JP2005087992A - 切りくず破砕機 - Google Patents
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Abstract
【課題】切りくずの減容にあたり、カッターを使わずに、より少ない破断エネルギーで、安価でかつ大量に処理できる破砕機の開発。
【解決手段】引っ掛け爪に切りくずをからめ、糸巻き状になった切りくずを、ホッパーの内壁に叩きつけ、切りくずの剪断面または弱小部分から切りくずが分断することにより、従来のカッターによる切断に比べて分断エネルギーが著しく減少できる。また一度分断した切りくずが再度糸巻きに巻き込まれないよう、破断された切りくずの逃げ道を敷設してある。さらに、切りくずの糸巻き状態をほぐすため、シーケンサーによって回転方向を一定時間後逆転させるようにしてある。またより良い条件を見出すために、回転体を多軸にし、回転方向や回転時間の組み合わせが自由に選べるようにしてある。
【選択図】 図12
Description
写真1
この種の破砕機では、材料を刃の間に挟み込み、剪断で材料を破砕する。切りくずの場合でも破断し易い場所や破断しやすい方向などに関係なく、とにかく刃に挟まった切りくずを強引に剪断しようとする。このため硬い材料にあわせ機械も大きな物になりがちである。強力な剪断力を求めると、運動量を大きくするため、刃及び保持体の質量を大きくしてしまう。しかし、刃物の剪断力には限界がある。剪断できない場合や異物が混入した場合、過負荷となり機械が停止してしまう。破砕機に異常検知装置が付いていても、この運動量のため十分機能しないばかりか刃物が損傷してしまう。一度破損したカッターの交換には多大な費用と時間がかかるのが常であり大きな問題点である。
一般的に、切りくず厚さtcは切り込みtより大きい。したがって加工される時材料の変形に伴う剪断が生じる。事実切りくずの断面を腐食させ写真を撮ると上記のように明確な剪断面が生じている。このことは切りくずをマクロで見れば、加工硬化し、バリもあり扱いにくいものと考えられるが、ミクロに見れば分断するには容易な剪断面があるこことが分かる。従来この切りくずの原点を見ないで、前述のような真の目的とは離れて破砕機なり高価な破砕刃が開発されてきた。
突起物16は切りくず破断を促進するもので部材間に位置している。引っ掛け爪215、225のサイドに鋭利な切り刃を持たせ、切りくずの分断が促進されるようにしてもよい。
3枚の板材は厚板63を中心に組み合わせる。厚板材63をシャフト切り欠き611の位置で図7(3)のようにひと穴分回転させる。この状態では角穴633とシャフト61との位相関係から、板材63はシャフト軸方向の移動が拘束される。この状態で両側から板材62をよせ、ボルト64でこの3枚を締め上げると、部材だけでなくシャフト61とも一体の状態となる。組みあげた状態を図7(4)に示す。
すなわち、左右の軸でその回転方向も違わせることも出来るので下表のような組み合わせが可能である。
組み合わせは4通りあり、それぞれの運転時間を時間帯としてT0からT3とした。この値は、シーケンサーを使う場合ラダ−図をパソコンで編集すれば、瞬時のうちに変更が可能であり、切りくずの処理状況によって、最適の条件を容易に見出すことが容易に出来る。
11 空間
12 切りくず出口
13 衝突壁
14 1軸用衝突壁
141 受け面
142 固定棒
15 衝突板
16 突起物
17 仕切り板
2 切りくず引っ掛け回転体
21 左回転体
211 モータ
212 主軸
213 カラー
2131 カラー(大)
2132 カラー(中)
2133 カラー(小)
214 引っ掛け爪取り付け部材
2141 引っ掛け部材群(大)
2142 引っ掛け部材群(中)
2143 引っ掛け部材群(小)
215 引っ掛け爪
22 右回転体
221 モータ
222 主軸
223 カラー
2231 カラー(大)
2232 カラー(中)
2233 カラー(小)
224 引っ掛け爪取り付け部材
2241 引っ掛け部材群(大)
2242 引っ掛け部材群(中)
2243 引っ掛け部材群(小)
225 切りくず引っ掛け爪
3 スリット
31 左スリットプレート
32 右スリットプレート
4 ツノ状突起
5 板金材を用いた回転体
51 引っ掛け爪群
511 引っ掛け爪
52 爪取り付けプレート
53 爪群取り付けプレート
54 取り付けボルト
55 取り付けナット
6 角穴つき板材と角シャフトから構成される回転体
61 角シャフト
611 溝
62 角穴つき板材(薄い)
621 切りくず引っ掛け爪
622 穴
623 角穴
63 角穴つき板材(溝厚さ相当)
631 切りくず引っ掛け爪
632 穴
633 角穴
634 穴
64 止めボルトナット
7 分割型カラー
71 カラーA
711 穴
712 穴
72 カラーB
721 穴
722 穴
8 格子
81 格子片A
82 格子片B
83 調節穴
84 取り付けねじ
9 回収システム
91 切りくず搬入コンベアー
92 切りくず
93 切り粉押さえ
94 切りくず回収コンベアー
941 スクレーパー
Claims (16)
- 回転方向、回転数、回転時間を制御されたモータによって駆動され、切りくずを絡める爪を外周部に設けた回転体と回転体に絡んだ切りくずがぶつかり、そこで切りくずを衝突で破砕する衝突壁を有した切りくずホッパーと破砕された切りくずを排出するスリットから構成される切りくず破砕機。
- 回転体の回転軸を複数とし、それぞれが独立して駆動されることを特徴とする請求項1の切りくず破砕機。
- 切りくずを絡める爪と爪保持部分が別部材で構成される組立式の回転体構造にした請求項1または請求項2の切りくず破砕機。
- 板金加工で得られる板材を用い、板厚やその重ね合わせで爪の厚さをまたカラーで回転軸方向の爪間の間隔を規制する構造にした、もしくは板材で回転体を構成した請求項3の切りくず破砕機。
- 取替え、組立を容易にした分割構造のカラーを有する請求項3の切りくず破砕機。
- 角穴を有する板材と角シャフトから構成される回転体において、角シャフトに溝を設け、この溝に角穴を有した一枚の板材を落とし込み、シャフト軸と直角方向に回転することによって、この板材自体をシャフト軸方向に移動できなくし、この板にボルトなどで他の板材と締結し、板材とシャフトを一体化させた回転体を提供する構造にした請求項4の切りくず破砕機。
- 複数の爪およびカラーを有する回転体において、それぞれ回転軸からの距離を異にし、それぞれその大きさの順に配列し、一方向に切りくずの流れを作ることを特色とした請求項1から請求項4までのいずれかの切りくず破砕機。
- 複数の流れを向き合わせることにより、切りくず同士を衝突させることによって破砕効率を向上させる構造を持った請求項7の切りくず破砕機。
- 流れを1方向とし、流れを平面または凹面に受け止める構造にした請求項7の切りくず破砕機。
- 流れが合流する部分にツノ状の突起物を敷設した請求項8の切りくず破砕機。
- 衝突壁がホッパー本体とは別の部材で構成され、本体とは着脱可能とし、用途に応じた材質、形状、機能を具備した請求項1から請求項10までのいずれかの切りくず破砕機。
- 長尺材が横倒しないようにホッパーに仕切り板を有する請求項1から請求項10までのいずれかの切りくず破砕機。
- 回転力を与えるモータ始動時、トルク最大の出力の回転を設定して、一定時間、過負荷にならなければ、順次回転数を上げて行き、途中過負荷が発生したら、初期のトルク最大値に設定し直す制御機能を有する請求項1から請求項10までのいずれかの切りくず破砕機。
- 調節用の穴を有した短冊状の格子片の組み合わせによって、グリッド間隔を容易に変えることが出来る構造にしたスリットを有する請求項1から請求項10までのいずれかの切りくず破砕機。
- 切りくずの取り込みにあたって、切りくずを押さえ込む装置を備え、切りくずの量と連動させ、過度の切りくずが入り込まないようにした構造をもった請求項1から請求項10までのいずれかの切りくず破砕機。
- 剪断面を持つ切りくずと同様に材料力学的弱点を持った廃棄物を請求項1から請求項15までのいずれかの切りくず破砕機で処理する方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004232808A JP2005087992A (ja) | 2003-08-11 | 2004-08-09 | 切りくず破砕機 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003291282 | 2003-08-11 | ||
JP2004232808A JP2005087992A (ja) | 2003-08-11 | 2004-08-09 | 切りくず破砕機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2005087992A true JP2005087992A (ja) | 2005-04-07 |
Family
ID=34466812
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2004232808A Pending JP2005087992A (ja) | 2003-08-11 | 2004-08-09 | 切りくず破砕機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2005087992A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006150247A (ja) * | 2004-11-30 | 2006-06-15 | San-Ai Eco System Co Ltd | 減容処理装置、および、減容処理装置付き加工機械 |
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-
2004
- 2004-08-09 JP JP2004232808A patent/JP2005087992A/ja active Pending
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