JP2005079056A - 有機エレクトロルミネッセンスパネル - Google Patents

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Abstract

【課題】長期にわたり有機EL素子の劣化を抑制できる耐久性に優れた有機エレクトロルミネッセンスパネルを提供すること。
【解決手段】アレイ基板1と、このアレイ基板1上に形成され、上記アレイ基板1側から順に、透明な陽極2a、正孔輸送層2b、発光層2c、および陰極2dを備えた有機エレクトロルミネッセンス素子2と、この有機エレクトロルミネッセンス素子2を覆うように設けられ、複数の板状部材4aを交差させてなる防湿粒子4を含有する有機樹脂層3aを備えた封止層3とを具備する。
【選択図】 図4

Description

本発明は、有機エレクトロルミネッセンスパネル(以下、「有機ELパネル」と称する。)に係り、特に有機エレクトロルミネッセンス素子(以下、「有機EL素子」と称する。)の封止構造を改良した有機ELパネルに関する。
一般に、有機ELパネルに組み込まれる有機EL素子は、アレイ基板上に形成される透明な陽極と、この陽極上に形成される正孔輸送層と、この正孔輸送層上に形成される発光層と、この発光層上に形成される陰極とを有する。
上記有機EL素子は、大気に曝して放置すると、大気中の水分や酸素により発光層や陰極が劣化し、装置の性能低下を招くことがある。具体的には、表示画像にダークスポットと呼ばれる非発光領域が発生し、時間の経過に伴って拡大する現象が起こる。
このようなことから、上記有機EL素子を外部環境から保護するために、種々の封止構造を有する有機ELパネルが研究、開発されている。
例えば、有機EL素子をガラス製、プラスチック製、或いは金属製の封止缶内に収容すると共に、この封止缶の内部に吸湿効果のある酸化バリウムを含む窒素などの気体や、有機EL素子に対する影響の少ない不活性液体を充填することで、有機EL素子の周囲に封止層を形成する方法が開示されている(例えば、特許文献1参照。)。
しかしながら、有機EL素子を封止缶内に収容する方法は、有機EL素子と封止缶の間に形成される空間内に、パネルの駆動により生じた熱がこもり、この熱によって発光層や陰極が劣化するという問題があった。
そこで、最近では、図9に示すように、有機EL素子100上に多数の板状粒子101を含有する有機樹脂層102を成膜する方法が用いられている。
この方法によれば、空気中の水分が有機樹脂層102中に滲入したとしても、内部の板状粒子101がさらなる進行を阻み、水分が有機EL素子100に達するまでの時間をかせぐ。これによって、有機EL素子100の劣化が抑制され、有機ELパネルの寿命を長期化することができる。
特開2002−056971号公報。
ところで、図9に示すように、板状粒子101は、有機樹脂層102を有機EL素子100上に形成する過程で、有機ELパネルに対してほぼ平行な姿勢となる。
そのため、有機樹脂層102の上方から滲入しようとする水分は、その進行方向(矢印Aで示す)が板状粒子101の板面とほぼ垂直となるため、水分の進行を抑制することができる。
しかしながら、有機樹脂層102の外周面から滲入しようとする水分は、その進行方向(矢印Bで示す)が板状粒子101の板面とほぼ平行となるため、水分の進行を十分に抑制することができない。
本発明は、上記事情を鑑みてなされたものであって、その目的とするところは、長期にわたり有機EL素子の劣化を抑制できる耐久性に優れた有機エレクトロルミネッセンスパネルを提供することにある。
上記課題を解決し目的を達成するために、本発明の有機エレクトロルミネッセンスパネルは次のように構成されている。
(1)アレイ基板と、このアレイ基板上に形成され、上記アレイ基板側から順に、透明な陽極、正孔輸送層、発光層、および陰極を備えた有機エレクトロルミネッセンス素子と、この有機エレクトロルミネッセンス素子を覆うように設けられ、複数の板状部材を交差させてなる複数の防湿粒子を含有する有機樹脂層を備えた封止層とを具備することを特徴とする。
(2)(1)に記載された有機エレクトロルミネッセンスパネルであって、上記複数の防湿粒子は、上記第2の有機樹脂層中において無秩序な姿勢で分散していることを特徴とする。
(3)(1)に記載された有機エレクトロルミネッセンスパネルであって、上記封止層は、上記有機樹脂層に積層される無機層を備えていることを特徴とする。
(4)アレイ基板と、このアレイ基板に設けられ、上記アレイ基板側から順に、陽極、正孔輸送層、発光層、および透明な陰極を備えた有機エレクトロルミネッセンス素子と、この有機エレクトロルミネッセンス素子を覆うように設けられた透明な第1の有機樹脂層と、この第1の有機樹脂層上に設けられた無機層と、上記第1の有機樹脂層の外周を覆うように設けられ、複数の防湿粒子を含有する第2の有機樹脂層とを具備することを特徴とする。
(5)(4)に記載された有機エレクトロルミネッセンスパネルであって、上記防湿粒子は、板状部材から構成されていることを特徴とする。
(6)(5)に記載された有機エレクトロルミネッセンスパネルであって、上記防湿粒子は、複数の板状部材を交差させてなることを特徴とする。
(7)(4)に記載された有機エレクトロルミネッセンスパネルであって、上記複数の防湿粒子は、上記第2の有機樹脂層中において無秩序な姿勢で分散していることを特徴とする。
本発明によれば、有機エレクトロルミネッセンスパネルを長期にわたり有機エレクトロルミネッセンス素子の劣化を抑制することができる。
以下、図面を参照しながら本発明を実施するための最良の形態について説明する。
まず、図1〜図5を用いて、本発明の第1の実施の形態を説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態に係る有機ELパネルの構造を示す断面図、図2は同実施の形態に係る有機EL素子の積層構造を示す概略図である。
図1に示すように、本発明の有機ELパネルは、いわゆる下面発光型であって、アレイ基板1上に設けられた有機EL素子2と、この有機EL素子2を封止するための封止層3を備えている。
上記有機EL素子2は、図2に示すように、アレイ基板1上に形成されるITO(IndiumTinOxide)製の透明な陽極2aと、この陽極2a上に形成されるPEDOT(PolyEthyleneDioxyThiophene)製の正孔輸送層2bと、この正孔輸送層2b上に形成されるポリフルオレン製の発光層2cと、この発光層2c上に形成されるアルミニウム製の陰極2dとを備えている。
なお、上記陽極2aの材料として透明なITOを用いているのは、下面発光型である本実施の形態の有機ELパネルにおいて、有機EL素子2の下面側(図1中下側)に伝播する光が陽極2aによって遮られないようにするためである。
上記封止層3は、有機EL素子2を空気中の酸素や水分から保護するものであって、図1に示すように、有機EL素子2を覆うように設けられ、多数の防湿粒子4(後述する)を含有する有機樹脂層3aと、この有機樹脂層3aを介して有機EL素子2上に接着固定され、空気中の水分が有機EL素子2に滲入するのを防止する無機層3bを備えている。
有機樹脂層3aとしては、エポキシ系やアクリル系の熱硬化性樹脂、又はUV硬化性樹脂が用いられ、その厚さは10〜30[μm]程度が好ましい。また、有機樹脂層3aは、500[ppm]以下まで脱水されていると好ましい。
図3は同実施の形態に係る防湿粒子の構造を示す概略図、図4は同実施の形態に係る有機樹脂層を示す断面図である。
図3と図4に示すように、上記防湿粒子4は複数、本実施の形態では2枚の板状部材4aが交差した構造をしており、有機樹脂層3a中でその姿勢が無秩序になるように分散している。
そのため、防湿粒子4を構成する各板状部材4aの板面は、有機樹脂層3a中で様々な方向に向いており、その結果、どの方向から見ても有機EL素子2が防湿粒子4によって完全に覆われたようになっている。
防湿粒子4としては、例えば板状結晶が貫入型に交差して成長した双晶アルミナなどが考えられる。また、板状部材4aの各辺の長さ寸法Lとしては、1〜10[μm]程度が好ましい。
無機層3bとしては、例えばポリエチレンテレフタレート(PET)のようなプラスチックからなる基材フィルムに酸化ケイ素、酸化アルミニウムから選ばれる少なくとも1つの無機酸化物を1層以上積層した積層フィルム;この積層フィルムの無機酸化物層に上記PETのようなプラスチックからなる基材フィルムをさらに積層した3層構造の積層フィルム;上記フィルムに窒化ケイ素、窒化アルミニウムから選ばれる少なくとも1つの無機窒化物を1層以上積層した積層フィルム;この積層フィルムの無機窒化物層に上記PETのようなプラスチックからなる基材フィルムをさらに積層した3層構造の積層フィルム;上記基材フィルムにアルミニウム、銅、ニッケル、ステンレスのような金属を蒸着した積層フィルム;この積層フィルムの金属層に上記PETのようなプラスチックからなる機材フィルムをさらに積層した3層構造の積層フィルム;又はアルミニウム、銅、ニッケル、ステンレスのような金属の箔を上げることができる。無機層3bの厚さとしては、50〜200[μm]程度が好ましい。
次に、図5を用いて上記構成の有機ELパネルの製造方法を説明する。
図5(a)〜(b)は、同実施の形態に係る有機ELパネルの製造工程を示す工程図である。
図5(a)に示すように、まずアレイ基板1上に有機EL素子2を形成する。具体的には、アレイ基板1の上にITO製の透明な陽極2aを形成し、その上に正孔輸送層2bの材料であるPEDOTをインクジェット方式によって成膜する。そして、正孔輸送層2bの上に発光層2cの材料であるポリフルオレンをインクジェット方式によって成膜し、その上から陰極2dの材料であるアルミニウムを抵抗加熱蒸着により成膜する。
次に、別工程として、防湿粒子4を含有した有機樹脂層3aを無機層3b上に塗布し、図3(b)に示すように、この無機層3bを有機樹脂層3aを介してアレイ基板1上に貼り合わせる。なお、この貼り合わせには、ローラが用いられる。そして、アレイ基板1をホットプレートに載せ、100[℃]で約30分間加熱して有機樹脂層3aをベークする。
以上で有機ELパネルの製造工程が終了となる。なお、上記工程は全て真空下、又はN2雰囲気下で行っている。
上記構成の有機ELパネルによれば、有機EL素子2上に設けられる有機樹脂層3aの中に、2枚の板状部材4aが交差した形状からなる多数の防湿粒子4を含有させ、さらに、これら防湿粒子4の姿勢が有機樹脂層3a中で無秩序になるように分散させている。
そのため、防湿粒子4を構成する各板状部材4aの板面は様々な方向に向くことになり、その結果、どの方向から見ても有機EL素子2が防湿粒子4によって完全に覆われることになる。
これによって、有機樹脂層3aに滲入した空気中の水分は、図4中矢印Cで示すように、どの方向からも有機EL素子2側に浸透し難くなるから、有機EL素子2の劣化が抑制され、その結果、有機ELパネルの寿命を長期化することができる。
なお、本実施の形態では、防湿粒子4として2枚の板状部材4aが交差した形状のものを用いたが、これに限定されるものではない。例えば、各板状部材4aの板面を様々な方向に向けられるのであれば、防湿粒子4を1枚の板状部材4aで構成してもよい。
また、防湿粒子4を板状部剤4aにより構成することで、球状の防湿粒子を用いた場合に比べて、水分が浸透する経路を複雑化、すなわち水分が浸透する距離を長くすることができるから、より一層有機EL素子2の劣化を抑制することができる。
さらに、防湿粒子4を板状部材4aにより構成することで、球状の防湿粒子を用いた場合に比べて、少ない量の防湿粒子4で有機EL素子2を覆うことができ、有機ELパネルの製造コストを低下することができる。
しかも、有機樹脂層3a中の防湿粒子4の濃度が低下すれば、有機樹脂層3aの材料の粘性が低下するため、円滑な塗布を行うことができる。
なお、本実施の形態では、有機樹脂層3aと無機層3bによって封止層3を構成しているが、少なくとも有機樹脂層3aが1層あれば、有機樹脂層3a中の防湿粒子4によってどの方向から侵入した水分からも有機EL素子2を保護することができるから、無機層3bが無くても構わない。
次に、図6〜図9を用いて、本発明の第2の実施の形態を説明する。
なお、ここでは、上記第1の実施の形態と同様の構成については、同じ符号を付してその説明を省略する。
図6は本発明の第2の実施の形態に係る有機ELパネルの構造を示す断面図、図7は同実施の形態に係る有機EL素子の積層構造を示す概略図である。
図6に示すように、本実施の形態の有機ELパネルは、いわゆる上面発光型であって、アレイ基板1上に設けられた有機EL素子12と、この有機EL素子12を封止するための封止層13を備えている。
上記有機EL素子12は、図7に示すように、アレイ基板1上に形成される陽極12aと、この陽極12a上に形成されるPEDOT製の正孔輸送層12bと、この正孔輸送層12b上に形成されるポリフルオレン製の発光層12cと、この発光層12c上に形成されるITO製の透明な陰極12dとを備えている。
なお、上記陰極12dの材料としてITOを用いているのは、上面発光型である本実施の形態の有機ELパネルにおいて、有機EL素子12の上面側に伝播する光が陰極12dによって遮られないようにするためである。
上記封止層13は、有機EL素子12を空気中の酸素や水分から保護するためのものであって、図6に示すように、有機EL素子12を覆うように設けられた第1の有機樹脂層13aと、この第1の有機樹脂層13aを介して有機EL素子2上に接着固定され、空気中の水分が有機EL素子12に滲入するのを防止する透明な無機層13bと、第1の有機樹脂層13aの外周面を覆うように設けられる第2の有機樹脂層13cを備えている。
第1の有機樹脂層13aとしては、エポキシ系やアクリル系の熱硬化性樹脂、又はUV硬化性樹脂の内、透明な材料が用いられる。なお、第1の有機樹脂層13aは、防湿粒子4を含有していない。
無機層13bとしては、ガラス材などのような防水性を備えた透明な材料が用いられる。
第2の有機樹脂層13cは、第1の実施の形態で使用したものと同じ形状の多数の防湿粒子4を含有している。これら防湿粒子4は、第2の有機樹脂層13c中でその姿勢が無秩序となるよう分散している。
そのため、防湿粒子4を構成する各板状部材4aの板面は、様々な方向に向くことになり、その結果、有機EL素子12の側方のどの方向から見ても有機EL素子12が防湿粒子4によって完全に覆われたようになっている。
なお、本実施の形態では、第1の有機樹脂層13aの外周面に第2の有機樹脂層13cの材料を塗布しているが、これに限定されるものではない。例えば、別工程で、防湿粒子4を含有したフィルム状の有機樹脂シートを作製し、この有機樹脂シートを第1の有機樹脂層13aの外周面を覆うように巻き付けてもよい。
次に、図8を用いて上記構成の有機ELパネルを製造する工程を説明する。
図8(a)〜(c)は、同実施の形態に係る有機ELパネルの製造工程を示す工程図である。
まず、図8(a)に示すように、アレイ基板1上に有機EL素子12を形成する。具体的には、アレイ基板1の上にITO製の陽極12aを形成し、その上に正孔輸送層12bの材料であるPEDOTをインクジェット方式によって成膜する。そして、正孔輸送層12bの上に発光層12cの材料であるポリフルオレンをインクジェット方式によって成膜し、その上に透明な陰極12dの材料を成膜する。
次に、別工程として、無機層13b上に第1の有機樹脂層13aを塗布し、図8(b)に示すように、この無機層13bを第1の有機樹脂層13aを介してアレイ基板1上に貼り合わせる。この貼り合わせには、ローラが用いられる。そして、アレイ基板1をホットプレートに載せ、約100[℃]で約30分間加熱して第1の有機樹脂層13aをベークする。
次に、図8(c)に示すように、第1の有機樹脂層13aの外周面を覆うように防湿粒子4を含有する第2の有機樹脂層13cを塗布し、アレイ基板1をホットプレートによって約100[℃]で約30分間加熱して第2の有機樹脂層13cをベークする。
以上で第2の実施の形態に係る有機ELパネルの製造工程が終了となる。なお、上記工程は全て真空下、又はN2雰囲気下で行っている。
上記構成の有機ELパネルによれば、多数の防湿粒子4を含有した第2の有機樹脂層13cによって、第1の有機樹脂層13aの外周面を覆うように設けている。しかも、これら防湿粒子4は、第2の有機樹脂層13c中において、その姿勢が無秩序となるよう分散している。
そのため、有機EL素子12は、第1の有機樹脂層13aの外周面に設けられた第2の有機樹脂層13c中の防湿粒子4により完全に覆われている。
その結果、第1の有機樹脂層13aの外周面から水分が滲入しても、この水分が有機EL素子12側に浸透するのを抑制することができるから、有機EL素子12の劣化が抑制され、その結果、有機ELパネルの寿命を長期化することができる。
なお、本実施の形態では、第1の有機樹脂層13aの上に無機層13bが設けられている。そのため、防湿粒子4は、第1の有機樹脂層13aの外周面から侵入する水分だけを防止すれば、有機EL素子12を水分から保護することができる。
したがって、防湿粒子4を1枚の板状部材4aで構成し、各板状部材4aの板面が有機EL素子12側に向くように第2の有機樹脂層13c中に分散させてもよい。
また、本実施の形態のような上面発光型の有機ELパネルの場合、第2の有機樹脂層13cに含有させる防湿粒子の形状は特に限定されるものではない。すなわち、防湿粒子が球状であっても、棒状であっても、ある程度の防湿効果を得ることができる。
なお、本発明は、上記実施の形態そのままに限定されるものではなく、実施の段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記実施の形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発明を形成できる。例えば、実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよい。さらに、異なる実施の形態に亘る構成要素を適宜組み合わせてもよい。
本発明の第1の実施の形態に係る有機ELパネルの構造を示す断面図。 同実施の形態に係る有機EL素子の積層構造を示す概略図。 同実施の形態に係る防湿粒子の構造を示す概略図。 同実施の形態に係る有機樹脂層を示す断面図。 同実施の形態に係る有機ELパネルの製造工程の工程図。 本発明の第2の実施の形態に係る有機ELパネルの構造を示す断面図。 同実施の形態に係る有機EL素子の積層構造を示す概略図。 同実施の形態に係る有機ELパネルの製造工程を示す工程図。 従来の有機樹脂層を示す断面図。
符号の説明
1…アレイ基板、2、12…有機エレクトロルミネッセンス素子、2a…透明な陽極、2b、12b…正孔輸送層、2c、12c…発光層、2d、12d…陰極、3…封止層、3a…有機樹脂層、3b…無機層、4…防湿粒子、4a…板状部材、12a…陽極、12d…透明な陰極、13a…第1の有機樹脂層、13b…無機層、13c…第2の有機樹脂層。

Claims (7)

  1. アレイ基板と、
    このアレイ基板上に形成され、上記アレイ基板側から順に、透明な陽極、正孔輸送層、発光層、および陰極を備えた有機エレクトロルミネッセンス素子と、
    この有機エレクトロルミネッセンス素子を覆うように設けられ、複数の板状部材を交差させてなる複数の防湿粒子を含有する有機樹脂層を備えた封止層と、
    を具備することを特徴とする有機エレクトロルミネッセンスパネル。
  2. 上記複数の防湿粒子は、上記第2の有機樹脂層中において無秩序な姿勢で分散していることを特徴とする請求項1記載の有機エレクトロルミネッセンスパネル。
  3. 上記封止層は、上記有機樹脂層に積層される無機層を備えていることを特徴とする請求項1記載の有機エレクトロルミネッセンスパネル。
  4. アレイ基板と、
    このアレイ基板に設けられ、上記アレイ基板側から順に、陽極、正孔輸送層、発光層、および透明な陰極を備えた有機エレクトロルミネッセンス素子と、
    この有機エレクトロルミネッセンス素子を覆うように設けられた透明な第1の有機樹脂層と、
    この第1の有機樹脂層上に設けられた無機層と、
    上記第1の有機樹脂層の外周を覆うように設けられ、複数の防湿粒子を含有する第2の有機樹脂層と、
    を具備することを特徴とする有機エレクトロルミネッセンスパネル。
  5. 上記防湿粒子は、板状部材から構成されていることを特徴とする請求項4記載の有機エレクトロルミネッセンスパネル。
  6. 上記防湿粒子は、複数の板状部材を交差させてなることを特徴とする請求項5記載の有機エレクトロルミネッセンスパネル。
  7. 上記複数の防湿粒子は、上記第2の有機樹脂層中において無秩序な姿勢で分散していることを特徴とする請求項4記載の有機エレクトロルミネッセンスパネル。
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