JP2005081758A - 空気入りタイヤの製造方法 - Google Patents

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謙一 森田
Hiromasa Saito
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Abstract

【課題】 トレッドゴム層の成形作業性を低下させることなしに、耐溝底クラック性と低転動抵抗性とを両立させた空気入りタイヤの製造方法を提供する。
【解決手段】
トレッドゴム層1をキャップゴム層3とベースゴム層4との積層構造にした未加硫タイヤを成形し、金型内で加硫する空気入りタイヤの製造方法において、トレッドゴム層1のクラウン部に貼り付ける前の横断面を、キャップゴム層3とベースゴム層4との積層界面が平坦状であり、かつベースゴム層4の内周面のタイヤ周方向主溝3a、3bに対応する位置に凹部4a、4bを有する形状にする。
【選択図】 図1

Description

本発明は空気入りタイヤの製造方法に関し、さらに詳しくは、成形作業性を低下させることなしに、耐溝底クラック性と低転動抵抗性とを両立させた空気入りタイヤの製造方法に関する。
空気入りタイヤは、転動抵抗を低減させる等の目的でトレッドゴムをキャップ・ベース構造の2層のゴム層で構成することが行なわれている。かかるタイヤにあっては、通例、キャップゴム層には耐摩耗性に優れたゴムが使用され、ベースゴム層には比較的ヒステリシスロスの小さいゴムが使用されている。
しかしながら、転動抵抗を一層低下させるためにトレッドゴムに占めるベースゴム層の容積比率を大きくすると、主溝の溝底におけるキャップゴム層のゲージが薄くなり過ぎて溝底クラックの発生が避けられなくなる。したがって、耐溝底クラック性を維持しながら低燃費化の要請に応えるには限界があった。
このような問題の対策として、未加硫トレッドゴム層のキャップゴム層とベースゴム層との積層界面を凹凸面に形成し、キャップゴム層側が凸面でベースゴム層側が凹面の箇所に主溝の位置を対応させて成形加硫するようにした提案がある(特許文献1参照。)。
しかしながら、二つのゴム層の界面を凹凸にしたトレッドゴム層を押出成形により成形することは非常に困難であり、手作業による成形では作業性が極端に低下するという観点から、未だ改善の余地を残していた。
特開平11−48263号公報
本発明の目的は、かかる問題点を解消し、トレッドゴム層の成形作業性を低下させることなしに、耐溝底クラック性と低転動抵抗性とを両立させた空気入りタイヤの製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明の空気入りタイヤの製造方法は、トレッドゴム層をキャップゴム層とベースゴム層との積層構造にした未加硫タイヤを成形し、該未加硫タイヤを金型内で加硫して製品タイヤにする空気入りタイヤの製造方法において、前記トレッドゴム層のクラウン部に貼り付ける前の横断面を、前記キャップゴム層とベースゴム層との積層界面が平坦状であり、かつ前記ベースゴム層の内周面のタイヤ周方向主溝に対応する位置に凹部を有する形状にしたことを特徴とする。
本発明の空気入りタイヤの製造方法は、トレッドゴム層を構成するキャップゴム層とベースゴム層との界面は平坦なままにして、ベースゴム層の内周面にタイヤ周方向主溝に対応させて凹部を形成したので、従来の押出機の押出口だけを凹部に対応した形状に加工すればよく、上述するトレッドゴム層の押出成形を容易にし、タイヤの成形作業性が低下しないという利点がある。
そして、トレッドゴム層をこのように形成することにより、トレッドゴム層に占めるベースゴム層の容積比率をある程度大きくすることができることから、耐溝底クラック性と低転動抵抗性とを両立させた空気入りタイヤを得ることができる。
以下、本発明の構成につき添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本発明の空気入りタイヤの製造方法におけるトレッドゴム層の成形工程の一例を説明するための半断面図で、上段に金型内で加硫する直前の状態を示し、下段に加硫後の状態を示している。
トレッドゴム層1は、キャップゴム層3とベースゴム層4とからなり、図示しない生タイヤのクラウン部に貼り付けられている。トレッドゴム層1は、生タイヤのクラウン部への貼り付け前の横断面形状が、キャップゴム層3とベースゴム層4との界面を平坦状にすると共に、ベースゴム層4の内周面を金型2の周方向に延びる主溝成形骨2a、2bに対応する位置で凹部4a、4bを有するように成形されている。
このように成形されたトレッドゴム層1は、金型2内で成形骨2a、2bによりキャップゴム層3が押圧されて主溝3a、3bを形成し、ベースゴム層4の凹部4a、4bがその空間を埋めるようにタイヤ本体側に押し潰される。したがって、上記凹部4a、4bの変形に際して、ベースゴム層4がキャップゴム層3に与える反力は極めて小さいものとなり、そのため主溝3a、3bの溝底には、常に所望の厚さのキャップゴム層3を保持することができる。
このように製品タイヤの主溝3a、3bの溝下には常に充分な厚さのキャップゴム層3が介在するので、溝底クラックの発生を抑制することができる。また、トレッドゴム層は、キャップゴム層3とベースゴム層4との界面を平坦状にしたまま、外形だけを凹部4a、4bを有する形状にしたので、押出部に格別複雑な口金を設けることなくチューバーによる押出成形だけで簡単に得ることができる。
図2及び図3は、未加硫段階におけるトレッドゴム層1の他の形状を例示する図1の上段に相当する半断面図である。図1の構造と異なる点は、キャップゴム層3の外周面に凸部を形成したことにある。キャップゴム層3の外周面をこのような形状にしておくことにより, 加硫時のキャップゴム層3のゴムの流れを円滑にしたり、溝下におけるキャップゴム層3の保持を確実にすることができる。
本発明において、未加硫状態におけるキャップゴム層3及びベースゴム層4が占める容積比率は、製品タイヤの溝の形態やタイヤの要求性能により定められるため、特に限定されるものではない。しかしながら、本発明の空気入りタイヤ製造方法は、特に転動抵抗を下げるためにベースゴム層4の容積比率をトレッドゴム層1の全容積の30容量%以上にする場合等に好ましく利用される。
本発明の空気入りタイヤの製造方法では、ベースゴム層4の内周面に凹部4a、4bを形成したトレッドゴム層1を生タイヤに貼り合わせるため、これにより加硫時にトレッドゴム層1とタイヤ本体側との間に空気溜りが生ずる場合がある。このような事態を防ぐため、ベースゴム層4の内周面には図示しない少なくとも前記凹部4a、4bから幅方向に延びる複数の凹溝を形成しておくとよい。或いは、ベースゴム層4に少なくとも前記凹部4a、4bからキャップゴム層3の表面まで貫通する複数の貫通穴を形成しておくとよい。これにより加硫故障のない空気入りタイヤを得ることができる。
上述するように、本発明の空気入りタイヤの製造方法は、予めベースゴム層4の内周面の主溝3a、3bに対応する位置に凹部4a、4bを形成しておくことにより、製品タイヤの主溝3a、3bの溝下のクラックを防止し、併せてベースゴム層4の容積比率を増加できる利点を通じてタイヤの転動抵抗を低減させるもので、このような手法はタイヤの転動抵抗を低減させる場合に限られることなく、例えば乗心地の改善等を目的としてベースゴム層4の容積比率を増加させる場合に利用することができる。
タイヤサイズを195/65R15とし、ベースゴム層の内周面における凹凸の有無及びキャップゴム層とベースゴム層との容積比率を表1のように異ならせた従来タイヤ、本発明タイヤ及び比較タイヤをそれぞれ作製した。
各タイヤについて以下の試験方法により耐溝底クラック性及び転動抵抗性を調べ、その結果を従来例1を100とする指数により表1に併記した。数値が大きいほど優れていることを示している。
[耐溝底クラック性]
タイヤをリム(15×6JJ)組みして内圧220kPaを充填して排気量1.8リットルの乗用車に装着し、アスファルト路上を前輪軸重750kg、後輪軸重550kg、平均速度50km/hの条件下で3万km走行させ、走行後のタイヤのトレッド部の溝底におけるクラックの発生状況を調べた。
[転動抵抗性]
タイヤをリム(15×6JJ)組みして内圧230kPaを充填し、室内ドラム(ドラム径:1707mm)式のタイヤ転動抵抗試験機を用いて、JATMA最大荷重の75%に相当する荷重を負荷した状態で速度80km/hで走行させた時の転動抵抗を測定した。
Figure 2005081758
表1より、本発明タイヤは従来タイヤ及び比較タイヤに比し、耐溝底クラック性と低転動抵抗性がバランスよく改善されていることがわかる。
本発明の実施形態からなる空気入りタイヤの製造工程を説明するための一例を示す半断面図である。 本発明の他の実施形態からなる未加硫状態におけるトレッドゴム層の形状を説明するための半断面図である。 本発明の更に他の実施形態からなる未加硫状態におけるトレッドゴム層の形状を説明するための半断面図である。
符号の説明
1 トレッドゴム層
2 金型
3 キャップゴム層
4 ベースゴム層

Claims (5)

  1. トレッドゴム層をキャップゴム層とベースゴム層との積層構造にした未加硫タイヤを成形し、該未加硫タイヤを金型内で加硫して製品タイヤにする空気入りタイヤの製造方法において、
    前記トレッドゴム層のクラウン部に貼り付ける前の横断面を、前記キャップゴム層とベースゴム層との積層界面が平坦状であり、かつ前記ベースゴム層の内周面のタイヤ周方向主溝に対応する位置に凹部を有する形状にした空気入りタイヤの製造方法。
  2. 前記トレッドゴム層に占める前記ベースゴム層の容積比率を30容量%以上にした請求項1に記載の空気入りタイヤの製造方法。
  3. 前記ベースゴム層の内周面に、少なくとも前記凹部からタイヤ幅方向に延びる複数の凹溝を形成した請求項1又は2に記載の空気入りタイヤの製造方法。
  4. 前記トレッドゴム層に、少なくとも前記凹部から前記キャップゴム層の表面まで貫通する複数の貫通穴を形成した請求項1、2又は3に記載の空気入りタイヤの製造方法。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の製造方法により製造された空気入りタイヤ。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010090225A (ja) * 2008-10-06 2010-04-22 Sumitomo Rubber Ind Ltd ベーストレッド用ゴム組成物及びタイヤ
JP2011001521A (ja) * 2009-06-22 2011-01-06 Sumitomo Rubber Ind Ltd ベーストレッド用ゴム組成物及び空気入りタイヤ
CN103419568A (zh) * 2013-08-26 2013-12-04 江苏通用科技股份有限公司 轮胎出型胎面胶结构
CN108407552A (zh) * 2018-03-06 2018-08-17 正新橡胶(中国)有限公司 胎面口金半制品、胎面口金结构、轮胎及轮胎加工方法

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