JP2005074145A - 遊技機用の電子回路基板及び遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 基板本体に実装された回路部品を視認できるように情報記憶媒体を基板本体に取り付ける。
【解決手段】 RFIDタグ18の下面18aの略中心に、第1弾性アーム25と第2弾性アーム26とからなる弾性アーム対24を設ける。プリント配線板17の片隅近傍に嵌合孔17bを穿設する。この嵌合孔17bに係止突起25b、26bが嵌め込まれると、プリント配線板17はアーム部25、26の付勢力によって係止突起25b、26bに挟持される。これによりRFIDタグ18はプリント配線板17の周縁に固定される。
【選択図】 図3
【解決手段】 RFIDタグ18の下面18aの略中心に、第1弾性アーム25と第2弾性アーム26とからなる弾性アーム対24を設ける。プリント配線板17の片隅近傍に嵌合孔17bを穿設する。この嵌合孔17bに係止突起25b、26bが嵌め込まれると、プリント配線板17はアーム部25、26の付勢力によって係止突起25b、26bに挟持される。これによりRFIDタグ18はプリント配線板17の周縁に固定される。
【選択図】 図3
Description
本発明は、遊技機用の電子回路基板及び遊技機に関し、詳しくは情報記憶媒体が取り付けられた遊技機用の電子回路基板、及びその電子回路基板を備えた弾球遊技機又は回動式遊技機などの遊技機に関する。
電波を介して非接触でIDコード(IDentification Code)を認識する技術(RFID(Radio Frequency IDentification))が急速に発展しており、現在、鉄道やバスの定期券、高速道路の料金回収などで多く実用化されている。この技術は工業製品に組み込まれている部品の管理にも採用されており、管理の効率化、確実化を促進している。
例えば、工場などで工業製品を製造する場合、まず、工業製品を構成する構成部品に関する各種情報(例えば、製造日、出荷先、出荷日、機種名、製造番号、再利用回数などの情報)が格納されたRFIDタグ(非接触で情報のやり取りができる情報記録媒体)が構成部品に取り付けられる。RFIDタグが取り付けられた構成部品はベルトコンベアで搬送される。搬送経路の所定位置には読み出し及び書き込み装置、あるいは、読み出し又は書き込み装置(以下、「読み出し/書き込み装置」と称す)を組み込んだゲート又はアンテナ等の装置が設置されている。読み出し/書き込み装置はRFIDタグに対して電波を発信し、非接触で情報の読み出し、あるいは書き込みを行なうものであり、構成部品がゲートを通過、又はアンテナ等の装置のコンタクト位置に配置されることで、読み出し/書き込み装置とRFIDタグとの間でデータ通信が行われる。
また、遊技機が配設される遊技店などでは、携帯型の読み出し/書き込み装置が用いられる。これは、ユーザーが手に持って操作できるものであり、読み出し/書き込み装置を遊技店に設置されているRFIDタグが備えられている遊技機を構成する部品の箇所に向けて操作することによってRFIDタグに対して情報の読み書きを行なう。
RFIDタグに格納されている情報を読み出し/書き込み装置で読み出した場合、読み出された情報は読み出し/書き込み装置を介して管理装置であるホストコンピュータに転送される。また、RFIDタグに対して情報の書き込みを行なう場合、読み出し/書き込み装置は必要な情報をホストコンピュータから適宜に読み出し、その読み出した情報をRFIDタグに書き込む。このようにして遊技機の構成部品に関する各種情報はホストコンピュータにて総合管理される。
しかしながら、遊技機における遊技動作を制御する制御基板などの電子回路が構成されている基板に情報のやり取りができる情報記憶媒体を取り付ける場合、基板に情報記憶媒体を取り付けるためのスペースを確保しなければならず、そのため基板に実装される各種回路部品のレイアウトに大きな影響を及ぼしていた。
基板面から垂直に細い棒状の支柱を立設し、この支柱の先端に情報記憶媒体を取り付けて、情報記憶媒体を基板上で浮かせた状態にして設置すれば、基板に実装される各種回路部品のレイアウトへの影響を少なくすることができるが、基板の表面が情報記憶媒体によって覆われるので、基板に実装されている各種回路部品が見えにくくなり、基板の点検や管理が行いにくくなるという問題が発生してしまう。
また、基板に情報記憶媒体を取り付けるためのスペースを確保し、基板面に直接情報記憶媒体を取り付けた場合、読み出し/書き込み装置と情報記憶媒体との間で行われるデータ通信は、基板を収納するケースや、そのケースを組み込む遊技機の筺体などを間に挟んで行われるため、情報記憶媒体と読み出し/書き込み装置との通信距離が開いてしまうという問題があった。それに加えて、基板に実装されている電子回路から発生する磁場や静電気などが電波障害となり、読み出し/書き込み装置から情報記憶媒体に向けて発信される電波が微弱電波である場合には情報記憶媒体に対して確実に情報の読み出し/書き込みができなかった。逆に、基板上の情報記憶媒体に電波が届いた場合には、この電波が電気的ノイズとなり、基板に実装されている電子回路の誤作動を誘発してしまう恐れがあった。
本発明は上記課題を解決するためになされたものであり、電子回路を構成する各種回路部品が実装された基板に情報記憶媒体が取り付けられた遊技機用の電子回路基板において、基板上の様子を視認可能にするとともに、基板に実装される回路部品などのレイアウトに影響を及ぼすことなく情報記憶媒体を基板に取り付けることができ、且つ、読み出し/書き込み装置から発信される電波の強弱に関わらず、読み出し/書き込み装置と情報記憶媒体との間で確実にデータ通信を行うことができるようにした遊技機用の電子回路基板、及びその電子回路基板を備えた遊技機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の遊技機用の電子回路基板は、電子回路を構成する回路部品が実装された基板本体に、通信アンテナと、この通信アンテナを介して所定装置とのデータ通信が可能な集積回路とを有する情報記憶媒体を備えたものであり、前記情報記憶媒体を前記基板本体の側端面に対峙するように配置し、前記回路部品に接触しないように前記基板本体に前記情報記憶媒体を装着したものである。
また、前記情報記憶媒体に、情報記憶媒体を前記基板本体に取り付ける取り付け部材を設けることが好ましい。
また、前記取り付け部材は、前記基板本体を挟み込む挟持部材であることが好ましい。
前記情報記憶媒体に、遊技機を構成する部品に関連する情報を記憶させておき、前記情報を記憶して管理する管理装置と前記情報記憶媒体との間でデータ通信を可能にすることが好ましい。
本発明の遊技機は、上記の電子回路基板を備えたものである。
本発明の遊技機用の電子回路基板及び遊技機によれば、情報記憶媒体を基板本体の側端面に対峙するように配置し、基板本体に実装された回路部品に接触しないように基板本体に情報記憶媒体を装着したので、回路部品のレイアウトの自由度を高めることができる。また、基板本体の表面が視認し易くなるので、基板本体に実装されている各種部品の点検や管理を容易に行うことができる。さらに、情報記憶媒体が基板本体上にないので、電波によって誘発される基板本体上の電子回路の誤作動も防止することができる。
また、前記情報記憶媒体に、情報記憶媒体を前記基板本体に取り付ける取り付け部材を設けたので、情報記憶媒体を基板本体から離間させて配設でき、所定装置とのデータ通信の距離が短縮され、正確なデータ通信が行なえるようになる。
また、情報記憶媒体に基板本体を挟み込む挟持部材を設けたので、情報記憶媒体の基板本体上での揺れを抑制でき、常に正確なデータ通信が行われるようになる。また、情報記憶媒体の取り付けや取り外しにおける作業効率を高めることができる。
情報記憶媒体に、遊技機を構成する部品に関連する情報を記憶させておき、前記情報を記憶して管理する管理装置と情報記憶装置との間でデータ通信を可能にしたので、前記部品が正規の部品か、又は再利用可能か否かを正確に、且つ容易に判断することができ、効率の良い部品管理を行うことができるようになる。
図1に示すように、パチンコ機(遊技機)2の本体基部3の内部には、遊技盤4が配設されており、遊技盤4の前面には前面枠5が開閉自在に設けられている。前面枠5の下方には、打球供給用の供給皿6及びパチンコ球の打ち出し強さを調節する操作ハンドル7が設けられている。遊技盤4の遊技領域4aの略中央には、予め定められた入賞口へパチンコ球を入賞させるなどの所定入賞条件に基づいて様々な図柄やキャラクタなどを所定時間内変動表示させた後に停止表示させる図柄表示装置8が配置される。その周りには様々な種類の入賞口9及びアウト口10が設けられている。遊技者は、供給皿6にパチンコ球を投入することでパチンコ球を発射装置へと導き、操作ハンドル7を回動操作して、遊技盤4の上方に向けてパチンコ球を打ち出す。打ち出されたパチンコ球は遊技領域4aの上方から流下する途中でいずれかの入賞口9に入るか、あるいはアウト口10から回収される。なお、遊技領域4aに設けられている複数の釘、風車などの構造物は公知であるので説明は省略する。
図2に示すように、パチンコ機2の本体基部3には、遊技を行う際に各種装置を作動させるための主制御を行う主制御回路基板11(電子回路基板)の他に、図柄表示装置8や図示しないランプ装置及び音声発生装置等の作動制御を行う各種制御回路基板12、球発射装置13、球払出装置14等が設けられている。これら制御回路基板及び装置は、図示しないケーブル等を介して電気的に接続されている。
主制御回路基板11は、保安用の収納ケース15に着脱自在に収納されている。収納ケース15は、ケース基部15aと蓋15bとから構成されている。ケース基部15aは主制御回路基板11を取り付けるためのベース部材であり、パチンコ機2の背面に工業用接着剤、又はビス等で交換可能に取り付けられている。蓋15bは、ケース基部15aに対して図中2点鎖線矢印方向に回動自在となるように、図示しないヒンジを介してケース基部15aの下部に組み付けられている。ケース基部15aの上部には、蓋15bを閉じ状態で保持する図示しないビスが挿通されるビス挿通孔16aが穿設された保持部材16が、図中太線矢印方向に回動自在となるように軸着されている。保持部材16のビス挿通孔16aと、蓋15bに形成されたビス取り付け用穴(不図示)とにビスを通して締めることにより、蓋15bはケース基部15aに対して固定される。これにより主制御回路基板11は何人も接触できないように防護される。
なお、ケース基部15aと蓋15bとはビス締め固定に限らず、例えば、離脱不能とする接着剤やカシメによる固定、あるいは熱溶接などの公知の固定方法によって、ケース基部15aと蓋15bとが分離されないように固定されていれば良い。また、ケース基部15aは透光性を有するABS樹脂(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂)などの合成樹脂で成形されることが好ましい。これにより主制御回路基板11の様子を容易に視認できるようになり、主制御回路基板11点検や保守が行い易くなる。
また、本実施形態ではケース基部15aをパチンコ機2の背面に工業用接着剤を用いて取り付けているが、ビス締め固定、カシメによる固定などの公知の方法によって、ケース基部15aとパチンコ機2とが分離されないように固定されていれば良い。
なお、ケース基部15aと蓋15bとはビス締め固定に限らず、例えば、離脱不能とする接着剤やカシメによる固定、あるいは熱溶接などの公知の固定方法によって、ケース基部15aと蓋15bとが分離されないように固定されていれば良い。また、ケース基部15aは透光性を有するABS樹脂(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン樹脂)などの合成樹脂で成形されることが好ましい。これにより主制御回路基板11の様子を容易に視認できるようになり、主制御回路基板11点検や保守が行い易くなる。
また、本実施形態ではケース基部15aをパチンコ機2の背面に工業用接着剤を用いて取り付けているが、ビス締め固定、カシメによる固定などの公知の方法によって、ケース基部15aとパチンコ機2とが分離されないように固定されていれば良い。
主制御回路基板11は、CPU(Central Processing Unit)及びスロットマシン2の遊技動作プログラムを記憶したROM(Read Only Memory)などの各種回路部品を実装してなるプリント配線板17(基板本体)と、RFIDタグ18(情報記憶媒体)とから構成されている。なお、各種回路部品は、図3、図4に示すプリント配線板17上のハッチング箇所に実装されている。
プリント配線板17の周縁には、RFIDタグ18が取り付けられている。図5に示すように、RFIDタグ18は、ICチップ19(集積回路)と、このICチップ19に銅線20を介して接続された円盤状の送信及び受信アンテナ、或いは送信又は受信アンテナのいずれかからなる送受信アンテナ21(通信アンテナ)とを備えている。なお、RFIDタグ18は、送受信アンテナ21の下面18aがプリント配線板17の側端面17aに対面するように配置される。
送受信アンテナ21は、読み出し/書き込み装置となるRFIDリーダ/ライタ22(所定装置)(以下、「リーダ/ライタ」は「R/W」と記載)から受けた電波を電磁誘導によって電力として蓄積し、これをエネルギーとしてICチップ19を動作させる。
ICチップ19には、製造日、出荷日、出荷先、機種名、機種番号、再利用回数などの主制御回路基板11、又は主制御回路基板11を取り付ける部材に纏わる各種情報が記憶可能なメモリ(不図示)と、送受信アンテナ21を介してRFID R/W22と通信を行なう通信回路(不図示)とが設けられている。RFID R/W22には、RFIDタグ18、あるいは遊技場に設置された遊技機を管理する管理装置であるホストコンピュータ(不図示)との間で電波の送受信を行なうアンテナ22aが設けられている。
前記各種情報はホストコンピュータによって一括管理されている。RFID R/W22は、ホストコンピュータから前記各種情報の更新情報などを適宜に読み出し、その読み出した情報をICチップ19のメモリに書き込んで記録するか、または、ICチップ19のメモリに記録されている情報を読み取るか、の少なくともいずれか一方を行う。従って、主制御回路基板24の更新情報を適宜に確認することができる。また、読み取られた情報は一旦RFID R/W22内の記憶可能なメモリ(不図示)に蓄積され、データ転送用ケーブル23又は無線電信などを介してホストコンピュータへ転送され、点検管理される。
図3に示すように、送受信アンテナ21の下面18aの略中心にはRFIDタグ18をプリント配線板17に取り付ける取り付け部材である弾性アーム対24(挟持部材)が突設されている。弾性アーム対24は、第1弾性アーム25と第2弾性アーム26から構成されている。第1弾性アーム25は、アーム部25aと係止突起25bとからなり、アーム部25aは、弾性変形する性質を有するプラスチックからなる板バネで形成され、このアーム部25aの先端に断面形状が略半円状の係止突起25bが形成されている。第2弾性アーム26は、アーム部26aと係止突起26bとからなり、第1弾性アーム25と同様に形成されている。このように形成された第1、第2弾性アーム25、26は送受信アンテナ21の下面18aにて互いの係止突起25b、26bが近接し、且つ対向するように配置されている。
プリント配線板17の片隅近傍には係止突起25b、26bが嵌め込めこまれる嵌合孔17bが穿設されている。図4に示すように、この嵌合孔17bに係止突起25b、26bが嵌め込まれると、プリント配線板17はアーム部25、26の付勢力によって係止突起25b、26bに挟持される。なお、アーム部25、26の付勢力は、プリント配線板17の厚みtだけ弾性変形した際に生成される。
プリント配線板17の下面の4隅には主制御回路基板11をケース基部15aに着脱自在に取り付ける取り付け棒27が突設されている。図2及び図4に示すように、取り付け棒27は工業用接着剤などによってケース基部15aの所定箇所に固着され、主制御回路基板11はケース基部15a上で取り付け棒27によって支持される。
なお、取り付け棒27の長さは送受信アンテナ21の半径よりも長く、且つ、取り付け棒27をケース基部15aに取り付けて蓋15bを閉じた際に、取り付け棒27、プリント配線板17、及びRFIDタグ18が収納ケース15に収納できるように設計されている。
また、プリント配線板17の嵌合孔17bは、図2に示すように、主制御回路基板11をケース基部15a内部の所定位置に取り付け、蓋15bを閉じて収納ケース15に収納した際に、RFIDタグ18の上面18bが収納ケース15側部の内壁面に近接するように穿設されている。
なお、取り付け棒27の長さは送受信アンテナ21の半径よりも長く、且つ、取り付け棒27をケース基部15aに取り付けて蓋15bを閉じた際に、取り付け棒27、プリント配線板17、及びRFIDタグ18が収納ケース15に収納できるように設計されている。
また、プリント配線板17の嵌合孔17bは、図2に示すように、主制御回路基板11をケース基部15a内部の所定位置に取り付け、蓋15bを閉じて収納ケース15に収納した際に、RFIDタグ18の上面18bが収納ケース15側部の内壁面に近接するように穿設されている。
上記実施形態による作用について説明する。図3に示すように、RFIDタグ18の下面18aをプリント配線板17の側端面17aに対面させて、RFIDタグ18の下面18aに突設された弾性アーム対24の先端を図中矢印に沿ってプリント配線板17の周縁の一角から挿入していく。係止突起25b、26bのそれぞれは、プリント配線板17の厚みt分だけ弾性変形することで生成されたアーム部25、26の付勢力に抗してプリント配線板17に摺接しながら移動していく。図4及び図6に示すように、やがて係止突起25b、26bが嵌合孔17bに嵌合し、弾性アーム対24がプリント配線板17を挟持する。これによりRFIDタグ18はプリント配線板17の周縁に固定される。
次に、主制御回路基板11をケース基部15aの所定位置に着脱自在に取り付け、蓋15bを閉め、主制御回路基板11を収納ケース15内部に封入する。このとき主制御回路基板11は、主制御回路基板15のRFIDタグ18の上面18bが収納ケース15側部の内壁面に近接するように設置される。
以上のように、RFIDタグ18をプリント配線板17の周縁に弾性アーム対24を介して装着することによって、プリント配線板17上が視認し易くなる。また、交信時に発生する恐れがあるプリント配線板17上の電気的ノイズを防止することができる。
また、弾性アーム対24の係止突起25b、26bが嵌合孔17bに嵌合し、さらに弾性アーム対24がプリント配線板17の周縁において根元まで入り込んでプリント配線板17を挟持するので、RFIDタグ18のプリント配線板17上での揺れが抑制される。また、弾性アーム対24を用いることによって、RFIDタグ18のプリント配線板17への取り付けや取り外しを容易に行うことができるようになる。
また、RFIDタグ18の上面18bが収納ケース15側部の内壁面に近接するように設置されるので、RFID R/W22を用いてRFIDタグ18と通信を行う場合、図2に示すように、パチンコ機2の側方などの予め定められた方向からの通信が可能となる。さらに、RFIDタグ18の上面18bが内壁面に近接するように調整しておくことで、RFID R/W22とRFIDタグ18との通信距離の短縮を図ることができる。これにより、仮に微弱電波で送受信を行なったとしてもRFID R/W22はRFIDタグ18に対して確実に更新情報などの読み出し/書き込みを行なうことができる。
上記実施形態では、プリント配線板17の周縁において弾性アーム対24を根元まで入り込ませたが、アーム部25a、26aを長くし、RFIDタグ18をプリント配線板17から離間させるようにしても良い。これによりRFIDタグ18とRFID R/W22とのデータ通信の距離が短縮され、正確なデータ通信が行なえるようになる。
上記実施形態では、図6に示すように、弾性アーム対24をRFIDタグ18の下面18aの略中心に設けたが、図7に示すように、RFIDタグ18の下面18aの周縁付近に設けても良く、弾性アーム対24はRFIDタグ18の下面18aであれば任意の箇所に設置することが可能である。
上記実施形態では、弾性アーム対24でプリント配線板17を挟持することによってRFIDタグ18をプリント配線板17の周縁に装着したが、装着方法はこれに限ることなく、図8に示すように、RFIDタグ18の下面18aに取り付け部材である突出片28、29を設け、突出片28、29のそれぞれにボルト孔28a、29aを穿設し、嵌合孔17bとボルト孔28a、29aにボルト30を挿入し、ナット31で締結することで、プリント配線板17の周縁を突出片28、29で挟持するようにしても良い。
また、図9に示すように、RFIDタグ18の下面18aに取り付け部材として突出片29を1つだけ設け、上述したようにボルト30とナット31を用いてRFIDタグ18をプリント配線板17の周縁に装着することも可能である。
また、RFIDタグ18の下面18aをプリント配線板17の側端面17aに工業用接着剤などで固着しても良く、プリント配線板17に実装されている各種回路部品に接触することなく、プリント配線板17の側端面17aに対峙するようにRFIDタグ18が配置されていれば、RFIDタグ18をプリント配線板17に装着する方法は適宜に変更することが可能である。
また、図9に示すように、RFIDタグ18の下面18aに取り付け部材として突出片29を1つだけ設け、上述したようにボルト30とナット31を用いてRFIDタグ18をプリント配線板17の周縁に装着することも可能である。
また、RFIDタグ18の下面18aをプリント配線板17の側端面17aに工業用接着剤などで固着しても良く、プリント配線板17に実装されている各種回路部品に接触することなく、プリント配線板17の側端面17aに対峙するようにRFIDタグ18が配置されていれば、RFIDタグ18をプリント配線板17に装着する方法は適宜に変更することが可能である。
上記実施形態では、RFIDタグ18をプリント配線板17に取り付けて主制御回路基板11を構成したが、RFIDタグ18を、各種制御回路基板12のそれぞれを構成しているプリント配線板に取り付けても良い。
上記実施形態では、RFIDタグ18に主制御回路基板11、又は主制御回路基板11を取り付ける部材に纏わる各種情報が格納されているが、格納される情報はこれに限ることなく、パチンコ機2を構成している各種部品に関連する情報を格納しても良い。
この場合、例えば、図10に示すように、主制御回路基板11が、パチンコ機70の本体基部71に対して着脱可能とする遊技盤ユニット76に取り付けられると好適である。
遊技盤ユニット76は、交換可能な遊技球案内レール枠77と遊技盤78と収納ケース75を支持しつつ遊技盤78の背面に取り付けられる支持体79とからなる。収納ケース75内には、プリント配線板17の周縁にRFIDタグ18を装着して構成される主制御回路基板11が収納されている。そして、RFIDタグ18に記憶される情報として、本体基部71に対して着脱可能とする遊技盤ユニット76を構成する部品の他、収納ケース75に収容された基板に実装された回路部品、支持体79にて支持される液晶ユニット(不図示)、遊技盤ユニット76を保持して本体基部71に組み付けるための保持部材80、この保持部材80に軸支されるガラス81付きの窓部を有する扉部材82の少なくとも何れかに関連する部材名や前記部材の履歴(例えば、製造日、出荷日、出荷先、回収日、再利用回数)または耐久性、材料名などを記憶させるようにすると好適である。
遊技盤ユニット76は、交換可能な遊技球案内レール枠77と遊技盤78と収納ケース75を支持しつつ遊技盤78の背面に取り付けられる支持体79とからなる。収納ケース75内には、プリント配線板17の周縁にRFIDタグ18を装着して構成される主制御回路基板11が収納されている。そして、RFIDタグ18に記憶される情報として、本体基部71に対して着脱可能とする遊技盤ユニット76を構成する部品の他、収納ケース75に収容された基板に実装された回路部品、支持体79にて支持される液晶ユニット(不図示)、遊技盤ユニット76を保持して本体基部71に組み付けるための保持部材80、この保持部材80に軸支されるガラス81付きの窓部を有する扉部材82の少なくとも何れかに関連する部材名や前記部材の履歴(例えば、製造日、出荷日、出荷先、回収日、再利用回数)または耐久性、材料名などを記憶させるようにすると好適である。
上記実施形態では、パチンコ機を取り上げて説明したが、スロットマシン等の遊技機に対しても実施することは可能である。
2、70 パチンコ機(遊技機)
11 主制御回路基板(電子回路基板)
17 プリント配線板(基板本体)
18 RFIDタグ(情報記憶媒体)
19 ICチップ(集積回路)
21 送受信アンテナ(通信アンテナ)
22 RFIDリーダ/ライタ(所定装置)
24 弾性アーム対(挟持部材)
28、29 突出片(取り付け部材)
11 主制御回路基板(電子回路基板)
17 プリント配線板(基板本体)
18 RFIDタグ(情報記憶媒体)
19 ICチップ(集積回路)
21 送受信アンテナ(通信アンテナ)
22 RFIDリーダ/ライタ(所定装置)
24 弾性アーム対(挟持部材)
28、29 突出片(取り付け部材)
Claims (5)
- 電子回路を構成する回路部品が実装された基板本体に、通信アンテナと、この通信アンテナを介して所定装置とのデータ通信が可能な集積回路とを有する情報記憶媒体を備えた遊技機用の電子回路基板において、
前記情報記憶媒体を前記基板本体の側端面に対峙するように配置し、前記回路部品に接触しないように前記基板本体に前記情報記憶媒体を装着したことを特徴とする遊技機用の電子回路基板。 - 前記情報記憶媒体に、情報記憶媒体を前記基板本体に取り付ける取り付け部材を設けたことを特徴とする請求項1記載の遊技機用の電子回路基板。
- 前記取り付け部材は、前記基板本体を挟み込む挟持部材であることを特徴とする請求項2記載の遊技機用の電子回路基板。
- 前記情報記憶媒体に、遊技機を構成する部品に関連する情報を記憶させておき、前記情報を記憶して管理する管理装置と前記情報記憶媒体との間でデータ通信を可能としたことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の遊技機用の電子回路基板。
- 請求項1ないし4のいずれか1つに記載の遊技機用の電子回路基板を備えたことを特徴とする遊技機。
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JP2008086623A (ja) * | 2006-10-04 | 2008-04-17 | Takao:Kk | 回路基板ケース |
JP2008113711A (ja) * | 2006-11-01 | 2008-05-22 | Sanyo Product Co Ltd | 遊技機 |
JP2008132017A (ja) * | 2006-11-27 | 2008-06-12 | Takeya Co Ltd | 遊技機 |
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2003
- 2003-09-03 JP JP2003311414A patent/JP2005074145A/ja active Pending
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