JP2002311643A - 電子写真用トナー - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】十分な混色性と透明性とを有する高品質のカラ
ー画像を形成できる電子写真用トナーを提供することを
目的としている。 【解決手段】着色剤と、多価アルコール成分としてシク
ロヘキサンジメタノールを必須成分とするポリエステル
樹脂からなる結着樹脂とを含有する非磁性トナーであっ
て、１１０℃時の貯蔵弾性率が３×１０4Ｐａ以下、損
失弾性率が６×１０4Ｐａ以下で、１５０℃時の貯蔵弾
性率が１×１０Ｐａ以上、損失弾性率が１×１０2Ｐａ
以上である電子写真用トナー。
ー画像を形成できる電子写真用トナーを提供することを
目的としている。 【解決手段】着色剤と、多価アルコール成分としてシク
ロヘキサンジメタノールを必須成分とするポリエステル
樹脂からなる結着樹脂とを含有する非磁性トナーであっ
て、１１０℃時の貯蔵弾性率が３×１０4Ｐａ以下、損
失弾性率が６×１０4Ｐａ以下で、１５０℃時の貯蔵弾
性率が１×１０Ｐａ以上、損失弾性率が１×１０2Ｐａ
以上である電子写真用トナー。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真用トナー
に関し、より詳細には、静電式複写機やレーザービーム
プリンタ等、いわゆる電子写真法を用いた画像形成装置
で用いられるフルカラーの電子写真用トナーに関する。
に関し、より詳細には、静電式複写機やレーザービーム
プリンタ等、いわゆる電子写真法を用いた画像形成装置
で用いられるフルカラーの電子写真用トナーに関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来か
ら、電子写真法として多数の方法が知られているが、一
般には光導電性物質を利用し、種々の手段により感光体
上に電気的潜像を形成し、次いでこの潜像をトナーを用
いて現像し、必要に応じて紙等の記録媒体にトナー画像
を転写した後、加熱、圧力又は溶剤蒸気などによってト
ナー画像を定着させて複写物を得るものである。電子写
真におけるフルカラー画像は、イエロー（Ｙ）、マゼン
タ（Ｍ）、シアン（Ｃ）の３色又はこれにブラックを加
えた４色からなるトナーを重ね合わせることによって形
成される。すなわち、これらの各トナー毎に帯電、露
光、現像、転写のプロセスを繰り返し、記録媒体上に複
数色のトナーからなるトナー画像を形成し、このトナー
画像を溶融・混合（混色）させて記録媒体上に定着させ
ることによってフルカラー画像を形成している。
ら、電子写真法として多数の方法が知られているが、一
般には光導電性物質を利用し、種々の手段により感光体
上に電気的潜像を形成し、次いでこの潜像をトナーを用
いて現像し、必要に応じて紙等の記録媒体にトナー画像
を転写した後、加熱、圧力又は溶剤蒸気などによってト
ナー画像を定着させて複写物を得るものである。電子写
真におけるフルカラー画像は、イエロー（Ｙ）、マゼン
タ（Ｍ）、シアン（Ｃ）の３色又はこれにブラックを加
えた４色からなるトナーを重ね合わせることによって形
成される。すなわち、これらの各トナー毎に帯電、露
光、現像、転写のプロセスを繰り返し、記録媒体上に複
数色のトナーからなるトナー画像を形成し、このトナー
画像を溶融・混合（混色）させて記録媒体上に定着させ
ることによってフルカラー画像を形成している。
【０００３】このようなフルカラー画像形成の最終工程
であるトナー画像を紙等の記録媒体上に定着させる工程
については、種々の方法や装置が開発されている。しか
し、これらの方法では耐オフセット性を向上させること
はできるが、トナー中に架橋酸成分や高分子成分が多く
含有されるため、トナーの弾性が大きくなり、よって、
比較的低温領域では定着面がフラットにならず、フルカ
ラートナー用としては、色再現という面から問題があ
る。さらに、特開平４−１２３６７号公報、特開平５−
１６５２５２号公報に、多価アルコール成分としてシク
ロヘキサンジメタノールを必須成分としてポリエステル
樹脂を結着樹脂とするトナーが提案されているが、樹脂
の特性をより発揮する使用方法が考慮されておらず、よ
って、このようなトナーを用いて、一般に行われている
定着方法によりトナー画像を定着させても、十分な混色
が行えず、トナー画像の表面が平滑で、色再現や定着温
度域が広く、オイルによる画像劣化が抑えられた高品位
なカラー画像を得られていないのが現状である。
であるトナー画像を紙等の記録媒体上に定着させる工程
については、種々の方法や装置が開発されている。しか
し、これらの方法では耐オフセット性を向上させること
はできるが、トナー中に架橋酸成分や高分子成分が多く
含有されるため、トナーの弾性が大きくなり、よって、
比較的低温領域では定着面がフラットにならず、フルカ
ラートナー用としては、色再現という面から問題があ
る。さらに、特開平４−１２３６７号公報、特開平５−
１６５２５２号公報に、多価アルコール成分としてシク
ロヘキサンジメタノールを必須成分としてポリエステル
樹脂を結着樹脂とするトナーが提案されているが、樹脂
の特性をより発揮する使用方法が考慮されておらず、よ
って、このようなトナーを用いて、一般に行われている
定着方法によりトナー画像を定着させても、十分な混色
が行えず、トナー画像の表面が平滑で、色再現や定着温
度域が広く、オイルによる画像劣化が抑えられた高品位
なカラー画像を得られていないのが現状である。
【０００４】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
り、十分な混色性と透明性とを有し、かつ得られるトナ
ー画像の表面が平坦で、色再現が広く、オイルによる画
像劣化がなく、定着温度領域が広く、品質の高いカラー
画像を形成することができる電子写真用トナーを提供す
ることを目的としている。
り、十分な混色性と透明性とを有し、かつ得られるトナ
ー画像の表面が平坦で、色再現が広く、オイルによる画
像劣化がなく、定着温度領域が広く、品質の高いカラー
画像を形成することができる電子写真用トナーを提供す
ることを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、着色剤
と、多価アルコール成分としてシクロヘキサンジメタノ
ールを必須成分とするポリエステル樹脂からなる結着樹
脂とを含有する非磁性トナーであって、１１０℃時の貯
蔵弾性率が３×１０4Ｐａ以下、損失弾性率が６×１０4
Ｐａ以下で、１５０℃時の貯蔵弾性率が１×１０Ｐａ以
上、損失弾性率が１×１０2Ｐａ以上である電子写真用
トナーが提供される。
と、多価アルコール成分としてシクロヘキサンジメタノ
ールを必須成分とするポリエステル樹脂からなる結着樹
脂とを含有する非磁性トナーであって、１１０℃時の貯
蔵弾性率が３×１０4Ｐａ以下、損失弾性率が６×１０4
Ｐａ以下で、１５０℃時の貯蔵弾性率が１×１０Ｐａ以
上、損失弾性率が１×１０2Ｐａ以上である電子写真用
トナーが提供される。
【０００６】
【発明の実施の形態】本発明におけるトナーは、主とし
て、着色剤と結着樹脂とからなるものであり、１１０℃
時の貯蔵弾性率が３×１０4Ｐａ以下、損失弾性率が６
×１０4Ｐａ以下で、１５０℃時の貯蔵弾性率が１×１
０Ｐａ以上、損失弾性率が１×１０2Ｐａ以上であり、
結着樹脂が、多価アルコール成分としてシクロヘキサン
ジメタノールを必須成分とするポリエステル樹脂からな
る。１１０℃の貯蔵弾性率が３×１０4Ｐａより大きけ
れば、トナー粒子を完全に溶融させ、凹凸ない鮮やかな
画像が得られる温度域の低温側が狭くなり、損失弾性率
が６×１０4Ｐａより大きければ、被定着シート上に融
着する低温側の非オフセット温度領域が狭くなるからで
ある。また、１５０℃の貯蔵弾性率が１×１０Ｐａより
小さく、損失弾性率が１×１０2Ｐａより小さければ、
高温側での非オフセット領域が狭くなるからである。こ
こで、貯蔵弾性率とは弾性成分、損失弾性率とは粘性成
分に基づくものである。なお、本発明の非磁性トナーの
貯蔵弾性率、損失弾性率を上記の範囲内に調節する方法
は、特に限定されるものではないが、例えば、トナーの
結着樹脂の分子量分布を調整する方法、樹脂をブレンド
する方法等が挙げられる。
て、着色剤と結着樹脂とからなるものであり、１１０℃
時の貯蔵弾性率が３×１０4Ｐａ以下、損失弾性率が６
×１０4Ｐａ以下で、１５０℃時の貯蔵弾性率が１×１
０Ｐａ以上、損失弾性率が１×１０2Ｐａ以上であり、
結着樹脂が、多価アルコール成分としてシクロヘキサン
ジメタノールを必須成分とするポリエステル樹脂からな
る。１１０℃の貯蔵弾性率が３×１０4Ｐａより大きけ
れば、トナー粒子を完全に溶融させ、凹凸ない鮮やかな
画像が得られる温度域の低温側が狭くなり、損失弾性率
が６×１０4Ｐａより大きければ、被定着シート上に融
着する低温側の非オフセット温度領域が狭くなるからで
ある。また、１５０℃の貯蔵弾性率が１×１０Ｐａより
小さく、損失弾性率が１×１０2Ｐａより小さければ、
高温側での非オフセット領域が狭くなるからである。こ
こで、貯蔵弾性率とは弾性成分、損失弾性率とは粘性成
分に基づくものである。なお、本発明の非磁性トナーの
貯蔵弾性率、損失弾性率を上記の範囲内に調節する方法
は、特に限定されるものではないが、例えば、トナーの
結着樹脂の分子量分布を調整する方法、樹脂をブレンド
する方法等が挙げられる。
【０００７】また、本発明における多価アルコール成分
としてシクロヘキサンジメタノールを必須成分とするポ
リエステル樹脂からなる結着樹脂を含むトナーは、本発
明の粘弾性特性以外の範囲では、他の構成のポリエステ
ル樹脂を結着樹脂としたトナーとフルカラートナーとし
て定着温度領域は同じであるが、本発明の粘弾性特性で
は、フルカラートナーとして定着温度領域が広がる。こ
れは、微細な結晶性部分が結着樹脂全体に分散してお
り、トナーに部分的に粘弾性の高い部分が発生している
ため、トナーの損失弾性率の効果を損なわず、トナーの
貯蔵弾性率の効果を、本発明の粘弾性特性の範囲でさら
に向上させることができるからであると考えられる。
としてシクロヘキサンジメタノールを必須成分とするポ
リエステル樹脂からなる結着樹脂を含むトナーは、本発
明の粘弾性特性以外の範囲では、他の構成のポリエステ
ル樹脂を結着樹脂としたトナーとフルカラートナーとし
て定着温度領域は同じであるが、本発明の粘弾性特性で
は、フルカラートナーとして定着温度領域が広がる。こ
れは、微細な結晶性部分が結着樹脂全体に分散してお
り、トナーに部分的に粘弾性の高い部分が発生している
ため、トナーの損失弾性率の効果を損なわず、トナーの
貯蔵弾性率の効果を、本発明の粘弾性特性の範囲でさら
に向上させることができるからであると考えられる。
【０００８】本発明の非磁性トナーにおける着色剤とし
ては、イエロー（Ｙ）、マゼンタ（Ｍ）、シアン（Ｃ）
及びブラック等の所望の色に応じて種々の着色剤が挙げ
られる。イエロー（Ｙ）トナー用の着色剤としては、例
えば、カラーインデックスによって分類されるＣ．Ｉ．
ピグメントイエロー１、Ｃ．Ｉ．ピグメントイエロー
５、Ｃ．Ｉ．ピグメントイエロー１２、Ｃ．Ｉ．ピグメ
ントイエロー１５、Ｃ．Ｉ．ピグメ ントイエロー１７
等のアゾ系顔料や、黄色酸化鉄、黄土などの無機系顔料
などが挙げられる。また、染料としては、例えば、Ｃ．
Ｉ．アシッドイエロー１等のニトロ系染料や、Ｃ．Ｉ．
ソルベントイエロー２、Ｃ．Ｉ．ソルベントイエロー
６、Ｃ．Ｉ．ソルベントイエロー１４、 Ｃ．Ｉ．ソル
ベントイエロー１５、Ｃ．Ｉ．ソルベントイエロー１
９、Ｃ．Ｉ．ソルベントイエロー２１等の油溶性染料が
挙げられる。なかでも、Ｃ．Ｉ．ピグメントイエロー１
７等のベンジジン系の顔料がイエロー系着色剤としての
色味の点で好ましい。
ては、イエロー（Ｙ）、マゼンタ（Ｍ）、シアン（Ｃ）
及びブラック等の所望の色に応じて種々の着色剤が挙げ
られる。イエロー（Ｙ）トナー用の着色剤としては、例
えば、カラーインデックスによって分類されるＣ．Ｉ．
ピグメントイエロー１、Ｃ．Ｉ．ピグメントイエロー
５、Ｃ．Ｉ．ピグメントイエロー１２、Ｃ．Ｉ．ピグメ
ントイエロー１５、Ｃ．Ｉ．ピグメ ントイエロー１７
等のアゾ系顔料や、黄色酸化鉄、黄土などの無機系顔料
などが挙げられる。また、染料としては、例えば、Ｃ．
Ｉ．アシッドイエロー１等のニトロ系染料や、Ｃ．Ｉ．
ソルベントイエロー２、Ｃ．Ｉ．ソルベントイエロー
６、Ｃ．Ｉ．ソルベントイエロー１４、 Ｃ．Ｉ．ソル
ベントイエロー１５、Ｃ．Ｉ．ソルベントイエロー１
９、Ｃ．Ｉ．ソルベントイエロー２１等の油溶性染料が
挙げられる。なかでも、Ｃ．Ｉ．ピグメントイエロー１
７等のベンジジン系の顔料がイエロー系着色剤としての
色味の点で好ましい。
【０００９】マゼンタ（Ｍ）トナー用の着色剤として
は、例えば、Ｃ．Ｉ．ピグメントレッド４９、Ｃ．Ｉ．
ピグメントレッド５７、Ｃ．Ｉ．ピグメントレッド８
１、Ｃ．Ｉ．ピグメントレッド１２２、Ｃ．Ｉ．ソルベ
ントレッド１９、Ｃ．Ｉ．ソルベントレッド４９、Ｃ．
Ｉ．ソルベントレッド５２、Ｃ．Ｉ．ベーシックレッド
１０、 Ｃ．Ｉ．ディスパーズレッド１５等が挙げられ
る。なかでも、Ｃ．Ｉ．ピグメントレッド１２２等のキ
ナクリドン系顔料がマゼンタ系着色剤としての色味の点
で好ましい。
は、例えば、Ｃ．Ｉ．ピグメントレッド４９、Ｃ．Ｉ．
ピグメントレッド５７、Ｃ．Ｉ．ピグメントレッド８
１、Ｃ．Ｉ．ピグメントレッド１２２、Ｃ．Ｉ．ソルベ
ントレッド１９、Ｃ．Ｉ．ソルベントレッド４９、Ｃ．
Ｉ．ソルベントレッド５２、Ｃ．Ｉ．ベーシックレッド
１０、 Ｃ．Ｉ．ディスパーズレッド１５等が挙げられ
る。なかでも、Ｃ．Ｉ．ピグメントレッド１２２等のキ
ナクリドン系顔料がマゼンタ系着色剤としての色味の点
で好ましい。
【００１０】シアン（Ｃ）トナー用の着色剤としては、
例えば、Ｃ．Ｉ．ピグメントブルー１５、Ｃ．Ｉ．ピグ
メントブルー１６、Ｃ．Ｉ．ソルベントブルー５５、
Ｃ．Ｉ．ソルベントブルー７０、Ｃ．Ｉ．ダイレクトブ
ルー２５、Ｃ．Ｉ．ダイレクトブルー８６等が挙げられ
る。 なかでも、Ｃ．Ｉ．ピグメントブルー１５等の銅
フタロシアニン顔料がシアン系着色剤としての色味の点
で好ましい。ブラックは、カーボンブラックが好適に使
用される。
例えば、Ｃ．Ｉ．ピグメントブルー１５、Ｃ．Ｉ．ピグ
メントブルー１６、Ｃ．Ｉ．ソルベントブルー５５、
Ｃ．Ｉ．ソルベントブルー７０、Ｃ．Ｉ．ダイレクトブ
ルー２５、Ｃ．Ｉ．ダイレクトブルー８６等が挙げられ
る。 なかでも、Ｃ．Ｉ．ピグメントブルー１５等の銅
フタロシアニン顔料がシアン系着色剤としての色味の点
で好ましい。ブラックは、カーボンブラックが好適に使
用される。
【００１１】本発明の非磁性トナーにおける結着樹脂
は、多価アルコール成分としてシクロヘキサンジメタノ
ールを必須成分とするポリエステル樹脂である。なかで
も多価アルコール成分として１，４−シクロヘキサンジ
メタノールの含有率が５〜６０モル％のものを用いてな
るポリエステル樹脂が好ましく、さらに、１，４−シク
ロヘキサンジメタノールとともにビスフェノールＡアル
キレンオキサイド付加物（例えば、エチレンオキサイド
２モル付加物、プロピレンオキサイド２モル付加物）を
必須成分として含有するポリエステル樹脂が特に好まし
い。また、これらアルコール成分以外にも、エチレング
リコール、トリエチレングリコール、１，２−プロピレ
ングリコール、１，３−プロピレングリコール、１，４
−ブタンジオール、１，３−ブタンジオール 、１，４
−ブテンジオール 、１，５−ペンタンジオール、１，
６−ヘキサンジオール、水添ビスフェノールＡ等の２価
アルコール類、グリセリン、トリメチロールエタン、ト
リメチロールプロパン、トリスヒドロキシエチルイソシ
アヌレート、ペンタエリスリトール等の３価以上のアル
コ−ル類等を使用してもよい。
は、多価アルコール成分としてシクロヘキサンジメタノ
ールを必須成分とするポリエステル樹脂である。なかで
も多価アルコール成分として１，４−シクロヘキサンジ
メタノールの含有率が５〜６０モル％のものを用いてな
るポリエステル樹脂が好ましく、さらに、１，４−シク
ロヘキサンジメタノールとともにビスフェノールＡアル
キレンオキサイド付加物（例えば、エチレンオキサイド
２モル付加物、プロピレンオキサイド２モル付加物）を
必須成分として含有するポリエステル樹脂が特に好まし
い。また、これらアルコール成分以外にも、エチレング
リコール、トリエチレングリコール、１，２−プロピレ
ングリコール、１，３−プロピレングリコール、１，４
−ブタンジオール、１，３−ブタンジオール 、１，４
−ブテンジオール 、１，５−ペンタンジオール、１，
６−ヘキサンジオール、水添ビスフェノールＡ等の２価
アルコール類、グリセリン、トリメチロールエタン、ト
リメチロールプロパン、トリスヒドロキシエチルイソシ
アヌレート、ペンタエリスリトール等の３価以上のアル
コ−ル類等を使用してもよい。
【００１２】ポリエステル樹脂を構成する多塩基酸成分
としては、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、アゼラ
イン酸、ドデセニルコハク酸、ｎ−ドデシルコハク酸、
マロン酸、マレイン酸、フマル酸、シトラコン酸、イタ
コン酸、グルタコン酸、シクロヘキサンジカルボン酸、
オルソフタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸等の二塩
基酸類、トリメリット酸、トリメチン酸、ピロメリット
酸等の三塩基以上の酸類及びこれらの無水物、低級アル
キルエステル類が挙げられ、耐熱凝集性の点からテレフ
タル酸又はその低級アルキルエステルが好ましい。な
お、本発明の非磁性トナーにおける結着樹脂は、ポリエ
ステル樹脂以外に他の樹脂、例えば、スチレンアクリル
樹脂、エポキシ樹脂、石油樹脂をブレンドして用いても
よい。
としては、コハク酸、アジピン酸、セバシン酸、アゼラ
イン酸、ドデセニルコハク酸、ｎ−ドデシルコハク酸、
マロン酸、マレイン酸、フマル酸、シトラコン酸、イタ
コン酸、グルタコン酸、シクロヘキサンジカルボン酸、
オルソフタル酸、イソフタル酸、テレフタル酸等の二塩
基酸類、トリメリット酸、トリメチン酸、ピロメリット
酸等の三塩基以上の酸類及びこれらの無水物、低級アル
キルエステル類が挙げられ、耐熱凝集性の点からテレフ
タル酸又はその低級アルキルエステルが好ましい。な
お、本発明の非磁性トナーにおける結着樹脂は、ポリエ
ステル樹脂以外に他の樹脂、例えば、スチレンアクリル
樹脂、エポキシ樹脂、石油樹脂をブレンドして用いても
よい。
【００１３】本発明の非磁性トナーにおいては、結着樹
脂１００重量部に対して着色剤が１〜３０重量部で含有
されることが好ましく、さらに、着色剤が２〜２０重量
部であることがより好ましい。また、本発明の非磁性ト
ナーには、トナーの摩擦帯電性を制御することを目的と
して電荷制御剤が含有されていてもよい。電荷制御剤は
トナーの帯電特性に応じて、正電荷制御用と負電荷制御
用とを区別して使用することが好ましい。正電荷制御用
の電荷制御剤としては、塩基性窒素原子を有する有機化
合物、例えば、塩基性染料、第４級アンモニウム塩、ア
ミノピリン、ピリミジン化合物、多核ポリアミノ化合
物、アミノシラン類、ニグロシンベースなどが挙げられ
る。負電荷制御用の電荷制御剤としては、例えば、オイ
ルブラック、スピロンブラック等の油溶性染料、含金属
アゾ染料、ナフテン酸金属塩、アルキルサリチル酸の金
属塩、脂肪酸石鹸、樹脂酸石鹸などが挙げられる。電荷
制御剤は、結着樹脂１００重量部に対して０．１〜１０
重量部含有されることが好ましく、０．５〜８重量部で
あることがより好ましい。カラー用のトナーにおいて
は、無色の第４級アンモニウム塩、アルキルサリチル酸
の金属塩等が望ましい。
脂１００重量部に対して着色剤が１〜３０重量部で含有
されることが好ましく、さらに、着色剤が２〜２０重量
部であることがより好ましい。また、本発明の非磁性ト
ナーには、トナーの摩擦帯電性を制御することを目的と
して電荷制御剤が含有されていてもよい。電荷制御剤は
トナーの帯電特性に応じて、正電荷制御用と負電荷制御
用とを区別して使用することが好ましい。正電荷制御用
の電荷制御剤としては、塩基性窒素原子を有する有機化
合物、例えば、塩基性染料、第４級アンモニウム塩、ア
ミノピリン、ピリミジン化合物、多核ポリアミノ化合
物、アミノシラン類、ニグロシンベースなどが挙げられ
る。負電荷制御用の電荷制御剤としては、例えば、オイ
ルブラック、スピロンブラック等の油溶性染料、含金属
アゾ染料、ナフテン酸金属塩、アルキルサリチル酸の金
属塩、脂肪酸石鹸、樹脂酸石鹸などが挙げられる。電荷
制御剤は、結着樹脂１００重量部に対して０．１〜１０
重量部含有されることが好ましく、０．５〜８重量部で
あることがより好ましい。カラー用のトナーにおいて
は、無色の第４級アンモニウム塩、アルキルサリチル酸
の金属塩等が望ましい。
【００１４】さらに、本発明の非磁性トナーは、トナー
の流動性、帯電性等を調整することを目的として表面処
理剤が含有されていてもよい。表面処理剤としては、例
えば、フッ化ビニリデン微粉末、ポリテトラフルオロエ
チレン微粉末、脂肪酸金属塩、ステアリン酸亜鉛、ステ
アリン酸カルシウム、ステアリン酸鉛、酸化亜鉛粉末、
酸化アルミ粉末、酸化チタン粉末、微粉末シリカ等が挙
げられる。表面処理剤は、着色剤含有樹脂１００重量部
に対して０．０１〜１０重量部含有されることが好まし
く、０．１〜５重量部であることがより好ましい。非磁
性トナーの粒径は、特に限定されるものではないが、例
えば、平均粒径が３〜３０μｍ程度のものが好適であ
る。特に、高画質の画像を得るためには、粒径が９μｍ
程度以下の小粒径であることが好ましく、４〜９μｍが
より好ましく、５〜８μｍがさらに好ましい。
の流動性、帯電性等を調整することを目的として表面処
理剤が含有されていてもよい。表面処理剤としては、例
えば、フッ化ビニリデン微粉末、ポリテトラフルオロエ
チレン微粉末、脂肪酸金属塩、ステアリン酸亜鉛、ステ
アリン酸カルシウム、ステアリン酸鉛、酸化亜鉛粉末、
酸化アルミ粉末、酸化チタン粉末、微粉末シリカ等が挙
げられる。表面処理剤は、着色剤含有樹脂１００重量部
に対して０．０１〜１０重量部含有されることが好まし
く、０．１〜５重量部であることがより好ましい。非磁
性トナーの粒径は、特に限定されるものではないが、例
えば、平均粒径が３〜３０μｍ程度のものが好適であ
る。特に、高画質の画像を得るためには、粒径が９μｍ
程度以下の小粒径であることが好ましく、４〜９μｍが
より好ましく、５〜８μｍがさらに好ましい。
【００１５】本発明の非磁性トナーは、着色剤、結着樹
脂、任意にその他の添加剤とともに、乾式ブレンダー、
スーパーミキサー、ボールル等によって均質に予備混合
し、さらにこの混合物を、例えば、バンバリーミキサ
ー、ロール、一軸または二軸の押出混練機などの混練装
置を用いて均一に溶融混練した後、冷却、粉砕し、必要
に応じて分級することによって製造することができる。
脂、任意にその他の添加剤とともに、乾式ブレンダー、
スーパーミキサー、ボールル等によって均質に予備混合
し、さらにこの混合物を、例えば、バンバリーミキサ
ー、ロール、一軸または二軸の押出混練機などの混練装
置を用いて均一に溶融混練した後、冷却、粉砕し、必要
に応じて分級することによって製造することができる。
【００１６】
【実施例】以下に、本発明の電子写真用トナーの実施例
について詳細に説明する。 実施例１〜４及び比較例１〜９ トナー ・イエロー用トナーの調製 結着樹脂（ポリエステル樹脂）１００重量部、着色剤
（Ｃ．Ｉ．ピグメントイエロー１７）５重量部及び電荷
制御剤（サリチル酸の亜鉛化合物）２．０重量部をスー
パーミキサーで均一混合した後、 二軸押出機で加熱溶
融・混練し、冷却した。
について詳細に説明する。 実施例１〜４及び比較例１〜９ トナー ・イエロー用トナーの調製 結着樹脂（ポリエステル樹脂）１００重量部、着色剤
（Ｃ．Ｉ．ピグメントイエロー１７）５重量部及び電荷
制御剤（サリチル酸の亜鉛化合物）２．０重量部をスー
パーミキサーで均一混合した後、 二軸押出機で加熱溶
融・混練し、冷却した。
【００１７】なお、実施例１〜４及び比較例１〜５で使
用した結着樹脂［１，４−シクロヘキサンジメタノー
ル、ビスフェノールＡエチレンオキサイド２．２モル付
加物、テレフタル酸及び／又は無水トリメリット酸から
なるポリエステル樹脂（A１〜A９)］の原料組成を表１
に、重量平均分子量と数平均分子量とを表２に示す。な
お、原料組成はいずれもモル比である。また、表中の略
号は次のとおりである。ＴＰＡ：テレフタル酸、ＴＭＡ
ｎ：無水トリメリット酸、ＣＨＤＭ：１，４−シクロヘ
キサンジメタノール、ＢＰＡＥＯ：ビスフェノールＡエ
チレンオキサイド２．２モル付加物。
用した結着樹脂［１，４−シクロヘキサンジメタノー
ル、ビスフェノールＡエチレンオキサイド２．２モル付
加物、テレフタル酸及び／又は無水トリメリット酸から
なるポリエステル樹脂（A１〜A９)］の原料組成を表１
に、重量平均分子量と数平均分子量とを表２に示す。な
お、原料組成はいずれもモル比である。また、表中の略
号は次のとおりである。ＴＰＡ：テレフタル酸、ＴＭＡ
ｎ：無水トリメリット酸、ＣＨＤＭ：１，４−シクロヘ
キサンジメタノール、ＢＰＡＥＯ：ビスフェノールＡエ
チレンオキサイド２．２モル付加物。
【００１８】
【表１】
【００１９】
【表２】
【００２０】また、比較例６〜９で使用した結着樹脂
［ビスフェノールＡプロピレンオキサイド２．２モル付
加物と、テレフタル酸、フマル酸及び／又は無水トリメ
リット酸とからなるポリエステル樹脂（Ｂ１〜Ｂ４）］
の原料組成を表３に、重量平均分子量と数平均分子量と
を表４に示す。なお、原料組成はいずれもモル比であ
る。また、表中の略号は次のとおりである。ＴＰＡ：テ
レフタル酸、ＦＡ:フマル酸、ＴＭＡｎ：無水トリメリッ
ト酸、ＢＰＡＥＯ：ビスフェノールＡエチレンオキサイ
ド２．２モル付加物。
［ビスフェノールＡプロピレンオキサイド２．２モル付
加物と、テレフタル酸、フマル酸及び／又は無水トリメ
リット酸とからなるポリエステル樹脂（Ｂ１〜Ｂ４）］
の原料組成を表３に、重量平均分子量と数平均分子量と
を表４に示す。なお、原料組成はいずれもモル比であ
る。また、表中の略号は次のとおりである。ＴＰＡ：テ
レフタル酸、ＦＡ:フマル酸、ＴＭＡｎ：無水トリメリッ
ト酸、ＢＰＡＥＯ：ビスフェノールＡエチレンオキサイ
ド２．２モル付加物。
【００２１】
【表３】
【００２２】
【表４】
【００２３】得られた混練品をカッティングミルで粗粉
砕し、その後、超音波式ジェットミルで微粉砕し、分級
機で５μｍ以下の微粉を除去してイエロー（Ｙ）用カラ
ートナーを得た。トナーの粒径は５〜１６ μｍの範囲
に分布しており、平均粒径は８．０μｍで あった。
砕し、その後、超音波式ジェットミルで微粉砕し、分級
機で５μｍ以下の微粉を除去してイエロー（Ｙ）用カラ
ートナーを得た。トナーの粒径は５〜１６ μｍの範囲
に分布しており、平均粒径は８．０μｍで あった。
【００２４】・シアン用トナーの調製 着色剤としてＣ．Ｉ．ピグメントブルー１５を用いた以
外は上記と同様にして、各実施例及び比較例で用いるシ
アン（Ｃ）用カラートナーを調製した。
外は上記と同様にして、各実施例及び比較例で用いるシ
アン（Ｃ）用カラートナーを調製した。
【００２５】・トナーの動的粘弾性 上記で得られたイエロー用及びシアン用トナーに動的変
化応力を加え、このときの貯蔵弾性率、損失弾性率をHA
AKE社製のRheoStress ＲＳ７５を用いて測定した。な
お、動的変化応力は、２０ｍｍパラレルプレートにて
１．０Ｈｚで５０％の歪みにより加えた。その結果を表
５に示す。
化応力を加え、このときの貯蔵弾性率、損失弾性率をHA
AKE社製のRheoStress ＲＳ７５を用いて測定した。な
お、動的変化応力は、２０ｍｍパラレルプレートにて
１．０Ｈｚで５０％の歪みにより加えた。その結果を表
５に示す。
【００２６】
【表５】
【００２７】印刷試験Ｉ 得られたイエロー（Ｙ）及びシアン（Ｃ）用カラートナ
ーとキャリアとを混合し、それぞれの色の現像剤を調製
した。キャリアはフェライト粒子を使用し、現像剤のト
ナー濃度を４．０重量％に設定した。次いで、記録媒体
（紙）上に、ＯＰＣ感光ドラムを備えたカラー電子写真
装置で、図１に示すような、定着ローラ１、ヒータラン
プ２、加圧ローラ３、オイル塗布ローラ５、オイルタン
ク６を備え、定着ローラ１のゴム層７に凹部４が生じて
いる一般的な加熱定着ローラー定着装置Ｇを使用し、ス
ピード１２０ｍｍ／秒、定着ローラの設定温度を１００
〜２１０℃まで温度を１０℃づつ変更し、記録媒体
（紙）上に、イエロー（Ｙ）とシアン（Ｃ）のトナーか
らカラー画像を形成した。得られたカラー画像に５４０
ｎｍの光を照射して分光反射特性を測定し、シアン
（Ｃ）用現像剤単色の画像における反射率と比較して、
その低下率（％）を求め、その低下率が５％未満の温度
域を求めた。その結果を表６に示す。
ーとキャリアとを混合し、それぞれの色の現像剤を調製
した。キャリアはフェライト粒子を使用し、現像剤のト
ナー濃度を４．０重量％に設定した。次いで、記録媒体
（紙）上に、ＯＰＣ感光ドラムを備えたカラー電子写真
装置で、図１に示すような、定着ローラ１、ヒータラン
プ２、加圧ローラ３、オイル塗布ローラ５、オイルタン
ク６を備え、定着ローラ１のゴム層７に凹部４が生じて
いる一般的な加熱定着ローラー定着装置Ｇを使用し、ス
ピード１２０ｍｍ／秒、定着ローラの設定温度を１００
〜２１０℃まで温度を１０℃づつ変更し、記録媒体
（紙）上に、イエロー（Ｙ）とシアン（Ｃ）のトナーか
らカラー画像を形成した。得られたカラー画像に５４０
ｎｍの光を照射して分光反射特性を測定し、シアン
（Ｃ）用現像剤単色の画像における反射率と比較して、
その低下率（％）を求め、その低下率が５％未満の温度
域を求めた。その結果を表６に示す。
【００２８】印刷試験II シアン（Ｃ）のカラートナーで上記と同様の方法に、1
〜３回の転写による１層〜３層の画像を作成し、非オフ
セット温度域を求めた。その結果を表６に示す。
〜３回の転写による１層〜３層の画像を作成し、非オフ
セット温度域を求めた。その結果を表６に示す。
【００２９】
【表６】
【００３０】表６から、実施例１〜４では、混色域（発
色性）、非オフセット域について、いずれも良好な結果
が得られたが、比較例１〜５では、トナーの動的粘弾性
特性が本発明の範囲から外れたものを用いたため、良好
な結果が得られなかった。また、比較例６〜９では、結
着樹脂の組成が本発明のものでないものを用いたため、
良好な結果は得られなかった。
色性）、非オフセット域について、いずれも良好な結果
が得られたが、比較例１〜５では、トナーの動的粘弾性
特性が本発明の範囲から外れたものを用いたため、良好
な結果が得られなかった。また、比較例６〜９では、結
着樹脂の組成が本発明のものでないものを用いたため、
良好な結果は得られなかった。
【００３１】
【発明の効果】本発明の電子写真用トナーによれば、微
細な結晶性部分が樹脂全体に分散しており、トナーに部
分的な粘弾性の高い部分が発生し、トナーの損失弾性率
の特性を損なわずに、トナーの貯蔵弾性率の特性を向上
させることができ、高品位のカラー画像を提供すること
ができることとなる。つまり、特定の結着樹脂と、特定
範囲の動的粘弾性特性を調整することにより、単独条件
よりも相乗的に効果が発揮され、トナーの溶融状態を改
善し、発色性が高く、非オフセット幅の広い画像を提供
することができる。さらに、トナーの結着樹脂が多価ア
ルコール成分としてシクロヘキサンジメタノールを必須
成分とするポリエステル樹脂を使用した場合には、トナ
ーの耐熱性及び凝集性を向上させることができ、より高
品位のフルカラー画像を得ることができる。
細な結晶性部分が樹脂全体に分散しており、トナーに部
分的な粘弾性の高い部分が発生し、トナーの損失弾性率
の特性を損なわずに、トナーの貯蔵弾性率の特性を向上
させることができ、高品位のカラー画像を提供すること
ができることとなる。つまり、特定の結着樹脂と、特定
範囲の動的粘弾性特性を調整することにより、単独条件
よりも相乗的に効果が発揮され、トナーの溶融状態を改
善し、発色性が高く、非オフセット幅の広い画像を提供
することができる。さらに、トナーの結着樹脂が多価ア
ルコール成分としてシクロヘキサンジメタノールを必須
成分とするポリエステル樹脂を使用した場合には、トナ
ーの耐熱性及び凝集性を向上させることができ、より高
品位のフルカラー画像を得ることができる。
【図１】一般的な定着装置の構成を説明するための要部
の概略模式断面図である。
の概略模式断面図である。
１ 定着ローラ ２ ヒータランプ ３ 加圧ローラ ４ 凹部 ５ オイル塗布ローラ ６ オイルタンク ７ ゴム層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 澤井 正幸 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 小川 哲 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 寺田 浩之 千葉県千葉市中央区登戸３−１−24−Ｆ (72)発明者 真造 謹爾 千葉県佐倉市染井野２−12−５ (72)発明者 島根 義憲 千葉県市川市鬼高３−12−18−415 Ｆターム(参考） 2H005 AA01 AA21 CA08 EA10
Claims (3)
- 【請求項１】 着色剤と、多価アルコール成分としてシ
クロヘキサンジメタノールを必須成分とするポリエステ
ル樹脂からなる結着樹脂とを含有する非磁性トナーであ
って、 １１０℃時の貯蔵弾性率が３×１０4Ｐａ以下、損失弾
性率が６×１０4Ｐａ以下で、１５０℃時の貯蔵弾性率
が１×１０Ｐａ以上、損失弾性率が１×１０2Ｐａ以上
である電子写真用トナー。 - 【請求項２】 非磁性トナーが、少なくともイエロー
（Ｙ）用トナー、マゼンタ（Ｍ）用トナー及びシアン
（Ｃ）用トナーからなるカラートナーである請求項1に
記載のトナー。 - 【請求項３】 非磁性トナーの結着樹脂が、多価コール
アルコール成分としてシクロヘキサンジメタノールとビ
スフェノールＡアルキレンオキサイド付加物とを必須成
分するポリエステル樹脂である請求項１又は２に記載の
トナー。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001111828A JP2002311643A (ja) | 2001-04-10 | 2001-04-10 | 電子写真用トナー |
| DE60228012T DE60228012D1 (de) | 2001-04-10 | 2002-04-09 | Toner für Elektrophotographie |
| EP02252528A EP1249736B1 (en) | 2001-04-10 | 2002-04-09 | Toner for electrophotography |
| US10/118,006 US6682867B2 (en) | 2001-04-10 | 2002-04-09 | Toner for electrophotography |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2001111828A JP2002311643A (ja) | 2001-04-10 | 2001-04-10 | 電子写真用トナー |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002311643A true JP2002311643A (ja) | 2002-10-23 |
Family
ID=18963356
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2001111828A Pending JP2002311643A (ja) | 2001-04-10 | 2001-04-10 | 電子写真用トナー |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6682867B2 (ja) |
| EP (1) | EP1249736B1 (ja) |
| JP (1) | JP2002311643A (ja) |
| DE (1) | DE60228012D1 (ja) |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011095342A (ja) * | 2009-10-27 | 2011-05-12 | Sharp Corp | 電子写真用トナー |
| JP2020129024A (ja) * | 2019-02-07 | 2020-08-27 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成システム及び画像形成方法 |
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| KR101464975B1 (ko) * | 2007-01-30 | 2014-11-26 | 삼성전자주식회사 | 전자사진용 토너 |
| JP6838427B2 (ja) * | 2017-03-01 | 2021-03-03 | 株式会社リコー | トナー、現像剤、画像形成装置及びプロセスカートリッジ |
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| JPH05165252A (ja) * | 1991-12-16 | 1993-07-02 | Dainippon Ink & Chem Inc | 静電荷像現像用カラートナー |
| JPH09146303A (ja) * | 1995-11-17 | 1997-06-06 | Canon Inc | 静電荷像現像用トナー |
| JPH11194542A (ja) * | 1997-11-06 | 1999-07-21 | Fuji Xerox Co Ltd | 電子写真用トナー、電子写真用現像剤、及び画像形成方法 |
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|---|---|---|---|---|
| JP2936643B2 (ja) * | 1990-05-02 | 1999-08-23 | 大日本インキ化学工業株式会社 | 静電荷像現像用トナー |
| JP2747126B2 (ja) | 1991-05-31 | 1998-05-06 | 三田工業株式会社 | 電子写真用トナー |
| JP3721205B2 (ja) | 1993-07-13 | 2005-11-30 | 株式会社リコー | 静電荷像現像用トナー |
| CA2176444C (en) * | 1995-05-15 | 1999-10-12 | Kengo Hayase | Toner for developing electrostatic image, apparatus unit and image forming method |
| DE69705102T2 (de) * | 1996-10-09 | 2001-10-31 | Canon Kk | Toner für die Entwicklung electrostatischer Bilder, und Bildherstellungsverfahren |
| US6248491B1 (en) * | 1999-09-24 | 2001-06-19 | Dainippon Ink And Chemical Inc. | Toner for electrostatic image development |
| US6503679B2 (en) * | 2000-08-08 | 2003-01-07 | Minolta Co., Ltd. | Color toner for developing an electrostatic image |
-
2001
- 2001-04-10 JP JP2001111828A patent/JP2002311643A/ja active Pending
-
2002
- 2002-04-09 US US10/118,006 patent/US6682867B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2002-04-09 EP EP02252528A patent/EP1249736B1/en not_active Expired - Lifetime
- 2002-04-09 DE DE60228012T patent/DE60228012D1/de not_active Expired - Lifetime
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| JPH11194542A (ja) * | 1997-11-06 | 1999-07-21 | Fuji Xerox Co Ltd | 電子写真用トナー、電子写真用現像剤、及び画像形成方法 |
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| US8465900B2 (en) | 2009-10-27 | 2013-06-18 | Sharp Kabushiki Kaisha | Electrophotographic toner |
| JP2020129024A (ja) * | 2019-02-07 | 2020-08-27 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成システム及び画像形成方法 |
| JP7279386B2 (ja) | 2019-02-07 | 2023-05-23 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成システム及び画像形成方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US6682867B2 (en) | 2004-01-27 |
| EP1249736B1 (en) | 2008-08-06 |
| EP1249736A2 (en) | 2002-10-16 |
| US20020192586A1 (en) | 2002-12-19 |
| EP1249736A3 (en) | 2003-08-13 |
| DE60228012D1 (de) | 2008-09-18 |
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