JP2005069584A - 空気調和機の室外機 - Google Patents

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和久 日夏
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高宏 岡本
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祐一 寺田
Koji Kimoto
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Abstract

【課題】 高い放熱効果を有すると共に騒音を抑えることができる空気調和機の室外機を提供する。
【解決手段】 空気調和機の室外機は、室外機ケーシング5と、送風ファン38と、電装品箱43とを備える。室外機ケーシング5は、内部が、機械室S1と通気室S2とに分けられており、通気室S2は、機械室S1の側方の第1空間S3から機械室S1の後方の第2空間S4に亘って設けられる。送風ファン38は、通気室S2の第1空間S3に配置される。電装品箱43は、機械室S1から通気室S2の第2空間S4へと突出する放熱フィン83を有する。そして、電装品箱43は、放熱フィン83が送風ファン38の直上空間および送風ファン38の後方空間の直上空間へと突出しないように配置される。
【選択図】 図6

Description

本発明は、空気調和機の室外機に関する。
一般に、空気調和機の室外機は、内部が機械室と通気室とに分けられており、室外熱交換器や送風ファンなどが通気室に配置され、水分から保護する必要の有る電装品を有する電装品箱は機械室に配置される。一方、電装品には発熱部品が含まれることが多く、電装品箱は、放熱のための放熱フィンを備えることが多い。この放熱フィンによる放熱効果を高めるためには、放熱フィンを空気の流量の大きい通気室に露出させることが望ましい。従って、従来の空気調和機の室外機では、放熱フィンが通気室へと突出するように電装品箱を配置させることが多い(特許文献1参照)。例えば、電装品箱を機械室と通気室とに跨って配置させ、放熱フィンが通気室に位置するように電装品箱を配置させる。これにより、放熱フィンが送風ファンによって生じた空気流によって冷却され、放熱フィンによる放熱効果を向上させることができる。
特許第3139365号明細書 (第1図および第2図)
しかし、上記のように放熱フィンが通気室へと突出するように電装品箱を配置させる場合、放熱フィンが送風ファンによる空気流に干渉することがある。そして、放熱フィンが空気流に干渉すると、空気流の乱れによって騒音が発生する恐れがある。
本発明の課題は、高い放熱効果を有すると共に騒音を抑えることができる空気調和機の室外機を提供することにある。
請求項1に記載の空気調和機の室外機は、室外機ケーシングと、送風ファンと、電装品箱とを備える。室外機ケーシングは、内部が、機械室と通気室とに分けられており、通気室は、機械室の側方の第1空間から機械室の後方の第2空間に亘って設けられる。送風ファンは、通気室の第1空間に配置される。電装品箱は、機械室から通気室の第2空間へと突出する放熱フィンを有する。そして、電装品箱は、放熱フィンが送風ファンの直上空間および送風ファンの後方空間の直上空間へと突出しないように配置される。
この空気調和機の室外機では、放熱フィンが通気室へと突出しているため、高い放熱効果を有する。また、送風ファンは、機械室の側方の第1空間に配置されており、放熱フィンは、機械室の後方の第2空間へと突出している。そして、放熱フィンは、送風ファンの直上空間および送風ファンの後方空間の直上空間へと突出していない。このため、放熱フィンが送風ファンによる空気流に干渉する恐れが少ない。従って、放熱フィンが空気流に干渉することによって発生する騒音を抑えることができる。このように、この空気調和機の室外機は、高い放熱効果を有すると共に騒音を抑えることができる。
請求項2に記載の空気調和機の室外機は、請求項1に記載の空気調和機の室外機であって、通気室の送風ファンの後方空間から第2空間に亘って配置される室外熱交換器をさらに備える。そして、放熱フィンは、機械室から室外熱交換器側へと突出するように配置される。
この空気調和機の室外機では、放熱フィンは、機械室から室外熱交換器側へと突出するように配置される。室外熱交換器には多量の空気が出入りするため、放熱フィンが室外熱交換器側へと突出することによって、放熱フィンによる放熱効果をより向上させることができる。
請求項3に記載の空気調和機の室外機は、請求項1または2に記載の空気調和機の室外機であって、室外機ケーシングは、内部を機械室と通気室とに仕切る仕切り部材を有する。そして、放熱フィンは、仕切り部材の送風ファン側の最端位置よりも機械室側に配置される。
この空気調和機の室外機では、放熱フィンは、仕切り部材の送風ファン側の最端位置よりも機械室側に配置される。このため、空気の流れが強い仕切り部材の送風ファン側に放熱フィンが突出していない。このため、この空気調和機の室外機では、騒音をより抑えることができる。
請求項4に記載の空気調和機の室外機は、請求項3に記載の空気調和機の室外機であって、仕切り部材には、機械室から通気室の第2空間へと連通する開口が設けられている。そして、電装品箱は、放熱フィンが開口を通って通気室へと突出するように、機械室に収容される。
この空気調和機の室外機では、電装品箱は、放熱フィンが仕切板の開口を通って通気室へと突出するように、機械室に収容される。このため、電装品箱を水分からより安全に保護すると共に、放熱フィンによる放熱効果を向上させることができる。
請求項1に記載の空気調和機の室外機では、放熱フィンが通気室へと突出しているため、高い放熱効果を有する。また、放熱フィンは、送風ファンの直上空間および送風ファンの後方空間の直上空間へと突出していないため、放熱フィンが送風ファンによる空気流に干渉する恐れが少ない。従って、この空気調和機の室外機では、高い放熱効果を有すると共に騒音を抑えることができる。
請求項2に記載の空気調和機の室外機では、放熱フィンが室外熱交換器側へと突出することによって、放熱フィンによる放熱効果をより向上させることができる。
請求項3に記載の空気調和機の室外機では、空気の流れが強い仕切り部材の送風ファン側に放熱フィンが突出していない。このため、この空気調和機の室外機では、騒音をより抑えることができる。
請求項4に記載の空気調和機の室外機では、電装品箱は、放熱フィンが仕切板の開口を通って通気室へと突出するように、機械室に収容される。このため、電装品箱を水分からより安全に保護すると共に、放熱フィンによる放熱効果を向上させることができる。
<空気調和機の全体構成>
本発明の一実施形態が採用された空気調和機1の外観を図1に示す。
この空気調和機1は、室内の壁面などに取り付けられる室内機2と、室外に設置される室外機3とを備えている。
室内機2内には室内熱交換器70が収納され、室外機3内には室外熱交換器30が収納されており、各熱交換器30,70が冷媒配管4により接続されることにより冷媒回路を構成している(図2参照)
<空気調和機の冷媒回路の構成概略>
空気調和機1の冷媒回路の構成を図2に示す。この冷媒回路は、主として室内熱交換器70、アキュムレータ31、圧縮機32、四路切換弁33、室外熱交換器30および電動膨張弁34で構成される。
室内機2に設けられている室内熱交換器70は、接触する空気との間で熱交換を行う。また、室内機2には、室内空気を吸い込んで室内熱交換器70に通し熱交換が行われた後の空気を室内に排出するためのクロスフローファン71が設けられている。このクロスフローファン71は、長細い円筒形状に構成され、中心軸が水平方向に平行になるように配置されている。クロスフローファン71は、室内機2内に設けられる室内ファンモータ72によって回転駆動される。
室外機3には、圧縮機32と、圧縮機32の吐出側に接続される四路切換弁33と、圧縮機32の吸入側に接続されるアキュムレータ31と、四路切換弁33に接続された室外熱交換器30と、室外熱交換器30に接続された電動膨張弁34とが設けられている。電動膨張弁34は、フィルタ35および液閉鎖弁36を介して配管41に接続されており、この配管41を介して室内熱交換器70の一端と接続される。また、四路切換弁33は、ガス閉鎖弁37を介して配管42に接続されており、この配管42を介して室内熱交換器70の他端と接続されている。この配管41,42は、図1の冷媒配管4に相当する。また、室外機3には、室外熱交換器30での熱交換後の空気を外部に排出するための送風ファン38が設けられている。この送風ファン38は、ファンモータ39によって回転駆動される。
以下、室外機の構成について詳細に説明する。
<室外機の構成>
室外機3は、図3に示すように、室外機ケーシング5(図1参照)、圧縮機32、四路切換弁33、電動膨張弁34(図2参照)、閉鎖弁36,37、リアクタ40、電装品箱43、室外熱交換器30、送風ファン38、ファンモータ39、ファンモータ台44、ベルマウス45などを備えている。
室外機ケーシング5は、主として、天板50、底板51、前板52、左側板53、右側板54、閉鎖弁カバー55、仕切板56を有している。
天板50は、室外機3の上面に配置され、室外機3の内部空間の上面を覆う。天板50は、板金で形成されている。また、天板50の縁は鉛直方向下向きに屈曲されており、屈曲された部分のうち前側に位置する天板前部58には、後述する前板組立体6を固定するための固定手段として螺子穴が設けられている。
底板51は、室外機3の下面に配置され、室外機3の内部空間の下方を覆う。底板51は板金で形成されている。また、底板51の縁は鉛直方向上向きに屈曲されており、屈曲された部分のうち前側に位置する底板前部57には、前板組立体6を固定するための固定手段として螺子穴が設けられている。
前板52は、ポリプロピレンなどの樹脂から形成されており、室外機3の前面に設けられる。前板52は、ベルマウス45やファンモータ台44の前面側に配置されており、前板52、ファンモータ台44、ファンモータ39、ベルマウス45、送風ファン38はモージュール化された前板組立体6を構成している。前板52の上端と下端とにはそれぞれ螺子穴が設けられており、前板組立体6が室外機3に固定される際には、前板52の螺子穴と、天板前部58と底板前部57とに設けられた螺子穴とに螺子が通されて、前板52と天板50および前板52と底板51が螺子止めされる。また、前板52には、複数のスリット状の吹出し孔59が設けられている。送風ファン38によって生成され、室外機3の背面から通気室に吸い込まれた空気流は、この吹出し孔59を通って室外機3の外部へと排出される。また、吹出し孔59が設けられた部分の中央近傍には、吹出し孔59が設けられていない円形の中実部61が設けられており、この中実部61は正面視においてファンモータ39と重なる位置に配置される。
左側板53は、室外機3の左側面に配置され、室外機3の内部空間の左側方を覆う。左側板53は板金で形成されている。
右側板54は、室外機3の内部空間の右側方を覆っている。右側板54は板金で形成されている。また、右側板54のさらに右側方すなわち外側には、樹脂製の閉鎖弁カバー55が取り付けられる。
仕切板56は、底板51に対して垂直に設けられる。仕切板56は、上面視において略L字型に屈曲した形状を有しており、室外機3の前後方向に略平行な第1仕切部56aと、第1仕切部56aの後端から右側板54へ向かって延設された第2仕切部56bとを有している。第1仕切部56aは、室外機3の前面から背面へ向かって延びる平板状の部材である。図4に示すように、第1仕切部56aの前端は室外機3の前面まで達しているが、後端は室外機3の背面までは達しておらず背面の前方に位置している。第2仕切部56bは、第1仕切部56aの後端から連続して右側板54へ向かって延びる平板状の部材である。第2仕切部56bは、室外機3の背面よりも前方に位置しており、その左側端は第1仕切部56aの後端と連続し、その右側端は右側板54の後部に達している。仕切板56は、室外機ケーシング5の内部を機械室S1と通気室S2とに仕切る。機械室S1は、仕切板56と右側板54と前板52の右側の一部とに囲まれる空間であり、雨風の侵入が抑えられている。従って、機械室S1には、図4および図5に示すように、電装品箱43や圧縮機32などの風雨から保護する必要のある機械部品の多くが収容される。室外機ケーシング5の他の空間は、室外機3の外部から取り込まれ室外熱交換器30を通って室外へと排出される空気が通る通気室S2となっている。図6に示すように、通気室S2は第1空間S3と第2空間S4とを有しており、機械室S1の側方の第1空間S3から機械室S1の後方の第2空間S4に亘って設けられている。第1空間S3は、第1仕切部56aの左側に位置しており、室外機3の前面と背面および左側板53と第1仕切部56aに囲まれている。第2空間S4は第2仕切部56bの後方に位置しており、第2仕切部56b、室外機3の背面および右側板54に囲まれている。また、第2仕切部56bの上部には、機械室S1から通気室S2の第2空間S4へと連通する開口からなる放熱フィン突出孔56cが設けられている(図3参照)。
なお、図4は、室外機3の構成の一部を示す斜視概観図である。図5は、室外機3の構成の一部を示す前面図である。図6は、室外機3の構成の一部を示す上面図である。また、図4、図5および図6においては、理解の容易のために一部の構成を省略して記載している。
圧縮機32は、機械室S1に配置されており、底板51に固定される。四路切換弁33は、圧縮機32の側方に配置される。電動膨張弁34(図2参照)は、圧縮機32と同様に機械室S1に配置され、圧縮機32の側方に配置される。閉鎖弁36,37は、右側板54の下方に配置される。リアクタ40は、第1仕切部56aの機械室S1側の側壁に配置される。
電装品箱43は、機械室S1の上部に配置される。電装品箱43には、各種装置の制御を行うためのマイクロコンピュータチップや制御プログラムを格納するメモリなどの制御回路、その他の制御部品が内装されており、圧縮機32、四路切換弁33、電動膨張弁34、リアクタ40とハーネスなどによって接続される。電装品箱43については後に詳細に説明する。
室外熱交換器30は、通気室S2に配置されており、通過する空気との間で熱交換を行う。室外熱交換器30は、室外機3の背面および左側板53に沿って設けられており、背面に略平行な第1熱交換部30aと左側板53に平行な第2熱交換部30bとを有する略L字形状の形状を有している。図6に示すように、第1熱交換部30aは、第1空間S3の送風ファン38の後方空間および第2空間S4に位置しており、第1熱交換部30aの右側端は、機械室S1の後方であって右側板54の近傍まで達している。すなわち、第1熱交換部30aは、第1空間S3および第2空間S4に亘って配置されている。第2熱交換部30bは、第1空間S3の送風ファン38の左側方に位置しており、左側板53に近接して配置される。
送風ファン38は、複数の羽を有するプロペラファンであり、通気室S2の第1空間S3に配置されている。送風ファン38は、通気室S2の第1空間S3のうち室外熱交換器30の下流側に位置しており、第1熱交換部30aの前方に位置している。図5に示すように、送風ファン38は、正面視において、通気室S2の第1空間S3の略中央に配置されており、第1仕切部56aの左側方に位置している。また、図4に示すように、送風ファン38の中心には、ファンモータ収容部62が設けられている。ファンモータ収容部62は、一方の底面が開口した中空の円筒形状を有しており、送風ファン38が室外機3に収容された状態では、この開口が前面側すなわち下流側に向くように配置される。ファンモータ収容部62には、ファンモータ39が前面側から挿入されて収容される。送風ファン38は、ファンモータ39の回転軸に固定され、ファンモータ39によって前後方向に平行な軸を中心に回転駆動される。送風ファン38によって生成された空気流は、室外機3の背面側から通気室S2へと取り込まれ、室外熱交換器30、ベルマウス45、前板52の吹出し孔59を通って、室外機3の外部へと排出される。
ベルマウス45は、ポリプロピレンなどの樹脂から形成されており、送風ファン38によって生成され室外へと吹き出す空気流を案内する空気経路を形成する。ベルマウス45は、前板52の内面に沿って前板52の内面に固定され、送風ファン38の周囲を覆うように配置される。送風ファン38によって生成された空気流は、外部から室外機3の背面側を通って通気室S2に取り込まれ、室外熱交換器30を通り、ベルマウス45の開口および前板52の吹出し孔59を通って室外機3の外部へと吹き出す。
ファンモータ39は、前面側から送風ファン38に取り付けられる。ファンモータ39は、回転軸が室外機3の前後方向に平行に位置するように配置される。ファンモータ39の回転軸は送風ファン38の回転中心に固定され、ファンモータ39は送風ファン38を回転駆動する。
ファンモータ台44は、ファンモータ39が固定されファンモータ39を支持する部材であり、板金から形成されている。ファンモータ台44は、図5および図6に示すように、送風ファン38の前面側に配置されており、ファンモータ39の前面側であって、ベルマウス45の前面側に配置されている。ファンモータ台44は、前板52の内面に沿って配置され、前板52の内面に固定される。従って、ファンモータ台44は、前板52を基準にして位置決めされる。また、ファンモータ台44は、前板組立体6が組み立てられた状態では、前板52とベルマウス45との間に位置して前板52とベルマウス45とに内接する。
<電装品箱の構成>
電装品箱43は、図4および図5に示すように、機械室S1の上部に収容される。電装品箱43は、図7に示すように、電装品箱本体81、制御基板82および放熱フィン83を有している。
[電装品箱本体]
電装品箱本体81は、制御基板82を内部に収容する。電装品箱本体81は、弾性を有する樹脂材料から一体成型された箱状の形状を有し、前面に第1開口84が設けられている。なお、電装品箱の構成の説明においていう「前面」は、電装品箱43が機械室S1に取り付けられた状態における室外機3の前面側に位置する電装品箱本体81の面をいう。第1開口84は、電装品箱本体81の前面全体に亘って設けられており、この第1開口84を通して制御基板82が電装品箱本体81の内部に取り付けられる。また、電装品箱本体81の背面部分は、一部が後方へ向けて隆起した形状となっている。すなわち、電装品箱本体81は、図8に示すように、内部に収容される第1制御基板85と第2制御基板86との形状に合わせた形状となっており、第1部87と第2部88とを有する。第1部87は、第1制御基板85を内部に収容する部分であり、電装品箱本体81の奥側に位置する後方へと隆起する部分である。第2部88は、第2制御基板86を内部に収容する部分であり、第1開口84と第1部87との間に位置し第1開口84に隣接する。なお、ここでいう「奥側」とは、電装品箱本体81の第1開口84の反対側であり、電装品箱本体81の背面側をいう。第1部87は、第1開口84からみて第2部88よりも小さい形状に形成されている。また、図7に示すように、電装品箱本体81の背面部分には、第1部87に隣接して第2開口89が設けられている。第2開口89は、第1開口84に対向して電装品箱本体81の背面側に設けられており、図8に示すように、電装品箱本体81の外側へと突出する放熱フィン83が通る。なお、図8は、室外機3に取り付けられた状態における電装品箱43の上面図である。
また、第1部87には第1固定部91が設けられている。第1固定部91は、第1部87の第1制御基板85の左右を覆う内壁から突出する爪状の形状を有しており、第1制御基板85の縁部に係止して第1制御基板85を固定する。第1固定部91は、第1制御基板85の左右いずれかの又は両方の縁部に係止するように設けられている。第1部87は、第1制御基板85の縁部および第1制御基板85に実装されている制御部品に沿った形状となっており、電装品箱本体81に第1制御基板85が取り付けられた状態では、第1部87は第1制御基板85の縁部の周囲および第1制御基板85の制御部品に近接して第1制御基板85の上下左右および奥側を覆う。また、図9に示すように、第2部88には、第2固定部92が設けられている。なお、図9は、室外機3に取り付けられた状態における電装品箱43の正面図である。第2固定部92は、第2部88の第2制御基板86の上下を覆う内壁から突出する爪状の形状を有しており、第2制御基板86の縁部に係止して第2制御基板86を固定する。第2固定部92は、第2制御基板86の上下いずれかの又は両方の縁部に係止するように設けられている。第2部88は、第2制御基板86の縁部に沿った形状を有しており、第2部88が電装品箱本体81に取り付けられた状態では、第2部88は第2制御基板86の縁部の周囲に近接して第2制御基板86の上下左右を覆う。なお、第1固定部91と第2固定部92とは、第1開口84から見て重ならないように配置される。また、第2固定部92は、第1開口84から見て第1制御基板85の縁部に重ならないように形成される。
さらに、図7に示すように、電装品箱本体81の一部は可動部93となっている。可動部93は、一部を残して電装品箱本体81の他の部分から切り離された舌状の形状を有しており、電装品箱本体81の外部から力が加えられることによってスイッチ94を操作するように移動可能に形成されている。また、図9および図10に示すように、可動部93の先端の内側には、電装品箱43の内側へ向けて突出する突起95が設けられている。可動部93を外側から押すことによって、可動部93が弾性変形し、突起95を含む可動部93の先端が電装品箱43の内側へと移動する。可動部93は、このような動作により、突起95が第2制御基板86に設けられたスイッチ94(後述)を押すように構成されている。
[制御基板]
制御基板82には、第1制御基板85と第2制御基板86とがあり、図7および図8に示すように、それぞれ非実装面を対向させて互いに平行に配置され、第1制御基板85が電装品箱本体81の奥側に、第2制御基板86が電装品箱本体81の第1開口84側に配置される。
第1制御基板85は、第1開口84を通って電装品箱本体81内に第1開口84に略平行に取り付けられる。従って、第1制御基板85は、電装品箱本体81に取り付けられた状態において、鉛直方向に平行に取り付けられ、室外機3の前面に平行な状態となる。なお、第1制御基板85の電装品箱本体81への取付け方向は、第1制御基板85に垂直な方向すなわち第1開口84に垂直な方向であり、実装面を背面側に向けて電装品箱本体81へと取り付けられる。
第2制御基板86は、第1開口84を通って第1制御基板85と第1開口84との間に第1制御基板85に対して略平行に取り付けられる。従って、第2制御基板86は、鉛直方向に平行に取り付けられ、室外機3の前面に平行な状態となる。第2制御基板86の電装品箱本体81への取付け方向も第1制御基板85に垂直な方向すなわち第2制御基板86に垂直な方向であり、実装面を前面側すなわち第1開口84側に向けて取り付けられる。また、第2制御基板86は、第1制御基板85の取付け方向、すなわち第1開口84から見て第1制御基板85よりも大きい形状を有しており、第1制御基板85と第2制御基板86とは、第1開口84から見て第1制御基板85全体が第2制御基板86に重なるように配置される(図9参照)。また、第2制御基板86には、押ボタン式のスイッチ94が実装されている。スイッチ94は、第2制御基板86の縁部近傍に配置されており、図11に示すように、可動部93の突起95に近接する位置に突起95に対向して配置されている。このスイッチ94は、空気調和機1の室外機3の強制運転スイッチであり、空気調和機1の施工者等がこのスイッチ94を押すことによって空気調和機1の試験運転等を行うことができる。なお、図11は、図9におけるA−A断面図である。
[放熱フィン]
放熱フィン83は、図8に示すように、第1制御基板86に実装された発熱部品に接触して設けられる。放熱フィン83の先端は、電装品箱本体81の第2開口89から突出している。電装品箱43が機械室S1に取り付けられた状態では、放熱フィン83は、図4および図6に示すように、仕切板56の放熱フィン突出孔56c(図3参照)を通って機械室S1から通気室S2の第2空間S4へと突出する。放熱フィン83の先端は、第2空間S4において室外熱交換器30の第1熱交換部30aと対向し、放熱フィン83は、仕切板56の送風ファン38側の最端位置すなわち左側端よりも機械室S1側に配置される。従って、放熱フィン83は、電装品箱43が機械室S1に取り付けられた状態では、送風ファン38の直上空間および送風ファン38の後方空間の直上空間へと突出しておらず、送風ファン38近傍の空気流を阻害しないように配置される。
<特徴>
(1)
この空気調和機1では、電装品箱43の放熱フィン83が、通気室S2の第2空間S4へと突出して室外熱交換器30に対向して配置される。すなわち、通気室S2を流れる空気中に放熱フィン83が置かれるため、高い放熱効果が得られる。また、放熱フィン83は、上述したように送風ファン38近傍の空気流に干渉しないように配置されるため、空気流の乱れによる騒音の発生を抑えることができる。
また、放熱フィン83は、仕切板56に設けられた放熱フィン突出孔56cから突出するため、電装品箱43が機械室S1に収容された状態で、放熱フィン83のみを通気室S2へと置くことができる。従って、電装品箱43が機械室S1と通気室S2とに跨って配置される場合と比べて、電装品箱43に水分が浸入する恐れが低減している。
(2)
この空気調和機1では、電装品箱本体81の可動部93を電装品箱43の外部から押すことによって、電装品箱43の内部に収容されたスイッチ94の操作を行うことができる。このため、電装品箱本体81の内部に指を入れたり、制御基板82に指が触れたりすることなく、可動部93を介して電装品箱43の外部からスイッチ94の操作を行うことができる。これにより、スイッチ94の操作の際にコンデンサ等の充電部品に指が接触することが防止され、スイッチ94の操作における安全性が向上する。
また、スイッチ94を押すための可動部93の動作は、電装品箱本体81の一部を弾性変形可能に形成するという簡易な構成で実現可能である。従って、可動部93は、樹脂材料から電装品箱本体81を一体成型する際に簡易に形成することができる。
(3)
この空気調和機1では、電装品箱本体81の奥側(背面側)に比較的小さい第1制御基板85が配置され、第1開口84側(前面側)に比較的大きい第2制御基板86が配置される。このため、第2制御基板86を固定するための第2固定部92を第1制御基板85の取り付けを妨げないような位置に配置することが容易である。従って、制御基板82の取り付けが容易である。
また、第1制御基板85と第2制御基板86とは非実装面が対向するように互いに平行に配置されるため、第1制御基板85と第2制御基板86とを近接して配置させることが容易である。また、電装品箱本体81は、収容される制御基板82や実装される制御部品に沿った形状となっている。このため、電装品箱43の小型化が可能である。さらに、電装品箱本体81は、第1開口84側が大きく奥側が小さい形状となっているため、金型による一体成型が容易な形状となっている。また、第1固定部91と第2固定部92とが第1開口84から見て重ならないように配置されるため、第1固定部91と第2固定部92との成型も容易である。このように、この空気調和機1の電装品箱43は、小型化された形状を有すると共に、一体成型が容易な形状となっている。
<他の実施形態>
(1)
上記の実施形態では、電装品箱本体81の一部が可動部93として利用されているが、電装品箱本体81に対して別体に設けられる可動部93が備えられてもよい。この場合も、スイッチ操作における安全性を向上させることができる。ただし、簡易に可動部93を形成するという観点からは、上記のように、電装品箱本体81の一部を利用することが望ましい。
(2)
上記の実施形態では、スイッチ94は押しボタン式のスイッチであるが、例えばスライド式のスイッチなどのように他の方式のスイッチが設けられてもよい。
(3)
上記の実施形態では、スイッチ94は第2制御基板86の第1開口84側の面に実装されており、第1開口84を通してスイッチ94に触れることができるようになっている。しかし、可動部93を除いて外部から操作不能となるようにスイッチ94を電装品箱本体81に収容してもよい。例えば、電装品箱本体81の第1開口84を別部材によって閉じる構成としたり、スイッチ94を第1制御基板85に実装させたりすることによって、外部からは操作不能とすることができる。これにより、スイッチ操作による安全性がさらに向上する。
本発明は、高い放熱効果を有すると共に騒音を抑えることができる効果を有し、空気調和機の室外機として有用である。
空気調和機の外観図。 冷媒回路の構成図。 室外機の分解斜視図。 室外機の構成の一部を示す斜視図。 室外機の構成の一部を示す正面図。 室外機の構成の一部を示す上面図。 電装品箱の分解斜視図。 電装品箱の上面図。 電装品箱の正面図。 電装品箱の外観斜視図。 図9におけるA−A断面図。
符号の説明
1 空気調和機
3 室外機
5 室外機ケーシング
30 室外熱交換器
38 送風ファン
43 電装品箱
56 仕切板(仕切り部材)
56c 放熱フィン突出孔(開口)
83 放熱フィン
S1 機械室
S2 通気室
S3 第1空間
S4 第2空間

Claims (4)

  1. 内部が、機械室(S1)と、前記機械室(S1)の側方の第1空間(S3)から前記機械室(S1)の後方の第2空間(S4)に亘って設けられた通気室(S2)とに分けられた室外機ケーシング(5)と、
    前記通気室(S2)の第1空間(S3)に配置される送風ファン(38)と、
    前記機械室(S1)から前記通気室(S2)の第2空間(S4)へと突出する放熱フィン(83)を有し、前記放熱フィン(83)が前記送風ファン(38)の直上空間および前記送風ファン(38)の後方空間の直上空間へと突出しないように配置される電装品箱(43)と、
    を備える空気調和機(1)の室外機(3)。
  2. 前記通気室(S2)の前記送風ファン(38)の後方空間から前記第2空間(S4)に亘って配置される室外熱交換器(30)をさらに備え、
    前記放熱フィン(83)は、前記機械室(S1)から前記室外熱交換器(30)側へと突出するように配置される、
    請求項1に記載の空気調和機(1)の室外機(3)。
  3. 前記室外機ケーシング(5)は、内部を前記機械室(S1)と前記通気室とに仕切る仕切り部材(56)を有し、
    前記放熱フィン(83)は、前記仕切り部材(56)の前記送風ファン(38)側の最端位置よりも機械室(S1)側に配置される、
    請求項1または2に記載の空気調和機(1)の室外機(3)。
  4. 前記仕切り部材(56)には、前記機械室(S1)から前記通気室の第2空間(S4)へと連通する開口(56c)が設けられており、
    前記電装品箱(43)は、前記放熱フィン(83)が前記開口(56c)を通って前記通気室(S2)へと突出するように前記機械室(S1)に収容される、
    請求項3に記載の空気調和機(1)の室外機(3)。
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