JP2005073914A - 往来カバン、往来運搬対象物及び往来システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】タグ識別コードを記憶するRFIDタグ11を有するRFID付教材10と、収納しているRFID付教材10からタグ識別コードを読み出すR/W31を有するカバン30と、カバン30で運搬すべきRFID付教材10のタグ識別コードを記憶する記憶部26、記憶部26に記憶されているタグ識別コード及びR/W31によって読み出されたタグ識別コードに基づいて、余分にカバン30に収納されているRFID付教材10、及び/又は、未収納のカバン30に収納すべきRFID付教材10を検出する制御部25、制御部25の検出結果を表示するディスプレイ23を有するPC20とを備える往来システム1。
【選択図】図2
Description
一方、現状では、家でインターネットを利用して学習、仕事などを行っている学生、社会人などは少なく、大半の学生などは、家及び学校などの往来場所間を往来しなければならない。従って、学生などの往来者は、前もって学校で使用する教材などの往来運搬対象物をカバンに収納していた。
また、カバンのポケットが多い、底が深い、教材が小さいなどの場合には、往来者が各教材をカバンに収納済みか否かを確認することが困難であるという問題があった。
(1)往来運搬対象物などの往来カバンに収納されている物の識別情報をリーダライタなどで読み取るため、往来カバンに収納されている物を容易に判別する。
(2)往来システムは、往来カバンに余分に収納されている物、収納すべき未収納の物を検出し、通知するため、正確に収納すべき物を往来カバンに収納することができ、忘れ物及び出し忘れを防止する。
(3)特に、往来カバンが検出及び通知を行う場合には、その実施が容易となるとともに、いずれの場所でも実施することができる。
(4)識別不能運搬対象物に関連づける、格納手段、狭着手段などの係着手段を往来運搬対象物が備えるため、識別不能運搬対象物であっても、往来カバンに収納済か否かを判別可能とし、出し忘れを防止する。
(5)往来カバンから取り出すべき、及び/又は、往来カバンに収納すべき往来運搬対象物を往来者に通知するため、往来者が容易に往来の準備を行うことができる。
(6)例えば、曜日毎に学校へ持って行く教材を記憶するなど、往路及び/又は復路ごとに運搬すべき往来運搬対象物の識別情報を記憶することによって、往路のみの往来運搬対象物は、復路に入る前にカバンから取り出すなど、往来運搬物を詳細に管理することができ、往来運搬対象物の出し忘れを確実に防止することが可能となる。
(7)外部から受信する収納指示に基づいて余分な収納、未収納を検出することによって、不定期に運搬される忘れがちな臨時運搬対象物であっても、正確に収納することができ、忘れ物及び出し忘れを防止する。
図1に示すように、往来システム1は、家及び学校間などの往来場所間を行き来する学生などの往来者が、家において、授業で使う教科書などの学校へ持って行くべきRFID付教材(往来運搬対象物)10をPC20で確認しながら、カバン30に収納するシステムである。
図1及び図2に示すように、往来システム1は、往来者が利用可能なコンピュータであって家に設置されているPC20と、往来する場合に往来者が携帯するカバン30と、複数のRFID付教材10A,10B,10C,・・・(以下、これらを総称して「RFID付教材10」という。)とを備えている。
図2に示すように、PC20及びカバン30のR/W31は、往来者が教科書などを準備する場合にケーブル40で互いに接続される。また、R/W31は、収納している(通信距離範囲内にある)RFID付教材10のRFIDタグ11と非接触式での通信を行うことが可能である。
RFIDタグ11は、アンテナ12と、アンテナ12に接続されているICチップ13とを備えている。アンテナ12は、巻線コイル、巻線コイルの両端に接続されている同調用のコンデンサなどを有し、電磁結合によって電磁波及び信号の変換を行い、カバン30のR/W31及びICチップ13間における非接触式での通信を媒介する。ICチップ13は、相互にバスで接続されているI/Oインターフェイス14、CPU15及び記憶部16などを備え、I/Oインターフェイス14は、アンテナ12に接続されている。
記憶部16は、CPU15が処理を行うための作業領域として使用する揮発性メモリであるRAM、不揮発性の読み出し専用メモリであるROMなどを備え、CPU15が処理を行うために必要なプログラム及びデータを記憶する記憶手段である。記憶部16は、RFIDタグ11を他のRFIDタグから識別するためのタグ識別コードを記憶している。なお、記憶部16は、EEPROM、フラッシュメモリ、FRAMなどの随時書き換え可能な不揮発性のメモリを備えていてもよい。
制御部25は、CPUなどを備え、キーボード22などから入力される指示に応じて記憶部26に記憶されているプログラムを実行し、PC20全体を統括制御する。
記憶部26は、メモリ、ハードディスクなどの記憶装置であって、制御部25の処理に必要なオペレーティングシステム、アプリケーションプログラムなどのプログラム及びデータを記憶している。記憶部26は、教材情報と、時間割情報とを記憶している。
図3(a)に示すように、教材情報は、教科書などの各教材と、各教材に貼付されているRFIDタグ11とを関連づける情報であって、各RFIDタグ11に記憶されているタグ識別コードに、RFIDタグ11が貼付されている教材がいずれの科目に属するかを示す科目、教科書、ノードなどのどの様な種類の教材であるかを示す種類などの属性情報と、教材名と、必須フラグとを関連づけた情報である。この教材情報の登録によって、タグ識別コードは、RFIDタグ11を他のRFIDタグから識別する情報であるとともに、貼付されている教材を他の教材から識別する情報となる。また、教材には、教科書、ノードなどの授業に必ず必要な教材(必須教材)、辞書、分度器などの不定期に授業に必要となる教材(臨時教材)の2種類があり、必須フラグは、必須教材であるかを示すフラグである(1;必須、2;臨時)。例えば、タグ識別コード「0021」を記憶するRFIDタグ11は、算数の授業で必ず使用される算数の教科書に貼付され、タグ識別コード「0013」のRFIDタグ11は、国語の授業で不定期に使用される辞書に貼付されている。
図3(b)に示すように、時間割情報は、曜日毎に行われる授業の科目である時間割を示す情報である。時間割情報及び教材情報を参照することによって各曜日に学校へ持って行くべき教材に貼付されているRFIDタグ11のタグ識別コードを特定する、つまり、往路毎にカバン30に収納すべきRFID付教材10を識別することが可能である。
PC20は、RFIDタグ11に予めタグ識別コードが記憶されている場合には、RFIDタグが貼付されている教材をカバン30に入れ、タグ識別コードをR/W31を介して読み取り、キーボード22から属性情報、教材名、必須フラグなどを入力することによってこの教材についての教材情報を登録する。タグ識別コードが記憶されていない場合には、PC20は、RFIDタグ11にタグ識別コードを割り当てて書き込み、同様に、教材情報の登録を行う。本実施例では、教材の科目に応じて規則的にタグ識別コードを割り当てているが、不規則に割り当ててもよい。個々のRFIDタグ11をタグ識別コードで識別できればよい。
PC20は、同様に、学校側から配布された時間割情報が記憶されているリムーバルディスク、電気通信回線を介した通信、キーボード22などによって時間割情報を入力し、登録を行う。
ステップ100(以下、「ステップ」を「S」という。)において、往来者は、学校に持参する教材の準備をするため、準備の対象となる日の朝又は前日の夜などに、PC20及びカバン30のR/W31をケーブル40で接続し、PC20の電源をオンにし、PC20は、処理を開始する。
S110において、往来者は、キーボード22を操作することによって所定のアプリケーションプログラムを立ち上げ、制御部25は、内蔵時計から読み出した曜日、時間に基づいて、いずれの曜日の時間割情報に従って教材を準備すべきかを判断する(例えば、12:00を境に12:00前であれば現在の曜日、12:00以降であれば次の曜日の時間割情報)。制御部25は、この時間割情報と、時間割情報の教科に対応する必須教材の教材情報とを記憶部26から読み出し、ディスプレイ23にカバン30に収納すべき教材の教材名などを含む収納教材情報を表示する(図5の#10、図6の(a))。
往来者は、この教材名を見て不要な教材を取り出すとともに必須教材をカバン30へ収納し、時間割情報の科目を見て臨時教材をカバン30へ収納し(図5の#20)、収納後にキーボード22から収納終了の旨を入力する(S120)。制御部25は、この入力を契機に、R/W31を介してカバン30に収納されている全ての教材のRFIDタグ11からタグ識別コードを読み出す(S130、図5の#30)。
また、カバン30のポケットが多い、底が深い、RFID付教材10が小さいなどの場合であっても、往来者は、容易にカバン30に収納済みか否かを判別することができ、利便性の向上を図ることが可能となった。更に、PC20は、カバン30に収納されている臨時教材を表示するため、往来者は、臨時教材についても容易に収納済みか否かを判別することが可能となった。
更にまた、カバン30にR/W31を設け、教材にRFIDタグ11を貼付するという簡易な構成によって上記効果を得ることが可能となった。
なお、前述した実施例1と同様の機能を果たす部分には、同一の符号を付して、重複する説明を適宜省略する。
実施例2における往来システム1−2は、往来者が家及び学校を往来し、RFID付教材10を学校へ持って行くだけでなく、学校で配布された学級通信、テストなどの配布物を家に持ち帰るシステムである。
図7に示すように、往来システム1−2は、PC20−2と、カバン30と、RFID付教材10と、RFID付ケース10−2と、学校に設置され、先生などの配布物を配布する者が利用可能なコンピュータであって、通信回線60に接続可能な学校PC50とを備えている。PC20−2及び学校PC50は、電話回線、光ケーブルその他の有線、又は、赤外線その他の無線の通信回線60で互いに接続されている。
図8は、PC20−2の記憶部26−2に記憶されている教材情報の内容を示す説明図である。
図8に示すように、RFID付ケース10−2についての教材情報も他のRFID付教材10と同様にタグ識別コードに属性情報、教材名及び必須フラグを関連づけて登録される。また、RFID付ケース10−2についての教材情報には、行きケース10−2G又は帰りケース10−2Bのいずれの種類であるかを示す情報が含まれている。
図9は、本発明による往来カバン、往来運搬対象物及び往来システムの動作を示す図である。PC20−2(制御部25−2)の処理を中心に説明する。
S210において、往来者は、キーボード22を操作することによって所定のアプリケーションプログラムを立ち上げ、PC20−2は、電子メール又は所定のアドレスへのアクセスなどによって、通信回線60を介して学校PC50から送信される学校へ持参すべき臨時教材の教材名を含む臨時教材情報(保護者提出物がある場合には、臨時教材情報及びその内容を示す保護者提出物情報。)などの収納指示を受信し(S210、図10の#110,#120)、この臨時教材の教材名と、実施例1と同様に内蔵時計の曜日及び時間、時間割情報、教材情報などから導出した持参すべき必須教材の教材名とを含む収納教材情報をディスプレイ23に表示する(S220、図11(a))。なお、学校PC50から送信する臨時教材情報は、臨時教材のタグ識別コードであってもよく、臨時教材をPC20−2が識別できる情報であればよい。
また、RFIDタグ11を貼付することが困難な学級通信などの識別不能運搬対象物を帰りケース10−2Bに収納して持ち帰り、PC20−2が出し忘れの確認(警告)を行うため、カバン30からの識別不能運搬対象物の出し忘れを防止することが可能となった。
更に、行きケース10−2Gがカバン30に収納された場合には、学校に通知するため、学校側では、学校PC50によって家からの提出物がある旨を確認し、往来者に確かめることによって提出物の提出忘れを防止することが可能となった。
以上説明した実施例に限定されることなく、種々の変形や変更が可能であって、それらも本発明の均等の範囲内である。例えば、各実施例において、PC20,20−2及びR/W31をケーブル40で接続するが、PC20,20−2及びR/W31が通信することができれば、物理的な接続に限られず、非接触通信による通信回線によって接続してもよく、その接続方法は限定されない。
PC20,20−2は、収納教材情報を表示する(図4のS110、図9のS220)前にカバン30に予め収納されているRFID付教材10などからタグ識別コードを読み出し、内蔵時計、時間割情報、教材情報などから導出されるカバン30へ収納すべき教材のタグ識別コードと照合し、図12に示すように、いずれの教材をカバン30から取り出し、いずれの教材をカバン30に収納すべきであるかを表示してもよい。
2日間連続で学校へ持参すべき教材などを出し入れする負担を軽減することができ、往来者の利便性を向上することが可能となる。
PC20−2が帰りケース10−2Bに収納されている教材を往来者に通知することができ、利便性の向上を図ることが可能となる。
10 RFID付教材
10−2 RFID付ケース
11 RFIDタグ
17 収納部
20,20−2 PC
23 ディスプレイ
25,25−2 制御部
26,26−2 記憶部
27 第2通信部
30 カバン
31 R/W
32 収納部
50 学校PC
60 通信回線
Claims (10)
- 往来に携帯される往来カバンにおいて、
収納している物の識別情報を無線で読み出す識別情報読出手段を備えること、
を特徴とする往来カバン。 - 請求項1に記載の往来カバンにおいて、
前記識別情報読出手段は、非接触通信が可能なリーダライタであって、前記収納しているものに記憶されている識別情報を読み出すこと、
を特徴とする往来カバン。 - 請求項1又は請求項2に記載の往来カバンにおいて、
運搬すべき物の識別情報を記憶する記憶手段を備え、
前記識別情報読出手段は、一又は複数の収納している物から識別情報を読み出し、
前記記憶手段に記憶されている識別情報と、前記識別情報読出手段によって読み出された識別情報とに基づいて、余分に収納されている物、及び/又は、収納すべき未収納の物を検出する検出手段と、
前記検出手段による検出結果を通知する通知手段とを備えること、
を特徴とする往来カバン。 - 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の往来カバンに収納されて運搬される往来運搬対象物において、
識別情報を記憶する識別情報記憶手段と、
前記識別情報を外部へ送信する送信手段とを備えること、
を特徴とする往来運搬対象物。 - 請求項4に記載の往来運搬対象物において、
前記往来カバンが識別情報を読み出すことができない識別不能運搬対象物に関連づける係着手段を備えること、
を特徴とする往来運搬対象物。 - 請求項5に記載の往来運搬対象物において、
前記係着手段は、前記識別不能運搬対象物を収納する収納手段又は前記識別不能運搬対象物を挟む狭着手段であること、
を特徴とする往来運搬対象物。 - 請求項1又は請求項2に記載の往来カバンと、請求項4から請求項6までのいずれかに記載の複数の往来運搬対象物とを備える往来システムであって、
前記往来カバンで運搬すべき往来運搬対象物の識別情報を記憶する運搬対象記憶手段を備え、
前記往来カバンの識別情報読出手段は、収納している一又は複数の前記往来運搬対象物から識別情報を読み出し、
前記運搬対象記憶手段に記憶されている識別情報と、前記識別情報読出手段によって読み出された識別情報とに基づいて、余分に前記往来カバンに収納されている前記往来運搬対象物、及び/又は、前記往来カバンに収納すべき未収納の前記往来運搬対象物を検出する検出手段と、
前記検出手段による検出結果を通知する検出結果通知手段とを備えること、
を特徴とする往来システム。 - 請求項7に記載の往来システムにおいて、
前記運搬対象記憶手段に記憶されている識別情報に基づいて、前記往来カバンから取り出すべき前記往来運搬対象物及び/又は前記往来カバンに収納すべき前記往来運搬対象物を往来者に通知する出入対象通知手段を備えること、
を特徴とする往来システム。 - 請求項7又は請求項8に記載の往来システムにおいて、
前記運搬対象記憶手段は、往路及び/又は復路ごとに前記往来カバンで運搬すべき前記往来運搬対象物の識別情報を記憶すること、
を特徴とする往来システム。 - 請求項7から請求項9までのいずれか1項に記載の往来システムにおいて、
前記運搬対象記憶手段、前記検出手段及び検出結果通知手段は、往来場所に設置されたコンピュータに設けられ、
前記コンピュータは、往来カバンに収納すべき前記往来運搬対象物の識別情報を含む収納指示を外部から受信する受信手段を有し、
前記検出手段は、前記受信手段によって受信される収納指示に基づいて、余分に前記往来カバンに収納されている前記往来運搬対象物、及び/又は、前記往来カバンに収納すべき未収納の前記往来運搬対象物を検出すること、
を特徴とする往来システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003307480A JP2005073914A (ja) | 2003-08-29 | 2003-08-29 | 往来カバン、往来運搬対象物及び往来システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003307480A JP2005073914A (ja) | 2003-08-29 | 2003-08-29 | 往来カバン、往来運搬対象物及び往来システム |
Publications (1)
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JP2005073914A true JP2005073914A (ja) | 2005-03-24 |
Family
ID=34410258
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2003307480A Pending JP2005073914A (ja) | 2003-08-29 | 2003-08-29 | 往来カバン、往来運搬対象物及び往来システム |
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JP (1) | JP2005073914A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014044522A (ja) * | 2012-08-24 | 2014-03-13 | Kyocera Corp | 携帯通信装置、忘れ物検出システム及び忘れ物検出方法 |
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2003
- 2003-08-29 JP JP2003307480A patent/JP2005073914A/ja active Pending
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