JP2005074616A - クリップ取付方法及びその装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 簡易な構成でクリップを変形させることなく確実に環状溝に嵌め込むことができるクリップ取付装置を提供する。
【解決手段】 環状溝5に輪状のクリップ4を嵌め込んで取り付ける装置であって、クリップ4を縮径させながら環状溝5に案内するスリーブ6、このスリーブ6の側面に傾斜を持って形成した切り欠き7と、この切り欠き7からスリーブ6の内周面にセットしたクリップ4を押し出してスリーブ6内を移動させ、環状溝5に嵌め込む、把持部9とシャフト部10からなる押圧部材8を備える。シャフト部10は、クリップ4を係合させて押し出すガイド部11と、ヘッドプランジャ孔2に嵌装されたプランジャ3の孔3aに嵌合させてスリーブ6を環状溝5に対して位置決めする嵌合部12と、ガイド部11と嵌合部12を接続する連結部13からなる。
【選択図】 図5
【解決手段】 環状溝5に輪状のクリップ4を嵌め込んで取り付ける装置であって、クリップ4を縮径させながら環状溝5に案内するスリーブ6、このスリーブ6の側面に傾斜を持って形成した切り欠き7と、この切り欠き7からスリーブ6の内周面にセットしたクリップ4を押し出してスリーブ6内を移動させ、環状溝5に嵌め込む、把持部9とシャフト部10からなる押圧部材8を備える。シャフト部10は、クリップ4を係合させて押し出すガイド部11と、ヘッドプランジャ孔2に嵌装されたプランジャ3の孔3aに嵌合させてスリーブ6を環状溝5に対して位置決めする嵌合部12と、ガイド部11と嵌合部12を接続する連結部13からなる。
【選択図】 図5
Description
本発明は、環状溝に輪状のクリップを嵌め込んで取り付けるクリップ取付方法及びその装置に関する。
従来のクリップ取付方法としては、作業者がラジオペンチなどの工具を用いてクリップを縮径して、取付対象部位の環状溝に嵌め込むようにすることが知られている。
また、穴にその内径より大きい外径の止め輪を挿入し、穴を形成する壁部が有する凹部に止め輪を係止する止め輪の組み付け装置として、穴の深部側に向かって狭まるすり鉢状傾斜面の最小内径より大きい外径の当接部で止め輪を穴の軸方向深部側に押圧することにより、すり鉢状傾斜面に沿って止め輪を径方向に圧縮する第一押圧手段と、すり鉢状傾斜面の最小内径より小さい外径の当接部で穴の軸方向深部側に止め輪を押圧することにより、止め輪を凹部まで移動させる第二押圧手段を備えるものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2002−292529号公報
しかし、ラジオペンチなどの工具を用いてクリップを環状溝に嵌め込む方法においては、クリップの変形、クリップのセット不良やクリップ飛びなどの不具合が発生する。また、クリップ飛びなどの取付失敗によりワーク内に入ったクリップを取り出すには、ワーク解体などの作業を必要とする場合があった。
また、特開2002−292529号公報に記載の発明においては、止め輪を取り付ける対象となるワークに、すり鉢状傾斜面が形成されていなければならないため、すり鉢状傾斜面が形成されていないワークには適用することができず、ワークを選ぶという問題がある。
本発明は、従来の技術が有するこのような問題点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、簡易な構成でクリップを変形させることなく確実に環状溝に嵌め込むことができるクリップ取付方法及びその装置を提供しようとするものである。
上記課題を解決すべく請求項1に係る発明は、環状溝に輪状のクリップを嵌め込んで取り付ける方法であって、環状溝にクリップを案内するスリーブの内周面にクリップをセットする工程と、前記スリーブにセットされたクリップを押し出すことによって前記スリーブにより徐々にクリップを縮径させながら移動させ環状溝に嵌め込む工程からなる。
請求項2に係る発明は、環状溝に輪状のクリップを嵌め込んで取り付ける装置であって、クリップを縮径させながら環状溝に案内するスリーブと、このスリーブの側面に傾斜を持って形成した切り欠きと、この切り欠きから前記スリーブの内周面にセットしたクリップを押し出して前記スリーブ内を移動させ、環状溝に嵌め込む押圧部材を備える。
以上説明したように本発明によれば、簡易な構成で、クリップを変形させることなく、迅速且つ確実に環状溝に嵌め込むことができる。また、クリップ取付作業の工数削減に寄与する。また、作業者の熟練度に左右されず、クリップ取付の品質を一定に維持することができる。更に、作業習熟度が要求されないため、作業訓練期間の短縮が図れる。
以下に本発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。ここで、図1はクリップを取り付けたピストンの断面図、図2は同じく正面図、図3はクリップの平面図、図4は本発明に係るクリップ取付装置へのクリップセット状態の平面図、図5は同じく一部断面図である側面図、図6は本発明に係るクリップ取付装置による環状溝へのクリップ取付状態の平面図、図7は同じく一部断面図である側面図である。
本発明に係るクリップ取付方法は、図1及び図2に示すように、ピストン1に開けたヘッドプランジャ孔2に嵌装したプランジャ3が突出しないように固定するクリップ4を、ヘッドプランジャ孔2の端部に設けた環状溝5に嵌め込むための方法である。
クリップ4は、図3に示すように、輪状で略C字形の形状に形成された弾性を有する金具である。また、ヘッドプランジャ孔2の開口には、一部に切り欠き部2aが形成されている。なお、クリップ4を環状溝5に嵌め込んだ状態で、クリップ4の間隙部4aがヘッドプランジャ孔2の切り欠き部2aに臨むようにしなければならない。
本発明に係るクリップ取付装置は、図4及び図5に示すように、クリップ4を縮径させながら環状溝5に案内するスリーブ6と、スリーブ6の側面に傾斜を持って形成した切り欠き7と、切り欠き7からスリーブ6の内周面にセットしたクリップ4を押し出し、スリーブ6内を移動させて環状溝5に嵌め込む押圧部材8からなる。
スリーブ6の内径は、ヘッドプランジャ孔2の内径と同じか、若しくは公差分だけ小さめになっている。切り欠き7は、スリーブ6側面の部位6aからスリーブ6の長手方向に約10°〜15°の傾斜角度でスリーブ6の中心に向けて、スリーブ6の径方向の約半分(中心軸)に至るまで形成されている。
押圧部材8は、スリーブ6内に摺動自在に嵌合され、作業者が押圧する把持部9と、把持部9に連結されたシャフト部10からなる。シャフト部10は、クリップ4を係合させて押し出すガイド部11と、ヘッドプランジャ孔2に嵌装されたプランジャ3の孔3aに嵌合させてスリーブ6を環状溝5に対して位置決めする嵌合部12と、ガイド部11と嵌合部12を接続する連結部13からなる。
以上のように構成した本発明に係るクリップ取付装置の動作及びクリップ取付方法について説明する。
先ず、スリーブ6から押圧部材8を抜いた状態で、クリップ4を切り欠き7から挿入して、切り欠き7の後端部のスリーブ6内周面に前方に傾けて斜めにセットする。
この時、クリップ4を環状溝5に嵌め込んだ状態で、クリップ4の間隙部4aがヘッドプランジャ孔2の切り欠き部2aに臨むように、クリップ4を多少縮径してスリーブ6の内周面にセットする。すると、クリップ4の約半分はスリーブ6の内周面に当接した状態になる。
次いで、図4及び図5に示すように、押圧部材8をスリーブ6内に挿入し、本装置を環状溝5に対して位置決めすべく嵌合部12をヘッドプランジャ孔2に嵌装されたプランジャ3の孔3aに嵌合させると共に、スリーブ6の端部をピストン1に当接させる。
次いで、図4及び図5に示すように、押圧部材8をスリーブ6内に挿入し、本装置を環状溝5に対して位置決めすべく嵌合部12をヘッドプランジャ孔2に嵌装されたプランジャ3の孔3aに嵌合させると共に、スリーブ6の端部をピストン1に当接させる。
すると、クリップ4の一部がガイド部11の端部に形成した保持部11aに係合し、更に押圧部材8をピストン1側に押し出すことにより、クリップ4が切り欠き7を形成したスリーブ6内を移動することによって、その姿勢を斜めから垂直にしながら徐々に縮径される。そして、保持部11aがクリップ4全体を縮径した状態で保持する。
次いで、クリップ4がプランジャ3の端部に当接するまで、押圧部材8を押し出してクリップ4を移動させると、図6及び図7に示すように、クリップ4はスリーブ6とガイド部11の保持部11aによる拘束から解放され、通常の状態に戻って環状溝5に取り付けられる。
クリップ4が環状溝5に取り付けられた後、ガイド部11をヘッドプランジャ孔2に嵌装されたプランジャ3の孔3aから引き抜き、クリップ4の環状溝5への取付作業は終了する。
また、本発明に係るクリップ取付方法及びその装置によれば、クリップ4の径が異なっても、スリーブ6の内径、保持部11aの形状や嵌合部12の形状などを変更することにより対応することができる。また、インターナルサークリップの取り付けにも適用することができる。
クリップを変形させることなく、迅速且つ確実に環状溝に嵌め込む作業が、簡易な構成によりできるので、クリップのサイズに関係なくクリップ取付作業に適用できる。また、インターナルサークリップの取付作業にも、そのサイズに関係なく適用することができる。
1…ピストン、2…ヘッドプランジャ孔、3…プランジャ、4…クリップ、5…環状溝、6…スリーブ、7…切り欠き、8…押圧部材、9…把持部、10…シャフト部、11…ガイド部、12…嵌合部。
Claims (2)
- 環状溝に輪状のクリップを嵌め込んで取り付ける方法であって、環状溝にクリップを案内するスリーブの内周面にクリップをセットする工程と、前記スリーブにセットされたクリップを押し出すことによって前記スリーブにより徐々にクリップを縮径させながら移動させ環状溝に嵌め込む工程からなることを特徴とするクリップ取付方法。
- 環状溝に輪状のクリップを嵌め込んで取り付ける装置であって、クリップを縮径させながら環状溝に案内するスリーブと、このスリーブの側面に傾斜を持って形成した切り欠きと、この切り欠きから前記スリーブの内周面にセットしたクリップを押し出して前記スリーブ内を移動させ、環状溝に嵌め込む押圧部材を備えることを特徴とするクリップ取付装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003312093A JP2005074616A (ja) | 2003-09-04 | 2003-09-04 | クリップ取付方法及びその装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003312093A JP2005074616A (ja) | 2003-09-04 | 2003-09-04 | クリップ取付方法及びその装置 |
Publications (1)
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JP2005074616A true JP2005074616A (ja) | 2005-03-24 |
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JP2003312093A Withdrawn JP2005074616A (ja) | 2003-09-04 | 2003-09-04 | クリップ取付方法及びその装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009083035A (ja) * | 2007-09-28 | 2009-04-23 | Mitsubishi Motors Corp | サークリップ取付け用工具 |
-
2003
- 2003-09-04 JP JP2003312093A patent/JP2005074616A/ja not_active Withdrawn
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