JP2005077347A - 大気計測用レーザレーダ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 大気中の温暖化ガスを精度良く計測する大気計測用レーザレーダ装置を提供すること。
【解決手段】 航空機7にレーザレーダ装置を搭載し、矢視Y方向に移動しながら大気中の温暖化ガス1に対して、レーザ光をスキャニングする。計測手法は、地表面を地物ターゲットとしてその反射光を光受信器で受信し、レーザ光源と地物間の大気成分濃度を計測する長光路吸収レーザレーダ法を使用する。温暖化ガスは、特定波長の光を選択的に吸収するので、吸収波長(オン波長)のレーザ光と同時に隣接する非吸収波長(オフ波長)のレーザ光を大気中に照射し、大気透過後の強度を測定して両者の比率を求め、温暖化ガスの大気中濃度を測定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、大気中の温暖化ガスを精度良く計測する大気計測用レーザレーダ装置に関する。
大気中に浮遊するエアロゾロを、レーザレーダ装置により計測する技術が特許文献1に記載されている。図14は、特許文献1に記載されたシステム構成図である。図14のシステムは、パルス発振のレーザー装置(2)、大気中に向けて広いビーム拡がりでレーザービームを照射する出射レーザービーム光学系(3)、遠方からのレーザーエコー光を選択するフィルター等の光選択素子を備え、かつ広範囲に2次元光検出素子面上に集光する光学系(4)、高速ゲート掃引機能を有する2次元受光検出器(5)、システム全体を制御するシステム及び検出器で得られたデータを解析し画面上に映し出す解析システム(1)から構成される。
大気中には、産業用工場(9)から、または自然に放出されたエアロゾル群(7)等がある程度の高さに拡がりを持って分布する。それに向けて、レーザー装置より比較的ビーム拡がりの広いパルスレーザー光(6)をその領域に対して広範囲に照射する。このパルスレーザー光照射により大気中に分布するエアロゾル群(7)からのレーザーエコー光(8)が後方散乱によってレーザー装置の方向に戻ってくる。この光を望遠鏡等の集光光学系(4)により、高感度CCD素子等の2次元受光検出器(5)の光検出面上に結像する。
CCD素子ピクセルを2次元に配列し、多数の各ピクセル信号量を2次元画面上に表すと、レーザー出射地点から大気中のエアロゾル方向を見たときの大気中に3次元的に分布するエアロゾル群を2次元に圧縮した2次元空間分布が得られる。またこの信号量の全体量から、その方向にあるエアロゾル量を推定することができる。
特開2002−250769号公報
近年、大気中に蓄積されてきたCO、CH、NO等の温暖化ガスの影響による地球温暖化が、現実的かつ身近な問題として顕在化しつつある。このため、全世界の連携による温暖化ガス削減対策が急務とされている。このような機運の中で、1997年には温暖化防止に向けての議定書(京都議定書)が採択された。
この議定書によって、各国政府は温暖化ガスの排出量を削減し、その結果を透明かつ検証可能な方法で提示することが求められている。一方、京都議定書の目標達成を現実的なものとするために、排出量の取引を行うこととした、いわゆる「京都メカニズム(排出権取引・共同実施・CDM)」が導入され、排出権取引や森林の吸収源取引(国内・国外)が動き始めている。
それに伴い、温暖化ガスの空間分布計測に基づく排出量算定、排出量認証、森林のCO吸収量認証、森林バイオマス量計測といった新しい事業ニーズが胎動している。このように、国から、実際に温暖化対策の担い手となる自治体、企業などの個別機関によるプロジェクトに至るまで、さまざまなレベル・分野において、広域にわたる温暖化ガスの空間分布を効率的に計測する方法が求められているが、現時点ではこの目的に対応できる技術が世界的にみても存在しない。
すなわち、特許文献1に記載された従来例においては、大気観測レーザレーダは地上固定点での観測を前提としていた。しかしながら、地上固定点からの計測では、遮蔽物の存在等により測定可能な範囲が限られ、地球温暖化現象の解明に不可欠な、広域にわたる温暖化ガス濃度の、同時的、効率的測定に対応できないという問題があった。
本発明は、上記課題を解決するものであって、大気中の温暖化ガスを効率的に精度良く計測する大気計測用レーザレーダ装置の提供を目的とする。
そのために本発明の大気計測用レーザレーダ装置は、移動体に搭載され、特定波長の光を選択的に吸収する大気成分の吸収波長(オン波長)のレーザ光と同時に、前記オン波長帯に隣接する非吸収波長(オフ波長)のレーザ光を出射するレーザ光源と、前記レーザ光源から出射されるレーザ光を大気中にスキャンするスキャナと、反射ターゲットからのレーザ光の反射光を受光する手段と、前記移動体の位置、姿勢の計測手段と、前記オン波長およびオフ波長の反射光の強度比計測手段と、前記強度比計測手段で得られたデータに基づき大気中の温暖化ガス濃度を算出する手段とを有することを特徴とする。
また、本発明は、前記大気中の温暖化ガス濃度を計測位置の地図座標にマッピングする手段を設けたことを特徴とする。さらに本発明は、前記大気中の温暖化ガス濃度の空間分布データの作成手段を設けたことを特徴とする。
また、本発明は、前記移動体により空中から大気中の温暖化ガス濃度を計測することを特徴とする。
また、本発明は、前記移動体は車両であることを特徴とする。
また、本発明は、前記レーザ光源からレーザ光を出射し、反射ターゲットからのレーザ光の反射光を受光して、長光路吸収レーザレーダ法により大気中の温暖化ガス濃度を計測することを特徴とする。
また、本発明は、前記大気中の温暖化ガスはメタン(CH)、二酸化炭素(CO)、亜酸化窒素(NO)のいずれかであり、それぞれの温暖化ガスに対して特定の前記オン波長のレーザ光と同時に、前記オン波長に隣接するオフ波長のレーザ光を出射することを特徴とする。
本発明は、移動体からレーザ光を大気中に出射して温暖化ガス濃度を計測している。このため、遮蔽物の存在等により測定可能な範囲が限定されることがなく、広域にわたる温暖化ガス濃度を同時的、効率的に測定することができる。また、大気中の温暖化ガス濃度を計測位置の地図座標にマッピングする手段を設けているので、温暖化ガス濃度の分布を地図情報として確認することができる。さらに本発明は、前記大気中における温暖化ガス濃度の空間分布データの作成手段を設けているので、大気中の温暖化ガス濃度を2次元データとして表示することもできる。
また、本発明は移動体から温暖化ガス濃度を計測するので、レーザ光源と反射ターゲット間の距離を例えば0.1〜2kmの長い距離とすることができる。このため、大気中の温暖化ガス分子の分布が希薄な場合でも、前記分子の吸収量の積算値が大きくなり、温暖化ガス濃度を精度良く計測することができる。
また、本発明は前記移動体により空中から大気中の温暖化ガス濃度を計測している。このため、都市部のみならず、海上や河川、湖沼、山間部などのように、アプローチが困難なあらゆる地形の大気中の温暖化ガス濃度を計測することが可能となる。
また、前記移動体として車両を用いる場合には、車両が走行可能で建物等の反射ターゲットが存在する範囲において比較的簡単に水平〜斜め上方の大気中の温暖化ガス濃度を計測することができる。
また、本発明のレーザレーダ装置において使用される長光路吸収レーザレーダ法による計測は、建造物や地表面や水面等の粗面反射体(散乱体)を用いて温暖化ガス濃度の空間平均値を測定するものである。このため、森林域等の屋外を対象に高感度で高効率な温暖化ガス計測が可能となる。
また、本発明のレーザレーダ装置においては、大気中の温暖化ガスとして重要な分子であるメタン(CH)、二酸化炭素(CO)、亜酸化窒素(NO)のいずれかについて、それぞれ吸収係数が大きく、かつHOの吸収の少ない特定の波長を選定している。このため、大気中の温暖化ガス濃度を効率的に計測することができる。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、大気中の温暖化ガスを精度良く計測する大気計測用レーザレーダ装置を得ることができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しつつ説明する。図13は、本発明が対象とするレーザ計測法についての測定原理を示す概略の説明図である。図13(a)は長光路吸収法を示している。この方法は、レーザ光源100から出射されるレーザ光を、CO(二酸化炭素)やCH(メタン)、NO(亜酸化窒素)等の浮遊物110が浮遊している大気中を通過させて、リトロリフレクタ等の光学素子102で反射させる。反射光を光受信器101で受光し、レーザ光源とミラー間の大気成分濃度(平均値)を計測する。λon、λoffは、それぞれ大気中の浮遊成分によるレーザ光の吸収波長およびそれに隣接する非吸収波長である。このように、長光路吸収法は、光路中の吸収量の積算値と光路長のデータから距離平均値を導出するものである。
図13(b)は、長光路吸収レーザレーダ法を示している。この方法は、地物(地表面、建物等)を反射ミラーの代わりとして地物ターゲット103とする。地物ターゲット103からの反射光を光受信器101で受信し、レーザ光源と地物間の大気成分濃度(平均値)を計測する。図13(c)は、差分吸収ライダー法を示している。この方法は、DIALとも呼ばれており、大気中のエアロゾル(チリ等)散乱体110を反射ミラーの代わりとし、距離別の反射光吸収量から、大気成分濃度の三次元分布を求めるものである。このように、図13(a)〜(c)に記載されている手法によりレーザ光を用いて大気成分濃度を計測することができる。
この中で、(a)の長光路吸収法と(c)の差分吸収ライダー法は、移動計測が不能または装置が大型となり容易でなくなるのに対して、(b)の長光路吸収レーザレーダ法は、小型の装置で移動計測に適した手法である。本発明は、(b)の長光路吸収レーザレーダ法により、大気中の温暖化ガスを計測するものである。その理由について説明する。
空間的な濃度差が微小である温暖化ガスの濃度分布を計測するには、センサと反射ターゲット間の長距離大気中におけるレーザ光の吸収量の積分値を利用して微小な濃度差を検知できる、長光路吸収レーザレーダ法が適している。
また、時間変化が早い温暖化ガスの濃度分布を広域にわたり計測するには、高速の移動体に計測器具を搭載してターゲットを選ばず面的な計測を行う必要があるが、この点でも地表面や建物などのあらゆる屋外地物を反射ターゲットにできる長光路吸収レーザレーダ法が計測手段として適している。
ところで、大気微量分子成分は、波長1〜15μmの赤外域に分子の振動及び回転エネルギー遷移による極めて多数の特徴的な吸収スペクトルを有している。衛星搭載などのパッシブ光センサでは、この広い赤外波長域での吸収スペクトルを利用することにより多種類の分子の測定ができる。また、数10km〜数100kmの極めて長光路での計測が可能なため、高感度特性が実現されている。ところが、パッシブ法では空間分解能や高度分解能が数kmに限定されている。
これに対してレーザレーダによるアクティブ法では、高い空間分解能が可能である。また、レーザレーダでは、大気微量分子の吸収線のスペクトル幅以下の単一周波数動作より吸収線1本を選択して測定を行う。このような測定を行なうことにより、水蒸気など他の分子の強い吸収と重ならないようにすることが可能となる。
そこで、分子吸収線のデータベース(HITRAN96)を使用し、微量分子の吸収スペクトルの計算を行った。ここで、大気の圧力による広がりをローレンツスペクトル関数とした。また、水蒸気は、気温26℃で湿度60%(17.5X10ppm)の状態を仮定し、標準大気モデル(晴天大気状態)によるレーザ光の減衰を考慮して解析した。
次に、大気微量分子の吸収係数の選定について例を挙げて説明する。メタン(CH)は、温室効果ガスの中で最も重要な分子の1つである。計測では、吸収係数が大きく、HOの吸収のない波長を選定しなければならない。したがって、3.5μ帯の吸収線について検討した。測定に使用可能と思われる吸収線はP(7)、P(9)、P(10)、P(12)ブランチと呼ばれる振動回転吸収線である。その中で、最も吸収係数の大きいP(7)ブランチをCHの吸収波長に利用可能である。大気中の平均的なCHの濃度は1.6ppmである。
図7は、CH(実線)とHO(点線)の吸収線の特性を示す特性図である。この特性図は、散乱体までの距離を150mとしたときのCHにおけるP(7)ブランチの透過率を示すものである。図7の実線は、大気中CHのP(7)ブランチの吸収線を示し、点線はHOの吸収線を示している。この結果から、吸収のある最小の透過率は60%となり、P(7)ブランチでのCHの濃度はHOに依存せず、十分測定できると考えられる。
図8は、CO(実線)とHO(点線)の吸収線の特性を示す特性図である。COは、温暖化ガスの中で最も重要な分子の1つで、温暖化に寄与する割合が最も大きい。大気中の平均的な濃度360ppmとした場合の吸収線の特性図を図8に示す。ターゲットの距離を150m、気温26℃、湿度60%として解析した。図8の例では、水蒸気の吸収線と重なっていないCOの吸収線は2μm帯に存在し、最も吸収強度の大きい波長は2.004μm付近に存在している。
図9は、NO(実線)とHO(点線)の吸収線の特性を示す特性図である。NOは、温暖化ガスの1つで、大気中の平均的な濃度は0.3ppmである。図9には、ターゲットの距離を150m、気温26℃、湿度60%とした場合の透過率を示す。4.5μm帯に強い吸収があり、水蒸気との吸収線との重なっていないNOの吸収線も存在し、最も吸収強度の強い波長は4.54μmに存在する。
表1は、図7〜図9で説明した温暖化ガス(大気微量分子ガス)についての吸収波長と吸収係数の解析結果を示すものである。なお、表1の数値は例示であり、本発明において、吸収波長と吸収係数はこれらの数値に限定されるものではない。
Figure 2005077347
従来の大気観測レーザレーダは地上固定点での観測を前提としていた。しかしながら、地上固定点からの計測では、遮蔽物の存在等により測定可能な範囲が限られる。このため、前記したように地球温暖化現象の解明に不可欠な、広域にわたる温暖化ガス濃度の、同時的、効率的測定に対応できないという課題があった。
そこで、本発明においては、小型レーザ光源を用いたレーザレーダ装置を車両や航空機(プラットフォーム)に搭載し、移動しながら広域の温暖化ガスを短時間で効率的に測定することを特徴としている。具体的には、移動しながらレーザ光を大気中に照射し、地表面や建物等の地物で反射されるレーザ光をとらえて、前記長光路吸収レーザレーダ計測の原理により、CO、CH、NO等の温暖化ガス濃度を遠隔測定している。
図1は、本発明の概略構成を示す図である。図1(a)は計測処理する際の側面図、(b)は平面図である。図1において、1は温暖化ガス、2は大気計測の対象領域、3はレーザ光のスキャニングによる面的計測動作範囲、4はレーザ光路上の大気成分の平均濃度計測動作範囲、5はレーザ光のスキャンライン、6は計測点、7はレーザ光源を搭載している移動体を示している。
図2は、レーザ光源を搭載している移動体が車両8である場合の説明図である。車両8から出射されるレーザ光10を、建造物15で反射させている。図3は、レーザ光源を搭載している移動体がヘリコプター9である場合の説明図である。ヘリコプター9から出射されるレーザ光11を、地面12で反射させている。
図2のようにレーザ光源を搭載している移動体が車両の場合には、車両が走行可能な範囲において比較的簡単に大気中の温暖化ガス濃度を計測することができる。また、図1、図3のように航空機やヘリコプターのように空中から大気中の温暖化ガス濃度を計測する場合には、都市部のみならず、海上や河川、湖沼、山間部などのように、アプローチが困難なあらゆる地形の大気中の温暖化ガス濃度を計測することが可能となる。
このように、本発明においては、パルスレーザ光の照射で、センサと地物間における温暖化ガスの平均濃度を測定し、また、スキャナを組み合わせてレーザ光をスキャンすることにより、温暖化ガスの空間分布(面的な分布)を測定する。さらに、レーザレーダ装置を搭載した航空機や車両などの移動体の位置・姿勢計測機構を組み合わせることにより、測定値の位置を地図座標にリンクさせ、地図上にマッピングされた温暖化ガスの空間分布データを得ている。
図4は、本発明のレーザレーダ装置を示すブロック図である。本発明のレーザレーダ装置は、計測ユニット30と処理ユニット40で構成される。計測ユニット30には、レーザレーダ装置を搭載する航空機や車両などの移動体の位置、姿勢を計測する計測手段31が設けられている。この計測手段31としては、GPS(Global Positioning System)やIMU(Inertia Measurement Unit)が用いられる。
レーザ光源32から出力されるレーザ光は、スキャナ33でXaのようにスキャンしながらレーザ光を温暖化ガス1に照射する。温暖化ガス1に照射されたレーザ光は、地表や建物などの反射ターゲット15で反射され、反射光Xcとしてスキャナ33を通し、Xbのように進行して望遠鏡34に導入される。望遠鏡34に導入された反射光は、光検出器35で電気信号に変換され、オン、オフ波長(吸収、非吸収)の強度比計測手段36に入力される。
処理ユニット40の大気測定データ位置の算出部41には、前記移動体の位置、姿勢を計測する計測手段31からの計測信号が入力される。また、算出部41にはスキャナ33のレーザ光出射角度、すなわち、観測角度データXdが入力される。温暖化ガス濃度の算出部42には、前記強度比計測手段36からの計測データが入力される。
次に、大気測定データ位置の算出部41で得られた信号と、温暖化ガス濃度の算出部42で得られた信号に基づいて、マッピング処理部43で測定データの地図座標へのマッピング処理を行なう。続いて、データ作成部44で温暖化ガスの空間分布データを作成する。このように、マッピング処理を行なうことにより、温暖化ガス濃度の2次元空間分布を地図情報として確認することができる。
図5は、本発明のレーザレーダ装置の一例を示す概略説明図である。図5において、50はヘリコプター室内に配置される制御部、60はレーザヘッド部ケースで、防振台80を介してヘリコプター支柱81に固定される。レーザレーダ装置を搭載したヘリコプターは、地面85の上空、例えば高度0.1〜2kmを飛行して温暖化ガスの計測を行なう。なお、図5では測定高度を例えば0.1〜2kmとしているが、本発明においては対流圏全体を対象として高度10km程度からの計測も可能である。
このように、本実施形態においては移動体と反射ターゲットとの距離を例えば0.1〜2kmの長い距離としている。このため、大気中の温暖化ガス分子の分布が希薄な場合でも、前記分子と距離との積算値が大きくなり、温暖化ガス濃度を精度良く計測することができる。
制御部50には、ヘリコプターの位置、姿勢を計測する前記IMU51、GPS52が設けられており、計測データをCPU53に入力する。ディジタルメモリ54には、反射光のデータ(温暖化ガスの計測データ)が記憶される。光パラメトリック発振器(OPO)64の励起用パルスレーザ61には、レーザ電源57と冷却用のチラー56が設置されている。また、文字や数値を入力するキーボード58、温暖化ガスの空間分布などを表示するディスプレイ59が設けられている。
レーザ電源57は、Nd:YLF(ネオジウム:リチウム、イットリウム、フルオライド、ネオジウムイルフレーザ)励起用パルスレーザ61を駆動する。なお、励起用パルスレーザ61はネオジウムイルフに代えて、Nd:YAG(ネオジウム:イットリウム、アルミニウム、ガーネット、ヤグレーザ)を用いる構成としても良い。
OPO64は、励起用レーザ光を非線形結晶などの特殊な結晶に入射すると、波長の異なる2つのレーザ光に変換するもので、いずれかの波長が測定する分子の吸収のオンおよびオフ波長に相当するレーザ光を発生するものである。
このOPO64の材料は、例えばPPMgLN結晶を使用する。PPMgLNは、疑似位相整合型の非線形光学結晶ニオブ酸リチウム結晶にMgOを添加した、波長変換のための結晶である。LDシーダ62は、半導体レーザダイオード(Laser Diode)により、OPO64の出力波長(この例では2.0μm)のレーザ光を発振させ、OPO発振光の波長制御を行なう。LDシーダ62で発振された制御用レーザ発振光は、レンズやミラーなどの光学素子63を通してOPO64に入射する。OPO64から出力されるレーザ光は、励起光ブロッキングフィルタ65により励起光がカットされ、波長2.0μmのレーザ光を透過させる。
励起光ブロッキングフィルタ65を透過した波長2.0μmのレーザ光は、ミラー66、67で反射されて光路を変更し、スキャナ68に入射される。スキャナ68のスキャニングミラー68bは、軸68aを中心として矢視R方向に回動する。レーザヘッド部ケース60には、レーザビーム出射窓69が設けられており、レーザ光を例えば掃引角θ=60°の範囲でスキャンする。
レーザビーム出射窓69から出射されるレーザ光は、大気中の温暖化ガスを通過して地面85を反射ターゲットとして反射される。この反射されたレーザ光は、テレスコープ70に入力される。テレスコープ70の光軸上には反射鏡などの光学素子74が設けられており、テレスコープ70に入力されたレーザ光を集光し、背景光カットフィルタ71を通して光検出器72に入力する。光検出器72で検出された反射光を光電変換して、電気信号をプリアンプ73で増幅し、ディジタルメモリ54に反射光のデータ(温暖化ガスの計測データ)を記憶させる。
制御部50の制御装置55は、前記パルスレーザ61、LDシーダ62、OPO64を制御して、所定のレーザ光を発振させる。また、CPU53により温暖化ガスの計測データおよびヘリコプターの位置、姿勢データを処理し、前記温暖化ガスの空間分布データを作成する。作成された温暖化ガスの空間分布データは、ディスプレイ59に表示させる。また、温暖化ガスの空間分布データは図示を省略したRAMなどの記憶素子に記憶させる。なお、制御部50には、動作プログラムが格納されているROMなどの記憶素子も設けられている。また、記憶手段としては、RAMやROMの他にハードディスクを用いることもできる。
図6は、本発明によるレーザレーダ装置により計測されたデータに基づいて作成された、温暖化ガスの空間分布マッピングの例を示す説明図である。この例は、ある地方都市の地図上に、計測された温暖化ガスの濃度分布を濃淡により示している。都心部および道路沿いのA、B、Cのエリアでは温暖化ガスの濃度が濃く、山間部などでは温暖化ガスの濃度が薄く示されている。
本発明の好適な実施形態においては、「屋外」での「移動体」からの温暖化ガスを始めとした「大気計測」を行なうレーザレーダ装置を対象としている。本発明においては、レーザレーダ装置に係わる新要素技術を含めたトータルなシステム、すなわち、移動体計測の基本的要素を盛り込んだ、レーザレーダ装置による大気計測用システムを提供するものである。
本発明においては、位置同定のための機構として、GPS、IMUを備える。航空機等の移動プラットフォームにレーザレーダ装置を搭載し、プラットフォームの移動と、移動方向とは垂直方向への高速スキャニングを組み合わせることにより、大気成分濃度の面的計測を行う機構を備える。屋外での温暖化ガスの移動体からの面的計測に必要な、レーザレーダ装置側の構成を組み込んでいる。これらの構成を移動体からの大気計測用レーザレーダに適用したところに本発明の新規な特徴を有している。
本発明のレーザレーダ装置は、隣接するオン、オフ波長のレーザ光発振を精密に制御するため、OPOによる厳密な波長コントロール、出力安定性の確保を図っている。屋外での使用においては安全を確保するため、赤外域のアイセーフ波長(目に危害を加えない波長)を用いることとしている。また、屋外での面的大気計測、温暖化ガス等の微量気体計測に対応するため、前述の地表面や建物等を反射ターゲットとした長光路吸収レーザレーダ法を採用している。
この長光路吸収レーザレーダ法は、建造物や地表面や水面等の粗面反射体(散乱体)を用いて温暖化ガス濃度の空間平均値を測定するもので、森林域等の屋外を対象に高感度で高効率な温暖化ガス計測が可能という特徴を有する。移動計測では移動プラットフォームに搭載し運用するため、機動性を確保する必要があり、マイクロチップレーザ等を用いて光源部分の小型、軽量化を図っている。
以上の説明では、温暖化ガスの計測を対象としているが、この技術は、レーザ光源を工夫することによりその他の大気成分(有害排出物質:NO、SO、CO等による広域環境汚染など)の測定にも応用できるものである。
図10は、ガスセルを用いてメタン(CH)を測定する例を示すブロック図である。OPO91からは、中心波長が例えば3.39μmのレーザ光を発振する。このレーザ光は、バンドパスフィルタ92で所定波長を透過し、ビームスプリッタ93で分岐させる。ビームスプリッタ93で分岐された一方のレーザ光は、メタンが封入されているガスセル94に導入される。ガスセル94を通過したレーザ光は、レンズ95で集光されてホトダイオード(PD)96で検出される。また、ビームスプリッタ93で分岐された他方のレーザ光はミラー97で反射されて、レンズ98で集光され、ホトダイオード(PD)99で検出される。
このように、図10の例では、ホトダイオード(PD)96は、計測対象のメタンガスを封入した吸収量測定用ガスセル94を介した入射光の強度検出器として機能する。また、ホトダイオード(PD)99は、レーザ発振光の強度検出器として機能している。
上記レーザ発振光の強度検出器99及び入射光の強度検出器96の検出信号は、図示を省略した処理装置に入力される。処理装置は、OPO91の発振波長を計測対象であるメタンガスのオン/オフ波長に一致させるような制御を行なう。このようにして、OPO91の発振波長を計測対象であるメタンガスのオン/オフ波長に一致させるので、高精度で高感度の計測性能を維持することができる。
測定の際には、ガスセル内を真空状態にした後、測定分子であるメタンを封入し、圧力を下げることで濃度を変化させた。セルの長さは0.2mである。OPO91の発振波長は、1.5μm波長のレーザダイオード(LD)の電流値を変調することにより、シグナル光の周波数を変化させ、アイドラ光の発振周波数を変化させて変調した。アイドラ光の発振周波数は、OPO91を構成している共振器のFSR=1.4GHz間隔で離散的に変化させた。
図11は、図10に示したガスセル94内のメタンの濃度を4.8×10ppmとしたときの、P(7)ブランチによるCHの吸収スペクトルを示す特性図である。点線がHITRAN96による理論値で、実線がガスセルによる実験値を結んだ吸収スペクトルである。また、このときの吸収係数は最大で1.3×10ppm−1−1である。
図12は、大気メタンの測定結果を示す特性図である。図12は、アイドラ光の波長を変化させて建物廊下でのメタンの吸収スペクトルを測定した結果を示している。ターゲットとしてはコーティングされた木板を用い、パルスの積算回数はn=10回として、受信信号のSNR=10(測定精度1%)が得られた。ガスセルによるメタンの吸収スペクトルの測定結果から、メタンの吸収係数1.3×10ppm−1−1を用いると、濃度1.7ppmが得られ、平均的な大気メタン濃度1.6ppmと近いことが分かった。
このように、ガスセルおよび屋内大気を用いたCH濃度の実験計測を行った結果から、レーザレーダによる吸収スペクトル計測値が理論値とほぼ一致していることが確認された。また、屋内大気を用いた計測では、前記のように、CH濃度測定値1.7ppmが得られ、平均的な大気中濃度1.6ppmに近い値が得られた。なお、分子濃度(この例ではCH濃度)は、オフ波長およびオン波長の受信電力の比、吸収係数の差分値をパラメータとして計算で求めることができる。
図10のガスセルは、本発明のレーザレーダ装置による大気中の温暖化ガスを計測するシステムの動作を検証するために用いている。図10の例ではセルの長さは0.2mであるが、ガスセル内には大気中における数千倍の濃度のメタンを充填している。このため、例えば図5に示したように、実際の大気中における計測の際の反射ターゲットまでの距離を0.1〜2kmとして、大気中における温暖化ガス濃度の見掛け上の積算を増大させていることと等価となる。すなわち、温暖化ガス濃度と計測距離との積算値は、図10の例と図5の例では等価とみることができる。
本発明により、移動体に搭載したレーザレーダ装置により大気中の温暖化ガスを計測する大気計測用レーザレーダ装置が提供される。
本発明によるレーザレーダ装置の概略構成を示す図である。 レーザ光源を搭載している移動体が車両である場合の例を示す説明図である。 レーザ光源を搭載している移動体がヘリコプターである場合の例を示す説明図である。 本発明のレーザレーダ装置を示すブロック図である。 本発明のレーザレーダの一例を示す概略説明図である。 本発明によるレーザレーダ装置による温暖化ガスの空間分布マッピングの例を示す説明図である。 CH(実線)とHO(点線)の吸収線の特性を示す特性図である。 CO(実線)とHO(点線)の吸収線の特性を示す特性図である。 O(実線)とHO(点線)の吸収線の特性を示す特性図である。 ガスセルを用いてメタン(CH)を測定する例を示すブロック図である。 ガスセルに収納されたメタン(CH)の分子吸収スペクトル測定結果を示す特性図である。 大気メタンの測定結果を示す特性図である。 本発明が対象とするレーザ計測法についての測定原理を示す概略の説明図である。 従来例のシステム構成図である。
符号の説明
1・・・温暖化ガス、2・・・大気計測の対象領域、3・・・レーザ光のスキャニングによる面的計測範囲、4・・・レーザ光路上の大気成分の平均濃度計測範囲、5・・・レーザ光のスキャンライン、6・・・計測点、7・・・移動体、30・・・計測ユニット、40・・・処理ユニット、50・・・制御部、57・・・レーザ電源、60・・・レーザヘッド部ケース、61・・・パルスレーザ、64・・・OPO(光パラメトリック発振器)、68・・・スキャナ、70・・・テレスコープ

Claims (7)

  1. 移動体に搭載され、特定波長の光を選択的に吸収する大気成分の吸収波長(オン波長)のレーザ光と同時に、前記オン波長に隣接する非吸収波長(オフ波長)のレーザ光を出射するレーザ光源と、前記レーザ光源から出射されるレーザ光を大気中にスキャンするスキャナと、反射ターゲットからのレーザ光の反射光を受光する手段と、前記移動体の位置、姿勢の計測手段と、前記オン波長およびオフ波長の反射光の強度比計測手段と、前記強度比計測手段で得られたデータに基づき大気中の温暖化ガス濃度を算出する手段とを有することを特徴とする、大気計測用レーザレーダ装置。
  2. 前記大気中の温暖化ガス濃度を計測位置の地図座標にマッピングする手段を設けたことを特徴とする、請求項1に記載の大気計測用レーザレーダ装置。
  3. 前記大気中の温暖化ガス濃度の空間分布データの作成手段を設けたことを特徴とする、請求項2に記載の大気計測用レーザレーダ装置。
  4. 前記移動体により空中から大気中の温暖化ガス濃度を計測することを特徴とする、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の大気計測用レーザレーダ装置。
  5. 前記移動体は車両であることを特徴とする、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の大気計測用レーザレーダ装置。
  6. 前記レーザ光源からレーザ光を出射し、反射ターゲットからのレーザ光の反射光を受光して、長光路吸収レーザレーダ法により大気中の温暖化ガス濃度を計測することを特徴とする、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の大気計測用レーザレーダ装置。
  7. 前記大気中の温暖化ガスはメタン(CH)、二酸化炭素(CO)、亜酸化窒素(NO)のいずれかであり、それぞれの温暖化ガスに対して特定の前記オン波長のレーザ光と同時に、前記オン波長に隣接するオフ波長のレーザ光を出射することを特徴とする、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の大気計測用レーザレーダ装置。
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