JP2005087796A - スリットコート装置及びスリットコート方法 - Google Patents

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Minao Himeno
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Abstract

【課題】 円盤状である処理対象物に対して作業効率良く塗膜を形成する。
【解決手段】 本発明によるスリットコート装置100は、スリットを有するノズルから円盤状である処理対象物10に塗布液を供給する塗布ヘッド120と、処理対象物10を回転させる回転用モータ102と、塗布ヘッド120を処理対象物10の表面に対して水平方向に旋回させる旋回用モータ109と、塗布ヘッド120を処理対象物10の表面に対して垂直方向に上下動させる上下用モータ113とを備える。本発明によれば、2つのモータ109,113によって塗布ヘッド120を3次元的に移動させていることから、処理対象物10をスリットコート装置100にセットしたり、処理対象物10をスリットコート装置100から排出する際に塗布ヘッド120等がその障害とならない。
【選択図】 図1

Description

本発明はスリットコート装置及びスリットコート方法に関し、特に、円盤状である処理対象物に塗膜を形成するのに好適なスリットコート装置及びスリットコート方法に関する。
大容量のデジタルデータを記録するための記録媒体として、CD(Compact Disc)やDVD(Digital Versatile Disc)に代表される光記録媒体が広く用いられているが、特に近年、ユーザによるデータの記録が可能なタイプの光記録媒体が急速に普及している。記録が可能な光記録媒体を用いれば、画像データや音楽データのようにファイルサイズの大きなデジタルデータを簡単且つ安価に保存することができることから、多くのユーザによって利用されるに至っている。このようなタイプの光記録媒体が普及するに連れ、光入射面とは反対側の面(以下、「レーベル面」という)側にプリンタで印刷を行うことによってオリジナルの光記録媒体を作製したいという要望が高まり、これを実現可能な光記録媒体が開発され既に販売されている。
このような光記録媒体には、インクを定着させる「インク受理層」がレーベル面側に設けられており、インクジェット式のプリンタを用いてインク受理層にインクを供給することによってレーベル面側に印刷を行うことができる。
しかしながら、一般に光記録媒体への印刷品質は光沢紙への印刷品質に比べて低く、高品質な印刷が可能なインクジェット式のプリンタの性能を十分に引き出せないという問題があった。この問題を解決すべく、特許文献1にはインク受理層の表面粗さが所定値以下に抑えられた光記録媒体が提案されている。
インク受理層の表面粗さをより小さくするためには、スピンコート法を用いてこれを形成することが望ましいと考えられるが、この場合、インク受理層の表面粗さはその下地の影響を受けるため、平滑な表面が得られる塗布液を選択した場合であっても、形成されたインク受理層の表面粗さは必ずしも小さくならず、この場合には高い印刷品質を得ることができないという問題があった。
一方、平滑な表面を持つ塗膜を形成可能な塗布方法として、スリットコート法が知られているが、スリットコート法は、通常、表面が矩形である処理対象物(例えばディスプレイパネル)に対して用いられる塗布方法であり(特許文献2及び特許文献3参照)、一般的な光記録媒体のように円盤状である処理対象物に対して用いる場合、つなぎ目部分において大きな段差が生じるなど、様々な困難を伴う。
このような問題を解決すべく、特許文献4には、円盤状である処理対象物を低速回転させながらスリットコート法によって塗膜を形成した後、処理対象物を高速回転させることによって塗膜をレベリングさせる方法が提案されている。
特開2002−237103号公報 特開平11−162808号公報 特開2000−167476号公報 登録実用新案第3004824号公報
しかしながら、特許文献4に記載されている方法のようにスリットコート後に処理対象物を高速回転させると、遠心力によって塗膜の膜厚が要求される膜厚よりも薄くなってしまう場合がある。したがって、塗膜を十分にレベリングさせつつ、膜厚が過度に薄くならないようにするためには、回転数を最適値に調整する必要があるが、最適な回転数は塗膜の粘度等に大きく依存するためその設定は必ずしも容易ではない。
さらに、円盤状である処理対象物を回転させることによってスリットコートを行う場合、矩形状である処理対象物に対してスリットコートを行う場合と異なり、塗布液を供給する塗布ヘッドが常に処理対象物の上部に位置することになるため、処理対象物を入れ替える際に塗布ヘッドがその妨げとなり、作業効率が低下するという問題もあった。
上記の各問題点は、光記録媒体のレーベル面側にインク受理層を形成する場合のみならず、円盤状である処理対象物にスリットコート法により塗膜を形成する場合において共通に生じる問題である。
したがって、本発明の目的は、円盤状である処理対象物に対し均一な塗膜を形成可能な改良されたスリットコート装置及びスリットコート方法を提供することである。
また、本発明の他の目的は、円盤状である処理対象物に対し作業効率良く塗膜を形成可能なスリットコート装置を提供することである。
本発明の一側面によるスリットコート装置は、スリットを有するノズルから処理対象物に塗布液を供給する塗布ヘッドと、前記処理対象物を回転させる回転手段と、前記塗布ヘッドを少なくとも待機位置と切替位置との間において移動させることが可能な第1の駆動手段と、前記塗布ヘッドを少なくとも前記切替位置と塗布位置との間において移動させることが可能な第2の駆動手段とを備え、前記切替位置から見た前記待機位置の方向と前記塗布位置の方向とが互いに異なっており、前記塗布ヘッドを前記塗布位置に位置させた状態で前記回転手段によって前記処理対象物を回転させることにより前記処理対象物に塗膜を形成することを特徴とする。
本発明によれば、2つの駆動手段によって塗布ヘッドを3次元的に移動させていることから、処理対象物をスリットコート装置にセットしたり、処理対象物をスリットコート装置から排出する際に塗布ヘッド等がその障害とならない。このため、作業効率を改善させることが可能となる。この場合、前記切替位置から見た前記待機位置の方向は前記処理対象物の表面に対して実質的に水平方向であり、前記切替位置から見た前記塗布位置の方向は前記処理対象物の表面に対して実質的に垂直方向であることが好ましい。
また、前記第2の駆動手段は、前記塗布ヘッドをさらに前記塗布位置とレベリング位置との間において移動させることが可能であることが好ましく、前記塗布位置における前記塗布ヘッドと前記処理対象物との距離は、前記レベリング位置における前記塗布ヘッドと前記処理対象物との距離よりも狭いことがより好ましい。これによれば、塗布ヘッドを用いて処理対象物に塗膜を形成した後、この塗布ヘッドを用いて塗膜をレベリングすることができるので、塗布開始部分と塗布終了部分との重なりであるつなぎ目における段差をなだらかにすることができる。これにより、円盤状である処理対象物に対し均一な塗膜を形成することが可能となる。
また、前記塗布ヘッドの前記ノズルの幅は前記処理対象物の半径よりも小さいことが好ましい。これによれば、塗膜の形成時にノズルの先端に発生する液溜まりが処理対象物の外縁を越えて溢れることがない。
さらに、前記塗布ヘッドの前記スリットの幅は、前記ノズルの一端から他端へ向けて連続的に変化していることが好ましい。これによれば、処理対象物の内周部分から外周部分に亘って塗膜の膜厚をほぼ均一とすることができる。
本発明の他の側面によるスリットコート装置は、スリットを有するノズルから処理対象物に塗布液を供給する塗布ヘッドと、前記塗布液の供給量を制御する調整手段と、前記処理対象物を回転させる回転手段と、前記塗布ヘッドを前記処理対象物の表面に対して実質的に垂直方向に移動させる上下用モータと、少なくとも前記調整手段、前記回転手段及び前記上下用モータを制御するコントローラとを備え、前記コントローラは、前記回転手段を制御することにより前記処理対象物を回転させ、前記上下用モータを制御することにより前記塗布ヘッドを降下させ、前記調整手段を制御することにより、前記塗布ヘッドの降下中に前記処理対象物への前記塗布液の供給を開始させることを特徴とする。
本発明によれば、塗布ヘッドの降下中に処理対象物への塗布液の供給を開始していることから、塗布開始部分における塗膜の壁面の傾斜をなだらかとすることができる。また、前記処理対象物が少なくとも1回転した後、前記上下用モータ及び前記塗布液供給手段を制御することにより、前記塗布ヘッドを上昇させながら前記処理対象物への前記塗布液の供給を停止させることが好ましく、この場合、塗布開始部分と塗布終了部分との重なり(つなぎ目)における塗膜の段差をなだらかとすることができる。
本発明の一側面によるスリットコート方法は、処理対象物を回転させる第1のステップと、塗布ヘッドを降下させながら前記処理対象物上への塗膜の形成を開始する第2のステップとを備えることを特徴とする。本発明によれば、塗布ヘッドの降下中に処理対象物への塗布液の供給を開始していることから、塗布開始部分における塗膜の壁面の傾斜をなだらかとすることができる。
また、前記塗布ヘッドが塗布位置に到達したことに応答して降下を停止させる第3のステップと、前記処理対象物が少なくとも1回転した後、前記塗布ヘッドを上昇させながら前記塗膜の形成を終了する第4のステップをさらに備えることが好ましい。これによれば、塗布開始部分と塗布終了部分との重なり(つなぎ目)における塗膜の段差をなだらかとすることができる。また、前記塗膜の形成を終了した後、前記塗布ヘッドのノズルを前記塗膜に接触させながらレベリングを行う第5のステップをさらに備えることが好ましい。これによれば、円盤状である処理対象物に対し均一な塗膜を形成することが可能となる。
本発明の他の側面によるスリットコート方法は、処理対象物を回転させる第1のステップと、塗布ヘッドを塗布位置に移動させることによって前記処理対象物上に塗膜の形成を行う第2のステップと、前記処理対象物が少なくとも1回転した後、前記塗布ヘッドのノズルを前記塗膜に接触させながらレベリングを行う第3のステップを備えることを特徴とする。本発明によれば、塗布開始部分と塗布終了部分との重なり(つなぎ目)において生じる塗膜の段差が解消され、均一な塗膜を形成することが可能となる。
このように、本発明によれば、円盤状である処理対象物に対し均一な塗膜を形成することが可能となる。また、円盤状である処理対象物に対し作業効率良く塗膜を形成することが可能となる。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の好ましい実施形態によるスリットコート装置の構造を概略的に示す図である。
図1に示すように、本実施形態によるスリットコート装置100は、処理対象物10が載置される回転テーブル101と、回転テーブル101を回転させる回転用モータ(回転手段)102を備えている。回転用モータ102は、コントローラ130より供給される制御信号102aに基づいて回転テーブル101の中心部に連結された回転軸103を所定の回転数で回転させ、これにより、回転テーブル101に載置された処理対象物10を所定の回転数で回転させることができる。
また、スリットコート装置100は、処理対象物10に塗布液を供給する塗布ヘッド120と、塗布ヘッド120への塗布液の供給を行う配管104と、塗布ヘッド120と配管104との間に設けられたバルブ(調整手段)105とを備えており、バルブ105は、コントローラ130より供給される制御信号105aに基づいて塗布ヘッド120への塗布液の供給量を制御する。
さらに、スリットコート装置100は、塗布ヘッド120に連結されたアーム106,107と、アーム106,107に連結されたスプライン軸108と、スプライン軸108及びアーム106,107を介して塗布ヘッド120を処理対象物10の表面に対して水平方向に移動させる旋回用モータ(第1の駆動手段)109とを備えており、旋回用モータ109の動作は、コントローラ130より供給される制御信号109aによって制御される。旋回用モータ109はステージ110上に固定されている。スプライン軸108は、旋回用モータ109に対して上下方向に摺動自在に結合されている。
さらに、スリットコート装置100は、ステージ110に固定されたボールスライド軸111と、ボールスライド軸111に固定され、スプライン軸108が挿入されたスライドユニット112と、スライドユニット112に挿入されたスプライン軸108を処理対象物10の表面に対して垂直方向に無限直線運動させる上下用モータ(第2の駆動手段)113とを備えており、上下用モータ113の動作は、コントローラ130より供給される制御信号113aによって制御される。
処理対象物10としてはその外形が円盤状である限り特に限定されないが、光記録媒体を処理対象物10とすることが好ましい。
図2は、処理対象物10とすることが好適な光記録媒体のいくつかの例を示す図であり、(a)はCD型ディスク、(b)はDVD型ディスク、(c)は次世代型ディスクの断面をそれぞれ示している。
図2(a)に示すように、CD型ディスクは、一方の面が光入射面11aとなる厚さ約1.2mmの光透過性基板21と、光透過性基板21の他方の面に設けられた機能層22と、機能層22を覆う保護層23とを備え、保護層23の表面がレーベル面11bとなる。したがって、処理対象物10として図2(a)に示すCD型のディスクを用いる場合には、図1に示すスリットコート装置100を用いて保護層23の表面(レーベル面11b)に少なくともインク受理層を形成することにより、印刷可能なCD型ディスクを作製することができる。機能層22の構造や材料はディスクの種類によって異なり、CD−ROM等のROM型ディスクにあっては金属を含む反射層によって構成され、CD−R等の追記型ディスクにあっては有機色素を含む記録層とその表面に設けられた金属を含む反射層によって構成され、CD−RW等の書き換え型ディスクにあっては相変化材料を含む記録層と、これを挟んで設けられた複数の誘電体層と、金属を含む反射層とによって構成されることが一般的である。
図2(b)に示すように、DVD型ディスクは、一方の面が光入射面11aとなる厚さ約0.6mmの光透過性基板31と、一方の面がレーベル面11bとなるダミー基板32と、光透過性基板31の他方の面に設けられた機能層33と、機能層33を覆う保護層34と、光透過性基板31、機能層33及び保護層34からなる積層体とダミー基板32とを接着する接着層35とを備えている。したがって、処理対象物10として図2(b)に示すDVD型のディスクを用いる場合には、図1に示すスリットコート装置100を用いてダミー基板32の表面(レーベル面11b)に少なくともインク受理層を形成することにより、印刷可能なDVD型ディスクを作製することができる。機能層33の構造や材料は、上述の通りディスクの種類によって異なり、CD型ディスクと同様、DVD−ROM等のROM型ディスクにあっては金属を含む反射層によって構成され、DVD−R等の追記型ディスクにあっては有機色素を含む記録層とその表面に設けられた金属を含む反射層によって構成され、DVD−RW等の書き換え型ディスクにあっては相変化材料を含む記録層と、これを挟んで設けられた複数の誘電体層と、金属を含む反射層とによって構成されることが一般的である。
図2(c)に示すように、次世代型ディスクは、一方の面がレーベル面11bとなる厚さ約1.1mmの支持基板41と、支持基板41の他方の面に設けられた機能層42と、機能層42を覆う光透過層43とを備え、光透過層43の表面が光入射面11aとなる。したがって、処理対象物10として図2(c)に示す次世代型のディスクを用いる場合には、図1に示すスリットコート装置100を用いて支持基板41の表面(レーベル面11b)に少なくともインク受理層を形成することにより、印刷可能な次世代型ディスクを作製することができる。機能層42の構造や材料はディスクの種類によって異なり、現在提唱されている書き換え型ディスクにあっては相変化材料を含む記録層と、これを挟んで設けられた複数の誘電体層と、金属を含む反射層とによって構成される。
これら図2に示したディスク(処理対象物10)は、いずれも厚さが約1.2mm、直径が約120mmの円盤状であるが、本実施形態によるスリットコート装置100を用いて塗膜を形成可能な処理対象物10がこれに限定されるものではなく、その外形が円盤状である限り、どのような処理対象物であっても構わない。
次に、塗布ヘッド120の構造について詳細に説明する。
図3(a)、(b)はそれぞれ塗布ヘッド120の斜視図及び分解斜視図であり、図4は塗布ヘッド120の断面図である。
図3(a),(b)及び図4に示すように、塗布ヘッド120は、ブロック121、ブロック122及びスリット用シム123によって構成されており、ブロック121とブロック122によってスリット用シム123を挟み込むように固定される。スリット用シム123は、図3(b)に示すように切り欠き123aを有しており、ブロック121とブロック122によって挟み込まれることにより形成されるスリット123b(図4参照)が塗布液の流路となる。ブロック121にはその側面部に注入口121bが設けられており、塗布液はここから供給される。注入口121bより供給される塗布液は、ブロック122に設けられたリザーバ122bに所定量が貯留される。さらに、ブロック121とブロック122はそれぞれテーパー部121a及び122aを有しており、上記スリット123bはこのテーパー部121a及び122aの先端部分において開放され、ノズル125として用いられる(図4参照)。
スリット用シム123は、図3(b)に示すように、その一端から他端に向けて幅が連続的に変化する形状を有している。具体的には、スリットコート時において処理対象物10の内周側に対応する端部123cの幅をD1とし、処理対象物10の外周側に対応する端部123dの幅をD2とすると、
D1<D2
となるように設計されている。これによりスリット123bの幅は、処理対象物10の内周側から外周側に向けて連続的に広くなる。幅D1及びD2の値については、処理対象物10の径に応じて適宜設定すればよく、具体的には、端部123cに対応する部分の径(内周側の径)をR1とし、端部123dに対応する部分の径(外周側の径)をR2とした場合、
D1:D2≒1:(R2/R1)1/2
程度に設定することが好ましい。これは、幅D1及びD2の値を径R1及びR2にそのまま比例させると(つまり、D1:D2=R1:R2に設定すると)、処理対象物10の外周側における塗布液の排出量が過大となるからである。
また、塗布ヘッド120のノズル125の幅Wは、処理対象物10の半径よりも小さく設定されている。
塗布液の材料については、処理対象物10に形成すべき層の種類に応じて適宜選択すれば良く、例えば、光記録媒体のレーベル面にインク受理層を形成する場合には、ポリビニルアルコールやポリビニルアセタールなどの親水性樹脂を主成分とし、これにインク定着剤としてのカチオン性ポリマー等が混合された材料を用いればよい。
次に、本実施形態によるスリットコート装置100の動作について説明する。
図5は、スリットコート装置100の動作(スリットコート方法)を説明するためのフローチャートである。
まず、回転テーブル101上に処理対象物10をセットする(ステップS1)。ステップS1においては、塗布ヘッド120は図6に示す待機位置201に位置している。このため、回転テーブル101上に処理対象物10をセットするに際して塗布ヘッド120やアーム107がその障害とはなることはなく、回転テーブル101上への処理対象物10のセットを困難なく行うことができる。例えば、回転テーブル101上への処理対象物10のセットを図示しないハンドリング機構を用いて行う場合、このハンドリング機構が塗布ヘッド120やアーム107等と干渉することがないので、比較的単純なハンドリング機構を用いることが可能となる。回転テーブル101上への処理対象物10のセットは、操作者が手動で行っても構わないが、この場合にも、塗布ヘッド120が待機位置201に位置していることから、作業の妨げになることがない。
回転テーブル101上への処理対象物10のセットが完了すると、コントローラ130は制御信号102aを用いて回転用モータ102を制御し、回転テーブル101を低速回転させる(ステップS2)。回転速度としては特に限定されず、処理対象物10の径や塗布液の粘度等に基づいて適宜設定すればよいが、処理対象物10が径が120mm程度(CD等)であって、塗布液の粘度が500cps程度である場合には、回転速度を5rpm以上、30rpm以下に設定することが好ましく、10rpm以上、20rpm以下に設定することがより好ましい。
次に、コントローラ130は制御信号109aを用いて旋回用モータ109を制御し、塗布ヘッド120の位置を図6に示す待機位置201から切替位置202に移動させる(ステップS3)。「切替位置」とは、塗布ヘッド120の位置制御が旋回用モータ109による制御から上下用モータ113による制御に切り替えられ、或いは、上下用モータ113による制御から旋回用モータ109による制御に切り替えられる中間的な位置である。
このようにして塗布ヘッド120が切替位置202に移動すると、次に、コントローラ130は制御信号105aを用いてバルブ105を制御するとともに、制御信号113aを用いて上下用モータ113を制御することにより、塗膜の形成、つまりスリットコート(ステップS4)と、塗膜の平滑化、つまりレベリング(ステップS5)を行う。スリットコート(ステップS4)及びレベリング(ステップS5)の動作の詳細は、図7に示すフローチャートを参照しながら説明する。
スリットコート(ステップS4)においては、まず、コントローラ130は制御信号113aを用いて上下用モータ113を制御し、塗布ヘッド120の位置を図8に示す切替位置202から下降させ、塗布位置203へと移動させる(ステップS11)。そして、塗布ヘッド120が塗布位置203に到達する直前、つまり、塗布ヘッド120の降下の途中で、コントローラ130は制御信号105aを用いてバルブ105を開放し、塗布液を塗布ヘッド120内に供給する(ステップS12)。これにより、ノズル125からは塗布液が排出され、塗布が開始される。そして、塗布ヘッド120が塗布位置203に到達すると、コントローラ130は制御信号113aを用いて上下用モータ113を制御し、塗布ヘッド120の降下を停止させる(ステップS13)。塗布位置203における塗布ヘッド120と処理対象物10との距離は、形成すべき塗膜の厚さ等に応じて定めれば良く、例えば、粘度が500cps程度の塗膜を約10μmの厚さで形成するためには、これらの距離を約50〜100μmに設定すればよい。
ここで、塗布ヘッド120が塗布位置203に到達する直前にバルブ105を開いているのは、塗布開始部分における塗膜の段差をなだらかにするためである。つまり、塗布ヘッド120が塗布位置203に到達した後にバルブ105を開くと、図9(a)に示すように、塗布開始部分250における塗膜300の壁面301の傾斜が強くなる傾向があるが、塗布ヘッド120の降下の途中でバルブ105を開くと、図9(b)に示すように、塗布開始部分250における塗膜300の壁面301の傾斜をなだらかとすることができる。塗布開始部分250における塗膜300の段差を十分になだらかにするためには、塗布ヘッド120が塗布位置203よりも0.5〜1.0mm上方に到達した時点でバルブ105を開くことが好ましく、ここから塗布位置203までの塗布ヘッド120の降下速度は5〜10mm/sに設定することが好ましい。
図10は、スリットコート時(ステップS4)における塗布ヘッド120のノズル125と処理対象物10との位置関係を説明するための図であり、(a)は略側面図、(b)は略平面図である。
図10(a),(b)に示すように、スリットコート時(ステップS4)においては、塗布ヘッド120のノズル125が処理対象物10の半径方向に合わせられ、ノズル125の外周側端部125aが処理対象物10の外縁10aから内周側へ1〜3mm離れるようにセットされる。当然ながら、このときノズル125の内周側端部125bが処理対象物10の中心部10bを越えてはならない。これにより、回転テーブル101の低速回転によって、回転テーブル101上に載置されている処理対象物10の表面には図11に示すようにドーナツ状の塗膜300が形成されることになる。
このとき、処理対象物10が円盤状であることから、その内周部分と外周部分とで塗布ヘッド120の線速度が大きく異なる。しかしながら、本実施形態によるスリットコート装置100においては、スリット用シム123の内周側の端部123cの幅であるD1と、外周側の端部123dの幅であるD2との関係が
D1<D2
であり、これによりスリット123bの幅が処理対象物10の内周側ほど狭く、処理対象物10の外周側ほど広く設定されていることから、ノズル125より供給される塗布液の量が内周側ほど少なく、外周側ほど多くなる。これにより、形成される塗膜300の膜厚を内周側と外周側とでほぼ均一にすることができる。
尚、スリットコート中においては、図12に示すようにノズル125の先端に液溜まり302が発生する。しかしながら、ノズル125の外周側端部125aを処理対象物10の外縁10aから内周側へ1〜3mm離してセットしていることから、この液溜まり302が処理対象物10の外縁10aを越えて溢れることがない。
そして、回転テーブル101が1周することによりスリットコートが完了すると(ステップS14:YES)、コントローラ130は制御信号113aを用いて上下用モータ113を制御し、塗布ヘッド120の位置を図8に示す塗布位置203から僅かに上昇させ、レベリング位置204へと移動させる(ステップS21)。そして、塗布ヘッド120がレベリング位置204に到達する直前、つまり、塗布ヘッド120の上昇の途中で、コントローラ130は制御信号105aを用いてバルブ105を閉じ、塗布液の供給を停止する(ステップS22)。これにより、ノズル125からは塗布液が排出されなくなり、塗膜の形成は終了する。そして、塗布ヘッド120がレベリング位置204に到達すると、コントローラ130は制御信号113aを用いて上下用モータ113を制御し、塗布ヘッド120の上昇を停止させる(ステップS23)。塗布位置203とレベリング位置204との距離は、形成すべき塗膜の厚さ等によるが、0.1mm程度に設定することが好ましい。
ここで、塗布ヘッド120がレベリング位置204に到達する直前にバルブ105を閉じているのは、塗布終了部分(=塗布開始部分250)における塗膜の段差をなだらかにするためである。つまり、塗布ヘッド120がレベリング位置204に到達した後にバルブ105を閉じると、図13(a)に示すように、塗布開始部分と塗布終了部分との重なり(つなぎ目)260において他の部分よりも塗膜300が厚くなってしまうが、塗布ヘッド120の上昇の途中でバルブ105を閉じると、図13(b)に示すように、このつなぎ目260における段差を小さくすることができる。つなぎ目260における塗膜300の段差を十分になだらかにするためには、塗布ヘッド120が塗布位置203よりも0.1〜0.5mm上方に到達した時点でバルブ105を閉じることが好ましく、ここからレベリング位置204までの塗布ヘッド120の上昇速度は1〜2mm/sに設定することが好ましい。
このようにして塗布ヘッド120をレベリング位置204に移動させた状態で引き続き回転テーブル101を回転させると、図14に示すように、スリットコート時に発生していた液溜まり302がノズルによって塗り広げられるように平滑化され、これによりつなぎ目260における段差はほとんど消滅する。つまり、塗膜300の表面がレベリングされる。
そして、回転テーブル101が所定回数回転することによりレベリングが完了すると(ステップS24:YES)、コントローラ130は制御信号113aを用いて上下用モータ113を制御し、塗布ヘッド120の位置を図8に示すレベリング位置204から切替位置202へと移動させる(ステップS25)。このとき、塗布ヘッド120をレベリング位置204から急激に上昇させると、塗膜300が塗布ヘッド120に引っ張られ、再び段差が生じるおそれがある。これを防止するためには、塗布ヘッド120の上昇速度を少なくともレベリング位置204から離れる際においては0.5〜1.0mm/sといった低い速度に設定することが好ましい。
その後、図5のフローチャートに示すように、コントローラ130は制御信号109aを用いて旋回用モータ109を制御し、塗布ヘッド120の位置を図6に示す切替位置202から待機位置201に移動させ(ステップS6)、さらに、制御信号102aを用いて回転用モータ102を制御し、回転テーブル101の回転を停止させる(ステップS7)。そして、回転が停止した後、回転テーブル101上の処理対象物10を排出する(ステップS8)。ステップS8においても、塗布ヘッド120は図6に示す待機位置201に位置していることから、回転テーブル101上の処理対象物10を排出するに際して塗布ヘッド120やアーム107がその障害とはなることはない。回転テーブル101上からの処理対象物10の排出についても、操作者が手動で行っても構わないが、この場合にも、塗布ヘッド120が待機位置201に位置していることから、作業の妨げになることがない。
以上により、スリットコート装置100による一連の動作が完了する。
このように、本実施形態によるスリットコート装置100は、塗布ヘッド120を待機位置201と切替位置202との間において旋回させるための旋回用モータ109と、塗布ヘッド120を切替位置202と塗布位置203との間において上下動させるための上下用モータ113を備えており、これら2つのモータによって塗布ヘッド120を3次元的に移動させていることから、回転テーブル101上に処理対象物10をセット(ステップS1)したり、回転テーブル101上の処理対象物10を排出(ステップS8)する際に塗布ヘッド120等がその障害とならない。このため、作業効率を改善させることが可能となる。
また、本実施形態によるスリットコート装置100においては、塗布ヘッド120を用いて処理対象物10に塗膜300を形成した後(ステップS4)、この塗布ヘッド120を用いて塗膜300をレベリングしていることから(ステップS5)、塗布開始部分と塗布終了部分との重なりであるつなぎ目260における段差がほとんど消滅し、これにより、円盤状である処理対象物10に対し均一な塗膜300を形成することが可能となる。したがって、本実施形態によるスリットコート装置100を用いて光記録媒体のレーベル面にインク受理層を形成することにより印刷可能な光記録媒体を作製すれば、インクジェット式のプリンタ等を用いてインク受理層に印刷を行った場合にも、つなぎ目260が目立つことがなく、高い印刷品質を得ることが可能となる。
本発明は、以上説明した実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
本発明の好ましい実施形態によるスリットコート装置100の構造を概略的に示す図である。 処理対象物10とすることが好適な光記録媒体のいくつかの例を示す図であり、(a)はCD型ディスク、(b)はDVD型ディスク、(c)は次世代型ディスクの断面をそれぞれ示している。 塗布ヘッド120の構造を示す図であり、(a)は斜視図、(b)は分解斜視図である。 塗布ヘッド120の構造を示す断面図である。 スリットコート装置100の動作を説明するためのフローチャートである。 塗布ヘッド120の待機位置201と切替位置202の関係を説明するための図である。 スリットコート(ステップS4)及びレベリング(ステップS5)の動作を詳細に説明するためのフローチャートである。 塗布ヘッド120の切替位置202、塗布位置203及びレベリング位置204の関係を説明するための図である。 塗布開始部分250における塗膜300の形状を示す断面図であり、(a)は塗布ヘッド120が塗布位置203に到達した後にバルブ105を開いた場合の形状、(b)は塗布ヘッド120の降下の途中でバルブ105を開いた場合の形状を示している。 スリットコート時(ステップS4)における塗布ヘッド120のノズル125と処理対象物10との位置関係を説明するための図であり、(a)は略側面図、(b)は略平面図である。 塗膜300が平面形状を示す図である。 スリットコート時(ステップS4)に発生する液溜まり302を示す略断面図である。 塗布開始部分と塗布終了部分との重なり(つなぎ目)260における塗膜300の形状を示す断面図であり、(a)は塗布ヘッド120がレベリング位置204に到達した後にバルブ105を閉じた場合の形状、(b)は塗布ヘッド120の上昇の途中でバルブ105を閉じた場合の形状を示している。 レベリング時(ステップS5)における塗膜300の断面形状を示す図である。
符号の説明
10 処理対象物
10a 処理対象物の外縁
10b 処理対象物の中心部
11a 光入射面
11b レーベル面
21 光透過性基板
22,33,42 機能層
23 保護層
31 光透過性基板
32 ダミー基板
34 保護層
35 接着層
41 支持基板
43 光透過層
100 スリットコート装置
101 回転テーブル
102 回転用モータ
102a,105a,109a,113a 制御信号
103 回転軸
104 配管
105 バルブ
106,107 アーム
108 スプライン軸
109 旋回用モータ
110 ステージ
111 ボールスライド軸
112 スライドユニット
113 上下用モータ
120 塗布ヘッド
121a,122a テーパー部
121,122 ブロック
121b 注入口
122b リザーバ
123 スリット用シム
123a 切り欠き
123b スリット
123c スリットの内周側端部
123d スリットの外周側端部
125 ノズル
125a ノズルの外周側端部
125b ノズルの内周側端部
130 コントローラ
201 待機位置
202 切替位置
203 塗布位置
204 レベリング位置
250 塗布開始部分
260 つなぎ目
300 塗膜
301 塗膜の壁面

Claims (12)

  1. スリットを有するノズルから処理対象物に塗布液を供給する塗布ヘッドと、前記処理対象物を回転させる回転手段と、前記塗布ヘッドを少なくとも待機位置と切替位置との間において移動させることが可能な第1の駆動手段と、前記塗布ヘッドを少なくとも前記切替位置と塗布位置との間において移動させることが可能な第2の駆動手段とを備え、前記切替位置から見た前記待機位置の方向と前記塗布位置の方向とが互いに異なっており、前記塗布ヘッドを前記塗布位置に位置させた状態で前記回転手段によって前記処理対象物を回転させることにより前記処理対象物に塗膜を形成することを特徴とするスリットコート装置。
  2. 前記切替位置から見た前記待機位置の方向は前記処理対象物の表面に対して実質的に水平方向であり、前記切替位置から見た前記塗布位置の方向は前記処理対象物の表面に対して実質的に垂直方向であることを特徴とする請求項1に記載のスリットコート装置。
  3. 前記第2の駆動手段は、前記塗布ヘッドをさらに前記塗布位置とレベリング位置との間において移動させることが可能であることを特徴とする請求項2に記載のスリットコート装置。
  4. 前記塗布位置における前記塗布ヘッドと前記処理対象物との距離は、前記レベリング位置における前記塗布ヘッドと前記処理対象物との距離よりも狭いことを特徴とする請求項3に記載のスリットコート装置。
  5. 前記塗布ヘッドの前記ノズルの幅が前記処理対象物の半径よりも小さいことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載のスリットコート装置。
  6. 前記塗布ヘッドの前記スリットの幅が、前記ノズルの一端から他端へ向けて連続的に変化していることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載のスリットコート装置。
  7. スリットを有するノズルから処理対象物に塗布液を供給する塗布ヘッドと、前記塗布液の供給量を制御する調整手段と、前記処理対象物を回転させる回転手段と、前記塗布ヘッドを前記処理対象物の表面に対して実質的に垂直方向に移動させる上下用モータと、少なくとも前記調整手段、前記回転手段及び前記上下用モータを制御するコントローラとを備え、前記コントローラは、前記回転手段を制御することにより前記処理対象物を回転させ、前記上下用モータを制御することにより前記塗布ヘッドを降下させ、前記調整手段を制御することにより、前記塗布ヘッドの降下中に前記処理対象物への前記塗布液の供給を開始させることを特徴とするスリットコート装置。
  8. 前記コントローラは、前記処理対象物が少なくとも1回転した後、前記上下用モータ及び前記塗布液供給手段を制御することにより、前記塗布ヘッドを上昇させながら前記処理対象物への前記塗布液の供給を停止させることを特徴とする請求項9に記載のスリットコート装置。
  9. 処理対象物を回転させる第1のステップと、塗布ヘッドを降下させながら前記処理対象物上への塗膜の形成を開始する第2のステップとを備えることを特徴とするスリットコート方法。
  10. 前記塗布ヘッドが塗布位置に到達したことに応答して降下を停止させる第3のステップと、前記処理対象物が少なくとも1回転した後、前記塗布ヘッドを上昇させながら前記塗膜の形成を終了する第4のステップをさらに備えることを特徴とする請求項9に記載のスリットコート方法。
  11. 前記塗膜の形成を終了した後、前記塗布ヘッドのノズルを前記塗膜に接触させながらレベリングを行う第5のステップをさらに備えることを特徴とする請求項9又は10に記載のスリットコート方法。
  12. 処理対象物を回転させる第1のステップと、塗布ヘッドを塗布位置に移動させることによって前記処理対象物上に塗膜の形成を行う第2のステップと、前記処理対象物が少なくとも1回転した後、前記塗布ヘッドのノズルを前記塗膜に接触させながらレベリングを行う第3のステップを備えることを特徴とするスリットコート方法。
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