JP2005085430A - 薄膜磁気ヘッド、その製造方法、ヘッドジンバルアセンブリ、ヘッドアームアセンブリ、ヘッドスタックアセンブリ、およびハードディスク装置 - Google Patents

薄膜磁気ヘッド、その製造方法、ヘッドジンバルアセンブリ、ヘッドアームアセンブリ、ヘッドスタックアセンブリ、およびハードディスク装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 微小なトラック幅を規定する磁極部分を精度よく形成することができると共に、記録特性をより一層向上させる。
【解決手段】 薄膜磁気ヘッドは、下部磁極層8と、上部磁極層10と、記録ギャップ層9と、薄膜コイル12とを有している。下部磁極層8は、第1磁極部分層8aと、第1磁極部分層に連結された第1ヨーク部分層8bとを有している。第1ヨーク部分層8bは、第1磁極部分層8aと対向する領域で、厚さが相対的に厚い拡張部と、厚さが相対的に薄い縮小部とを、拡張部が媒体対向面ABS側に位置するように有している。さらに、第1磁極部分層8aは、拡張部で第1ヨーク部分層8bと連結し、縮小部では第1ヨーク部分層8bと磁気的に分離されている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、少なくとも誘導型電磁変換素子を有する薄膜磁気ヘッドおよびその製造方法、ならびに薄膜磁気ヘッドを含むヘッドジンバルアセンブリおよびハードディスク装置に関する。
ハードディスク装置の面記録密度は飛躍的な増大を続けており、近年では10ギガビット/平方インチが実用範囲に入っている。薄膜磁気ヘッドとしては、読み出し用の磁気抵抗効果素子(以下、MR(Magneto-resistive)素子とも記す。)を有する再生ヘッドと、書き込み用の誘導型電磁変換素子を有する記録ヘッドとを積層した構造の複合型薄膜磁気ヘッドが広く用いられている。このような複合型薄膜磁気ヘッドにおいては、面記録密度の増加のために、再生、記録の両面における性能向上が必須である。このうち、再生機能の向上策としては、MR素子として、異方性磁気抵抗効果を用いたAMR(Anisotropic magneto Resistive)素子から、巨大磁気抵抗効果を用いたGMR(Giant magneto Resistive)素子への移行が図られている。
一方、媒体への記録は、記録すべき内容に対応して変化する電流をコイルに送り、電磁誘導の原理に基づき磁化された磁極から漏れ出す磁場が媒体を磁化することで行われる。このような原理を実現するため、記録ヘッドは、媒体の対向面において互いに対向する2つの磁極部分と、これらを含む下部磁極層および上部磁極層と、下部磁極層の磁極部分と上部磁極層の磁極部分との間に設けられた記録ギャップ層と、少なくとも一部が下部磁極層および上部磁極層に対して絶縁された状態で設けられた薄膜コイルとを備えている。そして、面記録密度の増加のためには、とりわけ下部磁極層、上部磁極層、および記録ギャップ層の小型化が要求されることとなる。
このように構成された磁気ヘッドの小型化に伴う一つの大きな問題は、製作精度のばらつきである。薄膜磁気ヘッドは半導体製造技術を利用して製造される。そのため、1枚のウェハを用いて複数の薄膜磁気ヘッドが同時に製造される。ここで、特に実効記録トラック幅が0.3μm以下のように小さくなってくると、1枚のウェハを用いて製造される複数の薄膜磁気ヘッドにおける磁極幅のばらつきを小さくすることが難しくなってくる。
磁極幅の小さい薄膜磁気ヘッドを製造する技術としては、上部磁極層を、磁極幅を規定する磁極部分層と、幅の大きなヨーク部分層とに分ける技術が知られている(例えば、特許文献1および特許文献2参照。)。また、磁極幅の小さい薄膜磁気ヘッドを製造するための他の技術としては、磁極部分のトリミング技術が知られている(例えば、特許文献1および特許文献2参照。)。この技術は、上部磁極層の磁極部分をマスクとして、記録ギャップ層と、下部磁極層の磁極部分における記録ギャップ層側の少なくとも一部をエッチングして、上部磁極層の磁極部分、記録ギャップ層および下部磁極層の磁極部分の少なくとも一部の各側壁の位置を揃えるものである。上記エッチングには、ドライエッチングが用いられる。
磁極幅の小さい薄膜磁気ヘッドを製造する他の技術としては、例えば下部磁極層の磁極部分層、記録ギャップ層、および上部磁極層の磁極部分層の各平面形状を一致させる技術が知られている(例えば、特許文献3および特許文献4参照。)。この技術において、下部磁極層の磁極部分層、記録ギャップ層、および上部磁極層の磁極部分層は、例えば、同一のフォトレジストフレームを用いてめっき法によって連続的に形成される。
また、高記録密度化のために記録トラック幅を規定する磁極幅を縮小していくと、記録特性が悪化するという問題もある。すなわち、磁極幅が小さくなると、磁極部分も小さくなり、これらと下部磁極層および上部磁極層との接触面積が減少する。このため、下部磁極層および上部磁極層に発生した磁束が有効に磁極部分に伝わらず、記録特性が悪化することになる。この結果、例えば重ね書きの性能を表わすオーバーライト特性が悪化するなどの不都合が生じる。
記録特性の悪化を避けるためには、磁極と下部磁極層および上部磁極層との接触面積を増加させることが効果的である。また、磁束の逃げを減らすために、スロートハイトを短くすることも有効である。これらの観点から、曲面状の絶縁体に沿って磁極を形成する技術が開示されている(例えば、特許文献5参照。)。この構成では、下部磁極層の下地の上に、スロートハイトを規定する絶縁層を形成した後にフォトレジストフレームを形成し、このフォトレジストフレームを用いて、めっき法によって、下部磁極層の磁極部分層、記録ギャップ層、および上部磁極層の磁極部分層を形成することになる。なお、スロートハイトとは、媒体対向面から、2つの磁極層の間隔が開き始める位置までの長さ(高さ)をいう。
特開平11−353616号公報(図9) 米国特許第6043959号明細書(図16) 特開平6−28626号公報(図5) 特開平6−314413号公報(図1) 特開2001−118214号公報(図3)
特許文献1や特許文献2に示されるような磁極部分のトリミング技術を用いて磁極幅を制御する場合には、ドライエッチングによって磁極幅を制御することになる。そのため、1枚のウェハから製造される複数の薄膜磁気ヘッドの磁極幅のばらつきが大きくなるという問題点がある。
これに対し、特許文献3や特許文献4に示されるように、同一のフォトレジストフレームを用いて、下部磁極層の磁極部分層、記録ギャップ層、および上部磁極層の磁極部分層を形成する場合には、フォトリソグラフィによって磁極幅を制御することになる。この場合には、ドライエッチングによって磁極幅を制御する場合に比べて、1枚のウェハを用いて製造される複数の薄膜磁気ヘッドにおける磁極幅のばらつきを抑えることができる。また、平坦な面の上にフォトレジストフレームを形成する場合には、フォトレジストフレームを精度よく形成することができる。したがって、平坦な面の上に形成されたフォトレジストフレームを用いて、下部磁極層の磁極部分層、記録ギャップ層、および上部磁極層の磁極部分層を形成する場合には、磁極幅のばらつきをより抑えることができる。
しかしながら、特許文献3や特許文献4に示された技術を用いて製造される薄膜磁気ヘッドでは、スロートハイトは、下部磁極層の磁極部分層、記録ギャップ層、および上部磁極層の磁極部分層の集合体における媒体対向面側の端部から反対側の端部までの距離と一致する。そのため、この薄膜磁気ヘッドでは、上記距離が長いと、スロートハイトも長くなり、その結果、媒体対向面から記録のための十分な大きさの磁界を発生させることができなくなる場合がある。一方、上記距離が短いと、上下の各磁極部分層と上下の各ヨーク部分層との接触面積が小さくなり、ヨーク部分層から磁極部分層に十分な磁束を供給することができなくなる。その結果、媒体対向面から記録のための十分な大きさの磁界を発生させることができなくなる場合がある。
特許文献5に示された技術は、平坦な面ではなく、スロートハイトを規定する絶縁層によって段差が生じた面の上にフォトレジストフレームが形成される。そのため、フォトレジストフレームを精度よく形成することが難しい。したがって、この技術では、特に、磁極幅が0.3μm以下のように小さくなった場合に、磁極幅のばらつきを小さくすることが難しいという問題点がある。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、微小なトラック幅を規定する磁極部分を精度よく形成できると共に、記録特性の向上が可能な薄膜磁気ヘッドおよびその製造方法、ヘッドジンバルアセンブリならびにハードディスク装置を提供することにある。
本発明の薄膜磁気ヘッドは、記録媒体に対向する媒体対向面において互いに対向する磁極部分を各々有し、媒体対向面から離れた位置で互いに磁気的に連結される第1および第2の磁極層と、第1の磁極層の磁極部分と第2の磁極層の磁極部分との間に設けられた記録ギャップ層と、少なくとも一部が第1および第2の磁極層の間に設けられ、かつ第1および第2の磁極層に対して絶縁された薄膜コイルと、基板とを有し、第1および第2の磁極層、記録ギャップ層、および薄膜コイルは、基板上に積層され、かつ、第1および第2の磁極層のうち、第1の磁極層の方が基板に近い位置に配置され、第1の磁極層は、第1の磁極層の磁極部分を含む第1磁極部分層と、第1磁極部分層に連結された第1ヨーク部分層とを有し、第2の磁極層は、第2の磁極層の磁極部分を含む第2磁極部分層と、第2磁極部分層に連結された第2ヨーク部分層とを有し、第1磁極部分層、記録ギャップ層、および第2磁極部分層の、基板の上面に平行な断面の形状は略同一であるよう構成されている。そして、本発明の薄膜磁気ヘッドは、第1ヨーク部分層は、第1磁極部分層と対向する領域で、厚さが相対的に厚い拡張部と、厚さが相対的に薄い縮小部とを、拡張部が媒体対向面側に位置するように有し、第1磁極部分層は、拡張部で第1ヨーク部分層と連結し、縮小部では前記第1ヨーク部分層と磁気的に分離されていることを特徴としている。
これによって、スロートハイトが実質的に縮小したのと同様な効果が得られ、縮小部からの磁束の漏れが防止できる。また、拡張部から記録媒体に効率的に磁束を放出でき、薄膜磁気ヘッドの記録性能が向上する。
また、媒体対向面から縮小部までの距離をdTH、媒体対向面と垂直な方向における第2磁極部分層の長さをPED、磁極部分のトラック方向幅をWとしたとき、W ≦ dTH ≦ 0.7×PEDを満たすよう構成することによって、薄膜磁気ヘッドの記録特性を一層向上させることができる。ここで、距離dTHは、具体的には媒体対向面から縮小部の媒体対向面側の端部までの距離を意味し、トラック方向幅Wは、媒体対向面で光学的に測定した、磁極部分のトラック方向の幅を意味する。
本発明の薄膜磁気ヘッドの製造方法は、上記本発明の薄膜磁気ヘッドを製造する方法であって、第1ヨーク部分層を形成する工程と、第1ヨーク部分層にフォトレジスト層を形成する工程と、第1ヨーク部分層の、フォトレジスト層に囲まれた部分に凹部を形成する工程と、この凹部に非磁性層を形成する工程と、フォトレジスト層を除去する工程と、絶縁層の上面を周囲の第1ヨーク部分層に合わせて平坦化する工程と、第1ヨーク部分層の上に、同一のフレームを用いて、第1磁極部分層、ギャップ層および第2磁極部分層を順に形成する工程と、薄膜コイルを形成する工程と、第2ヨーク部分層を形成する工程とを備えている。これによって、第1ヨーク部分層に拡張部と縮小部を設けても、非磁性層により全体が平坦化されるため、第1磁極部分層、ギャップ層および第2磁極部分層を精度よく形成することができる。
本発明の薄膜磁気ヘッドの製造方法において、第1磁極部分層、ギャップ層および第2磁極部分層を形成する工程は、めっき法を用いてもよい。
本発明のヘッドジンバルアセンブリは、本発明の薄膜磁気ヘッドを含み、記録媒体に対向するように配置されるスライダと、スライダを弾性的に支持するサスペンションとを備えたものである。
本発明のヘッドアームアセンブリは、本発明のヘッドジンバルアセンブリと、このヘッドジンバルアセンブリが取り付けられたアームとを有するものである。
本発明のヘッドスタックアセンブリは、複数のアームを備えたキャリッジと、このキャリッジの各アームにそれぞれ取り付けられた本発明のヘッドジンバルアセンブリとを有するものである。
本発明のハードディスク装置は、本発明の薄膜磁気ヘッドを含み、回転駆動される円盤状の記録媒体に対向するように配置されるスライダと、スライダを支持すると共に記録媒体に対して位置決めする位置決め装置とを備えたものである。
以上説明したように、本発明によれば、第1磁極部分層の第1ヨーク部分層と対向する領域において、媒体対向面に近い先端部に厚みの厚い拡張部を、媒体対向面から離れた部分に厚みの薄い縮小部を設け、かつ拡張部だけが第1ヨーク部分層に磁気的に連結され、縮小部では磁束の流れが絶縁されるので、第1磁極部分層からの磁束の漏れを有効に防止して、媒体対向面において書き込みのために十分な磁束を供給することができる。また、縮小部の上部にある絶縁層は、第1ヨーク部分層に合わせて平坦化されるので、第1磁極部分層、記録ギャップ層、第2磁極部分層の集合体を精度よく形成することが可能となる。
このように、本発明によれば、微小なトラック幅を規定する磁極部分を精度よく形成することができると共に、記録特性をより一層向上させることができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。はじめに、図1および図2を参照して、本発明の一実施形態に係る薄膜磁気ヘッドの構成について説明する。図1は本実施形態に係る薄膜磁気ヘッドの主要部の構成を示す断面図である。図中左側の媒体対向面(エアベアリング面)ABSは、図面と垂直な面に広がる記録媒体表面と薄膜磁気ヘッドとがわずかな距離を介して対向する面である。図2(a)は、図1に示す薄膜磁気ヘッドの、媒体対向面ABS側の拡大断面図を、図2(b)は、図2(a)のA−A方向から見た上部磁極層の平面図を示している。
本実施形態に係る薄膜磁気ヘッドは、下方から順に、基板1、絶縁層2、下部シールド層3、下部シールドギャップ膜4、上部シールドギャップ膜7、第1ヨーク部分層8b、絶縁層11が積層され、第1ヨーク部分層8bの一部は非磁性層8cに置換されている。また、絶縁層11と非磁性層8cの上部には、薄膜コイル12、接続部12a、絶縁体13、絶縁層14が平面的に配置され、媒体対向面ABS側端部には、第1磁極部分層8a、記録ギャップ層9、第2磁極部分層10aが積層されている。これらの上面には第2ヨーク部分層10bおよびリード層16が配置され、最上部がオーバーコート層17で被覆されている。以下、これらの要素ごとに詳細に説明する。
基板1は、アルティック(Al・TiC)等のセラミック材料が用いられる。基板1の上に形成される絶縁層2はアルミナ(Al)等の絶縁材料よりなる。絶縁層2の上には磁性材料よりなる下部シールド層3と、下部シールドギャップ膜4とが順次積層されている。下部シールド層3の材料としては、例えばパーマロイ(NiFe)が用いられる。下部シールドギャップ膜4の材料としては、例えばアルミナが用いられる。
下部シールドギャップ膜4上の媒体対向面ABS側端部には、図2(a)に示すように、再生用のMR素子5が備えられている。MR素子5の一端部は、媒体対向面ABSに対向している。MR素子5は、下部シールド層3および後述する第1ヨーク部分層8bとによってシールドされている。MR素子5には、AMR(異方性磁気抵抗効果)素子、GMR(巨大磁気抵抗効果)素子あるいはTMR(トンネル磁気抵抗効果)素子等の磁気抵抗効果を示す感磁膜を用いた素子を用いることができる。また、MR素子5には、図示しない一対のリード層が接続されている。
下部シールドギャップ膜4およびMR素子5の上には、上部シールドギャップ膜7と、磁性材料よりなる第1ヨーク部分層8bとが順次積層形成されている。上部シールドギャップ膜7の材料としては、例えばアルミナが用いられる。第1ヨーク部分層8bの材料としては、例えば、パーマロイやCoNiFe等の磁性材料が用いられる。なお、図1では、下部シールドギャップ膜4および上部シールドギャップ膜7を一体的に表わし、MR素子5の図示を省略している。第1ヨーク部分層8bは、記録ヘッドの下部磁極層8としての機能と、再生ヘッド(MR素子5)の上部シールド層としての機能を兼ねている。したがって、これらの機能を分離するよう構成することも可能であり、例えば、第1ヨーク部分層8bの代わりに、上部シールド層とヨーク部分層とを分離設置し、これらの間を非磁性材料よりなる分離層で仕切る構造としてもよい。
第1ヨーク部分層8bの上面の一部は、掘り込まれ、その部分が非磁性層8cによって置換されている。非磁性層8cの材料としては、例えばアルミナが用いられる。非磁性層8cの上面は第1ヨーク部分層8bに合わせて平坦化されており、全体として一つの平坦面が形成されている。非磁性層8cの形状についてはさらに後述する。
第1ヨーク部分層8bおよび非磁性層8cの上部には、媒体対向面ABSと対向する位置において、磁性材料よりなる第1磁極部分層8aと、非磁性材料よりなる記録ギャップ層9と、磁性材料よりなる第2磁極部分層10aとが順次積層形成されている(以下、これら3つをまとめて集合体30ということもある。)。第1磁極部分層8a、記録ギャップ層9および第2磁極部分層10aの、基板1の上面に平行な断面の形状は同じである。第1磁極部分層8aと第1ヨーク部分層8bは、下部磁極層8を構成する。第1磁極部分層8aおよび第2磁極部分層10aの材料としては、例えば、パーマロイやCoNiFe等のめっき法によって成膜可能な磁性材料が用いられる。また、第1磁極部分層8aおよび第2磁極部分層10aの材料としては、特に、高飽和磁束密度材料を用いることが好ましい。記録ギャップ層9の材料としては、例えば、NiP等のめっき法によって成膜可能な非磁性金属材料が用いられる。
ここで、図3および図4を参照して、本実施形態における集合体30の構造について詳しく説明する。図3は、集合体30の平面図である。図4は、媒体対向面ABS側(図2(a)のB−B方向)から見た集合体30の側方図である。以下、図3においては、第2磁極部分層10aを例に説明するが、記録ギャップ層9および第1磁極部分層8aについても全く同様である。
第2磁極部分層10aは、媒体対向面ABS側に位置し、記録媒体の光学トラック幅を規定する磁極部分のトラック方向幅Wを有する第1の部分10a1と、第1の部分10a1の媒体対向面ABSから離れた位置で連結され、第1の部分10a1の幅よりも大きい幅を有する第2の部分10a2とを有している。
本実施形態では、媒体対向面ABSから第1の部分10a1と第2の部分10a2の境界位置までの距離をLとしたときに、L/Wは2以上、5以下である。更に、第2磁極部分層10aの基板1の上面に平行な断面の面積をSとしたときに、S/(W×L)は5以上、40以下である。
第1ヨーク部分層8b上の媒体対向面ABSから離れた位置には、絶縁層11が積層されている。絶縁層11上には薄膜コイル12が形成され、後述するコンタクトホール11aの周囲に巻回されている。薄膜コイル12の一部は、後述するリード層16に接続される接続部12aを形成している。絶縁層11には、薄膜コイル12の中心部分において、第1ヨーク部分層8bと第2ヨーク部分層10bとを連結するコンタクトホール11aが形成されている。絶縁層11の材料としては、例えばアルミナが用いられる。薄膜コイル12の材料としては、銅等の導電性材料が用いられる。
薄膜コイル12の巻線間および薄膜コイル12の内周側の端部および外周側の端部に接する空間部は絶縁層13で充填され、集合体30および絶縁層13の周囲には絶縁層14が形成され、絶縁層15が薄膜コイル12の上面を覆っている。これによって、集合体30は薄膜コイル12に対して絶縁される。絶縁層13の材料としては、例えばフォトレジストが用いられる。絶縁層14,15の材料としては、例えばアルミナが用いられる。
更に、第2磁極部分層10aおよび絶縁層15の上部には、磁性材料よりなる第2ヨーク部分層10bが形成されている。第2ヨーク部分層10bは、第2磁極部分層10aとともに上部磁極層10を構成する。第2ヨーク部分層10bは、図2(b)に示すように、媒体対向面ABS側の小さな幅を有する第1の部分10b1と、第1の部分10b1に連結され、第1の部分10b1より大きな幅を有する第2の部分10b2とを有している。第1の部分10b1の媒体対向面ABS側端部は、第2磁極部分層10aにおける第1の部分10a1と第2の部分10a2の境界位置から媒体対向面ABSまでの範囲内の位置に配置されている。第2の部分10b2の幅は、第1の部分10b1との境界位置では第1の部分10b1の幅と等しく、第1の部分10b1から離れるにしたがって、徐々に大きくなった後、一定の大きさになっている。
第2ヨーク部分層10bの媒体対向面ABS側の端部は、第2磁極部分層10aの上面に接しているが、媒体対向面ABSからは離れた位置に配置されている。また、第2ヨーク部分層10bは、コンタクトホール11aによって第1ヨーク部分層8bと連結されている。この結果、上部磁極層10と下部磁極層8は、全体としてU字型の導体を形成し、その周囲を薄膜コイル12が巻回することによって、一つの電磁石が形成されていることになる。第2ヨーク部分層10bの材料としては、例えば、パーマロイやCoNiFe等の成膜可能な磁性材料が用いられる。
薄膜コイル12の接続部12aにはリード層16が接続されている。リード層16は導電性材料によって形成されている。リード層16の材料は、第2ヨーク部分層10bの材料と同じでもよい。
最後に、第2ヨーク部分層10b、絶縁層14および絶縁層15を覆うように、絶縁材料よりなるオーバーコート層17が形成されている。オーバーコート層17の材料としては、例えばアルミナが用いられる。
次に、本実施形態の特徴である非磁性層8cの形状について詳細に説明する。
図5は、非磁性層8c近傍の拡大図である。非磁性層8cは第1ヨーク部分層8bの上面の一部を置換して形成されており、底面より上面が広がった台形状断面の形状をなしている。非磁性層8cの媒体対向面ABS側の先端は、第1磁極部分層8aの下方にある。この結果、第1ヨーク部分層8bは、第1磁極部分層8aと対向する領域において、媒体対向面ABS側に、相対的に厚さの厚い拡張部を有し、媒体対向面ABSから離れた部分に、相対的に厚さの薄い縮小部を各々有し、第1磁極部分層8aは、拡張部で第1ヨーク部分層8bと連結され、縮小部では非磁性層8cによって磁気的に分離されていることになる。なお、以下の説明において、媒体対向面ABSから非磁性層8cすなわち縮小部までの距離をdTHとする。後述するように、本来のスロートハイトである記録ギャップ層9の媒体対向面ABSに垂直な方向の長さが、非磁性層8cの存在によって縮小したような効果を奏することから、dTHを擬似スロートハイトという場合もある。また、第2磁極部分層10aの媒体対向面ABSに垂直な方向の長さをPEDとする。Wは前述のとおり、磁極部分のトラック方向幅である。
ところで、薄膜磁気ヘッドでは、薄膜コイル12において記録媒体に記録する情報に応じた磁界が発生し、下部磁極層8および上部磁極層10が、薄膜コイル12が発生する磁界に対応した磁束を通過させる。そして、媒体対向面ABSにおいて、第1磁極部分層8aおよび第2磁極部分層10aより、情報を記録媒体に記録するための磁界が発生する。したがって、書込みギャップ9の媒体対向面ABS側端部において磁束を効率よく発生させ記録性能を高めるためには、磁束の流れを適切に制御すること(チョーキングコントロール)が必要であり、そのために距離dTHは一定の寸法条件を満たすことが望ましい。その条件は、
W ≦ dTH ≦ 0.7×PED (式1)
で与えられる。
ここで、式(1)の根拠について図6から図8を用いて説明する。図6は、式(1)のうち、W≦dTHの根拠を示す実験結果を整理したもので、(a)は、実験データを表で示し、(b)はそれをグラフ化して示すものである。図6は、書込み電流と規格化TAAとの関係を、dTHをパラメータにして示したものである。ここでTAAとは再生出力のことをいう。一定の書込み電流でより大きな再生出力が得られるほど、あるいは、一定の再生出力を得るための書込み電流が小さいほど書込み性能が高いといえる。したがって、書込み電流とTAAとの関係は書込み能力を示す指標と考えることができる。また、規格化とは結果の処理上一定の値を1として規格化したという意味である。ここで、トラック方向幅Wは0.3μm、PEDは2.5μmとしている。実験では、dTHを0.2μm、0.3μm、0.5μmと変化させて規格化TAAの変化を調べた。
図6を見て分かるとおり、dTHが0.3μmおよび0.5μmのときは、書き込み電流が増加すると規格化TAAが徐々に飽和していき、かつ、書き込み電流が増えても飽和状態が維持される。これに対して、dTHが0.2μmのときは、書込み電流が大きすぎるとかえって規格化TAA、すなわち書込み性能が悪化してしまう。これは距離dTHが小さすぎると磁極が過飽和してしまうためと考えられ、このような特性を有する磁気ヘッドはハードディスク装置に実装した場合に使いにくいものとなってしまう。また、図6(a)中の「25/60」の欄に示したのは、書込み電流25mAと60mAでの再生出力比(TAA(25)/TAA(60))を示したもので、いかに低電流で書込み特性が飽和に近づくかを示す指標である。一般に25mAでの再生出力が飽和時(60mA)の再生出力の70%以上であることが好ましいとされている。dTHが0.3μmおよび0.5μmのときは、ほぼ1に近い値を示しており、この点でも問題ないといえる。以上より、dTHは概ねトラック方向幅W以上であることが必要であり、これがdTHの下限値を規定する条件となる。
次に、図7は式(1)のうち、dTH≦0.7×PEDの根拠を示す実験結果を整理したもので、(a)は、実験データを表で示し、(b)はそれをグラフ化して示すものである。規格化TAAの意味は図6と同様である。ここではdTHの上限値を規定するため、上述のdTH=0.5μmから0.5μm刻みに2.0μmまでの4ケースについて実験を行った。トラック方向幅WおよびPEDの条件は図6の実験と同一としている。
図7を見て分かるとおり、dTHが大きくなると、飽和特性が徐々に悪化していき、書き込み電流が増えても十分な書込み特性が得られないことがわかる。これは、dTHが大きくなるとその分、発生した磁束が周辺に漏れ、媒体対向面ABSに到達する磁束が減少してしまうためである。
そこで、上述したTAA(25)/TAA(60)の目安値からdTHの上限を規定するため、再度実験を行った。本実験は、dTH/PEDを0.2から0.8まで変化させ(dTHを0.5μmから2.0μmまで変化させることに対応している。)、さらに、PEDとして1.5,2.5、3.5の3ケースについて実験した。図8(a)は、実験データを表で示し、(b)はそれをグラフ化して示すものである。これより、PEDの各ケースを包絡してTAA(25)/TAA(60)の目安値0.7を確保可能なdTH/PEDはおおむね0.7以下であることがわかる。すなわち、dTHは、PEDの0.7倍を超えない範囲に押える必要があり、これがdTHの上限値を規定する条件となる。
以上の述べたように第1磁極部分層8aの下方の第1ヨーク部分層8bの一部を非磁性層8cで置換することによって、スロートハイトが実質的にPEDからdTHへと短縮し、周辺への磁束の漏れを効果的に防止することが可能となる。これによってより小さい書込み電流でも良好な再生出力を得ることができ、書込み性能の向上を図ることができる。
図9は、本実施形態に係る薄膜磁気ヘッドの書込み性能を従来の非磁性層8cのない薄膜磁気ヘッドと比較した結果を示す。(a)は、実験データを表で示し、(b)はそれをグラフ化して示すものである。トラック方向幅Wは0.3μm、dTHは0.5μm、PEDは2.5μmとしている。従来例と比較すると、書き込み電流に対する飽和特性が顕著に改善され、小電流でも十分な再生出力が得られることがわかる。
次に、図10から図18を参照して、本実施形態に係る薄膜磁気ヘッドの製造方法について説明する。以下、1つの薄膜磁気ヘッドの製造方法について説明するが、本実施形態では、実際には1枚のウェハ(基板)を用いて複数の薄膜磁気ヘッドが同時に製造される。
本実施形態に係る薄膜磁気ヘッドの製造方法では、まず、図10に示したように、基板1の上に、例えばスパッタリング法によって絶縁層2を形成する。次に、絶縁層2の上に、例えばスパッタリング法またはめっき法によって下部シールド層3を形成する。
次に、下部シールド層3の上に、例えばスパッタリング法によって下部シールドギャップ膜4を形成する。次に、下部シールドギャップ膜4の上に、例えばスパッタリング法によってMR素子5(図示せず)を形成する。次に、下部シールドギャップ膜4の上に、例えばスパッタリング法によって、MR素子5に電気的に接続される一対のリード層(図示せず)を形成する。次に、下部シールドギャップ膜4、MR素子5およびリード層の上に、例えばスパッタリング法によって、上部シールドギャップ膜7を形成する。なお、上記の再生ヘッドを構成する各層は、パターン化されたレジスト層を用いた一般的なエッチング方法やリフトオフ法やこれらを併用した方法によってパターニングされる。
次に、上部シールドギャップ膜7の上に、例えばスパッタリング法またはめっき法によって第1ヨーク部分層8bを形成する。
次に、第1ヨーク部分層8bの一部を非磁性層8cに置換する。図11はその完成状態を示している。また、図11Aは絶縁層を形成する方法を示す。以下図11Aを用いて非磁性層8cの形成方法を説明する。まず、図11A(a)のように、第1ヨーク部分層8bの非磁性層8cを形成しようとする位置にフォトレジスト層8dを形成する。次に、図11A(b)のように、イオンミリング法によって第1ヨーク部分層8bに台形断面状の凹部8eを形成する。次に、図11A(c)のように、アルミナを凹部8eの上に積層し、アルミナ層8fを形成する。このとき、アルミナ層8fは周囲の第1ヨーク部分層8bより多少盛り上がる程度に余裕を持たせて積層する。なお、このとき、フォトレジスト層8dの周囲にも同様にアルミナ層8fが形成される。次に、図11A(d)のように、リフトオフ法によって、フォトレジスト層8dを、周囲に堆積したアルミナ層8fとともに除去する。最後に、図11A(e)のように、化学機械研磨(CMP)によってアルミナ層8fを研磨し、周囲の第1ヨーク部分層8bと一体の平坦面を持つ非磁性層8cを形成する。
次に、第1ヨーク部分層8bおよび非磁性層8cの上に、例えばスパッタリング法によって、めっき用の電極膜(図示せず)を形成する。そして、図12に示したように、上記電極膜の上にフォトレジスト層を形成して、フォトレジスト層をフォトリソグラフィによってパターニングして、フレーム21を形成する。フレーム21は、第1磁極部分層8a、記録ギャップ層9および第2磁極部分層10aを形成すべき位置に開口部を有している。
次に、フレーム21を用い、フレームめっき法によって、第1磁極部分層8a、記録ギャップ層9および第2磁極部分層10aを連続的に形成する。第1磁極部分層8aおよび第2磁極部分層10aの材料は、いずれも、めっき法によって成膜可能な磁性材料とする。また、記録ギャップ層9の材料は、めっき法によって成膜可能な非磁性金属材料とする。
次に、フレーム21を除去し、めっき用の電極膜のうち、第1磁極部分層8aの下に存在する部分以外の部分をエッチングによって除去する。
次に、図13に示したように、ここまでの工程によって得られた積層体の上面全体の上に、例えばスパッタリング法によって絶縁層11を形成する。絶縁層11は、第1磁極部分層8a、記録ギャップ層9および第2磁極部分層10aの集合体の側壁部にも形成される。
次に、図14に示したように、絶縁層11の上に、例えばフレームめっき法によって薄膜コイル12を形成する。このとき同時に、第1ヨーク部分層8bと第2ヨーク部分層10bとが連結される位置において、絶縁層11の上にダミー層22を形成する。
次に、図15に示したように、薄膜コイル12を覆うように絶縁層13を形成する。次に、積層体全体を覆うように、絶縁層14を形成する。このときの絶縁層14の厚さは、薄膜コイル12の厚さ以上とする。
次に、図16に示したように、例えば化学機械研磨によって、薄膜コイル12およびダミー層22が露出するまで、絶縁層14を研磨する。
次に、図17に示したように、積層体の上面全体の上に絶縁層15を形成する。次に、絶縁層15のうち、第2磁極部分層10a、ダミー層22および薄膜コイル12の接続部12aの上の部分を選択的にエッチングする。更に、選択的なエッチングによって、ダミー層22と、ダミー層22の下の絶縁層11を除去する。
次に、図18に示したように、例えばフレームめっき法によって、第2ヨーク部分層10bとリード層16とを形成する。最後に、積層体全体を覆うように、例えばスパッタリング法によってオーバーコート層17を形成する。そして、上記各層を含むスライダの加工を行って、記録ヘッドおよび再生ヘッドを含む薄膜磁気ヘッドの媒体対向面ABSを形成して、薄膜磁気ヘッドが完成する。この状態は図1に示したとおりである。
本実施形態では、第1磁極部分層8a、記録ギャップ層9、および第2磁極部分層10aの、基板1の上面に平行な断面の形状は同じである。また、第1磁極部分層8a、記録ギャップ層9、および第2磁極部分層10aは、第1ヨーク部分層8bおよび非磁性層8cの平坦面上に、同一のフレーム21を用いてめっき法によって順に形成される。このように、本実施形態では、フォトリソグラフィによって磁極幅を制御でき、かつ磁極幅を制御するフレーム21は平坦な面の上に形成される。したがって、本実施形態によれば、例えば0.3μm以下のような微小なトラック幅を規定する磁極部分を精度よく形成することができ、また、1枚のウェハを用いて製造される複数の薄膜磁気ヘッドにおける磁極幅のばらつきを抑制することができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、微小な記録トラック幅を規定する磁極部分を精度よく形成することができると共に、記録特性を向上させることができる。
次に、本実施形態に係るヘッドジンバルアセンブリおよびハードディスク装置について説明する。まず、図19を参照して、ヘッドジンバルアセンブリに含まれるスライダ210について説明する。ハードディスク装置において、スライダ210は、回転駆動される円盤状の記録媒体であるハードディスクに対向するように配置される。スライダ210は、主に図1における基板1およびオーバーコート層17からなる基体211を備えている。基体211は、ほぼ六面体形状をなしている。基体211の六面のうちの一面は、ハードディスクに対向するようになっている。この一面には、媒体対向面となるエアベアリング面20が形成されている。ハードディスクが図19におけるz方向に回転すると、ハードディスクとスライダ210との間を通過する空気流によって、スライダ210に、図19におけるy方向の下方に揚力が生じる。スライダ210は、この揚力によってハードディスクの表面から浮上するようになっている。なお、図19におけるx方向は、ハードディスクのトラック横断方向である。スライダ210の空気流出側の端部(図19における左下の端部)の近傍には、本実施形態に係る薄膜磁気ヘッド100が形成されている。
次に、図20を参照して、本実施形態に係るヘッドジンバルアセンブリ220について説明する。ヘッドジンバルアセンブリ220は、スライダ210と、このスライダ210を弾性的に支持するサスペンション221とを備えている。サスペンション221は、例えばステンレス鋼によって形成された板ばね状のロードビーム222と、ロードビーム222の一端部に設けられると共にスライダ210が接合され、スライダ210に適度な自由度を与えるフレクシャ223と、ロードビーム222の他端部に設けられたベースプレート224とを有している。ベースプレート224は、スライダ210をハードディスク262のトラック横断方向xに移動させるためのアクチュエータのアーム230に取り付けられるようになっている。アクチュエータは、アーム230と、このアーム230を駆動するボイスコイルモータとを有している。フレクシャ223において、スライダ210が取り付けられる部分には、スライダ210の姿勢を一定に保つためのジンバル部が設けられている。
ヘッドジンバルアセンブリ220は、アクチュエータのアーム230に取り付けられる。1つのアーム230にヘッドジンバルアセンブリ220を取り付けたものはヘッドアームアセンブリと呼ばれる。また、複数のアームを有するキャリッジの各アームにヘッドジンバルアセンブリ220を取り付けたものはヘッドスタックアセンブリと呼ばれる。
図20は、ヘッドアームアセンブリの一例を示している。このヘッドアームアセンブリでは、アーム230の一端部にヘッドジンバルアセンブリ220が取り付けられている。アーム230の他端部には、ボイスコイルモータの一部となるコイル231が取り付けられている。アーム230の中間部には、アーム230を回動自在に支持するための軸234に取り付けられる軸受け部233が設けられている。
次に、図21および図22を参照して、ヘッドスタックアセンブリの一例と本実施形態に係るハードディスク装置について説明する。図21はハードディスク装置の要部を示す説明図、図22はハードディスク装置の平面図である。ヘッドスタックアセンブリ250は、複数のアーム252を有するキャリッジ251を有している。複数のアーム252には、複数のヘッドジンバルアセンブリ220が、互いに間隔を開けて垂直方向に並ぶように取り付けられている。キャリッジ251においてアーム252の反対側には、ボイスコイルモータの一部となるコイル253が取り付けられている。ヘッドスタックアセンブリ250は、ハードディスク装置に組み込まれる。ハードディスク装置は、スピンドルモータ261に取り付けられた複数枚のハードディスク262を有している。ハードディスク262毎に、ハードディスク262を挟んで対向するように2つのスライダ210が配置される。また、ボイスコイルモータは、ヘッドスタックアセンブリ250のコイル253を挟んで対向する位置に配置された永久磁石263を有している。
スライダ210を除くヘッドスタックアセンブリ250およびアクチュエータは、本発明における位置決め装置に対応し、スライダ210を支持すると共にハードディスク262に対して位置決めする。
本実施形態に係るハードディスク装置では、アクチュエータによって、スライダ210をハードディスク262のトラック横断方向に移動させて、スライダ210をハードディスク262に対して位置決めする。スライダ210に含まれる薄膜磁気ヘッドは、記録ヘッドによって、ハードディスク262に情報を記録し、再生ヘッドによって、ハードディスク262に記録されている情報を再生する。
本実施形態に係るヘッドジンバルアセンブリおよびハードディスク装置は、前述の本実施形態に係る薄膜磁気ヘッドと同様の効果を奏する。
なお、本発明は上記実施形態に限定されず、種々の変更が可能である。例えば、本発明において薄膜コイル12は複数の層で構成されていてもよい。また、第2ヨーク部分層10bは、媒体対向面ABS側の端部から薄膜コイル12の上に配置される部分にかけて湾曲していてもよい。また、第2ヨーク部分層10bの媒体対向面ABS側の端部は、媒体対向面ABSに露出していてもよい。
また、本実施形態では、基体側に読み取り用のMR素子を形成し、その上に、書き込み用の誘導型電磁変換素子を積層した構造の薄膜磁気ヘッドについて説明したが、この積層順序を逆にしてもよい。
また、本発明は、誘導型電磁変換素子のみを備えた記録専用の薄膜磁気ヘッドや、誘導型電磁変換素子によって記録と再生を行う薄膜磁気ヘッドにも適用することができる。
本発明の一実施形態に係る薄膜磁気ヘッドの主要部の概略断面図である。 図1に示した薄膜磁気ヘッドの主要部を示す拡大断面図である。 図1に示した薄膜磁気ヘッドの第1磁極部分層、記録ギャップ層および第2磁極部分層の集合体の平面図である。 図3に示した集合体の側方図である。 図3に示した集合体付近の拡大断面図である。 本発明の一実施形態に係る薄膜磁気ヘッドの記録特性の説明図である。 本発明の一実施形態に係る薄膜磁気ヘッドの記録特性の説明図である。 本発明の一実施形態に係る薄膜磁気ヘッドの記録特性の説明図である。 本発明の一実施形態に係る薄膜磁気ヘッドの記録特性の説明図である。 図1に示した薄膜磁気ヘッドの製造工程図である。 図1に示した薄膜磁気ヘッドの製造工程図である。 図1に示した薄膜磁気ヘッドの絶縁層の製造工程図である。 図1に示した薄膜磁気ヘッドの製造工程図である。 図1に示した薄膜磁気ヘッドの製造工程図である。 図1に示した薄膜磁気ヘッドの製造工程図である。 図1に示した薄膜磁気ヘッドの製造工程図である。 図1に示した薄膜磁気ヘッドの製造工程図である。 図1に示した薄膜磁気ヘッドの製造工程図である。 図1に示した薄膜磁気ヘッドの製造工程図である。 本発明の一実施形態に係るヘッドジンバルアセンブリに含まれるスライダを示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るヘッドジンバルアセンブリを含むヘッドアームアセンブリを示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るハードディスク装置の要部を示す説明図である。 本発明の一実施形態に係るハードディスク装置の平面図である。
符号の説明
1 基板
2 絶縁層
3 下部シールド層
4 下部シールドギャップ膜
5 MR素子
7 上部シールドギャップ膜
8 下部磁極層
8a 第1磁極部分層
8b 第1ヨーク部分層
8c 非磁性層
8d フォトレジスト層
8e 切り欠き
8f アルミナ層
9 記録ギャップ層
10 上部磁極層
10a 第2磁極部分層
10b 第2ヨーク部分層
11 絶縁層
11a コンタクトホール
12 薄膜コイル
12a 接続部
13 絶縁層
14 絶縁層
15 絶縁層
16 リード層
17 オーバーコート層
ABS 媒体対向面

Claims (8)

  1. 記録媒体に対向する媒体対向面において互いに対向する磁極部分を各々有し、前記媒体対向面から離れた位置で互いに磁気的に連結される第1および第2の磁極層と、
    前記第1の磁極層の前記磁極部分と前記第2の磁極層の前記磁極部分との間に設けられた記録ギャップ層と、
    少なくとも一部が前記第1および第2の磁極層の間に設けられ、かつ前記第1および第2の磁極層に対して絶縁された薄膜コイルと、
    基板とを有し、
    前記第1および第2の磁極層、前記記録ギャップ層、および前記薄膜コイルは、前記基板上に積層され、かつ、前記第1および第2の磁極層のうち、第1の磁極層の方が前記基板に近い位置に配置され、
    前記第1の磁極層は、前記第1の磁極層の前記磁極部分を含む第1磁極部分層と、前記第1磁極部分層に連結された第1ヨーク部分層とを有し、
    前記第2の磁極層は、前記第2の磁極層の前記磁極部分を含む第2磁極部分層と、前記第2磁極部分層に連結された第2ヨーク部分層とを有し、
    前記第1磁極部分層、前記記録ギャップ層、および前記第2磁極部分層の、前記基板の上面に平行な断面の形状は略同一である薄膜磁気ヘッドにおいて、
    前記第1ヨーク部分層は、前記第1磁極部分層と対向する領域で、厚さが相対的に厚い拡張部と、厚さが相対的に薄い縮小部とを、前記拡張部が前記媒体対向面側に位置するように有し、
    前記第1磁極部分層は、前記拡張部で前記第1ヨーク部分層と連結し、前記縮小部では前記第1ヨーク部分層と磁気的に分離されていることを特徴とする薄膜磁気ヘッド。
  2. 前記媒体対向面から前記縮小部までの距離をdTH、前記媒体対向面と垂直な方向における前記第2磁極部分層の長さをPED、前記磁極部分のトラック方向幅をWとしたとき、以下の関係式、
    W ≦ dTH ≦ 0.7×PED
    を満たす、請求項1に記載の薄膜磁気ヘッド。
  3. 請求項1または2に記載の薄膜磁気ヘッドの製造方法であって、
    前記第1ヨーク部分層を形成する工程と、
    前記第1ヨーク部分層にフォトレジスト層を形成する工程と、
    前記第1ヨーク部分層の、前記フォトレジスト層に囲まれた部分に凹部を形成する工程と、
    前記凹部に非磁性層を形成する工程と、
    前記フォトレジスト層を除去する工程と、
    前記絶縁層の上面を周囲の前記第1ヨーク部分層に合わせて平坦化する工程と、
    前記第1ヨーク部分層の上に、同一のフレームを用いて、前記第1磁極部分層、前記ギャップ層、および前記第2磁極部分層を順に形成する工程と、
    前記薄膜コイルを形成する工程と、
    前記第2ヨーク部分層を形成する工程と
    を備えたことを特徴とする薄膜磁気ヘッドの製造方法。
  4. 前記第1磁極部分層、ギャップ層および第2磁極部分層を形成する工程は、めっき法を用いることを特徴とする請求項3に記載の薄膜磁気ヘッドの製造方法。
  5. 請求項1または2に記載の薄膜磁気ヘッドを含み、前記記録媒体に対向するように配置されるスライダと、
    前記スライダを弾性的に支持するサスペンションとを有するヘッドジンバルアセンブリ。
  6. 請求項5に記載のヘッドジンバルアセンブリと、
    前記ヘッドジンバルアセンブリが取り付けられたアームとを有するヘッドアームアセンブリ。
  7. 複数のアームを備えたキャリッジと、
    前記キャリッジの各アームにそれぞれ取り付けられた、請求項5に記載のヘッドジンバルアセンブリとを有するヘッドスタックアセンブリ。
  8. 請求項1または2に記載の薄膜磁気ヘッドを含み、回転駆動される円盤状の記録媒体に対向するように配置されるスライダと、
    前記スライダを支持すると共に前記記録媒体に対して位置決めする位置決め装置とを有するハードディスク装置。
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