JP2005076841A - ベルト式無段変速機 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成にて作動油供給機構のシール性を向上でき、車両の被牽引時においても遊星歯車機構等の潤滑性を確保できるベルト式無段変速機を提供すること。
【解決手段】油圧ポンプにより作動油が圧送されない状態で、ハウジング内に貯留された作動油をプライマリプーリ50内の油圧室55Aに供給する作動油供給機構を備えたベルト式無段変速機1において、前記作動油供給機構を、攪拌された潤滑油を導入するための被牽引時用油路23bと、必要時に潤滑油を油圧室55Aに導くための油路開閉部材13とを備えて構成し、これらをトランスアクスルリヤカバー23内に形成した。
【選択図】 図1

Description

この発明は、ベルト式無段変速機に関し、更に詳しくは、簡易な構成にて作動油供給機構のシール性を向上でき、車両の被牽引時においても遊星歯車機構等の潤滑性を確保できるベルト式無段変速機に関する。
無段変速機を備えた車両では、一般に、車両の停止に際しては再発進のために変速比を最大減速側へ変化させる変速比制御が実行される。このため、上記車両の被牽引時には、無段変速機の出力軸よりも入力軸が高速回転させられて潤滑油を必要とする一方、エンジンにより駆動される油圧ポンプの停止により、通常走行時には供給される潤滑油が前後進切換え機構の遊星歯車機構に送られて来ないので、遊星歯車機構内が潤滑不足となって耐久性が損なわれるおそれがある。
このような場合、被牽引時の車両速度が低速から高速に移行した場合、変速比を最大減速側から最小減速側に変更できればよいが、そのためには、遠心油圧によって無段変速機の入力軸側のプライマリプーリに形成されている油圧室の容積を大きくするために、この油圧室に作動油を補給する必要があった。
このような車両の被牽引時においても遊星歯車機構等の潤滑を行うことができる車両用ベルト式無段変速機が、たとえば特許文献1に開示されている。すなわち、このベルト式無段変速機は、ハウジングと、当該ハウジング内において回転可能に支持された入力軸および出力軸と、溝幅が可変の外周溝を備えて当該入力軸および出力軸にそれぞれ設けられた一対の一次側可変プーリおよび二次側可変プーリと、それら一対の一次側可変プーリおよび二次側可変プーリの外周溝幅を変化させる一次側油圧シリンダおよび二次側油圧シリンダと、前記一次側可変プーリおよび二次側可変プーリの外周溝にそれぞれ巻き掛けられた伝動ベルトとを備え、油圧ポンプから前記一次側油圧シリンダおよび二次側油圧シリンダへそれぞれ供給される作動油の圧力あるいは流量が調節されることによって変速比が変化させられる形式のものである。
そして、このベルト式無段変速機は、前記ハウジングに開口し、当該ハウジング内に貯留する作動油を取り入れるための取油口と、前記一次側油圧シリンダ内と前記取油口とを接続する接続油路と、前記油圧ポンプにより作動油が圧送されている状態では前記接続油路を閉じるが、当該油圧ポンプにより作動油が圧送されない状態では前記接続油路を開く開閉弁(逆止弁)とを含むことを特徴とするものである。また、この開閉弁は、ハウジングの端面に密着した状態で固定されたエンドプレートに配置されている。
このように構成されたベルト式無段変速機では、油圧ポンプにより作動油が圧送されない被牽引状態では、入力軸が比較的高速で回転させられるのに伴って一次側油圧シリンダ内に遠心油圧が発生し、この遠心油圧と二次側油圧シリンダ内の遠心油圧とがある変速比でバランスをとろうとする。このとき、一次側油圧シリンダ内と前記取油口とを接続する接続油路が開閉弁によって開かれるので、ハウジング内に貯留する作動油が取油口から取り入れられて一次側油圧シリンダ内に流入し、一次側油圧シリンダ内の遠心油圧が増加していく。
これにより、一次側可変プーリの有効径が徐々に大きくされて入力軸回転速度が低くされ、伝動ベルトおよび前後進切換え機構の遊星歯車の摩耗が軽減されるとともに耐久性が向上する。また、入力軸とともに回転する前後進切換え機構の遊星歯車の焼き付きも抑制
される。
特開平2−80845号公報
しかしながら、上記従来技術では、ハウジングとエンドプレートとが別部材で構成されているため、開閉弁による上記開閉機能を発揮させるためには、ハウジングとエンドプレートとの接合面におけるシール性を向上させる必要があった。
この発明は、上記に鑑みてなされたものであって、簡易な構成にて作動油供給機構のシール性を向上でき、車両の被牽引時においても遊星歯車機構等の潤滑性を確保できるベルト式無段変速機を提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、この発明の請求項1に係るベルト式無段変速機は、油圧ポンプにより作動油が圧送されない状態で、ハウジング内に貯留された作動油をプライマリプーリ内の油圧室に供給する作動油供給機構を備えたベルト式無段変速機において、前記作動油供給機構を、前記ハウジングの隔壁内と、前記ハウジング内に配置された前記油圧ポンプの筐体との少なくとも一方に形成したことを特徴とするものである。
また、この発明の請求項2に係るベルト式無段変速機は、請求項1に記載の発明において、前記ハウジング内に貯留された作動油は、少なくとも2軸のギヤ、3軸のギヤ、4軸のギヤのいずれかと同一平面上で、かつ、発進装置とプライマリプーリ間の隔壁により貯留されることを特徴とするものである。
また、この発明の請求項3に係るベルト式無段変速機は、請求項1または2に記載の発明において、回転軸は回転方向に傾斜した傾斜油路を備え、前記ハウジング内に貯留された作動油を前記傾斜油路から導入し前記プライマリプーリ内の油圧室に供給することを特徴とするものである。
この発明に係るベルト式無段変速機(請求項1)によれば、作動油供給機構をハウジングの隔壁内に形成したので、攪拌された作動油のシール性を向上できるとともに、ハウジングの小型化に寄与できる。
また、この発明に係るベルト式無段変速機(請求項2)によれば、各ギヤによる作動油の伝達経路に沿って作動油を貯留できるので、作動油の貯留性を向上することができる。
また、この発明に係るベルト式無段変速機(請求項3)によれば、回転軸の周囲から作動油を効率よく捕集でき、プライマリプーリ内の油圧室に供給することができる。
以下に、この発明に係るベルト式無段変速機の実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施例によりこの発明が限定されるものではない。
先ず、本発明が適用されるベルト式無段変速機を備えた動力伝達装置の全体構成について図2に基づいて説明する。ここで、図2は、ベルト式無段変速機を備えた動力伝達装置
を示すスケルトン図である。図2に示すように、内燃機関であるエンジン10の出力側には、トランスアクスル20が設けられている。
このトランスアクスル20の筐体は、トランスアクスルハウジング21と、このトランスアクスルハウジング21のエンジン10の出力側と反対側に取り付けられたトランスアクスルケース22と、このトランスアクスルケース22のエンジン10の出力側と反対側に取り付けられたトランスアクスルリヤカバー(ハウジング)23とから構成されている。
トランスアクスルハウジング21の内部には、トルクコンバータ(発進装置)30が収納されている。また、トランスアクスルケース22およびトランスアクスルリヤカバー23の内部には、前後進切換え機構40とベルト式無段変速機1と差動装置である最終減速機70が収納されている。
トルクコンバータ30は、エンジン10のトルクを増加してベルト式無段変速機1に伝達するものであり、ポンプインペラ31と、タービンランナ32と、ステータ33と、ロックアップクラッチ34と、ダンパ装置35等を備えている。すなわち、トランスアクスルハウジング21の内部には、クランクシャフト11と同一の軸線を中心として回転可能なインプットシャフト38が設けられている。インプットシャフト38におけるエンジン10側の端部には、タービンランナ32が取り付けられている。
一方、クランクシャフト11の後端には、ドライブプレート12を介してフロントカバー37が連結されており、このフロントカバー37にはポンプインペラ31が接続されている。このタービンランナ32とポンプインペラ31とは対向配置され、これらの内側にはステータ33が設けられている。
ステータ33には、ワンウェイクラッチ39を介して中空軸36が接続されている。そして、この中空軸36の内部にインプットシャフト38が設けられている。また、インプットシャフト38におけるフロントカバー37側の端部には、ダンパ装置35を介してロックアップクラッチ34が設けられている。上記のように構成されたフロントカバー37およびポンプインペラ31等により形成されたケーシング(図示せず)内には、作動油が供給されている。
ここで、トルクコンバータ30の動作を説明する。エンジン10のトルクは、クランクシャフト11からドライブプレート12を介して、トルクコンバータ30のフロントカバー37に伝達される。ロックアップクラッチ34がダンパ装置35により解放されている場合は、フロントカバー37に伝達されたトルクがポンプインペラ31に伝達され、ポンプインペラ31とタービンランナ32との間を循環する作動油を介して、タービンランナ32に伝達される。タービンランナ32に伝達されたトルクは、インプットシャフト38に伝達される。
トルクコンバータ30と後述する前後進切換え機構40との間には、オイルポンプ(油圧ポンプ)26が設けられている。このオイルポンプ26のロータ27と、ポンプインペラ31とが円筒形状のハブ28により接続されている。また、オイルポンプ26のボデー(筐体)29は、トランスアクスルケース22側に固定されている。更に、ハブ28と中空軸36とがスプライン嵌合されている。このような構成により、エンジン10の動力がポンプインペラ31を介してロータ27に伝達され、オイルポンプ26を駆動することとなる。
前後進切換え機構40は、トルクコンバータ30内のインプットシャフト38に伝達さ
れたエンジン10のトルクをプライマリプーリ50に伝達するものである。また、前後進切換え機構40は、遊星歯車機構41と、フォワードクラッチ42と、リバースブレーキ43とにより構成されている。
遊星歯車機構41は、サンギヤ44と、ピニオン(プラネタリピニオン)45と、リングギヤ46とにより構成されている。サンギヤ44は、連結部材(図示せず)にスプライン嵌合されている。この連結部材は、プライマリプーリ50の回転部材であるプライマリシャフト(1軸)51にスプライン嵌合されており、サンギヤ44に伝達されたトルクは、プライマリシャフト51に伝達される。
ピニオン45は、サンギヤ44に噛み合い、その周囲に複数個(例えば、3個)配置されている。また、各ピニオン45は、このピニオン45を自転可能に支持するとともに、このピニオン45をサンギヤ44の周囲で一体に公転可能に支持するキャリヤ48に保持されている。このキャリヤ48は、その外周端部でリバースブレーキ43に接続されている。リングギヤ46は、キャリヤ48に保持されている各ピニオン45に噛み合い、フォワードクラッチ42を介して、トルクコンバータ30内のインプットシャフト38に接続されている。
フォワードクラッチ42は、インプットシャフト38の中空部に供給された作動油により、ON/OFF制御されるものである。フォワードクラッチ42のOFF時には、インプットシャフト38に伝達されたトルクをリングギヤ46に伝達し、フォワードクラッチ42のON時には、リングギヤ46とサンギヤ44とピニオン45が互いに相対回転することなく、インプットシャフト38に伝達されたトルクを直接サンギヤ44に伝達するように構成されている。
リバースブレーキ43は、トランスアクスルケース22の外部から供給された作動油によってON/OFF制御されるものである。このON/OFF制御には、図示しないブレーキピストンが用いられる。なお、前進走行時には、フォワードクラッチ42がON、リバースブレーキ43がOFFにされ、後進走行時には、フォワードクラッチ42がOFF、リバースブレーキ43がONにされる。
つぎに、本発明の要部であるベルト式無段変速機1の概略構成について図2に基づいて説明する。ベルト式無段変速機1は、インプットシャフト38と同心状に配置されたプライマリシャフト51と、このプライマリシャフト51と平行に配置されたセカンダリシャフト(2軸)61とを備えている。このプライマリシャフト51は、軸受81,82により回転可能に支持されている。また、セカンダリシャフト61は、軸受83,84により回転可能に支持されている。
上記プライマリシャフト51には、プライマリプーリ50が設けられており、セカンダリシャフト61側には、セカンダリプーリ60が設けられている。プライマリプーリ50は、プライマリシャフト51の外周に一体的に形成された固定シーブ52と、プライマリシャフト51の軸線方向に移動できるように構成された可動シーブ53とを備えている。
そして、この固定シーブ52と可動シーブ53との対向面間にV字形状の溝80aが形成されている。また、この可動シーブ53をプライマリシャフト51の軸線方向に動作させることにより、可動シーブ53と固定シーブ52とを接近・離隔させる油圧アクチュエータ57が設けられている。
一方、セカンダリプーリ60は、セカンダリシャフト61の外周に一体的に形成された固定シーブ62と、セカンダリシャフト61の軸線方向に移動できるように構成された可
動シーブ63とを備えている。そして、この固定シーブ62と可動シーブ63との対向面間にV字形状の溝80bが形成されている。また、この可動シーブ63をセカンダリシャフト61の軸線方向に動作させることにより、可動シーブ63と固定シーブ62とを接近・離隔させる油圧アクチュエータ64が設けられている。
上記プライマリプーリ50の溝80aおよびセカンダリプーリ60の溝80bに対して、ベルト80が巻き掛けられている。このベルト80は、多数の金属製の駒および複数本のスチールリングで構成されている。このベルト80により、プライマリプーリ50に伝達されたエンジン10のトルクをセカンダリプーリ60に伝達する。なお、セカンダリプーリ60とトランスアクスルリヤカバー23との間には、セカンダリシャフト61に固定されたパーキングギヤ65が配置されている。
また、セカンダリシャフト61におけるエンジン10側には、カウンタドライブピニオン92が固定されており、カウンタドライブピニオン92の両側には、軸受87,88が配置されている。カウンタドライブピニオン92と最終減速機70との間の動力伝達経路90には、セカンダリシャフト61と平行なインターミディエイトシャフト(3軸)91が設けられている。
インターミディエイトシャフト91は、軸受85,86により回転可能に支持され、カウンタドリブンギヤ93およびファイナルドライブピニオン94が設けられている。このカウンタドリブンギヤ93は、上記カウンタドライブピニオン92と噛み合わされている。
また、最終減速機70は、内部が中空のデフケース71と、ピニオンシャフト72と、ピニオン73,74と、サイドギヤ75,76とにより構成されている。このデフケース71は、軸受77,78により回転可能に支持されている。また、このデフケース71の外周には、リングギヤ79が設けられており、このリングギヤ79が上記ファイナルドライブピニオン94と噛み合わされている。
ピニオンシャフト72は、デフケース71の中空部に取り付けられている。ピニオン73,74は、このピニオンシャフト71に固定されている。サイドギヤ75,76は、ピニオン73,74の両方に噛み合わされている。また、サイドギヤ75,76は、それぞれフロントドライブシャフト(4軸)101に固定されており、このフロントドライブシャフト101の端部に車輪100が取り付けられている。
以上のように構成されたトランスアクスルケース22の内部では、図3中の矢印に示すように、トランスアクスルケース22の底部(オイルパン)に貯留された潤滑油3が、回転するリングギヤ79によって掻き上げられ、各ギヤ94,93,92の噛み合い面を伝達し飛散しながら、最終減速機70等の各構成部材(たとえば、各シャフト101,91,61や各軸受83〜88等)を潤滑するとともに、更にトランスアクスルケース22の内壁面に当たり、落下してプライマリシャフト51等を潤滑している。ここで、図3は、動力伝達装置内の潤滑油が伝達される様子示す模式図である。
なお、トランスアクスルケース22内に貯留された作動油は、作動油の伝達経路に沿ってその貯留性を高めることができれば、少なくともセカンダリシャフト61のギヤ92、インターミディエイトシャフト91のギヤ93,94、フロントドライブシャフト101のギヤ79等のいずれかと同一平面上で、かつ、トルクコンバータ30とプライマリプーリ50間の隔壁により貯留されるようになっていればよい。
また、上記ベルト式無段変速機1をはじめとする各構成要素は、各種センサ情報に基づ
いて図示しない電子制御装置により制御される。この電子制御装置には、ベルト式無段変速機1の変速制御を行うためのデータが記憶されている。たとえば、アクセル開度や車速等の情報に基づく走行状態に応じて、ベルト式無段変速機1の変速比を制御することにより、エンジン10の最適な運転状態を選択するためのデータが記憶されている。
具体的には、油圧アクチュエータ57の油圧を制御することにより、プライマリプーリ50の溝80aの幅が調整される。その結果、プライマリプーリ50におけるベルト80の巻き掛け半径が変化し、ベルト式無段変速機1の入力回転数と出力回転数の比、すなわち変速比が無段階(連続的)に制御される。
更に、油圧アクチュエータ64の油圧を制御することにより、セカンダリプーリ60の溝80bの幅が変化する。ベルト80に対するセカンダリプーリ60の軸方向の挟圧力が制御される。この挟圧力によりベルト80の張力が制御され、プライマリプーリ50およびセカンダリプーリ60とベルト80との接触面圧が制御される。油圧アクチュエータ64の油圧は、ベルト式無段変速機1に入力されるトルク、およびベルト式無段変速機1の変速比等に基づいて制御される。
つぎに、このベルト式無段変速機1の基本動作について図2に基づいて説明する。エンジン10のトルクがプライマリシャフト51を介してプライマリプーリ50に伝達すると、そのトルクはベルト80を介してセカンダリプーリ60に伝達され、このセカンダリプーリ60のセカンダリシャフト61を回転させる。
セカンダリプーリ60に伝達されたトルクは、セカンダリシャフト61から動力伝達経路90のカウンタドライブピニオン92およびカウンタドリブンギヤ93を介して、インターミディエイトシャフト91に伝達され、インターミディエイトシャフト91を回転させる。
そして、インターミディエイトシャフト91に伝達されたトルクは、ファイナルドライブピニオン94およびリングギヤ79を介して最終減速機70のデフケース71に伝達され、このデフケース71を回転させる。デフケース71に伝達されたトルクは、ピニオン73,74およびサイドギヤ75,76を介してフロントドライブシャフト101に伝達され、車輪100を回転させる。
つぎに、本発明の要部であるベルト式無段変速機1の構成について図1に基づいて詳細に説明する。ここで、図1は、この発明の実施例1に係るベルト式無段変速機のプライマリプーリ付近を示す断面図である。
図1に示すように、トランスアクスルリヤカバー23の隔壁内には、通常走行時にプライマリプーリ50に作動油(図3に示す潤滑油3を圧力制御して圧送されているもの)を供給するための通常走行時用油路23aと、被牽引時にプライマリプーリ50に作動油(攪拌され飛散した潤滑油を捕集したもの)を供給するための被牽引時用油路(作動油供給機構)23bが形成されている。両油路23a,23bをトランスアクスルリヤカバー23の隔壁内に構成することにより、トランスアクスルリヤカバー23の外部への突出量を低減することができる。また、隔壁内に構成されているので、従来技術よりも容易にシール性を確保することができる。
この通常走行時用油路23aは、プライマリプーリ50の油圧アクチュエータ57を制御するために、たとえば図示しないバルブボデー側から所定圧力に制御されて供給される潤滑油の流路となるものである。また、両油路23a,23bは、油圧が作用していない場合には、後述する油路開閉部材(作動油供給機構)13を介して連通している。
なお、図示しないバルブボデー(オイルパンの潤滑油貯留部)から通常走行時用油路23aを介してプライマリプーリ50の油圧室55A,55Bに至る流路をほぼ密封し、当該流路の下端部に潤滑油吸入口を設けて構成することもできる。このように構成することにより、遠心油圧によって広がろうとする油圧室55Aの負圧を利用し、上記潤滑油貯留部から潤滑油を補給することができる。したがって、潤滑油を補給するための専用部品を増加させずに構成することができる。
被牽引時用油路23bは、図3を用いて上述したように、車両の被牽引時に各ギヤ79,94,93,92等によって攪拌された潤滑油3を捕集して、これをプライマリプーリ50の油圧アクチュエータ57の制御に利用するために設けたものである。その理由は、以下のとおりである。
すなわち、無段変速機を備えた車両では、一般に、車両の停止に際しては再発進のために変速比を最大減速側へ変化させる変速比制御が実行される。このため、上記車両の被牽引時には、無段変速機の出力軸よりも入力軸が高速回転させられて潤滑油を必要とする一方、エンジンにより駆動される油圧ポンプの停止により、通常走行時には供給される潤滑油が前後進切換え機構の遊星歯車機構に送られて来ないので、遊星歯車機構内が潤滑不足となって耐久性が損なわれるおそれがあるからである。
このような場合、被牽引時の車両速度が低速から高速に移行した場合、変速比を最大減速側から最小減速側に変更できればよいが、そのためには、遠心油圧によって油圧室55Aの容積を大きくするために、この油圧室55Aに作動油を補給する必要がある。そこで、攪拌された潤滑油3を被牽引時用油路23bにより捕集して、これを上記油圧室55Aの作動油補給に充当するように構成したのである。
この被牽引時用油路23bは、上述したようにトランスアクスルリヤカバー23の隔壁内に設けることで、このトランスアクスルリヤカバー23を少し構造変更するのみで簡易かつ安価に構成できる。
また、被牽引時用油路23bをプライマリシャフト51の軸心にできるだけ近づけて配置したことにより、つぎのような効果を奏する。すなわち、プライマリシャフト51が回転すると、遠心油圧がプライマリシャフト51の軸心付近から働くため、プライマリプーリ50は大きなプーリ推力を得ることができる。したがって、被牽引時の変速比は、更に最小減速比側になるので、プライマリプーリ50の回転が下がり、遊星歯車機構41等の潤滑を十分に確保しつつ、牽引速度を上げることができる。
プライマリシャフト51の軸心には、油路51aが設けられている。このプライマリシャフト51の油路51aは、連通部材51bの油路51cを介して通常走行時用油路23aと連通している。また、油路51aには、半径方向に貫通した油路51d,51eが設けられている。
可動シーブ53は、プライマリシャフト51の外周面に沿ってスライドする内筒部53aと、この内筒部53aの固定シーブ52側の端部から外周側に向けて連続された半径方向部53bと、この半径方向部53bの外周端に連続され、かつ、軸受82側に向けて軸線方向に伸ばされた外筒部53cとを備えている。内筒部53aには、その内周面から外周面に亘って貫通する油路53dが設けられている。そして、この油路53dと上記油路51eが連通している。
また、可動シーブ53と軸受82との間には、隔壁54が配置されている。この隔壁5
4は、その内周側を構成する半径方向部54aと、この半径方向部54aの外周端に連続され、かつ、半径方向部53b側に向けて伸ばされた円筒部54bと、この円筒部54bにおける半径方向部53b側の端部に連続され、かつ、外側に向けて伸ばされた半径方向部54cとを備えている。
隔壁54の外周端には、シールリング54dが取り付けられており、シールリング54dと可動シーブ53の外筒部53cの内周面とが軸線方向に相対移動可能な状態で接触し、その接触部分にシール面が形成されている。このようにして、可動シーブ53と隔壁54とにより囲まれた空間に油圧室55Aが形成されている。そして、この油圧室55Aと油路53dが連通している。
また、内筒部53aの内周面には、軸線方向の溝56aが設けられ、プライマリシャフト51の外周面には軸線方向の溝56bが設けられている。溝56a,56bとが円周方向で同一位相となるように、プライマリシャフト51と可動シーブ53とが位置決めされ、両溝56a,56bに跨る複数のボール56cが配置されている。これらの溝56a,56bおよびボール56cにより、プライマリシャフト51と可動シーブ53とが軸線方向に相対移動可能な状態となり、プライマリシャフト51と可動シーブ53とが円周方向に相対移動不可能な状態となっている。
更に、プライマリシャフト51の外周には、環状のシリンダ58が設けられている。シリンダ58は、半径方向部58aと、この半径方向部58aの外周側に連続され、かつ、固定シーブ52側に向けて軸線方向に伸ばされた円筒部58bとを備えている。この円筒部58bの内径は、可動シーブ53の外筒部53cの外形よりも大きく設定されている。また、上記構成のシリンダ58の半径方向部58aの内周部が、軸受82と隔壁54の半径方向部54aとの間に配置されている。更に、プライマリシャフト51の外周には、ナット82aが締結されている。
また、隔壁54の円筒部54bと、シリンダ58の円筒部58bとの間であり、かつ、シリンダ58の半径方向部58aと、可動シーブ53の外筒部53cとの間には、ピストン59が設けられている。このピストン59は円板状に構成され、ピストン59の内周にはOリング59aが設けられ、外周にはシールリング59bが設けられている。そして、ピストン59と、隔壁54およびシリンダ58とが軸線方向にシール性を保ちながら移動可能に構成されている。
このようにして、シリンダ58と隔壁54とピストン59により囲まれた環状の空間に油圧室55Bが形成されている。また、隔壁54の半径方向部54aと円筒部54bとの境界部分には、隔壁54を厚さ方向に貫通する油路54eが形成されており、油圧室55Aと油圧室55Bとが油路54eにより連通している。
また、隔壁54とピストン59と可動シーブ53の外筒部53cとにより囲まれた空間に空気室53eが形成され、この空気室53eとシリンダ58の外部とを連通する通気路53fが設けられている。上記のように構成された油圧室55A,55B、シリンダ58、ピストン59、隔壁54、油路53d,54e等により、油圧アクチュエータ57が構成されている。
つぎに、油路開閉部材13について図4、図5および図1に基づいて説明する。ここで、図4は、油路開閉部材を示す拡大断面図、図5は、チェックボールおよび多孔板を示す斜視図である。この油路開閉部材13は、通常走行時には閉じることによって通常走行時用油路23aと被牽引時用油路23bとが連通しないよう構成されている。
また、油路開閉部材13は、被牽引時には開いて通常走行時用油路23aと被牽引時用油路23bとを連通させるように構成されている。これにより、被牽引時には、作動油(攪拌油)が軸心部に流入し、遠心力により油圧室55A,55Bに充填され、遠心油圧が発生する。そして、この遠心油圧により広がろうとする油圧室55Aの負圧を利用し、作動油を被牽引時用油路23bから油路51c,51a等を経て油圧室55A内に導入することができる。
油路開閉部材13は、図4および図5に示すように、チェックボール13aと、これを収納する円筒状のチェックボール収納体13bと、チェックボール13aの落下を防止するとともに作動油が流れるように構成した多孔板13fとを備えている。
また、チェックボール収納体13bは、チェックボール13aの外径よりも小さい径の小径穴13dと、チェックボール13aの外径よりも大きい径の大径穴13cとを有し、両穴13b,13cはテーパ部13eを介して同心に設けられている。多孔板13fは、たとえば金属製のチェックボール収納体13bの下端部をかしめることによって取り付けることができる。
通常走行時には、このチェックボール13aには、通常走行時用油路23aからの作動油圧が下方から作用するので、図4中に想像線で示したように、チェックボール13aが押し上げられて小径穴13dを塞ぐ。これにより、通常走行時の作動油が油路開閉部材13で被牽引時用油路23b側に漏れることがないので、所定の作動圧を確保することができる。
一方、被牽引時には、自重で落下したチェックボール13aは多孔板13fに支持され、かつ、小径穴13dが開いているので、被牽引時用油路23bから供給される作動油がこの小径穴13d、多孔板13fを通って流下し、油路51c,51a等に速やかに導入される。したがって、プライマリプーリ50は、遠心油圧の効果を速やかに得ることができる。
なお、多孔板13fと同様の機能を有するものとして、たとえば図6に示すように、載置状態のチェックボール13aによって完全に閉塞されないような穴14aを有するチェックボール支持板14を用いることもできる。ここで、図6は、チェックボール支持板を示す斜視図である。
また、油路開閉部材13を、図7に示すように構成することもできる。すなわち、油路開閉部材13は、上記多孔板13fと同様の機能を有するように、チェックボール収納体13bと、チェックボール13aが挿通しない径を有するスプリング13gと、このスプリング13gおよびチェックボール13aを支持するリング状のスプリングピン13hとから構成したものである。ここで、図7は、他の油路開閉部材を示す断面斜視図である。
以上のように、この実施例1に係るベルト式無段変速機によれば、被牽引時の車両速度が低速から高速に移行した場合に、遊星歯車機構等の潤滑性を確保しつつ、変速比を最大減速側から最小減速側に変更できる。
図8は、この発明の実施例2に係るベルト式無段変速機の要部を示す断面図である。なお、以下の説明において、すでに説明した部材と同一もしくは相当する部材には、同一の符号を付して重複説明を省略または簡略化する。
図8に示すように、通常走行時用油路23aと被牽引時用油路23bとを油路51aの
中心軸方向に所定距離D2だけオフセットさせて設けたものである。また、油路51aは、段差D1をなす段部103を設けて構成してある。
以上のように、この実施例2に係るベルト式無段変速機によれば、通常走行時用油路23aと被牽引時用油路23bとを油路51aの中心軸方向に所定距離D2だけオフセットさせるとともに油路51aに段部103を設けたことにより、被牽引時用油路23bから導入される作動油が通常走行時用油路23aに直接入りにくくすることができ、この作動油を効率的に油路51aに導入することができる。また、通常走行時用油路23aを作動油で充填しなくても、被牽引時用油路23bからの作動油を油路51aに導入でき、油圧室55Aに導入できるので、遠心油圧の効果を早く得ることができる。
なお、上記と同様の効果を得るために、たとえば、図9に示すように、通常走行時用油路23aと被牽引時用油路23bとを油路51aの半径方向にオフセットさせて設けてもよい。ここで、図9は、通常走行時用油路と被牽引時用油路とを油路の半径方向にオフセットさせた例を示す断面模式図であり、油路の中心方向から見た図である。
図10は、この発明の実施例3に係るベルト式無段変速機への攪拌油の導入手段を示す要部断面図、図11は、インプットシャフトの油路を示す部分断面図、図12は、図11に示した油路のA−A断面を示す断面図である。
図3を用いて上述したように、攪拌油は車両の被牽引時に各ギヤ79,94,93,92等によって攪拌されてベルト式無段変速機1側に伝達されるので、この伝達経路において遠くに位置するトランスアクスルケース22側には攪拌油が届きにくい。
そこで、図10に示すように、オイルポンプ26のボデー29の頂部付近に攪拌油を貯留しやすくするための油溜用凹部26bを設けるとともに、これをインプットシャフト38内部の油路38aに導入するための油路26a,26cを設け、更にインプットシャフト38に油路38aと油路26cとを連通させる油路38cを設けたものである。また、油路38aのベルト式無段変速機1側の端部は、油路開閉部材13を介してプライマリシャフト51の油路51aと連通させてある。
また、インプットシャフト38の回転時における油路(傾斜油路)38dによる攪拌油の捕集効率を高めるために、図11および図12に示すように、油路38dを回転方向に対して動圧がインプットシャフト38の軸心に向かうように所定角度θ傾斜させ、かつ、その油路38dの開口を拡大した油導入用凹部38eを所定角度α傾斜させて上記動圧が大きくなるように構成したものである。
以上のように、この実施例3に係るベルト式無段変速機によれば、上記実施例1のような被牽引時用油路23bを設ける必要がないので、トランスアクスルリヤカバー23の外部への突出量を更に低減できるとともに、攪拌油をオイルポンプ26側から効率的にプライマリシャフト51の油路51aに導入し、油圧室55Aに導入することができる。
なお、上記実施例3では、傾斜させた油路をインプットシャフト38に適用した例を示したが、これに限定されず、その他のシャフトに適用することもでき、同様の効果を期待できる。
また、図13に示すように、オイルポンプ26のボデー29の頂部に前述の油路開閉部材13を設けて、作動油の逆流を防止できる構成を採用することもでき、上述の効果と同様の効果を期待できる。またこの場合は、通常走行時に作動油を供給する油路と共用する
こともできるので、全長を伸ばさずに上記機能を実現することができる。ここで、図13は、油路開閉部材を設けたオイルポンプの油路を示す断面図である。
また、上記実施例3に示した構成や図13に示した構成を、上記実施例1または上記実施例2の構成と併用することもできる。
以上のように、この発明に係るベルト式無段変速機は、簡易な構成にて作動油供給機構のシール性を向上でき、車両の被牽引時においても遊星歯車機構等の潤滑性を確保できる車両に有用である。
この発明の実施例1に係るベルト式無段変速機のプライマリプーリ付近を示す断面図である。 ベルト式無段変速機を備えた動力伝達装置を示すスケルトン図である。 動力伝達装置内の潤滑油が伝達される様子示す模式図である。 油路開閉部材を示す拡大断面図である。 チェックボールおよび多孔板を示す斜視図である。 チェックボール支持板を示す斜視図である。 他の油路開閉部材を示す断面斜視図である。 この発明の実施例2に係るベルト式無段変速機の要部を示す断面図である。 通常走行時用油路と被牽引時用油路とを油路の半径方向にオフセットさせた例を示す断面模式図である。 この発明の実施例3に係るベルト式無段変速機への攪拌油の導入手段を示す要部断面図である。 インプットシャフトの油路を示す部分断面図である。 図12に示した油路のA−A断面を示す断面図である。 油路開閉部材を設けたオイルポンプの油路を示す断面図である。
符号の説明
1 ベルト式無段変速機
3 潤滑油
10 エンジン
13 油路開閉部材(作動油供給機構)
13a チェックボール
13b チェックボール収納体
13c 大径穴
13d 小径穴
13e テーパ部
13f 多孔板
13g スプリング
13h スプリングピン
14 チェックボール支持板
14a 穴
20 トランスアクスル
21 トランスアクスルハウジング
22 トランスアクスルケース
23 トランスアクスルリヤカバー(ハウジング)
23a 通常走行時用油路
23b 被牽引時用油路(作動油供給機構)
26 オイルポンプ(油圧ポンプ)
26a 油路
26b 油溜用凹部
26c 油路
29 ボデー(筐体)
30 トルクコンバータ(発進装置)
38 インプットシャフト
38a 油路
38b 油路
38c 油路
38d 油路(傾斜油路)
38e 油導入用凹部
40 前後進切換え機構
41 遊星歯車機構
50 プライマリプーリ
51 プライマリシャフト(1軸)
51a 油路
51c 油路
51d 油路
51e 油路
52 固定シーブ
53 可動シーブ
53d 油路
54 隔壁
54e 油路
55A,55B 油圧室(プライマリ油圧室)
57 油圧アクチュエータ
58 シリンダ
59 ピストン
60 セカンダリプーリ
61 セカンダリシャフト(2軸)
62 固定シーブ
63 可動シーブ
64 油圧アクチュエータ
70 最終減速機
79 リングギヤ
80 ベルト
91 インターミディエイトシャフト(3軸)
92 カウンタドライブピニオン
93 カウンタドリブンギヤ
94 ファイナルドライブピニオン
100 車輪
101 フロントドライブシャフト(4軸)

Claims (3)

  1. 油圧ポンプにより作動油が圧送されない状態で、ハウジング内に貯留された作動油をプライマリプーリ内の油圧室に供給する作動油供給機構を備えたベルト式無段変速機において、
    前記作動油供給機構を、前記ハウジングの隔壁内と、前記ハウジング内に配置された前記油圧ポンプの筐体との少なくとも一方に形成したことを特徴とするベルト式無段変速機。
  2. 前記ハウジング内に貯留された作動油は、少なくとも2軸のギヤ、3軸のギヤ、4軸のギヤのいずれかと同一平面上で、かつ、発進装置とプライマリプーリ間の隔壁により貯留されることを特徴とする請求項1に記載のベルト式無段変速機。
  3. 回転軸は回転方向に傾斜した傾斜油路を備え、前記ハウジング内に貯留された作動油を前記傾斜油路から導入し前記プライマリプーリ内の油圧室に供給することを特徴とする請求項1または2に記載のベルト式無段変速機。
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