JP2005087006A - 両軸受リールのリール本体 - Google Patents

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Abstract

【課題】 両軸受リールのリール本体において、側カバーを側板に確実に固定できるようにする。
【解決手段】 リール本体1は、フレーム5と、フレーム5の両側方に装着された第1側カバー6a及び第2側カバー6bとを有している。フレーム5は、1対の第1側板5a及び第2側板5bと、第1側板5a及び第2側板5bを連結する複数の連結部とを有している。第1側板5aは、スプール12が通過可能な第1開口部5eと第1開口部5eの内周部に形成された雌ねじ部5fとを有し電着塗膜層より硬質なアルミニウム合金製の環状部材5cと、内周側に環状部材5cが着脱自在に装着される第2開口部5gを有するマグネシウム合金製の枠部材5dとを有している。
【選択図】 図3

Description

本発明は、リール本体、特に、ハンドルによって回転される糸巻き用のスプールが着脱自在に装着可能な両軸受リールのリール本体に関する。
両軸受リールは、一般に、釣竿に装着されるリール本体とリール本体に回転自在に装着されたスプールと、スプールを回転させるためのハンドルとを備えている。ハンドルはリール本体の一側に回転自在に装着されており、スプールにギア機構を介して連結されている。リール本体は、左右1対の側板と両側板を連結する連結部材とを有するフレームと、フレームの両側方を覆う左右1対の側カバーとを有している。ハンドル装着側と逆側の側板にはスプールが通過可能な開口が設けられており、この側板を覆う側カバーは、開口からのスプールの取り出しを容易にするために側板に着脱自在に装着されている。
この種の両軸受リールでは、側カバーの側板に対する着脱を容易に行うために、側板の開口の内周側に雌ねじ部を形成し、側カバーの先端部外周側に形成した雄ねじ部を螺合させることにより、側カバーを側板に装着している(たとえば、特許文献1参照)。ここでは、側カバーを側板に対して回転させるだけで、側カバーの着脱を容易に行うことができる。
このような両軸受リールでは、近年、軽量化及び意匠性の向上を図るためにフレームをマグネシウム合金により形成したものが知られている。このような両軸受リールのフレームでは、たとえば側板及び連結部材がマグネシウム合金により一体的に形成されている。
特開2000−125721号公報
前記従来の両軸受リールでは、側板及び連結部材がマグネシウム合金により形成されているので、軽量化及び意匠性の向上を図ることができる。しかし、マグネシウム合金は一般的な金属に比して耐食性が弱いので、耐食性を向上させるために表面に電着塗装処理による電着塗膜層を形成することが行われている。このような電着塗膜層を側カバーの雄ねじ部を取り付けるための雌ねじ部の表面に形成すると、電着塗膜層は比較的軟質な特性を有しているので、雌ねじ部に雄ねじ部がかじりついてしまうことがある。このように、雌ねじ部に雄ねじ部がかじりつくと、ねじ部分がこじて、側カバーの側板に対する固定が不安定になるおそれが生じる。
本発明の課題は、両軸受リールのリール本体において、側カバーを側板に確実に固定できるようにすることにある。
発明1に係る両軸受リールのリール本体は、ハンドルによって回転される糸巻き用のスプールが着脱自在に装着可能な両軸受リールのリール本体であって、枠部材と環状部材とを有する第1側板と、第1側板と間隔を隔てて配置され第1側板との間にスプールが配置される第2側板と、第1側板に着脱自在に装着され第1側板の外方を覆いかつ環状部材の雌ねじ部に螺合可能な雄ねじ部が形成されスプールの回転軸の端部を支持する第1側カバーと、第2側板に着脱自在に装着され第2側板の外方を覆いかつハンドルが装着される第2側カバーとを備えている。枠部材は、内周側に第1開口部を有し、表面に電着塗装処理により電着塗膜層が形成されたマグネシウム合金製の部材である。環状部材は、スプールが通過可能な第2開口部と枠部材の第1開口部の内周部に形成された雌ねじ部とを有し電着塗膜層より硬質な部材である。
このリール本体では、第1側板は、マグネシウム合金製の枠部材と、雌ねじ部が形成され電着塗膜層より硬質な環状部材とを有している。第1側カバーは、環状部材の雌ねじ部に螺合する雄ねじ部を有している。ここでは、第1側板の環状部材と枠部材とを別部材に形成し、雌ねじ部が形成された環状部材を電着塗膜層より硬質な金属により形成することにより、従来のようにマグネシウム合金製の雌ねじ部に電着塗膜層を形成した場合に比して、雌ねじ部に雄ねじ部がかじりつきにくくなる。したがって、ねじ部分のこじを低減できるので、側カバーを側板に確実に固定することができる。
発明2に係るリール本体は、発明1のリール本体において、環状部材は、金属製である。この場合、電着塗膜層より硬質な金属により環状部材を形成することにより、雌ねじ部に雄ねじ部がかじりつくのを防止できる。
発明3に係るリール本体は、発明2のリール本体において、環状部材は、アルミニウム合金製である。この場合、環状部材を電着塗膜層より硬質な金属であるアルミニウム合金により形成することにより、側板を安価な構成で提供できる。
発明4に係るリール本体は、発明2又は3のリール本体において、環状部材は、表面に陽極酸化処理が施されている。この場合、たとえばアルミニウム合金製の環状部材の表面にアルマイト処理を施すことにより、環状部材が腐食するのを防止できる。さらに、このような陽極酸化処理を施すことにより、陽極酸化被膜上に電着塗膜層を形成する必要がなくなるので、ねじ部分の脱着を繰り返しても、耐久性を維持できる。
発明5に係るリール本体は、発明2のリール本体において、環状部材は、合成樹脂製である。この場合、環状部材の形成が容易になるとともに、全体の軽量化を図ることができる。
発明6に係るリール本体は、発明1から5のいずれかのリール本体において、枠部材は、表面に陽極酸化処理が施した後に電着塗装処理が施されている。この場合、マグネシウム合金製の枠部材の表面に陽極酸化処理及び電着塗装処理を施すことにより、枠部材が腐食するのを確実に防止できる。
発明7に係るリール本体は、発明1から6のいずれかのリール本体において、第1側カバーは、金属製である。この場合、外観の意匠性を向上できるとともに、雄ねじ部を金属により形成することで、ねじ部分の耐磨耗性を向上できる。
発明8に係るリール本体は、発明7のリール本体において、第1側カバーは、アルミニウム合金製である。この場合、第1側カバーの雄ねじ部の加工が容易になり、かつ安価な構成で提供できる。
発明9に係るリール本体は、発明7又は8のリール本体において、第1側カバーは、表面に陽極酸化処理が施されている。この場合、たとえばアルミニウム合金製の第1側カバーの表面にアルマイト処理を施すことにより、第1側カバーの腐食を防止できる。
発明10に係るリール本体は、発明7のリール本体において、第1側カバーは、第1側板の外方を覆うマグネシウム合金製の第1部材と、第1部材と別体で設けられ雄ねじ部を有するアルミニウム合金製の第2部材とをさらに備えている。この場合、雄ねじ部をアルミニウム合金により形成することにより耐久性を維持しながら、他の部分をマグネシウム合金により形成することにより軽量化及び意匠性の向上を図ることができる。
発明11に係るリール本体は、発明1から6のいずれかのリール本体において、第1側カバーは、第1側板の外方を覆う合成樹脂製の第1部材と、第1部材と別体で設けられ雄ねじ部を有するアルミニウム合金製の第2部材とをさらに備えている。この場合、雄ねじ部をアルミニウム合金により形成することにより耐久性を維持しながら、他の部分を合成樹脂により形成することにより軽量化及び加工性を向上できる。
発明12に係るリール本体は、発明1から11のいずれかのリール本体において、環状部材は、枠部材にボルト部材により固定されている。この場合、環状部材の枠部材に対する固定が容易になる。
発明13に係るリール本体は、発明12のリール本体いずれかのリール本体において、環状部材は、外周側に突出して形成され、内部に貫通孔が形成された複数の取付部を有している。枠部材は、取付部の貫通孔に連通し、ボルト部材の雄ねじ部が螺合する複数の雌ねじ部を有している。この場合、環状部材の外周側に複数の耳部からなる取付部を形成することにより、たとえば環状部材の内周側に遠心ブレーキ機構等を収納した場合に、これらの機構に取付部が干渉しなくなる。
本発明によれば、両軸受リールのリール本体において、第1側板の雌ねじ部が形成される環状部材を電着塗膜層より硬質な部材により形成し、枠部材をマグネシウム合金により別部材で形成することにより、側カバーを側板に確実に固定することができる。
〔全体構成〕
本発明の一実施形態による両軸受リールは、図1に示すように、ベイトキャスト用のロープロフィール型のリールである。このリールは、リール本体1と、リール本体1の側方に配置されたスプール回転用ハンドル2と、ハンドル2のリール本体1側に配置されたドラグ調整用のスタードラグ3とを備えている。
リール本体1は、図2に示すように、フレーム5と、フレーム5の両側方に装着された第1側カバー6a及び第2側カバー6bとを有している。また、リール本体1は、図1に示すように、前方を覆う前カバー7と、上部を覆うサムレスト8とを有している。リール本体1の内部には糸巻用のスプール12が回転自在かつ着脱自在に装着されている。
フレーム5は、所定の間隔をあけて互いに対向するように配置された1対の第1側板5a及び第2側板5bと、第1側板5a及び第2側板5bを連結する図示しない複数の連結部とを有している。
第1側板5aは、図3に示すように、スプール12が通過可能な第2開口部5eと第2開口部5eの内周部に形成された雌ねじ部5fとを有するアルミニウム合金製の環状部材5cと、内周側に環状部材5cが着脱自在に装着される第1開口部5gを有するマグネシウム合金製の枠部材5dとを有している。環状部材5cは、表面にアルマイト処理が施されている。枠部材5dは、表面に陽極酸化処理及び電着塗装処理が施されている。
環状部材5cの雌ねじ部5fは、図3及び図4に示すように、後述する第1側カバー6aに連結されたブレーキケース65の外周に形成された雄ねじ部65aが螺合可能である。ここでは、ブレーキケース65の雄ねじ部65aを環状部材5cの雌ねじ部5fに螺合させることにより、第1側カバー6aを第1側板5aに固定できる。
環状部材5cは、図4及び図5に拡大して示すように、外周側に突出して形成され内部に貫通孔5iが形成された3箇所の取付部5hを有している。枠部材5dは、取付部5hの貫通孔5iに連通しボルト部材90(図2、図4参照)の雄ねじ部が螺合する雌ねじ部5k(図4参照)を有している。ここでは3本のボルト部材90により、環状部材5cを枠部材5dに固定している。また、環状部材5cの外周側の1箇所には、環状部材5cの位置決めをするための位置決め部5jが形成されており、図示しない枠部材5dの突起部が係合して位置決めされている。
第1側カバー6aは、スプール12の着脱を可能にするためにフレーム5に揺動自在に装着されフレーム5に対して開閉可能である。第1側カバー6aは、図2に示すように、揺動機構34と、開閉操作用のロック機構36とを有している。揺動機構34は、第1側カバー6aをフレーム5の前部で揺動自在かつフレームから離反する方向に移動自在に支持する。ロック機構36は、第1側カバー6aを閉状態でロック及びロック解除するための機構である。ロック機構36は、図3に示すように第1側カバー6aに形成された開口33に装着された操作部37と、操作部37に径方向に進退自在に装着されたロック部材38とを有している。操作部37は、開口33に回転自在かつ軸方向移動自在に装着された操作部本体37aと、操作部本体37aの径方向の軸回りに揺動自在に装着された操作つまみ37bを有している。
操作部本体37aは、概ね筒状の部材であり、コイルばね44により第1側カバー6aに接近する方向に付勢されている。操作部本体37aには後述する遠心ブレーキ機構の有底筒状のブレーキケース65がビスにより固定されている。ブレーキケース65は、外周に雄ねじ部65aが形成されており、前述したように、第1側板5aの環状部材5cに形成された雌ねじ部5fに着脱自在に装着されている。
フレーム5内には、図2に示すように、釣竿と直交する方向に配置されたスプール12と、スプール12内に均一に釣り糸を巻くためのレベルワインド機構15と、サミングを行う場合の親指の当てとなるクラッチレバー17とが配置されている。また、フレーム5と第2側カバー6bとの間には、ハンドル2からの回転力をスプール12及びレベルワインド機構15に伝えるためのギア機構18と、クラッチ機構13と、クラッチレバー17の操作に応じてクラッチ機構13の係脱及び制御を行うためのクラッチ係脱機構19と、ドラグ機構21と、スプール12の回転時の抵抗力を調整するためのキャスティングコントロール機構22とが配置されている。また、フレーム5と第1側カバー6aとの間には、キャスティング時のバックラッシュを抑えるための遠心ブレーキ機構23が配置されている。
スプール12は、図5に拡大して示すように、内周がスプール軸16に装着され外周に釣り糸が巻き付けられる筒状の糸巻胴部12bと、糸巻胴部12bの両端にそれぞれ径方向外方に突出して設けられたフランジ部12aとを有している。糸巻胴部12bは、アルミニウム合金製の部材であり、内周がスプール軸16に装着されるボス部12cと、ボス部12cと一体成形され外周に釣り糸が巻き付けられる筒状の筒状部12dとを有している。
スプール軸16は、図2に示すように、第2側板5bを貫通して第2側カバー6bの外方に延びている。その延びた一端は、第2側カバー6bに形成されたボス部6cに軸受24aにより回転自在に支持されている。またスプール軸16の他端は、遠心ブレーキ機構23内で軸受24bにより回転自在に支持されている。これらの軸受24a、24bはシールドボールベアリングである。
スプール軸16の大径部分16aの右端は、第2側板5bの貫通部分に配置されており、そこにはクラッチ機構13を構成する係合ピン16bが固定されている。係合ピン16bは、直径に沿って大径部分16aを貫通しており、その両端が径方向に突出している。
ギア機構18は、ハンドル軸30と、ハンドル軸30に固定されたメインギア31と、メインギア31に噛み合う筒状のピニオンギア32とを有している。このギア機構18のハンドル軸30の上下位置は、サムレスト8の高さを低くするために、従来の位置より低い。このため、ギア機構18を収納する第2側板5b及び第2側カバー6bの下部は、第1側板5a及び第1側カバー6aの下部より下方に位置している。
ピニオンギア32は、図2に示すように、第2側板5bの外方から内方に延び、中心にスプール軸16が貫通する筒状部材であり、スプール軸16に軸方向に移動自在に装着されている。また、ピニオンギア32の図2左端部は、軸受43により第2側板5bに回転自在かつ軸方向移動自在に支持されている。この軸受43もシールドボールベアリングである。
ピニオンギア32は、図2右端側外周部に形成されメインギア31に噛合する歯部32aと、他端側に形成された噛み合い部32bと、歯部32aと噛み合い部32bとの間に形成されたくびれ部32cとを有している。噛み合い部32bは、ピニオンギア32の端面に直径に沿って形成された凹溝からなり、そこにスプール軸16を貫通して固定された係合ピン16bが係止される。ここではピニオンギア32が外方に移動してその噛み合い部32bとスプール軸16の係合ピン16bとが離脱すると、ハンドル軸30からの回転力はスプール12に伝達されない。この噛み合い部32bと係合ピン16bとによりクラッチ機構13が構成される。係合ピン16bと噛み合い部32bとが係合すると、スプール軸16より大径のピニオンギア32からスプール軸16にトルクが直接伝達されるので、ねじれ変形がより少なくなり、トルク伝達効率が向上する。
クラッチレバー17は、図2に示すように、1対の第1側板5a及び第2側板5b間の後部でスプール12後方に配置されている。
クラッチ係脱機構19は、図2に示すように、クラッチヨーク40を有している。クラッチヨーク40は、スプール軸16の外周側に配置されており、2本のピン41(一方のみ図示)によってスプール軸16の軸心と平行に移動可能に支持されている。またクラッチヨーク40はその中央部にピニオンギア32のくびれ部32cに係合する係合部40aを有している。またクラッチヨーク40を支持する各ピン41の外周で、クラッチヨーク40と第2側カバー6bとの間にはスプリング42が配置されており、クラッチヨーク40はスプリング42によって常に内方に付勢されている。
このような構成で、通常状態では、ピニオンギア32は内方のクラッチ係合位置に位置しており、その噛み合い部32bとスプール軸16の係合ピン16bとが係合してクラッチオン状態となっている。一方、クラッチヨーク40によってピニオンギア32が外方に移動した場合には、噛み合い部32bと係合ピン16bとの係合が外れクラッチオフ状態となる。
ドラグ機構21は、メインギア31に押圧される摩擦プレート45と、スタードラグ3の回転操作によって摩擦プレート45をメインギア31に所定の力で押圧するための押圧プレート46とを有している。
キャスティングコントロール機構22は、スプール軸16の両端を挟むように配置された複数の摩擦プレート51と、摩擦プレート51によるスプール軸16の挟持力を調節するための制動キャップ52とを有している。左側の摩擦プレート51は、ブレーキケース65内に装着されている。
このような構成の両軸受リールでは、第1側板5aは、雌ねじ部5fを有するアルミニウム合金製の環状部材5cと、マグネシウム合金製の環状部材5cと別体の枠部材5dとを有している。そして、環状部材5cの雌ねじ部5fに、第1側カバー6aに連結されたブレーキケース65の雄ねじ部65aを螺合させることにより、第1側カバー6aを第1側板5aに固定している。ここでは、環状部材5cの雌ねじ部5fが、電着塗膜層より硬質なアルミニウム合金により形成されているので、従来のように雌ねじ部5fをマグネシウム合金により形成した場合に比して、雌ねじ部5fに雄ねじ部65aがかじりつきにくくなるので、ねじ部分のこじを低減でき、第1側カバー6aを第1側板5aに確実に固定できる。
〔他の実施形態〕
(a) 前記実施形態では、ベイトキャスト用のロープロフィール型のリールを例にあげて説明したが、他の両軸受リールにも本発明を適用できる。
(b) 前記実施形態では、環状部材5cは、アルミニウム合金製であったが、電着塗膜層より硬質な他の金属又は合成樹脂製であってもよい。また、環状部材5c及び枠部材5dは、表面にアルマイト処理及び陽極酸化処理が施されていたが、これに限定されるものではない。
(c) 前記実施形態では、ブレーキケース65の外周側に雄ねじ部65aを形成したが、これに限定されるものではなく、第1側カバー6aを内周側に突出させて形成しこの突出部外周側に雄ねじ部を形成してもよい。また、第1側カバー6aは、図示しないが、第1側板5aの外方を覆う第1部材と、第1部材と別体で設けられ雄ねじ部65aを有する第2部材とで構成してもよい。ここでは、たとえば、第1部材をアルミニウム合金で形成し、第2部材をマグネシウム合金や合成樹脂により形成してもよい。
本発明の一実施形態を採用した両軸受リールの斜視図。 前記両軸受リールの断面図。 第1側板周辺の拡大断面図。 環状部材及び枠部材の拡大断面図。 前記環状部材の側面図。
符号の説明
1 リール本体
2 ハンドル
5 フレーム
5a 第1側板
5b 第2側板
5c 環状部材
5d 枠部材
5e 第2開口部
5f 雌ねじ部
5g 第1開口部
5h 取付部
5i 貫通孔
5j 位置決め部
5k 雌ねじ部
6a 第1側カバー
6b 第2側カバー
12 スプール
65 ブレーキケース
65a 雄ねじ部
90 ボルト部材

Claims (13)

  1. ハンドルによって回転される糸巻き用のスプールが着脱自在に装着可能な両軸受リールのリール本体であって、
    内周側に第1開口部を有し表面に電着塗装処理により電着塗膜層が形成されたマグネシウム合金製の枠部材と、前記スプールが通過可能な第2開口部と前記枠部材の前記第1開口部の内周部に形成された雌ねじ部とを有し前記電着塗膜層より硬質な環状部材とを有する第1側板と、
    前記第1側板と間隔を隔てて配置され、前記第1側板との間に前記スプールが配置される第2側板と、
    前記第1側板に着脱自在に装着され、前記第1側板の外方を覆いかつ前記環状部材の前記雌ねじ部に螺合可能な雄ねじ部が形成され、前記スプールの回転軸の端部を支持する第1側カバーと、
    前記第2側板に着脱自在に装着され、前記第2側板の外方を覆いかつ前記ハンドルが装着される第2側カバーと、
    を備えた両軸受リールのリール本体。
  2. 前記環状部材は、金属製である、請求項1に記載の両軸受リールのリール本体。
  3. 前記環状部材は、アルミニウム合金製である、請求項2に記載の両軸受リールのリール本体。
  4. 前記環状部材は、表面に陽極酸化処理が施されている、請求項2又は3に記載の両軸受リールのリール本体。
  5. 前記環状部材は、合成樹脂製である、請求項1に記載の両軸受リールのリール本体。
  6. 前記枠部材は、表面に陽極酸化処理が施した後に前記電着塗装処理が施されている、請求項1から5のいずれかに記載の両軸受リールのリール本体。
  7. 前記第1側カバーは、金属製である、請求項1から6のいずれかに記載の両軸受リールのリール本体。
  8. 前記第1側カバーは、アルミニウム合金製である、請求項7に記載の両軸受リールのリール本体。
  9. 前記第1側カバーは、表面に陽極酸化処理が施されている、請求項7又は8に記載の両軸受リールのリール本体。
  10. 前記第1側カバーは、前記第1側板の外方を覆うマグネシウム合金製の第1部材と、前記第1部材と別体で設けられ前記雄ねじ部を有するアルミニウム合金製の第2部材とをさらに備えている、請求項7に記載の両軸受リールのリール本体。
  11. 前記第1側カバーは、前記第1側板の外方を覆う合成樹脂製の第1部材と、前記第1部材と別体で設けられ前記雄ねじ部を有するアルミニウム合金製の第2部材とをさらに備えている、請求項1から6のいずれかに記載の両軸受リールのリール本体。
  12. 前記環状部材は、前記枠部材にボルト部材により固定されている、請求項1から11のいずれかに記載の両軸受リールのリール本体。
  13. 前記環状部材は、外周側に突出して形成され内部に貫通孔が形成された複数の取付部を有しており、
    前記枠部材は、前記取付部の前記貫通孔に連通し前記ボルト部材の雄ねじ部が螺合する複数の雌ねじ部を有している、請求項12に記載の両軸受リールのリール本体。
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