JP2005073234A - 差動増幅回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】超高速信号伝送装置などに使用して好適な広帯域特性を持つ差動増幅回路に関し、従来以上の広帯域特性を持ち、かつ、全体の帯域特性がトランジスタの特性ばらつきによって変動しにくいようにする。
【解決手段】差動トランジスタ10、11のドレインとゲート接地トランジスタ12、13のソースとの間にインダクタ31、32を挿入し、負荷抵抗14、15と電源線16との間にインダクタ26、27を挿入し、ソースフォロアトランジスタ19、20のソースと差動信号出力端子8、9との間にインダクタ34、36を挿入し、かつ、負荷抵抗14、15の部分の遮断周波数が差動トランジスタ10、11の部分の遮断周波数及びソースフォロア回路29、30の遮断周波数よりも低くなるようにインダクタ26、27のインダクタンスを設定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、超高速信号伝送装置などに使用して好適な広帯域特性を持つ差動増幅回路に関する。
データ通信システムにおいては、データ総量の増大に伴って送受信データ速度(ビットレート)が高速化し、送受信回路として非常に広帯域のものが必要となっている。このような超高速信号伝送においては、低周波から高周波までを均一に増幅し得る広帯域の増幅回路が必要であるが、一般に、電源の雑音やオフセットに対して強い差動増幅回路が多く用いられている。
図14は従来の差動増幅回路の一例の回路図である。図14中、1、2は差動信号入力端子、3、4は電流制御電圧入力端子、5は差動回路、6、7はソースフォロア回路、8、9は差動信号出力端子である。
差動回路5において、10、11は入力差動信号に対して差動動作を行う差動トランジスタ、12、13はゲートが交流的に接地されたゲート接地トランジスタ、14、15は負荷抵抗、16は電源電圧VDD(例えば、1.8V)を供給する電源線、17、18は電流源を構成する電流源トランジスタである。
差動トランジスタ10は、ゲートを差動信号入力端子1に接続し、ドレインをゲート接地トランジスタ12のソースに接続している。ゲート接地トランジスタ12は、ゲートを電源線16に接続し、ドレインを負荷抵抗14の一端に接続している。負荷抵抗14は、他端を電源線16に接続している。
差動トランジスタ11は、ゲートを差動信号入力端子2に接続し、ドレインをゲート接地トランジスタ13のソースに接続している。ゲート接地トランジスタ13は、ゲートを電源線16に接続し、ドレインを負荷抵抗15の一端に接続している。負荷抵抗15は、他端を電源線16に接続している。
電流源トランジスタ17は、ドレインを差動トランジスタ10、11のソースに接続し、ゲートを電流制御電圧入力端子3に接続し、ソースを電流源トランジスタ18のドレインに接続している。電流源トランジスタ18は、ゲートを電流制御電圧入力端子4に接続し、ソースを接地している。
ソースフォロア回路6、7において、19、20はソースフォロアトランジスタ、21〜24は電流源を構成する電流源トランジスタである。
ソースフォロアトランジスタ19は、ドレインを電源線16に接続し、ゲートをゲート接地トランジスタ12のドレインに接続し、ソースを差動信号出力端子8及び電流源トランジスタ21のドレインに接続している。
電流源トランジスタ21は、ゲートを電流制御電圧入力端子3に接続し、ソースを電流源トランジスタ22のドレインに接続している。電流源トランジスタ22は、ゲートを電流制御電圧入力端子4に接続し、ソースを接地している。
ソースフォロアトランジスタ20は、ドレインを電源線16に接続し、ゲートをゲート接地トランジスタ13のドレインに接続し、ソースを差動信号出力端子9及び電流源トランジスタ23のドレインに接続している。
電流源トランジスタ23は、ゲートを電流制御電圧入力端子3に接続し、ソースを電流源トランジスタ24のドレインに接続している。電流源トランジスタ24は、ゲートを電流制御電圧入力端子4に接続し、ソースを接地している。
図15は図14に示す従来の差動増幅回路の周波数特性図である。但し、この周波数特性図では、利得は、低域の利得を標準(0dB)としている。図15中、A1は差動トランジスタ10、11の部分の周波数特性(差動トランジスタ10、11のゲートからドレインへの電圧/電流変換特性)、B1はゲート接地トランジスタ12、13のドレインから見た負荷抵抗14、15側の周波数特性(ソースフォロア回路6、7の入力部の電流/電圧変換特性)、C1はソースフォロア回路6、7の周波数特性(ソースフォロア回路6、7の入力から差動信号出力端子8、9への電圧/電圧応答特性)、D1は差動増幅回路の全体の周波数特性を示している。
但し、差動トランジスタ10、11は、ゲート長=60nm、ゲート幅=2μmのゲートを6個並列したNMOSトランジスタ、ゲート接地トランジスタ12、13は、ゲート長=60nm、ゲート幅=2μmのゲートを5個並列したNMOSトランジスタ、ソースフォロアトランジスタ19、20は、ゲート長=60nm、ゲート幅=2μmのゲートを12個並列したNMOSトランジスタ、負荷抵抗14、15は抵抗値=200Ωとし、シミュレーションを行った結果である。図17、図2〜図12に示す図を得るためのシミュレーションを行った場合も同様のパラメータとしている。なお、電流源トランジスタ17、18、21〜24は高周波特性に影響しない。
図15から明らかなように、図14に示す従来の差動増幅回路の帯域は14.8GHzとなっている。ここで、図14に示す従来の差動増幅回路においては、全体の周波数特性D1を決定するのは、主に、差動トランジスタ10、11の部分の周波数特性A1、負荷抵抗14、15の部分の周波数特性B1及びソースフォロア回路6、7の周波数特性C1である。
従来、負荷抵抗14、15の部分の周波数特性B1が全体の周波数特性D1を決定するように設計するのが一般的である。なぜなら、負荷抵抗14、15の抵抗値を定めると、全体の周波数特性D1の大よそが定まり、トランジスタの特性のばらつきによって周波数特性が変動しにくいようにすることができるからである。
しかし、扱う周波数が高くなり、伝送信号が超高速になってくると、図14に示す従来の差動増幅回路の構成では、現存する半導体製造プロセスのテクノロジでは対応しきれず、より広帯域な特性を持つ回路構成の差動増幅回路が必要となる。
図16は従来の差動増幅回路の他の例の回路図である(例えば、特許文献1参照)。図16に示す従来の差動増幅回路は、図14に示す従来の差動増幅回路が設ける差動回路5と回路構成の異なる差動回路25を設け、その他については、図14に示す従来の差動増幅回路と同様に構成したものである。
差動回路25は、負荷抵抗14、15と電源線16との間にそれぞれインダクタ26、27を挿入し、その他については、図14に示す差動回路5と同様に構成したものである。即ち、図16に示す従来の差動増幅回路は、負荷抵抗14、15と電源線16との間にインダクタ26、27を挿入することにより負荷抵抗14、15の部分にピーキング特性を発生させ、これによって負荷抵抗14、15の部分の帯域を拡大して全体の帯域を拡大しようとするものである。
図17は図16に示す従来の差動増幅回路の周波数特性図である。但し、この周波数特性図では、利得は、低域の利得を標準(0dB)としている。図17中、A2は差動トランジスタ10、11の部分の周波数特性、B2は負荷抵抗14、15の部分の周波数特性、C2はソースフォロア回路6、7の周波数特性、D2は差動増幅回路の全体の周波数特性を示している。但し、インダクタ26、27のインダクタンスを0.8nHとしている。
特開2000−40925号公報
図16に示す従来の差動増幅回路は、図14に示す従来の差動増幅回路において全体の帯域特性を制限していた負荷抵抗14、15の部分の帯域を拡大しようとするものであるが、図17から明らかなように、差動トランジスタ10、11の部分の帯域及びソースフォロア回路6、7の帯域が全体の帯域を制限することになる。このため、全体の帯域特性がトランジスタの特性ばらつきによって変動しやすくなるという問題点があった。
本発明は、かかる点に鑑み、従来以上の広帯域特性を持つ差動増幅回路、更には、従来以上の広帯域特性を持ち、かつ、全体の帯域特性がトランジスタの特性ばらつきによって変動しにくい差動増幅回路を提供することを目的とする。
本発明は、差動トランジスタと、該差動トランジスタのドレインにソースが接続されたゲート接地トランジスタと、該ゲート接地トランジスタのドレインと電源との間に接続された負荷抵抗を有する差動回路と、該差動回路の出力側に接続されたソースフォロア回路を有する差動増幅回路であり、以下のような特徴を有している。
第1の発明は、差動トランジスタのドレインとゲート接地トランジスタのソースとの間、負荷抵抗と電源との間及びソースフォロア回路のソースフォロアトランジスタのソースと出力端との間にそれぞれインダクタを挿入している。
第2の発明は、差動トランジスタ、ゲート接地トランジスタ及び負荷抵抗の部分を分布定数回路化し、差動トランジスタのドレインとゲート接地トランジスタのソースとの間及びソースフォロア回路のソースフォロアトランジスタのソースと出力端との間にそれぞれインダクタを挿入している。
第1の発明によれば、差動トランジスタのドレインとゲート接地トランジスタのソースとの間、負荷抵抗と電源との間及びソースフォロア回路のソースフォロアトランジスタのソースと出力端との間にそれぞれインダクタを挿入しているので、これらインダクタを挿入した箇所の周波数特性をインダクタ・ピーキングにより高周波側に拡大し、従来以上の広帯域特性を得ることができる。
第2の発明によれば、差動トランジスタ、ゲート接地トランジスタ及び負荷抵抗の部分を分布定数回路化し、差動トランジスタのドレインとゲート接地トランジスタのソースとの間及びソースフォロア回路のソースフォロアトランジスタのソースと出力端との間にそれぞれインダクタを挿入しているので、これらインダクタを挿入した箇所の周波数特性をインダクタ・ピーキングにより高周波側に拡大し、従来以上の広帯域特性を得ることができる。
なお、ゲート接地トランジスタから見た負荷抵抗側の遮断周波数を差動トランジスタの部分の遮断周波数及びソースフォロア回路の遮断周波数よりも低くする場合には、全体の帯域特性が負荷抵抗側の帯域特性に制限されることになるので、全体の帯域特性がトランジスタの特性ばらつきによって変動しにくいものとすることができる。
以下、図1〜図13を参照して、本発明の第1実施形態及び第2実施形態について説明する。なお、図1、図13において、図14、図16に対応する部分には同一符号を付し、その重複説明は省略する。
(第1実施形態・・図1〜図12)
図1は本発明の第1実施形態の回路図である。本発明の第1実施形態は、図16に示す従来の差動増幅回路が設ける差動回路25及びソースフォロア回路6、7と回路構成の異なる差動回路28及びソースフォロア回路29、30を設け、その他については、図16に示す従来の差動増幅回路と同様に構成したものである。
差動回路28は、差動トランジスタ10のドレインとゲート接地トランジスタ12のソースとの間にインダクタ31を挿入すると共に、差動トランジスタ11のドレインとゲート接地トランジスタ13のソースとの間にインダクタ32を挿入し、その他については、図16に示す差動回路25と同様に構成したものである。
ソースフォロア回路29は、ソースフォロアトランジスタ19のソースとノード33(ソースフォロアトランジスタ19のソースと差動信号出力端子8との接続点)との間にインダクタ34を挿入し、その他については、図16に示すソースフォロア回路6と同様に構成したものである。
ソースフォロア回路30は、ソースフォロアトランジスタ20のソースとノード35(ソースフォロアトランジスタ20のソースと差動信号出力端子9との接続点)との間にインダクタ36を挿入し、その他については、図16に示すソースフォロア回路7と同様に構成したものである。
なお、負荷抵抗14、15の部分の遮断周波数が差動トランジスタ10、11の部分の遮断周波数及びソースフォロア回路29、30の遮断周波数よりも低くなるようにインダクタ26、27のインダクタンスを設定することが好適であり、このようにする場合には、全体の帯域特性が負荷抵抗14、15の部分の帯域特性に制限されることになるので、全体の帯域特性をトランジスタの特性ばらつきによって変動しにくいものとすることができる。
また、ゲート接地トランジスタ12、13のゲート幅をインダクタ31、32、34、36が存在しないとした場合に負荷抵抗14、15の部分の遮断周波数が差動トランジスタ10、11の部分の遮断周波数及びソースフォロア回路29、30の遮断周波数よりも低くなる幅よりも広くし、ゲート接地トランジスタ12、13の抵抗値を低くして差動トランジスタ10、11のドレインから見た帯域を拡大することが好適である。
このようにする場合には、負荷抵抗14、15の部分の帯域は狭くなるが、インダクタ26、27によって、負荷抵抗14、15の部分の帯域劣化を補償することが可能であり、負荷抵抗14、15の部分で全体の帯域を決定すると言う意味からも、このような構成をとることが望ましい。
図2は本発明の第1実施形態の周波数特性図である。但し、この周波数特性図では、利得は、低域の利得を標準(0dB)としている。図2中、A3は差動トランジスタ10、11の部分の周波数特性(差動トランジスタ10、11のゲートからドレインへの電圧/電流変換特性)、B3はゲート接地トランジスタ12、13のドレインから見た負荷抵抗14、15側の周波数特性(ソースフォロア回路29、30の入力部の電流/電圧変換特性)、C3はソースフォロア回路29、30の周波数特性(ソースフォロア回路29、30の入力から差動信号出力端子8、9への電圧/電圧応答特性)、D3は差動増幅回路の全体の周波数特性を示している。
但し、インダクタ26、27のインダクタンス=0.8nH、インダクタ31、32のインダクタンス=0.55nH、インダクタ34、36のインダクタンス=0.15nHとしている。図2から明らかなように、本発明の第1実施形態の帯域は、シミュレーションの結果、34.8GHzとなっており、図14に示す従来の差動増幅回路の帯域(14.8GHz)よりも広帯域となっている。
図3は図14に示す従来の差動増幅回路にインダクタ26、27のみを挿入し、インダクタ26、27のインダクタンスを変化させた場合の周波数特性図である。但し、この周波数特性図では、利得は、低域の利得を標準(0dB)としている。図3中、B4−1、B4−2、B4−3はゲート接地トランジスタ12、13のドレインから見た負荷抵抗14、15側の周波数特性を示しており、B4−1はインダクタ26、27のインダクタンス=0.6nHの場合、B4−2はインダクタ26、27のインダクタンス=0.8nHの場合、B4−3はインダクタ26、27のインダクタンス=1.0nHの場合である。
また、D4−1、D4−2、D4−3は差動増幅回路の全体の周波数特性を示しており、D4−1はインダクタ26、27のインダクタンス=0.6nHの場合、D4−2はインダクタ26、27のインダクタンス=0.8nHの場合、D4−3はインダクタ26、27のインダクタンス=1.0nHの場合である。
図4は図14に示す従来の差動増幅回路にインダクタ26、27のみを挿入した場合のインダクタ26、27のインダクタンスと帯域との関係を示す図である。図4中、A5は差動トランジスタ10、11の部分の帯域、B5はゲート接地トランジスタ12、13のドレインから見た負荷抵抗14、15側の帯域、C5はソースフォロア回路29、30の周波数特性、D5は差動増幅回路の全体の帯域を示している。
図5は図14に示す従来の差動増幅回路にインダクタ26、27のみを挿入した場合のインダクタ26、27のインダクタンスと差動増幅回路の全体の周波数特性上のピーキングとの関係を示す図である。
ここで、図14に示す従来の差動増幅回路では、ゲート接地トランジスタ12、13のドレインから見た負荷抵抗14、15側の帯域が全体の帯域を制限しているので、インダクタ26、27を挿入すると、全体の帯域の改善効果が大きく見えることになる(図3、図4参照)。しかし、インダクタ26、27のインダクタンスを1nH以上にすると、全体の周波数特性にピーキング特性が出てくるので(図5参照)、インダクタ26、27のインダクタンスは、1nHを大きく超える値にはしない方が良いということになる。
図6は図14に示す従来の差動増幅回路にインダクタ26、27のみを挿入し、インダクタ26、27のインダクタンスを0.8nHとした場合の周波数特性図である。但し、この周波数特性図では、利得は、低域の利得を標準(0dB)としている。図6中、A6は差動トランジスタ10、11の部分の周波数特性、B6はゲート接地トランジスタ12、13のドレインから見た負荷抵抗14、15側の周波数特性、C6はソースフォロア回路29、30の周波数特性、D6は差動増幅回路の全体の周波数特性を示している。
なお、ゲート接地トランジスタ12、13のドレインから見た負荷抵抗14、15側の帯域が伸びてくると、差動トランジスタ10、11の部分の周波数特性のカットオフが近づいてくるので、全体の周波数特性が差動トランジスタ10、11の部分の周波数特性で決まるようになってくる(図6参照)。
このため、ゲート接地トランジスタ12、13のドレインから見た負荷抵抗14、15側の帯域をインダクタ26、27のピーキング特性で拡大する一方で、差動トランジスタ10、11の部分の帯域拡大を図る必要があり、差動トランジスタ11のドレインとゲート接地トランジスタ13のソースとの間にインダクタ31、32を挿入することが必要となる。但し、インダクタ31、32の値が大きすぎると、全体の周波数特性にピーキングが発生するので、この場合にも、最適値が存在する。
図7は図14に示す従来の差動増幅回路にインダクタ31、32のみを挿入し、インダクタ31、32のインダクタンスを変化させた場合の周波数特性図である。但し、この周波数特性図では、利得は、低域の利得を標準(0dB)としている。図7中、A7−1、A7−2、A7−3は差動トランジスタ10、11の部分の周波数特性を示しており、A7−1はインダクタ31、32のインダクタンス=0.4nHの場合、A7−2はインダクタ31、32のインダクタンス=0.55nHの場合、A7−3はインダクタ31、32のインダクタンス=0.7nHの場合である。
また、D7−1、D7−2、D7−3は差動増幅回路の全体の周波数特性を示しており、D7−1はインダクタ31、32のインダクタンス=0.4nHの場合、D7−2はインダクタ31、32のインダクタンス=0.55nHの場合、D7−3はインダクタ31、32のインダクタンス=0.7nHの場合である。
図8は図14に示す従来の差動増幅回路にインダクタ31、32のみを挿入した場合のインダクタ31、32のインダクタンスと帯域との関係を示す図である。図8中、A8は差動トランジスタ10、11の部分の帯域、B8はゲート接地トランジスタ12、13のドレインから見た負荷抵抗14、15側の帯域、C8はソースフォロア回路29、30の周波数特性、D8は差動増幅回路の全体の帯域を示している。
図7及び図8から明らかなように、この例では、差動トランジスタ10、11の部分の帯域が延びて、全体の帯域は、ゲート接地トランジスタ12、13のドレインから見た負荷抵抗14、15側の帯域で決定されるようになる。ここで、インダクタ31、32のインダクタンスの最適値は、図7に示す周波数特性と図8に示す全体の帯域特性を考慮すると、0.4〜0.6nHと言える。
図9は図14に示す従来の差動増幅回路にインダクタ31、32のみを挿入し、インダクタ31、32のインダクタンスを0.55nHとした場合の周波数特性図である。但し、この周波数特性図では、利得は、低域の利得を標準(0dB)としている。図9中、A9は差動トランジスタ10、11の部分の周波数特性、B9はゲート接地トランジスタ12、13のドレインから見た負荷抵抗14、15側の周波数特性、C9はソースフォロア回路29、30の周波数特性、D9は差動増幅回路の全体の周波数特性を示している。
図10は図14に示す従来の差動増幅回路にインダクタ34、36のみを挿入し、インダクタ34、36のインダクタンスを変化させた場合の周波数特性図である。但し、この周波数特性図では、利得は、低域の利得を標準(0dB)としている。図10中、C10−1、C10−2、C10−3はソースフォロア回路29、30の周波数特性を示しており、C10−1はインダクタ34、36のインダクタンス=0.1nHの場合、C10−2はインダクタ34、36のインダクタンス=0.15nHの場合、C10−3はインダクタ34、36のインダクタンス=0.2nHの場合である。
また、D10−1、D10−2、D10−3は差動増幅回路の全体の周波数特性を示しており、D10−1はインダクタ34、36のインダクタンス=0.1nHの場合、D10−2はインダクタ34、36のインダクタンス=0.15nHの場合、D10−3はインダクタ34、36のインダクタンス=0.2nHの場合である。
図11は図14に示す従来の差動増幅回路にインダクタ34、36のみを挿入した場合のインダクタ34、36のインダクタンスと帯域との関係を示す図である。図11中、A11は差動トランジスタ10、11の部分の帯域、B11はゲート接地トランジスタ12、13のドレインから見た負荷抵抗14、15側の帯域、C11はソースフォロア回路29、30の周波数特性、D11は差動増幅回路の全体の帯域を示している。
ここで、インダクタ34、35の挿入効果は、インダクタ34、35のインダクタンスが0.1〜0.2nHの範囲で帯域を拡大する方向に働くので、全体の帯域を制限せず、かつ、ピーキングが発生しない程度のインダクタンスに設定すれば良いことになる(図10、図12参照)。
図12は図14に示す従来の差動増幅回路にインダクタ34、36のみを挿入し、インダクタ34、36のインダクタンスを0.15nHとした場合の周波数特性図である。但し、この周波数特性図では、利得は、低域の利得を標準(0dB)としている。図12中、A12は差動トランジスタ10、11の部分の周波数特性、B12はゲート接地トランジスタ12、13のドレインから見た負荷抵抗14、15側の周波数特性、C12はソースフォロア回路29、30の周波数特性、D12は差動増幅回路の全体の周波数特性を示している。
以上述べたように、インダクタ26、27のインダクタンスは1nH程度以下が最適値、インダクタ31、32のインダクタンスは0.4〜0.6nHが最適値、インダクタ34、36のインダクタンスは0.1〜0.2nHが最適値であり、例えば、インダクタ26、27のインダクタンス=0.8nH、インダクタ31、32のインダクタンス=0.55nH、インダクタ34、36のインダクタンス=0.15nHとすると、図2に示す周波数特性を得ることができ、帯域を34.8GHzと拡大することができる(図14に示す従来の差動増幅回路では、帯域は14.8GHz)。
以上のように、本発明の第1実施形態によれば、差動トランジスタ10、11のドレインとゲート接地トランジスタ12、13のソースとの間にインダクタ31、32を挿入し、負荷抵抗14、15と電源線16との間にインダクタ26、27を挿入し、ソースフォロアトランジスタ19、20のソースと差動信号出力端子8、9との間にインダクタ34、36を挿入している。
この結果、差動トランジスタ10、11の部分の周波数特性A3、負荷抵抗14、15の部分の周波数特性B3及びソースフォロア回路29、30の周波数特性C3のそれぞれにインダクタによるピーキング特性を持たせることができ、全体の帯域を拡大し、従来以上の広帯域特性を得ることができる。
また、負荷抵抗14、15の部分の遮断周波数が差動トランジスタ10、11の部分の遮断周波数及びソースフォロア回路29、30の遮断周波数よりも低くなるようにインダクタ26、27のインダクタンスを設定することができ、このようにする場合には、全体の帯域特性が負荷抵抗14、15の部分の帯域特性に制限されることになるので、全体の帯域特性をトランジスタの特性ばらつきによって変動しにくいものとすることができる。
なお、本発明の第1実施形態では、インダクタ26、27、31、32、34、36を挿入しているが、この代わりに、インダクタ26、27、31、32のみを挿入するようにしても良く、このようにする場合にも、帯域の拡大を図ることができる。
また、この場合、負荷抵抗14、15の部分の遮断周波数が差動トランジスタ10、11の部分の遮断周波数よりも低くなるようにインダクタ26、27のインダクタンスを設定することが好適であり、このようにする場合には、全体の帯域特性が差動トランジスタ10、11の部分よりも負荷抵抗14、15の部分の帯域特性に制限されることになるので、全体の帯域特性を差動トランジスタ10、11の特性ばらつきによって変動しにくいものとすることができる。
また、ゲート接地トランジスタ12、13のゲート幅をインダクタ31、32が存在しないとした場合に負荷抵抗14、15の部分の遮断周波数が差動トランジスタ10、11の部分の遮断周波数よりも低くなる幅よりも広くし、ゲート接地トランジスタ12、13の抵抗値を低くして差動トランジスタ10、11のドレインから見た帯域を拡大することが好適である。
また、インダクタ26、27、31、32、34、36を挿入する代わりに、インダクタ26、27、34、36のみを挿入するようにしても良く、このようにする場合にも、帯域の拡大を図ることができる。
また、この場合、負荷抵抗14、15の部分の遮断周波数がソースフォロア回路29、30の遮断周波数よりも低くなるようにインダクタ26、27のインダクタンスを設定することが好適であり、このようにする場合には、全体の帯域特性がソースフォロア回路29、30よりも負荷抵抗14、15の部分の帯域特性に制限されることになるので、全体の帯域特性をソースフォロアトランジスタ19、20の特性ばらつきによって変動しにくいものとすることができる。
また、ゲート接地トランジスタ12、13のゲート幅をインダクタ34、36が存在しないとした場合に負荷抵抗14、15の部分の遮断周波数がソースフォロア回路29、30の遮断周波数よりも低くなる幅よりも広くし、ゲート接地トランジスタ12、13の抵抗値を低くして差動トランジスタ10、11のドレインから見た帯域を拡大することが好適である。
(第2実施形態・・図13)
図13は本発明の第2実施形態の回路図である。本発明の第2実施形態は、本発明の第1実施形態が設ける差動回路28と回路構成の異なる差動回路37を設け、その他については、本発明の第1実施形態と同様に構成したものである。
差動回路37は、本発明の第1実施形態が設ける差動回路28が有する差動トランジスタ10、11、ゲート接地トランジスタ12、13及び負荷抵抗14、15の部分を分布定数回路化し、これに対応して、インダクタ31、32を複数化してなるものであり、その他については、差動回路28と同様に構成したものである。
差動回路37において、381、382、…、38nは差動トランジスタ10に対応する差動トランジスタ、391、392、…、39n+1は差動トランジスタ381、382、…、38nに対応して設けられたインダクタ、401、402、…、40nは差動トランジスタ11に対応する差動トランジスタ、411、412、…、41n+1は差動トランジスタ401、402、…、40nに対応して設けられたインダクタ、42は終端抵抗である。
431、432、…、43nはゲート接地トランジスタ12に対応するゲート接地トランジスタ、441、442、…、44n+1はゲート接地トランジスタ431、432、…、43nに対応して設けられたインダクタ、451、452は負荷抵抗14に対応する負荷抵抗である。
461、462、…、46nはゲート接地トランジスタ13に対応するゲート接地トランジスタ、471、472、…、47n+1はゲート接地トランジスタ461、462、…、46nに対応して設けられたインダクタ、481、482は負荷抵抗15に対応する負荷抵抗である。
491、492、…、49nはインダクタ31に対応するインダクタであり、それぞれ、差動トランジスタ381、382、…、38nのドレインとゲート接地トランジスタ431、432、…、43nのソースとの間に接続されている。
501、502、…、50nはインダクタ32に対応するインダクタであり、それぞれ、差動トランジスタ401、402、…、40nのドレインとゲート接地トランジスタ461、462、…、46nのソースとの間に接続されている。
本発明の第2実施形態によれば、差動トランジスタ381、382、…、38n、401、402、…、40nのドレイン側の容量をキャンセルすることができるので、差動トランジスタ381、382、…、38n、401、402、…、40nの部分の帯域を本発明の第1実施形態以上に拡大することができると共に、負荷抵抗451、452、481、482の部分の帯域を拡大することができる。また、インダクタ34、36によりソースフォロア回路29、30の帯域を拡大することができる。したがって、全体の帯域を拡大し、従来以上の広帯域特性を得ることができる。
なお、インダクタ491、492、…、49n、501、502、…、50n、34、36のうち、インダクタ491、492、…、49n、501、502、…、50nのみを挿入するようにしても良いし、インダクタ34、36のみを挿入するようにしても良い。この場合にも、帯域の拡大を図ることができる。
ここで、本発明の差動増幅回路を整理すると、本発明の差動増幅回路には、少なくとも、以下の差動増幅回路が含まれる。
(付記1) 差動トランジスタと、該差動トランジスタのドレインにソースが接続されたゲート接地トランジスタと、該ゲート接地トランジスタのドレインと電源との間に接続された負荷抵抗を有する差動回路と、該差動回路の出力側に接続されたソースフォロア回路を有する差動増幅回路において、前記差動トランジスタのドレインと前記ゲート接地トランジスタのソースとの間に第1のインダクタを挿入し、前記負荷抵抗と前記電源との間に第2のインダクタを挿入し、前記ソースフォロア回路のソースフォロアトランジスタのソースと出力端との間に第3のインダクタを挿入していることを特徴とする差動増幅回路。
(付記2) 前記負荷抵抗の部分の遮断周波数が、前記差動トランジスタの部分の遮断周波数及び前記ソースフォロア回路の遮断周波数よりも低いことを特徴とする付記1記載の差動増幅回路。
(付記3) 前記ゲート接地トランジスタのゲート幅を、前記第1、第3のインダクタが存在しないとした場合に、前記負荷抵抗の部分の遮断周波数が前記差動トランジスタの部分の遮断周波数及び前記ソースフォロア回路の遮断周波数よりも低くなる幅よりも広くしていることを特徴とする付記1記載の差動増幅回路。
(付記4) 差動トランジスタと、該差動トランジスタのドレインにソースが接続されたゲート接地トランジスタと、該ゲート接地トランジスタのドレインと電源との間に接続された負荷抵抗を有する差動回路と、該差動回路の出力側に接続されたソースフォロア回路を有する差動増幅回路において、前記負荷抵抗と前記電源との間に第1のインダクタを挿入し、前記差動トランジスタのドレインと前記ゲート接地トランジスタのソースとの間に第2のインダクタを挿入していることを特徴とする差動増幅回路。
(付記5) 前記負荷抵抗の部分の遮断周波数が、前記差動トランジスタの部分の遮断周波数よりも低いことを特徴とする付記4記載の差動増幅回路。
(付記6) 前記ゲート接地トランジスタのゲート幅を、前記第2のインダクタが存在しないとした場合に、前記負荷抵抗の部分の遮断周波数が前記差動トランジスタの部分の遮断周波数よりも低くなる幅よりも広くしていることを特徴とする付記4記載の差動増幅回路。
(付記7) 差動トランジスタと、該差動トランジスタのドレインにソースが接続されたゲート接地トランジスタと、該ゲート接地トランジスタのドレインと電源との間に接続された負荷抵抗を有する差動回路と、該差動回路の出力側に接続されたソースフォロア回路を有する差動増幅回路において、前記負荷抵抗と前記電源との間に第1のインダクタを挿入し、前記ソースフォロア回路のソースフォロアトランジスタのソースと出力端との間に第2のインダクタを挿入していることを特徴とする差動増幅回路。
(付記8) 前記負荷抵抗の部分の遮断周波数が、前記ソースフォロア回路の遮断周波数よりも低いことを特徴とする付記7記載の差動増幅回路。
(付記9) 前記ゲート接地トランジスタのゲート幅を、前記第2のインダクタが存在しないとした場合に、前記負荷抵抗の部分の遮断周波数が前記ソースフォロア回路の遮断周波数よりも低くなる幅よりも広くしていることを特徴とする付記7記載の差動増幅回路。
(付記10) 差動トランジスタと、該差動トランジスタのドレインにソースが接続されたゲート接地トランジスタと、該ゲート接地トランジスタのドレインと電源との間に接続された負荷抵抗を有する差動回路と、該差動回路の出力側に接続されたソースフォロア回路を有する差動増幅回路において、前記差動トランジスタ、前記ゲート接地トランジスタ及び前記負荷抵抗の部分を分布定数回路化し、前記差動トランジスタのドレインと前記ゲート接地トランジスタのソースとの間及び前記ソースフォロア回路のソースフォロアトランジスタのソースと出力端との間の、少なくとも、いずれか一方にインダクタを挿入していることを特徴とする差動増幅回路。
(付記11) 前記インダクタは、全体の周波数特性にピーキングを発生させないインダクタンスを有することを特徴とする付記1〜10のいずれか一に記載の差動増幅回路。
(付記12) 前記第1のインダクタのインダクタンスは0.4〜0.6nH、前記第2のインダクタのインダクタンスは1nHを超えない値、第3のインダクタのインダクタンスは0.1〜0.2nHであることを特徴とする付記1、2又は3記載の差動増幅回路。
(付記13) 前記第1のインダクタのインダクタンスは1nHを超えない値、前記第2のインダクタのインダクタンスは0.4〜0.6nHであることを特徴とする付記4、5又は6記載の差動増幅回路。
(付記14) 前記第1のインダクタのインダクタンスは1nHを超えない値、第2のインダクタのインダクタンスは0.1〜0.2nHであることを特徴とする付記7、8又は9記載の差動増幅回路。
本発明の第1実施形態の回路図である。 本発明の第1実施形態の周波数特性図である。 図14に示す従来の差動増幅回路の負荷抵抗と電源線との間にのみインダクタを挿入し、負荷抵抗と電源線との間のインダクタのインダクタンスを変化させた場合の周波数特性図である。 図14に示す従来の差動増幅回路の負荷抵抗と電源線との間にのみインダクタを挿入した場合の、負荷抵抗と電源線との間のインダクタのインダクタンスと帯域との関係を示す図である。 図14に示す従来の差動増幅回路の負荷抵抗と電源線との間にのみインダクタを挿入した場合の、負荷抵抗と電源線との間のインダクタのインダクタンスと全体の周波数特性上のピーキングとの関係を示す図である。 図14に示す従来の差動増幅回路の負荷抵抗と電源線との間にのみインダクタを挿入し、負荷抵抗と電源線との間のインダクタのインダクタンスを0.8nHとした場合の周波数特性図である。 図14に示す従来の差動増幅回路の差動トランジスタのドレインとゲート接地トランジスタのソースとの間にのみインダクタを挿入し、差動トランジスタのドレインとゲート接地トランジスタのソースとの間のインダクタのインダクタンスを変化させた場合の周波数特性図である。 図14に示す従来の差動増幅回路の差動トランジスタのドレインとゲート接地トランジスタのソースとの間にのみインダクタを挿入した場合の、差動トランジスタのドレインとゲート接地トランジスタのソースとの間のインダクタのインダクタンスと、帯域との関係を示す図である。 図14に示す従来の差動増幅回路の差動トランジスタのドレインとゲート接地トランジスタのソースとの間にのみインダクタを挿入し、差動トランジスタのドレインとゲート接地トランジスタのソースとの間のインダクタのインダクタンスを0.55nHとした場合の周波数特性図である。 図14に示す従来の差動増幅回路のソースフォロアトランジスタのソースと差動信号出力端子との接続点との間にのみインダクタを挿入し、ソースフォロアトランジスタのソースと差動信号出力端子との接続点との間のインダクタのインダクタンスを変化させた場合の周波数特性図である。 図14に示す従来の差動増幅回路のソースフォロアトランジスタのソースと差動信号出力端子との接続点との間にのみインダクタを挿入し、ソースフォロアトランジスタのソースと差動信号出力端子との接続点との間のインダクタのインダクタンスと、帯域との関係を示す図である。 図14に示す従来の差動増幅回路のソースフォロアトランジスタのソースと差動信号出力端子との接続点との間にのみインダクタを挿入し、ソースフォロアトランジスタのソースと差動信号出力端子との接続点との間のインダクタのインダクタンスを0.15nHとした場合の周波数特性図である。 本発明の第2実施形態の回路図である。 従来の差動増幅回路の一例の回路図である。 図14に示す従来の差動増幅回路の周波数特性図である。 従来の差動増幅回路の他の例の回路図である。 図16に示す従来の差動増幅回路の周波数特性図である。
符号の説明
1、2…差動信号入力端子
3、4…電流制御電圧入力端子
5…差動回路
6、7…ソースフォロア回路
8、9…差動信号出力端子
10、11…差動トランジスタ
12、13…ゲート接地トランジスタ
14、15…負荷抵抗
16…電源線
17、18…電流源トランジスタ
19、20…ソースフォロアトランジスタ
21〜24…電流源トランジスタ
25…差動回路
26、27…インダクタ
28…差動回路
29、30…ソースフォロア回路
31、32、34、36…インダクタ
37…差動回路
38、40…差動トランジスタ
39、41…インダクタ
42…終端抵抗
43、46…ゲート接地トランジスタ
44、47…インダクタ
45、48…負荷抵抗

Claims (10)

  1. 差動トランジスタと、該差動トランジスタのドレインにソースが接続されたゲート接地トランジスタと、該ゲート接地トランジスタのドレインと電源との間に接続された負荷抵抗を有する差動回路と、
    該差動回路の出力側に接続されたソースフォロア回路を有する差動増幅回路において、
    前記差動トランジスタのドレインと前記ゲート接地トランジスタのソースとの間に第1のインダクタを挿入し、
    前記負荷抵抗と前記電源との間に第2のインダクタを挿入し、
    前記ソースフォロア回路のソースフォロアトランジスタのソースと出力端との間に第3のインダクタを挿入していることを特徴とする差動増幅回路。
  2. 前記負荷抵抗の部分の遮断周波数が、前記差動トランジスタの部分の遮断周波数及び前記ソースフォロア回路の遮断周波数よりも低いことを特徴とする請求項1記載の差動増幅回路。
  3. 前記ゲート接地トランジスタのゲート幅を、前記第1、第3のインダクタが存在しないとした場合に、前記負荷抵抗の部分の遮断周波数が前記差動トランジスタの部分の遮断周波数及び前記ソースフォロア回路の遮断周波数よりも低くなる幅よりも広くしていることを特徴とする請求項1記載の差動増幅回路。
  4. 差動トランジスタと、該差動トランジスタのドレインにソースが接続されたゲート接地トランジスタと、該ゲート接地トランジスタのドレインと電源との間に接続された負荷抵抗を有する差動回路と、
    該差動回路の出力側に接続されたソースフォロア回路を有する差動増幅回路において、
    前記負荷抵抗と前記電源との間に第1のインダクタを挿入し、
    前記差動トランジスタのドレインと前記ゲート接地トランジスタのソースとの間に第2のインダクタを挿入していることを特徴とする差動増幅回路。
  5. 前記負荷抵抗の部分の遮断周波数が、前記差動トランジスタの部分の遮断周波数よりも低いことを特徴とする請求項4記載の差動増幅回路。
  6. 前記ゲート接地トランジスタのゲート幅を、前記第2のインダクタが存在しないとした場合に、前記負荷抵抗の部分の遮断周波数が前記差動トランジスタの部分の遮断周波数よりも低くなる幅よりも広くしていることを特徴とする請求項4記載の差動増幅回路。
  7. 差動トランジスタと、該差動トランジスタのドレインにソースが接続されたゲート接地トランジスタと、該ゲート接地トランジスタのドレインと電源との間に接続された負荷抵抗を有する差動回路と、
    該差動回路の出力側に接続されたソースフォロア回路を有する差動増幅回路において、
    前記負荷抵抗と前記電源との間に第1のインダクタを挿入し、
    前記ソースフォロア回路のソースフォロアトランジスタのソースと出力端との間に第2のインダクタを挿入していることを特徴とする差動増幅回路。
  8. 前記負荷抵抗の部分の遮断周波数が、前記ソースフォロア回路の遮断周波数よりも低いことを特徴とする請求項7記載の差動増幅回路。
  9. 前記ゲート接地トランジスタのゲート幅を、前記第2のインダクタが存在しないとした場合に、前記負荷抵抗の部分の遮断周波数が前記ソースフォロア回路の遮断周波数よりも低くなる幅よりも広くしていることを特徴とする請求項7記載の差動増幅回路。
  10. 差動トランジスタと、該差動トランジスタのドレインにソースが接続されたゲート接地トランジスタと、該ゲート接地トランジスタのドレインと電源との間に接続された負荷抵抗を有する差動回路と、
    該差動回路の出力側に接続されたソースフォロア回路を有する差動増幅回路において、
    前記差動トランジスタ、前記ゲート接地トランジスタ及び前記負荷抵抗の部分を分布定数回路化し、
    前記差動トランジスタのドレインと前記ゲート接地トランジスタのソースとの間及び前記ソースフォロア回路のソースフォロアトランジスタのソースと出力端との間の、少なくとも、いずれか一方にインダクタを挿入していることを特徴とする差動増幅回路。
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