JP2005082409A - 水素生成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 分散型燃料電池に水素リッチガスを供給する水素生成装置は、起動性向上と低コスト化が望まれている。そのため少ない触媒量で、水素リッチガス中の一酸化炭素を効率よく安定して低濃度まで除去することが開発上の課題となっている。
【解決手段】
一酸化炭素を含有する水素リッチガスを生成する改質部1と、白金を主成分とする触媒を含む上流触媒層3と白金及びルテニウムを合金化した金属を主成分とする触媒を含む下流触媒層4を持った変成触媒を有する変成部2と、上流触媒層3と下流触媒層4との間に酸化性ガスを供給する酸化性ガス供給部6とを備えた水素生成装置。
【選択図】 図1
Description
本発明は、水素生成装置に関する。さらに詳しくは、改質反応により生成した水素リッチガス中のCO(一酸化炭素)を除去し、燃料電池等の燃料に用いられる水素を生成する装置に関する。
エネルギーを有効に利用する分散型発電装置として、発電効率および総合効率の高い燃料電池コージェネレーションシステムが注目されている。
燃料電池の多く、たとえば実用化されているリン酸型燃料電池や、開発が進められている固体高分子型燃料電池は、水素をもとにして発電する。しかし、水素はインフラとして整備されていないため、システムの設置場所で生成させる必要がある。
水素を発生させるには、メタン、プロパン、ガソリン、灯油等の炭化水素燃料、メタノール等のアルコール燃料またはジメチルエーテル等のエーテル燃料に水蒸気を混合し、加熱した改質触媒に接触させることで行っている。通常、炭化水素燃料は500〜800℃程度、アルコールやエーテル燃料は200〜400℃程度の温度で改質される。
改質の際にはCOが発生し、高温で改質を行うほど発生するCOの濃度は上昇する。特に炭化水素燃料を用いる場合には、CO濃度が10体積%(ドライガスベース)前後となる。そこでCOと水蒸気とを接触させて水性ガスシフト反応を進行させる変成触媒を収めている変成部を設けることにより、数千ppm〜数体積%程度にCO濃度を低減させている。
さらに、車載用や家庭用として用いられる固体高分子型燃料電池のように、100℃以下の低温で作動する燃料電池の場合には、電極に用いられているPt(白金)触媒が水素リッチガスに含まれているCOによって被毒されるため、水素リッチガスを燃料電池に供給する前にCO濃度を100ppm以下、好ましくは10ppm以下に除去しておく必要がある。そのため変成部後に触媒を充填した浄化部を水素生成装置に設け、COをメタン化または微量の空気を加えて選択的に酸化することによって、COを除去する構成がとられる。
浄化部においてCO濃度を確実に100ppm以下にするためには、変成触媒によってCO濃度を数千ppm以下に低減することが必要である。従来、変成触媒としてCu−Zn系の触媒が用いられていた(例えば、特許文献1参照)。
また、貴金属触媒を含む変成触媒を用いる提案もなされている(例えば、特許文献2参照)。
また、変成触媒を複数段に分ける方法も提案されている(例えば、特許文献3参照)。
特開平6−290801号公報
特開2000−178007号公報
特開2001−180912号公報
しかしながら上記従来技術にはいくつかの問題点がある。例えば、特許文献1記載の方法では、変成反応を進行させるにはCu−Zn系触媒の還元状態を常に保持する必要があるため、頻繁な起動停止を想定した分散型燃料電池コージェネレーションシステムにおいては、停止時に空気が混入して触媒活性が低下する可能性があり、あまり実用的ではない。
また、特許文献2記載の方法では、触媒活性が低いため変成触媒後のCO濃度を数千ppm以下に低減するためには多くの触媒量を必要としており、多量の貴金属を用いることによる高コスト化、または装置の大型化、起動の長時間化等の課題がある。
また、特許文献3記載の方法では、貴金属を含む変成触媒においてCOを数千ppm以下に低減するために低温で反応させる。そのためには多くの触媒量が必要となり、やはり多量の貴金属を用いることによる高コスト化、または装置の大型化、起動の長時間化等の課題がある。
また、特許文献2には、貴金属を含む変成触媒を用いたとき、変成部の上流から空気を導入し、変成触媒温度を維持することについて開示されている。しかし、変成部の上流より空気を導入することは、変成触媒の温度が高くなりすぎる場合があり、COのみを効果的に低減できない等の課題があった。
本発明は、上記従来の課題を考慮し、より低コスト化、装置のコンパクト化、起動時間の短縮化、又はCOをより効果的に低減することが可能な水素生成装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、第1の本発明は、一酸化炭素を含有する水素リッチガスを生成する改質部と、前記水素リッチガス中の一酸化炭素を水性ガスシフト反応によって低減する、上流触媒層と下流触媒層を持った変成触媒を有する変成部と、前記上流触媒層と前記下流触媒層との間に酸化性ガスを供給する酸化性ガス供給部とを備えた水素生成装置である。
又、第2の本発明は、前記上流触媒層は、白金を主成分とする触媒を有しており、
前記下流触媒層は、白金及びルテニウムを合金化した金属を主成分とする触媒を有する第1の本発明の水素生成装置である。
前記下流触媒層は、白金及びルテニウムを合金化した金属を主成分とする触媒を有する第1の本発明の水素生成装置である。
又、第3の本発明は、下流触媒層は、上流側に白金及びルテニウムを合金化した金属粒子と白金粒子を含む触媒を有する第一下流触媒層と、下流側に白金及びルテニウムを合金化した金属粒子とルテニウム粒子を含む触媒を有する第二下流触媒層とを備えた第1又は2の本発明の水素生成装置である。
又、第4の本発明は、前記酸化性ガス供給部を第一酸化性ガス供給部とし、前記第一下流触媒層と前記第二下流触媒層との間に酸化性ガスを供給する第二酸化性ガス供給部を更に備えた第3の本発明の水素生成装置である。
又、第5の本発明は、前記第一下流触媒層は、担体と白金塩水溶液とから含浸法により白金を担持させる工程と、水素還元を行う工程と、ルテニウム塩水溶液により含浸法によりルテニウムを担持させる工程と、水素還元を行う工程により製造された第一下流触媒層であり、
前記第二下流触媒層は、担体とルテニウム塩水溶液とから含浸法によりルテニウムを担持させる工程と、水素還元を行い工程と、白金塩水溶液により含浸法により白金を担持させる工程と、水素還元を行う工程により製造された第二下流触媒層である第3又は4の本発明の水素生成装置である。
前記第二下流触媒層は、担体とルテニウム塩水溶液とから含浸法によりルテニウムを担持させる工程と、水素還元を行い工程と、白金塩水溶液により含浸法により白金を担持させる工程と、水素還元を行う工程により製造された第二下流触媒層である第3又は4の本発明の水素生成装置である。
本発明により、従来の貴金属触媒層の上流側に空気供給部を設けた場合にくらべ、相対的に少ない空気供給量でCO低減が出来、また水素生成効率の観点からも有利となる条件でCO低減が可能な水素生成装置を提供することが出来る。
又は、触媒を少なくしてもより効果的にCOを低減することが出来る水素生成装置を提供することが出来る。
又は、触媒量を少なくすることで、変成部の熱容量も小さくすることができるため、起動時間の短縮化、低コスト化、またコンパクト化を実現した水素生成装置を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を用いて説明する。
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における水素生成装置の構成図であり、同図において、1は改質部で、この改質器で改質ガス(水素リッチガス)を生成する。本発明に用いられる改質部1によって生成される水素リッチガスは、メタン、プロパン、都市ガス等の炭化水素、メタノール等のアルコールまたはジメチルエーテル等のエーテルに例示されるような少なくとも水素及び炭素から構成される原料に水蒸気や空気を混合し、加熱した改質触媒層を通過させて、主に水蒸気改質することによって生成される。
図1は本発明の実施の形態1における水素生成装置の構成図であり、同図において、1は改質部で、この改質器で改質ガス(水素リッチガス)を生成する。本発明に用いられる改質部1によって生成される水素リッチガスは、メタン、プロパン、都市ガス等の炭化水素、メタノール等のアルコールまたはジメチルエーテル等のエーテルに例示されるような少なくとも水素及び炭素から構成される原料に水蒸気や空気を混合し、加熱した改質触媒層を通過させて、主に水蒸気改質することによって生成される。
改質部1によって生成した水素リッチガスの組成は、改質方法、原料種によって異なるが、水蒸気を除くと水素が40〜60体積%、二酸化炭素が8〜25体積%、COが5〜15体積%となるのが一般的である。例えばメタンを水蒸気改質した場合、水素が約60体積%、二酸化炭素が5〜15体積%およびCOが5〜15体積%となる。また、低温で改質反応が可能なアルコールやエーテル等の原料の場合、改質後のCO濃度が1体積%前後となる場合もある。なお、構成の詳細はここでは省略する
2は変成部であり、水素リッチガス中のCOと水蒸気の水性ガスシフト反応を進行させるもので、上流触媒層3および下流触媒層4から構成される。本実施の形態1において上流触媒層3は担体としての酸化セリウム(セリア)にPtを担持した後コージェライトハニカムにコーティングしたものを用いた。
2は変成部であり、水素リッチガス中のCOと水蒸気の水性ガスシフト反応を進行させるもので、上流触媒層3および下流触媒層4から構成される。本実施の形態1において上流触媒層3は担体としての酸化セリウム(セリア)にPtを担持した後コージェライトハニカムにコーティングしたものを用いた。
また下流触媒層4は担体としての酸化アルミニウム(アルミナ)にPtとRu(ルテニウム)を合金化した金属粒子を担持した後コージェライトハニカムにコーティングしたものを用いた。また、5は変成部に水を供給する水供給部、6は変成部2内に空気を供給する、本発明の酸化性ガス供給部の一例である空気供給部である。空気供給部6から供給する空気は上流触媒層3を通過した後の水素リッチガスと混合した後、下流触媒層4を通過するように構成した。
7は下流触媒層を通過した後の温度を検出する温度検出部である。なお、温度検出部7は、下流触媒層4の温度、または下流触媒層4を通過する前の水素リッチガスの温度を測定する構成にしてもよい。
8は冷却部となる冷却ファンであり、変成部2の外側から下流触媒層4を冷却する。なお、冷却ファン8は、下流触媒層4を通過する前後の水素リッチガスを冷却する構成にしてもよい。
また、本実施の形態1においては温度検出部7で検出する温度を一定にするために、冷却ファン8をON−OFF制御させた。なお、温度検出部7、冷却ファン8は装置構成および運転条件によっては省くこともできる。
また、制御部10は、水供給部5、空気供給部6、及び冷却ファン8に指令を出し、これら水供給部5、空気供給部6、及び冷却ファン8の出力制御を行う。特に、冷却ファン8の制御は、制御部10に入力された温度検出部7で検出された温度に基づいて上述のように、前記検出温度が一定になるように行われる。
上記の構成における装置動作を説明する。
改質部1によって生成した水素リッチガスを変成部2に送る。このときの水素リッチガス中のCO濃度は約10%程度である。
改質部1によって生成した水素リッチガスを変成部2に送る。このときの水素リッチガス中のCO濃度は約10%程度である。
変成部2内では、上流触媒層3で水素リッチガス中のCOと水素リッチガス中の水蒸気、および水供給部5から供給する水との反応である水性ガスシフト反応を進行させてCOを低減する。このとき上流触媒層3通過後の水素リッチガス中のCO濃度は約2%程度となる。
上流触媒層3後の水素リッチガスは空気供給部6から送る空気と混合され、変成部2の下流触媒層4に送られる。この下流触媒層4では空気供給部6から供給される空気中の酸素が、CO低減の反応を促進させ、変成部2出口における水素リッチガス中のCO濃度を100ppm以下に低減する。
変成部2後の水素リッチガス中のCO濃度を低減するために、変成部2上流から空気を供給するよりも、ある程度CO濃度が低減された変成部2の途中から空気を供給することが、少量の空気でもCOに対する酸素の割合を大きくすることができるため、空気供給の効果を大きくすることができる。また、CO低減のための空気供給量を少なくできるということは、酸化される水素量も少なくすることにつながり、水素生成効率の観点からも有利となる。
下流触媒層4を構成しているPt、Ruを合金化した金属粒子は、COを効果的に低減することができる。水性ガスシフト反応は、Ptに吸着したCO分子と、Ruに吸着し、分解した水との反応によって進行する。PtとRuが合金化していることによって、Ptの隣にRuが存在する確率が高くなり、反応をさらに進行しやすくしている。
通常、触媒温度が低温になるとPtにCOが吸着したまま脱離しにくくなり反応が進行せず、COが低減できにくくなる。しかしPt、Ruを合金化した金属粒子を含む触媒に酸素を供給すると、Ptの周囲に酸素が共存することによって、低温においてもCOの脱離を促進することができる。その結果、Pt表面からのCOが脱離されやすくなることで水性ガスシフト反応が進行し、CO低減の反応速度が速まり、低温においてもCOを低減することができる。また水性ガスシフト反応によるCO低減は低温ほど化学平衡的に有利なため、本発明においては変成部2出口後の水素リッチガス中のCO濃度を100ppm以下に低減することができる。
なお、本実施の形態1の装置構成と従来の貴金属変成触媒を用いて、空気を供給することなく水性ガスシフト反応を進行させた構成と比較した場合、本実施の形態ではCO低減の反応速度が、上述のような作用により速まるため、触媒量を少なくすることができ、従来の5分の1から10分の1の触媒量でCOを低減することができた。これにより、貴金属量も少なくなり、低コスト化に有利となる。
また、触媒が占める体積が少なくなるため、水素生成装置として、また燃料電池コージェネレーションシステムとしての省スペース化、コンパクト化が実現でき、持ち運びおよび設置条件の柔軟性という点からも有利である。
さらに、触媒が占める体積が少ないということは、起動時などにおいて、室温もしくは外気温の状態である触媒温度をCO低減の反応が始まる温度(約100℃以上)まで上昇させる時間および熱量も少なくてすむため、COが低減できるまでの時間が少なくなる。また、暖気時間が短くなるという点から起動時のエネルギーロスも少なくできる。
なお、下流触媒層4の温度または下流触媒層4を通過する前後の水素リッチガスの温度を一定に保持するために、本実施の形態1においては冷却ファン8を使用しているが、空気供給部6からの空気量を増減することにより制御することも可能である。温度検出部7で検出する温度が一定の水準より低温になれば制御部10から空気供給部6より空気量を多くなるよう指令し、空気供給量を増加させて反応熱量を増加させる。一方、温度検出部7で検出する温度一定の水準より高温になれば制御部10から空気供給部6より空気量を少なくなるように指令し、空気供給量を少なくして反応熱量を減少させることで温度を一定に保つことができ、COをさらに安定に低減することができる。
また、水などの媒体によって下流触媒層4または水素リッチガスの熱を奪う熱交換器を利用して媒体量を増減するなどの場合でも、下流触媒層4の温度または下流触媒層4を通過する水素リッチガスの温度を一定に保持して、安定してCOを低減することができる。また媒体として水を使用した場合、水素リッチガスから熱交換した熱により水を蒸発させ、水供給部5から変成部2内に送ることもでき、水性ガスシフト反応をより進行させることができるため、さらにCOを安定して低減することを可能とする。
また、Pt、Ruを合金化した金属粒子にPt粒子またはRu粒子が混在していてもよい。
なお、本実施の形態では、Pt、Ruを合金化した金属粒子を含んだ触媒は、担体とPt塩水溶液およびRu塩水溶液とから含浸法により、Pt、Ruを担持した後、水素還元を行うことによって調製した。しかし、担持する方法は特に限定はなく、例えば共沈法、ゾルゲル法、析出沈殿法、アルコキシド法などを用いることができる。
また、触媒は高分散に担持できるよう担体に担持することが望ましい。触媒の担体としては、特に限定はなく、触媒活性成分を高分散状態で担持できるものであればよい。このようなものとしては、アルミナ、シリカ、シリカアルミナ、セリア、マグネシア、チタニア、ゼオライトなどが例示できる。触媒活性成分を高分散状態で担持できるゼオライトの種類としては、A型ゼオライト、X型ゼオライト、Y型ゼオライト、ベータ型ゼオライト、モルデナイト、ZSM−5等が例示できる。これらの担体は単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
また、本実施の形態1では、コージェライトハニカムなどの担体基材に被覆させたが、ペレット形状にしてもかまわない。
なお、本実施の形態1において変成部2内に上流触媒層3と下流触媒層4とを設置しているが、変成部を分割し、各々の触媒層を別個に設置してもよい。
なお、生成する水素量が少ないときなどの条件に応じて、空気供給部6から供給する空気量は増減する等、装置構成および使用条件に応じて設定することが必要である。
なお、COをさらに低減するためには変成部2の後に、水素リッチガス中のCOを選択酸化反応またはメタン化反応によって低減する触媒を収めている浄化部を設けてもよい。
(実施の形態2)
図2は本実施の形態における構成図である。本実施の形態において実施の形態1と異なる点は、下流触媒層を第一下流触媒層11と第二下流触媒層12に分割した点である。
また、温度検出部17は第二下流触媒層12を通過した後の水素リッチガス温度を検出する。なお、第一下流触媒層11または第二下流触媒層12の温度、または第一下流触媒層11を通過する前後の水素リッチガス温度を検出する構成にしてもよい。
図2は本実施の形態における構成図である。本実施の形態において実施の形態1と異なる点は、下流触媒層を第一下流触媒層11と第二下流触媒層12に分割した点である。
また、温度検出部17は第二下流触媒層12を通過した後の水素リッチガス温度を検出する。なお、第一下流触媒層11または第二下流触媒層12の温度、または第一下流触媒層11を通過する前後の水素リッチガス温度を検出する構成にしてもよい。
また、冷却ファン18は、変成部2の外側から第二下流触媒層12を冷却する。なお、第一下流触媒層11、また第一下流触媒層11および第二下流触媒層12を通過する前後の水素リッチガスを冷却する構成にしてもよい。
また、装置構成および条件においては冷却ファンを追加して設置することも可能である。
なお、本実施の形態においては温度検出部17で検出する温度を一定にするために、冷却ファン18をON−OFF制御させた。なお、温度検出部17、冷却ファン18は装置構成および運転条件によっては省くこともできる。
なお、本実施の形態においては温度検出部17で検出する温度を一定にするために、冷却ファン18をON−OFF制御させた。なお、温度検出部17、冷却ファン18は装置構成および運転条件によっては省くこともできる。
また、制御部20は、水供給部5、空気供給部6、及び冷却ファン8に指令を出し、水供給部5、空気供給部6、及び冷却ファン8の出力制御を行う。特に、冷却ファン8の制御は、制御部20に入力された温度検出部17で検出された温度に基づいて上述のように、前記検出温度が一定になるように行われる。
本実施の形態において第一下流触媒層11には、PtとRuを合金化した金属粒子とPt粒子を含んだ触媒を用いた。その触媒は、アルミナ担体とPt塩水溶液とから含浸法によりPtを担持した後、水素還元を行い、続いてRu塩水溶液により含浸法によりRuを担持した後、水素還元を行うことにより調製した後、コージェライトハニカムにコーティングしたものを用いた。
また第二下流触媒層12には、PtとRuを合金化した金属粒子とRu粒子を含んだ触媒を用いた。その触媒は、アルミナ担体とRu塩水溶液とから含浸法によりRuを担持した後、水素還元を行い、続いてPt塩水溶液により含浸法によりPtを担持した後、水素還元を行うことにより調製した後、コージェライトハニカムにコーティングしたものを用いた。
次に本実施の形態で用いる変成触媒の特徴について述べる。
第一下流触媒層11に用いた触媒は、合金化された金属粒子だけを含む触媒に比べて、Pt粒子が混在しているためCOの吸着量が増加し、特に高温において反応速度が速くなるため、触媒量を減らすことができる。
また第二下流触媒層12に用いた触媒は、合金化された金属粒子だけを含む場合に比べて、Ru粒子が混在しているためRuの触媒特性が増加する。Ruは水分子を吸着、分解する活性が高いため、低温においても水性ガスシフト反応が進行し、CO低減活性を維持することができる。
水素生成装置では、上流側の改質部から高温の水素リッチガスが流れ、変成部を通過するにしたがって、触媒または触媒を収めている機体から熱が外部へ逃げていくため、水素生成装置の下流側ほど水素リッチガス温度は低くなる傾向がある。そこで、本実施の形態では、高温となる第一下流触媒層11に、PtとRuを合金化した金属粒子とPt粒子を含んだ触媒を用いた。これにより合金化された金属粒子だけを含む場合に比べて、COの吸着量が増加するため、特に高温において反応速度が速くなり、触媒量を減らすことができる。
また低温になりやすい第二下流触媒層12には、PtとRuを合金化した金属粒子とRu粒子を含んだ触媒を用いた。Ru粒子が多く存在することにより、水を吸着、分解する活性が増大し、低温においても水性ガスシフト反応活性を維持できるからである。
すなわち、上流側に高温でもCOを低減できる触媒、下流側に低温でもCOを低減できる触媒を組み合わせることによって、安定してCOを低減することを可能とした。
なお、Pt粒子、Ru粒子の混在は、使用する燃料電池の種類または使用条件などによって設定することができる。
なお、このような金属粒子内の構成金属の分布は、TEMを用い、XMA分析を行うことにより確認できる。
なお、ここで述べたPt−Ru合金は、PtとRuとがそれぞれ40〜60atom%の割合であることが、合金化しやすいため望ましい。また、本発明においてPt粒子またはRu粒子が混在するときには、合金と共存するPt粒子、Ru粒子は、XMAなどの分析機器において、粒子内の他の金属が痕跡量以下のものを指し、具体的には90atm%以上がPt、Ruで構成されたものをそれぞれ指す。
Ptは面心立方構造をとるが、異種の金属と合金化することにより、格子定数が変化する。その変化はXRDを測定することにより、容易に測定可能である。
また、本実施の形態2においても、触媒の担体としては特に限定はなく、触媒活性成分を高分散状態で担持できるものであればよい。このようなものとしては、アルミナ、シリカ、シリカアルミナ、セリア、マグネシア、チタニア、ゼオライトなどが例示できる。触媒活性成分を高分散状態で担持できるゼオライトの種類としては、A型ゼオライト、X型ゼオライト、Y型ゼオライト、ベータ型ゼオライト、モルデナイト、ZSM−5等が例示できる。これらの担体は単独で用いてもよく、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
また、実施の形態2としては、コージェライトハニカムなどの担体基材に被覆させても、ペレット形状にしてもかまわない。
なお、本実施の形態2において変成部2内に上流触媒層3と第一下流触媒層11と第二下流触媒層12とを設置しているが、個別の変成部として分割し、各々の触媒層を別個に設置してもよい。
(実施の形態3)
図3は本実施の形態における構成図である。本実施の形態3において実施の形態2と異なる点は、第一下流触媒層11と第二下流触媒層12との間に、本発明の第二酸化性ガス供給部の一例である下流触媒層間空気供給部21を設けて、第一下流触媒層11を通過した後の水素リッチガス中に直接空気を供給することである。なお、温度検出部17で検出する温度を一定にするための冷却ファン18の制御は装置構成および条件に応じて各々設定することが可能である。
図3は本実施の形態における構成図である。本実施の形態3において実施の形態2と異なる点は、第一下流触媒層11と第二下流触媒層12との間に、本発明の第二酸化性ガス供給部の一例である下流触媒層間空気供給部21を設けて、第一下流触媒層11を通過した後の水素リッチガス中に直接空気を供給することである。なお、温度検出部17で検出する温度を一定にするための冷却ファン18の制御は装置構成および条件に応じて各々設定することが可能である。
なお、制御部30は、水供給部5、空気供給部6、冷却ファン18及び下流触媒層間空気供給部21に指令を出し、これらの機器の出力制御を行う。特に、冷却ファン18の制御は、制御部10に入力された温度検出部7で検出された温度に基づいて上述のように、前記検出温度が一定になるように行われる。
第一下流触媒層11を通過した後の水素リッチガス中に直接空気を供給することによって、第二下流触媒層12でCOを低減するために必要な空気を第一下流触媒層11に予め供給する必要がない。つまり、第一下流触媒層11で必要な空気は空気供給部6から、第二下流触媒層12で必要な空気は下流触媒層間空気供給部21から、と分割して供給することができる。第一下流触媒層11であらかじめ第二下流触媒層12に必要な空気を供給すると、第一下流触媒層11内で余分な空気中の酸素が水素を酸化して消費することもあるため、空気を分割して供給することによって水素消費を抑制し、効率よく水素を生成することができる。
また、起動時および生成水素量を変化させるときなどに空気供給部6および下流触媒層間空気供給部21からの空気量をそれぞれ増減させることによっても、水素を酸化することによる消費を抑制することができ、効率よく水素を生成することができる。なお、空気供給量については装置構成および運転条件などに従い、各々の相応に設定することができる。
なお、個別の変成部として分割し、各々の触媒層を別個に設置してもよい。
以下、本発明の水素生成装置を実施例に基づいてより具体的に説明する。
(実施例1)
塩化白金酸水溶液および塩化ルテニウム水溶液を用いて、含浸法によりγ−アルミナにPtおよびRuを担持し、900℃で水素還元処理を行い、Pt−Ru/アルミナを調製した。なお、Ptは50atm%、Ruは50atm%とした。XRDで格子定数を測定したところ、3.857Åであり、Ptの格子定数3.923Åより小さくなっており合金化しているのが確認された。この触媒を、固形分として5wt%になるようにアルミナゾルと水を加えて、ボールミルし、触媒スラリーを調製した。この触媒スラリーを、直径80mm、長さ40mmのコージェライトハニカムに被覆した。担持量はPt3g/Lとなるように、ハニカムに担持した。得られた触媒を、図1に示した、実施の形態1において説明した水素生成装置の変成部2内の下流触媒層4として設置した。
塩化白金酸水溶液および塩化ルテニウム水溶液を用いて、含浸法によりγ−アルミナにPtおよびRuを担持し、900℃で水素還元処理を行い、Pt−Ru/アルミナを調製した。なお、Ptは50atm%、Ruは50atm%とした。XRDで格子定数を測定したところ、3.857Åであり、Ptの格子定数3.923Åより小さくなっており合金化しているのが確認された。この触媒を、固形分として5wt%になるようにアルミナゾルと水を加えて、ボールミルし、触媒スラリーを調製した。この触媒スラリーを、直径80mm、長さ40mmのコージェライトハニカムに被覆した。担持量はPt3g/Lとなるように、ハニカムに担持した。得られた触媒を、図1に示した、実施の形態1において説明した水素生成装置の変成部2内の下流触媒層4として設置した。
改質部1で、メタンガスと水から生成した水素リッチガスを変成部2に供給した。改質部1出口のガス組成を水蒸気を除去した後ガスクロマトグラフィで測定すると、COが10体積%、二酸化炭素が10体積%、メタンが3体積%、残りが水素であった。
改質部1を出た水素リッチガス中に水供給部5から水を約5g/分の流量で加えた。水は変成部2内で水蒸気となり、水素リッチガス中のCOと水性ガスシフト反応が上流触媒層3上で進行してCOを低減する。また、上流触媒層3を通過したガス組成を水蒸気を除去した後ガスクロマトグラフィで測定すると、COが2体積%、二酸化炭素が18体積%、メタンが3体積%、残りが水素であった。
上流触媒層3を通過した水素リッチガスを下流触媒層4に供給した。下流触媒層4でのSVが10000h−1となるよう改質部1で水素リッチガス流量を調整した。また、空気供給部6から空気を1.5L/分で供給した。
また、冷却ファン8によって、下流触媒層4を冷却し、温度検出部7で検出される温度を変化させ、変成部2出口から排出されるガスの組成を、水蒸気を除去した後、ガスクロマトグラフィで測定した。
(比較例1)
また比較として、実施例1と同一の水素生成装置を用いて、空気供給部から空気を供給しないときに、変成部2出口から排出されるガスの組成を、水蒸気を除去した後、ガスクロマトグラフィで測定した。
また比較として、実施例1と同一の水素生成装置を用いて、空気供給部から空気を供給しないときに、変成部2出口から排出されるガスの組成を、水蒸気を除去した後、ガスクロマトグラフィで測定した。
(比較例2)
また比較として、実施例1の下流触媒層4の触媒を変え測定を行った。
また比較として、実施例1の下流触媒層4の触媒を変え測定を行った。
塩化白金酸水溶液を用いて酸化セリウム(セリア)にPtを担持して調製したPt/セリアを、固形分として5wt%になるようにアルミナゾルと水を加えて、ボールミルし、触媒スラリーを調製した。この触媒スラリーを、直径80mm、長さ40mmのコージェライトハニカムに被覆した。担持量はPt3g/Lとなるように、ハニカムに担持した。得られた触媒を、実施例1と同一の水素生成装置の変成部2内の下流触媒層4として設置し、空気供給部6から空気を1.5L/分で供給し、変成部2出口から排出されるガスの組成を、水蒸気を除去した後、ガスクロマトグラフィで測定した。
実施例1、比較例1及び比較例2の結果を図4に示す。
図4中の実施例1のように、実施の形態1に示す水素生成装置の構成及び動作によって、変成部2出口の水素リッチガス中のCO濃度を100ppm以下にすることができた。
(実施例2)
塩化白金酸水溶液を用いて、含浸法によりγ−アルミナにPtを担持し、350℃で水素還元を行った。このPt/アルミナに、塩化ルテニウム水溶液によりRuを担持し、900℃で水素還元処理を行い、Pt−Ru(Pt)/アルミナを調製した。なお、Ptは50atm%、Ruは50atm%とした。
塩化白金酸水溶液を用いて、含浸法によりγ−アルミナにPtを担持し、350℃で水素還元を行った。このPt/アルミナに、塩化ルテニウム水溶液によりRuを担持し、900℃で水素還元処理を行い、Pt−Ru(Pt)/アルミナを調製した。なお、Ptは50atm%、Ruは50atm%とした。
XRDで格子定数を測定したところ、3.859Åであり、Ptの格子定数3.923Åより小さくなっており合金化しているのが確認された。この触媒は、XMA解析より、PtとRuを約1:1.2の原子比で含む粒子と、その9割以上がPtである粒子が観測された。
この触媒を、固形分として5wt%になるようにアルミナゾルと水を加えて、ボールミルし、触媒スラリーを調製した。この触媒スラリーを、直径80mm、長さ10mmのコージェライトハニカムに被覆した。担持量はPt3g/リットルとなるように、ハニカムに担持した。この様に製造した触媒を触媒Aとする。
また、塩化ルテニウム水溶液を用いて、含浸法によりγ−アルミナにRuを担持し、350℃で水素還元を行った。このRu/アルミナに、塩化白金酸水溶液によりPtを担持し、900℃で水素還元処理を行い、Ru−Pt(Ru)/アルミナを調製した。なお、Ptは50atm%、Ruは50atm%とした。
XRDで格子定数を測定したところ、3.852Åであり、合金化しているのが確認された。この触媒のXMA解析を行ったところ、PtとRuを約1.2:1の原子比で含む粒子と、その9割以上がRuである粒子が観測された。この触媒も同様にして触媒スラリーを調製し、直径80mm、長さ20mmのコージェライトハニカムに被覆した。この様に製造した触媒を触媒Bとする。
得られた触媒Aを、図2の実施の形態2において説明した水素生成装置の第一下流触媒層11として、触媒Bを同じく第二下流触媒層12として設置した。
実施例1と同様に、水素リッチガスを変成部2内に供給し、空気供給部6から空気を1.5L/分で供給し、変成部2出口から排出されるガスの組成を、水蒸気を除去した後、ガスクロマトグラフィで測定した。
図5に実施例1と実施例2を比較した結果を示す。
実施の形態2に示す水素生成装置の構成及び動作によって、実施例2の方がさらに広い温度範囲においてCOを100ppm以下にすることができた。
(実施例3)
実施例2で得られた触媒Aを、図3の実施の形態3において説明した水素生成装置の第一下流触媒層11として、触媒Bを第二下流触媒層12としてそれぞれ設置した。
実施例2で得られた触媒Aを、図3の実施の形態3において説明した水素生成装置の第一下流触媒層11として、触媒Bを第二下流触媒層12としてそれぞれ設置した。
実施例1と同様に水素リッチガスを変成部2内に供給した。またこのときの空気供給量は、空気供給部6からは0.5L/分、下流触媒層間空気供給部21からは0.5L/分の流量で供給した。実施例1および2と同様に、変成部2出口から排出されるガスの組成を、水蒸気を除去した後、ガスクロマトグラフィで測定した。
図6に実施例2と実施例3を比較した結果を示す。
実施の形態3に示す水素生成装置の構成及び動作によって、実施例2と比較して供給空気量を減少させても、COを100ppm以下にすることができた。
本発明の水素生成装置は、相対的に少ない空気供給量で、また水素生成効率の観点からも有利となる条件でCO低減ができるという効果を有するもので、水素生成装置及びそれを用いた燃料電池システム等として有用である。
1 改質部
2 変成部
3 上流触媒層
4 下流触媒層
5 水供給部
6 空気供給部
7 温度検出部
8 冷却ファン
10 制御部
11 第一下流触媒層
12 第二下流触媒層
17 温度検出部
18 冷却ファン
20 制御部
21 下流触媒層間空気供給部
30 制御部
2 変成部
3 上流触媒層
4 下流触媒層
5 水供給部
6 空気供給部
7 温度検出部
8 冷却ファン
10 制御部
11 第一下流触媒層
12 第二下流触媒層
17 温度検出部
18 冷却ファン
20 制御部
21 下流触媒層間空気供給部
30 制御部
Claims (5)
- 一酸化炭素を含有する水素リッチガスを生成する改質部と、
前記水素リッチガス中の一酸化炭素を水性ガスシフト反応によって低減する、上流触媒層と下流触媒層を持った変成触媒を有する変成部と、
前記上流触媒層と前記下流触媒層との間に酸化性ガスを供給する酸化性ガス供給部とを備えた水素生成装置。 - 前記上流触媒層は、白金を主成分とする触媒を有しており、
前記下流触媒層は、白金及びルテニウムを合金化した金属を主成分とする触媒を有する請求項1記載の水素生成装置。 - 前記下流触媒層は、上流側に白金及びルテニウムを合金化した金属粒子と白金粒子を含む触媒を有する第一下流触媒層と、下流側に白金及びルテニウムを合金化した金属粒子とルテニウム粒子を含む触媒を有する第二下流触媒層とを備えた請求項1又は2記載の水素生成装置。
- 前記酸化性ガス供給部を第一酸化性ガス供給部とし、
前記第一下流触媒層と前記第二下流触媒層との間に酸化性ガスを供給する第二酸化性ガス供給部を更に備えた請求項3記載の水素生成装置。 - 前記第一下流触媒層は、担体と白金塩水溶液とから含浸法により白金を担持させる工程と、水素還元を行う工程と、ルテニウム塩水溶液により含浸法によりルテニウムを担持させる工程と、水素還元を行う工程により製造された第一下流触媒層であり、
前記第二下流触媒層は、担体とルテニウム塩水溶液とから含浸法によりルテニウムを担持させる工程と、水素還元を行う工程と、白金塩水溶液により含浸法により白金を担持させる工程と、水素還元を行う工程により製造された第二下流触媒層である請求項3又は4記載の水素生成装置。
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---|---|---|---|---|
WO2009011098A1 (ja) * | 2007-07-18 | 2009-01-22 | Panasonic Corporation | 水素生成装置、燃料電池システム、及び水素生成装置の運転方法 |
CN102300805A (zh) * | 2009-06-11 | 2011-12-28 | 松下电器产业株式会社 | 氢生成装置及其运转方法 |
US9079771B2 (en) | 2007-07-18 | 2015-07-14 | Panasonic Corporation | Hydrogen generation system, fuel cell system, and method for operation of hydrogen generation system |
JP2015207425A (ja) * | 2014-04-18 | 2015-11-19 | 一般財団法人電力中央研究所 | 固体酸化物形燃料電池の燃料ガス流路の健全性評価方法、装置及びプログラム |
-
2003
- 2003-09-04 JP JP2003312931A patent/JP2005082409A/ja active Pending
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