JP2006239551A - Coメタン化触媒、co除去触媒装置及び燃料電池システム - Google Patents

Coメタン化触媒、co除去触媒装置及び燃料電池システム Download PDF

Info

Publication number
JP2006239551A
JP2006239551A JP2005058121A JP2005058121A JP2006239551A JP 2006239551 A JP2006239551 A JP 2006239551A JP 2005058121 A JP2005058121 A JP 2005058121A JP 2005058121 A JP2005058121 A JP 2005058121A JP 2006239551 A JP2006239551 A JP 2006239551A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
catalyst
fuel
gas
reaction
fuel cell
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2005058121A
Other languages
English (en)
Inventor
Satonobu Yasutake
聡信 安武
Shigeru Nojima
野島  繁
Masanao Yonemura
将直 米村
Kazumasa Kasagi
一雅 笠木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP2005058121A priority Critical patent/JP2006239551A/ja
Publication of JP2006239551A publication Critical patent/JP2006239551A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Catalysts (AREA)
  • Fuel Cell (AREA)

Abstract

【課題】低い温度領域において、COメタン化反応を促進することができるCOメタン化触媒、CO除去装置及び燃料電池システムを提供する。
【解決手段】燃料電池用の炭化水素系の原燃料11を燃料ガスである水素を含む改質ガス13に改質する改質器本体12と、改質ガス13中のCOを変成するCO変成触媒部14と、COを変成した後に残留するCOを除去して燃料電池(図示せず)に供給する燃料ガス15とするCO除去触媒装置16とを具備する燃料改質装置10において、前記CO除去触媒装置16がCO選択酸化触媒部16−1とCOメタン化触媒部16−2とからなり、前記メタン化触媒部16−2に用いるCOメタン化触媒は、ガス中のCOをメタン化させる活性成分と、該活性成分を担持する少なくとも酸性点を有する担体とからなる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、燃料電池用の例えば灯油等の原燃料を燃料ガスに燃料改質した後に残留するCOを除去する際のCO処理装置の性能安定性を向上させるCOメタン化触媒、CO除去触媒装置及び燃料電池システムに関する。
近年、固体高分子型燃料電池(PEFC)は低公害で、さらに熱効率が高いため自動車用電源や分散電源等の幅広い分野での動力源としての適用が期待されている。この燃料電池に、その燃料である水素を供給するには幾つかの方法が考えられるが、例えば効率的な水素製造装置を用いる方法が有望であり、かかる水素製造においてはメタノールやメタン等が原料として用いられる。メタノールは、安価な液体燃料の中で容易に化石燃料から合成され、触媒を用いて比較的容易に水素に転換できる特徴を有する。また、メタンやプロパン等の代わりに原燃料として灯油を用いることもできるが、いずれにしても先ず原燃料を改質する必要がある。
例えば灯油を原燃料とする場合の燃料改質装置の一例を図5に示す。
図5に示すように燃料改質装置10は、例えば灯油等の原燃料11を水素(H2)に改質する改質触媒を有する改質器本体12と、該改質器本体12で改質された改質ガス13中に存在するCOを二酸化炭素に変成するCO変成触媒部14と、CO変成後の燃料ガスに残存するCOを除去し、COフリーの燃料ガス15とするCO除去触媒装置16とから構成されている。
ここで、前記改質器本体12では、メタンを原料とする場合には、約700℃程度にて改質触媒によって、下式の反応(式(1))を生じさせて水素含有の改質ガス13を得る。
CH4+H2O→CO+3H2・・・(1)
このようにして得た改質ガスは多量の一酸化炭素を含み、このCOは燃料電池の働きを阻害する被毒物質として作用する。そこで、改質器本体12の後段に設けた例えばCu−Zn等のCO変成触媒を有するCO変成触媒部14において、約200〜450℃にてシフト反応を生じさせて、下記の反応(式(2))を生じさせてCOを二酸化炭素に変換する。
CO+H2O→CO2+H2 ・・・(2)
前記CO変成触媒部14を経た改質ガスは一酸化炭素が通常3000〜4000ppm程度にまで減少、除去されているが、燃料電池本体に導入する燃料ガスは、固体高分子型燃料電池の電極には主に白金触媒が用いられるので、通常20ppm以下好ましくは10ppm以下のCO濃度であることが必要であり、そのままの濃度では電池が被毒してしまう。そこで、例えばPtやRu等のCO除去触媒を有するCO除去触媒部16をCO変成触媒部14の後流に設けることにより、下記の反応(式(3))を生じさせて更なる一酸化炭素除去を行う(特許文献1、2)。
CO+1/2O2→CO2・・・(3)
また、COを選択的に酸化させると同時に、COをメタン化させる下記の反応(式(4))を進行させ、一方で燃料となる水素を消費する、下記の副反応(式(5))を抑制することが行われている。
CO+3H2→CH4+H2O・・・(4)
CO2+4H2→CH4+2H2O・・・(5)
特開2003−47855号公報 特開2004−89813号公報
しかしながら、COメタン化反応及びCO2メタン化反応は共に、発熱反応であるので、比較的低い温度領域でCOメタン化反応を行わせると共に、CO2メタン化反応を抑制してCOの低減を図ることが望まれているが、低温域において良好なCOメタン化反応を行うことができる触媒がない、という問題がある。
本発明は、前記問題に鑑み、低い温度領域において、COメタン化反応を促進することができるCOメタン化触媒、CO除去触媒装置及び燃料電池システムを提供することを課題とする。
上述した課題を解決するための本発明の第1の発明は、燃料電池の供給する改質ガス中のCOをメタン化させる活性成分と、該活性成分を担持する少なくとも酸性点を有する担体とからなることを特徴とするCOメタン化触媒にある。
第2の発明は、第1の発明において、活性成分が、Ru、Rh、Ni、Coのいずれか一種又はこれらの組み合わせであり、該活性成分を担持する担体がアルミナ、ジルコニア、チタニア及びシリカの二種類以上の組合せによる複合酸化物、アルミナドープによる酸性点を有するアルミナシリケートであることを特徴とするCOメタン化触媒にある。
第3の発明は、第1又は第2の発明において、活性成分の粒子径が20nm以下であり、担体成分の比表面積が10m2/g以上であると共に酸強度が−10.5以上−3.0以下であることを特徴とするCOメタン化触媒にある。
第4の発明は、CO選択触媒を有するCO選択酸化触媒部と、該CO選択酸化触媒部の後流側に設け、第1乃至3のいずれか一つのCOメタン化触媒を有するCOメタン化触媒部とからなることを特徴とするCO除去触媒装置にある。
第5の発明は、改質装置本体により原燃料を改質し、該改質した燃料ガス中のCOを請求項4のCO除去装置により除去し、COを低減した燃料ガスを用いて燃料電池において発電することを特徴とする炭化水素系燃料を用いた燃料電池システムにある。
本発明によれば、広い温度領域で、望ましくない副反応を生じさせることなく、COメタン化反応を進行させることができ、CO濃度を10ppm以下にまで低減することができる。これにより、COが低減された燃料ガスを安定して得ることができ、燃料電池に用いることができるため有利である。
以下、この発明につき図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、この実施形態及び実施例によりこの発明が限定されるものではない。また、下記実施形態及び実施例における構成要素には、当業者が容易に想定できるもの、あるいは実質的に同一のものが含まれる。
[発明の実施形態]
図1は本実施形態にかかる燃料改質装置の概略構成図である。図1に示すように、本実施形態にかかる燃料改質装置10は、燃料電池用の炭化水素系の原燃料11を燃料ガスである水素を含む改質ガス13に改質する改質器本体12と、改質ガス13中のCOを変成するCO変成触媒部14と、COを変成した後に残留するCOを除去して燃料電池(図示せず)に供給する燃料ガス15とするCO除去触媒装置16とを具備する燃料改質装置において、前記CO除去触媒装置16がCO選択酸化触媒部16−1とCOメタン化触媒部16−2とからなるものである。
前記CO選択酸化触媒部16−1で用いるCO選択酸化触媒は、少なくともPtを触媒活性成分として含み、その粒径が10nm以下であることが好ましい。
具体的には、Pt化合物として、塩化白金酸(H2PtCl6)、ジニトロジアンミン白金錯塩(Pt(NH4)2(NO3)2)、Ptブラックスラリーを用いることができるが、これらには限定されない。また、CO選択酸化触媒11は、Ptのほかに触媒活性成分として、周期律表第8族の他の元素を含んでもよい。具体的には、ルテニウム(Ru)、パラジウム(Pd)、金(Au)を含んでもよく、その粒径は、10nm以下となるように調製することが好ましい。
また、担体成分としては、Al23、ZrO4、SiO2、TiO2から選択される一以上を用いることができるが、これらには限定されない。
特に、Al23、ZrO4から選択される一以上と、SiO2、TiO2から選択される一以上との少なくとも二成分を含んでなる担体成分とすることが好ましい。
Al23、ZrO4は、ポーラス性が高く、表面積が広くて熱的安定性があるため、触媒成分を安定担持することができ、また、SiO2、TiO2は、疎水化機能を有し、プロセス水及び生成水が触媒表面に吸着阻害することを防止することができるため、少なくともこれらの二成分を含むことで、これらの両方の性質を備え、触媒反応の進行を促進するのに好都合な担体とすることができるからである。前記Al23としては、特にα一アルミナを用いることが好ましく、TiO2としては、特にアナターゼ型チタニアを用いることが好ましい。
前記CO選択酸化触媒における配合は、Pt化合物中のPt重量と、担体との重量比が1:200〜1:1000となるようにすることが好ましく、1:250〜1:500となるようにすることがさらに好ましい。1:200を上回る場合には、前述の副反応が顕箸になり、また1:1000を下回る場合には、CO燃焼反応速度が低くなるからである。
前記CO選択酸化触媒のサイズは、触媒活性成分であるPtの粒径が通常10nm以下、好ましくは、5〜10nmである。反応揚となる表面積を広くとり、触媒表面上で熱を分散するためである。触媒活性成分であるPtが担体に付着してできる担体の粒径は、通常5〜20μm、好ましくは10μmである。5μm以下では水素ガスの拡散がCOに比べ大きくなり、CO選択性が低下し、20μm以上では改質ガスそのものの拡散率が低下するからである。Ptが付着した担体が凝集した触媒の粒径は、通常1〜5mm、好ましくは3mmである。1mm以下ではガス流通時の圧力損失が大きくなる可能性があり、5mm以上ではガスとの接触面積が小さくなり反応量が小さくなるからである。最終的な触媒の形状は、粒状(球状〕、タブレット、ラシヒリング、ベルサドル、ハニカム型、モノリス型の触媒とすることができる。また、このような成形基材に、触媒を表面コートしたものとすることもできる。
CO選択酸化触媒は、具体的には、以下のようにして調製することができる。白金化合物の水溶液を、Pt重量の約10000倍の水に溶解させて、2〜5nm程度の白金コロイドを生成させる。これに2〜3mm粒径の担体成分を上述の重量比となるように加え、撹伸しながら95℃まで加温する。約30分後に、1Nの水酸化ナトリウム(NaOH)水溶液を添加しながら、pHを7に調整しそのまま1時問攪拌を続け、生成物を濾過、蒸留水にて洗浄する。これを、成形し、もしくは成形基材に触媒スラリー塗布、溶射法、めっき法などによりコートした後、110℃で乾燥し、250℃、窒素雰囲気で焼成する。このような操作により、10nm以下の粒径を有するPtを担体に担持させた触媒を得ることができる。
一方、COメタン化触媒部16−2で使用するCOメタン化触媒は、Ru、Rh、Ni、Coのいずれか一種又はこれらの組み合わせであり、該活性成分を担持する担体がアルミナ、ジルコニア、チタニア及びシリカの二種類以上の組合せによる複合酸化物、アルミナドープによる酸性点を有するアルミナシリケートである。
前記触媒活性成分であるRu等の粒径は20nm、より好ましくは10nm以下とするのがよい。これは、20nmより大きい場合には、担体との相互作用効果が少なくなり、たとえ酸強度の値を保っていても反応性が乏しくなるためである。
COメタン化触媒の調整方法は、既知の触媒調製方法を用いることができるが、例えばRuコロイド溶液を、担体成分に付着させることにより調製することが好ましい。
Ru化合物としては、例えば塩化ルテニウム(RuCl3)、硝酸ルテニウム(Ru(NO3)3、Ruブラックスラリーを用いることができるが、これらには限定されない。また、Ruのほかに触媒活性成分として、Pt以外の周期律表第8族の他の元素を含んでもよい。具体的には、パラジウム(Pd)、ロジウム(Rh)を含んでもよく、その粒径は、20nm以下となるように調製することが好ましい。
また、Ni、Coの単独又はNi、Coに前記Ru等の元素の組合せとしてもよい。
前記活性成分を担持する担体としては、少なくとも酸性点を有する担体とするのが好ましい。
具体的には、アルミナ、ジルコニア、チタニア及びシリカの二種類以上の組合せによる複合酸化物、アルミナドープによる酸性点を有するアルミナシリケートとするのがよい。
その酸強度(−H0)が−10.5以上−3.0以下であることが好ましい。
これは、酸強度(−H0)が−10.5以下ではメタン化反応においてCO2からの反応が顕著に起こり好ましくなく、また−3.0以上ではメタン化活性が極端に低くなるため好ましくないからである。なお、濃硫酸は酸強度(−H0)が−11.9であり、これ以下の酸強度を有する物質は超強酸という。
また、担体成分の比表面積が10m2/g以上であるのが好ましい。
前記比表面積が10m2/g未満では、触媒成分を分散担持できるサイトが少なくなり、触媒成分の粒径が大きくなる可能性があり好ましくないからである。
前記COメタン化触媒における配合は、Ru化合物中のRu重量と、担体との重量比が1:100〜1:500となるようにすることが好ましく、1:200〜1:333となるようにすることがさらに好ましい。1:100を上回る場合には、前述の副反応が顕箸になり、また1:5000を下回る場合には、COメタン化反応速度が低くなるからである。
触媒活性成分であるRuが担体に付着してできる担体の粒径は、通常5〜20μm、好ましくは10μmである。5μm以下では水素ガスの拡散がCOに比べ大きくなり、CO選択性が低下し、20μm以上では改質ガスそのものの拡散率が低下するからである。Ru等が付着した担体が凝集した触媒の粒径は、通常1〜5mm、好ましくは3mmである。1mm以下ではガス流通時の圧力損失が大きくなる可能性があり、5mm以上ではガスとの接触面積が小さくなり反応量が小さくなるからである。最終的な触媒の形状は、粒状(球状)、タブレット、ラシヒリング、ベルサドル、ハニカム型、モノリス型の触媒とすることができる。また、このような成形基材に、触媒を表面コートしたものとすることもできる。
COメタン化触媒の調製方法は、CO選択酸化触媒の調製手順において、Pt化合物のかわりにRu化合物を用いたこと以外は同様にして行うことができ、1.0nm以下の粒径を有するRuを担体に担持させた触媒を得ることができる。
このようにして得られたCO選択酸化触媒とCOメタン化触媒とを、ガス流れ上流と下流に配置する。CO選択酸化触媒と、COメタン化触媒とは、体積比が、通常、0.8:0.2〜0.2:0.8、好ましくは、0.4:0.6〜0.6:0.4となるように設置することができる。
CO選択酸化触媒と、COメタン化触媒とを接するように配置しても、多少の間隔、具体的には例えば10〜50mm程度の間隔が開くように配置してもよい。上流のCO選択酸化触媒において発生した熱が、下流のCOメタン化触媒に伝導されて、CO選択酸化反応よりも、より高温で行うことが好ましいCOメタン化反応を促進することが望ましいが、上述のような問隔が開いても、熱は充分に伝わるからである。
設置するCO選択酸化触媒とCOメタン化触媒との量(体積)は、供給されるガス量にもよるが、1時間に供給されるガスの量の1/1000〜1/10000倍程度である。また、CO選択酸化触媒とCOメタン化触媒との形状(サイズ)は、ガス流れ方向の長さLと、ガスの通過する管の相当直径Dの比が、L/D=4〜20という関係となっていることが好ましいが、このような寸法には限定されない。
次に実施形態にかかるCO除去触媒装置を用いるCO選択除去方法について説明する。
CO除去触媒装置に導入されるガスは、通常、一次改質およびCO変成(シフト)触媒によるCO除去を経た改質ガスである。この改質ガスは、通常、水素ガスを主成分とし、水を20〜40重量%、COを1重量%程度、CO2を15〜20重量%程度含み、その他に未反応の炭化水素と不可避不純物とを含むガスである。
以下の説明において、このCO除去触媒装置に導入される前のガスを、CO含有ガスという。CO含有ガスは、CO除去触媒装置16に導入される前に、O2を添加される。CO含有ガスに対するO2の添加量は、COを酸化するのに十分な量であればよいが、通常、CO濃度に対し100〜400%とすることが好ましい。CO含有ガスとO2の混合されたガスは、70〜170℃で、CO除去触媒装置16に導入される。通常、CO除去触媒装置16の前段に設けられているCO変成触媒部14から、200〜350℃で排出されるCO含有ガスを70〜170℃に温度に調節するためには、例えばCO変成触媒部14からのガス顕熱を熱交換させて水蒸気発生装置などに利用する方法を用いることができる。
CO除去触媒装置16には、例えば、1時間あたり、触媒量(合計体積)の1000〜10000倍の量で上記混合されたガスを導入することができる。CO除去触媒装置16内の圧力は、0.1MPa〜0.5MPaとすることが好ましい。
また、CO除去触媒装置16内の温度は、100〜200℃に保たれる。混合されたガスは、まずCO選択酸化触媒部16−1のCO選択酸化触媒と接触して、式(3)の反応が進行し、次にCOメタン化触媒部16−2のCOメタン化触媒と接触して式(4)の反応が進行する。
CO+1/2O2→CO2・・・(3)
CO+3H2→CH4+H2O・・・(4)
CO2+4H2→CH4+2H2O・・・(5)
2+1/2O2→H2O・・・(6)
CO2+H2→CO+H2O・・・(7)
式(3)では、100℃近傍でCOの酸化反応が好適に進行する。この、式(3)で示される反応は、高温にしすぎると、反応の進行は早いが、式(6)が副反応として起こり易く燃料ガスとして使用する水素が消費される。また、低温にしすぎると、CO酸化反応の進行が遅くなるとともに、CO含有ガスに含まれる水分が凝縮するおそれがある。
本発明のCO除去触媒装置によれば、CO選択酸化触媒を有するCO選択酸化触媒部16−1をガス流れ上流に配置し、CO除去触媒装置16に導入される前にCO含有ガスの温度を調節することで、適温で式(3)のCO選択酸化反応を進行させることができる。また、触媒活性成分であるPtの粒径を、10nm以下とすることで、上述の式(3)により生成する熱を分散させ、局所的に高温の領城の発生を防ぐことができる。このため、より広い温度領域、具体的には70〜140℃で、式(6)の副反応を避けて、COを酸化する反応を進行させることができる。
CO除去触媒装置16に導入される前にCO含有ガスに添加された酸素は、CO選択酸化触媒部16−1の入口から、約5mm程度のところで消費されてしまい、通常、それより後段に流れることはない。
一方、式(4)では、100〜150℃でCOメタン化反応が好適に進行する。なお、前述のようにこの段階で、酸素はほとんど存在せず、反応に介入することもない。この、式(4)の反応は、高温にしすぎると、反応の進行は早いが、式(5)のCO2メタン化が副反応として起こり易く、燃料ガスとして使用する水素が消費される。
また、低温にしすぎると、COメタン化反応の進行が遅くなるとともに、CO含有ガスに含まれている水分が凝縮するおそれがある。
よって、水の飽和水蒸気温度である70℃以上とする必要がある。
本発明のCO除去触媒装置16によれば、酸性点を有する担体に担持したRu、Ni、Co等の活性触媒からなるCOメタン化触媒をガス流れ下流に配置したことで、前段の発熱反応であるCO選択酸化反応により得られた熱を利用し、後段で低温域(70〜170℃)の適切な温度範囲でCOメタン化反応を生じさせることができる。
また、触媒活性成分であるRuの粒径を、20nm以下とすることで、発熱反応である式(4)により生成する熱を分散させ、局所的に高温の領域の発生を防ぐことができる。
このため、より広い温度領域、具体的には120〜170℃で、式(5)の副反応を避け、COをメタン化する反応を進行させることができる。
式(7)の反応は、低減すべきCOが生成するため、好ましくない。式(7)での反応は熱力学的な平衡で高温であるほど進みやすく、またRuが触媒として作用しやすい。このことから、式(7)の反応を低減させるためには、COメタン化触媒でのピーク温度を180℃以下にし、反応を進みにくくすることが望ましい。
ここで、図3に、メタン反応が低温で作動する場合における触媒部へのガス温度とCO濃度との関係図を、図4に、メタン反応が高温で作動する場合における触媒部へのガス温度とCO濃度との関係図を示す。
図3に示すように、メタン化反応が低温で作動させることにより、副反応が少なく、しかもCO選択酸化反応が効率良く進行することができる。すなわち、図4に示すようにメタン化反応を高温で作動させる場合には、CO濃度の低減及びCO選択酸化が良好に進行することができないからである。なお、図3及び図4中、破線はCOメタン化反応によるCO濃度の低減を示し、一点鎖線はCO選択酸化反応によるCO濃度の低減を示し、実線は副反応を示している。
このようにして、CO選択酸化反応、COメタン化反応を経た水素含有ガスは、CO除去触媒装置の出口では、CO含有量が10ppm以下にまで低減されている。このようにして得られた、CO含有量が低滅されたガスは、CO除去触媒装置の後続に設けることができる固体高分子型燃料電池で、燃料として用いることができる。かかる方法によれば、安定して、COの含有量が、10ppm以下の燃料ガスを得ることができる。したがって、そのまま燃料電池に供給しても、燃料電池の電極に用いられる白金触媒を被毒することがない。また、温度コントロールが、触媒の適切な配置によりなされるものであるため、制御に新たな装置等を導入することなく、低コストで実施できるという利点もある。
以下、本発明の燃料改質装置脱硫剤を用いた燃料電池システムについて、図面を参照して説明する。
図2は、PEFC型燃料電池システムを示す概念図である。
図2に示すように、本実施形態に係るPEFC型燃料電池発電システム(PEFC発電システム)1000は、燃料ガス15を供給する燃料極1002−1と、空気1003を供給する空気極1002−2と、冷媒1004を供給して作動時の電気化学反応に伴う発生熱を除去する冷却部1002−3とからなる燃料電池1002と、燃料極1002−1に供給する燃料ガス15を原燃料11から改質する燃料改質装置10とを具備してなり、燃料極1002−1に供給した燃料により発電されて、燃料電池1002から直流電力1020を得ている。この発電システム1000は、図示しない制御システムにより、燃料電池の起動、発電、停止及び警報・保護を全自動で行うようにしている。
前記改質装置による原燃料11としては、例えば都市ガス、LPGガス又は灯油等を用いている。
前記原燃料11は、燃料改質装置10にて改質される。ここで、前記原燃料11の改質は、主として、燃料改質装置10の改質器本体12の改質触媒(図示せず)における水蒸気改質反応によって行われる。即ち、原燃料11と水蒸気1009とを混合して改質触媒層に流通させ、改質器バーナ17を用いて、例えば700〜800℃の温度で水蒸気改質反応(都市ガスを用いる場合にはCH4+H2O→CO+3H2)を起こさせることにより行われる。前記改質触媒としては、例えばRu/Al23等を例示することができるが、これに限定されるものではない。また、改質された改質ガス13は、その後CO変成触媒部14と、前述したCO変成触媒部16−1とCOメタン化触媒部16−2からなるCO除去触媒装置16とを通過して、燃料ガス15としている。
また、前記冷媒1004の冷却ラインL1には、例えば水又は空気等を熱交する放熱部1010が設けられており、燃料電池発電における発熱の際に放熱するようにしている。また、本システムでは、前記放熱部1010等のように、前記燃料電池反応に付随して発生する熱を利用して各種の熱源とするようにしている。
図2のシステムにおいて、燃料電池発電の起動時の際には、改質器バーナ17に原燃料21を供給して改質器本体12を昇温させて、水蒸気改質に適した所定の温度条件とした後、原燃料11を供給して改質ガス13とする。その後、得られた改質ガス13はCO変性触媒部14及びCO除去触媒装置16を経て、燃料ガス15とされ、燃料極1002−1に供給され、発電が開始される。前記燃料極1002−1からの排出ガスは、未反応ガスを利用するために、改質器バーナ17に送られここで燃焼される。
本PEFC型燃料電池の発電システムは、COの除去を広い温度範囲で除去できるので、COが低減された燃料ガスを安定して得ることができ、長期間に亙って安定且つ信頼性の高い燃料電池システムを提供することができる。
以下、本発明の効果を示す実施例について説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
[実施例触媒1の調製]
オキシ塩化ジルコニル (ZrOCl2、MW:106)1850gをイオン交換水100Lに溶かし、これにγ−Al23粉末1000gを加えて十分攪拌混合し、得られたスラリーに、1Nアンモニア水をpH9.0になるまで滴下した。
沈殿物を硝酸銀検定でClイオンが検出されなくなるまで十分水洗濾過し、120℃で乾燥後、650℃で5時間焼成してジルコニアとアルミナの重量比が50:50のZrO2・・Al23粉末1kgを粒状成型器で約直径3mmの粒状担体に成型した。
続いて5重量%の硝酸ルテニウム(Ru(NO33、MW:349)水溶液0.5Lを蒸留水2Lに希釈し、先に調製した粒状担体に浸漬後、水分を蒸発させ500℃で24時間焼成し、Ruを2重量%担持したRu/ZrO2・・Al23触媒(触媒1)を調製した。
[実施例触媒2〜7の調製]
また触媒番号1の調製方法に対し、担体成分及び触媒成分を構成する元素の硝酸塩に変更したこと以外は、実施例触媒1の方法と同様の操作をして、実施例触媒2〜6及び比較触媒1〜3を調製した。
また、実施例触媒7については市販のMFI型ゼオライトを担体としてこれに所定量の硝酸ルテニウムを蒸発乾固法にて担持して調製した。
COメタン化触媒(実施例触媒1〜7、比較触媒1〜3)の一覧を表1に示す。
Figure 2006239551
「COメタン化触媒の性能」
前記表1における調製触媒について直径約3mmの粒状に成型し、固定床流通式リアクタを用いてメタン化性能を測定した。
なお、触媒性能の評価には下記のCO除去反応率を用いた。
CO除去反応率(%)=[1−(未反応CO量(mol/h))/(原料CO量(mol/h))]×100
反応条件及び触媒性能評価結果を表2及び表3に示す。
Figure 2006239551
Figure 2006239551
表3より、COメタン化性能に対して本実施例にかかる触媒1〜7は比較触媒1〜3より大幅に活性が向上する結果を得た。
また、CO選択酸化触媒をガス流れに対し前流側に配置し、また表3のメタン化触媒を後流に配置した触媒システムでCO除去特性を測定した。比較触媒4はCO選択酸化触媒のみである。
反応条件及び触媒性能評価結果を表4及び表5に示す。
Figure 2006239551
Figure 2006239551
以上の結果より、本発明のメタン化触媒及びこれを用いCO選択酸化触媒と組み合わせることにより水素ガス中の微量COの除去を広範囲の温度域で処理することが可能となることが判明した。
以上のように、本発明にかかるCOメタン化触媒は、広い温度領域で、望ましくない副反応を生じさせることなく、COメタン化反応を進行させることができ、安定した燃料電池システムを提供できる。
実施形態にかかる燃料改質装置の概略図である。 PEFC型燃料電池システムを示す概念図である。 メタン反応が低温で作動する場合における触媒部へのガス温度とCO濃度との関係図である。 メタン反応が高温で作動する場合における触媒部へのガス温度とCO濃度との関係図である。 従来技術にかかる燃料改質装置の概略図である。
符号の説明
10 燃料改質装置
11 原燃料
12 改質器本体
13 改質ガス
14 CO変成触媒部
15 燃料ガス
16 CO除去触媒装置
16−1 CO選択酸化触媒部
16−2 COメタン化触媒部
17 改質器バーナ

Claims (5)

  1. 燃料電池の供給する改質ガス中のCOをメタン化させる活性成分と、該活性成分を担持する少なくとも酸性点を有する担体とからなることを特徴とするCOメタン化触媒。
  2. 請求項1において、
    活性成分が、Ru、Rh、Ni、Coのいずれか一種又はこれらの組み合わせであり、
    該活性成分を担持する担体がアルミナ、ジルコニア、チタニア及びシリカの二種類以上の組合せによる複合酸化物、アルミナドープによる酸性点を有するアルミナシリケートであることを特徴とするCOメタン化触媒。
  3. 請求項1又は2において、
    活性成分の粒子径が20nm以下であり、
    担体成分の比表面積が10m2/g以上であると共に酸強度が−10.5以上−3.0以下であることを特徴とするCOメタン化触媒。
  4. CO選択触媒を有するCO選択酸化触媒部と、該CO選択酸化触媒部の後流側に設け、請求項1乃至3のいずれか一つのCOメタン化触媒を有するCOメタン化触媒部とからなることを特徴とするCO除去触媒装置。
  5. 改質装置本体により原燃料を改質し、該改質した燃料ガス中のCOを請求項4のCO除去装置により除去し、COを低減した燃料ガスを用いて燃料電池において発電することを特徴とする炭化水素系燃料を用いた燃料電池システム。
JP2005058121A 2005-03-02 2005-03-02 Coメタン化触媒、co除去触媒装置及び燃料電池システム Withdrawn JP2006239551A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005058121A JP2006239551A (ja) 2005-03-02 2005-03-02 Coメタン化触媒、co除去触媒装置及び燃料電池システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005058121A JP2006239551A (ja) 2005-03-02 2005-03-02 Coメタン化触媒、co除去触媒装置及び燃料電池システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2006239551A true JP2006239551A (ja) 2006-09-14

Family

ID=37046475

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005058121A Withdrawn JP2006239551A (ja) 2005-03-02 2005-03-02 Coメタン化触媒、co除去触媒装置及び燃料電池システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2006239551A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008155147A (ja) * 2006-12-25 2008-07-10 Catalysts & Chem Ind Co Ltd 一酸化炭素メタネーション用触媒および該触媒を用いた一酸化炭素のメタネーション方法
JP2010520807A (ja) * 2007-03-13 2010-06-17 ユミコア・アクチエンゲゼルシャフト・ウント・コムパニー・コマンディットゲゼルシャフト 一酸化炭素のメタン化のための触媒としての金属ドープ酸化ニッケル
WO2010122855A1 (ja) * 2009-04-24 2010-10-28 国立大学法人山梨大学 一酸化炭素の選択的メタン化触媒、その製造方法及びそれを用いた装置
JP2012250143A (ja) * 2011-05-31 2012-12-20 Taiyo Kagaku Co Ltd 一酸化炭素メタン化触媒
JP2016017004A (ja) * 2014-07-04 2016-02-01 国立大学法人山梨大学 Co選択メタン化反応器
WO2022224993A1 (ja) * 2021-04-21 2022-10-27 大阪瓦斯株式会社 二酸化炭素のメタン化触媒成型体およびその製造方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008155147A (ja) * 2006-12-25 2008-07-10 Catalysts & Chem Ind Co Ltd 一酸化炭素メタネーション用触媒および該触媒を用いた一酸化炭素のメタネーション方法
JP2010520807A (ja) * 2007-03-13 2010-06-17 ユミコア・アクチエンゲゼルシャフト・ウント・コムパニー・コマンディットゲゼルシャフト 一酸化炭素のメタン化のための触媒としての金属ドープ酸化ニッケル
WO2010122855A1 (ja) * 2009-04-24 2010-10-28 国立大学法人山梨大学 一酸化炭素の選択的メタン化触媒、その製造方法及びそれを用いた装置
US9005552B2 (en) 2009-04-24 2015-04-14 University Of Yamanashi Selective CO methanation catalyst, method of producing the same, and apparatus using the same
JP2012250143A (ja) * 2011-05-31 2012-12-20 Taiyo Kagaku Co Ltd 一酸化炭素メタン化触媒
JP2016017004A (ja) * 2014-07-04 2016-02-01 国立大学法人山梨大学 Co選択メタン化反応器
WO2022224993A1 (ja) * 2021-04-21 2022-10-27 大阪瓦斯株式会社 二酸化炭素のメタン化触媒成型体およびその製造方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3743995B2 (ja) メタノール改質触媒
US6913739B2 (en) Platinum group metal promoted copper oxidation catalysts and methods for carbon monoxide remediation
US7384986B2 (en) Process for the selective methanation of carbonmonoxide (CO) contained in a hydrogen-rich reformate gas
US8043530B2 (en) Fuel reformer catalyst
US7906098B2 (en) Method for making hydrogen using a gold containing water-gas shift catalyst
WO2002038268A1 (fr) Catalyseur de reformage pour hydrocarbures et procede de reformage correspondant
JP2008529791A (ja) 希土類元素で変性された酸化物担体を有する水−ガスシフト貴金属触媒
CA2629078C (en) Process conditions for pt-re bimetallic water gas shift catalysts
JP4284028B2 (ja) 一酸化炭素除去方法及びこれを用いた燃料電池システムの運転方法
JP2005529824A (ja) 水−気体転化用白金族金属触媒のメタン化活性の抑制
JP2006239551A (ja) Coメタン化触媒、co除去触媒装置及び燃料電池システム
JP2007000703A (ja) 改質触媒及び改質触媒の製造方法、燃料電池システム
JP3718092B2 (ja) 水素含有ガス中の一酸化炭素選択酸化触媒、及び当該触媒を用いた一酸化炭素選択除去方法並びに固体高分子電解質型燃料電池システム
JP3756565B2 (ja) 水素ガス中のcoの除去方法
JP3943902B2 (ja) 炭化水素用脱硫触媒、脱硫方法および燃料電池システム
US20060111457A1 (en) Process for the production of a hydrogen-rich reformate gas by methanol autothermal reforming reaction
WO2003051493A2 (en) Platinum group metal promoted copper oxidation catalysts and methods for carbon monoxide remediation
JP2006346535A (ja) Co除去触媒及び燃料電池システム
JP2008272614A (ja) Co除去触媒、燃料改質装置、燃料電池システム及びco除去方法
JP2005067917A (ja) Co除去触媒装置及びco選択除去方法
JP2005034682A (ja) Co変成触媒およびその製造方法
US20090317672A1 (en) Co conversion catalyst for use in fuel cell in dss operation, method for producing the same, and fuel cell system
TW200937722A (en) Catalyst for oxidizing selectively carbon monoxide, method of reducing carbon monoxide concentration and fuel cell system
JP3943606B2 (ja) 一酸化炭素の選択的除去方法
JP2002273223A (ja) Co除去触媒の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20080513