前記第1所定位置から前記第2所定位置に達したときに、前記かしめ部(60a)がかしめ加工されるように前記パンチ部材(24)に連結させたことを特徴とする請求項1に記載のかしめ装置。
- 前記往復動部材(3)には、前記第1所定位置から前記第2所定位置に向けて手動操作する操作部材(26)が設けられ、前記押圧ヘッド(32)は、前記パンチ部材(24)を押圧する加工力が前記操作部材(26)に入力される操作力に対して増幅されるように前記操作部材(26)に連結させたことを特徴とする請求項2に記載のかしめ装置。
- 前記往復動部材(3)の往復動方向に対し、前記押圧ヘッド(32)が常に復動方向に近づくように付勢される応力付勢手段(33)が設けられ、前記パンチ部材(24)は、前記往復動部材(3)が前記第2所定位置から前記第1所定位置に向けて復動開始のときに、前記操作部材(26)を操作しなくても前記パンチ部材(24)が前記かしめ部(60a)から離脱されることを特徴とする請求項2または請求項3に記載のかしめ装置。
- 前記パンチ部材(24)は、前記押圧ヘッド(32)の往復動により、略楔状に形成されるとともにその楔の対辺が変化することを特徴とする請求項2ないし請求項4のいずれか一項に記載のかしめ装置。
- 前記かしめ部(60a)は、板状からなる板部を折り曲げて前記部品(50)をかしめ固定するものであって、前記部品(50)は、前記かしめ部(60a)の近傍に予め仮止めさせた後に、前記部品保持部(23)および前記パンチ部材(24)により前記かしめ部(60a)に位置決めされてかしめ固定されることを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載のかしめ装置。
- 前記本体部(2)、前記往復動部材(3)、前記部品保持部(23)、前記パンチ部材(24)、および前記押圧ヘッド(32)から構成されるかしめ装置は、可搬性の装置であることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載のかしめ装置。
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- 2003-09-17 JP JP2003325135A patent/JP2005088049A/ja active Pending
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