JP2005085304A - 記録再生装置、曲データの記録再生方法及び曲データの記録再生プログラム - Google Patents

記録再生装置、曲データの記録再生方法及び曲データの記録再生プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 複製作業が途中で中断した場合でも、複製作業が簡単な記録再生装置を提供する。
【解決手段】 CD読取部16にセットされた音楽CDに記憶された曲データをハードディスク21に複製する複製手段と、複製手段による複製が中断された際に、音楽CDを識別する識別情報であるTOC情報と複製が済んだ曲を特定する複製済み曲情報とを対応付けて保持する保持手段と、ハードディスク21に記憶された曲データを再生する再生手段とを備え、複製手段は、複製が中断された音楽CDがCD読取部16にセットされた際に、保持手段に保持されたTOC情報及び複製済み曲情報に基づいて、ハードディスク21への複製を再開する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、記録再生装置、曲データの記録再生方法及び曲データの記録再生プログラムに関する。
再生した音楽CD(コンパクトディスク)の音楽データを圧縮し、ハードディスク等に記録するミュージックサーバと呼ばれる製品が知られている。この装置は、音楽CDをCDドライブに挿入し、音楽CDから1曲単位、ディスク内の全曲、複数曲を指定してハードディスク等に記録するものである。
このような装置において、音楽CDの曲を高速(例えば、8倍速)でハードディスクに記録しながら、通常速度で再生するものがある。この場合、再生速度と記録速度が異なるため、アルバム等の複数曲を連続して再生および記録する際、途中で電源がオフされた場合あるいは音楽CDがイジェクトされた場合に、どの曲まで記録が完了したか把握することができない。
このため、再度同じ音楽CDを挿入し、前回記録した以降の曲を記録したい場合は、一旦前回記録した分のプレイリストを参照する等して既に記録されている曲を目視で確認した上で、新たに記録する曲を指定しなければならず、操作が煩雑なものとなっていた。
その対策として、従来の再生装置では、例えば1曲目の再生途中で1曲目の記録が終了し2曲目の記録が始まる時に、1曲目の再生を途中で終わらせて2曲目の再生を開始するようにし、記録中の曲に再生中の曲を併せることで、どの曲まで記録完了したかを認識できるようにするものが提案されている。
また、他の従来例として、特許文献1記載の再生装置が提案されている。この特許文献1記載の再生装置は、記録が途中で中断した場合に、CDの再生を記録中断位置から再開するとともに、MD(ミニディスク)への記録を最終記録位置から再開するようにするというものである。
特開平11−288547号公報
しかしながら、この従来の再生装置ではどの曲まで記録したかを把握できるメリットはあるものの、再生曲が途中で途切れてしまうため、ユーザにとっては不快である。また、長時間経ってから同じ音楽CDを再度途中から記録させようとした場合、やはりどの曲まで記録したか忘れてしまうので、ユーザによる複製作業が煩雑であるという問題があった。
そこで、本発明は上記従来技術の問題点を解決し、複製作業が途中で中断した場合でも、後の複製作業が簡単な記録再生装置、曲データの記録再生方法、曲データの記録再生プログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の記録再生装置は、所定の読取手段にセットされた記録媒体に記録された曲データを所定の記憶手段に複製する複製手段と、前記複製手段による複製が中断された際に、前記記録媒体を識別する識別情報と複製が済んだ曲を特定する複製済み曲情報とを対応付けて保持する保持手段と、前記記憶手段に記憶された曲データを再生する再生手段とを備え、前記複製手段は、複製が中断された記録媒体が前記読取手段にセットされた際に、前記保持手段に保持された前記識別情報及び前記複製済み曲情報に基づいて、前記記憶手段への複製を再開することを特徴とする。
本発明によれば、複製が中断された記録媒体が読取手段にセットされた際に、保持手段に保持された識別情報及び複製済み曲情報に基づいて、記憶手段への複製を再開するようにしたので、途中で複製動作が中断した場合でも、中断した箇所から複製を再開することができる。これにより、前回複製していない曲だけを複製する際の操作が極めて容易となる。よって、複製作業が容易となる。
また、本発明の記録再生装置は、上記構成において、更に、複製が中断された記録媒体が前記読取手段にセットされた際に、前記記憶手段への複製を再開するか否かをユーザに選択させるためのダイアログを表示するダイアログ表示手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、複製が中断された記録媒体が読取手段にセットされた際に、記憶手段への複製を再開するか否かをユーザに選択させるためのダイアログを表示するようにしたので、ユーザに複製済み曲番の次の曲番から複製を再開するか否かを選択させることができる。
また、本発明の記録再生装置は、上記構成において、前記再生手段は、前記複製手段による複製が所定期間経過内に再開された場合には、中断した曲から曲データを再生し、前記複製手段による複製が所定期間経過後に再開された場合又は前記読取手段にセットされた記録媒体が1度イジェクトされ、再び前記読取手段にセットされた場合には、最初の曲から曲データを再生することを特徴とする。
本発明によれば、再生手段は、複製手段による複製の再開が複製が中断してから所定期間経過内に行われた場合には、中断した曲から曲データを再生し、再開が複製が中断してから所定期間経過後に行われた場合又は読取手段にセットされた記録媒体が1度イジェクトされ、再び読取手段にセットされた場合には、最初の曲から再生するようにしたので、ユーザは、所定期間経過内であれば、中断した曲から曲データを再生させることができる。
また、本発明の記録再生装置は、所定の読取手段にセットされた記録媒体に記録された曲データを所定の記憶手段に複製する複製手段と、前記記録媒体に記録された曲データを再生する再生手段と、ソースの切替により前記再生手段による再生が中断された際に、再生が中断された位置を特定する再生中断位置情報を保持する保持手段とを備え、前記複製手段は、前記ソースの切替により再生が中断した場合にも、前記記憶手段への複製を継続し、前記再生手段は、ソースの切替により前記読取手段にセットされた記録媒体の曲データの再生が指示された際に、前記保持手段に保持された再生中断位置情報に基づいて、前記記録媒体に記憶された曲データの再生を再開することを特徴とする。
本発明によれば、ソースの切替により再生が中断した場合に、記憶手段への複製を継続し、ソースの切替により前記読取手段にセットされた記録媒体の再生が指示された際に、保持手段に保持された再生中断位置情報に基づいて、前記曲データの再生を再開するようにしたので、記憶手段への複製を継続しながら、他のソースを選択することもできる。
また、本発明の曲データの記録再生方法は、所定の読取手段にセットされた記録媒体に記録された曲データを所定の記憶手段に複製する複製段階と、前記複製段階による複製が中断された際に、前記記録媒体を識別する識別情報と複製が済んだ曲を特定する複製済み曲情報とを対応付けて保持手段に保持させる保持段階と、前記記憶手段に記憶された曲データを再生する再生段階とを有し、前記複製段階は、複製が中断された記録媒体が前記読取手段にセットされた際に、前記保持手段に保持された前記識別情報及び前記複製済み曲情報に基づいて、前記記憶手段への複製を再開することを特徴とする。
本発明によれば、複製が中断された記録媒体が読取手段にセットされた際に、保持手段に保持された識別情報及び複製済み曲情報に基づいて、記憶手段への複製を再開するようにしたので、途中で複製動作が中断した場合でも、中断した箇所から複製を再開することができる。これにより、前回複製していない曲だけを複製する際の操作が極めて容易となる。
また、本発明の曲データの記録再生方法は、上記構成において、更に、複製が中断された記録媒体が前記読取手段にセットされた際に、前記記憶手段への複製を再開するか否かをユーザに選択させるためのダイアログを表示するダイアログ表示段階を有することを特徴とする。
本発明によれば、複製が中断された記録媒体が読取手段にセットされた際に、記憶手段への複製を再開するか否かをユーザに選択させるためのダイアログを表示するようにしたので、ユーザに複製済み曲番の次の曲番から複製を再開するか否かを選択させることができる。
また、本発明の曲データ記録再生方法は、上記構成において、前記再生段階は、前記複製段階による複製が所定期間経過内に再開された場合には、中断した曲から曲データを再生し、前記複製手段による複製が所定期間経過後に再開された場合又は前記読取手段にセットされた記録媒体が1度イジェクトされ、再び前記読取手段にセットされた場合には、最初の曲から曲データを再生することを特徴とする。
本発明によれば、複製段階による複製の再開が複製が中断してから所定期間経過内に行われた場合には、中断した曲から曲データを再生し、再開が複製が中断してから所定期間経過後に行われた場合又は読取手段にセットされた記録媒体が1度イジェクトされ、再び読取手段にセットされた場合には、最初の曲から再生するようにしたので、ユーザの意図に反しない再生動作を行うことができる。
また、本発明の曲データの記録再生方法は、所定の読取手段にセットされた記録媒体に記録された曲データを所定の記憶手段に複製する複製段階と、前記記録媒体に記録された曲データを再生する再生段階と、ソースの切替により前記再生手段による再生が中断された際に、再生が中断された位置を特定する再生中断位置情報を保持手段に保持させる保持段階とを有し、前記複製段階は、前記ソースの切替により再生が中断した場合にも、前記記憶手段への複製を継続し、前記再生段階は、ソースの切替により前記読取手段にセットされた記録媒体の曲データの再生が指示された際に、前記保持手段に保持された再生中断位置情報に基づいて、前記記録媒体に記憶された曲データの再生を再開することを特徴とする。
本発明によれば、ソースの切替により再生が中断した場合に、記憶手段への複製を継続し、ソースの切替により読取手段にセットされた記録媒体の再生が指示された際に、保持手段に保持された再生中断位置情報に基づいて、曲データの再生を再開するようにしたので、記憶手段への複製を継続しながら、他のソースを選択することもできる。
また、本発明の曲データの記録再生プログラムは、所定の読取手段にセットされた記録媒体に記録された曲データを所定の記憶手段に複製する手段、前記複製手段による複製が中断された際に、前記記録媒体を識別する識別情報と複製が済んだ曲を特定する複製済み曲情報とを対応付けて保持手段に保持させる手段、複製が中断された記録媒体が前記読取手段にセットされた際に、前記保持手段に保持された前記識別情報及び前記複製済み曲情報に基づいて、前記記憶手段への複製を再開する複製再開手段としてコンピュータを機能させる。
本発明によれば、複製が中断された記録媒体が読取手段にセットされた際に、保持手段に保持された識別情報及び複製済み曲情報に基づいて、記憶手段への複製を再開するようにしたので、途中で複製動作が中断した場合でも、中断した箇所から複製を再開することができる。これにより、前回複製していない曲だけを複製する際の操作が極めて容易となる。
また、本発明の曲データの記録再生プログラムは、上記構成において、更に、複製が中断された記録媒体が前記読取手段にセットされた際に、前記記憶手段への複製を再開するか否かをユーザに選択させるためのダイアログを表示するダイアログ表示手段を有することを特徴とする。
本発明によれば、複製が中断された記録媒体が読取手段にセットされた際に、記憶手段への複製を再開するか否かをユーザに選択させるためのダイアログを表示するようにしたので、ユーザに複製済み曲番の次の曲番から複製を再開するか否かを選択させることができる。
また、本発明の曲データの記録再生プログラムは、上記構成において、前記再生手段は、前記複製再開手段による複製が所定期間経過内に再開された場合には、中断した曲から曲データを再生し、前記手段による複製が所定期間経過後に再開された場合又は前記読取手段にセットされた記録媒体が1度イジェクトされ、再び前記読取手段にセットされた場合には、最初の曲から曲データを再生することを特徴とする。
本発明によれば、複製の再開が複製が中断してから所定期間経過内に行われた場合には、中断した曲から曲データを再生し、再開が複製が中断してから所定期間経過後に行われた場合又は読取手段にセットされた記録媒体がイジェクトされた場合には、最初の曲から再生するようにしたので、ユーザの意図に反しない再生動作を行うことができる。
また、本発明の曲データの記録再生プログラムは、所定の読取手段にセットされた記録媒体に記録された曲データを所定の記憶手段に複製する複製手段、前記記録媒体に記録された曲データを再生する再生手段、ソースの切替により前記再生手段による再生が中断された際に、再生が中断された位置を特定する再生中断位置情報を保持手段に保持させる手段、前記ソースの切替により再生が中断した場合に、前記記憶手段への複製を継続し、ソースの切替により前記読取手段にセットされた記録媒体の曲データの再生が指示された際に、前記保持手段に保持された再生中断位置情報に基づいて、前記記録媒体に記憶された曲データの再生を再開する手段としてコンピュータを機能させる。
本発明によれば、ソースの切替により再生が中断した場合に、記憶手段への複製を継続し、ソースの切替により読取手段にセットされた記録媒体の再生が指示された際に、保持手段に保持された再生中断位置情報に基づいて、曲データの再生を再開するようにしたので、記憶手段への複製を継続しながら、他のソースを選択することもできる。
以上説明したように、本発明によれば、複製作業が途中で中断した場合でも、後の複製作業が簡単な記録再生装置、曲データの記録再生方法、曲データの記録再生プログラムを提供できる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について説明する。
図1は、本実施例による再生装置1の構成を示すブロック図である。図1に示すように、記録再生装置1は、オーディオコントローラ11と、メモリコントローラ12とROM(Read Only Memory)13と、RAM(Random Access Memory)14と、エンコーダ/デコーダ15と、CD読取部16と、ソース切替部17と、アンプ18と、ボリュームコントローラ19とを有する。
ソース切替部17は、音出力するコンテンツのソースを接続された情報ソースの中から切り換える。ソース切替部17には、例えば図示するように、ラジオ受信部25とCD読取部16(音楽CDやCD−ROM等、以下CDメディアという)と記憶装置(HDD)21とが接続されている。
オーディオコントローラ11は、ユーザからCDメディアからの再生機能が選択された場合、メモリコントローラ12を介してROM13又はRAM14から所定のプログラム及び各種情報(以下で説明する動作を実現するプログラム及び各種情報)をロードし、これを実行する。即ち、ソース切替部17においてCD読取部16を情報ソースとして設定させ、これにより入力された曲データをアンプ18を介してボリュームコントローラ19へ入力する。
オーディオコントローラ11は、ユーザにより設定された音量(ボリューム)に基づいて、ボリュームコントローラ19を制御する。ボリュームコントローラ19は、この制御に基づいて、対応する振幅のアナログ信号を生成し、これをスピーカ22に入力して再生する。
このような構成において、CDメディアに格納された曲データの複製が要求された場合、オーディオコントローラ11は、ソース切替部17を制御して、CD読取部16で読み取った曲データの出力先をエンコーダ/デコーダ15に切り換える。
エンコーダ/デコーダ15は、入力された曲データを、MP3方式やATRAC3方式等の所定の圧縮符号化方式で符号化し、これを記憶装置(Hard Disk Drive:HDD)21に格納する。
また、HDD21に記録された曲データを再生する場合、オーディオコントローラ11は、ソース切替部17を制御して情報ソースをHDD21に設定し、出力先をエンコーダ/デコーダ15に設定する。エンコーダ/デコーダ15でデコードされた曲データは、その後、アンプ18及びボリュームコントローラ19を介してアナログ信号としてスピーカ22より出力される。
次に、オーディオコントローラ11の具体的な機能について説明する。オーディオコントローラ11は、所定のプログラムに基づき、CD読取部16(読取手段)にセットされた音楽CD(記録媒体)に記憶された曲データをHDD21(記憶手段)に複製する複製手段、複製手段による複製が中断された際に、音楽CD(記録媒体)を識別するTOC情報(識別情報)と複製が済んだ曲を特定する複製済み曲情報とを対応付けてHDD21(保持手段)に保持させる手段、HDD21(記憶手段)に記憶された曲データを再生する再生手段として機能する。
また、オーディオコントローラ11は、所定のプログラムに基づき、複製が中断された音楽CDがCD読取部16にセットされた際に、HDD21等に保持されたTOC情報及び複製済み曲情報に基づいて、HDD21への複製を再開する。
また、オーディオコントローラ11は、所定のプログラムに基づき、複製が中断された音楽CDがCD読取部16にセットされた際に、HDD21への複製を再開するか否かをユーザに選択させるためのダイアログを表示するダイアログ表示手段として機能する。
また、オーディオコントローラ11は、所定のプログラムに基づき、複製手段による複製が所定期間経過内に再開された場合には、中断した曲から曲データを再生し、複製手段による複製が所定期間経過後に再開された場合又はCD読取部16にセットされた音楽CDがイジェクトされた場合には、最初の曲から曲データを再生する手段として機能する。
また、オーディオコントローラ11は、所定のプログラムに基づき、CD読取部16にセットされた音楽CDに記憶された曲データをHDD21に複製する複製手段、音楽CDに記録された曲データを再生する再生手段、ソースの切替により再生手段による再生が中断された際に、再生が中断された位置を特定する再生中断位置情報を保持手段に保持させる手段、ソースの切替により再生が中断した場合にも、HDD21への複製を継続し、ソースの切替によりCD読取部16にセットされた音楽CDの曲データの再生が指示された際に、HDD21等保持された再生中断位置情報に基づいて、音楽CDに記憶された曲データの再生を再開する手段として機能する。
次に、TOC情報、記録済み曲番、再生中断位置について説明する。オーディオコントローラ11は、CD読取部16にセットされた音楽CDに記録された曲データをHDD21へ複製する。この複製中に、ユーザが電源をオフ状態にしたり、セットされた音楽CDがイジェクトされると、すなわち、HDD21への複製が中断されると、オーディオコントローラ11は、音楽CDのTOC情報と、複製済み曲情報と再生中断位置情報とを対応付けてHDD21に保持する。
オーディオコントローラ11は、TOC情報と関連付けた記録済み曲番と再生中断位置情報とを用いて、CD読取部16にセットされた音楽CDの記録を再開する。図2は、音楽CDの再生中断位置を説明するための図である。音楽CDには、トラック1、トラック2、トラック3等のトラック内に曲が収納されている。図2の例では、音楽CDの曲データをHDD21に複製する際に、トラック1と、トラック2については、既に記録が済んでいることを示しており、トラック3を再生中に、記録動作が中断ことを示している。
図3は、TOC情報と、記録済み曲番と再生中断位置情報とを対応付けて格納したテーブルを説明するための図である。このテーブルはHDD21に格納されている。図3に示すように、識別番号「01」、曲数「8」、総演奏時間「23分15秒」、トラック番号「01〜・・・」、演奏時間がTOC情報である。また、「コピー済/未」はTOC情報に対応付けられた記録済み曲番を示している。
また、TOC情報に対応付けられた再生中断位置情報を示している。図3の例では、トラック番号「03」、すなわち曲番3の「1分15秒」で音楽CDの再生が中断されたことを示している。
次に、本実施例に係る記録再生装置の動作について説明する。図4は、本実施例に係る再生装置の動作フローチャートである。ステップS101において、オーディオコントローラ11は、再生装置1の電源がオン状態か否かを判定し、電源がオン状態であれば、ステップS102に進み、音楽CDがCD読取部16にセットされているか否かを判定し、音楽CDがCD読取部16にセットされている場合には、ステップS104に進む。
ステップS102において、オーディオコントローラ11は、音楽CDがCD読取部16にセットされていないと判定した場合には、ステップ103に進む。ステップS103において、オーディオコントローラ11は、ユーザにより音楽CDが挿入されたか否かを判定し、ユーザにより音楽CDが挿入されたと判定した場合には、ステップS104に進む。
ステップS104において、オーディオコントローラ11は、ソース切替部17を介して、CD読取部16にセットされた音楽CDからTOC情報を読み取る。また、オーディオコントローラ11は、HDD21に記録した曲データのTOC情報とこれに対応させた情報をHDD21から取得して、RAM14に格納する。
ステップS105において、オーディオコントローラ11は、ステップS104において、取得したCD読取部16にセットされた音楽CDのTOC情報と、HDD1に記録済みの曲データのTOC情報とを比較して、CD読取部16にセットされた音楽CDがHDD21へ記録途中の音楽CDか否かを判定する。
ステップS105において、オーディオコントローラ11は、CD読取部16にセットされた音楽CDがHDD21への記録途中の音楽CDであると判定した場合には、ステップS106に進む。このとき、オーディオコントローラ11は、図6に示すように、中断した曲から複製を再開するか否かをユーザに選択させるためのダイアログを表示するようにしてもよい。
一方、ステップS105において、オーディオコントローラ11は、CD読取部16にセットされた音楽CDが記録途中の音楽CDで無いと判定した場合には、ステップS110において、ユーザによる記録指示があるか否かを判定する。
ステップS110において、オーディオコントローラ11は、ユーザによる記録指示が有ると判定した場合には、ステップS111において、CD読取部16にセットされた音楽CDの1曲目からHDD21への記録を行うとともに、音楽CDの1曲目から曲データの再生を行う。
一方、ステップS110において、オーディオコントローラ11は、ユーザによる記録指示がないと判定した場合には、ステップS112に進み、CD読取部16にセットされた音楽CDの再生動作のみを行う。ステップS113において、オーディオコントローラ11は、電源がオン状態であると判定した場合には、ステップS110に戻り、電源がオフ状態であると判定した場合には、処理を終了する。
ステップS106に戻って、オーディオコントローラ11は、TOC情報に対応付けた記録済み曲番と、再生中断位置情報をRAM14から読み出す。ステップS107において、オーディオコントローラ11は、CD読取部16にセットされた音楽CDが前回再生の中断から所定時間以上経過しているか又はこの音楽CDが1度イジェクトされたディスクか否かを判定する。
ステップS107において、オーディオコントローラ11は、CD読取部16にセットされた音楽CDが前回再生の中断から所定時間以上経過しているか又はこの音楽CDが一度イジェクトされたディスクであると判定した場合には、ステップS109に進む。
ステップS109において、オーディオコントローラ11は、記録済み曲番の次の曲から記録を再開すると共に、CD読取部16にセットされた音楽CDを1曲目から再生する。これにより、ユーザは、1曲目から曲を聴くことができるとともに、中断された曲から記録が再開される。
一方、ステップS107において、オーディオコントローラ11は、CD読取部16にセットされた音楽CDが前回再生が中断してから所定時間以上経過しておらず、かつ、イジェクトされた音楽CDでないと判定した場合には、ステップS108において、記録済み曲番の次の曲から記録を再開する共に、CD読取部16にセットされた音楽CDを再生中断位置から再生を再開する。
つまり、記録は前回中断した曲から再開され、再生は前回再生が中断した位置から再生される。したがって、図3に示す例では、3曲目の「1分15秒」から再生される。
ステップS114において、オーディオコントローラ11は、1曲の記録が完了したと判定した場合には、ステップS117において、HDD21に格納した記録済み曲番を更新する。つまり、図3で示す例では、トラック番号「03」曲番の「コピー済/未」の項目が「未」から「済」に更新される。
ステップS118において、オーディオコントローラ11は、CD読取部16にセットされた音楽CDの全曲がHDD21に記録されたか否かを判定し、CD読取部16にセットされた音楽CDが全曲記録済みであると判定した場合には、ステップS119において、表示装置24に全曲記録済みを表示し、ステップS112に戻る。
ステップS118において、オーディオコントローラ11は、CD読取部16にセットされた音楽CDが全曲記録済みでない判定した場合には、ステップS120において、次曲へ切り換えて、HDD21への記録動作を継続し、ステップS114に戻る。
一方、ステップS114において、オーディオコントローラ11は、1曲の記録が完了していないと判定した場合には、ステップS115において、電源がオフ状態か否かを判定し、電源がオフ状態であると判定した場合には、ステップS116において、HDD21に格納した再生中断位置情報を更新し、処理を終了する。
図4に示した記録再生装置の動作によれば、複製が中断された音楽CDがCD読取部16にセットされた際に、HDD21に保持されたTOC情報及び複製済み曲情報に基づいて、HDD21への複製を再開するようにしたので、途中で複製動作が中断した場合でも、中断した箇所から複製を再開することができる。これにより、前回複製していない曲だけを複製する際の操作が極めて容易となる。また、記録動作を再開する際に、音楽CDが一旦イジェクトされていなければ、記録開始曲から再生し、一旦イジェクトされて再度挿入された場合は1曲目から再生することで、ユーザの意図に反しない再生動作を行うことができる。
次に、本実施例に係る記録再生装置の他の動作例について説明する。図5は、本実施例に係る再生装置の他の動作フローチャートである。ステップS201において、オーディオコントローラ11は、ユーザにより他のソースへ切り換えが有ったか否かを判定する。ステップS201において、オーディオコントローラ11は、ユーザにより他のソースへの切り換えがあると判定した場合には、ステップS202に進み、HDD21への記録動作は継続する。
また、オーディオコントローラ11は、CD読取部16にセットされた音楽CDのTOC情報、このTOC情報に関連付けた再生中断位置情報をRAM14に記録更新すると共に、ソース切替部17にアクセスしてソースを切り換える。
一方、ステップS201において、オーディオコントローラ11は、他のソース切り換えがないと判定した場合には、ステップS203において、CD読取部16にセットされた音楽CDに記憶された曲データをHDD21に記録する動作を継続する。
ステップ204において、オーディオコントローラ11は、ユーザによるCDへソースの切り替えが有ったか否かを判定し、CDへソース切り替えが有った場合には、ステップS205において、HDD21への記録動作は継続し、ソース切替部17を介して、ソースをCDへ切り換える。
また、オーディオコントローラ11は、TOC情報、これに関連付けた記録済み曲番、再生中断位置情報をRAM14から取得し、再生中断位置から再生を再開し、処理を終了する。ステップS204において、オーディオコントローラ11は、CDソースへの切り換えが無いと判定した場合には、ステップS206において、他のソースを出力しながら、CD読取部16にセットされた音楽CDの記録動作を継続する。
図5で説明した記録再生装置1の動作によれば、ソースの切替により再生が中断した場合に、記憶手段への複製を継続し、ソースの切替によりCD読取部16にセットされた音楽CDの再生が指示された際に、HDD21等に保持された再生中断位置情報に基づいて、曲データの再生を再開するようにしたので、HDD21への複製を継続しながら、他のソースを選択することもできる。
以上、本発明の一実施例を説明した。本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形が可能である。例えば、記録媒体は実施例で説明した音楽CDに限定されるものではなく、DVDなどの記録媒体も含まれる。
本実施例による記録再生装置の構成を示すブロック図である。 音楽CDの再生中断位置を説明するための図である。 TOC情報と、記録済み曲番と再生中断位置情報とを対応付けて格納したテーブルを説明するための図である。 本実施例に係る記録再生装置の動作フローチャートである。 本実施例に係る記録再生装置の他の動作フローチャートである。 中断した曲の次の曲から複製を再開するか否かをユーザに選択させるためのダイアログの表示例を示す図である。
符号の説明
1 記録再生装置
11 オーディオコントローラ
16 CD読取部
21 記憶装置(HDD)
24 表示装置

Claims (12)

  1. 所定の読取手段にセットされた記録媒体に記録された曲データを所定の記憶手段に複製する複製手段と、
    前記複製手段による複製が中断された際に、前記記録媒体を識別する識別情報と複製が済んだ曲を特定する複製済み曲情報とを対応付けて保持する保持手段と、
    前記記憶手段に記憶された曲データを再生する再生手段とを備え、
    前記複製手段は、複製が中断された記録媒体が前記読取手段にセットされた際に、前記保持手段に保持された前記識別情報及び前記複製済み曲情報に基づいて、前記記憶手段への複製を再開することを特徴とする記録再生装置。
  2. 前記記録再生装置は更に、複製が中断された記録媒体が前記読取手段にセットされた際に、前記記憶手段への複製を再開するか否かをユーザに選択させるためのダイアログを表示するダイアログ表示手段を有することを特徴とする請求項1記載の記録再生装置。
  3. 前記再生手段は、前記複製手段による複製が所定期間経過内に再開された場合には、中断した曲から曲データを再生し、前記複製手段による複製が所定期間経過後に再開された場合又は前記読取手段にセットされた記録媒体が1度イジェクトされ、再び前記読取手段にセットされた場合には、最初の曲から曲データを再生することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の記録再生装置。
  4. 所定の読取手段にセットされた記録媒体に記録された曲データを所定の記憶手段に複製する複製手段と、
    前記記録媒体に記録された曲データを再生する再生手段と、
    ソースの切替により前記再生手段による再生が中断された際に、再生が中断された位置を特定する再生中断位置情報を保持する保持手段とを備え、
    前記複製手段は、前記ソースの切替により再生が中断した場合にも、前記記憶手段への複製を継続し、
    前記再生手段は、ソースの切替により前記読取手段にセットされた記録媒体の曲データの再生が指示された際に、前記保持手段に保持された再生中断位置情報に基づいて、前記記録媒体に記憶された曲データの再生を再開することを特徴とする記録再生装置。
  5. 所定の読取手段にセットされた記録媒体に記録された曲データを所定の記憶手段に複製する複製段階と、
    前記複製段階による複製が中断された際に、前記記録媒体を識別する識別情報と複製が済んだ曲を特定する複製済み曲情報とを対応付けて保持手段に保持させる保持段階と、
    前記記憶手段に記憶された曲データを再生する再生段階とを有し、
    前記複製段階は、複製が中断された記録媒体が前記読取手段にセットされた際に、前記保持手段に保持された前記識別情報及び前記複製済み曲情報に基づいて、前記記憶手段への複製を再開することを特徴とする曲データの記録再生方法。
  6. 前記曲データの記録再生方法は更に、複製が中断された記録媒体が前記読取手段にセットされた際に、前記記憶手段への複製を再開するか否かをユーザに選択させるためのダイアログを表示するダイアログ表示段階を有することを特徴とする請求項5記載の曲データの記録再生方法。
  7. 前記再生段階は、前記複製段階による複製が所定期間経過内に再開された場合には、中断した曲から曲データを再生し、前記複製手段による複製が所定期間経過後に再開された場合又は前記読取手段にセットされた記録媒体が1度イジェクトされ、再び前記読取手段にセットされた場合には、最初の曲から曲データを再生することを特徴とする請求項5又は請求項6記載の曲データの記録再生方法。
  8. 所定の読取手段にセットされた記録媒体に記録された曲データを所定の記憶手段に複製する複製段階と、
    前記記録媒体に記録された曲データを再生する再生段階と、
    ソースの切替により前記再生手段による再生が中断された際に、再生が中断された位置を特定する再生中断位置情報を保持手段に保持させる保持段階とを有し、
    前記複製段階は、前記ソースの切替により再生が中断した場合にも、前記記憶手段への複製を継続し、
    前記再生段階は、ソースの切替により前記読取手段にセットされた記録媒体の曲データの再生が指示された際に、前記保持手段に保持された再生中断位置情報に基づいて、前記記録媒体に記憶された曲データの再生を再開することを特徴とする曲データの記録再生方法。
  9. 所定の読取手段にセットされた記録媒体に記録された曲データを所定の記憶手段に複製する手段、
    前記複製手段による複製が中断された際に、前記記録媒体を識別する識別情報と複製が済んだ曲を特定する複製済み曲情報とを対応付けて保持手段に保持させる手段、
    複製が中断された記録媒体が前記読取手段にセットされた際に、前記保持手段に保持された前記識別情報及び前記複製済み曲情報に基づいて、前記記憶手段への複製を再開する複製再開手段として機能させるための曲データの記録再生プログラム。
  10. 前記曲データの記録再生プログラムは更に、複製が中断された記録媒体が前記読取手段にセットされた際に、前記記憶手段への複製を再開するか否かをユーザに選択させるためのダイアログを表示するダイアログ表示手段を有することを特徴とする請求項9記載の曲データの記録再生プログラム。
  11. 前記再生手段は、前記複製再開手段による複製が所定期間経過内に再開された場合には、中断した曲から曲データを再生し、前記手段による複製が所定期間経過後に再開された場合又は前記読取手段にセットされた記録媒体が1度イジェクトされ、再び前記読取手段にセットされた場合には、最初の曲から曲データを再生することを特徴とする請求項9又は請求項10記載の曲データの記録再生プログラム。
  12. 所定の読取手段にセットされた記録媒体に記録された曲データを所定の記憶手段に複製する複製手段、
    前記記録媒体に記録された曲データを再生する再生手段、
    ソースの切替により前記再生手段による再生が中断された際に、再生が中断された位置を特定する再生中断位置情報を保持手段に保持させる手段、
    前記ソースの切替により再生が中断した場合に、前記記憶手段への複製を継続し、ソースの切替により前記読取手段にセットされた記録媒体の曲データの再生が指示された際に、前記保持手段に保持された再生中断位置情報に基づいて、前記記録媒体に記憶された曲データの再生を再開する手段として機能させるための曲データの記録再生プログラム。
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