JP2005070814A - 加熱定着用トナー - Google Patents

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三夫 青木
Shinichi Kuramoto
信一 倉本
Fumihiro Sasaki
文浩 佐々木
Fumio Kondo
富美雄 近藤
Yuji Yamashita
裕士 山下
Masahide Yamashita
昌秀 山下
Kazuto Watanabe
和人 渡辺
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Abstract

【課題】 従来の加熱定着用トナーの欠点である定着性に関わる不具合を解決する優れた加熱定着用トナーを提供する。
【解決手段】 少なくとも結着樹脂、着色剤を必須成分としてさらにワックス成分をも含有することがあるトナーであって、該トナーのTG−DTAで測定した時の減量率が50%に到達する温度が430℃以上であることを特徴とする加熱定着用トナーである。結着樹脂はポリエステル樹脂、エポキシ樹脂が用いられ、ワックス成分としてはカルナウバワックス、ポリプロピレンワックス、ポリエチレンワックスが用いられる。
【選択図】 なし


Description

本発明は、電子写真等における静電荷像を現像するために用いられる乾式トナーに関する。
従来、電子写真法としては、特許文献1、特許文献2、及び特許文献3等に各種の方法が記載されているが、一般には光導電性物質を利用し、種々の手段により感光体上に電気的潜像を形成し、次いで該潜像を乾式トナーを用いて現像し、紙等にトナー像を転写したのち、加熱、加圧等により定着し、コピーを得るものである。
電気的滞像を現像する方式には大別して、絶縁性有機液体中に各種の顔料や染料を微細に分散させた現像剤を用いる液体現像方式とカスケード法、磁気ブラシ法、パウダークラウド法等のように天然または合成樹脂にカーボンブラック等の着色剤を分散したトナーを用いる乾式現像方式があり、乾式現像方式には一成分現像方式とキャリアを用いる二成分現像方式がある。
トナー像を転写紙上に加熱定着する方法としては、大別して接触定着法と非接触定着法があり、前者は加熱ローラー定着、後者はフラッシュ定着、オーブン(雰囲気)定着が主力となっている。
フラッシュ定着方式は、トナー像にたとえば、キセノン、ハロゲンフラッシュランプなどの閃光をミリ秒以下の短時間照射し、その輻射熱により転写紙上に定着させる方法であり、以下に述べるような優れた特徴をもった定着方式である。
(1)非接触定着であるので、つぶれがなく現像時の解像度を劣化させない
(2)定着時間が極めて短時間であるため、高速定着が可能
(3)定着による待ち時間がないため、クイックスタートが可能
(4)厚さ、紙質の異なる転写紙に対応可能
などである。
しかしながら、フラッシュ定着方式では、瞬間的にではあるがトナー表面温度が400℃以上の高温に達する事があり、結着樹脂の分解ガスによる定着臭が発生する場合がある。発生した分解ガスは通常悪臭である事が多い。そのためプリンター、コピー等を使用している周囲に悪臭は発散して問題となる場合がある。
分解ガスの発生を抑える方法として、フラッシュ光のエネルギーを低くする事が考えられるが、定着性が悪化する可能性があるためやはり限度がある。
これらフラッシュ定着時の臭気を改良する従来技術として、特許文献4では、ペタイン構造を有する化合物を含有するフラッシュ定着用トナー、特許文献5では、アルカリ土類金属過酸化物、キノン類、ビス、トリヒドロフェノール類から選ばれた化合物と酸化剤を含有したフラッシュ定着用トナー、特許文献6では、ポリエステルとロジンを含有するフラッシュ定着用トナー、特許文献7では、ポリエステル樹脂のモノマー成分、Mn,Mw/Mn、ゲル分率を規定したフラッシュ定着用トナー、特許文献8では、エステル結合、エーテル結合、エーテル結合で区切られた脂肪族炭素鎖を1〜5wt%含有するポリエステル樹脂などが考案されている。
しかしながら、少ない定着エネルギーで充分な定着性を示し、なおかつ定着臭気の発生しないフラッシュ定着用トナーは、いまだに難しいのが現状である。
そのため、加熱定着方式の中では、熱効率の良い接触定着法が主力となっている。その中でベルト定着方式は、ウオームアップ時間を短くできるため、低消費電力化が可能となる。
ベルト定着方式はたとえば図1に示されるよう、板状のヒーター2と接するように無端状のベルト1がローラー3、4により回転しており、加圧ローラ5とヒーター2の間をトナー像(図示せず)が通過することによりトナー像が定着されるものである。この無端状のベルトとしては、耐熱性に優れるポリイミド等が使用される。また、表面にシリコンゴムやフッ素樹脂等をコーティングしたものも使用されている。
しかしながら、ベルト定着方式では、定着時にトナーから発生する揮発分により、ベルトが劣化し、離型性が悪化したり、弾性がなくなりベルト表面にクラック(ひび割れ)が発生するという問題がある。
これを改良する従来技術として、特許文献9では、残存モノマー量が150ppm以下のベルト定着用トナー、特許文献10では、特定の溶融粘度を有し、150℃までの加熱減量が0.15wt%以下のベルト定着用現像剤、特許文献11では、トナーの揮発成分が0.1%未満で、かつワックスの吸熱ピークを規定したベルト定着用トナーなどが考案されている。
また、ベルト自身を改良するものとして、特許文献12、特許文献13、特許文献14では、ベルト表面に含フッ素シリコンオイルの塗膜を形成する方法が考案されている。
しかしながら、少ない定着エネルギーで十分な定着性を示し、なおかつ長期間の使用でもベルト劣化の発生しないベルト定着用トナーは、いまだに難しいのが現状である。
米国特許第2297691号明細書 特公昭49−23910号公報 特公昭43−24748号公報 特開平3−105350号公報 特公平3−221964号公報 特公平7−271083号公報 特公平8−87128号公報 特公平9−87130号公報 特開平5−100468号公報 特開平6−75425号公報 特開平8−44110号公報 特開平8−106230号公報 特開平8−114940号公報 特開平8−179643号公報
本発明は、従来の加熱定着用トナーの欠点である、定着性に関わる不具合を解決する優れた加熱定着用トナーを提供するものである。
本発明は、少なくとも結着樹脂、着色剤を必須成分とし、さらにはワックス成分をも含有することがあるトナーであって、該トナーのTG−DTAで測定した時の減量率が50%に到達する温度が430℃以上であることを特徴とする加熱定着用トナー組成物が提供される。
さらに、本発明はTG−DTAで測定した時の減量率が50%に到達する温度が300℃以上であるワックス成分を含有することを特徴とする加熱定着用トナーが提供される。
また、本発明は結着樹脂がポリエステル樹脂であることを特徴とする加熱定着用トナーが提供される。
また、本発明は結者樹脂がエポキシ樹脂であることを特徴とする加熱定着用トナーが提供される。
また本発明は、ワックス成分がカルナウバワックス、ポリプロピレンワックスまたはポリエチレンワックスであることを特徴とする加熱定着用トナーが提供される。
以下本発明について、具体的に詳しく説明する。
本発明のトナーは、少なくとも結着樹脂、着色剤を必須成分とし、さらにはワックス成分をも含有することがあるトナーであって、該トナーのTG−DTAで測定した時の減量率が50%に到達する温度が430℃以上であることを特徴とする加熱定着用トナーである。
減量率が50%に到達する温度が430℃未満の場合、定着時におけるトナーからの揮発成分が多くなり、悪臭が発生したりベルトが劣化する原因となると考えられる。
なお、本発明の減量率が50%に到達する温度は次のようにして求める。測定装置としてセイコー電子社製DSC−200を使用し、試料をAir200ml/minで30℃から600℃まで10℃/minで昇温しTG曲線を求め、試料重量が1/2となった時の温度をもとめ、これを減量率が50%に到達する温度とする。
本発明のトナーは、少なくともTG−DTAで測定した時の減量率が50%に到達する温度が300℃以上であるワックス成分を含有することを特徴とする加熱定着用トナーである。
加熱定着用トナーにワックス成分を添加する事は、定着性を向上させる上で有効であるが、通常ワックス成分は分解温度が低いため、しばしばトナー臭気を悪化させる事があり定着性と臭気との両立は難しかった。さらには接触式の場合は定着時の離型性維持は難しかった。しかしながら、減量率が50%に到達する温度が300℃以上であるワックス成分を使用すると、定着時の離型性と臭気の両立が可能となる。
さらに本発明では、結着樹脂としてポリエステル樹脂を使用することが極めて有用である。ポリエステル樹脂は一般的に他の樹脂に比べ、臭気が少ない場合が多い。これは用いられるモノマーの種類に起因すると考えられる。また、低温定着が可能であり、本発明には適した結着樹脂である。
本発明で用いられるポリエステル樹脂は、アルコールとカルボン酸との縮重合によって得られる。使用されるアルコールとしては、例えばエチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、プロピレングリコール等のグリコール類、1,4−ビス(ヒドロキシメタ)シクロへキサン、及びビスフェノールA等のエーテル化ビスフェノール類、その他二価のアルコール単量体、三価以上の多価アルコール単量体を挙げることができる。
また、カルボン酸としては、例えばマレイン酸、フマール酸、フタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸、コハク酸、マロン酸等の二価の有機酸単量体、1,2,4−ベンゼントリカルボン酸、1,2,5−ベンゼントリカルボン酸、1,2,4−シクロへキサントリカルボン酸、1,2,4−ナフタレントリカルボン酸、1,2,5−へキサントリカルボン酸、1,3−ジカルボキシル−2−メチレンカルボキシプロパン、1,2,7,8−オクタンテトラカルボン酸等の三価以上の多価カルボン酸単量体を挙げることができる。ポリエステル樹脂のTgは58〜75℃が好ましい。
また、さらに本発明では結着樹脂としてエポキシ樹脂を用いることが極めて有用である。エポキシ樹脂も一般的に他の樹脂に比べ、臭気が少ないため、加熱定着のような定着方式には極めて適している。
本発明で用いられるエポキシ樹脂はビスフェノールとエピクロロヒドリンとの縮重合により得られる。使用されるビスフェノールとしては、エチレンオキサイド、プロピレンオキサイド、ブチレンオキサイド及びこれらの混合物とビスフェノールAやビスフェノールF等の反応生成物である、二価フェノールのアルキレンオキサイド付加物が挙げられる。これらのビスフェノールをエピクロロヒドリンやβ−メチルエピクロロヒドリン等でグリシジル化し得られる。特にビスフェノールAのアルキレンオキサイド付加物のグリシジルエーテルが好ましい。また、エポキシ樹脂のTgは58〜75℃が好ましい。
本発明ではポリエステル樹脂、エポキシ樹脂の他の樹脂も使用可能である。
使用できる他の樹脂としては、従来より公知の樹脂が使用される。例えば、スチレン−アクリル樹脂、塩化ビニル樹脂、ロジン変性マレイン酸樹脂、フェノール樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピレン樹脂、石油樹脂、ポリウレタン樹脂、ケトン樹脂、エチレン−エチルアクリレート共重合体、キシレン樹脂、ポリビニルブチラート樹脂などが挙げられる。これらの樹脂は二種類以上併用しても良い。
また、これら樹脂の製造方法も特に限定されるものではなく、塊状重合、溶液重合、乳化重合、懸濁重合いずれも使用できる。
本発明では、ワックス成分としてカルナウバワックス、ポリプロピレンワックスまたはポリエチレンワックスを用いることが極めて重要である。
カルナウバワックスはカルナウバヤシの葉から得られる天然のワックスであるが、特に遊離脂肪酸脱離した低酸価タイプのものが結着樹脂中に均一分散が可能であるので好ましい。また、離脂肪酸脱離した低酸価タイプのカルナウバワックスは揮発成分が少なく、また例え若干揮発しても天然成分であるため、無害であり悪臭にもならない。
ポリプロピレンワックス、ポリエチレンワックスは、重合型、分解型、変性型など使用可能であるが、分解型が最も好ましい。ポリプロピレンワックス、ポリエチレンワックスは他のワックス成分に比べ、加熱定着時に揮発する成分が極めて少ないので、臭気の点からも優れているし、又、定着時の離型性にも優れている。
その他のワックス成分として、例えばライスワックス、パラフィンワックス、キャンデリラワックス、モンタンワックス、サゾールワックスなども使用可能である。ワックス成分の添加量は0.5〜10重量部が好ましい。
本発明に使用される着色剤としては、従来からトナー用着色剤として使用されてきた顔料及び染料の全てが適用される。具体的には、カーボンブラック、ランプブラック、鉄黒、群青、ニグロシン染料、アニリンブルー、カルコオイルブルー、オイルブラック、アゾオイルブラックなど、特に限定されない。
着色剤の使用量は1〜10重量部、好ましくは3〜7重量部である。
本発明のトナーの製造方法は、従来公知の方法でよく、結着樹脂、着色剤、ワックス成分、その他場合によっては荷電制御剤等をミキサー等を用いて混合し、熱ロール、エクストルーダー等の混練機を用い混練した後、冷却固化し、これをジェットミル等の粉砕機で粉砕し、その後分級し得られる。
上記トナーには必要に応じてその他、添加剤を添加する事も可能である。添加剤としては、シリカ、酸化アルミニウム類、酸化チタン類を例示することができる。高流動性を付与する事を主目的とする場合には疎水化処理シリカあるいはルチル型微粒子酸化チタンとして平均一次粒径が0.001〜1μm、好ましくは0.005〜0.1μmの範囲のものから適宜選択でき、特に有機シラン表面処理シリカあるいはチタニアが好ましく、通常0.1〜5重量%、好ましくは0.2〜2重量%の割合で使用される。
また、例えば本発明のトナーを二成分系乾式トナーとして使用する場合に混合して使用するキャリアとしては、ガラス、鉄、フェライト、ニッケル、ジルコン、シリカ等を主成分とする、粒径30〜1000μm程度の粉末、または、該粉末を芯材としてスチレン−アクリル系樹脂、シリコン系樹脂、ポリアミド系樹脂、ポリフッ化ビニリデン系樹脂等をコーティングしたものから適宜選択して使用可能である。
本発明によれば定着性に関わる不具合を解決する優れた加熱定着用トナーが得られる。
以下、本発明を実施例により、さらに具体的に説明する。
なお、実施例では二成分黒現像剤を例に取り上げて説明するが、磁性、非磁性−成分現像剤、モノカラー現像剤でも使用可能である。
実施例1〜8、比較例1、2はフラッシュ定着に用いた例である。
実施例1
(トナー処方)
スチレン樹脂(減量率50%到達温度:458℃、Tg
:63℃) 88重量部
カーボンブラック(三菱化成 #44) 10重量部
荷電制御剤(スピロンブラックTR−H:保土ケ谷化学) 2重量部
以上の処方で2軸エクストルーダーを用いて混練し、粉砕、分級し重量平均粒径9.0μmとした後ヘンシェルミキサーを用い、酸化チタン微粉末0.5重量部を混合し、本発明のトナーを得た。
本トナーと、平均粒径80μmの球形フェライト粒子にシリコーン樹脂コートしたキャリアで、トナー濃度3.0重量部の現像剤を調整し、リコー製複写機(イマジオDA505)にて30mm×30mmの未定着画像を作成した。なお、この時、トナー付着量を0.5mg/cm となるようコントロールした。
○フラッシュ定着性の評価方法
簡易型のフラッシュ定着装置であるトラペンアップTU−275(理想科学工業製)を改造し、フラッシュ光を弱くした装置により上記の未定着画像にフラッシュ光を照射する。
定着後の画像にメンディングテープ(3M社製)を貼り、一定の圧力を掛けた後、ゆっくり引き剥がす。その前後の画像濃度をマクべス濃度計により測定し、次式にて定着率を算出する。
定着率(%)=テープ付着画像濃度/画像濃度×100
○トナー臭気の評価方法
50mlのガラスビンにトナーサンプルを5.0g充填し、キャップで密閉した後60℃の恒温槽に3時間放置する。
恒温槽から取り出し、室温に戻したサンプルビンのキャップを取り、5人のパネラーに臭気を判定してもらい五段階評価をつける。
ランク5:無臭
ランク4:僅かに臭う
ランク3:若干臭う
ランク2:明らかに臭う
ランク1:ひどく臭う
なお本臭気評価方法は実際のフラッシュ定着時の臭気と非常に相関があり、しかも厳しい評価法である。
比較例1
(トナー処方)
スチレン樹脂(減量率50%到達温度:410℃、Tg
:61℃) 88重量部
カーボンブラック(三菱化成 #44) 10重量部
荷電制御剤(スピロンブラックTR−H:保土ヶ谷化学) 2重量部
以上の処方で2軸エクストルーダーを用いて混練し、粉砕、分級し重量平均粒径9.0μmとした後へンシェルミキサーを用い、酸化チタン微粉末0.5重量部を混合し、本発明の比較例のトナーを得た。
本トナーを用いて実施例1と同様の評価を実施した。
実施例2
(トナー処方)
スチレン樹脂(減量率50%到達温度:425℃、Tg
:62℃) 85重量部
カーボンブラック(三菱化成 #44) 10重量部
ポリプロピレン(減量率50%到達温度:330℃) 3重量部
荷電制御剤(スピロンブラックTR−H:保土ヶ谷化学) 2重量部
以上の処方で2軸エクストルーダーを用いて混練し、粉砕、分級し重量平均粒径9.0μmとした後へンシェルミキサーを用い、酸化チタン微粉末0.5重量部を混合し、本発明の実施例のトナーを得た。
本トナーを用いて実施例1と同様の評価を実施した。
比較例2
(トナー処方)
スチレン樹脂(減量率50%到達温度:425℃、Tg
:62℃) 83重量部
カーボンブラック(三菱化成 #44) 10重量部
ポリプロピレン(減量率50%到達温度:280℃) 5重量部
荷電制御剤(スピロンブラックTR−H:保土ヶ谷化学) 2重量部
以上の処方で2軸エクストルーダーを用いて混練し、粉砕、分級し重量平均粒径9.0μmとした後へンシェルミキサーを用い、酸化チタン微粉末0.5重量部を混合し、本発明の比較例のトナーを得た。
本トナーを用いて実施例1と同様の評価を実施した。
実施例3
(トナー処方)
ポリエステル樹脂(減量率50%到達温度:450℃、Tg
:65℃) 88重量部
カーボンブラック(三菱化成 #44) 10重量部
荷電制御剤(スピロンブラックTR−H:保土ヶ谷化学) 2重量部
以上の処方で2軸エクストルーダーを用いて混練し、粉砕、分級し重量平均粒径9.0μmとした後へンシェルミキサーを用い、酸化チタン微粉末0.5重量部を混合し、本発明のトナーを得た。
本トナーを用いて実施例1と同様の評価を実施した。
実施例4
(トナー処方)
エポキシ樹脂(減量率50%到達温度:445℃、Tg
:66℃) 88重量部
カーボンブラック(三菱化成 #44) 10重量部
荷電制御剤(スピロンブラックTR−H:保土ヶ谷化学) 2重量部
以上の処方で2軸エクストルーダーを用いて混練し、粉砕、分級し重量平均粒径9.0μmとした後へンシェルミキサーを用い、酸化チタン微粉末0.5重量部を混合し、本発明のトナーを得た。
本トナーを用いて実施例1と同様の評価を実施した。
実施例5
(トナー処方)
ポリエステル樹脂(減量率50%到達温度:465℃、Tg
:66℃) 84重量部
カーボンブラック(三菱化成 #44) 10重量部
カルナウバワックス(減量率50%到達温度:315℃) 4重量部
荷電制御剤(スピロンブラックTR−H:保土ヶ谷化学) 2重量部
以上の処方で2軸エクストルーダーを用いて混練し、粉砕、分級し重量平均粒径9.0μmとした後ヘンシェルミキサーを用い、酸化チタン微粉末0.5重量部を混合し、本発明のトナーを得た。
本トナーを用いて実施例1と同様の評価を実施した。
実施例6
(トナー処方)
エポキシ樹脂(減量率50%到達温度:450℃、Tg
:63℃) 84重量部
カーボンブラック(三菱化成 #44) 10重量部
カルナウバワックス(減量率50%到達温度:315℃) 4重量部
荷電制御剤(スピロンブラックTR−H:保土ヶ谷化学) 2重量部
以上の処方で2軸エクストルーダーを用いて混練し、粉砕、分級し重量平均粒径9.0μmとした後へンシェルミキサーを用い、酸化チタン微粉末0.5重量部を混合し、本発明のトナーを得た。
本トナーを用いて実施例1と同様の評価を実施した。
実施例7
(トナー処方)
ポリエステル樹脂(減量率50%到達温度:455℃、Tg
:64℃) 86重量部
カーボンブラック(三菱化成 #44) 10重量部
ポリエチレンワックス(減量率50%到達温度:310℃) 2重量部
荷電制御剤(スピロンブラックTR−H:保土ヶ谷化学) 2重量部
以上の処方で2軸エクストルーダーを用いて混練し、粉砕、分級し重量平均粒径9.0μmとした後へンシェルミキサーを用い、酸化チタン微粉末0.5重量部を混合し、本発明のトナーを得た。
本トナーを用いて実施例1と同様の評価を実施した。
実施例8
(トナー処方)
エポキシ樹脂(減量率50%到達温度:445℃、Tg
:66℃) 86重量部
カーボンブラック(三菱化成 #44) 10重量部
ポリエチレンワックス(減量率50%到達温度:310℃) 2重量部
荷電制御剤(スピロンブラックTR−H:保土ヶ谷化学) 2重量部
以上の処方で2軸エクストルーダーを用いて混練し、粉砕、分級し重量平均粒径9.0μmとした後へンシェルミキサーを用い、酸化チタン微粉末0.5重量部を混合し、本発明のトナーを得た。
本トナーを用いて実施例1と同様の評価を実施した。
Figure 2005070814
以下の実施例9〜18、比較例3、4はベルト定着に用いる例である。
実施例9
(トナー処方)
スチレン樹脂(減量率50%到達温度:458℃、Tg
:63℃) 85重量部
パラフィンワックス(減量率50%到達温度:280℃) 3重量部
カーボンブラック(三菱化成 #44) 10重量部
荷電制御剤(スピロンブラックTR−H:保土ヶ谷化学) 2重量部
以上の処方で2軸エクストルーダーを用いて混練し、粉砕、分級し重量平均粒
径9.0μmとした後へンシェルミキサーを用い、酸化チタン微粉末0.5重量部を混合し、本発明のトナーを得た。
本トナーの減量率50%到達温度は440℃であった。
本トナーと、平均粒径80μmの球形フェライト粒子にシリコーン樹脂コートしたキャリアで、トナー濃度3.0重量部の現像剤を調整し、リコー製複写機(イマジオDA505)にて30mm×30mmの未定着画像を作成した。なお、この時、トナー付着量を0.5mg/cm2となるようコントロールした。
◎ベルト定着性の評価方法
図1に示される構成のベルト定着ユニットをimagio MF6550 ((株)リコー製)に装着し、ヒーター温度を振ってコピーを行い定着画像を得る。
定着後の画像にメンディングテープ(3M社製)を貼り、一定の圧力を掛けた後、ゆっくり引き剥がす。その前後の画像濃度をマクベス濃度計により測定し、次式にて定着率を算出する。
定着率(%)=テープ付着画像濃度/画像濃度×100
◎ベルト劣化の評価方法
全面黒ベタ画像をA3サイズで連続コピーを行い、10000枚毎にベルト表面の状況を目視にて観察し、ランク評価を行う。
ランク5:変化なし
ランク4:僅かにトナーが固着
ランク3:若干トナーが固着(またはクラックが僅かに発生)
ランク2:明らかにトナーが固着(またはクラックが若干発生)
ランク1:多量のトナーが固着(またはクラックが発生)
比較例3
(トナー処方)
スチレン樹脂(減量率50%到達温度:410℃、Tg
:61℃) 85重量部
パラフィンワックス(減量率50%到達温度:280℃) 3重量部
カーボンブラック(三菱化成 #44) 10重量部
荷電制御剤(スピロンブラックTR−H:保土ヶ谷化学) 2重量部
以上の処方で2軸エクストルーダーを用いて混練し、粉砕、分級し重量平均粒径9.0μmとした後へンシェルミキサーを用い、酸化チタン微粉末0.5重量部を混合し、本発明の比較例のトナーを得た。
本トナーの減量率50%到達温度は395℃であった。
本トナーを用いて実施例1と同様の評価を実施した。
実施例10
(トナー処方)
スチレン樹脂(減量率50%到達温度:455℃、Tg
:62℃) 85重量部
カーボンブラック(三菱化成 #44) 10重量部
モンタンワックス(減量率50%到達温度:330℃) 3重量部
荷電制御剤(スピロンブラックTR−H:保土ヶ谷化学) 2重量部
以上の処方で2軸エクストルーダーを用いて混練し、粉砕、分級し重量平均粒径9.0μmとした後へンシェルミキサーを用い、酸化チタン微粉末0.5重量部を混合し、本発明のトナーを得た。
本トナーの減量率50%到達温度は440℃であった。
本トナーを用いて実施例1と同様の評価を実施した。
比較例4
(トナー処方)
スチレン樹脂(減量率50%到達温度:425℃、Tg :62℃)
83重量部
カーボンブラック(三菱化成 #44) 10重量部
モンタンワックス(減量率50%到達温度:280℃) 5重量部
荷電制御剤(スピロンブラックTR−H:保土ヶ谷化学) 2重量部
以上の処方で2軸エクストルーダーを用いて混練し、粉砕、分級し重量平均粒径9.0μmとした後へンシェルミキサーを用い、酸化チタン微粉末0.5重量部を混合し、本発明の比較例のトナーを得た。
本トナーの減量率50%到達温度は405℃であった。
本トナーを用いて実施例1と同様の評価を実施した。
実施例11
(トナー処方)
ポリエステル樹脂(減量率50%到達温度:450℃、Tg :65℃)
85重量部
モンタンワックス(減量率50%到達温度:330℃) 3重量部
カーボンブラック(三菱化成 #44) 10重量部
荷電制御剤(スピロンブラックTR−H:保土ヶ谷化学) 2重量部
以上の処方で2軸エクストルーダーを用いて混練し、粉砕、分級し重量平均粒径9.0μmとした後へンシェルミキサーを用い、酸化チタン微粉末0.5重量部を混合し、本発明のトナーを得た。
本トナーの減量率50%到達温度は435℃であった。
本トナーを用いて実施例1と同様の評価を実施した。
実施例12
(トナー処方)
エポキシ樹脂(減量率50%到達温度:445℃、Tg
:66℃) 85重量部
モンタンワックス(減量率50%到達温度:330℃) 3重量部
カーボンブラック(三菱化成 #44) 10重量部
荷電制御剤(スピロンブラックTR−H:保土ヶ谷化学) 2重量部
以上の処方で2軸エクストルーダーを用いて混練し、粉砕、分級し重量平均粒径9.0μmとした後へンシェルミキサーを用い、酸化チタン微粉末0.5重量部を混合し、本発明のトナーを得た。
本トナーの減量率50%到達温度は435℃であった。
本トナーを用いて実施例1と同様の評価を実施した。
実施例13
(トナー処方)
ポリエステル樹脂(減量率50%到達温度:465℃、Tg
:66℃) 84重量部
カルナウバワックス(減量率50%到達温度:315℃) 4重量部
カーボンブラック(三菱化成 #44) 10重量部
荷電制御剤(スピロンブラックTR−H:保土ヶ谷化学) 2重量部
以上の処方で2軸エクストルーダーを用いて混練し、粉砕、分級し重量平均粒径9.0μmとした後へンシェルミキサーを用い、酸化チタン微粉末0.5重量部を混合し、本発明のトナーを得た。
本トナーの減量率50%到達温度は445℃であった。
本トナーを用いて実施例1と同様の評価を実施した。
実施例14
(トナー処方)
エポキシ樹脂(減量率50%到達温度:450℃、Tg
:63℃) 84重量部
カルナウバワックス(減量率50%到達温度:315℃) 4重量部
カーボンブラック(三菱化成 #44) 10重量部
荷電制御剤(スピロンブラックTR−H:保土ヶ谷化学) 2重量部
以上の処方で2軸エクストルーダーを用いて混練し、粉砕、分級し重量平均粒径9.0μmとした後へンシェルミキサーを用い、酸化チタン微粉末0.5重量部を混合し、本発明のトナーを得た。
本トナーの減量率50%到達温度は430℃であった。
本トナーを用いて実施例1と同様の評価を実施した。
実施例15
(トナー処方)
ポリエステル樹脂(減量率50%到達温度:455℃、Tg
:64℃) 84重量部
ポリプロピレンワックス(減量率50%到達温度:310℃) 4重量部
カーボンブラック(三菱化成 #44) 10重量部
荷電制御剤(スピロンブラックTR−H:保土ヶ谷化学) 2重量部
以上の処方で2軸エクストルーダーを用いて混練し、粉砕、分級し重量平均粒径9.0μmとした後へンシェルミキサーを用い、酸化チタン微粉末0.5重量部を混合し、本発明のトナーを得た。
本トナーの減量率50%到達温度は440℃であった。
本トナーを用いて実施例1と同様の評価を実施した。
実施例16
(トナー処方)
エポキシ樹脂(減量率50%到達温度:445℃、Tg
:66℃) 84重量部
ポリプロピレンワックス(減量率50%到達温度:310℃) 4重量部
カーボンブラック(三菱化成 #44) 10重量部
荷電制御剤(スピロンブラックTR−H:保土ヶ谷化学) 2重量部
以上の処方で2軸エクストルーダーを用いて混練し、粉砕、分級し重量平均粒径9.0μmとした後へンシェルミキサーを用い、酸化チタン微粉末0.5重量部を混合し、本発明のトナーを得た。
本トナーの減量率50%到達温度は435℃であった。
本トナーを用いて実施例1と同様の評価を実施した。
実施例17
(トナー処方)
ポリエステル樹脂(減量率50%到達温度:455℃、Tg
:64℃) 83重量部
ポリエチレンワックス(減量率50%到達温度:310℃) 5重量部
カーボンブラック(三菱化成 #44) 10重量部
荷電制御剤(スピロンブラックTR−H:保土ヶ谷化学) 2重量部
以上の処方で2軸エクストルーダーを用いて混練し、粉砕、分級し重量平均粒径9.0μmとした後へンシェルミキサーを用い、酸化チタン微粉末0.5重量部を混合し、本発明のトナーを得た。
本トナーの減量率50%到達温度は445℃であった。
本トナーを用いて実施例1と同様の評価を実施した。
実施例18
(トナー処方)
エポキシ樹脂(減量率50%到達温度:445℃、Tg
:66℃) 83重量部
ポリエチレンワックス(減量率50%到達温度:310℃) 5重量部
カーボンブラック(三菱化成 #44) 10重量部
荷電制御剤(スピロンブラックTR−H:保土ヶ谷化学) 2重量部
以上の処方で2軸エクストルーダーを用いて混練し、粉砕、分級し重量平均粒径9.0μmとした後へンシェルミキサーを用い、酸化チタン微粉末0.5重量部を混合し、本発明のトナーを得た。
本トナーの減量率50%到達温度は435℃であった。
本トナーを用いて実施例1と同様の評価を実施した。
Figure 2005070814
Figure 2005070814
ベルト定着の説明図である。
符号の説明
1:無端状ベルト
2:板状ヒーター
3:駆動ローラー
4:ローラー
5:加圧ローラー

Claims (5)

  1. 少なくとも結着樹脂、着色剤を必須成分とし、さらにはワックス成分をも含有することがあるトナーであって、該トナーのTG−DTAで測定した時の減量率が50%に到達する温度が430℃以上であることを特徴とする加熱定着用トナー。
  2. 少なくともTG−DTAで測定した時の減量率が50%に到達する温度が300℃以上であるワックス成分を含有することを特徴とする加熱定着用トナー。
  3. 結着樹脂がポリエステル樹脂であることを特徴とする請求項1又は請求項2の加熱定着用トナー。
  4. 結着樹脂がエポキシ樹脂であることを特徴とする請求項1又は請求項2の加熱定着用トナー。
  5. ワックス成分がカルナウバワックス、ポリプロピレンワックスまたは、ポリエチレンワックスの少なくとも一種類を含有することを特徴とする請求項1又は請求項2の加熱定着用トナー。
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