JP2005076246A - 直線及びコーナー兼用のビーム連結ブラケット及びこれを用いたビーム手摺 - Google Patents

直線及びコーナー兼用のビーム連結ブラケット及びこれを用いたビーム手摺 Download PDF

Info

Publication number
JP2005076246A
JP2005076246A JP2003306259A JP2003306259A JP2005076246A JP 2005076246 A JP2005076246 A JP 2005076246A JP 2003306259 A JP2003306259 A JP 2003306259A JP 2003306259 A JP2003306259 A JP 2003306259A JP 2005076246 A JP2005076246 A JP 2005076246A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bracket
corner
universal joint
column
piece
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2003306259A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4044883B2 (ja
Inventor
Makoto Omae
誠 大前
Akira Suzuki
明 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyo Exterior Co Ltd
Original Assignee
Toyo Exterior Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Exterior Co Ltd filed Critical Toyo Exterior Co Ltd
Priority to JP2003306259A priority Critical patent/JP4044883B2/ja
Publication of JP2005076246A publication Critical patent/JP2005076246A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4044883B2 publication Critical patent/JP4044883B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Steps, Ramps, And Handrails (AREA)

Abstract

【課題】 連結ブラケットを用いて支柱にビームを支持することによって,隣接するビームの支柱が近接して存在することによる煩雑感を解消して安定且つ確実な支持ができるようにする。
【解決手段】 ビーム4端部を固定した自在継手10の球体15を,ブラケット本体21bの前後に対向する一対の起立片23,24間に受入挟持し,該ブラケット本体21の連結片28を台座ブラケット30の連結片挿入部31に挿入固定することによって,連結ブラケット20bによってビーム4を支柱1に持ち出し支持する。ブラケット本体21bは台座ブラケット30に対して,直線部分における支柱1と自在継手10の距離をLとしたときに該Lから21/2×Lの幅で出幅調整可能とし,これによって該連結ブラケット20bを直線部分と出隅又は入隅部分とで兼用できるようにしてある。
【選択図】 図8

Description

本発明は傾斜面や階段において手摺として使用するビームを連結するブラケットに関し,特に直線部分と出隅及び/又は入隅のコーナー部分に兼用できるようにした直線及びコーナー兼用のビーム連結ブラケットに関する。
この種ビーム連結ブラケットとして,例えば隣接するビーム端部に固定した継手部と該継手部にビーム軸方向に回転自在に連結した傾斜対接面を有する半球体とを具備して該半球体の傾斜対接面を相互に回転自在に対接固定することによって中央に球体を形成具備した自在継手が知られており,このとき自在継手がビーム長手方向及び交差方向の双方の角度を変化して3次元的なビーム連結をなし得るものとされ,この場合ビーム長手方向両端に一対の支柱を起立配置し,該一対の支柱にビームを支持し,隣接するビームはその先端で上記自在継手を用いて相互に連結するものとされる。
特開平9−125749号公報
この場合ビームは長手方向にそれぞれ一対の支柱に支持されるから,ビームの端部には隣接するビームをそれぞれ支持する一方の支柱が近接して配置され,例えば玄関前のスロープや階段のように人目に付き易い箇所に設置したとき煩雑な外観印象を与え易く,特に玄関からのスロープや階段が道路に至る間で内外方向に屈曲する出隅,入隅があると支柱が重なるように見えることも多く,煩雑感が増幅する傾向を招き易い。
この場合支柱をビーム間の自在継手位置に起立配置しブラケットによって支持することが考えられるが,自在継手が3次元的なビーム連結を行い,その中央の球体の半球体は相互に回転することによって,自在継手を支柱に支持するには該回転によるビーム角度の長手方向及び交差方向の変化を許容しながら,人が掴り歩行する手摺の機能として高度な安全性を確保し得るように安定確実なビーム支持を行なう必要が生じ,更に直線箇所のみならず出隅や入隅においてもそれぞれ支柱に1/2円に屈曲したビームを同様に安定支持する必要が生じる。
本発明は係る事情に鑑みてなされたもので,その解決課題とするところは,支柱をビーム間に起立配置し該支柱によって隣接するビーム支持を行なうことによって,ビームの長手方向に双方のビームを支持する一対の支柱が近接して存在するビーム手摺の煩雑感を解消するとともに安定且つ確実な支持を行なって手摺の安全性を確保する一方,直線部分のビーム連結のみならず,出隅及び/又は入隅部分のビーム連結にも共通に使用することによってこれらにも兼用できるようにした直線及びコーナー兼用のビーム連結ブラケット及びこれを用いたビーム手摺を提供するにある。
上記課題に添って本発明は,自在継手の球体部分で該球体を前後に対向一対の起立片によって回転自在に受入挟持するブラケット本体を用いて自在継手の回転を許容しながらその支持を行なうとともに更にブラケット台座を介して該ブラケット本体を支柱に支持するようにする一方,ブラケット本体をブラケット台座に対して出幅調整自在とするとともに該出幅調整をビームの直線連結部分における支柱と自在継手(における支柱に平行な中心線)の距離をLとしたときに該Lの先端位置から少なくとも21/2×L(ルート2×L)までの幅とすることによって出隅及び/又は入隅位置においても自在継手の球体を直線部分と全く同様に受入挟持し得るようにしてビームのブラケット支持を共通化して兼用し得るようにたものであって,即ち請求項1に記載の発明を,隣接するビーム端部に固定した継手部と該継手部にビーム軸方向に回転自在に連結した傾斜対接面を有する半球体とを具備して該半球体の傾斜対接面を相互に回転自在に対接固定することによって中央に球体を形成した自在継手と,該自在継手の上記球体を前後に対向一対の起立片間に回転自在に受入挟持して上記自在継手を支柱の前方位置に持出し支持する側面L字状のブラケット本体と,上記支柱に固定して該ブラケット本体を前後方向出幅調整自在に支持するブラケット台座とを備え且つ該ブラケット台座の上記前後方向出幅調整幅を少なくともビーム直線位置における自在継手と支柱の距離Lの先端位置から21/2×Lまでの幅としてなることを特徴とする直線及びコーナー兼用のビーム連結ブラケットとしたものである。
請求項2に記載の発明は,上記に加えて,前後対向一対の起立片が,直線部分はもとより,出隅及び/又は入隅部分においても自在継手中央の球体との接触面積を可及的に大きくして確実な受入挟持を行うとともにビームに水平方向乃至持ち上げ方向の力が作用し上記起立片が拡開して球体が抜けることによって起立片の受入挟持の安定性が損われることのないように,これを,上記ブラケット本体の対向一対のうち一方の起立片を,上記自在継手の半球体前後中心線の両側に1/4円の角度をなすように幅狭に形成し,他方の起立片を1/4円以上の角度をなす幅広に形成し,上記幅狭一方の起立片を出隅及び入隅位置の屈曲した自在継手間内側に,上記他方の幅広の起立片を自在継手外側に配置してなることを特徴とする請求項1に記載の直線及びコーナー兼用のビーム連結ブラケットとしたものである。
請求項3に記載の発明は,同じく上記に加えて,対向一対の起立片を異幅とするときその部品の共通化を可及的に図り得るものとするように,これを,上記ブラケット本体を,上記幅広の起立片を有する出隅及び入隅用の2種のブラケット基部と,これらブラケット基部に後付固定自在に共通とした上記幅狭の起立片とによって形成して出隅用及び入隅用に選択使用自在としてなることを特徴とする請求項2に記載の直線及びコーナー兼用のビーム連結ブラケットとしたものである。
請求項4に記載の発明は,これらのビーム連結ブラケットを用いて直線部分及びコーナー部分に添って傾斜角度自在に設置し得るビーム手摺を提供するように,これを,支柱に固定した上記ビーム連結ブラケットによって隣接するビームを支柱の前方位置に持ち出し支持することによって形成したことを特徴とする請求項1,2又は3に記載の直線及びコーナー兼用のビーム連結ブラケットを用いたビーム手摺としたものである。
本発明はこれらをそれぞれ発明の要旨として上記課題解決の手段としたものである。
本発明は以上のとおりに構成したから,請求項1に記載の発明は,支柱をビーム間に起立配置し該支柱によって隣接するビーム支持を行なうことによって,ビーム長手方向に一対のビームが存在する煩雑感を解消するとともにこれによってビームを安定且つ確実に支持してビーム手摺としての安定性を確保する一方,直線部分のビーム連結のみならず,出隅及び入隅の双方に又は出隅及び入隅の一方に共通に使用することによってこれらにも兼用できるようにした直線及びコーナー兼用のビーム連結ブラケットを提供することができ,このとき自在継手の球体部分で該球体を前後に対向一対の起立片によって回転自在に受入挟持するブラケット本体を用いることによって長手方向及び交差方向のビーム角度の自在性を確保して隣接するビーム間の自在継手を強固に固定することができ,またブラケット本体に加えてこれを出幅調整自在に支持するブラケット台座を用い,該ブラケット台座を介してブラケット本体を支柱に固定するから,自在継手を安定して支柱に支持したものとすることができる。
請求項2に記載の発明は,上記に加えて,前後対向一対の起立片が,直線部分はもとより,出隅及び/又は入隅部分においても自在継手中央の球体を確実に受入挟持するとともにビームに水平方向乃至持ち上げ方向の力が作用し上記起立片が拡開することによって球体が抜けることによって起立片の受入挟持の安定性が損われることのないものとすることができる。
請求項3に記載の発明は,同じく上記に加えて,対向一対の起立片を幅狭と幅広の異幅とするときその部品の共通化を可及的に図り得るものとすることができる。
請求項4に記載の発明は,これらのビーム連結ブラケットを用いて直線部分及びコーナー部分に添って傾斜角度自在に設置し得るビーム手摺を提供することができる。
以下図面の例に従って本発明を更に具体的に説明すれば,図1乃至図12においてAは,例えばビームを複数段,例えば2段に配置したアルミ製階段用のビーム手摺,1は例えば円形断面中空とした支柱,3は該支柱1上にトップ用の連結ブラケット20aを介して長手方向に連結したトップビーム,4は支柱1の前方に持ち出し用の連結ブラケット20bを介して該支柱1高さの中間高さに持出し支持した持ち出しの手摺ビームであり,トップビーム3及び手摺ビーム4は共通断面に形成し且つ共通の自在継手10を用いてその隣接するビーム同士を連結してあり,このとき該共通の自在継手10は,隣接するビーム3,4端部に固定した継手部11と該継手部11にビーム3,4軸方向に回転自在に連結した傾斜対接面17を有する半球体16とを具備して該半球体16の傾斜対接面17を相互に回転自在に対接固定することによって中央に球体15を形成したものとし,半球体16を相互に回転することによってビーム3,4を長手方向及び交差方向に角度を自在とする3次元的な連結をなし得るようにしてある。
トップ用及び持ち出し用の連結ブラケット20a,20bは,いずれも該自在継手10の上記球体15を前後に対向一対の起立片23,24間に回転自在に受入挟持するブラケット本体21を備えている。
このときトップ用の連結ブラケット20aにおけるブラケット本体21aは,自在継手10を支柱1の上方位置に支持する側面I字状とし,その下端に嵌合脚部29を備えて形成してあり,該嵌合脚部29を支柱1の中空部上端に嵌合固定することによって支柱1の中心線上に自在継手10の球体15が位置するようにこれを支持してある。
また持ち出し用の連結ブラケット20bにおけるブラケット本体21bは,上記自在継手10を支柱1の前方位置に持出し支持する側面L字状としてあり,連結ブラケット20bは更にブラケット台座30を備え且つ該ブラケット台座30を上記支柱1に固定して上記ブラケット本体21bを前後方向出幅調整自在に支持するものとしてあり,このとき該ブラケット台座30の上記前後方向出幅調整幅を少なくともビーム4直線位置における自在継手10と支柱1の距離Lの先端位置から21/2×Lまでの幅として,該持ち出し用の連結ブラケット20bによって支持した直線部分におけるビーム4の連結のみならず,出隅及び/又は入隅部分のビーム4連結にも共通に使用することによってこれらにも兼用できるようにしてある。
即ち連結ブラケット20a,20bは,その自在継手10,ブラケット本体21a又は21b,持ち出し用のものにあっては更にブラケット台座30を,例えばアルミ鋳物,合成樹脂等の成形品により又は成形部品の組合せにより形成してある。
本例にあって自在継手10は上記継手部11と半球部16とを備え,継手部11をビーム3,4端部の受入被嵌によってその固定をなし得るように短筒状とし,その非ビーム側を先細状の連結部12として,その先端を半球体16の透孔に周縁を引掛け状に配置した座金13に対してネジ14止めすることによって該半球体16にこれを回転自在とするように連結してあり,また半球体16はビーム3,4の中心線に対して45度の角度をなすように傾斜した傾斜対接面17を有するとともにビーム3,4側に上記先細状の連結部12をカバーして先端を継手部11の周縁と嵌合する化粧カバー部18を備えた同形の継手部材を一対用いて,隣接するビーム3,4に継手部11を被嵌固定し,それぞれの半球体16における45度の傾斜対接面17を相互に面接状とするように対接し,該45度の傾斜面に直交する方向のネジによってこれら半球体16を一体化して自在継手10とするとともにその中央,即ち長手方向中央位置に該2つの半球体16による球体15を形成するようにしてある。
本例のブラケット本体21a,21bは,そのトップ用のもの及び持ち出し用のものの双方において,上記対向一対の起立片23,24を同形状に共通とし,その下位のブラケット基部22を直立したトップ用のものと,L字状とした持ち出し用のものとしてあり,このとき本例のブラケット本体21a,21bは,その双方ともに,対向一対のうち一方の起立片23を,上記自在継手10の半球体前後中心線の両側に1/4円の角度をなすように幅狭に形成し,他方の起立片24を1/4円以上の角度をなす幅広に形成し,上記幅狭一方の起立片23を出隅及び入隅位置の屈曲した自在継手10間内側に,上記他方の幅広の起立片24を自在継手10外側に配置して,その連結を行ったものとしてある。
このとき該ブラケット本体21a,21bは,同じくそのトップ用のもの及び持ち出し用のものの双方において,それぞれ上記幅広の起立片24を有する出隅及び入隅用の2種,即ち出隅兼用及び入隅兼用としたブラケット基部22と,これらブラケット基部22に後付固定自在に共通とした上記幅狭の起立片23とによって形成して選択使用自在とした,本例においてこれらをアルミ鋳物によってそれぞれ鋳造成形したものとしてあり,これによって可及的に幅狭の起立片23をこれらに共通部品として,そのいずれのブラケット基部22にも固定自在として,上記球体15を受入挟持する前後に対向一対の起立片23,24をなすようにしてある。
即ちこれを持ち出し用の連結ブラケット20bについて見れば,起立片23,24は球体15の外径に添う内径にしてビーム4の角度変化を許容するようにそのビーム4側両端部及び上方を開口して前後に対向するように配置した,本例において内外に球体15と同心円をなす湾曲面乃至これから球体15の受入挟持に影響しない範囲で肉盗み措置を施した厚肉部材によるものとしてあり,このとき共通部品の起立片23は内外で湾曲面の横幅を外側において大,内側において小とするように側端を傾斜面とし,球体15と中心を共通にして横幅の角度を1/4円丁度の90度として相対的に幅狭とするとともに共通部品としてこれを上記ブラケット基部22に固定するための固定部として下端から下向きに突出した厚肉プレート状の垂下片26を備えたものとしてある。
ブラケット基部22は,上記起立片23と同様に構成し,その横幅の角度を1/4円以上,例えば120〜130度程度とした幅広の起立片24を上端に一体に備えて垂直部及び水平部をL字状に備え,垂直部に上記幅狭の起立片23の垂下片26を受止固定する対接固定部27を備え,水平部によって上記ブラケット台座30に連結する連結片28をなすものとしてある。
ブラケット台座30は,上記ブラケット基部22の上記連結片28を出幅調整自在に被嵌受入するように下面を載置面,上面及び側面を押え面とするとともにこれら上面及び側面を載置面より後方に傾斜するように短寸とし且つ上記載置面にその突出方向に向けた調整用長孔32を透設具備した連結片挿入部31と,該連結片挿入部31後方に配置した支柱面接片34に両端を連結して支柱1に取付固定する取付バンド35とを備えたものとしてあり,このとき該調整用長孔32は,ビーム4の直線連結部分における支柱1と自在継手10における支柱に平行な中心線の距離をLとしたときに該Lの先端位置から少なくとも21/2×Lの幅とするようにその長さを設定してある。
なおトップ用の連結ブラケット20aにおけるブラケット基部22は上記対接固定部27を備えた垂直部の下部にこれを更に垂直に延設するように支柱1上端の中空部に嵌合固定する嵌合脚部29を備えたものとしてあり,上記対接固定部27を持ち出し用の連結ブラケット20bの対接固定部27と共通化して上記幅狭の起立片23をそれぞれの出隅及び入隅用のものと共通使用可能としてある。
連結ブラケット20a,20bによるビーム3,4の支柱支持は,例えば連結ブラケット20a,20bの支柱1への固定,その前後に対向一対の起立片23,24間への自在継手10における球体15の装着による受入挟持,自在継手10の継手部11とビーム3,4長手方向端部の固定の手順によってこれを行うものとしてあり,このときこれらを仮止め状態して,例えば上記自在継手10の装着前又は後に仮設定した自在継手10のビーム長手方向及び交差方向の角度を再度調整した後に,連結ブラケット20a,20bの一方又は双方の起立片23,24の外側,例えば中間位置から球体15に斜めにネジ25を螺入して球体15を固定して上記仮止めした部材の本止めをするものとしてある。
即ち連結ブラケット20a,20bの支柱固定は,上記持ち出し用のものにおいては,例えば取付バンド35の両端の固定片部を台座ブラケット30の支柱面接片34と重合してネジ36止めし,該取付バンド35によって台座ブラケット30を支柱1の所定高さ位置に固定し,その載置面に連結片28を載置するように連結片挿入部31に連結片28を挿入して,載置面の調整用長孔32を介してネジ33によって連結片28を該長孔の長さ範囲で所定の出幅位置とするように仮止めして台座ブラケット30にブラケット基部22を仮固定して行なうものとし,トップ用のものにおいては,ブラケット基部22の嵌合脚部29を支柱1上端からその中空部に嵌合してネジで仮固定するものとしてある。起立片23,24による球体15の受入挟持は,持ち出し用,トップ用ともに,支柱1に仮固定したブラケット基部22に形成した幅広の起立片24に球体15をあてがうようにして幅狭の起立片23を,その垂下片26をブラケット基部22の対接固定部27にネジ止めによって仮固定するようにこれを行なうものとしてある。自在継手10へのビーム3,4長手方向端部の固定は,自在継手10の両側の継手部11をビーム3,4の端部の中空部に受入被嵌してネジ25止めによって仮固定してこれを行なうものとしてある。自在継手10によるビーム3,4の角度調整は球体15を形成する各半球体16の傾斜対接面17を相互に回転し,ビーム3,4の長手方向及び交差方向の角度に応じた傾斜対接面17相互の位置を設定するようにこれを行うものとし,また最後の本止めは常法に従って固定に使用した各ネジを本締めすることによって行うものとしてある。
このとき直線部分及びある程度,即ち幅広の起立片24が障害にならない角度の屈曲部分において対向一対の幅広及び幅狭の起立片23,24はその前後いずれであってもよいが,ビーム3,4が直交するように幅広の起立片24が障害となる屈曲部分の,特に出隅又は入隅の連結部位にあっては,屈曲したビーム3,4間内側に幅狭の起立片23が,ビーム3,4の外側に幅広の起立片24が位置するようにブラケット基部22の取付けを行なうことによって,出隅において幅広の起立片24が前方の外側,幅狭の起立片23が後方の内側,入隅において幅広の起立片24が後方の外側,幅狭の起立片23が前方の内側にそれぞれ位置するように配置すればよい。
図13及び図14は階段手摺Aのトップビームを使用することなく,支柱1の上方に上記持ち出し用とした連結ブラケット20bによって単一のビーム4を前方に持ち出し支持して構成した例であり,本例にあっては支柱1の上端にキャップ2を付して支柱1の中空部を閉塞してあるが,連結ブラケット20bによるビーム4の持ち出し支持の構造を含めてその余は上記例と全く同一構成としてあるので,図示とこれに同一符号を付してその説明を省略する。
以上のように構成したビーム手摺Aは,その上記連結ブラケット20a,20bを用いることによって直線部分及びコーナー部分に添って傾斜角度自在に設置することができ,また連結ブラケット20a,20bは,支柱1をビーム3,4間に起立配置し該支柱1によって隣接するビーム3,4支持を行なうことによって,ビーム長手方向に双方のビーム3又は4を支持する一対の支柱1が近接して存在するビーム手摺Aの煩雑感を解消するとともに安定且つ確実な支持を行なって手摺Aの安全性を確保する一方,直線部分のビーム3又は4連結のみならず,出隅及び/又は入隅部分のビーム3,4連結にも共通に使用することによってこれらにも兼用できるようにした直線及びコーナー兼用のものとすることができる。このとき特に持ち出し用の連結ブラケット20bにあっては,その調整用長孔32の長さを上記ビーム4の直線連結部分における支柱1と自在継手10における支柱に平行な中心線の距離をLとしたときに該Lの先端位置から少なくとも21/2×Lまでの幅としてあるから,ビーム4を持ち出し支持することによって直線部分とコーナー部分,特に出隅及び/又は入隅位置とにおける支柱1とビーム4を連結した自在継手10中央の球体15間の寸法が異なることになるが,上記構成によってブラケット本体21bは支柱1との間でLから21/2×Lまでの範囲の任意の出幅調整が可能となり,従って直線部分を最小のLの出幅とし,出隅及び/又は入隅部分で21/2×Lの出幅とするように,支柱1と球体15の出幅調整を行なうことによって,該連結ブラケット20bは,ビーム4の直線部分,出隅及び/又は入隅部分,更にはこれらの間の任意の角度に応じてビーム4を支柱1に持ち出し支持することができる。また前後対向一対の起立片23,24はこれを1/4円の幅狭と,それ以上の幅広の異幅のものとしたから,ビーム4の直線部分はもとより,出隅及び/又は入隅部分においても自在継手10中央の球体15を確実に受入挟持するとともにビーム4に水平方向乃至持ち上げ方向の力が作用し上記起立片23,24が拡開して球体15が抜けることによって起立片23,24の受入挟持の安定性が損われることのないものとし得るとともに出隅及び入隅用の2種のブラケット基部22に幅狭の起立片23を後付固定自在としたことによってその部品の共通化を可及的に図ったものとすることができる。
なお図中40は,本例においてビーム手摺Aの端部に位置するビーム3,4をその長手方向端部近傍で支柱1に支持するように用いた下支えブラケットである。
図示した例は以上のとおりとしたが,連結ブラケットをビームの直線部分と出隅及び入隅の双方に共通使用可能のものとすること,この場合前後対向一対の起立片の角度をいずれも1/4とし,必要に応じて自在継手中央の球体の安定した受入挟持のために双方の固定に適当な抜止め措置を施すことを含めて,本発明の実施に当って,ビーム手摺,ビーム,自在継手,連結ブラケット,そのブラケット本体,対向一対の起立片,ブラケット台座等の各具体的形状,構造,材質,これらの関係,これらに対する付加等は,上記発明の要旨に反しない限り様々な形態のものとすることができる。
ビーム手摺の正面図である。 ビーム手摺の平面図である。 トップ用の連結ブラケットによるビーム支持状態を示す斜視図である。 トップ用の連結ブラケットによるビーム支持状態を示す分解斜視図である。 トップ用の連結ブラケットの斜視図である。 トップ用の連結ブラケットの向きを変えた斜視図である。 持ち出し用の連結ブラケットによるビーム支持状態を示す斜視図である。 持ち出し用の連結ブラケットによるビーム支持状態を示す分解斜視図である。 持ち出し用の連結ブラケットの斜視図である。 持ち出し用の連結ブラケットの向きを変えた斜視図である。 支柱と持ち出し用連結ブラケットの関係を示す縦断面図である。 持ち出し用の連結ブラケットと自在継手及びビームとの関係を示す横断面図である。 持ち出し用の連結ブラケットを単体で用いたときのビーム支持状態を示す斜視図である。 図13における支柱と持ち出し用連結ブラケットの関係を示す縦断面図である。
符号の説明
A ビーム手摺
1 支柱
3 ビーム
4 ビーム
10 自在継手
11 継手部
15 球体
16 半球体
20a 連結ブラケット
20b 連結ブラケット
21a ブラケット本体
21b ブラケット本体
23 起立片
24 起立片
30 ブラケット台座

Claims (4)

  1. 隣接するビーム端部に固定した継手部と該継手部にビーム軸方向に回転自在に連結した傾斜対接面を有する半球体とを具備して該半球体の傾斜対接面を相互に回転自在に対接固定することによって中央に球体を形成した自在継手と,該自在継手の上記球体を前後に対向一対の起立片間に回転自在に受入挟持して上記自在継手を支柱の前方位置に持出し支持する側面L字状のブラケット本体と,上記支柱に固定して該ブラケット本体を前後方向出幅調整自在に支持するブラケット台座とを備え且つ該ブラケット台座の上記前後方向出幅調整幅を少なくともビーム直線位置における自在継手と支柱の距離Lの先端位置から21/2×Lまでの幅としてなることを特徴とする直線及びコーナー兼用のビーム連結ブラケット。
  2. 上記ブラケット本体の対向一対のうち一方の起立片を,上記自在継手の半球体前後中心線の両側に1/4円の角度をなすように幅狭に形成し,他方の起立片を1/4円以上の角度をなす幅広に形成し,上記幅狭一方の起立片を出隅及び入隅位置の屈曲した自在継手間内側に,上記他方の幅広の起立片を自在継手外側に配置してなることを特徴とする請求項1に記載の直線及びコーナー兼用のビーム連結ブラケット。
  3. 上記ブラケット本体を,上記幅広の起立片を有する出隅及び入隅用の2種のブラケット基部と,これらブラケット基部に後付固定自在に共通とした上記幅狭の起立片とによって形成して出隅用及び入隅用に選択使用自在としてなることを特徴とする請求項2に記載の直線及びコーナー兼用のビーム連結ブラケット。
  4. 支柱に固定した上記ビーム連結ブラケットによって隣接するビームを支柱の前方位置に持ち出し支持することによって形成したことを特徴とする請求項1,2又は3に記載の直線及びコーナー兼用のビーム連結ブラケットを用いたビーム手摺。
JP2003306259A 2003-08-29 2003-08-29 直線及びコーナー兼用のビーム連結ブラケット及びこれを用いたビーム手摺 Expired - Lifetime JP4044883B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003306259A JP4044883B2 (ja) 2003-08-29 2003-08-29 直線及びコーナー兼用のビーム連結ブラケット及びこれを用いたビーム手摺

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003306259A JP4044883B2 (ja) 2003-08-29 2003-08-29 直線及びコーナー兼用のビーム連結ブラケット及びこれを用いたビーム手摺

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005076246A true JP2005076246A (ja) 2005-03-24
JP4044883B2 JP4044883B2 (ja) 2008-02-06

Family

ID=34409386

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003306259A Expired - Lifetime JP4044883B2 (ja) 2003-08-29 2003-08-29 直線及びコーナー兼用のビーム連結ブラケット及びこれを用いたビーム手摺

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4044883B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013092034A (ja) * 2011-10-03 2013-05-16 Matsuroku Kk 支柱ユニット及び手摺
JP2015187370A (ja) * 2014-03-27 2015-10-29 日鐵住金建材株式会社 柵ビームの支柱取付金具
CN106638986A (zh) * 2016-10-20 2017-05-10 湖北美力防护设施科技有限公司 型材万向连接器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013092034A (ja) * 2011-10-03 2013-05-16 Matsuroku Kk 支柱ユニット及び手摺
JP2015187370A (ja) * 2014-03-27 2015-10-29 日鐵住金建材株式会社 柵ビームの支柱取付金具
CN106638986A (zh) * 2016-10-20 2017-05-10 湖北美力防护设施科技有限公司 型材万向连接器

Also Published As

Publication number Publication date
JP4044883B2 (ja) 2008-02-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3917588B2 (ja) 手摺連結具
JP3977789B2 (ja) トップビーム連結ブラケット及びこれを用いたビーム手摺
JP4044883B2 (ja) 直線及びコーナー兼用のビーム連結ブラケット及びこれを用いたビーム手摺
JP5608480B2 (ja) 防護柵及び防護柵用の取付金具
JP3787340B2 (ja) 地上設置物の支柱と横枠の連結構造
JP2902927B2 (ja) 角度自在のフェンス横桟連結装置
KR101849954B1 (ko) 난간의 가로대 결합구조
JP2003307004A (ja) ビーム手摺
JP2006057399A (ja) 手摺り柵
JPH09151428A (ja) 防護柵の手摺用自在継手
CN214575227U (zh) 一种幼儿用楼梯扶手
JP3634586B2 (ja) ベンチ機能付き防護柵
JPH05321339A (ja) 角度自在雨除けル−フ
JP3568116B2 (ja) 支柱装置
JP2587729Y2 (ja) 車止め支柱
JP2001020564A (ja) 防護柵
JPH0717308A (ja) 乗物用座席におけるシートフレームの固定構造
JPH11293636A (ja) 支柱とパネルとの接合構造
JPH10227018A (ja) 防護柵のレール連結部構造
JP3684402B2 (ja) ビーム取付式家具
JPH08218469A (ja) 壁掛け式便器の施工構造
JP2576965B2 (ja) 手 摺
JPH09209537A (ja) 手摺支柱の立設工法
JPH09151429A (ja) 防護柵の手摺用自在継手
JP3147283B2 (ja) 柵の手摺受け金具

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20060620

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070626

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070823

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20071016

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20071116

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4044883

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101122

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101122

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111122

Year of fee payment: 4

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20111122

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121122

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20121122

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131122

Year of fee payment: 6

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

EXPY Cancellation because of completion of term