JP2005082888A - 成膜装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 本発明は、プラズマ発生装置への原料ガスの流入を防止すると共に流入しても原料ガスの固化を防止することのできる成膜装置を提供することを課題とする。
【解決手段】 複数種類の原料ガスを交互に供給しながら基板上に薄膜を生成する成膜装置は、基板Wが配置される処理チャンバ2を有する。処理チャンバ2には、原料ガスの少なくとも一種類のガスをプラズマ化して処理チャンバに供給するプラズマ発生装置20が接続される。プラズマ発生装置20のうち、原料ガスが接触する部分である遠隔室21及びバタフライバルブ24を、加熱機構23により加熱する。
【選択図】 図1

Description

本発明は成膜装置に係り、より詳細には、複数種のガスを交互に供給して基板上に薄膜を生成するための成膜装置に関する。
半導体の製造工程において、複数種の原料ガスを交互に供給しながら基板上で反応させて金属薄膜を生成する方法が注目されている。このような方法は一般的にALD(Atomic Layer Deposition)と称される。
ALDを用いた成膜方法において、金属を含む膜の原料ガスやそれを還元/酸化するためのガスを活性化して反応を促進するための方法として、原料ガスをプラズマ化する方法が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。
原料ガスをプラズマ化するには、通常、基板が配置される反応室に別個のプラズマ発生装置を接続し、このプラズマ発生装置を通して原料ガスをプラズマ化してから反応室に供給する。このようなプラズマ発生装置として高周波プラズマ発生装置が用いられる。
高周波プラズマ装置は、一般的にガスが通過する中空円筒状の室(反応室とは分離しているので遠隔室と称する)の外周に通電コイルを巻きつけて構成される。通電コイルに高周波電流を流すことで遠隔室内部の原料ガスをプラズマ化し、原料ガスのプラズマを反応室に供給する。このように反応室の外部でプラズマ化して反応室にプラズマを供給する方法をリモートプラズマ法と称することもある。
米国特許第5916365号明細書 米国特許第6200893号明細書
上述のようなリモートプラズマ法を用いた処理装置では、円筒状の遠隔室の一端がノズルを介して反応室に接続される。反応室の反対側の端部から供給された原料ガスは、遠隔室を通過する間にプラズマ化されてノズルを通じて反応室に供給される。
複数種の原料ガスを交互に供給するALDでは、一種類の原料ガスをプラズマ化して他の種類の原料ガスはそのまま反応室に供給することが多い。この場合、反応室には原料ガス及び原料ガスのプラズマが交互に供給され、反応室の排気口から排気される。この際、例えば原料ガスの切り替え時などに排気口を閉じると、反応室に直接供給した原料ガスが遠隔室に逆流することがある。
反応室に直接供給する原料ガスが、例えばTaFのように金属化合物原料を昇華してガス化した原料ガスである場合、原料ガスは反応室内では加熱されて原料ガスのままであるが、遠隔室に逆流して遠隔室の内面等に接触すると温度が低下して固化することがある。固化した原料ガスは塵埃(パーティクル)となり基板や基板上に生成された薄膜の汚染源となるという問題がある。また、上述の付着した金属含有原料が誘電体内部で還元され、金属薄膜を形成すると、遠隔室に印加される高周波が誘導結合しにくい状態となるという問題がある。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、プラズマ発生装置への原料ガスの流入を防止すると共に流入しても原料ガスの固化を防止することのできる成膜装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明によれば、複数種類の原料ガスを交互に供給しながら基板上に薄膜を生成する成膜装置であって、前記基板が配置される反応室と、該反応室に接続され、前記原料ガスの少なくとも一種類のガスをプラズマ化して前記反応室に供給するプラズマ発生装置と該プラズマ発生装置のうち、前記原料ガスが接触する部分を加熱する加熱機構とを有することを特徴とする成膜装置が提供される。
上述の発明によれば、プラズマ化しないで反応室に供給する原料ガスがプラズマ発生装置に流入しても、プラズマ発生装置が加熱されているため低温にならない。したがって、プラズマ化しないで反応室に供給する原料ガスが原料の昇華により生成したガスであっても、プラズマ発生装置内で固化してパーティクル汚染源となることが防止又は抑制される。これにより、高品質の成膜処理を達成することができる。
上述の発明において、前記プラズマ発生装置は高周波プラズマ発生装置であって、プラズマ化される原料ガスが流れる中空円筒状の遠隔室と、該遠隔室の外周に巻回された通電コイルとを含み、前記加熱機構は加熱媒体を供給し回収するチラーユニットを有し、該加熱媒体を前記通電コイルの内部に供給することにより前記通電コイルと共に前記遠隔室を加熱することが好ましい。
また、前記遠隔室は窒化ケイ素(SiN)により形成され、前記遠隔室の内面は封孔処理が施されていることが好ましい。前記成膜処理は、前記遠隔室の内面に生成された窒化ケイ素(SiN)の薄膜であることとしてもよい。また、前記反応室と前記プラズマ発生装置との間に、コンダクタンスを変更可能なコンダクタンスバルブを設け、該コンダクタンスバルブを加熱する加熱機構を更に設けることとしてもよい。
上述の如く本発明によれば、プラズマ化しないで反応室に供給する原料ガスがプラズマ発生装置に流入しても、プラズマ発生装置が加熱されているため低温にならない。したがって、プラズマ化しないで反応室に供給する原料ガスが原料の昇華により生成したガスであっても、プラズマ発生装置内で固化してパーティクル汚染源となることが防止又は抑制される。これにより、高品質の成膜処理を達成することができる。また、遠隔室内部で金属薄膜を形成しにくいため、高周波の誘導結合が妨げられることもない。
次に、本発明の実施の形態について図面と共に説明する。
図1は本発明の第1実施例による処理装置の概略構成図である。図1に示す処理装置は、複数の原料ガスを交互に供給して薄膜を生成する成膜装置として構成され、より詳細には、塩化タンタル(TaCl)と水素(H)+アンモニア(NH)とを交互に供給して窒化タンタル(TaN)の薄膜を生成する成膜装置として構成される。ただし、原料ガスの種類及び生成する薄膜の種類はこれに限定されることなく、本発明は、様々な原料ガスを用いて様々な種類の薄膜を生成する成膜装置に適用することができる。
図1において、反応室である処理チャンバ2内には、薄膜を生成する基体としてシリコン基板Wが載置される載置台4が設けられている。載置台4の上方に配置されたシャワーヘッド6から原料ガスであるTaClとH+NHとが交互にキャリアガスArと共に処理チャンバ2内に供給される。シャワーヘッド6にはガス供給管8が接続されており、H+NHとArはガス供給管8の一端から供給され、ガス供給管8を流れてシャワーヘッド6に供給される。一方、TaClはガス供給管8の側面に接続されたガス通路10を介してガス供給管8に供給され、Arと共にシャワーヘッド6に供給される。ここで、後述するようにH+NHはガス供給管8に供給される前にプラズマ発生装置20によりプラズマ化されてからシャワーヘッド6に供給される。
処理チャンバ2に供給されたTaClとH+NHのうち、反応に寄与しなかった部分は、処理チャンバ2の底部に設けられたバタフライバルブ12を介して高真空ポンプ(ターボ分子ポンプ:TMP)14により処理チャンバ2内から排気され、さらに低真空ポンプ(ドライポンプ:DP)16により外部に排気される。
図1に示す成膜装置で生成される窒化タンタル(TaN)の薄膜は、例えば多層薄膜構造中に銅ビア等を形成する際に層間絶縁膜と銅ビアとの間に設けられるバリア膜の下地層として用いられる。図2はバリア膜としてTaN膜及びTa膜を生成する工程を示す図である。
図2に示す例では、半導体装置等の薄膜多層構造において、上下の配線層を接続する銅ビアを形成している。まず、図2(a)に示すように、配線層としての銅膜30の上に層間絶縁膜31とエッチストッパ膜32とが形成される。次に、図2(b)に示すように、 図1に示す成膜装置で生成される窒化タンタル(TaN)の薄膜は、例えば多層薄膜構造中に銅ビア等を形成する際に層間絶縁膜と銅ビアとの間に設けられるバリア膜の下地層として用いられる。図2はバリア膜としてTaN膜及びTa膜を生成する工程を示す図である。
図2に示す例では、半導体装置等の薄膜多層構造において、上下の配線層を接続する銅ビアを形成している。まず、図2(a)に示すように、配線層としての銅膜30の上に層間絶縁膜31とエッチストッパ膜32とが形成される。次に、図2(b)に示すように、層間絶縁膜31とエッチストッパ膜32とを貫通してビア孔33が形成される。続いて、図2(c)に示すように、ビア孔33の上部にトレンチ34が形成される。
本実施例では、ビア孔33の内面及びトレンチ34の内面にバリア膜としてTaN膜35とTa膜36を形成し、ビア33及びトレンチに埋め込まれた銅が層間絶縁膜31中に拡散することを防止する。TaN膜はTa膜を生成するための下地層として機能する。したがって、本実施例では、バリア膜としてタンタル(Ta)の薄膜を形成する前に、図2(d)に示すようにビア孔33の内面及びトレンチ34の内面に極薄のTaN膜35を生成する。
TaN膜35を生成した後、図26(e)に示すように、TaN膜35の上にTa膜36を生成する。TaN膜を生成することによりTa膜を良好に生成することができるようになる。その後、図2(f)に示すように、トレンチ34及びビア孔33の中に銅を埋め込んで銅ビア37を形成する。
次に、本実施例による処理装置の特徴に関して説明する。本発明の一つの特徴は、遠隔室21を高温媒体で加熱することである。すなわち、TaClが、何らかの理由で逆流してプラズマ発生装置20に流入した場合でも、TaClとH+NHのプラズマとの反応が抑えられるように、遠隔室21の温度を上げておくことである。
プラズマ発生装置20は、中空円筒状の遠隔室21と、遠隔室の外周の巻回された通電コイル22とよりなる。通電コイル22は高周波発生器23に接続され、原料ガスであるH+NHが遠隔室21の内部を通過する際に、通電コイル22に高周波電流を流すことにより、H+NHはプラズマ化される。
本実施例における高周波源は、周波数が13.56MHzであり、1000Wの出力を有するが、本発明はこれに限定されるものではない。
本実施例による成膜装置でTaN膜を生成する処理のタイムチャートを図3に示す。
まず、載置台4(サセプタ)の温度を300℃〜400℃とする。次に、処理チャンバ2に原料ガスとしてTaClとキャリアガスとしてArとを0.1/100sccmの流量で供給する。このとき、連続して排気を行なっているため、TaClとArとは基板W近傍を流れてから排気用のバタフライバルブ12を通じて排気される。したがって、TaClは遠隔室21の方向に流れることはなく、バタフライバルブ24は閉じていても開いていてもよい。
TaClとArとを一秒間流した後、TaClとArの供給を停止して処理チャンバを5秒間真空排気する。この際、遠隔室21と処理チャンバ2との間のバタフライバルブ24は開いてコンダクタンスを大きくしておき、遠隔室21の排気も行なう。
次に、プラズマ発生装置20にH+NHとキャリアガスとしてArとを、100/100/50sccmの流量でプラズマ発生装置20に供給しながら、高周波源(RF)から高周波電流を通電コイル22に供給する。これにより、H+NHは遠隔室21内でプラズマ化される。プラズマ化されたH+NHは、バタフライバルブ24、ガス供給管8及びシャワーヘッド6を通って、処理チャンバ2内に供給される。高周波源の周波数は13.56MHzであり、出力は800Wに調整される。
プラズマ化されたH+NHを6秒間供給した後、H+NHとArの供給を停止し、且つ高周波電流の供給も停止して、処理チャンバ2及び遠隔室21を真空排気する。この真空排気は5秒間行なわれる。
以上の処理を繰り返すことで、処理チャンバ2内の基板W上にTaN膜が生成される。
以上のような処理において、原料ガスであるTaCl5が遠隔室21に流入した場合、TaClが遠隔室21の内面に付着して冷却され、固化するおそれがある。すなわち、TaClは常温では固体であり、これを昇華させて原料ガスとしているため、TaClの原料ガスが冷却されると固化する。これにより、TaClのパーティクルが発生し、汚染源となってしまう。
また、更に付着したTaClが遠隔室内で還元されると、遠隔室内面に金属薄膜を形成してしまい、印加された高周波が誘導結合できない状態となってしまうことがある。
上述の問題を解決するために、本実施例では遠隔室21の内面の温度を所定の温度となるように加熱し、TaClの原料ガスの冷却による固化を防止している。
ここで、本実施例では、プラズマ化された原料ガスとの反応を防止するために、遠隔室21は窒化ケイ素(SiN)により形成される。一般的にSiNのように遠隔室21として用いられる材料は多孔室の材料が多い。そこで、遠隔室21の内面の微細な孔を埋めるために封孔処理が施される。封孔処理は、例えば遠隔室21の材料と同じ材料のSiN膜をALDにより遠隔室21内面に形成する処理である。また、ALDにより生成したSiN膜の上にCVDにより更にSiN膜を生成することとしてもよい。すなわち、ALDにより細孔にSiNを埋め込み、CVDによりその上に厚いSiN膜を生成する。
封孔処理を施すことにより、遠隔室21の内面へのガスの吸着を防止することができ、残留ガスの排気速度を向上することができる。また、反応室である処理チャンバ2から原料ガスであるTaClが逆流して遠隔室21に入ってしまった場合でも、TaClが遠隔室21の内面に吸着されることがない。したがって、吸着されたTaClが後から供給されるH+NHのプラズマと反応して副生成物が生成されることが防止される。
上述のように、遠隔室21の温度を所定の温度に上げておく手段として、本実施例では、図1に示すように加熱機構23を設けている。加熱機構23は、例えば加熱したガルデン等の加熱媒体を供給するチラーユニット(CH)25を有する。通電コイル22を中空の銅パイプで形成し、銅パイプ中に加熱媒体を流すことにより通電コイル22と遠隔室21とを所定の温度に加熱する。
図4は上述の加熱機構23を示す図である。遠隔室21は中空円筒状であり、通電コイル22は遠隔室21の外周面に接触するように巻回されている。チラーユニット25は通電コイル22の両端部分に接続され、通電コイル22一端側から加熱媒体を供給する。加熱媒体が通電コイル22中を流れると、通電コイル22及び遠隔室21は所定の温度に加熱される。加熱媒体は通電コイル22の他端側から回収されてチラーユニット25に戻される。チラーユニット25は回収された加熱媒体を再び加熱して通電コイル22に供給する。
ここで、遠隔室21が中空円筒状である場合には、通電コイル22の巻きピッチPを一定とすれば、遠隔室21全体を一様に加熱することができる。しかし、遠隔室21Aが例えば図5に示すように中空円錐形状である場合には、遠隔室の外周が大きい部分ほど巻きピッチPを小さくし、大きいほどピッチを大きくすることで、遠隔室21A全体を一様に加熱することができる。
ここで、本実施例では、ガス供給管8の側部から処理チャンバ2に直接供給されるTaClが逆流して遠隔室21に入った場合を想定して、遠隔室21の内面がTaClの反応速度が遅い温度領域で且つ反応副生成物が発生しないような温度になるように、加熱媒体の温度をチラーユニット25で制御する。本実施例のように、原料ガスがTaClとH+NHの場合、遠隔室21の内面温度が例えば120℃〜180℃の範囲となるように、加熱媒体の温度を制御する。
本実施例では、加熱媒体の通路として通電コイル22を利用しているが、加熱媒体の通路は通電コイル22に限ることなく、通電コイル22が巻回されていない部分に加熱媒体専用の通路を設けて加熱することとしてもよい。また、通電コイル22とは別個に加熱媒体用の通路を形成して遠隔室21全体を加熱することとしてもよい。さらに、加熱媒体を用いるのではなく電熱ヒータを設けることで遠隔室21を加熱することとしてもよい。
ここで、図1に示すように、本実施例では、遠隔室21とガス供給管8との間にバタフライバルブ24が設けられている。バタフライバルブ24は、コンダクタンスを調整するためのコンダクタンスバルブとして機能する。すなわち、バタフライバルブ24により、処理チャンバ2から遠隔室21へとガスが流れるコンダクタンスを調整可能にし、処理チャンバ2から遠隔室21への逆流を防止あるいは抑制する。
ここで、バタフライバルブ24も、遠隔室21と同様に、上述の遠隔室21を加熱する加熱機構23により加熱することが好ましい。あるいは、バタフライバルブ24用に、電熱ヒータや電熱ヒータや加熱媒体の通路等の加熱機構を設けて加熱することとしてもよい。
バタフライバルブ24は弁体の回転により開度を調整するバルブであるが、コンダクタンスを調整するバルブとしてはバタフライバルブに限られず、例えば、シャッターのように弁体を直線方向に移動して弁開度を調節するようなバルブであってもよい。また、コンダクタンスが既知であれば、所定のコンダクタンスとなるような配管をバタフライバルブ24の代わりに設けてもよい。
次に本発明の第2実施例による処理装置について図6を参照しながら説明する。本発明の第2実施例による処理装置は、上述の第1実施例と同様に、複数種類に原料ガスを交互に供給しながら基板上に薄膜を形成する成膜装置である。ここで、図6において図2に示す構成部品と同等な部品には同じ符号を付し、その説明は省略する。
図6から明らかなように、本実施例では、プラズマ発生装置20を処理チャンバ2の側部に接続し、H+NHのプラズマを処理チャンバ2の側部から供給している。一方、TaClはArと共に処理チャンバの上部から処理チャンバに直接供給される。処理チャンバ2からの排気は、処理チャンバのプラズマ発生装置20とは反対側の側部から行なわれる。
本実施例では、処理チャンバの側部にノズル40が接続され、ノズル40にバタフライバルブ24が接続される。ノズル40は処理チャンバ2に接続される端部が拡大された形状であり、H+NHのプラズマを処理チャンバ2の内部に拡散させながら供給するために設けられる。したがって、第1実施例のようにシャワーヘッドは設けられていない。
本実施例による成膜処理は、上述の第1実施例と同様であり、その説明は省略する。
本実施例では、真空排気を行なう時は、バタフライバルブ24を開いてコンダクタンスを大きくし、遠隔室21を迅速に排気する。一方、H+NHのプラズマを供給する時は、バタフライバルブ24をある程度閉じてコンダクタンスを小さくしておき、遠隔室21の出口でのガス流速を大きくする。これにより、ノズル40に流れるH+NHのプラズマの流速が大きくなり処理チャンバ2の全体にわたって(すなわち、基板Wの全体にわたって)一様に原料ガスを供給することができ、基板Wの全体にわたって一様な膜質の薄膜を生成することができる。
本実施例では、原料ガスとしてのH+NHのプラズマは、ノズル40を通じて処理チャンバ2内に拡散するように供給されるが、図7に示すように、ノズル40の出口付近に拡散板41を配置して、ノズル40から供給されるH+NHのプラズマを左右及び上下にさらに拡散させることもできる。
本発明の第1実施例による成膜装置の概略構成図である。 バリア膜としてTaN膜及びTa膜を生成する工程を示す図である。 TaN膜を生成する処理のタイムチャートである。 プラズマ発生装置の遠隔室の断面図である 遠隔室を中空円錐形状とした場合の通電コイルの配置を示す図である。 本発明の第2実施例による成膜装置の概略構成図である。 ノズルの出口に拡散板を配置した構成を示す図である。
符号の説明
2 処理チャンバ
4 載置台
6 シャワーヘッド
8 ガス供給管
10 ガス供給通路
12 バタフライバルブ
14 ターボ分子ポンプ
16 ドライポンプ
20 プラズマ発生装置
21 遠隔室
22 通電コイル
23 加熱機構
24 バタフライバルブ
25 チラーユニット
40 ノズル
41 拡散板

Claims (5)

  1. 複数種類の原料ガスを交互に供給しながら基板上に薄膜を生成する成膜装置であって、
    前記基板が配置される反応室と、
    該反応室に接続され、前記原料ガスの少なくとも一種類のガスをプラズマ化して前記反応室に供給するプラズマ発生装置と
    該プラズマ発生装置のうち、前記原料ガスが接触する部分を加熱する加熱機構と
    を有することを特徴とする成膜装置。
  2. 請求項1記載の成膜装置であって、
    前記プラズマ発生装置は高周波プラズマ発生装置であって、プラズマ化される原料ガスが流れる中空円筒状の遠隔室と、該遠隔室の外周に巻回された通電コイルとを含み、
    前記加熱機構は加熱媒体を供給し回収するチラーユニットを有し、該加熱媒体を前記通電コイルの内部に供給することにより前記通電コイルと共に前記遠隔室を加熱する
    ことを特徴とする成膜装置。
  3. 請求項2記載の成膜装置であって、
    前記遠隔室は窒化ケイ素(SiN)により形成され、前記遠隔室の内面は封孔処理が施されていることを特徴とする成膜装置。
  4. 請求項3記載の成膜装置であって、
    前記成膜処理は、前記遠隔室の内面に生成された窒化ケイ素(SiN)の薄膜であることを特徴とする成膜装置。
  5. 請求項1記載の成膜装置であって、
    前記反応室と前記プラズマ発生装置との間に、コンダクタンスを変更可能なコンダクタンスバルブを設け、且つ該コンダクタンスバルブを加熱する加熱機構を更に設けたことを特徴とする成膜装置。
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