JP2005078938A - 車両用灯具 - Google Patents
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Abstract
【課題】 少ないLEDによる面発光が可能で且つ小型化が可能な車両用灯具を提供する。
【解決手段】 LED7をハウジング4の円筒部2の内面に設け、その光Lを底部3に形成したリフレクタ面6により灯具としての照射方向Rへ向けて反射するようにしたため、ハウジング4の内部全面が面発光する。従来のようにハウジング4の周囲に発光しない部分を設ける必要がないため、灯具の小型化を図ることができる。
【選択図】 図3
【解決手段】 LED7をハウジング4の円筒部2の内面に設け、その光Lを底部3に形成したリフレクタ面6により灯具としての照射方向Rへ向けて反射するようにしたため、ハウジング4の内部全面が面発光する。従来のようにハウジング4の周囲に発光しない部分を設ける必要がないため、灯具の小型化を図ることができる。
【選択図】 図3
Description
本発明は、少ないLEDで面発光が可能な車両用灯具に関する。
テールランプやストップランプ等の車両用灯具を面発光させる場合に、発光面全体に多数のLEDを配置する構造では、LEDの数が多くなりコスト的に不利である。そのため、ランプの底部の周縁だけに円周方向に沿うLEDを配置し、そのLEDの上に光をランプの中心側へ反射する概略リング状の第1の反射面を設けると共に、該第1の反射面にて反射された光を、ランプの中心側に向けて漸次隆起した形状の第2の反射面により、更にランプの照射方向へ向けて面状に反射するようにしている(例えば、特許文献1。)。
特開2000−182407号公報
しかしながら、このような従来の技術にあっては、ランプの底部周縁に円周方向に沿って設けられたLEDの上に、概略リング状に形成された第1の反射面を覆い被せ、LEDの光の全てをランプの中心側へ向けて反射するため、ランプのうち、この第1の反射面に相当するリング状部分は発光せず、発光面を形成しない。従って、必要なサイズの発光面の周囲に、第1の反射面に相当するリング状の領域が必要となり、ランプサイズの大型化を招いて、車体側における組み込みスペースの確保が困難になる。
本発明は、このような従来の技術に着目してなされたものであり、少ないLEDによる面発光が可能で且つ小型化が可能な車両用灯具を提供するものである。
請求項1記載の発明は、円筒部と底部から成るハウジングを備え、円筒部の内面に円周方向に沿って複数のLEDを設け、底部にLEDの光を底部とは反対側の照射方向へ向けて反射するリフレクタ面を形成したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、円筒部と底部から成るハウジングを備え、円筒部の内面に円周方向に沿って複数のLEDを設け、底部にLEDの光を底部とは反対側の照射方向へ向けて反射するリフレクタ面を形成すると共に、底部の周縁に補助のLEDを円周方向に沿って複数設けたことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、底部の周縁に円周方向に沿う溝部が形成され、該溝部の内面に補助のLEDの光を照射方向へ向けて反射する補助のリフレクタ面が形成されていることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、リフレクタ面が円筒部に設けられた各LEDに対する放物面を円周方向で集合した形状であることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、LEDが湾曲自在なテープ状基板の長手方向に沿って複数設けられ、該基板ごと円筒部の内面に取付けられていることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、LEDをハウジングの円筒部の内面に設け、その光を底部に形成したリフレクタ面により灯具としての照射方向へ向けて反射するようにしたため、ハウジングの内部全面が面発光する。従来のようにハウジングの周囲に発光しない部分を設ける必要がないため、灯具の小型化を図ることができる。
請求項2記載の発明によれば、底部の周縁に補助のLEDを円周方向に沿って設けたため、外縁輪郭の明瞭な面発光を実現でき、輪郭の明瞭さが求められ灯具への適用に好適である。
請求項3記載の発明によれば、補助のLEDの光が補助のリフレクタ面により照射方向へ向けて反射されるため、面発光の輪郭が更に明瞭になる。
請求項4記載の発明によれば、リフレクタ面が放物面の集合のため、LEDの光を平行光として照射方向へ反射することができる。
請求項5記載の発明によれば、LEDが湾曲自在なテープ状基板に設けられた構造のため、この基板を円筒部の内面に沿って取付けるだけで、LEDを円周方向に沿って設けることができ、作業が容易である。
少ないLEDによる面発光が可能で且つ小型化が可能な車両用灯具を提供するため、円筒部と底部から成るハウジングを備え、円筒部の内面に円周方向に沿って複数のLEDを設け、底部にLEDの光を底部とは反対側の照射方向へ向けて反射するリフレクタ面を形成したことで、実現した。
図1〜図3は、本発明の第1実施例を示す図である。本実施例に係る車両用灯具は、自動車のリヤ部の左右両側に設けられているテールランプ1である。図中、Rが車両の後方を示しており、この後方Rがこのテールランプ1としての光の照射方向である。
テールランプ1は、円筒部2と底部3から成るハウジング4を備えている。底部3は円筒部2の前端に設けられ、テールランプ1の後側は開口した状態になっている。このハウジング4の後側にはアウタレンズ5が設けられている。
円筒部2の内面には、円周方向に沿って複数のLED7が設けられている。LED7は、図2に示すような湾曲自在なテープ状の基板8の表面に長手方向に沿って複数設けられ、この基板8を円筒部2の内面に沿って湾曲させながら接合することにより、円筒部2の内面に取付けることができる。従って、LED7を円筒部2の内面に取付ける作業が容易である。
ハウジング4の底部3には、底部3の中心に向かって漸次隆起する形状のリフレクタ面6が形成されている。このリフレクタ面6は、円筒部2に設けられた各LED7に対する放物面を円周方向で集合した形状で、LED7の光Lを、照射方向である後方Rへ向けて平行光として反射することができる。
従って、この第1実施例では、LED7の光Lがリフレクタ面6にて反射されて、後方Rへ照射されるため、LED7の数が少なくても、ハウジング4の底部3を全面的に面発光させることができる。このように、ハウジング4の内部全面が面発光する構造で、従来のようにハウジング4の周囲に発光しない部分を設ける必要がないため、テールランプ1自体の小型化を図ることができる。
図4は、本発明の第2実施例を示す図である。第1実施例と共通する部分には同一の符号を付し、重複する説明は省略する。この第2実施例に係る車両用灯具は、同じく自動車のリヤ部の左右両側に設けられているストップランプ9である。
この第2実施例に係るストップランプ9は、前記第1実施例の構造に加えて、ハウジング10の底部11における周縁に円周方向に沿う溝部12を形成し、その底面に補助のLED13を円周方向に沿って複数設けた構造にしている。この補助のLED13も湾曲自在なテープ状の基板14の表面に設けられ、溝部12内へ取付ける作業が容易である。
また、この溝部12の内面には補助のLED13の光Lを照射方向である後方Rへ向けて反射する補助のリフレクタ面15も形成されている。
ストップランプ9の点灯時には、円筒部2のLED7と、溝12内の補助のLED13の両方が発光する。補助のLED13により、ハウジング10の内部における面発光の外縁輪郭が明瞭になり、後続車への注意を喚起するストップランプ9として好ましい。
車両用灯具として、テールランプ1やストップランプ9を例にしたが、これらに限定されない。LED7、13として、薄い基板8、14の表面に設ける例を示したが、LED7、13の個々を円筒部2や底部3の周縁に配列しても良い。リフレクタ面6は放物面に限定されず、他の湾曲面でも良く、段状に隆起するものでも良い。補助のLED13は、溝部12を設けずに、直接底部11の周縁に配置しても良い。
1 テールランプ(車両用灯具)
2 円筒部
3、11 底部
4、10 ハウジング
6 リフレクタ面
7 LED
8、14 基板
9 ストップランプ(車両用灯具)
12 溝部
13 補助のLED
15 補助のリフレクタ面
R 後方(照射方向)
L 光
2 円筒部
3、11 底部
4、10 ハウジング
6 リフレクタ面
7 LED
8、14 基板
9 ストップランプ(車両用灯具)
12 溝部
13 補助のLED
15 補助のリフレクタ面
R 後方(照射方向)
L 光
Claims (5)
- 円筒部と底部から成るハウジングを備え、円筒部の内面に円周方向に沿って複数のLEDを設け、底部にLEDの光を底部とは反対側の照射方向へ向けて反射するリフレクタ面を形成したことを特徴とする車両用灯具。
- 円筒部と底部から成るハウジングを備え、円筒部の内面に円周方向に沿って複数のLEDを設け、底部にLEDの光を底部とは反対側の照射方向へ向けて反射するリフレクタ面を形成すると共に、
底部の周縁に補助のLEDを円周方向に沿って複数設けたことを特徴とする車両用灯具。 - 請求項2記載の車両用灯具であって、
底部の周縁に円周方向に沿う溝部が形成され、該溝部の内面に補助のLEDの光を照射方向へ向けて反射する補助のリフレクタ面が形成されていることを特徴とする車両用灯具。 - 請求項1〜3のいずれか1項に記載の車両用灯具であって、
リフレクタ面が円筒部に設けられた各LEDに対する放物面を円周方向で集合した形状であることを特徴とする車両用灯具。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載の車両用灯具であって、
LEDが湾曲自在なテープ状基板の長手方向に沿って複数設けられ、該基板ごと円筒部の内面に取付けられていることを特徴とする車両用灯具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003307976A JP2005078938A (ja) | 2003-08-29 | 2003-08-29 | 車両用灯具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003307976A JP2005078938A (ja) | 2003-08-29 | 2003-08-29 | 車両用灯具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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Family
ID=34410578
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2003307976A Pending JP2005078938A (ja) | 2003-08-29 | 2003-08-29 | 車両用灯具 |
Country Status (1)
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JP (1) | JP2005078938A (ja) |
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-
2003
- 2003-08-29 JP JP2003307976A patent/JP2005078938A/ja active Pending
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