JP2005085411A - 多層記録タイプの光記録媒体の製造方法及び製造工程における中間体 - Google Patents
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Abstract
【課題】 スペーサ層及び光透過層を均一な厚さで形成することができる生産効率が良い多層記録タイプの光記録媒体の製造方法及び製造工程における中間体を提供する。
【解決手段】 スペーサ層14の中心近傍に外径が中心孔の内径よりも小さい円形突起28を形成し、放射線硬化性樹脂を円形突起28の周囲に供給すると共に基板を回転駆動することによりスペーサ層14上に光透過層14を展延し、放射線を照射して硬化させる。更に、中心孔を形成して円形突起28を除去する。
【選択図】 図10
【解決手段】 スペーサ層14の中心近傍に外径が中心孔の内径よりも小さい円形突起28を形成し、放射線硬化性樹脂を円形突起28の周囲に供給すると共に基板を回転駆動することによりスペーサ層14上に光透過層14を展延し、放射線を照射して硬化させる。更に、中心孔を形成して円形突起28を除去する。
【選択図】 図10
Description
本発明は、基板に、スペーサ層、光透過層がこの順で形成された、中心孔を有する多層記録タイプの光記録媒体の製造方法及び製造工程における中間体に関する。
近年、情報記録媒体としてCD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)等の光記録媒体が急速に普及している。光記録媒体は一般的に外径が120mm、厚さが1.2mmに統一されているが、DVDは照射光としてCDよりも波長が短いレーザ光を用いると共に、照射光のレンズの開口数をCDよりも大きくすることでCDよりも高密度で大容量の情報を記録・再生できるようにされている。
一方、照射光の波長が短く、レンズの開口数が大きいほどディスクの傾き、反りによりコマ収差が発生して情報の記録・再生精度が低下する傾向があるため、DVDは光透過層の厚さをCDの半分の0.6mmとすることで、ディスクの傾き、反りに対するマージンを確保し、情報の記録・再生精度を維持している。
尚、0.6mmの光透過層のみでは剛性、強度が不充分であるため、DVDは、0.6mmの基板を2枚、情報記録面を内側にして貼り合わせた構造とされて厚さがCDと等しい1、2mmとされ、CDと同等の剛性、強度が確保されている。DVDは、基板と、基板と、の間にスペーサ層を形成し、これらを貼り合わせてスペーサ層の両面側に情報を記録することも可能であり、このような両面記録タイプとすることで更に高密度で大容量の情報を記録することができる。
又、光記録媒体には一般的に中心孔(例えば、CD、DVDではφ15mm)が形成されている。中心孔は通常基板を円板形状に成形する工程で成形され、記録・再生装置等における位置決め等のために使用される他、製造工程における搬送、保管等のためにも使用される。
ここで、一層高密度で大容量の情報の記録を実現すべく、更に照射光の波長を短かくすると共にレンズの開口数を大きくし、これに対応して一層薄い光透過層を形成した光記録媒体が注目されている(例えば、特許文献1参照)。
尚、仕様を統一すべく、照射光として波長が約405nmの青紫色のレーザ光を用いると共に開口数を0.85とし、これに対応して光透過層の厚さを約100μmとした光記録媒体が普及しつつある。この光記録媒体もDVDと同様に、基板の片面又は両面にスペーサ層を形成し、スペーサ層の両側を記録層とすることで多層記録タイプとすることができる。
例えば、片面2層記録タイプの場合、基板の厚さを約1.1mm、スペーサ層の厚さを約25μm、光透過層の厚さを約75μmとするように提案されている。情報の記録・再生精度を良好に維持するため、スペーサ層及び光透過層の多層分の厚さのばらつきは±2μm、即ち、最小膜厚と、最大膜厚と、の差が4μm以下であることが要求されている。
このような厚さが75μm程度の薄い光透過層を形成する手法としては、ポリカーボネート等のフィルム材を基板に接着する手法と、紫外線、電子線等の放射線で硬化する性質を有する樹脂を基板上にスピンコート法により展延し、放射線を照射して硬化させる手法と、が考えられるが、生産効率が良く、低コストであり、又、トラッキングの追従性が良い等の理由から、スピンコート法を用いて光透過層を形成することが好ましい。
しかしながら、中心孔が形成された基板及びスペーサ層上にスピンコート法を用いて光透過層を展延すると、光透過層の厚さが不均一となりやすく、高密度な情報の記録、再生が困難となることがある。
光透過層の厚さが不均一になる理由は必ずしも明らかではないが、概ね次のように考えられている。樹脂を中心孔の周囲に供給すると基板の回転により樹脂に直ちに遠心力が作用し、供給位置から径方向の外側に流動しながら基板全体へと展延され、光透過層を形成しつつ、余剰の樹脂は径方向の外側に流動する。この間樹脂には常に遠心力が作用し続けるため、径方向内側の供給位置近傍では比較的早く余剰の樹脂がなくなる一方、外側の部位は内側の部位から余剰の樹脂が供給される。即ち、供給位置から外側の部位ほど遅れて余剰の樹脂がなくなることになる。このため、内側と外側の膜厚は均一にはならず、内側ほど薄く、外側ほど厚いという膜厚分布となる。尚、膜厚が薄くなることを補う目的で内側に樹脂を追加的に供給することも考えられるが、膜厚分布のばらつきに応じた高精度の制御が必要となり、このような制御は実際上困難である。
又、樹脂を中心孔の周囲に供給すると樹脂の一部が中心孔に入りこみ、例えば放射線上のすじ模様等が光透過層に発現し、外観が悪化することもあった。
これに対して、中心孔の周囲に環状の突起部を有する形状に基板を成形し、突起部で樹脂の流動を制限して、内側の膜厚が薄くなることを抑制する手法が知られている(例えば、特許文献2参照)。
しかしながら、基板の中心孔の周囲に環状の突起を形成すると基板上にスペーサ層を形成する際にスペーサ層の膜厚のばらつきが大きくなり、スペーサ層及び光透過層の2層分の厚さのばらつきを許容値内に抑制することが困難である。
尚、中心孔がない円板形状に基板を成形し、樹脂を基板の中心部に、あるいは中心孔がある場合よりも径方向の内側に供給すれば、樹脂を均一な厚さで展延することができる。この場合、展延した樹脂を硬化させてから、光透過層及び基板を工具で打ち抜いて中心孔を形成すればよい。
しかしながら、中心孔がない基板は製造工程において搬送、保管等が容易ではなく、生産効率が低下するという問題がある。更に、中心孔がない基板は高精度な位置決めが困難であり、後工程で中心孔を形成する際に、中心孔の偏心量が大きくなりやすいという問題がある。
本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであって、スペーサ層及び光透過層を均一な厚さで形成することができる生産効率が良い多層記録タイプの光記録媒体の製造方法及び製造工程における中間体を提供することをその課題とする。
本発明は、外径が中心孔の内径よりも小さい円形突起をスペーサ層の中心近傍にスペーサ層と一体で形成し、放射線硬化性樹脂を円形突起の周囲に供給すると共に基板を回転駆動することによりスペーサ層上に光透過層を展延することで上記課題の解決を図ったものである。
即ち、以下の発明により上記課題を解決したものである。
(1)基板の少なくとも片面に、スペーサ層、光透過層がこの順で形成された、中心孔を有する多層記録タイプの光記録媒体の製造方法であって、前記基板上に前記スペーサ層を形成すると共に該スペーサ層の中心近傍に外径が前記中心孔の内径よりも小さい円形突起を前記スペーサ層と一体で形成するスペーサ層形成工程と、透光性を有する放射線硬化性樹脂を前記円形突起の近傍に流動状態で供給すると共に前記基板を回転駆動することにより前記放射線硬化性樹脂を遠心力で径方向外側に流動させて前記スペーサ層上に光透過層を展延する光透過層展延工程と、該展延した光透過層に放射線を照射して硬化させる光透過層硬化工程と、前記中心孔を形成して前記円形突起を除去する中心孔形成工程と、を含んでなることを特徴とする多層記録タイプの光記録媒体の製造方法。
(2)前記中心孔よりも内径が小さい製造用孔を中心近傍に有する形状に前記基板を成形し、前記スペーサ層形成工程は、前記円形突起を前記製造用孔の周囲に沿って円環形状に形成するようにしたことを特徴とする前記(1)の多層記録タイプの光記録媒体の製造方法。
(3)前記スペーサ層形成工程は、外径が10mm以下となるように前記円形突起を形成するようにしたことを特徴とする前記(1)又は(2)の多層記録タイプの光記録媒体の製造方法。
(4)前記スペーサ層形成工程は、外径が8mm以下となるように前記円形突起を形成するようにしたことを特徴とする前記(1)又は(2)の多層記録タイプの光記録媒体の製造方法。
(5)前記スペーサ層形成工程は、外径が3mm以上となるように前記円形突起を形成するようにしたことを特徴とする前記(1)乃至(4)のいずれかの多層記録タイプの光記録媒体の製造方法。
(6)中心孔を有する多層記録タイプの光記録媒体の製造工程において作製される、基板の少なくとも片面にスペーサ層が形成された光記録媒体の製造工程における中間体であって、外径が前記中心孔の内径よりも小さい円形突起が前記スペーサ層の中心近傍に形成されたことを特徴とする多層記録タイプの光記録媒体の製造工程における中間体。
(7)前記中心孔よりも内径が小さい製造用孔が中心近傍に形成され、前記円形突起が円環状に形成されたことを特徴とする前記(6)の多層記録タイプの光記録媒体の製造工程における中間体。
(8)前記円形突起は外径が10mm以下とされたことを特徴とする前記(6)又は(7)の多層記録タイプの光記録媒体の製造工程における中間体。
(9)前記円形突起は外径が8mm以下とされたことを特徴とする前記(6)又は(7)の多層記録タイプの光記録媒体の製造工程における中間体。
(10)前記円形突起は外径が3mm以上とされたことを特徴とする前記(6)乃至(9)のいずれかの多層記録タイプの光記録媒体の製造工程における中間体。
尚、「放射線」という用語は一般的には放射性元素の崩壊に伴って放出される、γ線、X線、α線等の電磁波、粒子線を意味するが本出願においては、「放射線」という用語は、例えば紫外線、電子線等の、流動状態の特定の樹脂を硬化させる性質を有する電磁波、粒子線の総称という意義で用いることとする。
本発明では、スペーサ層形成工程でスペーサ層と共に円形突起を形成しているので、円形突起が均一な膜厚のスペーサ層を形成するための障害となることがなく、均一な膜厚のスペーサ層を形成することができる。又、中心孔よりも外径が小さい円形突起の近傍に光透過層の材料である放射線硬化性樹脂を供給するので、供給位置で樹脂に作用する遠心力は小さく、更に、樹脂の粘性により樹脂が円形突起から離れにくいため、中心側の樹脂が急激に薄くなることを防止することができ、均一な厚さで光透過層を展延することができる。尚、万が一円形突起の周囲にバリ等が生じても、円形突起よりも内径が大きい中心孔を形成することにより、このようなバリ等は除去されるので、中心孔の周囲まで均一な厚さの光透過層を確実に形成することができる。又、基板に製造用孔を形成することで、製造工程における基板の搬送、保管が容易となり生産効率を高めることができる。又、製造用孔を基準として基板を位置決めできるので、偏心量が小さい中心孔を形成することができる。
以下、本発明を実施するための好ましい形態について図面を参照して詳細に説明する。
本実施形態は、図1に示されるような光記録媒体10の製造方法及び製造工程における中間体の構造に特徴を有するが、本実施形態の理解のため、まず光記録媒体10の構造について簡単に説明しておく。
光記録媒体10は、外径が約120mm、厚さが約1.2mmの円板形状で、内径が約15mmの中心孔10Aを有し、基板12の片面にスペーサ層14、光透過層16がこの順で形成された片面2層記録タイプである。
基板12は材質がポリカーボネート、アクリル、エポキシ等の樹脂で、厚さは約1.1mmである。基板12の片面は第1の情報記録面12Aとされ、ピット、グルーブ等の情報伝達のための微細な凹凸が形成されている。ここで、ピット、グルーブという用語は一般的には情報伝達のための凹部という意義で用いられるが、本出願では便宜上、情報伝達のための凸部も含む意義でピット、グルーブという用語を用いる。
尚、第1の情報記録面12A上には第1の機能層が形成されているが、第1の機能層はスペーサ層14、光透過層16よりも更に薄い層であると共に本発明の把握のために特に必要とは思われないため第1の機能層の図示は省略する。例えば、光記録媒体10がROM(Read Only Memory)タイプの場合、第1の情報記録面12A上に第1の機能層として材料がAl、Ag、Au等の反射層が形成され、RW(Re−Writable)タイプの場合は反射層に加え相変化材料、光磁気材料等の記録層、R(Recordable)タイプの場合、反射層に加え、相変化材料、有機色素の記録層が形成される。
スペーサ層14は、第1の機能層を挟んで第1の情報記録面12A上に形成されており、厚さは約25μmである。スペーサ層14は例えばアクリル系紫外線硬化性樹脂、エポキシ系紫外線硬化性樹脂等の、放射線で硬化する性質及び透光性を有する材料で構成されている。
又、スペーサ層14の基板12と反対側の面は第2の情報記録面14Aとされ、ピット、グルーブ等の情報伝達のための微細な凹凸が形成されている。第2の情報記録面14A上にも、第1の情報記録面12A上の第1の機能層と同様の第2の機能層(図示省略)が形成されている。
光透過層16は、第2の機能層を挟んで第2の情報記録面14A上に形成されており、厚さは約75μmである。光透過層16もスペーサ層14と同様に例えばアクリル系紫外線硬化性樹脂等の、放射線で硬化する性質及び透光性を有する材料で構成されている。
次に、図2に示されるフローチャート等を参照しながら光記録媒体10の製造方法について説明する。
まず、射出成形により、図3に示されるような、外径が約120mm、厚さが約1.1mmの円板形状の基板12を成形する(S102)。射出成形において基板12の第1の片面にピット、グルーブ等の情報伝達のための微細な凹凸を転写し、情報記録面12Aを形成する。又、射出成形において第1の情報記録面12Aと反対側の面には中心孔10Aと内径が等しい円形凹部12Cを形成する。更に、射出成形において前記中心孔10Aよりも内径が小さな製造用孔12Bを形成しておく。尚、製造用孔12Bは、射出成形した基板12に工具等を用いて形成してもよい。
このようにして得られた基板12は、通常、複数重ねた状態で保管し、又、搬送等することになるが、例えば丸棒状のガイド等を製造用孔12Bに挿入することで複数の基板12を容易に整列状態で重ねることがで、それだけ保管、搬送等を容易に行うことができるので、生産効率の向上に寄与する。
基板12の第1の情報記録面12A上には、スパッタリング法、蒸着法等により、まず第1の機能層(図示省略)を形成する(S104)。
次に、図4に示されるように、製造用孔12Bに芯材20を挿入させつつ、情報記録面12Aを上向きにして回転テーブル18の上に基板12を水平に載置する。
回転テーブル18は、水平に配置された円板形状のテーブル部18Aから軸部18Bが下方に突出した構造であり、軸部18B内には、テーブル部18Aの上面に連通する通気孔18Cが形成されている。尚、軸部18Bは図示しない回転駆動機構に係合されている。又、通気孔18Cには図示しない負圧供給器が連結されている。
芯材20は、常態における外径が製造用孔12Bの内径よりも若干小さい丸棒状体で製造用孔12Bに遊嵌可能とされている。又、芯材20は、材料がシリコーン樹脂、フッ素樹脂、アクリル樹脂、オレフィン樹脂、これらの混合物等で弾性を有すると共に中空構造(図示省略)とされ、下端において内部が給気手段24に連通しており、内部に給気されることにより膨張して外径が大きくなり、製造用孔12Bの内周に密着するように構成されている。
まず、図5に示されるように、給気手段24により芯材20を膨張させて製造用孔12Bの内周に密着させ、テーブル部18Aの上面に負圧を供給し、基板12を吸着して回転テーブル18に固定する。
次に、図6に示されるように、基板12上の中心近傍に放射線硬化性樹脂を流動状態で所定量供給する。更に、透光性スタンパ26を基板12の第1の情報記録面に接近させる。尚、芯材20は製造用孔12Bの内周に密着しているので、芯材20と、基板12との間に放射線硬化性樹脂は浸入しない。
透光性スタンパ26は、略円板形状でアクリル、オレフィン、ガラス等の透光性材料で構成され、片面が第2の情報記録面14Aと逆の微細な凹凸パターンを有する転写面26Aとされている。又、透光性スタンパ26は、中心近傍に転写面26Aと反対側に突出する円筒状の突起部26Bを有している。この突起部26Bは、内径が製造用孔12Bよりも大きく、且つ、中心孔10Aよりも小さくされ、この内径で情報記録面26A側は開口している。一方、突起部26Bの情報記録面26Aと反対側も開口しているが部分的に閉塞され、中心近傍に、芯材20と遊嵌するだけの内径の貫通孔26Cが形成されている。
プレスにより透光性スタンパ26を基板12の第1の情報記録面12Aに対して約25μmの位置まで接近させると、放射線硬化性樹脂は透光性スタンパ26と基板12との間に充填されてスペーサ層14が形成され、スペーサ層14の基板12と反対側の面に微細な凹凸が転写され、第2の情報記録面14Aが形成される。尚、スペーサ層14の基板12側の面にも、第1の情報記録面12Aに倣って微細な凹凸が転写される。又、スペーサ層14の中心近傍には外径が中心孔10Aの内径よりも小さい環状の円形突起28が一体で形成される(S106)。
後述する光透過層の展延工程で光透過層を均一な厚さに展延するためには円形突起28の外径は10mm以下とすることが好ましく、8mm以下とするとマージンが生まれ、5mm以下とすれば厚さが一層均一な光透過層を形成することができる。一方、円形突起28自体の成形等を考慮すると、円形突起28の外径は3mm以上とすることが好ましい。
又、円形突起28の円周側面に樹脂を引き付けて光透過層を均一な厚さに展延する効果を高めるためには、円形突起28の高さは1mm以上とすることが好ましく、2mm以上とすれば厚さが一層均一な光透過層を形成することができる。尚、円形突起28を高くすると、光透過層を均一な厚さに展延する効果が高まる傾向があるが、5mm以上では光透過層を均一な厚さに展延する効果に差異が認められないため、円形突起28自体の成形等を考慮し、円形突起28の高さの上限は5mm程度とするとよい。
尚、透光性スタンパ26を基板12の第1の情報記録面に接近させてから回転テーブル18を回転させて遠心力により放射線硬化性樹脂を径方向外側に流動させてもよい。この場合、負圧により透光性スタンパ26が基板12の第1の情報記録面12Aに接近するので第1の情報記録面12Aに対して約25μmの位置まで接近したところで回転を停止すればよい。又、プレスと回転テーブル18の回転とを併用して透光性スタンパ26を基板12の間に樹脂を充填してもよい。
次に、図8に示されるように、回転テーブル18の回転を停止し、透光性スタンパ26を介してスペーサ層14に一様に紫外線を照射してスペーサ層14を硬化させる(S108)。
ここで、透光性スタンパ26をスペーサ層14から離脱し、更に、芯材20内を減圧して膨張状態から常態に戻し、芯材20も基板12から離脱する。これにより、図9に示されるような、基板12に形成されたスペーサ層14の中心近傍に外径が中心孔10Aの内径よりも小さい円形突起28が形成された中間体30が得られる。
尚、芯材20は材料がシリコーン樹脂、フッ素樹脂等であるので、スペーサ層14と固着しにくく、基板12を芯材20から容易に離脱させることができる。
中間体30は一旦、回転テーブル18から取外し、この中間体30の第2の情報記録面14A上に、第1の情報記録面12A上と同様にスパッタリング法、蒸着法等により、まず第2の機能層(図示省略)を形成する(S110)。
次に、中間体30を再度回転テーブル30に保持し、図10に示されるように、回転テーブル18を回転駆動しつつ、ノズル32を円形突起28の近傍に接近させ、ノズル32から第2の情報記録面14A上に放射線硬化性樹脂を流動状態で所定量供給すると、供給された放射線硬化性樹脂は、遠心力により径方向外側に展延される。この際、外径が中心孔10Aよりも小さな円形突起28の近傍では、樹脂に作用する遠心力が外周近傍に比べて小さいことから、第2の情報記録面14A上における樹脂の流動量が緩衝されて安定する。又、円形突起28に付着した樹脂はその粘性により円形突起28の近傍に留まろうとするので、この点でも第2の情報記録面14A上における樹脂の流動量を緩衝する効果が高められている。
これにより、図11に示されるように、光透過層16が第2の情報記録面14A全体に約75μmの均一な厚さで展延される(S112)。
次に、図12に示されるように、回転テーブル18の回転を停止し、展延された光透過層16に一様に紫外線等の放射線を照射し、展延した光透過層16を硬化させる(S114)。
次に、基板12を回転テーブル18から取外し、製造用孔12Bに治具を嵌合させて基板12を位置決めしてから(図示省略)、図13に示されるように、外径が中心孔10Aの内径と等しい円形工具34を基板12に同軸的に配置して、軸方向に基板12に当接・貫通させて基板12を打抜き、中心孔10Aを形成する(S116)。基板12には、中心孔10Aと内径が等しい円形凹部12Cが形成されているので、それだけ打抜きが容易である。又、製造用孔12Bを利用することで、中心孔10Aの偏心量を小さく抑制することができる。
これにより、光記録媒体10が完成する。
尚、本実施形態において、芯材20は、材料がシリコーン樹脂、フッ素樹脂等で弾性を有し、常態で外径が製造用孔12Bの内径よりも若干小さい丸棒状体で製造用孔12Bに遊嵌可能とされているが、本発明はこれに限定されるものではなく、製造用孔12Bの内周に密着することができる構造であれば、芯材の材料、形状は特に限定されない。
又、本実施形態において、スペーサ層14、光透過層16の材料としてアクリル系紫外線硬化性樹脂、エポキシ系紫外線硬化性樹脂が例示されているが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えば、電子線硬化性樹脂等の透光性及び放射線で硬化する性質を有する他の樹脂材料を用いてもよい。
又、本実施形態において、第1の情報記録面12Aと反対側の面に内径が(製造用孔12Bよりも内径が大きい)中心孔10Aと等しい内径の円形凹部12Cを備える基板を射出成形により成形しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、第1の情報記録面12Aと反対側の面が平坦な基板12を射出成形により成形してもよい。
又、本実施形態において、基板12に製造用孔12Bが形成され、円形突起28は環状とされているが、本発明はこれに限定されるものではなく、円形突起28は円柱状又は円板状としてもよい。この場合も、円形突起28の近傍が樹脂溜りのような役割を果たし、樹脂の流動量を緩衝して安定させて均一な膜厚の光透過層を形成することができる。
又、本実施形態において、光記録媒体10は1層のスペーサ層を有し、該1層のスペーサ層の両面側に記録層を有する2層記録タイプとされているが、本発明はこれに限定されるものではなく、2層以上のスペーサ層を有し、該2層以上のスペーサ層の両面側に3層以上の記録層を有する多記録タイプの光記録媒体に対しても本発明を適用すれば同様の効果が得られる。尚、この場合、複数のスペーサ層のうち、光透過層に最も近い最上のスペーサ層に、外径が中心孔の内径よりも小さい円形突起を一体で形成すればよい。
又、本実施形態において、光記録媒体10は片面のみに情報を記録可能である片面2層記録タイプとされているが、本発明はこれに限定されるものではなく、両面に情報を記録可能である両面多層記録タイプの光記録媒体に対しても本発明は当然適用可能である。例えば両面2層記録タイプの場合、基板の厚さを約1.0mmとし、基板の両面に厚さが25μmのスペーサ層、厚さが75μmの光透過層を形成することで、厚さが1.2mmの光記録媒体とすることができる。
上記実施形態のとおり、円形突起28の外径が、2.2mm、4mm、5mm、6mm、7mm、8mm、9mm、10mm、12mm、14mmの10種類の中間体30をそれぞれ10枚ずつ作製し、ターンテーブル18の回転数が約2000rpmのスピンコート条件で中間体30の第2の情報記録面14A上に光透過層16を展延して光記録媒体10を100枚製造した。
尚、スペーサ層14の材料は以下の樹脂を用いた。
TMPTA :37重量%
(トリメチロールプロパントリアクレート)
R−604(日本化薬社製) :50重量%
(ネオペンチルグリコール変性トリメチロールプロパンジアクリレート)
THF−A :10重量%
(テトラヒドロフルフリルアクリレート)
Irgcure184(チバ・スペシャル・ケミカルズ株式会社製): 3重量%
(1−ヒドロキシシクロヘキシニルフェニルケトン)
(トリメチロールプロパントリアクレート)
R−604(日本化薬社製) :50重量%
(ネオペンチルグリコール変性トリメチロールプロパンジアクリレート)
THF−A :10重量%
(テトラヒドロフルフリルアクリレート)
Irgcure184(チバ・スペシャル・ケミカルズ株式会社製): 3重量%
(1−ヒドロキシシクロヘキシニルフェニルケトン)
又、光透過層16の材料は以下の樹脂を用いた。
アートレジンUN−5200(登録商標、根上工業株式会社製) :77重量%
アロニックスM−315(登録商標、東亜合成株式会社製) :10重量%
THF−A(共栄社油脂株式会社製) :10重量%
Irgcure184 : 3重量%
硬化前の樹脂の粘度 :6800mPa・s
アロニックスM−315(登録商標、東亜合成株式会社製) :10重量%
THF−A(共栄社油脂株式会社製) :10重量%
Irgcure184 : 3重量%
硬化前の樹脂の粘度 :6800mPa・s
各光記録媒体10におけるスペーサ層14及び光透過層16の2層分の平均膜厚、各光記録媒体10におけるスペーサ層14の膜厚及び光透過層16の2層分の最小膜厚と最大膜厚との差である膜厚差を、円形突起28の外径毎に表1に示す。尚、表1に示す平均膜厚、膜厚差は円形突起28の外径が等しい10枚の光記録媒体10の平均値である。又、円形突起28の外径毎に光透過層10の外観が良好であった光記録媒体10を表1に○印を付して示す。尚、○印は、円形突起28の外径が等しい10枚総ての光記録媒体10について光透過層16の外観が良好であることを示す。又、スピンコートに要した時間は、円形突起28の外径が小さいほど長く、円形突起28の外径毎に異なるので参考として表1に併記しておく。
表1に示されるように、円形突起28の外径が10mm以下の場合、スペーサ層14及び光透過層16の2層分の膜厚差が4μm以下に抑制されており、品質が良好であることが確認された。
又、円形突起28の外径が8mm以下の場合、膜厚差が3μm以下に抑制されており、一層良好な品質が得られることが確認された。
又、本実施例の100枚の光記録媒体10は、いずれも円形突起28の外径に拘らず、光透過層16の外観が良好であった。
[比較例]
上記実施例に対し、円形突起がなく、製造用孔12Bの内径が、0mm(製造用孔なし)、2mm、4mm、5mm、6mm、7mm、8mm、9mm、10mm、12mm、14mmの11種類の中間体をそれぞれ10枚ずつ作製し、以下のスピンコート条件で中間体の第2の情報記録面14A上の製造用孔12B近傍に樹脂を供給して光透過層16を展延し、光記録媒体10を110枚製造した。他の条件は上記実施例と同様とした。
上記実施例に対し、円形突起がなく、製造用孔12Bの内径が、0mm(製造用孔なし)、2mm、4mm、5mm、6mm、7mm、8mm、9mm、10mm、12mm、14mmの11種類の中間体をそれぞれ10枚ずつ作製し、以下のスピンコート条件で中間体の第2の情報記録面14A上の製造用孔12B近傍に樹脂を供給して光透過層16を展延し、光記録媒体10を110枚製造した。他の条件は上記実施例と同様とした。
各光記録媒体10におけるスペーサ層14及び光透過層16の2層分の平均膜厚、膜厚差を、製造用孔12Bの内径毎に表2に示す。尚、実施例と同様、表1に示す平均膜厚、膜厚差は製造用孔12Bの内径が等しい10枚の光記録媒体10の平均値である。又、製造用孔12Bの内径毎に光透過層16の外観が良好であった光記録媒体10を○印を付し、外観が不良であった光記録媒体10を×印を付して表2に示す。尚、○印は、製造用孔12Bの内径が等しい10枚総ての光記録媒体10について光透過層16の外観が良好であることを示し、×印は、製造用孔12Bの内径が等しい10枚総ての光記録媒体10の一部又は全部について光透過層16の外観が不良であることを示す。
表2に示されるように、製造用孔12Bの内径が8mm以下の場合、スペーサ層14及び光透過層16の2層分の膜厚差が4μm以下に抑制されていたが、製造用孔12Bに樹脂が入り込んだため、放射状のすじ状の模様等が光透過層16に発現して外観が悪く、この点で要求される品質を満たしていなかった。尚、製造用孔を形成していないものについては、光透過層16の外観は良好であったが前述のとおり、中心孔を形成する際に位置決め精度が低く、偏心量が小さい中心孔を形成することが困難であった。
又、製造用孔12Bの内径が8mmを超える場合、光透過層16の膜厚差が4μmを超えており、この点で要求される品質を満たしていなかった。尚、製造用孔12Bの内径が9mmの場合、光透過層16の外観が悪かったが、製造用孔12Bの内径が10mm以上の場合、光透過層16の外観は良好であった。
本発明は、多層記録タイプの光記録媒体に光透過層を均一な厚さで形成するために利用することができる。
10…光記録媒体
10A…中心孔
12…基板
12A…第1の情報記録面
12B…製造用孔
14…スペーサ層
14A…第2の情報記録面
16…光透過層
18…回転テーブル
20…芯材
24…給気手段
26…透光性スタンパ
28…円形突起
30…中間体
32…ノズル
34…円形工具
10A…中心孔
12…基板
12A…第1の情報記録面
12B…製造用孔
14…スペーサ層
14A…第2の情報記録面
16…光透過層
18…回転テーブル
20…芯材
24…給気手段
26…透光性スタンパ
28…円形突起
30…中間体
32…ノズル
34…円形工具
Claims (10)
- 基板の少なくとも片面に、スペーサ層、光透過層がこの順で形成された、中心孔を有する多層記録タイプの光記録媒体の製造方法であって、
前記基板上に前記スペーサ層を形成すると共に該スペーサ層の中心近傍に外径が前記中心孔の内径よりも小さい円形突起を前記スペーサ層と一体で形成するスペーサ層形成工程と、
透光性を有する放射線硬化性樹脂を前記円形突起の近傍に流動状態で供給すると共に前記基板を回転駆動することにより前記放射線硬化性樹脂を遠心力で径方向外側に流動させて前記スペーサ層上に光透過層を展延する光透過層展延工程と、
該展延した光透過層に放射線を照射して硬化させる光透過層硬化工程と、
前記中心孔を形成して前記円形突起を除去する中心孔形成工程と、を含んでなることを特徴とする多層記録タイプの光記録媒体の製造方法。 - 請求項1において、
前記中心孔よりも内径が小さい製造用孔を中心近傍に有する形状に前記基板を成形し、前記スペーサ層形成工程は、前記円形突起を前記製造用孔の周囲に沿って円環形状に形成するようにしたことを特徴とする多層記録タイプの光記録媒体の製造方法。 - 請求項1又は2において、
前記スペーサ層形成工程は、外径が10mm以下となるように前記円形突起を形成するようにしたことを特徴とする多層記録タイプの光記録媒体の製造方法。 - 請求項1又は2において、
前記スペーサ層形成工程は、外径が8mm以下となるように前記円形突起を形成するようにしたことを特徴とする多層記録タイプの光記録媒体の製造方法。 - 請求項1乃至4のいずれかにおいて、
前記スペーサ層形成工程は、外径が3mm以上となるように前記円形突起を形成するようにしたことを特徴とする多層記録タイプの光記録媒体の製造方法。 - 中心孔を有する多層記録タイプの光記録媒体の製造工程において作製される、基板の少なくとも片面にスペーサ層が形成された光記録媒体の製造工程における中間体であって、
外径が前記中心孔の内径よりも小さい円形突起が前記スペーサ層の中心近傍に形成されたことを特徴とする多層記録タイプの光記録媒体の製造工程における中間体。 - 請求項6において、
前記中心孔よりも内径が小さい製造用孔が中心近傍に形成され、前記円形突起が円環状に形成されたことを特徴とする多層記録タイプの光記録媒体の製造工程における中間体。 - 請求項6又は7において、
前記円形突起は外径が10mm以下とされたことを特徴とする多層記録タイプの光記録媒体の製造工程における中間体。 - 請求項6又は7において、
前記円形突起は外径が8mm以下とされたことを特徴とする多層記録タイプの光記録媒体の製造工程における中間体。 - 請求項6乃至9のいずれかにおいて、
前記円形突起は外径が3mm以上とされたことを特徴とする多層記録タイプの光記録媒体の製造工程における中間体。
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-
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- 2004-09-01 US US10/930,868 patent/US20050053751A1/en not_active Abandoned
- 2004-09-08 EP EP04021369A patent/EP1515325A3/en not_active Withdrawn
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