JP2005084592A - 光学機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】像ぶれ補正機能を使用しない場合に、機械的な固定機構を設けることなく、移動光学要素を中央位置に保持することができる光学機器を提供すること。
【解決手段】本発明の光学機器1は、撮像素子基板の位置信号および移動速度信号をフィードバックし、撮像素子基板の位置が目標値に追従するようにアクチュエータへの操作信号を生成するコントローラ7と、速度フィードバック量切替手段12と、目標値切替手段13とを備える。速度フィードバック量切替手段12は、像ぶれ補正機能の使用時には、移動速度信号のフィードバック量を適切な量とし、像ぶれ補正機能の不使用時には、フィードバック量を過大にする。目標値切替手段13は、像ぶれ補正機能の使用時には、手ぶれ量検出手段8の検出結果に基づく信号をコントローラ7への目標値とし、像ぶれ補正機能の不使用時には、撮像素子基板の中央位置に対応する固定値を目標値とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、光学機器に関する。
カメラや双眼鏡などの光学機器では、手ぶれが原因となって生じる像ぶれを補正する像ぶれ補正機能を備えたものが知られている。このような光学機器においては、像ぶれ補正レンズが、光学系の光軸を法線とする面方向に移動可能に設置されており、手ぶれの方向および量に応じ、この像ぶれ補正レンズをアクチュエータによって前記面方向に移動させることによって、像ぶれを補正している。
このような光学機器は、通常、像ぶれ補正機能を使用する状態と使用しない状態とを選択できるようになっているが、像ぶれ補正機能を使用しないときには、像ぶれ補正レンズを中央位置に固定しておく必要があり、従来、そのためのロック機構を設けなくてはならないことから、機構の複雑化、大型化、製造コストの増大等を招来している。
そこで、ロック機構を設けずに、像ぶれ補正レンズの駆動制御手段を利用して、補正レンズの位置を所定位置に維持するように駆動制御をする構成が提案されている(例えば、特許文献1参照)。しかしながら、特許文献1に記載の従来技術では、落下など、光学装置に強い衝撃が加わった場合、補正レンズの固定を維持しきれない恐れがある
特開2003−172961号公報
本発明の目的は、像ぶれ補正機能を使用しない場合に、機械的な固定機構を設けることなく、大きな衝撃が加わっても、安定して移動光学要素を中央位置に保持することができる光学機器を提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜(4)の本発明により達成される。
(1) 手ぶれによる像ぶれを補正する像ぶれ補正機能を備え、該像ぶれ補正機能の使用/不使用を選択可能な光学機器であって、
被写体像または観察像を結像させる光学系と、
像ぶれを補正するために前記光学系の光軸を法線とする面方向に変位可能に支持された移動光学要素と、
前記移動光学要素を前記面方向に変位させるアクチュエータと、
前記移動光学要素の前記面内での位置を検出する位置検出手段と、
前記移動光学要素の前記面内での移動速度を検出する速度検出手段と、
前記光学機器の手ぶれ量を検出する手ぶれ量検出手段と、
前記位置検出手段により検出された位置信号と、前記速度検出手段により検出された移動速度信号とをフィードバックし、前記移動光学要素の位置が目標値に追従するように前記アクチュエータへの操作信号を生成するコントローラと、
前記移動速度信号の、前記コントローラへのフィードバック量を切り替える速度フィードバック量切替手段と、
前記コントローラへ入力する目標値を切り替える目標値切替手段とを備え、
前記速度フィードバック量切替手段は、像ぶれ補正機能の使用が選択されているときには、前記フィードバック量を像ぶれが適切に補正されるような量とし、像ぶれ補正機能の不使用が選択されているときには、前記フィードバック量を像ぶれ補正機能の使用が選択されているときより大きい量とし、
前記目標値切替手段は、像ぶれ補正機能の使用が選択されているときには、前記目標値を、前記手ぶれ量検出手段により検出された信号に基づく、像ぶれが適切に補正されるような値とし、像ぶれ補正機能の不使用が選択されているときには、前記目標値を中央位置に対応する固定値とすることを特徴とする光学機器。
これにより、機械的な固定機構を設けることなく、像ぶれ補正機能を使用しない場合に、大きな衝撃が加わったような際にも安定して移動光学要素(撮像素子基板、補正光学系等)を中央位置に保持することができる。よって、移動光学要素を機械的に固定する固定機構を設けなくて済む分、構造の簡素化、小型化が図れ、また製造コストを低減することができる。
(2) 前記移動光学要素は、前記光学系によって結像した被写体像を撮像する撮像素子を搭載した撮像素子基板である上記(1)に記載の光学機器。
これにより、補正光学系を設けることなく像ぶれ補正を行うことができ、構造の簡素化が図れる。
(3) 前記アクチュエータは、前記移動光学要素とともに移動するコイルと、該コイルに対する界磁を発生する界磁発生部とで構成されている上記(1)または(2)に記載の光学機器。
これにより、簡単かつ軽量な構造でアクチュエータを構成することができるので、さらなる小型化および軽量化が図れる。
(4) 前記コイルの両端子間を短絡した状態に切り替え可能な短絡スイッチを有し、当該光学機器の電源がオフのとき、前記短絡スイッチにより前記コイルの両端子間を短絡した状態にする上記(3)に記載の光学機器。
これにより、光学機器の電源がオフされているとき、アクチュエータを電磁ブレーキとして機能させることができ、移動光学要素の速い移動が制限される。よって、機械的な固定機構なしに、光学機器に揺れや衝撃が加わったときにおける移動光学要素の破損を確実に防止することができる。
本発明によれば、機械的な固定機構を設けることなく、像ぶれ補正機能を使用しない場合に、大きな衝撃が加わったような際にも安定して移動光学要素(撮像素子基板、補正光学系等)を中央位置に保持することができる。よって、移動光学要素を機械的に固定する固定機構を設けなくて済む分、構造の簡素化、小型化が図れ、また製造コストを低減することができる。
以下、本発明の光学機器を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明の光学機器の実施形態を示す斜視図、図2は、図1に示す光学機器における像ぶれ補正を行うフィードバック制御システムの回路構成を示すブロック図である。なお、以下では、便宜上、図1中の上側を「上」、下側を「下」、図1中の左側(左斜め下側)を「前」、右側(右斜め上側)を「後ろ」として説明する。
図1に示す光学機器1は、例えば電子カメラ、電子カメラ付き双眼鏡、電子カメラ付き望遠鏡等に適用可能な撮像装置であり、手ぶれによる像ぶれを補正する像ぶれ補正機能を備えるものである。この光学機器1は、図示しない本体(ハウジング)と、撮影レンズ鏡筒2と、移動光学要素としての撮像素子基板3と、撮像素子基板3を支持する支持機構4と、撮像素子基板3を変位させるアクチュエータ5と、撮像素子基板3の位置を検出する位置検出手段6とを備えている。
撮影レンズ鏡筒2は、円筒状の鏡筒本体21と、鏡筒本体21内に設置された撮影光学系22とを有している。鏡筒本体21は、光学機器1の本体の内部において移動しないように固定されている。また、鏡筒本体21の後端外周部には、長方形のフランジ状の基部23が設けられている。
撮影レンズ鏡筒2の後方には、撮像素子基板3が設置されている。撮像素子基板3には、撮影光学系22によって結像した被写体像を撮像する例えばCCD(Charge Coupled Device)のような撮像素子31が搭載されている。
撮像素子基板3は、支持機構4により、基部23に対して撮影光学系22の光軸221を法線とする面方向に変位可能に支持されている。以下、この支持機構4について説明する。
支持機構4は、一対の第1支持板41、42と、可動枠43と、一対の第2支持板44、45とを有している。
第1支持板41、42は、それぞれ、可撓性(弾性)を有する平板状の薄板で構成され、鏡筒本体21を挟んで、互いに平行に配置されている。この第1支持板41、42の後端部は、基部23に支持されている。第1支持板41、42の後端部の基部23に対する固定方法は、特に限定されないが、図示の構成では、ネジ46により固定されている。
第1支持板41、42の前端部には、可動枠43が支持されている。この可動枠43は、ほぼ長方形または正方形の枠状をなしており、鏡筒本体21を囲むように配置されている。可動枠43の互いに平行な二辺は、それぞれ、第1支持板41、42の前端部に固定されている。この固定方法は、特に限定されないが、図示の構成では、ネジ46により固定されている。
可動枠43の中心が光軸221に一致した状態では、第1支持板41、42は、光軸221に平行になっている。この状態から、第1支持板41、42は、撓むことによって、光軸221に対し傾斜するように変位可能である。第1支持板41、42が光軸221に対し傾斜するように変位すると、可動枠43は、基部23に対し、光軸221を法線とする平面に平行な方向(以下、「第1の方向」と言う)に変位する。この第1の方向は、第1支持板41、42が光軸221に平行な状態において第1支持板41、42に垂直な方向である。
一方、第1支持板41、42が光軸221に対し傾斜するように変位しても、可動枠43は、基部23に対し、光軸221を法線とする平面に平行かつ第1の方向に垂直な方向(以下、「第2の方向」と言う)には変位しない。よって、可動枠43は、第2の方向にガタつくことなく、第1の方向にスムーズかつ正確に変位可能になっている。
第2支持板44、45は、それぞれ、平板状の薄板で構成され、第1支持板41、42に対しほぼ垂直な姿勢で、鏡筒本体21を挟み互いに平行に配置されている。この第2支持板44、45の前端部は、可動枠43に支持されている。第2支持板44、45の前端部は、それぞれ、可動枠43の前記二辺に垂直な二辺に固定されている。この固定方法は、特に限定されないが、図示の構成では、ネジ46により固定されている。
第2支持板44、45の後端部には、撮像素子基板3が支持されている。第2支持板44、45の後端部と、撮像素子基板3との固定方法は、特に限定されず、例えば、ネジ止め、接着剤による接着、融着等の方法が挙げられる。
可動枠43および撮像素子31の中心が光軸221に一致した状態では、第2支持板44、45は、光軸221に平行になっている。この状態から、第2支持板44、45は、撓むことによって、光軸221に対し傾斜するように変位可能である。第2支持板44、45が光軸221に対し傾斜するように変位すると、撮像素子基板3は、可動枠43に対し、第2の方向に変位する。
一方、第2支持板44、45が光軸221に対し傾斜するように変位しても、撮像素子基板3は、可動枠43に対し、第1の方向には変位しない。よって、撮像素子基板3は、可動枠43に対し、第1の方向にガタつくことなく、第2の方向にスムーズかつ正確に変位可能になっている。
以上説明したように、支持機構4では、可動枠43は、基部23に対し第1の方向に変位可能であり、撮像素子基板3は、可動枠43に対し第2の方向に変位可能である。この二つの変位の合成により、撮像素子基板3は、撮像素子31の中心が光軸221に一致した位置(以下、「中央位置」と言う)から、第1の方向および第2の方向にそれぞれ変位可能である。すなわち、撮像素子基板3は、光学機器1の本体の内部において、光軸221を法線とする面方向に変位可能になっている。
以上説明したような支持機構4によれば、スライド構造や嵌合構造を用いていないので、撮像素子基板3が光軸221を法線とする面方向に変位するに際し、摩擦やガタが生じたり傾斜したりすることがなく、スムーズかつ正確に変位することができる。よって、摩擦、ガタ等が像ぶれ補正制御の精度を低下させたり、制御を不安定化したりするのを防止することができるので、常に正確な像ぶれ補正制御を行うことができる。
なお、本発明では、支持機構4は、図示のような構造のものに限らず、撮像素子基板3を、光軸221を法線とする面方向に変位可能に支持するものであれば、いかなる構造のものでもよい。
アクチュエータ5は、撮像素子基板3に対し第1の方向の力を作用する第1アクチュエータ51と、第2の方向の力を作用する第2アクチュエータ52とで構成されている。
第1アクチュエータ51は、撮像素子基板3に例えば両面パターンまたは多層パターンとして形成された第1コイル53と、第1コイル53に対する界磁を発生する第1界磁発生部54とで構成されている。第1界磁発生部54は、磁石541と、磁石541を保持するヨーク542とで構成されており、光学機器1の本体の内部において固定されている。
第2アクチュエータ52は、設置された向きが第1アクチュエータ51と90°異なること以外は同様の構成であり、撮像素子基板3に例えば両面パターンまたは多層パターンとして形成された第2コイル55と、第2コイル55に対する界磁を発生する第2界磁発生部56とで構成されている。第2界磁発生部56は、磁石561と、磁石561を保持するヨーク562とで構成されており、光学機器1の本体の内部において固定されている。
このようなアクチュエータ5の第1コイル53に所定方向の電流を通電すると、第1アクチュエータ51が撮像素子基板3に第1の方向であって図1中の右または左向きの力を作用し、これにより、撮像素子基板3がその方向に変位する。また、第1コイル53に前記所定方向と反対方向の電流を通電すると、第1アクチュエータ51が撮像素子基板3に第1の方向であって前記と逆向きの力を作用し、これにより、撮像素子基板3がその方向に変位する。
同様に、第2コイル55に所定方向の電流を通電すると、第2アクチュエータ52が撮像素子基板3に第2の方向であって図1中の上または下向きの力を作用し、これにより、撮像素子基板3がその方向に変位する。また、第2コイル55に前記所定方向と反対方向の電流を通電すると、第2アクチュエータ52が撮像素子基板3に第2の方向であって前記と逆向きの力を作用し、これにより、撮像素子基板3がその方向に変位する。
このようにして、アクチュエータ5は、撮像素子基板3に対し、光軸221を法線とする面方向のいずれの方向にも力を作用することができ、その方向に撮像素子基板3を変位させることができる。
光学機器1は、さらに、撮像素子基板3(撮像素子31)の位置を検出する位置検出手段6を有している。位置検出手段6は、撮像素子基板3に形成された小孔32に向けて検出光を投光する例えば発光ダイオード等で構成された発光素子61と、前記検出光が小孔32を通過してなるスポット光の位置を検出する二次元PSD(Position Sensitive Detector)62とを有している。この発光素子61および二次元PSD62は、光学機器1の本体の内部において移動しないように固定されている。撮像素子基板3が第1の方向および第2の方向に変位すると、これに応じて、二次元PSD62の受光面上における前記スポット光の入射位置が第1の方向および第2の方向に変化する。よって、位置検出手段6は、撮像素子基板3の第1の方向および第2の方向の変位量をそれぞれ検出することができ、これにより光軸221を法線とする面内における撮像素子基板3の位置を検出することができる。
二次元PSD62が出力した信号は、演算手段(PSD信号処理回路)63に入力される。演算手段63は、撮像素子基板3の位置を示す信号(電圧値)を出力する。
このような光学機器1は、手ぶれに応じ、アクチュエータ5を作動して撮像素子基板3を移動させることによって撮像素子31が被写体像を撮像する際の像ぶれを補正する像ぶれ補正機能を備えており、また、この像ぶれ補正機能の使用/不使用をユーザーが選択できるようになっている。
以下、このような光学機器1における像ぶれ補正を行うフィードバック制御システムについて説明する。
図2に示すように、光学機器1は、アクチュエータ5への操作信号を生成して、撮像素子基板3の位置が目標値に追従するように制御するコントローラ7を有している。コントローラ7は、第1アクチュエータ51を駆動する操作信号を生成する第1のコントローラ71と、第2アクチュエータ52を駆動する操作信号を生成する第2のコントローラ(図示せず)とで構成されている。この両者は同様の構成であるので、以下では代表して第1のコントローラ71による第1の方向の像ぶれ補正についてのみ説明するが、第2の方向の像ぶれも第2のコントローラによって同様に補正される。
図2に示すように、第1のコントローラ71は、オペアンプ711と、オペアンプ711の反転入力端子に接続された抵抗712と、非反転入力端子に接続された抵抗713と、オペアンプ711の出力側から入力側へ負帰還をかける帰還抵抗714とを有している。オペアンプ711の出力側には、第1アクチュエータ51の第1コイル53が接続されている。
位置検出手段6の演算手段63から出力された撮像素子基板3の第1の方向の位置を示す位置信号は、抵抗712を介してオペアンプ711の反転入力端子に入力される。すなわち、位置検出手段6により検出された位置信号は、コントローラ7へフィードバックされる。
また、この位置信号は、微分手段11にも入力される。微分手段11は、入力された位置信号を微分することにより、撮像素子基板3の第1の方向の移動速度を示す信号を生成する。このように、本実施形態では、位置検出手段6と微分手段11とで、撮像素子基板3の第1の方向の移動速度を検出する速度検出手段が構成される。なお、速度検出手段としては、このような構成に限らず、撮像素子基板3の移動速度を直接検出するもの(例えば撮像素子基板3に設けた速度検出用コイル)であってもよい。
微分手段11が出力した撮像素子基板3の移動速度信号は、コントローラ7へフィードバックされるが、光学機器1は、このフィードバック量を切り替える速度フィードバック量切替手段12を有している。速度フィードバック量切替手段12は、第1の速度帰還調整抵抗121と、第1の速度帰還調整抵抗121より抵抗値の小さい第2の速度帰還調整抵抗122と、スイッチ123とで構成されている。移動速度信号は、スイッチ123の切り替えにより、第1の速度帰還調整抵抗121と、第2の速度帰還調整抵抗122とのいずれか一方を通ってオペアンプ711の反転入力端子に入力される。第1の速度帰還調整抵抗121は、移動速度信号のフィードバック量を像ぶれが適切に補正される量にするような比較的大きい抵抗値になっている。一方、第2の速度帰還調整抵抗122は、移動速度信号のフィードバック量が過大になるような比較的小さい抵抗値になっている。
光学機器1は、手ぶれ量を検出する手ぶれ量検出手段8を備えている。手ぶれ量検出手段8は、光学機器1の本体に設置されたジャイロセンサ(角速度センサ)81と、ジャイロセンサ81の出力信号を積分する積分手段82とで構成されている。ジャイロセンサ81が出力した第1の方向の手ぶれの角速度を示す角速度信号は、積分手段82に入力されて積分され、第1の方向の手ぶれ量(手ぶれ角度)を示す手ぶれ量信号が生成される。この手ぶれ量信号は、像ぶれ補正機能の使用が選択されている場合には、撮像素子基板3を移動させる目標値としてコントローラ7へ入力される。
光学機器1は、コントローラ7へ入力する目標値を切り替える目標値切替手段13を備えている。目標値切替手段13は、一定の基準電圧を出力する基準電圧発生器131と、スイッチ132とで構成されている。基準電圧発生器131は、撮像素子基板3が中央位置にあるときの状態に対応する固定された電圧値を出力する。スイッチ132の切り替えにより、手ぶれ量検出手段8の検出結果に基づく手ぶれ量信号と、基準電圧発生器131が発生する基準電圧とのいずれか一方が、目標値として、抵抗713を介しオペアンプ711の非反転入力端子に入力される。
オペアンプ711は、非反転入力端子に入力された目標値と、反転入力端子に入力された撮像素子基板3の位置信号および移動速度信号との差に比例した電圧を第1コイル53に印加する。これにより、第1アクチュエータ51は、入力された目標値に対応する位置へ撮像素子基板3を移動させるように作動する。
このような光学機器1は、選択手段14により、像ぶれ補正機能の使用/不使用をユーザーが選択可能になっている。この選択手段14は、例えば、光学機器1が備える図示しないCPUおよび操作ボタン等で構成される。
像ぶれ補正機能の使用が選択された場合、選択手段14は、速度フィードバック量切替手段12および目標値切替手段13の切替状態を図2に示す状態にする。この状態では、手ぶれ量検出手段8の検出結果に基づく手ぶれ量信号がコントローラ7へ目標値として入力される。また、撮像素子基板3の移動速度信号が第1の速度帰還調整抵抗121を通って入力されるので、移動速度信号のフィードバック量は、像ぶれが適切に補正されるような量になる。これにより、コントローラ7は、像ぶれが適切に補正されるような目標位置へ撮像素子基板3を移動させるような操作信号を第1アクチュエータ51に入力する。その結果、撮像素子基板3は、第1の方向の手ぶれ量に追随するように第1の方向に変位して、第1の方向の像ぶれが補正される。
図3は、図2に示すフィードバック制御システムの周波数応答特性を示すグラフであり、撮像素子基板3の位置信号Vと目標値Vとの比V/Vを縦軸にとり、横軸に手ぶれ周波数fをとって示すものである。
像ぶれ補正機能の使用が選択されている場合、移動速度信号のフィードバック量が適正な量になるので、フィードバック制御システムの周波数応答特性は、図3中のaの線で示すようになり、適切な像ぶれ補正が行われる。このとき、一般的な制御理論上は、安定性や応答性の観点から図3中のaの線のピーク値は、1.3程度であるのが好ましい。
なお、移動速度信号のフィードバックを全く行わないとすると、周波数応答特性は、図3中のcの線で示すように、ピークの大きい特性となり、安定した制御が困難で、実用的ではない。
一方、像ぶれ補正機能の不使用が選択された場合、選択手段14は、速度フィードバック量切替手段12および目標値切替手段13の切替状態を図2に示すのと反対の状態にする。この状態では、基準電圧発生器131により、撮像素子基板3が中央位置にあるときの状態に対応する電圧値が目標値としてコントローラ7へ入力される。よって、アクチュエータ5は、撮像素子基板3が中央位置からずれた位置にある場合、常に撮像素子基板3を中央位置へ戻すように作動する。また、この場合、撮像素子基板3の移動速度信号が抵抗値の小さい第2の速度帰還調整抵抗122を通って入力されるので、移動速度信号のフィードバック量が過大な量となる。これにより、撮像素子基板3が中央位置から移動しようとすると、その速度に応じて過大にフィードバックがかかり、撮像素子基板3の移動に抗する力(撮像素子基板3の移動を阻止する力)が強く作用する。すなわち、この場合、図3中のbの線のような、過減衰的な周波数応答特性になる。このようなことから、像ぶれ補正機能の不使用が選択された場合、コントローラ7は、撮像素子基板3が中央位置にとどまるようにアクチュエータ5への操作信号を生成し、これにより、撮像素子基板3が中央位置に保持される。
このようにして、本発明では、上述のように、像ぶれ補正機能の不使用時は、速度帰還調整抵抗の値を像ぶれ補正機能使用時の速度帰還調整抵抗より小さい値に変更しているため、撮像素子基板3の移動速度に対応したフィードバック量が大きくなって中央位置への保持力が強くなるので、落下による衝撃などに強く、常に撮像素子基板3を中央位置に安定保持できる。よって、像ぶれ補正機能を使用しないとき、大きな衝撃が加わったような場合であっても、撮像素子基板3をアクチュエータ5の作動によって中央位置に安定して保持することができる。さらに、撮像素子基板3を機械的な方法で中央位置に固定する機構を設ける必要がないので、構造の簡素化、小型化が図れ、また、製造コストを低減することができる。
また、本実施形態の光学機器1は、電源がオフされているとき、撮像素子基板3の移動を制限する機構をさらに備えている。以下、この機構について説明する。
図2に示すように、光学機器1は、アクチュエータ5のコイル53の両端子間を短絡した状態に切り替え可能な短絡スイッチ15を備えている。光学機器1の電源がオンされているときは、この短絡スイッチ15は、「断」状態にされる。そして、光学機器1の電源がオフのときには、短絡スイッチ15が「接」状態とされ、コイル53の両端子間が短絡される。これにより、光学機器1の電源がオフされているとき、撮像素子基板3が第1の方向に移動すると、界磁中をコイル53が移動することにより、コイル53に誘導起電力が生じて電流が流れ、コイル53が磁界を発生して、撮像素子基板3の移動を止めるような力が働く。コイル55にも同様の短絡スイッチが設けられており、撮像素子基板3の第2の方向の移動も同様に制限される。このようにして、光学機器1の電源がオフされているときには、アクチュエータ5が電磁ブレーキとして機能し、撮像素子基板3の速い移動が制限される。これにより、光学機器1に揺れや衝撃が加わったときであっても、撮像素子基板3が過度に移動するのを防止することができる。よって、光学機器1の電源がオフされているときも、撮像素子基板3を機械的な方法で固定することなしに、撮像素子基板3等の破損を確実に防止することができる。
以上、本発明の光学機器を図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、光学機器を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
また、図示の実施形態のコントローラ7は、上述したように、アナログ電子回路からなるアナログコントローラで構成されているが、これに限らず、本発明におけるコントローラは、プログラムに基づくソフトウェアによって制御アルゴリズムを実現するデジタルコントローラで構成されていてもよい。
また、撮像素子基板を面方向に変位させるアクチュエータは、前述した実施形態のような可動コイルで構成されるものに限らず、圧電アクチュエータ、静電アクチュエータ等で構成されていてもよい。
また、前述した実施形態では、撮像素子基板を光軸に垂直な方向に移動させることによって像ぶれ補正を行うものについて説明したが、これに限らず、本発明は、像ぶれ補正光学系(像ぶれ補正レンズ)を光軸に垂直な方向に移動させることによって像ぶれ補正を行う電子カメラ、フィルムカメラ、交換レンズ等の各種光学機器にも適用することができ、これらの光学機器において像ぶれ補正機能を使用しない場合、機械的に固定することなく、像ぶれ補正レンズを中央位置に保持することができる。また、この場合、本発明の光学機器は、撮影像の像ぶれ補正を行うものだけでなく、観察像の像ぶれ補正を行う例えば双眼鏡などの観察光学機器にも適用することができる。
本発明の光学機器の実施形態を示す斜視図である。 図1に示す光学機器における像ぶれ補正を行うフィードバック制御システムの回路構成を示すブロック図である。 図2に示すフィードバック制御システムの周波数応答特性を示すグラフである。
符号の説明
1 光学機器
11 微分手段
12 速度フィードバック量切替手段
121 第1の速度帰還調整抵抗
122 第2の速度帰還調整抵抗
123 スイッチ
13 目標値切替手段
131 基準電圧発生器
132 スイッチ
14 選択手段
15 短絡スイッチ
2 撮影レンズ鏡筒
21 鏡筒本体
22 撮影光学系
221 光軸
23 基部
3 撮像素子基板
31 撮像素子
32 小孔
4 支持機構
41、42 第1支持板
43 可動枠
44、45 第2支持板
46 ネジ
5 アクチュエータ
51 第1アクチュエータ
52 第2アクチュエータ
53 第1コイル
54 第1界磁発生部
541 磁石
542 ヨーク
55 第2コイル
56 第2界磁発生部
561 磁石
562 ヨーク
6 位置検出手段
61 発光素子
62 二次元PSD
63 演算手段
7 コントローラ
71 第1のコントローラ
711 オペアンプ
712、713 抵抗
714 帰還抵抗
8 手ぶれ量検出手段
81 ジャイロセンサ
82 積分手段

Claims (4)

  1. 手ぶれによる像ぶれを補正する像ぶれ補正機能を備え、該像ぶれ補正機能の使用/不使用を選択可能な光学機器であって、
    被写体像または観察像を結像させる光学系と、
    像ぶれを補正するために前記光学系の光軸を法線とする面方向に変位可能に支持された移動光学要素と、
    前記移動光学要素を前記面方向に変位させるアクチュエータと、
    前記移動光学要素の前記面内での位置を検出する位置検出手段と、
    前記移動光学要素の前記面内での移動速度を検出する速度検出手段と、
    前記光学機器の手ぶれ量を検出する手ぶれ量検出手段と、
    前記位置検出手段により検出された位置信号と、前記速度検出手段により検出された移動速度信号とをフィードバックし、前記移動光学要素の位置が目標値に追従するように前記アクチュエータへの操作信号を生成するコントローラと、
    前記移動速度信号の、前記コントローラへのフィードバック量を切り替える速度フィードバック量切替手段と、
    前記コントローラへ入力する目標値を切り替える目標値切替手段とを備え、
    前記速度フィードバック量切替手段は、像ぶれ補正機能の使用が選択されているときには、前記フィードバック量を像ぶれが適切に補正されるような量とし、像ぶれ補正機能の不使用が選択されているときには、前記フィードバック量を像ぶれ補正機能の使用が選択されているときより大きい量とし、
    前記目標値切替手段は、像ぶれ補正機能の使用が選択されているときには、前記目標値を、前記手ぶれ量検出手段により検出された信号に基づく、像ぶれが適切に補正されるような値とし、像ぶれ補正機能の不使用が選択されているときには、前記目標値を中央位置に対応する固定値とすることを特徴とする光学機器。
  2. 前記移動光学要素は、前記光学系によって結像した被写体像を撮像する撮像素子を搭載した撮像素子基板である請求項1に記載の光学機器。
  3. 前記アクチュエータは、前記移動光学要素とともに移動するコイルと、該コイルに対する界磁を発生する界磁発生部とで構成されている請求項1または2に記載の光学機器。
  4. 前記コイルの両端子間を短絡した状態に切り替え可能な短絡スイッチを有し、当該光学機器の電源がオフのとき、前記短絡スイッチにより前記コイルの両端子間を短絡した状態にする請求項3に記載の光学機器。
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